JPH04223991A - 荷重リフタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、持ち上げるべき重量部
品と着脱可能に結合された搬送横桁を備えた、印刷装置
のような重量部品を持ち上げるための荷重リフタに関す
るもである。

【０００２】

【従来の技術】印刷装置及びこれに対比できるような重
量部品を持ち上げるためにこれまで使用されている荷重
リフタでは、持ち上げるべき部品に搬送横桁がねじ継手
によって固定される。この組付け方式は３名乃至４名の
作業員を必要とする。更に又この形式の荷重リフタでは
、螺入すべきボルトのねじ山損傷頻度は著しく高い。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、持ち
上げるべき重量部品に荷重リフタを簡便に固定すること
ができかつ該荷重リフタの構成要素の損傷の危険を一層
僅かにすることのできるような、荷重リフタを提供する
ことである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の構成手段は、搬送横桁が多数の連結装置を有
し、かつ、各連結装置が、持ち上げるべき重量部品に装
着可能な、ヘッド部を備えた茸状保持部材と、前記搬送
横材に結合されていて実質的にベル形の、しかも前記茸
状保持部材に被せ嵌め可能なグリッパ部材とを有し、該
グリッパ部材が、茸状保持部材のヘッド部の下側で係合
する錠止装置によって前記茸状保持部材と錠止可能に構
成されている点にある。

【０００５】本発明の有利な構成手段は請求項２以降に
記載した通りである。

【０００６】

【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。

【０００７】図１には、例えば印刷装置３のような重量
部品を持ち上げるための荷重リフタの本発明による１実
施例が示されている。荷重リフタの搬送横桁１は、迅速
カップリングとして構成された連結装置２と直接結合さ
れている。該連結装置２は、印刷装置３に装着可能な茸
状保持部材４と、前記搬送横桁１に固定されていて実質
的にベル形のグリッパ部材５とを有している。該グリッ
パ部材５は、一端が幾分拡径されかつ他端ではねじ山を
有するボルト状部材１６に移行する中空円筒体として構
成されており、該円筒体は、ベル形のグリッパ部材５の
周壁６を成している。該周壁６は、軸方向に摺動可能な
クランプスリーブ７によって内包されている。該周壁６
内には、半径方向に穿設された複数の孔８が周方向で配
列されており、これらの孔は、夫々１つの錠止球９を収
容するために設けられている。この場合前記孔は、前記
錠止球９が該孔８を通ってベル形グリッパ部材５の内部
に落下することがないようにするために、周壁６の内側
に、前記孔８の内径を僅かに減少させるエッジを夫々有
している。前記錠止球９は外方に向かってはクランプス
リーブ７によって保持され、該クランプスリーブは、孔
８及び錠止球９と相俟って１つの錠止装置を形成してい
る。本発明の有利な実施例では前記孔８内にばね部材を
嵌め込んでおくことも可能であり、クランプスリーブ７
が上方位置にある場合に、前記ばね部材によって錠止球
９は、クランプスリーブ７に形成した凹設部内に押し込
まれる。

【０００８】茸状保持部材４はねじボルトとして構成さ
れておりかつヘッド部１０、シャンク１１及び台座部１
２を有している。ヘッド部１０はシャンク１１よりも実
質的に大きな直径を有しかつその外面、すなわち前記台
座部１２から離反した方の面では、円錐リング面１３を
有する截頭円錐体として構成されている。台座部１２に
面した方のヘッド部１０の面は円錐リング面１４として
構成されている。台座部１２はその周面を六角面体とし
て構成されておりかつ前記ヘッド部１０から離反した方
の側でねじスタッド１５に移行している。

【０００９】本発明の有利な実施例では、グリッパ部材
５の孔８が前述のようにばね部材を備えている場合には
、ヘッド部１０の外面を円筒面に構成しておくことも可
能である。

【００１０】上方位置でクランプスリーブ７を錠止する
ために、周壁６は外面に、図３に詳示した錠止通路１８
を有し、該錠止通路は、周壁６の回転軸線に平行に延び
る部分通路１８１と、該部分通路に対して直角に延びる
部分通路１８２と、前記部分通路１８１には平行にかつ
前記部分通路１８２からグリッパ部材５の拡径端部の方
に方向づけられた部分通路１８３から成っている。クラ
ンプスリーブ７はボルト状部材１６寄り端部に、クラン
プスリーブ７の内部に侵入するねじピン１７を有してい
る。該ねじピン１７は例えばロクタイト（Ｌｏｃｔｉｔ
ｅ）のような回動防止粘着剤によって不慮の弛みを防止
されており、かつ、周壁６に沿ってクランプスリーブ７
を摺動させる際に、該クランプスリーブをガイドしかつ
ロックするために役立つ。ねじピン１７と錠止通路１８
とは、バヨネット式継手の原理に基づいて１つの錠止装
置を形成している。

【００１１】下方位置でクランプスリーブ７を確実に保
持するために周壁６はその外表面の円筒形部分に、該周
壁６の拡径端部に近接して形成された周方向に延びる安
全溝２１を有している。該安全溝は、クランプスリーブ
７に穿設された安全孔２０と機能的に対応関係にあって
協働する。

【００１２】クランプスリーブ７が過度に持ち上げられ
て、場合によってはねじピン１７が錠止通路１８から離
脱するのを防止するために、周壁６の外表面に、しかも
、前記部分通路１８２のボルト状部材１６寄りの側で、
かつ該部分通路１８２に対して間隔をおいて１つの溝１
９１が形成されており、該溝には安全リング１９が嵌め
込まれている。

【００１３】茸状保持部材４は、印刷装置の組付け時に
、該印刷装置の側壁の、その都度上方に向いた方の表面
に螺入され、かつ、印刷装置を稼働現場に設置し終わる
までその状態に維持される。持ち上げて搬送すべき印刷
装置に搬送装置を装着して固定する際、搬送横桁１は各
ベル形グリッパ部材５を所属の茸状保持部材４を介して
保持するような位置へもたらされる。その場合各グリッ
パ部材５のクランプスリーブ７は上方位置にあり、かつ
錠止球９はグリッパ部材５の内部に侵入していない状態
にある。

【００１４】次いでグリッパ部材５は、搬送横桁１の降
下によって茸状保持部材４の上に被せ嵌められる。グリ
ッパ部材５が完全に降下されると、各連結装置２のクラ
ンプスリーブ７が下方に向かってシフトされ、それによ
って錠止球９は、茸状保持部材４をグリッパ部材５の内
部に固定するまで、該グリッパ部材５の内部に侵入する
。最後にクランプスリーブ７は下方位置で、安全孔２０
を通してガイドされて安全溝２１内に係合する安全部材
、例えばばねプラグによって上向スリップを防止される
。

【００１５】印刷装置３を下したのちに連結装置を解離
するためには、先ず前記のばねプラグのような安全部材
が除去され、次いでクランプスリーブ７が上方に向かっ
てシフトされる。グリッパ部材５の持ち上げ時に茸状保
持部材４の円錐リング面１４は、錠止球９を周壁６内へ
入り込ませ、ひいてはグリッパ部材５を茸状保持部材４
から分離させることができる。

【００１６】グリッパ部材５内に配置された錠止球９の
数は、連結装置２のサイズと該連結装置の支持能とによ
って決まる。図１に示した実施例では８個の錠止球が夫
々等しい相互間隔をおいて周壁６内に配置されている。 図示の連結装置の支持能は２０，０００ｋｇである。

【００１７】図２には、図１に示した実施例による本発
明の荷重リフタが連結装置２が錠止した状態で示されて
いる。この図示から判るように、ヘッド部１０の幾何学
的形状に基づき、懸吊された荷重が円錐リング面１４に
よって、茸状保持部材４の軸線に対して斜めに錠止球９
へ導入される力に変換され、該力の半径方向成分がクラ
ンプスリーブ７を緊締することによって、荷重下におけ
るクランプスリーブ７のずれ上がりが防止される。

【００１８】

【発明の効果】本発明による荷重リフタは次の利点を有
している： （１）　持ち上げるべき印刷装置３に搬送横桁１を固定
するねじボルトの損傷が排除され、それによってねじ継
手の安全性が明らかに高められる； （２）　荷重リフタを装着するために要する作業員はわ
ずか２名ですむ； （３）　持ち上げるべき印刷装置に荷重リフタを著しく
迅速に装着することができ、これによってローディング
操作及び、このような持ち上げを必要とするようなその
他の貨物操作が著しく促進される。

【図面の簡単な説明】

【図１】連結装置を解離した状態で一部断面して示した
本発明による荷重リフタの側面図である。

【図２】連結装置を錠止した状態で一部断面して示した
同荷重リフタの側面図である。

【図３】図１に示した錠止通路の詳細図である。

【符号の説明】

１　　　　搬送横桁、　　２　　　　連結装置、　　３
　　　　重量部品としての印刷装置、４　　茸状保持部
材、　　５　　　　グリッパ部材、　　６　　　　周壁
、　　７　　　　クランプスリーブ、　　８　　　　孔
、　　９　　　　錠止球、　　１０　　　　ヘッド部、
　　１１　　　　シャンク、１２　　　　台座部、　　
１３，１４　　　　円錐リング面、　　１５　　　　ね
じスタッド、　　１６　　　　ボルト状部材、　　１７
　　　　ねじピン、　　１８　　　　錠止通路、１８１
，１８２，１８３　　　　部分通路、　　１９　　　　
安全リング、　　１９１　　　　溝、　　２０　　　　
安全孔、　　２１　　　　安全溝

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　持ち上げるべき重量部品（３）と着脱
   可能に結合された搬送横桁（１）を備えた、印刷装置の
   ような重量部品を持ち上げるための荷重リフタにおいて
   、搬送横桁（１）が多数の連結装置（２）を有し、かつ
   、各連結装置（２）が、持ち上げるべき重量部品（３）
   に装着可能な、ヘッド部（１０）を備えた茸状保持部材
   （４）と、前記搬送横桁（１）に結合されていて実質的
   にベル形の、しかも前記茸状保持部材（４）に被せ嵌め
   可能なグリッパ部材（５）とを有し、該グリッパ部材が
   、茸状保持部材（４）のヘッド部（１０）の下側で係合
   する錠止装置（７，８，９）によって前記茸状保持部材
   （４）と錠止可能に構成されていることを特徴とする、
   荷重リフタ。
2. 【請求項２】　　実質的にベル形のグリッパ部材（５）
   が、中空円筒形の周壁（６）と、該周壁（６）を内包し
   て軸方向に摺動可能なクランプスリーブ（７）とを有し
   、かつ、該クランプスリーブ（７）が、前記周壁（６）
   内で半径方向に穿設されて周方向に配列された孔（８）
   内に夫々配置された多数の錠止球（９）と相俟って前記
   グリッパ部材（５）の錠止装置（７，８，９）を形成し
   ている、請求項１記載の荷重リフタ。
3. 【請求項３】　　茸状保持部材（４）が、ヘッド部（１
   ０）を支持する台座部（１２）を有し、該台座部が、持
   ち上げるべき重量部品（３）に前記茸状保持部材（４）
   を固定するために使用され、かつ、前記ヘッド部（１０
   ）が、前記台座部（１２）から離反した方の側と、該台
   座部に面した方の側に夫々１つの円錐リング面（１３，
   １４）を有している、請求項１又は２記載の荷重リフタ
   。
4. 【請求項４】　　茸状保持部材（４）が重量部品（３）
   の１つの側壁の上向き表面に螺入されている、請求項１
   から３までのいずれか１項記載の荷重リフタ。