JPH04226155A - 安定剤混合物およびその安定化した高耐衝撃性ポリアミドの製造用の使用 - Google Patents

安定剤混合物およびその安定化した高耐衝撃性ポリアミドの製造用の使用

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JPH04226155A
JPH04226155A JP3179034A JP17903491A JPH04226155A JP H04226155 A JPH04226155 A JP H04226155A JP 3179034 A JP3179034 A JP 3179034A JP 17903491 A JP17903491 A JP 17903491A JP H04226155 A JPH04226155 A JP H04226155A
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cui
hydrogen
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JP3179034A
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Kurt-Rainer Stahlke
クルト−ライナー・シユタールケ
Joachim Doering
ヨアヒム・デリング
Hans-Josef Buysch
ハンス−ヨゼフ・ブイシユ
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Original Assignee
Bayer AG
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、CuI ハロゲン化物、トリア
リールホスフィン、任意にハロゲン化アルカリおよびア
ミン、好ましくは芳香族アミンよりなる、これらの安定
剤混合物(Stabilizer combinati
ons)を使用する安定化方法のための安定剤混合物に
、また、一定量の CuI ハロゲン化物/トリフェニ
ルホスフィン、(任意にハロゲン化アルキル)およびア
ミンの安定剤混合物を含有する対応する安定化された耐
衝撃性改良ポリアミドに関するものである。
【0002】熱可塑性ゴムを耐衝撃性改良剤としてポリ
アミドに添加して、特に −40℃ という低温におけ
るその衝撃強度を改良し得ることは公知の事実である。 使用する熱可塑性ゴムには、たとえばオレフィン/アク
リル酸エステル/アクリル酸三元重合体、オレフィン/
アクリル酸/無水マレイン酸三元重合体または無水マレ
イン酸グラフト EPM/EDPM ゴムが含まれる(
たとえば US−PS4,174,358、DE−AS
 1,242,606 を参照)。
【0003】しかし、高温での老化ののちには、使用す
る全ての弾性体改質(高耐衝撃性)ポリアミド混合物に
おいて衝撃強度の明らかな低下が観測される。老化挙動
はポリアミドに典型的に使用される安定剤により改良す
ることができるが、衝撃強度は一般に熱的老化後の未安
定化ポリアミドのレベルに低下する。
【0004】実際に典型的に使用される銅塩を基剤とす
るポリアミド安定剤はプラスチックスハンドブック(K
unststoff−Handbuch)VI,238
(1966),カルル−ハンザー出版(Carl−Ha
nser−Verlag,Muenchen)に記載さ
れている。この出版物には、立体障害フェノールも酸化
防止剤として挙げられている。
【0005】アミン性安定剤はフォイクト(J. Vo
igt)“プラスチックスの光および熱に対する安定化
(Die Stabilisierung der K
unststoffe gegen Licht un
d Waerme)”,シュプリンガー出版(Spri
nger Verlag),1966,455 ページ
以下に記載されている。しかし、これらの化合物は色安
定性がない。十分な色安定性を有するアミン性安定剤は
 EP−A−84 108 に記載されている。
【0006】しかし、高耐衝撃性ポリアミドの安定化お
よび熱的安定性の改良に、問題はまだ残っている。
【0007】驚くべきことには、上記の CuI 塩お
よびトリアリールホスフィンを基剤とする安定剤に加え
てアミン化合物を添加し、かつ、この安定剤混合物中で
一定の量比を維持すれば、耐衝撃性改良剤を含有する弾
性体ポリアミドの特に良好な長期安定化、特に長期熱的
安定化が得られることがここに見いだされたのである。
【0008】本発明記載の安定剤混合物は以下の組成:
a)  CuI ハロゲン化物(好ましくは CuI 
塩化物、CuI 臭化物、CuI ヨウ化物、より特定
的には CuI ヨウ化物) b)  トリアリールホスフィン(好ましくはトリフェ
ニルホスフィン) c)  任意にハロゲン化アルカリ(好ましくは Li
、Na または K の塩化物、臭化物およびヨウ化物
、より特定的には LiCl および KBr)ならび
にd)  アミン(好ましくは芳香族アミン)を特徴と
し、a)対 b)の重量比が 3:1 ないし 1:3
、好ましくは 2:1 ないし 1:2、より特定的に
は 1.2:1 ないし 0.8:1 であり、(a 
+ b)対 c)(c が存在する場合)の重量比が 
1:7.5 ないし 2.5:1好ましくは 1:4 
ないし 1:1、より特定的には約 1:2.5 ない
し 1:3.5 であり、(a + b + c)対 
d)の重量比が 0.5:1 ないし 1:20、好ま
しくは 0.75:1 ないし 1:10、より好まし
くは 1.0:1ないし 1:5 であるものである。
【0009】安定剤成分 a)ないし d)はポリアミ
ド、弾性体耐衝撃性改良剤もしくは耐衝撃性改良ポリア
ミドのいずれかと個々に、いずれかのグループで、また
は全て同時に、それ自体公知のいずれかの方法により混
合することができる(好ましくは熔融状態で)。
【0010】安定剤混合物の部分(たとえば a)、(
a + b)もしくは(a + b + c)および/
または d)、または(b + d)および他の可能な
組合わせのいずれか)またはその全て(a + b +
 c + d)をともに、重合体、たとえばポリオレフ
ィン、好ましくはポリアミド、耐衝撃性改良剤、または
耐衝撃性改良ポリアミド中の濃縮物(マスターバッチ)
として存在させ、使用することができる。
【0011】ある種の安定剤成分、たとえばトリアリー
ルホスフィンは、(耐衝撃性改良)ポリアミド中に既に
存在している可能性があり、安定剤の他の成分は単独で
、またはマスターバッチとして個々に、またはともに添
加することができる。
【0012】決定的な因子は、究極的には耐衝撃性改良
ポリアミド化合物中の安定剤成分の含有量である。
【0013】本発明はまた、0.05 ないし 0.5
 重量%の、好ましくは 0.05 ないし 2.5 
重量%の、より好ましくは 0.1 ないし 2 重量
%の、任意に重合体中の濃縮物の形状の本発明記載の安
定剤混合物を耐衝撃性改良ポリアミドに組み入れる、安
定化された耐衝撃性改良ポリアミドの製造工程における
本発明記載の安定剤混合物の使用に関するものでもある
【0014】本発明はまた、95 ないし 99.95
 重量%の50 ないし 99 重量%の、好ましくは
 75 ないし 97 重量%の、より好ましくは 8
5 ないし 95 重量%のポリアミドと1ないし 5
0 重量%の、好ましくは 3 ないし 25 重量%
の、より好ましくは 5 ないし 15 重量%の弾性
体熱可塑性耐衝撃性改良剤とよりなる耐衝撃性改良ポリ
アミド、および、0.05 ないし 5 重量%の安定
剤混合物(a − d)、ならびに任意に他の典型的な
添加剤、たとえば充填剤、強化用材料たとえばガラス繊
維もしくは高モデュラス有機繊維、染料、顔料、他の酸
化防止剤および UV もしくは熱安定剤、加工助剤ま
たは耐炎剤を含有する安定化された耐衝撃性改良ポリア
ミドに関するものである。
【0015】一つの特定の具体例においては、本件安定
化された耐衝撃性改良ポリアミドは0.01 ないし1
重量%の、好ましくは 0.02 ないし 0.40 
重量%の、より好ましくは 0.03 ないし 0.2
5 重量%の CuI ハロゲン化物 a)、より特定
的には CuBr または CuI、0.02 ないし
 3 重量%の、好ましくは 0.02 ないし 1.
5 重量%の、より好ましくは 0.03 ないし 0
.75 重量%のトリアリールホスフィン b)、より
特定的にはトリフェニルホスフィン、任意に 3 重量
%以内のハロゲン化アルカリ c)、および0.05 
ないし 5 重量%の、好ましくは 0.1 ないし 
3 重量%の、より好ましくは0.2 ないし1重量%
のアミン d)を含有する。
【0016】本発明との関連でのアミン d)は、C2
−C12 アルキレン基により相互に結合した少なくと
も 2 個のアミノ基を含有する脂肪族アミン、好まし
くは C2−C4 アルキレン基により相互に結合した
 3 ないし 7 個のアミノ基を含有する脂肪族アミ
ンである。他の好ましいアミン d)はジフェニルアミ
ン型の芳香族アミン、芳香核において C1−C12 
脂肪族基により、C7−C17 芳香脂肪族基により、
アミノ基により、C1−C12 アミノ脂肪族基により
、ヒドロキシルもしくは C1−C6 ヒドロキシルア
ルキル基により、または C6−C10 アリール基に
より置換されていることもあるジフェニルアミンである
。他の適当なアミン d)は、たとえば DE−AS 
1 123 103 および DE−AS 1 152
 252 に記載されている型のカルボニル化合物、た
とえばホルムアルデヒド、アセタルデヒドまたはアセト
ンと置換されていることもあるジフェニルアミンまたは
フェノチアジンとの縮合物である。
【0017】上記のジフェニルアミン縮合物はまた、炭
素橋により相互に結合して1ないし20 の重合度を有
するオリゴマーを形成していてもよい。適当な、好まし
い化合物は、EP−A 84 108 に記載されてい
る型の式Iに相当するものである。
【0018】好ましいアミンは式I
【0019】
【化4】
【0020】式中、R1 および R3 は同一であっ
ても異なっていてもよく、水素、CH3、C2H5 ま
たはイソプロピル基を表し、R1 は好ましくは H 
または C2H5であり、R3 は好ましくは H で
あって N 原子に対して o−、m− およびp−位
に存在し得、R2 は水素、C4−C12− アルキル
、C7−C12−アラールキルまたは C5−C12−
シクロアルキル基、好ましくは水素、ベンジル、スチリ
ル、メチルスチリル、第 3 ブチル、第 3 アミル
、イソノニル、シクロヘキシルもしくはメチルシクロヘ
キシル基、または以下の基、
【0021】
【化5】
【0022】の一つであって、N 原子に対して o−
 またはp−位に存在し得、n は1ないし 29 の
、好ましくは1ないし 19 の、より好ましくは1な
いし 12 の整数であり、Y は水素を除いて R2
 と同様の意味を有する二官能性の非モノオレフィン性
不飽和基であり、これに加えて 50 モル%以内の、
好ましくは 40 モル%の Y が −CH2−O−
CH2−、−CH2−S−CH2−、−S− または 
CH−R4(ここで、R4 は水素、C1−C6−アル
キルまたは C5−C6−シクロアルキルである)を表
すことができ、N 原子に対して o− または p−
位に存在し得;Y は好ましくは以下の基
【0023】
【化6】
【0024】 に相当するものである。
【0025】加えて、イソプロペニルフェノンまたはビ
スフェノール A型のビスフェノールとジフェニルアミ
ンもしくはフェノチアジンまたはこれらの化合物の誘導
体との反応により得られる DE−OS 3 701 
738 記載のアミン安定剤も、本発明に従って使用す
る安定剤混合物中に使用することができる。
【0026】合成ポリアミドと熱可塑性弾性体ゴム耐衝
撃性改良剤との混合物は、本発明記載の安定剤を用いて
極めて効果的に安定化、特に熱安定化することができる
【0027】ポリアミドはジアミンとジカルボン酸との
縮重合により、ラクタムの縮重合により、またはアミノ
カルボン酸の縮重合により得られる。好ましいポリアミ
ドは脂肪族ポリアミド、より好ましくはアジピン酸とヘ
キサメチレンジアミンとのもの、またはカプロラクタム
のもの、これらのポリアミドの混合物、および上記の成
分がその主要な構成要素を表す共重合ポリアミドである
【0028】使用する弾性体ゴム改良剤は、高耐衝撃性
改質に典型的に使用される市販の弾性体、好ましくはオ
レフィン/アクリル酸エステル/アクリル酸三元重合体
、オレフィン(エチレン/プロピレン)アクリル酸/無
水マレイン酸三元重合体または無水マレイン酸グラフト
 EPM および EDPM ゴムである。
【0029】本件ポリアミド混合物は1ないし 50 
%の、好ましくは3 ないし 25 %の、より好まし
くは 5 ないし 15 %の弾性体ゴム耐衝撃性改良
剤を含有する。
【0030】安定剤の各成分またはその濃縮物(“マス
ターバッチ”)を個々の、または同時の添加と、好まし
くは熔融状態での混合とにより、または、単スクリュー
もしくは多スクリュー押出し機中で、または混練機(ブ
ス(Buss)混練機)中で混和することにより組み入
れる。組入れ方法のその他の特定例は、たとえば EP
−A 84 108,10 ページ、19 行ないし 
11 ページ,6 行に見られる。
【0031】この点では、ポリアミドと本発明記載のゴ
ムの1種との濃縮物を製造するか、またはアミン、Cu
 化合物の濃縮物もしくは安定剤混合物を使用するのが
、より良好な分散に関して有利であろう。
【0032】本発明記載の安定化されたポリアミド/ゴ
ム混合物は、電気工業で、機械工業で、また自動車工業
で使用する部品の製造に特に好適である。
【0033】実施例においては、(熱的)老化は 14
0℃ の温度の空気再循環炉中での 31 日間の貯蔵
により行った。
【0034】
【実施例1】  (先行技術との比較)3.0(m−ク
レゾール/1%/25℃)の相対粘性を有する市販のポ
リアミド 66 の 58.4 %を押出し機(ウェル
ナー・フライデラー ZSK 53)中で、30 重量
%の市販のガラス繊維(バイエル CS 7919)、
10 %の市販のエチレン/アクリル酸エステル/無水
マレイン酸三元重合体(ロタデル(Lotader)3
300)、0.2%の離型剤(ホスタルーブ(Host
alub)WE1)および 0.1 %の CuI/ト
リフェニルホスフィン混合物(1:1 の比の)、なら
びに 0.1 %の KBr とともに均質化した。
【0035】ISO 180/1C に従って製造した
試験用試料は、熱的老化(140℃、31 日、空気再
循環炉)前に 48 kJ/m2、老化後に 32 k
J/m2 の衝撃強度を示した。
【0036】(安定剤の濃度を 2 倍にしても同様の
劣化値が得られた。)
【0037】
【実施例2】ジフェニルアミン(安定化したポリアミド
混和物中 0.5 重量%)を、実施例1の記載と同様
にして安定化した耐衝撃性改良ポリアミド生成物に添加
した。老化前に 49 kJ/m2 の衝撃強度を測定
したが、老化後には 38 kJ/m2 であった。
【0038】
【実施例3】ジフェニルアミンとアセトンとの縮合物(
安定化した混和物中 0.5 重量%)を実施例1に記
載した生成物に添加した。49 kJ/m2 の衝撃強
度を得たが、老化後には値は 44 kJ/m2 であ
った。
【0039】
【実施例4】  (比較例)方法は、10 重量%の無
水マレイン酸グラフト EPM ゴム(エクセラー(E
xxelor)VA 1803)をゴムとして使用した
ことを除いて、実施例1のものと同様であった。55 
kJ/m2 の衝撃強度を得たが、老化後には値は 2
4 kJ/m2 であった。
【0040】
【実施例5】方法は、ジフェニルアミン(安定化したポ
リアミド混和物中 0.5 重量%)を付加的に組み入
れたことを除いて、実施例4に記載したものと同様であ
った。55kJ/m2 の衝撃強度を得たが、老化後に
は値は 32 kJ/m2 であった。
【0041】
【実施例6】方法は、0.3 %のジフェニルアミンと
リモーネンとの縮合物を添加したことを除いて、実施例
4のものと同様であった。55 kJ/m2 の衝撃強
度を得たが、老化後には値は 40 kJ/m2 であ
った。
【0042】本発明の主な特徴および態様は次の通りで
ある。
【0043】1.a)  CuI ハロゲン化物b) 
 トリアリールホスフィン c)  任意にハロゲン化アルカリおよびd)  アミ
ンの、a)対 b)の重量比が 3:1 ないし 1:
3 であり、(a + b)対 c)(c が存在する
場合)の重量比が 1:7.5 ないし 2.5:1 
であり、(a + b + c)対 d)の重量比が 
0.5:1 ないし 1:20 である安定剤混合物。
【0044】2.上記の CuI ハロゲン化物 a)
が CuI 塩化物、CuI 臭化物または CuI 
ヨウ化物であり、上記のトリアリールホスフィン b)
がトリフェニルホスフィンであり、上記のハロゲン化ア
ルカリc)が Li、Na または K の塩化物、臭
化物またはヨウ化物であり、上記の重量比が、a)対 
b)が 2:1 ないし 1:2 であり、(a + 
b)対 c)が 1:4 ないし 1:1 であり、(
a + b +c)対 d)が 0.75:1 ないし
 1:10 であることを特徴とする上記1記載の安定
剤混合物。
【0045】3.上記の CuI ハロゲン化物 a)
がCuI ヨウ化物であり、上記のトリアリールホスフ
ィン b)がトリフェニルホスフィンであり、上記のハ
ロゲン化アルカリが LiCl または KBr であ
り、上記の重量比が、a)対 b)が 1.2:1 な
いし 0.8:1 であり、(a + b)対 c)が
 1:2.5 ないし 1:3.5 であり、(a +
 b + c)対 d)が 1:1 ないし 1:5 
であることを特徴とする上記1記載の安定剤混合物。
【0046】4.上記1記載の安定剤混合物の、0.0
5 ないし 5 重量%の安定剤混合物(a、b、任意
に c および d)をそのままで、または重合体中の
濃縮物の形状で耐衝撃性改良ポリアミドに組み入れて安
定化された耐衝撃性改良ポリアミドの製造工程における
使用。
【0047】5.95 ないし 99.95 重量%の
50 ないし 99 重量%のポリアミドと1ないし 
50 重量%の弾性体熱可塑性耐衝撃性改良剤とよりな
る耐衝撃性改良ポリアミド、および、0.05 ないし
 5 重量%の安定剤混合物(a − d)、ならびに
任意に他の典型的な添加剤、たとえば充填剤、強化用材
料たとえばガラス繊維もしくは高モデュラス有機繊維、
染料、顔料、他の酸化防止剤および UV もしくは熱
安定剤、加工助剤または耐炎剤を含有する安定化された
耐衝撃性改良ポリアミド。
【0048】6.95 ないし 99.5 重量%の7
5 ないし 97 重量%の、好ましくは 85 ない
し 95 重量%のポリアミドと3 ないし 35 重
量%の、好ましくは 5 ないし 15 重量%の弾性
体熱可塑性耐衝撃性改良剤とよりなる耐衝撃性改良ポリ
アミド、および、0.05 ないし 5 重量%の安定
剤混合物(a − d)、ならびに任意に他の典型的な
充填剤を含有する、上記5記載の安定化された耐衝撃性
改良ポリアミド。
【0049】7.0.01 ないし1重量%の、好まし
くは 0.02 ないし 0.40重量%の CuI 
ハロゲン化物 a)、0.02 ないし 3 重量%の
トリアリールホスフィン b)、任意に 3 重量%以
内のハロゲン化アルカリ c)、および0.05 ない
し 5 重量%のアミン d)を含有する、上記5記載
の安定化された耐衝撃性改良ポリアミド。
【0050】8.0.03 ないし 0.25 重量%
の CuI ハロゲン化物 a)、より特定的には C
uBr および CuI、0.03 ないし 0.75
 重量%のトリアリールホスフィン b)、より特定的
にはトリフェニルホスフィン、0 ないし 1.5 重
量%のハロゲン化アルカリ c)、より特定的には L
iCl および KBr、および0.2 ないし 2 
重量%のアミン d)、より特定的には芳香族ジアミン
を含有する、上記5記載の安定化された耐衝撃性改良ポ
リアミド。
【0051】9.アミン d)として式I
【0052】
【化7】
【0053】式中、R1 および R3 は同一であっ
ても異なっていてもよく、水素、CH3、C2H5 ま
たはイソプロピル基を表し、R1 は好ましくは H 
または C2H5であり、R3 は好ましくは H で
あって N 原子に対して o−、m− およびp−位
に存在し得、R2 は水素、C4−C12− アルキル
、C7−C12−アラールキルまたは C5−C12−
シクロアルキル基、好ましくは水素、ベンジル、スチリ
ル、メチルスチリル、第 3 ブチル、第 3 アミル
、イソノニル、シクロヘキシルもしくはメチルシクロヘ
キシル基、または以下の基、
【0054】
【化8】
【0055】の一つであって、N 原子に対して o−
 またはp−位に存在し得、n は1ないし 29 の
、好ましくは1ないし 19 の、より好ましくは1な
いし 12 の整数であり、Y は水素を除いて R2
 と同様の意味を有する二官能性の非モノオレフィン性
不飽和基であり、かつ、これに加えて 50 モル%以
内の、好ましくは 40 モル%の Y が −CH2
−O−CH2−、−CH2−S−CH2−、−S−また
は CH−R4 (ここで、R4 は水素、C1−C6
−アルキルまたは C5−C6−シクロアルキルである
)を表し、N 原子に対して o− または p−位に
存在し得;Y は好ましくは以下の基
【0056】
【化9】
【0057】 に相当するアミンを含有する上記5記載の安定化された
耐衝撃性改良ポリアミド。
【0058】10.置換されていることもあるジフェニ
ルアミンとアセトンとの縮合物をアミン性安定剤 d)
として含有する上記5記載の安定化された耐衝撃性改良
ポリアミド。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  a)  CuI ハロゲン化物b) 
     トリアリールホスフィン c)  任意にハロゲン化アルカリおよびd)  アミ
    ンの、a)対 b)の重量比が 3:1 ないし 1:
    3 であり、(a + b)対 c)(c が存在する
    場合)の重量比が 1:7.5 ないし 2.5:1 
    であり、(a + b + c)対 d)の重量比が 
    0.5:1 ないし 1:20 である安定剤混合物。
  2. 【請求項2】  上記の CuI ハロゲン化物 a)
    が CuI ヨウ化物であり、上記のトリアリールホス
    フィン b)がトリフェニルホスフィンであり、上記の
    ハロゲン化アルカリc)が LiCl または KBr
     であり、上記の重量比が、a)対 b)が 1.2:
    1 ないし 0.8:1 であり、(a + b)対 
    c)が 1:2.5 ないし 1:3.5 であり、(
    a + b + c)対 d)が1:1 ないし 1:
    5 であることを特徴とする請求項1記載の安定剤混合
    物。
  3. 【請求項3】  95 ないし 99.95 重量%の
    50 ないし 99 重量%のポリアミドと1ないし 
    50 重量%の弾性体熱可塑性耐衝撃性改良剤とよりな
    る耐衝撃性改良ポリアミド、および、0.05 ないし
     5 重量%の安定剤混合物(a − d)、ならびに
    任意に他の典型的な添加剤、たとえば充填剤、強化用材
    料たとえばガラス繊維もしくは高モデュラス有機繊維、
    染料、顔料、他の酸化防止剤および UV もしくは熱
    安定剤、加工助剤または耐炎剤を含有する安定化した耐
    衝撃性改良ポリアミド。
  4. 【請求項4】  アミン d)として式I【化1】 式中、R1 および R3 は同一であっても異なって
    いてもよく、水素、CH3、C2H5 またはイソプロ
    ピル基を表し、R1 は好ましくは H または C2
    H5であり、R3 は好ましくは H であって N 
    原子に対して o−、m− およびp−位に存在し得、
    R2 は水素、C4−C12− アルキル、C7−C1
    2−アラールキルまたは C5−C12−シクロアルキ
    ル基、好ましくは水素、ベンジル、スチリル、メチルス
    チリル、第 3 ブチル、第 3 アミル、イソノニル
    、シクロヘキシルもしくはメチルシクロヘキシル基、ま
    たは以下の基、 【化2】 の一つであって、N 原子に対して o− または p
    −位に存在し得、n は1ないし 29 の、好ましく
    は1ないし 19 の、より好ましくは1ないし 12
     の整数であり、Y は水素を除いて R2 と同様の
    意味を有する二官能性の非モノオレフィン性不飽和基で
    あり、かつ、これに加えて 50 モル%以内の、好ま
    しくは 40 モル%の Y が −CH2−O−CH
    2−、−CH2−S−CH2−、−S− または CH
    −R4 (ここで、R4 は水素、C1−C6−アルキ
    ルまたは C5−C6−シクロアルキルである)を表し
    、N 原子に対して o− または p−位に存在し得
    ;Y は好ましくは以下の基 【化3】 に相当するアミンを含有する請求項3記載の安定化され
    た耐衝撃性改良ポリアミド。
JP3179034A 1990-06-27 1991-06-25 安定剤混合物およびその安定化した高耐衝撃性ポリアミドの製造用の使用 Pending JPH04226155A (ja)

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