JPH04224724A - 食器洗い機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は食器洗い機に係り、サイ
フォンブレーカの構成を単純化させたことにより、部品
点数の削減及び組立性の改善を向上させた食器洗い機に
関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の食器洗い機のサイフォンブレーカ
の部品構成は、排水ホース間をつなぐ継手、空気を吸入
する逆止弁、及び継手，逆止弁を覆うケース、及びこれ
を本体に取付けるための取付金具が必要であり、サイフ
ォンブレーカとして一つの組立部品が必要であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながらこれら従
来の方法では、サイフォンブレーカとして部品点数が多
くなるばかりでなく、部品の組立てにかかる費用等が加
わり、結果として製品組立て費を上昇させるものであっ
た。

【０００４】本発明の目的は、サイフォンブレーカの構
成を単純化し、他部品と共用構造とすることにより達成
することができる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的は、サイフォン
ブレーカの構成を他部品との共用構造とし、部品点数を
削減することにより達成することができる。

【０００６】

【作用】サイフォンブレーカの作用は、洗浄水を機外に
排出する排水行程終了時に、排水口先端が洗浄室内部よ
り負圧になっている場合、排水した洗浄水が洗浄室内部
に逆流することすることを防止するため、排水ホース径
路内に空気吸入弁を設け、洗浄室内の空気を吸入できる
ようにし、排水ホース内の圧力が洗浄室内部と同圧にな
るようにするものである。このサイフォンブレーカを、
乾燥行程時に洗浄室内に温風を送風する送風口との共用
部品とし、送風口に一部サイフォンブレーカの構成を取
入れることにより、部品点数を削減することができ、単
純な構成のサイフォンブレーカを作成することができる
。

【０００７】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図７により
説明する。食器洗い機１は箱形の外枠２を有している。 この外枠２内に図２に示すように食器収納槽３が配置さ
れその前面開口を開閉するドア４が設けられている。食
器収納槽３の側壁下部に段部３ａが設けられ、この段部
３ａに食器収納用下かご５が着脱自在に配置されている
。食器収納槽３の側壁上部に前後に可動するレール６が
取付けられ、このレール６に食器収納用上かご７を嵌合
させることにより、食器収納用上かご７を自由に出入れ
することができる。食器収納槽３の底部外側に洗浄ポン
プ８が配置されている。このポンプ８はポンプモータ９
を有している。食器収納用下かご５の直下に中央を支点
として回動する下アームノズル１０が配置されている。 下アームノズル１０の上面には複数個の小さな孔１０ａ
が設けられている。前記食器収納用下かご５には、ポン
プ８から送水された洗浄水を上アームノズル１１に送る
ベンチュリー管３０が配置されている。この上アームノ
ズル１１は、食器収納用上かご７の直下に中央を支点と
して回動する。上アームノズル１１の上面には複数個の
小さな孔１１ａが設けられている。図３に於て食器収納
槽３外の底部又は背面部にはヒータ１２が配置されてい
る。ヒータ１２を包むようにヒータカバー１３が配置さ
れている。食器収納槽３外側面部には給水電磁弁１４が
配置されている。食器収納槽３外面上部には排気ダクト
１５が配置され排気口１６へ連結されている。ドア４の
外面上部にコントロールパネル１６が配置されている。 食器収納槽３の底部外側には、排水ポンプ１７及び送風
ユニット１８が配置されている。

【０００８】次に、かかる食器洗い機１の洗浄，すすぎ
，乾燥動作を説明する。まず洗浄動作は、給水電磁弁１
４に通電し、食器収納槽３に洗浄水を給水し、ヒータ１
２に通電した状態で、ポンプモータ９に通電して洗浄用
ランナー１８を回転させ、食器収納槽３底部に配置され
ている水溜め部１９より水を吸込みポンプ吐出口２０よ
り下アームノズル１０内及びベンチュリー管１２へ圧力
水を供給し、ベンチュリー管１２より上アームノズル１
１内へ供給される。下アームノズル１０の孔１０ａから
圧力水を上方の食器収納用下かご５及び上アームノズル
１１の孔１１ａから圧力水を上方の食器収納用上かご７
内の食器に直接噴射することにより、食器に付着した汚
れを剥離・分散させて行うものである。尚、この時下ア
ームノズル１０及び上アームノズル１１は自転して、圧
力水を全周にわたって噴射する。一定時間洗浄を行なっ
た後、ポンプモータ９及びヒータ１２の通電を停止し洗
浄を終了させ、排水ポンプ１７に通電し、食器収納槽３
内の洗浄水を機外に排出する。次にすすぎ動作は、上記
洗浄動作と同動作で数回行なわれる。この時、ヒータ１
２への通電は最終すすぎのみ行なわれ、他のすすぎ動作
には行なわれない。次に乾燥動作は、送風ユニット１８
に通電し、送風ファン２１を回転させ、食器収納槽３外
底部に配置されている送風ダクト２２，ヒータ１２を介
し、送風口２３を通り食器収納槽３内へ風を供給する。 この時ヒータ１２は一定時間通電をＯＮ，ＯＦＦさせ冷
風を温風にしている。この温風により、食器収納槽３内
に付着している水滴及び残水、及び食器収納用下かご５
内及び食器収納用上かご７内に収納された食器に付着し
ている水滴を蒸気に変え、排気ダクト１５を通り、排気
口１６より機外に排出される。一定時間後、乾燥動作が
終了し食器洗い機１の運転が終了する。

【０００９】次に本発明の内容を説明すると、図４に示
すように、排水ポンプ１７から機外へ通じる排水ホース
２４ａ，２４ｂが設けられ、排水ホース２４ａ，２４ｂ
間にサイフォンブレーカ２５が設けられている。このサ
イフォンブレーカ２５は、前述の食器収納槽３と空気が
連通されている。

【００１０】図５にサイフォンブレーカ２５の動作説明
図を示す。この図に於て、食器収納槽３内にあった洗浄
水が排水ポンプ１８が動作することにより、排水ホース
２４ａ，サイフォンブレーカ２５，排水ホース２４ｂを
通り機外へ排水される。この時、矢印で示すように洗浄
水の一部は、サイフォンブレーカ２５を通り食器収納槽
３内へ一部流れようとするため、逆止弁２６はカバー２
７へ行き食器収納槽３に排水が流入することを防止する
。

【００１１】排水終了後、図６に示すように排水ホース
２４ａ，２４ｂの排水は重力により落下するため、逆止
弁２６はサイフォンブレーカ２５側になり、食器収納槽
３内の空気がサイフォンブレーカ２５内に入るためサイ
フォン現象を防止することができる。

【００１２】本発明によるサイフォンブレーカ２５は部
品点数を削減したことにある。図５に示すように従来サ
イフォンブレーカ２５は、継手２８，逆止弁２６，カバ
ー２７及び取付板２９で構成され、取付ナット３０によ
り食器収納槽３と結合されている。本発明によるサイフ
ォンブレーカ２５は、図４，図７に示すように取付板２
９を廃止し、カバー２７及び取付ナット３０を他の目的
で使用する送風口２３及び送風口カバー３１と形状を共
用し、結果として部品点数を３部品削減でき、又形状も
単純化できるため組立性の良好なサイフォンブレーカを
提供することができる。

【００１３】

【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
従来のサイフォンブレーカに比較して部品点数が削減で
き、単純な構造となるため組立性も向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示す食器洗い機の斜視図で
ある。

【図２】本発明の一実施例を示す食器洗い機を示す図で
ある。

【図３】排水行程時の排水径路を説明する図である。

【図４】サイフォンブレーカの動作説明図である。

【図５】サイフォンブレーカの構成図である。

【図６】サイフォンブレーカの構成図である。

【図７】サイフォンブレーカの構成図である。

【符号の説明】

３…食器収納槽、４…ドア、８…洗浄ポンプ、１０…下
アームノズル、１１…上アームノズル、１７…排水ポン
プ、２３…送風口、２４ａ，２４ｂ…排水ホース、２５
…サイフォンブレーカ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】洗浄槽及びこれを覆い開閉自在なドアによ
   り形成される洗浄室の下方に洗浄ポンプ及び排水ポンプ
   ，ヒータを設け、前記洗浄室内の水をヒータにより加熱
   しながら同じく前記洗浄室内に設けられたアームノズル
   から前記洗浄ポンプにより加圧された水又は温水を噴射
   して食器の洗浄，すすぎを行い、洗浄，すすぎ終了後前
   記排水ポンプにより前記洗浄室内の洗浄水を機外に排出
   することにより、食器の洗浄，すすぎを行うようにし、
   前記排水ポンプにより機外に洗浄水を排水する排水ホー
   スにおいて、排水が前記洗浄室内に逆流することを防止
   するサイフォンブレーカを前記排水ホース径路内に設置
   し、該サイフォンブレーカの構成を他目的に使用される
   部品と共用することを特徴とする食器洗い機。