JPS61255760A - 熱交換器の製造方法 - Google Patents
熱交換器の製造方法Info
- Publication number
- JPS61255760A JPS61255760A JP9660485A JP9660485A JPS61255760A JP S61255760 A JPS61255760 A JP S61255760A JP 9660485 A JP9660485 A JP 9660485A JP 9660485 A JP9660485 A JP 9660485A JP S61255760 A JPS61255760 A JP S61255760A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid passage
- zinc
- heat exchanger
- brazing
- fins
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は液体通路材と同液体通路材の外表面に設けられ
るフィンとを接合する熱交換器の製造方法に関するもの
である。
るフィンとを接合する熱交換器の製造方法に関するもの
である。
(従来の技術)
高耐蝕性を要求されるアルミニウム合金製熱交換器では
、液体通路材の表面に形成した亜鉛拡散層の犠牲陽極効
果により、耐蝕性を向上させている。従来は、このアル
ミニウム製熱交換器を製造するときに、 (■)塩化亜
鉛を含む塩化物系フラックスを使用して、ろう付は時に
フラックス中から亜鉛を析出し、ろう付は時の加熱を利
用して。
、液体通路材の表面に形成した亜鉛拡散層の犠牲陽極効
果により、耐蝕性を向上させている。従来は、このアル
ミニウム製熱交換器を製造するときに、 (■)塩化亜
鉛を含む塩化物系フラックスを使用して、ろう付は時に
フラックス中から亜鉛を析出し、ろう付は時の加熱を利
用して。
液体通路材の表面に亜鉛拡散層を形成するようにするか
、 (■)液体通路材の表面に予め亜鉛を析出しておき
、ろう付は時等の加熱を利用して、液体通路材の表面に
亜鉛拡散層を形成するようにするか、している。
、 (■)液体通路材の表面に予め亜鉛を析出しておき
、ろう付は時等の加熱を利用して、液体通路材の表面に
亜鉛拡散層を形成するようにするか、している。
(発明が解決しようとする問題点)
前記(I)の方法により耐蝕性を向上させる場合は、フ
ラックスが強い吸湿性、腐食性を有しているために、完
全に洗浄する後処理工程が必要で。
ラックスが強い吸湿性、腐食性を有しているために、完
全に洗浄する後処理工程が必要で。
製造工程が複雑になる上に、公害問題を生ずる。
また前記(IF)の方法により耐蝕性を向上させる場合
は、ろう付は工程前に亜鉛析出処理が必要で。
は、ろう付は工程前に亜鉛析出処理が必要で。
製造工程が複雑になる上に、製作コストが嵩むという問
題があった。
題があった。
本発明は前記の問題点に対処するもので、内部に液体を
流通させる熱交換器の液体通路材と同液体通路材の外表
面に設けられるフィンとを接合するに当たり、前記液体
通路材に亜鉛を0.5〜10%含むろう材を被着して、
同ろう材を加熱することにより、同液体通路材と前記フ
ィンとをろう付けすることを特徴とする熱交換器の製造
方法に係わり、その目的とする処は、製作工程を複雑化
せずに、また製作コストを嵩ませずに、液体通路材の表
面に亜鉛拡散層を形成できる熱交換器の製造方法を供す
る点にある。
流通させる熱交換器の液体通路材と同液体通路材の外表
面に設けられるフィンとを接合するに当たり、前記液体
通路材に亜鉛を0.5〜10%含むろう材を被着して、
同ろう材を加熱することにより、同液体通路材と前記フ
ィンとをろう付けすることを特徴とする熱交換器の製造
方法に係わり、その目的とする処は、製作工程を複雑化
せずに、また製作コストを嵩ませずに、液体通路材の表
面に亜鉛拡散層を形成できる熱交換器の製造方法を供す
る点にある。
(問題点を解決するための手段)
本発明は前記のように内部に液体を流通させる熱交換器
の液体通路材と同液体通路材の外表面に設けられるフィ
ンとを接合するに当たり、前記液体通路材に亜鉛を0.
5〜10%含むろう材を被着して、同ろう材を加熱する
ことにより、同液体通路材と前記フィンとをろう付けす
るようにしており、液体通路材とフィンとの接合、及び
亜鉛拡散層の液体通路材表面に対する形成が同時に行わ
れるので、製作工程を複雑化せずに、また製作コストを
嵩ませずに、液体通路材の表面に亜鉛拡散層が形成され
る。
の液体通路材と同液体通路材の外表面に設けられるフィ
ンとを接合するに当たり、前記液体通路材に亜鉛を0.
5〜10%含むろう材を被着して、同ろう材を加熱する
ことにより、同液体通路材と前記フィンとをろう付けす
るようにしており、液体通路材とフィンとの接合、及び
亜鉛拡散層の液体通路材表面に対する形成が同時に行わ
れるので、製作工程を複雑化せずに、また製作コストを
嵩ませずに、液体通路材の表面に亜鉛拡散層が形成され
る。
(実施例)
次に本発明の熱交換器の製造方法を第1図に示す一実施
例により説明すると、高耐蝕性を要求されるアルミニウ
ム合金製熱交換器は、液通路部材(1)と冷却用フィン
(2)とにより構成されている。
例により説明すると、高耐蝕性を要求されるアルミニウ
ム合金製熱交換器は、液通路部材(1)と冷却用フィン
(2)とにより構成されている。
(3)が亜鉛Znを0.5〜10%含むろう材で。
第1図上側のように同ろう材(3)を液通路部材(1)
表面に被着して、同ろう材(3)を加熱することにより
、同液体通路材(1)と同フィン(2)とをろう付けす
る。その際、第1図下側のようにろう材(3)中の亜鉛
が液通路部材(1)表面に拡散して。
表面に被着して、同ろう材(3)を加熱することにより
、同液体通路材(1)と同フィン(2)とをろう付けす
る。その際、第1図下側のようにろう材(3)中の亜鉛
が液通路部材(1)表面に拡散して。
固液通路部材(1)表面に亜鉛拡散層(5)が形成され
る。上記液通路部材(1)には、純アルミニウム及び耐
蝕性アルミニウム合金(AI−Mn、Al−Cu系等)
が使用され、フィン材には、純アルミニウム合金、耐蝕
性アルミニウム合金、及びZn、In、Sn等を含有し
た犠牲陽極材が使用される。またろう材には、一般のろ
う材(AI−3i系、AIAl−3t−系等)に亜鉛を
0.5〜10%含むものが使用される。なお同ろう材に
添加する亜鉛量が0.5%以下では、充分な亜鉛拡散層
が形成されず、10%以上では、フィン材と液通路材と
の接合が充分に行えない。またろう付は後に形成される
亜鉛拡散層の分布状態や亜鉛拡散層の深さは、ろう材に
添加される亜鉛量及びろう材の加熱サイクルにより任意
にコントロール可能である。
る。上記液通路部材(1)には、純アルミニウム及び耐
蝕性アルミニウム合金(AI−Mn、Al−Cu系等)
が使用され、フィン材には、純アルミニウム合金、耐蝕
性アルミニウム合金、及びZn、In、Sn等を含有し
た犠牲陽極材が使用される。またろう材には、一般のろ
う材(AI−3i系、AIAl−3t−系等)に亜鉛を
0.5〜10%含むものが使用される。なお同ろう材に
添加する亜鉛量が0.5%以下では、充分な亜鉛拡散層
が形成されず、10%以上では、フィン材と液通路材と
の接合が充分に行えない。またろう付は後に形成される
亜鉛拡散層の分布状態や亜鉛拡散層の深さは、ろう材に
添加される亜鉛量及びろう材の加熱サイクルにより任意
にコントロール可能である。
(具体例)
次に本発明の熱交換器の製造方法の具体例を説明する。
A1070の液通路材(1)と、亜鉛を1゜5%添加し
た厚さ0.16mmのフィン(2)材と。
た厚さ0.16mmのフィン(2)材と。
亜鉛を1.5%添加した厚さ50μlのA40455の
ろう材と、フン化物系のフラックスとを使用して、Nt
ガス750 Torrの雰囲気で第2図に示す加熱サイ
クルによりろう付けを実施した。
ろう材と、フン化物系のフラックスとを使用して、Nt
ガス750 Torrの雰囲気で第2図に示す加熱サイ
クルによりろう付けを実施した。
この際のA1070液通路材(1)の表面での亜鉛拡散
状態を第3図に示した。同第3図から明らかなように液
通路材(1)の表面に表面亜鉛濃度0゜8%、拡散深さ
150μ−の亜鉛拡散層が形成された。またこの亜鉛拡
散層をもつ熱交換器の塩水噴霧試験の結果を第4図に示
した。最大孔食深さは、亜鉛拡散層の深さ以下(150
μm以下)であり、良好な耐蝕性を得られた。
状態を第3図に示した。同第3図から明らかなように液
通路材(1)の表面に表面亜鉛濃度0゜8%、拡散深さ
150μ−の亜鉛拡散層が形成された。またこの亜鉛拡
散層をもつ熱交換器の塩水噴霧試験の結果を第4図に示
した。最大孔食深さは、亜鉛拡散層の深さ以下(150
μm以下)であり、良好な耐蝕性を得られた。
(発明の効果)
本発明は前記のように内部に液体を流通させる熱交換器
の液体通路材と同液体通路材の外表面に設けられるフィ
ンとを接合するに当たり、前記液体通路材に亜鉛を0.
5〜10%含むろう材を被着して、同ろう材を加熱する
ことにより、同液体通路材と前記フィンとをろう付けす
るようにしており、液体通路材とフィンとの、接合、及
び亜鉛拡散層の液体通路材表面に対する形成が同時に行
われるので、製作工程を複雑化せずに、また製作コスト
を嵩ませずに、液体通路材の表面に亜鉛拡散層を形成で
きる効果がある。
の液体通路材と同液体通路材の外表面に設けられるフィ
ンとを接合するに当たり、前記液体通路材に亜鉛を0.
5〜10%含むろう材を被着して、同ろう材を加熱する
ことにより、同液体通路材と前記フィンとをろう付けす
るようにしており、液体通路材とフィンとの、接合、及
び亜鉛拡散層の液体通路材表面に対する形成が同時に行
われるので、製作工程を複雑化せずに、また製作コスト
を嵩ませずに、液体通路材の表面に亜鉛拡散層を形成で
きる効果がある。
以上本発明を実施例により説明したが2本発明はこのよ
うな実施例だけに限定されるものでなく。
うな実施例だけに限定されるものでなく。
本発明の精神を逸脱しない範囲内モ種々の設計の改変を
施し得るものである。
施し得るものである。
第1図は本発明の熱交換器の製造方法の一実施例を示す
説明図、第2図はろう付けの加熱サイクルを示す説明図
、第3図は亜鉛濃度と拡散深さとの関係を示す説明図、
第4図は液通路材の最大孔食深さと試験時間との関係を
示す説明図である。 (1)・・・液体通路材、(2)・・・フィン、(3)
・・・ろう材。 復代理人弁理士岡本重文外2名 第3回 第4図 試験時間(時間) 温度(’C)
説明図、第2図はろう付けの加熱サイクルを示す説明図
、第3図は亜鉛濃度と拡散深さとの関係を示す説明図、
第4図は液通路材の最大孔食深さと試験時間との関係を
示す説明図である。 (1)・・・液体通路材、(2)・・・フィン、(3)
・・・ろう材。 復代理人弁理士岡本重文外2名 第3回 第4図 試験時間(時間) 温度(’C)
Claims (1)
- 内部に液体を流通させる熱交換器の液体通路材と同液
体通路材の外表面に設けられるフィンとを接合するに当
たり,前記液体通路材に亜鉛を0.5〜10%含むろう
材を被着して,同ろう材を加熱することにより,同液体
通路材と前記フィンとをろう付けすることを特徴とする
熱交換器の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9660485A JPS61255760A (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | 熱交換器の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9660485A JPS61255760A (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | 熱交換器の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61255760A true JPS61255760A (ja) | 1986-11-13 |
Family
ID=14169472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9660485A Pending JPS61255760A (ja) | 1985-05-09 | 1985-05-09 | 熱交換器の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61255760A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016223725A (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-28 | 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー | 熱交換器およびその製造方法 |
-
1985
- 1985-05-09 JP JP9660485A patent/JPS61255760A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016223725A (ja) * | 2015-06-02 | 2016-12-28 | 株式会社ケーヒン・サーマル・テクノロジー | 熱交換器およびその製造方法 |
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