JPH04220163A - ラジエータ - Google Patents
ラジエータInfo
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- JPH04220163A JPH04220163A JP5566291A JP5566291A JPH04220163A JP H04220163 A JPH04220163 A JP H04220163A JP 5566291 A JP5566291 A JP 5566291A JP 5566291 A JP5566291 A JP 5566291A JP H04220163 A JPH04220163 A JP H04220163A
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Landscapes
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ラジエータの各部材の
接合部の構造に関する。
接合部の構造に関する。
【0002】
【従来技術】従来のラジエータはヘッダプレートやチュ
ーブ、フィン等の各部材間の接合をはんだ付けしている
。
ーブ、フィン等の各部材間の接合をはんだ付けしている
。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしラジエータの各部材の
接合部、特にヘッダプレートとチューブとをはんだ付け
した場合は、Sn−Pb合金のろう付け部がタンク内の
冷却水にそのまま浸っていることになり、ラジエータ内
を循環する冷却水に微量ながらPb成分が溶け出し、冷
却水交換により外に排出されることがある。このような
Pbは自然環境を汚染したり、人体に害を及ぼしたり、
所謂鉛公害の原因となる。
接合部、特にヘッダプレートとチューブとをはんだ付け
した場合は、Sn−Pb合金のろう付け部がタンク内の
冷却水にそのまま浸っていることになり、ラジエータ内
を循環する冷却水に微量ながらPb成分が溶け出し、冷
却水交換により外に排出されることがある。このような
Pbは自然環境を汚染したり、人体に害を及ぼしたり、
所謂鉛公害の原因となる。
【0004】鉛の有害性については、その急性の毒性に
関し、0.43mg/m3 以上の濃度で吸入中毒症状
が表われ、炎症・嘔吐、痙れん、昏睡、死亡のほか脳症
や中枢神経系への作用があり、また慢性の毒性に関し人
間に対して飲水中に2.0 〜4.0mg /lの鉛を
含んでいれば3カ月程で慢性中毒になり易く、動物でも
飲水中に0.18mg/lの鉛が含まれていれば鉛中毒
症状を起こすとする試験データがある。
関し、0.43mg/m3 以上の濃度で吸入中毒症状
が表われ、炎症・嘔吐、痙れん、昏睡、死亡のほか脳症
や中枢神経系への作用があり、また慢性の毒性に関し人
間に対して飲水中に2.0 〜4.0mg /lの鉛を
含んでいれば3カ月程で慢性中毒になり易く、動物でも
飲水中に0.18mg/lの鉛が含まれていれば鉛中毒
症状を起こすとする試験データがある。
【0005】またはんだ付けの際に接合部のはんだ腐食
が生じ、ろう付け部が露出していることでこの腐食が進
行して接合強度を減じる不具合がある。
が生じ、ろう付け部が露出していることでこの腐食が進
行して接合強度を減じる不具合がある。
【0006】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は環境汚染を防止し、耐久性に優れた
ラジエータを供する点にある。
その目的とする処は環境汚染を防止し、耐久性に優れた
ラジエータを供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明はラジエータにおける各部材のろ
う付け接合部を被覆材でコーティングしたところのラジ
エータである。
成するために、本発明はラジエータにおける各部材のろ
う付け接合部を被覆材でコーティングしたところのラジ
エータである。
【0008】ろう付け接合部を被覆材でコーティングす
るので、ろう材にはんだ(Sn−Pb合金)を用いてい
る場合などPbが直接冷却水に浸ることでPbが冷却水
に溶け出して外部に排出されるようなことはなく、鉛公
害を防止することができる。
るので、ろう材にはんだ(Sn−Pb合金)を用いてい
る場合などPbが直接冷却水に浸ることでPbが冷却水
に溶け出して外部に排出されるようなことはなく、鉛公
害を防止することができる。
【0009】またろう材を被覆材で覆って冷却水から遮
断し腐食を防止し耐久性を向上させることができる。
断し腐食を防止し耐久性を向上させることができる。
【0010】
【実施例】以下第1図ないし第5図に図示した本発明の
一実施例について説明する。第1図ないし第3図は本実
施例のラジエータ1の正面図、平面図および側面図であ
り、コア2の両側のタンク3が取り外された状態を示し
ている。
一実施例について説明する。第1図ないし第3図は本実
施例のラジエータ1の正面図、平面図および側面図であ
り、コア2の両側のタンク3が取り外された状態を示し
ている。
【0011】コア2は、左右両側のヘッダプレート4間
に、断面が偏平の左右方向に指向したチューブ5が複数
本配設されている。チューブ5は全て平行に前後上下に
規則正しく羅列されていて、中央部をスティフナー6で
強化されている。
に、断面が偏平の左右方向に指向したチューブ5が複数
本配設されている。チューブ5は全て平行に前後上下に
規則正しく羅列されていて、中央部をスティフナー6で
強化されている。
【0012】ヘッダプレート4間においてチューブ5に
貫通されたフィン7が、ヘッダプレート4と平行に一定
の狭い間隔をあけて、多数枚積層配設されている。この
フィン7の放熱効果によりチューブ5内を通る水が冷却
される。
貫通されたフィン7が、ヘッダプレート4と平行に一定
の狭い間隔をあけて、多数枚積層配設されている。この
フィン7の放熱効果によりチューブ5内を通る水が冷却
される。
【0013】かかるラジエータ1におけるチューブ5の
ヘッダプレート4への接合は、第4図および第5図に図
示する如く、偏平管であるチューブ5の端部がヘッダプ
レート4のチューブ挿通孔に挿通され、チューブ5の開
口端を拡開して縁部を平坦に押しつぶしフランジ部5a
を形成して、同フランジ部5aをヘッダプレート4の外
側面に当接させる。
ヘッダプレート4への接合は、第4図および第5図に図
示する如く、偏平管であるチューブ5の端部がヘッダプ
レート4のチューブ挿通孔に挿通され、チューブ5の開
口端を拡開して縁部を平坦に押しつぶしフランジ部5a
を形成して、同フランジ部5aをヘッダプレート4の外
側面に当接させる。
【0014】この状態のヘッダプレート4とチューブ5
を溶融したはんだ(Sn−Pb合金)槽中に浸漬して両
者をはんだ付けした後、その表面をゴム(NBR)9で
コーティングする。コーティング方法としては例えばは
んだ付け部分に未加硫ゴムシートを接着し、蒸気加熱し
て加硫を行ないコーティングする方法等がある。
を溶融したはんだ(Sn−Pb合金)槽中に浸漬して両
者をはんだ付けした後、その表面をゴム(NBR)9で
コーティングする。コーティング方法としては例えばは
んだ付け部分に未加硫ゴムシートを接着し、蒸気加熱し
て加硫を行ないコーティングする方法等がある。
【0015】標準タイプのNBRよりもさらに給水率を
小さくしたタイプのゴムによりはんだを被覆することで
、Sn−Pb合金をタンク内の冷却水から遮断してPb
が冷却水に溶け出すのを防止することができる。
小さくしたタイプのゴムによりはんだを被覆することで
、Sn−Pb合金をタンク内の冷却水から遮断してPb
が冷却水に溶け出すのを防止することができる。
【0016】したがって冷却水の交換により外にPbが
排出されることがなく、自然環境を汚染したり人体に害
を及ぼすことがない。またはんだ付け部分をゴムコーテ
ィングしているので、はんだ腐食を防止し耐久性を向上
させることができる。
排出されることがなく、自然環境を汚染したり人体に害
を及ぼすことがない。またはんだ付け部分をゴムコーテ
ィングしているので、はんだ腐食を防止し耐久性を向上
させることができる。
【0017】次に前記はんだ付け部分に真空蒸着による
クロムコーティングを施してもよい。はんだ付けにより
ヘッダプレート4とチューブ5が接合された状態のラジ
エータを真空中に所定の姿勢で配置し、タングステン線
に保持されたクロムを真空中で融解蒸発させてコーティ
ングする。その際に蒸着圧力は4×10−3torrで
Arガスを13ml/minの割合で流しながら、タン
グステン線に電流50Aを流して蒸着を行ない、はんだ
付け部に膜厚700 〜1000Å程度のクロムの皮膜
を形成した。
クロムコーティングを施してもよい。はんだ付けにより
ヘッダプレート4とチューブ5が接合された状態のラジ
エータを真空中に所定の姿勢で配置し、タングステン線
に保持されたクロムを真空中で融解蒸発させてコーティ
ングする。その際に蒸着圧力は4×10−3torrで
Arガスを13ml/minの割合で流しながら、タン
グステン線に電流50Aを流して蒸着を行ない、はんだ
付け部に膜厚700 〜1000Å程度のクロムの皮膜
を形成した。
【0018】本例も前記実施例同様、はんだ付け部分を
クロムで被覆して外界から遮断し、Pbによる自然環境
の汚染や人体への害を防止し、またはんだ腐食を防止し
て耐久性を向上させることができる。なお真空蒸着によ
るコーティング素材としてはクロムを用いたが、必ずし
もこれに限定されるものではない。
クロムで被覆して外界から遮断し、Pbによる自然環境
の汚染や人体への害を防止し、またはんだ腐食を防止し
て耐久性を向上させることができる。なお真空蒸着によ
るコーティング素材としてはクロムを用いたが、必ずし
もこれに限定されるものではない。
【0019】またはんだによるろう付け接合部をセラミ
ックコーティングしてもよい。セラミックによるコーテ
ィング法には、焼付け法、溶射法、蒸着法等種々あるが
、いずれの方法でもよく耐酸化性、耐摩耗性、耐熱性に
優れたコーティングが可能となる。
ックコーティングしてもよい。セラミックによるコーテ
ィング法には、焼付け法、溶射法、蒸着法等種々あるが
、いずれの方法でもよく耐酸化性、耐摩耗性、耐熱性に
優れたコーティングが可能となる。
【0020】例えばほうろうによる焼付け法ではフリッ
ト(ガラス質セラミックの粉末)を含むスリップ(うわ
ぐすり)に薬品と水を加え、ヘッダプレート4とチュー
ブ5の接合はんだ部分およびその周辺にはけ塗りまたは
スプレーして乾燥後焼成炉で焼付けを行なう。
ト(ガラス質セラミックの粉末)を含むスリップ(うわ
ぐすり)に薬品と水を加え、ヘッダプレート4とチュー
ブ5の接合はんだ部分およびその周辺にはけ塗りまたは
スプレーして乾燥後焼成炉で焼付けを行なう。
【0021】セラミック皮膜が吸熱・急冷により割れや
剥離を生じないよう皮膜と素材の熱膨張係数を近似させ
ておく必要があり、素材が限定されるほか処理の手間も
かかる。
剥離を生じないよう皮膜と素材の熱膨張係数を近似させ
ておく必要があり、素材が限定されるほか処理の手間も
かかる。
【0022】その点セラミック溶射法によれば素材に熱
ストレスが加わることが少なく素地との密着性に優れか
つ十分な硬度を有していて、適用できる素材も広範囲に
亘る。溶射法としては、ガス粉末式・ガス溶棒式・プラ
ズマ式等の各種方法が適用でき、特に限定されるもので
はない。
ストレスが加わることが少なく素地との密着性に優れか
つ十分な硬度を有していて、適用できる素材も広範囲に
亘る。溶射法としては、ガス粉末式・ガス溶棒式・プラ
ズマ式等の各種方法が適用でき、特に限定されるもので
はない。
【0023】またセラミック層をより緻密化してより耐
食性・耐摩耗性に優れたものとする場合には、セラミッ
ク原料の液状組成物を塗布し重合ゲル化させる所謂ゾル
−ゲル法が考えられ、このゲル化に際し熱を加えること
により重合密度が高くなりセラミック層をより緻密化す
ることができる。
食性・耐摩耗性に優れたものとする場合には、セラミッ
ク原料の液状組成物を塗布し重合ゲル化させる所謂ゾル
−ゲル法が考えられ、このゲル化に際し熱を加えること
により重合密度が高くなりセラミック層をより緻密化す
ることができる。
【0024】こうしてラジエータのはんだ接合部をセラ
ミックコーティングすることで、はんだ部を冷却水から
遮断し、外界へのPbの排出による自然環境の汚染を防
止するとともにはんだ腐食の防止を図ることができる。
ミックコーティングすることで、はんだ部を冷却水から
遮断し、外界へのPbの排出による自然環境の汚染を防
止するとともにはんだ腐食の防止を図ることができる。
【0025】なおセラミックによるコーティング部分は
ヘッダプレート4とチューブ5のはんだ付け部分なので
、タンク3を取付けた状態では目に入ることはないが、
タンク3を取り外した状態ではセラミックコーティング
の表面が滑らかに光沢を有し外観上良好で商品価値を高
める効果がある。またセラミックコーティング要部の皮
膜は硬質で表面の保護に極めて有効である。
ヘッダプレート4とチューブ5のはんだ付け部分なので
、タンク3を取付けた状態では目に入ることはないが、
タンク3を取り外した状態ではセラミックコーティング
の表面が滑らかに光沢を有し外観上良好で商品価値を高
める効果がある。またセラミックコーティング要部の皮
膜は硬質で表面の保護に極めて有効である。
【0026】なお以上ではヘッダプレートとチューブと
をはんだ付けしていたが、他のろう材を用いた場合でも
、ろう付け部をコーティングすることでろう材の腐食を
防止する効果を有する。
をはんだ付けしていたが、他のろう材を用いた場合でも
、ろう付け部をコーティングすることでろう材の腐食を
防止する効果を有する。
【0027】
【発明の効果】本発明は、ラジエータの各部材間のろう
付け接合部を被覆材でコーティングするので、ろう材の
有害成分が冷却水に溶け出し外部に排出されるのを阻止
し環境汚染を防止することができ、人体および他の生物
に害を与えない。また被覆材がろう材の腐食を防止し、
ラジエータの耐久性を向上させることができる。
付け接合部を被覆材でコーティングするので、ろう材の
有害成分が冷却水に溶け出し外部に排出されるのを阻止
し環境汚染を防止することができ、人体および他の生物
に害を与えない。また被覆材がろう材の腐食を防止し、
ラジエータの耐久性を向上させることができる。
【図1】 本発明に係る一実施例のラジエータの一部
省略した正面図である。
省略した正面図である。
【図2】 同平面図である。
【図3】 同側面図である。
【図4】 要部拡大斜視図である。
【図5】 第4図のV−V断面図である。1…ラジエ
ータ、2…コア、3…タンク、4…ヘッダプレート、5
…チューブ、6…スティフナー、7…フィン、8…はん
だ、9…ゴム。
ータ、2…コア、3…タンク、4…ヘッダプレート、5
…チューブ、6…スティフナー、7…フィン、8…はん
だ、9…ゴム。
Claims (4)
- 【請求項1】 ラジエータにおける各部材のろう
付け接合部を被覆材でコーティングしたことを特徴とす
るラジエータ。 - 【請求項2】 前記被覆材をゴムとし前記ろう付
け接合部をラバーコーティングしたことを特徴とする請
求項1記載のラジエータ。 - 【請求項3】 前記被覆材をクロムとし前記ろう
付け接合部を真空蒸着によりクロムコーティングするこ
とを特徴とする請求項1記載のラジエータ。 - 【請求項4】 前記被覆材をセラミックとし前記
ろう付け接合部をセラミックコーティングしたことを特
徴とする請求項1記載のラジエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5566291A JPH04220163A (ja) | 1990-10-26 | 1991-02-28 | ラジエータ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28699090 | 1990-10-26 | ||
JP2-286990 | 1990-10-26 | ||
JP5566291A JPH04220163A (ja) | 1990-10-26 | 1991-02-28 | ラジエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04220163A true JPH04220163A (ja) | 1992-08-11 |
Family
ID=26396563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5566291A Pending JPH04220163A (ja) | 1990-10-26 | 1991-02-28 | ラジエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04220163A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007290027A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-11-08 | Kyocera Corp | セラミック部材と金属部材との接合体 |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP5566291A patent/JPH04220163A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007290027A (ja) * | 2006-03-28 | 2007-11-08 | Kyocera Corp | セラミック部材と金属部材との接合体 |
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