JPH05176301A - 高品位テレビジョン受信装置 - Google Patents

高品位テレビジョン受信装置

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JPH05176301A
JPH05176301A JP3003085A JP308591A JPH05176301A JP H05176301 A JPH05176301 A JP H05176301A JP 3003085 A JP3003085 A JP 3003085A JP 308591 A JP308591 A JP 308591A JP H05176301 A JPH05176301 A JP H05176301A
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JP
Japan
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circuit
signal
level
standard
clamp
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JP3003085A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Miyabe
一裕 宮部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランプ回路では除去しきれないエネルギー
拡散信号の残留成分による妨害を軽減させ、良好な受信
状態を得ることを可能にする。 【構成】 多重サブナイキストサンプリングのような帯
域圧縮処理が施された画像信号が入力される高品位テレ
ビジョン受信装置において、画像信号に対して、静止画
処理回路20でフレーム間およびフィールド間で内挿処理
を行い、この静止画処理回路20への入力画像信号のフィ
ールド毎のレベルの差をレベル補正回路16で補正する。
レベル補正回路16は、制御信号発生回路17で制御し、か
つ入力信号に含まれる標準/非標準判別コードを検出す
る標準/非標準判別回路18の出力信号により、スイッチ
19でオン/オフする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛星を用いて放送される
高品位テレビジョン放送を受信することのできる高品位
テレビジョン受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高品位テレビジョンは、きめ細かな画像
を大画面のワイドスクリーンに表示することにより、現
行のテレビジョン放送では得られない迫力と臨場感など
の新しい魅力を求めようとするもので、近年各国とも関
心が高まって来ている。
【0003】例えば高品位テレビジョン方式のひとつで
ある“ハイビジョン”は、日本放送協会(NHK)により
提案されているもので、現行標準テレビジョンの方式が
走査線525本、アスペクト比4:3であるのに対して、
走査線1125本、アスペクト比16:9であり、約5倍の情
報量を持っている。このような情報量の多い信号を伝送
するには、従来の地上波の周波数帯では多くのチャンネ
ルが必要となってくるため、衛星を使った伝送が有効で
ある。
【0004】さらに衛星放送でも現在の1チャンネルの
帯域内で伝送しようとすれば、かなりの帯域圧縮の技術
が必要であり、そのうちの一つの方式としてMUSE方
式と呼ばれる技術がある。
【0005】以下MUSE方式の原理を簡単に説明す
る。
【0006】MUSEとはMultiple Sub−Nyquist−
Sampling Encodingの略であり、その名の通りサブナ
イキストサンプリングを2回行うことにより、1フィー
ルドで送る情報量を削減し、1画面分の情報を4フィー
ルドに分けて伝送する方式である。
【0007】サンプリングパターンを図3に示す。受信
側では送られてきたサンプリング点をメモリーに記憶
し、静止画においては4フィールド分のデータによりフ
レーム間内挿、フィールド間内挿を行って画像を再生す
る。
【0008】静止画処理について説明する。図4にフレ
ーム間内挿処理回路のブロック図を示す。図4におい
て、1,2はフィールドメモリ、3はスイッチである。
フィールドメモリ1,2の出力である1フレーム前のデ
ータと現在のデータとをスイッチ3の切換により交互に
出力することによってフレーム間の内挿処理を行ってい
る。
【0009】次に、図5にフィールド間内挿処理回路の
ブロック図を示す。図5において、4はフィールドメモ
リ、5はラインメモリ、6は2つの入力の平均をとる演
算回路、7はスイッチである。図に示すようにフィール
ドメモリ4の出力は2ライン間の平均をとって、現在デ
ータと内挿処理を行っている。
【0010】以上のように静止画処理回路では、フレー
ム間、フィールド間の内挿処理を行うことによって、サ
ブナイキストサンプリングされた信号を元のハイビジョ
ン信号に復元している。
【0011】MUSE信号について、さらに詳しく説明
する。図6にMUSE信号の伝送信号形式図を示す。図
6に示すようにMUSE信号は色差(C)信号を1/4に
時間圧縮して輝度(YM)信号と水平同期(HD)信号との
間に時間軸多重している。音声は垂直ブランキング期間
に多重されている。また、ライン563とライン1125には
クランプレベル信号が設けられている。MUSEの水平
同期信号は図7に示すような波形で、正極同期となって
おり、ライン毎に反転している。
【0012】一方、このようなMUSE信号を衛星を使
って放送する際の変調方式はFM変調である。変調極性
は正極性であり、占有周波数帯域幅27MHz、ベースバ
ンド帯域幅8.1MHzである。また、エネルギー拡散信号
として、図8に示すような30Hzの対称三角波(周波数偏
移600kHz)が重畳されている。
【0013】このエネルギー拡散信号は、本来の信号か
らすれば不必要なものなので受信側では取り除く必要が
あり、通常はクランプ回路によって除去される。
【0014】図9にクランプ回路の構成図を示す。図9
において、8,11はバッファアンプ、9はコンデンサ、
10は抵抗、12はスイッチ、13はA/D変換器、14はクラ
ンプパルス発生回路、15はクランプレベル演算回路であ
る。
【0015】クランプパルス発生回路14で水平同期信号
の真中の位置にクランプパルスを発生させる。そしてこ
のクランプパルスによってスイッチ12を閉じ、クランプ
レベル演算回路15で設定されるクランプレベルに入力信
号をクランプする。このクランプレベル演算回路15では
図6に示した伝送信号形式図のライン563と1125に含ま
れるクランプレベル信号の実際のレベルを検出し、レベ
ル128との差を計算してクランプのレベルを補正してい
る。この図9のクランプ回路では、図7に示した通り、
水平同期信号がライン毎に反転しているため必然的にソ
フトクランプとならざるをえない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図9の
クランプ回路ではエネルギー拡散信号を完全に除去する
ことは難しい。なぜならば先に述べたようにMUSE信
号の水平同期信号は、ライン毎に反転しているために、
ソフトクランプとならざるを得ないからである。
【0017】図8に示したエネルギー拡散信号の対称三
角波は、クランプを行うことによってほとんどの成分が
除去されるが、ソフトクランプのために若干の残留成分
が残り、その残留成分は図9に示すクランプ回路のコン
デンサ9と抵抗10とによって微分されて、図10(b)に示
すようにフィールドの中点で正負が反転するようなレベ
ル差のある信号となる。このエネルギー拡散信号の残留
成分は、2つの妨害として画質劣化の要因となる。ひと
つはフィールド間のレベル差によるフリッカー妨害であ
り、もうひとつはレベル差のある信号をフィールド間内
挿することによって生じる縦線妨害である。
【0018】上記の2つの妨害は、いずれもフィールド
間のレベル差が原因であるから、エネルギー拡散信号の
残留成分を小さくするほど妨害も少なくなる。2つの妨
害のうち特に縦線妨害の方は、明暗規則正しく並ぶた
め、ほんのわずかのレベル差であってもシーンによって
は目立つ場合がある。
【0019】本発明の目的は、上記課題に鑑み、クラン
プ回路では除去しきれないエネルギー拡散信号の残留成
分による妨害を軽減させ、良好な受信状態を得ることが
できるテレビジョン受信機を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の高品位テレビジョン受信装置は、画像信号
をフレーム間およびフィールド間で内挿処理を行う静止
画処理回路と、この静止画処理回路への入力画像信号の
フィールド毎のレベルの差を補正するレベル補正回路
と、このレベル補正回路を制御する制御信号発生回路
と、入力信号に含まれる標準/非標準判別コードを検出
する標準/非標準判別回路と、この標準/非標準判別回
路の出力信号により前記レベル補正回路をオン/オフす
る切換回路とを備えたことを主たる特徴とし、さらに入
力信号のクランプレベルを検出するクランプレベル検出
回路と、検出されたクランプレベルと基準レベルとのレ
ベル差を計算する比較回路とを備え、前記静止画処理回
路の入力画像信号のレベルを前記比較回路の出力に応じ
て補正することを特徴とする。
【0021】
【作用】上記の手段によれば、レベル補正回路によって
エネルギー拡散信号の残留成分であるフィールド間のレ
ベル差を補正し、縦線妨害や、フリッカー妨害のない良
好な受信状態を得ることができる。
【0022】
【実施例】本発明の実施例のテレビジョン受信機につい
て図面を参照しながら説明する。
【0023】図1は本発明の第1実施例における高品位
テレビジョン受信装置の一部を示すブロック図である。
図1において、16は信号のレベルを補正するレベル補正
回路、17はレベル補正回路16を制御する制御信号発生回
路、18はMUSE信号の標準/非標準を判別する標準/
非標準判別回路、19は標準/非標準に応じてレベル補正
回路をオン/オフする切換回路であるスイッチ、20は静
止画処理回路である。
【0024】同図において、制御信号発生回路17では、
図10(b)のエネルギー拡散信号の残留成分のレベルの変
化に対応してハイ/ローとなる信号を発生する。すなわ
ち、図10(c)に示すようにフィールドの中点でハイ/ロ
ーが切り替わる信号である。この制御信号に従ってレベ
ル補正回路16では、あるレベルの補正信号を加算/減算
する。
【0025】ここでレベルの補正であるが、先に述べた
ようにエネルギー拡散信号は、図9のクランプ回路によ
って、ほとんどの成分は除去されており、残留成分とし
ては信号レベルに対して1/100程度のわずかなもので
ある。ディジタルの8ビット表現でいえば2から3程度
のレベルである。したがってレベル補正回路16で行うレ
ベル補正は、クランプ回路の特性にもよるが、普通は±
1程度で充分である。図10(c)の制御信号がハイの時は
−1、制御信号がローの時は+1のレベル補正を行うこ
とにより、図10(b)のエネルギー拡散信号の残留成分が
軽減される。
【0026】次に標準/非標準判別回路18であるが、M
USE信号では図6の伝送信号形式図に示したように、
各種の伝送コントロール信号を送っている。図11に伝送
コントロール信号の内容を示す。図に示すように、ビッ
トb19において受信モード制御として、標準/非標準の
判別信号を伝送している。従って、このビットb19を検
出することによって入力信号が放送系であるか、非放送
系であるか、即ちエネルギー拡散信号が重畳されている
かどうかが検出可能である。この検出信号によって、も
し、非放送系であると検出した場合には、スイッチ19を
切り換えてレベル補正を行わない信号を静止画処理回路
20に入力する。
【0027】次に本発明の第2実施例を図2に基づいて
説明する。図2は本発明の第2実施例における高品位テ
レビジョン受信装置の一部を示すブロック図である。図
2において、図1で説明した部材に対応する部材には同
一符号を付して説明を省略したが、21のクランプレベル
検出回路と、22の比較回路を設けた点が第1実施例と異
なる。
【0028】図9のクランプ回路の説明で既に述べたよ
うに、MUSE信号においては、クランプレベル検出回
路21でクランプレベル信号のレベルを測定し、比較回路
22により基準レベルであるレベル128との差を検出する
ことが可能である。従って、ここで検出されたレベル差
に応じてレベル補正回路16においてレベル補正を行え
ば、フィールド毎にレベル差のない信号を得ることがで
きる。
【0029】なお、この場合は標準/非標準判別回路18
により切り換えることは必ずしも必要ないが、非標準信
号の場合、ドロップアウトなどによってクランプレベル
検出の誤動作も考えられるので、第1実施例と同じく、
放送系のみレベル補正を行う方が安全である。
【0030】以上のように第1,第2実施例によれば、
高品位テレビジョン放送において、信号に重畳されたエ
ネルギー拡散信号の残留成分があった場合でも静止画処
理前にレベル補正を行うことによって、縦線妨害や、フ
リッカー妨害のない良好な受信状態を得ることが可能で
ある。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高品位テ
レビジョン放送において、信号に重畳されたエネルギー
拡散信号の残留成分があった場合でも、レベル補正回路
で静止画処理前にレベル補正を行うことによって、縦線
妨害や、フリッカー妨害のない良好な受信状態を得るこ
とが可能な高品位テレビジョン受信機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における高品位テレビジョ
ン受信装置の一部を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2実施例における高品位テレビジョ
ン受信装置の一部を示すブロック図である。
【図3】ライン間、フィールド間、フレーム間オフセッ
トサンプリングのパターン図である。
【図4】フレーム間内挿処理回路のブロック図である。
【図5】フィールド間内挿処理回路のブロック図であ
る。
【図6】MUSE信号の伝送信号形式図である。
【図7】MUSE信号の水平同期信号の説明図である。
【図8】エネルギー拡散信号の説明図である。
【図9】クランプ回路の構成図である。
【図10】エネルギー拡散信号とその残留成分、およびレ
ベル補正回路の制御信号の一例を示す波形図である。
【図11】MUSE信号の伝送コントロール信号の内容を
示す説明図である。
【符号の説明】
16…レベル補正回路、 17…制御信号発生回路、 18…
標準/非標準判別回路、19…切換回路、 20…静止画処
理回路、 21…クランプレベル検出回路、 22…比較回
路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重サブナイキストサンプリングのよう
    な帯域圧縮処理が施された画像信号が入力される高品位
    テレビジョン受信装置において、画像信号をフレーム間
    およびフィールド間で内挿処理を行う静止画処理回路
    と、この静止画処理回路への入力画像信号のフィールド
    毎のレベルの差を補正するレベル補正回路と、このレベ
    ル補正回路を制御する制御信号発生回路と、入力信号に
    含まれる標準/非標準判別コードを検出する標準/非標
    準判別回路と、この標準/非標準判別回路の出力信号に
    より前記レベル補正回路をオン/オフする切換回路とを
    備えたことを特徴とする高品位テレビジョン受信装置。
  2. 【請求項2】 入力信号のクランプレベルを検出するク
    ランプレベル検出回路と、検出されたクランプレベルと
    基準レベルとのレベル差を計算する比較回路とを備え、
    前記静止画処理回路の入力画像信号のレベルを前記比較
    回路の出力に応じて補正することを特徴とする請求項1
    の高品位テレビジョン受信装置。
JP3003085A 1991-01-16 1991-01-16 高品位テレビジョン受信装置 Pending JPH05176301A (ja)

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