JPH04215828A - 多層複合膜及びその製造法 - Google Patents

多層複合膜及びその製造法

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JPH04215828A
JPH04215828A JP2757691A JP2757691A JPH04215828A JP H04215828 A JPH04215828 A JP H04215828A JP 2757691 A JP2757691 A JP 2757691A JP 2757691 A JP2757691 A JP 2757691A JP H04215828 A JPH04215828 A JP H04215828A
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純 加茂
Makoto Uchida
誠 内田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス分離等に用いられる
複合膜及びその製造法に関する
【0002】
【従来の技術】膜を用いて混合物から特定の物質を分離
、濃縮する方法は既によく知られている。空気から酸素
富化空気を得る場合にも小型の装置で大量の気体透過量
を得ることが大きな技術的課題である。通常非多孔質膜
を透過する酸素の透過速度QO2 、窒素の透過速度Q
N2 及び分離係数αは次式で表される。   QO2 =PO2 /L,QN2 =PN2 /L
      α=PO2 /PN2 =QO2 /QN
2        Q:気体の透過速度〔cm3  ・
/cm2 ・sec・cmHg〕      P:気体
の透過係数〔cm3 ・cm/cm2 ・sec・cm
Hg〕      α:分離係数        L:
膜厚  つまり、PO2 、PN2 、αは膜素材で決
定される因子であり、PO2 及びαの大きい素材の開
発とその素材の膜厚Lを小さくする技術が重要である。
【0003】薄膜化が可能な機械的強度が高い素材のな
かではオルガノシロキサンとポリカーボネートを共重合
させたポリマーが比較的酸素ガス透過性が高い素材とし
て知られている。
【0004】又、薄い分離層を多孔質層で挟み込んだ多
層複合膜も知られている(特開昭62−1404号公報
)。
【0005】更に耐熱性の素材として、パーフルオロ−
(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)とエチレ
ン系不飽和単量体からなるフッ素系共重合体が米国特許
第3978030号公報や特開昭58−38707号公
報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記オル
ガノシロキサンとポリカーボネートの共重合体の膜は、
酸素ガス透過性がまだ不充分である。又、前記米国特許
等においてフッ素系共重合体は化学反応器の窓等として
の用途が示されているのみであって分離膜への適用を示
唆する記載はない。
【0007】一方、特開昭62−1404号公報には分
離層用の重合体としてフッ素系ポリマーが使用できると
しているが具体的なものは提案されていない。又、一般
に非結晶性のフッ素系ポリマーは臨界界面張力が低いた
めに脆く、ポリテトラフルオロエチレン等結晶性のフッ
素系ポリマーはガス透過性に劣り、複合膜として利用す
ることが困難である。
【0008】又、ポリオルガノシロキサン系の膜は水蒸
気の透過係数が大きいために、これらの膜を用いて減圧
法によりボイラー用水等から脱酸素する場合は動力コス
トの増大や二次側での水の凝縮が問題となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、多孔質
層Aと非多孔質層Bとが交互に積層され、その両表面が
多孔質層Aからなる多層複合膜であって、非多孔質層B
を構成する重合体bがパーフルオロ−(2,2−ジメチ
ル−1,3−ジオキソール)と少なくとも一種のエチレ
ン系不飽和単量体との共重合体であり、多孔質層Aを構
成する重合体aが結晶性重合体である多層複合膜にあり
、更に、重合体aと重合体bとを溶融して積層押出し、
引取った後、延伸によって重合体aの層のみを多孔質化
する前記多層複合膜の製造法にある。
【0010】非多孔質層Bに用いられる共重合体bはパ
ーフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソー
ル)(以下「第1成分」という)を構成成分とするが、
この第1成分の環構造に帰因して共重合体は良好な耐熱
性を示すものとなっている。
【0011】共重合体bの他の構成成分である少なくと
も一種のエチレン系不飽和単量体(以下「第2成分」と
いう)にはオレフィン、ビニル単量体やパーフルオロ単
量体が含まれる。
【0012】オレフィンとしては、エチレン、1−ブテ
ン、イソブチレン、トリフルオロプロペン及びトリフル
オロエチレン等が挙げられ、ビニル単量体としては、弗
化ビニル、弗化ビニリデン、クロロトリフルオロエチレ
ン及びテトラフルオロエチレン等が挙げられる。又、パ
ーフルオロ単量体は、異なった化学構造をもつものでも
よく、例えば、パーフルオロプロペン、パーフルオロ(
1,3−ジオキソール)、パーフルオロ(アルキルビニ
ルエーテル)、メチル−3−〔1−〔ジフルオロ−(ト
リフルオロエテニル)オキシ〕メチル〕−1,2,2,
2−テトラフルオロエトキシ−2,2,3,3−テトラ
フルオロプロパノエート、 CF2 =CFOCF2 CF(CF2 )OCF2 
CF2 COOCH3  及び2−〔1−〔ジフルオロ−〔(トリフルオロエテニ
ル)オキシ〕メチル〕−1,2,2,2−テトラフルオ
ロエトキシ〕−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
スルフォニルフルオライド CF2 =CFOCF2 CF(CF2 )OCF2 
CF2 SO2 F 等が挙げられる。
【0013】共重合体bの構成成分としてこれらの第2
成分は一種でもよく二種以上であってもよい。又、分離
膜の耐熱安定性や安価に供給できる点等を考慮すると第
2成分はテトラフルオロエチレンであることが好ましい
。共重合体bの構成成分の組成比は特に限定されないが
、気体透過性や耐熱性の点から第1成分が30モル%以
上であることが好ましく、50モル%以上であることが
より好ましく、75モル%以上であることが特に好まし
い。又、一方90モル%を超えると共重合体が脆くなる
ため90モル%以下であることが好ましい。
【0014】非多孔質層は、基本的には前記共重合体b
のみからなるが、機械的強度の向上等を目的として他の
重合体、オリゴマーや低分量の添加剤を数重量%含有さ
せたものであってもよい。
【0015】特に水中から溶存酸素を除去することを目
的とする膜の場合は水蒸気透過係数PH2 Oと酸素透
過係数の比PH2 O/PO2 が15以下であること
が好ましい。又、この場合PO2 は1×10−9cm
3 ・cm/cm2 ・sec・cmHg以上であれば
よい。
【0016】多孔質層の素材である重合体aは特に限定
されないが、延伸時に孔のあくポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ−4−メチルペンテン−1等のポリオレフ
ィン系樹脂、及びポリフッ化ビニリデン、テトラフルオ
ロエチレン等の結晶性ポリマーであることが好ましい。 又、ポリオレフィン系樹脂の場合は耐熱性の点からポリ
−4−メチルペンテン−1であることが特に好ましく、
コスト面や耐久性の点からはポリエチレン又はポリプロ
ピレンであることが特に好ましい。
【0017】本発明の多層複合膜は両表面が多孔質層A
であって層Aと層Bとの相互に積層された構造であれば
何層であってもよい。
【0018】この多層複合膜の厚みは特に限定されない
が形態安定性と物質透過性の点から全体の厚みが10〜
1000μmの範囲であることが好ましく20〜100
0μmであることがより好ましい。また、非多孔質層B
の厚みは物質透過性の点から1μm以下であることが好
ましい。
【0019】本発明の多層複合膜の製造法は特に限定さ
れないが、例えば次のような積層押出とそれに続く延伸
によって製造することができる。積層押出に用いられる
装置は共押出型の積層フィルムあるいは積層中空糸押出
装置であればどのようなものでもよく、フィルムであれ
ばTダイ型、チューブラー型のいずれも用いることがで
きる。また中空糸であれば多重円筒型紡糸ノズルを用い
て製造することができ、通常は三層以上の層構造が形成
可能な同心円状に配置された吐出口を有する中空糸製造
用ノズルが使用される。
【0020】積層押出法を採用する場合には押出温度を
重合体aの融点Tmaより10〜100℃高い温度で、
かつ、重合体bのガラス転移温度Tgbより100〜3
00℃高い温度に設定し、ドラフト比をおよそ10〜1
0000として引取ることが好ましい。押出温度が(T
ma+10)℃より低い場合や、(Tgb+100)℃
より低い場合は重合体の粘度が高すぎて押出が困難にな
る。又、(Tma+100)℃又は(Tgb+300)
℃より高い押出温度では粘度が低すぎて引取りが困難と
なり、場合によっては重合体が熱分解するので好ましく
ない。
【0021】又、ドラフト比が10未満では重合体aが
形成する層のポリマー結晶の配向度が低く、続いて実施
される延伸工程での多孔質化の程度が不充分となりやす
い。一方、ドラフト比が10000を超えると溶融成形
時の各ポリマー層の変形速度が極めて大きくなるために
、各層間は剥離し易い傾向であり、本発明の多孔質層A
と非多孔質層Bとが交互に積層された複合膜を得ること
が困難となる。また、重合体bの流動性や延伸性を高め
るために可塑剤を用いてもよい。
【0022】このようにして得られた未延伸フィルムま
たは中空糸は各層間が密着しており、必要に応じてアニ
ール処理を施した後、引取り方向に延伸されるが、これ
によって重合体aの部分のみが多孔質化された多層複合
膜とすることができる。
【0023】
【実施例】以下実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。実施例における気体の透過速度の単位は〔cm3 
/cm2 ・sec・cmHg〕であり、気体の透過係
数の単位は〔cm3 ・cm/cm2 ・sec・cm
Hg〕である。
【0024】実施例1 パーフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソ
ール)60モル%とテトラフルオロエチレン40モル%
とからなる共重合体を中間層の素材として用い、ポリ−
4−メチルペンテン−1を内層と外層の素材として用い
、三層構造を形成可能な同心円状に配置された吐出口を
有す中空糸製造用ノズルに供給して吐出温度250℃、
吐出線速度5cm/min、巻取り速度50m/min
で紡糸した。得られた未延伸中空糸は内径250μmで
あり、内側から各々28μm、0.2μm及び28μm
の厚さを有する層が同心円状に配されていた。
【0025】この未延伸中空糸を180℃で1時間アニ
ール処理し更に該アニール糸を40℃で40%延伸し、
引き続き160℃の加熱炉で総延伸量が200%になる
まで熱延伸を行い、更に200℃の加熱炉で熱セットを
行い多層複合中空糸膜を得た。
【0026】この多層複合中空糸膜は内径が200μm
で内側から25μm、0.15μm及び25μmの厚さ
を有する層が同心円状に配されており、電子顕微鏡で観
察した結果、内表面と外表面に孔の幅が各々0.07μ
mのスリット状の孔が形成されていた。また室温で空気
の透過速度を測定したところ、酸素ガス透過速度(QO
2 )は7.33×10−4、窒素ガス透過速度(QN
2 )は3.05×10−4、分離係数(QO2 /Q
N2 )は2.4であった。
【0027】更に、120℃で空気分離特性を測定した
ところQO2 は9.47×10−4、QN2 は4.
12×10−4、分離係数(QO2 /QN2 )は2
.3であり、室温と同程度の分離特性が維持されていた
【0028】実施例2 各層の重合体として実施例1と同じ素材を用いて三層構
造を形成可能な、円環スリット幅が0.7mm、吐出口
径が50mmの三重管構造ダイスを使用して、各層の吐
出比をそれぞれ14.5/0.2/14.5の条件で、
吐出温度250℃の吐出温度で積層押出し、ドラフト比
120で引き取った。得られた未延伸管状フィルム全体
の厚みは29μmであり、中間層の厚みは0.2μmで
あった。この未延伸フィルムを管状のまま無張力な状態
で180℃で1時間アニール処理を行った後、40℃に
保持されたニップローラー間で引き取り方向に1.2倍
一軸延伸し、続いて180℃に加熱した加熱炉中で元の
長さの2.2倍になるようにローラー間熱延伸を行い、
更に200℃の加熱炉中で熱セットを行い両外層のみが
多孔質化された多層複合フィルムを連続的に製造した。 得られた多層複合フィルム全体の厚みは25μmであり
、中間層の非多孔質層Bの厚みは0.17μmであった
。またガス透過速度を測定したところ、QO2 は5.
73×10−4、QN2 は2.4×10−4、分離係
数(QO2 /QN2 )は2.4であった。
【0029】更に、120℃でガス透過速度を測定した
ところQO2 は8.56×10−4、QN2 は4.
12×10−4、分離係数(QO2 /QN2 )は2
.1であり、室温と同程度の分離特性が維持されていた
【0030】実施例3 パーフルオロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソ
ール)62モル%とテトラフルオロエチレン38モル%
とからなる共重合体90重量%及びダイキン社製デムナ
ムS−200〔F−(CF2 CF2 CF2 O)n
 −CF2 CF3 で表される化合物を主成分とする
ポリフルオロエーテル重合体〕10重量%を混合して高
速攪拌翼付きミキサー中で120℃に加熱しながら混合
して均一な樹脂組成物を得た。
【0031】この樹脂組成物を中間層として実施例1と
同様の条件で紡糸、延伸、熱セットし、多層複合中空糸
膜を得た。この多層複合中空糸膜は内径が200μmで
内側から25μm、0.15μm及び25μmの厚さを
有する層が同心円状に配されており、電子顕微鏡で観察
した結果、内表面と外表面に孔の幅が各々0.07μm
のスリット状の孔が形成されていた。また室温で空気の
透過速度を測定したところ、QO2 は4.27×10
−4、QN2 は1.60×10−4であり、中間層の
膜厚から算出される酸素透過係数(PO2 )と窒素透
過係数(PN2 )はそれぞれ6.4×10−9及び2
.4×10−9であり、分離係数αは2.7であった。 又、水蒸気透過速度(QH2 O)は4.94×10−
3、水蒸気透過係数は(PH2 O)は7.40×10
−8であり、PH2 O/PO2 は11.6であった
【0032】実施例4 内層と外層の素材としてメルトフローレート(ASTM
−D1238)0.30の高密度ポリエチレン(三井石
油化学工業(株)製、ハイゼックス5200S)を用い
、その他の条件は実施例1と同様にして中空糸製造用ノ
ズルに供給して吐出温度240℃、吐出線速度9cm/
min、巻取り速度90m/minで紡糸した。得られ
た未延伸中空糸は内径320μmであり、内側から24
μm、1.0μm及び24μmの厚さを有する層が同心
円状に配されていた。この未延伸中空糸を125℃で8
時間アニール処理し、更に該アニール糸を室温で30%
延伸し、引き続き120℃の加熱炉で総延伸量が150
%になるまで熱延伸を行い、更に125℃の加熱炉で熱
セットを行い多層複合中空糸膜を得た。この多層複合中
空糸膜は内径280μmで内側から20μm、0.7μ
m及び20μmの厚さを有する層が同心円状に配されて
おり、電子顕微鏡で観察した結果、内表面と外表面に孔
の幅が各々0.1μmのスリット状の孔が形成されてい
た。また室温での空気の透過速度を測定したところ、Q
O2 は1.57×10−4、QN2 は6.54×1
0−5、分離係数(QO2 /QN2 )は2.4であ
った。 更に、70℃で空気分離特性を測定したところQO2 
は1.80×10−4、QN2 は7.83×10−5
、分離係数(QO2 /QN2 )は2.3であり、室
温と同程度の分離特性が維持されていた。
【0033】実施例5 内層と外層の素材としてメルトフローレート(ASTM
−D1238)が0.8のポリプロピレン(宇部興産(
株)製、B101H)を用い、その他の条件は実施例1
と同様にして中空糸製造用ノズルに供給して吐出温度2
60℃、吐出線速度10cm/min、巻取り速度20
0m/minで紡糸した。得られた未延伸中空糸は内径
250μmであり、内側から20μm、0.3μm及び
20μmの厚さを有する層が同心円状に配されていた。 この未延伸中空糸を155℃で15時間アニール処理し
、更に該アニール糸を70℃で40%延伸し、引き続き
150℃の加熱炉で総延伸量が300%になるまで熱延
伸を行い、更に160℃の加熱炉で熱セットを行い多層
複合中空糸膜を得た。この多層複合中空糸膜は内径20
0μmで内側から15μm、0.2μm及び15μmの
厚さを有する層が同心円状に配されており、電子顕微鏡
で観察した結果、内表面と外表面に孔の幅が各々0.0
5μmのスリット状の孔が形成されていた。また室温で
の空気の透過速度を測定したところ、QO2 は5.4
9×10−4、QN2 は2.28×10−4、分離係
数(QO2 /QN2 )は2.4であった。更に、9
0℃で空気分離特性を測定したところ、QO2 は6.
61×10−4、QN2 は2.87×10−4、分離
係数(QO2 /QN2 )は2.3であり、室温と同
程度の分離特性が維持されていた。
【0034】
【発明の効果】本発明の多層複合膜は気体透過性と耐熱
性に優れた素材が非多孔質層に用いられているため高温
においても良好な気体透過性を示す複合膜である。又、
非多孔質層が多孔質層に挟まれているため非多孔質層が
損傷される虞の少ない膜である。本発明の多層複合膜は
各種の気体分離膜や水中の溶存酸素除去膜等として利用
することができる。本発明の多層複合膜は溶融賦形法に
より容易に製膜することができ、コスト的にも優れた膜
である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  多孔質層Aと非多孔質層Bとが交互に
    積層され、その両表面が多孔質層Aからなる多層複合膜
    であって、非多孔質層Bを構成する重合体bがパーフル
    オロ−(2,2−ジメチル−1,3−ジオキソール)と
    少なくとも一種のエチレン系不飽和単量体との共重合体
    であり、多孔質層Aを構成する重合体aが結晶性重合体
    である多層複合膜。
  2. 【請求項2】  エチレン系不飽和単量体がテトラフル
    オロエチレンである請求項1記載の多層複合膜。
  3. 【請求項3】  重合体bがポリオレフィンである請求
    項1記載の多層複合膜。
  4. 【請求項4】  非多孔質層Aの厚みが1μm以下であ
    る請求項1記載の多層複合膜。
  5. 【請求項5】  重合体aと重合体bとを溶融して積層
    押出し、引取った後、延伸によって重合体aの層のみを
    多孔質化する請求項1〜4記載の多層複合膜の製造法。
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