JPH0421285A - テレビ放送受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、テレビ放送受信装置に関し、特にテレビの受
信状態が悪くなった場合、あるいはテレビ放送受信装置
の電源投入直後等で乱れた画像を表示しないようにした
テレビ放送受信装置に関する。

〔従来の技術〕

テレビ放送では放送局側でモニターテレビを使用して送
信する画面を監視して送信画面が異常になった場合、他
の安定したカラーバー等の信号に切り換えて信号を送出
することが行われているが、機器自体で再生画面の乱れ
を検出して受信画面を切り換えて他の安定した信号源よ
りの信号を表示する機能を有しているものは提供されて
いなかった。

［発明が解決しようとする課題］ 放送衛星を利用したテレビ放送では送信電力を衛星に搭
載している太陽電池から得ているため、電池の集光パネ
ルに当たる太陽光線が地球や月により遮られる時に放送
が数十分程度停止したり、あるいは、受信地点や衛星に
向けて電波を送出している地上局のある地点での集中豪
雨等の気象条件により一時的に受信状態が悪くなり受信
西面が乱れることがある。

また、ＭＵＳＥ信号を再生する受信装置では、ＭＵＳＥ
信号中のフレームパルス（同期信号）を検出して内部で
発生させたフレームパルスとの同期状態を検出して同検
出信号に基づき、映像信号再生回路のデジタル処理用の
りサンプリングパルスを発生させており、電源投入直後
において前記同期状態が検出される迄は同期回路やデジ
タル処理回路が正しく動作しないため、乱れた画像を再
生するようになる。

このようなときに機器の故障と判断されないように、別
の信号を出力するようにしてテレビ放送受信装置のデイ
スプレィに安定した画面を表示し、使用者からのサービ
スコールにならないようにすることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

第２図は、本発明の原理説明図である。図中、１は映像
信号再生回路であり、ＭＵＳＥ信号等の再生された映像
信号を出力し、その出力が切換器３の一端に入力されて
いる。２は信号レベル設定回路であり、その出力が切換
器３の他端に入力されている。さらに、切換器３の制御
端子５に制御信号が入力されている。

同切換器３の制御信号としてＭＵＳＥ信号等のテレビ放
送信号中に含まれている同期信号と内部発生の同期信号
との位相差を比較する位相比較器の検出信号を使用し、
前記両同期信号が同期状態にないときには前記信号レベ
ル設定回路２よりの入力信号を前記切換器３より出力せ
しめてデイスプレィ４に入力し、デイスプレィ４に前記
信号レベル設定回路２よりの信号を画像表示をするよう
にしたものである。

〔作用〕

本発明では、第１図の如く放送衛星より送信されてくる
ＭＵＳＥ信号中のフレームパルス信号を外部フレームパ
ルス検出回路１１で検出して位相比較回路１２の１端に
入力し、同位相比較回路１２の他端には同期信号発生回
路１５で発生させた内部フレームパルスが加わるように
してあり、同位相比較回路１２では外部フレームパルス
信号と内部フレームパルス信号との位相比較をし、位相
差が所定の値以上の場合には同位相比較回路１２より検
出信号を出力し、第２図に示すように切換器３の制御端
子５に前記検出信号を入力して同切換器３を切り換えて
デイスプレィ４に信号レベル設定回路２からの信号が加
わるようにして、同デイスプレィ４が非同期状態の乱れ
たＭＵＳＥ信号の再生画像を表示しないようにしている
。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例を示すＭＵＳＥデコーダの要
部ブロック図であり、図中、第２図で示したものと同一
のものは同一の番号で示しである。

衛星放送を受信するＢＳ受信アンテナとＢＳ受信アンテ
ナで受けた電波をＢＳ中間周波数に変換するＢＳコンバ
ータとＢＳ中間周波数信号をＭＵＳＥベースバンド信号
に変換するＢＳチューナを通って、ＭＵＳＥベースバン
ド信号がＭＵＳＥデコーダ６に入力される。

ＭＵＳＥデコーダ６では、内蔵されている低域通過形フ
ィルタ７に前記ＭＵＳＥベースバンド信号が入力され、
低域通過形フィルタ７で８．１ＭＨｚのＭＵＳＥ信号の
みを通過させてＡ／Ｄ変換器８に入力してデジタル信号
に変換して、音声信号処理回路９、デイエンファシス回
路２１及び外部フレームパルス検出回路１１の各々に信
号入力をしている。

音声信号処理回路９では前記デジタル信号から音声信号
を分離し、３値／２値変換及び時間伸張を行い、伝送速
度１３’５０にビット／秒の２値デジタル信号に戻し、
さらにデインターリーブ、誤り訂正及び差分ＰＣＭ復調
してＤ／Ａ変換をしてアナログの音声信号にしてＭＵＳ
Ｅデコーダ６より出力され、オーディオアンプ等に入力
されて音声信号が再生される。

一方、デイエンファシス回路２１では入力された前記デ
ジタル信号をデイエンファシスを行い、さらに逆Ｔ補正
回路２２を経て伝送処理前の元画像信号に戻して映像信
号処理部１０に加え、同映像信号処理部１０の静止画処
理回路、動き検出回路及び動画処理回路の各々に信号入
力し、静止画処理回路及び動画処理回路では、各々伝送
されてこない画像信号を映像メモリーを使用して補関し
、原画像信号を復元して混合回路に信号入力し、動き検
出回路では画像信号が静止画なのか、あるいは画像のど
の部分が動いているのかを検出して、動き検出信号を混
合回路に入力し、同混合回路では静止画処理回路及び動
画処理回路で復元された原画像信号を、動き検出信号に
より混合比を変えて混合して信号を出力して、ＴＣＩデ
コーダに加え、同ＴＣｒデコーダでは前記混合された信
号より輝度信号と色信号に分離し、さらに色信号は線順
次で時間圧縮されて多重されているため、色信号を時間
伸長及びライン内挿して元信号に戻して、輝度信号と色
差信号として映像信号処理部１０より出力して切換器３
の１端に入力している。

外部フレームパルス検出回路１１では入力された前記デ
ジタル信号から外部フレームパルス信号を検出して位相
比較回路１２の一端に入力している。

また、同期信号発生回路１５は自走するカウンタ回路１
４からの入力信号により内部フレームパルス信号、水平
同期信号及び垂直同期信号を発生させ、水平同期信号及
び垂直同期信号をＭＵＳＥデコーダ６より出力してデイ
スプレィ４に入力し受信画面の同期がとれるようにし、
さらに、水平同期信号をＰＬＬ回路１３に入力して同Ｐ
ＬＬ回路１３で入力された水平同期信号をもとに各ディ
ジタル信号処理回路に必要なりロック信号が再生されて
出力されるようにし、また、前記内部フレームパルス信
号を前記位相比較回路１２の他端に入力している。

同位相比較回路１２では外部フレームパルス信号と内部
フレームパルス信号との位相比較を行い、所定以上の位
相差が検出された場合に位相差の検出信号を出力して、
切換器３、Ｐ、Ｌ　Ｌ回路１３及びカウンタ回路１４に
信号を入力する。

受信状態が良好なときで位相比較回路１２に入力される
外部フレームパルス信号と内部フレームパルス信号との
位相差がない場合は、前記映像信号処理回路１０からの
出力が前記切換器３から出力されて逆マトリクス回路１
６に加えられる。同道マトリクス回路１６では入力され
た輝度信号と色差信号を原色信号のＲ，Ｇ、Ｂ信号に変
換して出力し、さらにＴ補正回路１７、Ｄ／Ａ変換１８
及び低域通過形フィルタ１９を経て出力端子２０にＲ，
（１；、Ｂ信号が出力されるようにして、出力端子２０
よりデイスプレィ等に入力し、同デイスプレィ等で同期
状態のＭＵＳＥ信号の再生画像を表示できるようにして
いる。

ＭＵＳＥ信号によるテレビ放送中断時や、気象条件によ
り一時的に受信状態が悪くなった場合、あるいは、テレ
ビ放送受信装置の電源投入直後における過渡現象期間で
は、前記外部フレームパルス検出回路１１でのＭＵＳＥ
信号中のフレームパルス信号検出が不十分となり、前記
位相比較回路１２で内部フレームパルスと外部フレーム
パルス間で位相差が発生して、同位相差が所定の値以上
の場合、例えば±２クロック以上の位相差が連続して８
フレ一ム以上発生するといった状態では、前記位相比較
回路１２は検出信号を出力して同ＰＬＬ回路１３の特性
を切り換え、カウンタ回路１４をリセットするとともに
前記検出信号を切換器３の制御端子に加える。同切換器
３の他端には信号レベル設定回路２の出力が入力されて
おり、切換器３は前記制御端子への入力により前記信号
レベル設定回路２の出力を逆マトリクス回路１６に入力
する。

同道マトリクス回路１６以鋒の回路では前記の通りに信
号処理が行われて出力端子２０に接続されたデイスプレ
ィ等に信号を入力し、同デイスプレィ等で信号レベル設
定回路２からの画像が再生されるようにして、非同期状
態の乱れたＭＵＳ　Ｅ信号の再生画像を表示しないよう
にしている。

第１図中、（３）の数値は、映像信号処理部１０の出力
が輝度信号（Ｙ）及び色差信号（Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙ）の３
本の信号ラインで出力されることを示し、３本の信号ラ
インの各々に切換器３、逆マトリックス回路１６を設け
、同逆マトリックス回路１６で輝度信号（Ｙ）及び色差
信号（Ｒ−Ｙ、Ｂ−Ｙ）を原色−信号（７）　Ｒ。

Ｇ、Ｂ信号に変換してＲ，Ｇ、Ｂ信号の３本の信号ライ
ンで出力し、同３本の信号ラインの各々にＴ補正回路１
７、Ｄ／Ａ変換器１７、低域通過形フィルタ１９を設け
て信号処理を行い、各々の切換器３に信号レベル設定回
路２からの入力信号を加えて、例えばＹ信号が入力され
ている切換器３にはＹ信号レベルの設定信号を入力し、
Ｒ−Ｙ信号が入力されている切換器３にはＲ−Ｙ信号レ
ベルの設定信号を入力し、Ｂ−Ｙ信号が入力されている
切換器３にはＢ−Ｙ信号レベルの設定信号を入力して、
前記位相比較回路１２よりの制御信号により切換器３が
切り換えられるようにしている。

また、Ａ／Ｄ３Ｆｌ器８はＭＵＳＨのベースバンド信号
を８ビツトのデジタル信号に変換しており、Ｙ、　Ｒ−
Ｙ、　Ｂ−Ｙの各信号レベル設定回路２としては例えば
第３図に示すように８ポジシヨンのロータリスイッチ２
１を使用して同ロータリスイッチ２１の各ポジションを
電圧的にハイレベル、あるいはローレベルまたはアース
に接続するようにして８ビ・。

トのデジタル信号を出力し、切換器３に入力して切換器
３の他の入力端子に加えられている信号と切り換えて切
換器３より出力されるようにする。

ＭＵＳＥ信号中のＣ信号（線順次色信号）及びＹ信号を
８ビツトのデジタル信号に変換してＡ／Ｄ変換器より出
力してデイエンファシス回路２１及び同デイエンファシ
ス回路２１を経てγ−１補正回路２２に入力しているが
、デイエンファシス回路２１及びγ−１補正回路２２に
入力されるＣ信号及びＹ信号を切換器と信号レベル設定
回路を使用して一定の信号を入力するようにしても、非
同期状態の乱れたＭＵＳＥ信号の再生画像を表示しない
ようにして安定した画面の表示をすることができる。

逆マトリックス回路１６とＴ補正回８１７間、あるいは
Ｔ補正回路１７とＤ／Ａ変換器１８間に切換器とレベル
設定回路を設けて、同しベル設定回路でＲ，Ｇ、Ｂ信号
の各々のレベルを設定できるようにして切換器より出力
可能なようにしても良い。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によればテレビ放送が中断
されたり、また雨や雪の影響を受は受像状態が悪くなっ
た時、あるいはテレビ放送受信装置の電源投入直後等で
発生する乱れた画像が再生されるのを防止して、安定し
た画像表示状態を保つことにより機器の故障と判断され
ないように、また、使用者からのサービスコールになら
ないようにすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す高品位テレビ受信装置
の要部ブロック図、第２図は本発明の原理説明図、第３
図は信号レベル設定回路例である。 １・・−・・−映像信号再生回路、２−・−信号レベル
設定回路、３−・−切換器、４−・・デイスプレィ、５
・・・−制御端子、６−・・−ＭＵＳＥデコーダ、７．
１９−・・・低域通過形フィルタ、８−−−−−−　Ａ
　／　Ｄ変換器、９・−音声信号処理回路、１０−・−
映像信号処理法１１−−外部フレームパルス検出器、１
２・・位相比較回路、１３−−−−　Ｐ　Ｌ　Ｌ回路、
１４−・・・−カウンタ回路、１５−・・・・同期信号
発生器、１６−　　逆マトリックス回路、１７−−−−
　　ｒ補正回路、１　Ｂ　−−Ｄ　／　Ａ変換器、２゜
出力端子、２１−　　デイエンファシス、２２逆Ｔ補正
回路、２３−　　ロータリスインチ。 特許出願人　株式会社冨士通ゼネラル 笛１Ｍ 第３図 切換信号

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）テレビの映像信号の再生回路と、信号レベル設定
   回路と、前記再生回路及び信号レベル設定回路よりの入
   力信号を切り換えて出力する切換器とを設けて、同切換
   器の制御信号としてテレビ放送信号中に含まれている同
   期信号と内部発生の同期信号との位相差を比較する位相
   比較器の検出信号を使用し、前記両同期信号が同期状態
   にないときには前記再生回路よりの信号を切り換えて前
   記信号レベル設定回路よりの入力信号を前記切換器より
   出力せしめて画像表示をすることを特徴とするテレビ放
   送受信装置。
2. （２）前記信号レベル設定回路が輝度信号及び色差信号
   のレベルを設定する回路からなることを特徴とする請求
   項（１）記載のテレビ放送受信装置。
3. （３）前記信号レベル設定回路がＲ．Ｇ．Ｂの各原色信
   号のレベルを設定する回路からなることを特徴とする請
   求項（１）記載のテレビ放送受信装置。