JPH05292474A - 高品位テレビジョン受信装置 - Google Patents

高品位テレビジョン受信装置

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JPH05292474A
JPH05292474A JP4088519A JP8851992A JPH05292474A JP H05292474 A JPH05292474 A JP H05292474A JP 4088519 A JP4088519 A JP 4088519A JP 8851992 A JP8851992 A JP 8851992A JP H05292474 A JPH05292474 A JP H05292474A
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JP
Japan
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signal
still image
equalization
waveform
definition television
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Application number
JP4088519A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Miyabe
一裕 宮部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 波形等化回路を備えた高品位テレビジョン受
信装置において、波形等化の前後における画質の変化に
よる違和感を軽減することを目的とする。 【構成】 入力信号が静止画であるか動画であるかを判
別する静止画判別回路6を備え、静止画である場合には
波形等化後の信号に切り換えず、動画になってから切り
換える。動画の場合はもともとの動きにより画質の変化
が余り目立たないため違和感を感じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は帯域圧縮された高品位テ
レビジョン信号を波形等化する波形等化回路と、復調装
置を備えた高品位テレビジョン受信装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】高品位テレビジョンはきめ細かな画像を
大画面のワイドスクリーンに表示することにより、現行
のテレビジョン放送では得られない迫力と臨場感などの
新しい魅力を求めようとするものである。たとえば高品
位テレビジョン方式のひとつである”ハイビジョン”
は、日本放送協会(NHK)により提案されているもの
で、現行標準テレビジョンの方式が走査線525本、ア
スペクト比4:3であるのに対して、走査線1125
本、アスペクト比16:9であり、約5倍の情報量を持
っている。このような情報量の多い信号を伝送するには
従来の地上波の周波数帯では多くのチャンネルが必要と
なってくるため、衛星を使った伝送が有力である。さら
に衛星放送でも現在の1チャンネルの帯域内で伝送しよ
うと思えばかなりの帯域圧縮の技術が必要であり、その
うちの一つの方式としてMUSE方式と呼ばれる技術が
ある。
【0003】MUSEとはMultiple Sub−
Nyquist−SamplingEncodingの
略であり、その名の通りサブナイキストサンプリングを
2回おこなうことにより、1フィールドで送る情報量を
削減し、1画面分の情報を4フィールドに分けて伝送す
る方式である。ディジタル技術を利用した方式である
が、伝送はアナログ伝送を行なっており、サンプル値ア
ナログ伝送と呼ばれている。
【0004】サンプル値アナログ伝送の基本は、変調器
でD/A変換されたサンプル値が復調器のA/D変換で
互いに干渉されることなく正確にサンプルされることで
ある。サンプル値間の干渉が発生しない条件としては、
伝送路の周波数特性がサンプリング周波数の半分の位置
で点対称であり、かつ、群遅延特性が帯域内で一様であ
ればよいことが知られており、このような周波数特性を
コサインロールオフ特性と呼んでいる。
【0005】伝送路の状態によっては、このコサインロ
ールオフ特性を満たさない場合もあり、その場合にはサ
ンプル値間の波形干渉が生じ、画面上ではリンギング妨
害となって現れる。そこで、伝送路の状態が非常に悪い
場合には伝送路を等化する波形等化器を用いることがあ
る。
【0006】MUSE方式を例にとって、受信側におけ
る伝送路等化の方法について簡単に説明する。図5は受
信側の伝送路等化の系統図である。図5において、1、
はA/D変換器、2は等化フィルタ、3は基準信号抽出
器、4はCPUである。伝送路等化を正確に行うために
は信号に基準信号を多重する必要がある。MUSE信号
においては、その垂直ブランキング期間にVIT信号と
呼ばれるインパルス波形が多重されている。MUSE信
号復調器では、入力されたMUSE信号をA/D変換器
1によりディジタル信号に変換したあと、基準信号抽出
器3によってMUSE信号の中からこのVIT信号を抽
出する。そして、抽出されたVIT信号をCPU4によ
り、理想パルス波形と比較して、その差分が零となるよ
うに等化フィルタ2にフィードバックする。等化フィル
タ2ではCPU4から送られてくるデータに従ってフィ
ルタのタップ係数を変えてVIT信号を理想波形に近づ
けていく。そして、理想パルス波形との誤差がある閾値
(Xとする)以下になったら等化完了とみなして制御を
終了する。伝送状態によっては、何度補正しても誤差が
閾値X以下にならない場合や、発散してしまう場合もあ
るので、補正回数の最大値(Nとする)を決め、最大値
Nになった時点で補正を中止する。また、補正の途中段
階での信号をそのまま表示していたのでは画質が補正の
度に変化して見苦しくなるので、通常は等化中は補正前
の信号をそのまま出力し、等化が完了してから等化後の
信号と切り換える。以上の波形等化のアルゴリズムを図
6に示す。
【0007】以上のような波形等化の機能は受信装置と
して必須のものではないが、集合住宅における共同受信
設備やケーブル伝送などの利用形態を考えると伝送路に
おけるコサインロールオフ特性が必ずしも確保できると
は限らないため、良好な画質を確保するためにはぜひと
も必要な機能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように高品位テ
レビジョン受信装置において良好な画質を確保しようと
すれば、波形等化器を備えなければならないが、この等
化処理は伝送路の状態に合わせて行うのであるから、伝
送路の状態が変わる度に、あるいは定期的にリセットし
て、等化をやり直さなければならない。伝送状態がよく
ない場合には等化処理の前後で画質が大幅に異なること
も考えられる。その場合視聴者の見ている途中で画質が
急激に変化するため違和感を感じる事になる。このよう
に波形等化による画質改善は通常の視聴状態の中で行わ
れるため、画質の変化を見ている人に感じさせてしまう
という課題を有していた。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、波形等化により改善された信号と改善前の信号とを
映像が動いているときに切り換えることにより、画質の
変化を見ている人に感じさせない高品位テレビジョン受
信装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の高品位テレビジョン受信装置は、入力信号が
静止画であるか動画であるかを判別する判別回路を備
え、判別回路の出力に応じて波形等化回路における処理
を切り換えるという構成を有している。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、入力信号が静
止画である場合には波形等化後の信号の出力を禁止し、
動画になってはじめて波形等化後の信号を出力するよう
な波形等化アルゴリズムとし、波形等化による画質の変
化を映像の動きによって目立たなくすることができる。
【0012】
【実施例】(実施例1)以下本発明の第一の実施例の高
品位テレビジョン受信装置について図面を参照しながら
説明する。
【0013】図1は本発明の第一の実施例における高品
位テレビジョン受信装置の波形等化回路のブロック図で
ある。図1において、1はA/D変換器、2は等化フィ
ルタ、3は基準信号抽出器、4はCPU、5は帯域圧縮
信号復調回路、6は静止画判別回路である。また、図2
は図1に示す波形等化回路の波形等化アルゴリズムであ
る。図1及び図2を用いて第一の実施例を説明する。
【0014】まず、図1の静止画判別回路6であるが、
たとえばMUSE信号においては(表1)に示すように
コントロール信号として3ビットからなる動き情報が伝
送されている。(ビット16〜18)
【0015】
【表1】
【0016】この動き情報が0のときは通常の状態であ
り、1のときは完全静止画をあらわしている。したがっ
て、MUSE信号復調装置においては、このコントロー
ル信号から静止画判別信号を簡単に得る事ができる。
【0017】このようにして得られた静止画判別信号を
CPU4に入力し、CPU4では図2に示したアルゴリ
ズムのように完全静止画の場合には補正モードに行かな
い、即ち、波形等化後の信号に切り換えないような制御
を行う。伝送信号が完全静止画の間は波形等化された信
号に切り換えず、動画になってからはじめて波形等化さ
れた信号に切り換えることになる。静止画においては画
質の変化が大きく目立つが、動画の場合にはそれほど目
立たないため、上記のように必ず動画のときに波形等化
後の信号に切り換えるようにすれば、波形等化による画
質の変化がそれほど気にならなくなり、良好な受信画面
を得ることができる。
【0018】(実施例2)以下本発明の第二の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0019】図3は第二の実施例における波形等化回路
のアルゴリズムを示したものである。第一の実施例にお
いては完全静止画の場合には補正モードへ決して行かな
いようになっていたが、本実施例においては待機回数の
最大値(Wとする)を決めて、W回待機したらループを
抜けて補正モードへ移行することにする。こうすること
により、静止画放送のように静止画主体の放送内容の場
合第一の実施例では波形等化されないことになってしま
うが、本実施例では一定時間経過後ループを抜けるた
め、波形等化の機能を無駄にすることがなくなる。ま
た、通常は完全静止の状態が長く続くことはあまりない
ので、第一の実施例と同じ効果を期待できる。
【0020】(実施例3)以下本発明の第三の実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
【0021】図4は第三の実施例における波形等化回路
のアルゴリズムを示したものである。まず、静止画放送
が行われていることを示す静止画フラグであるが、MU
SE信号においては、(表1)に示したコントロール信
号のビット24によって、静止画フラグが送られてきて
いる。MUSE信号復調装置でこのコントロール信号の
ビット24を検出し、静止画判別信号と共に図1のCP
U4に供給する。CPU4では図4のアルゴリズムに示
したように静止画フラグが立っている場合、即ち静止画
放送の場合には次の処理を割愛して補正モードに移行
し、静止画フラグが立っていない場合、即ち通常の放送
の場合には、第一の実施例と同様の処理を行う。
【0022】このようにすることによって、第一の実施
例のように、静止画放送で波形等化が効かなくなってし
まうという問題がなくなり、通常の放送の場合は第一の
実施例と同じ効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本実施例によれば、波形等
化回路を備えた高品位テレビジョン受信装置において、
波形等化の画質改善を動画のときに行うことにより、視
聴途中で波形等化が働いた場合の画質の急激な変化によ
る違和感を緩和し、良好な受信状態を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例における高品位テレビジ
ョン受信装置の波形等化回路のブロック図
【図2】本発明の第一の実施例における波形等化回路の
アルゴリズム
【図3】本発明の第二の実施例における波形等化回路の
アルゴリズム
【図4】本発明の第三の実施例における波形等化回路の
アルゴリズム
【図5】従来の高品位テレビジョン受信装置の波形等化
のブロック図
【図6】従来の波形等化回路のアルゴリズム
【符号の説明】
1 A/D変換器 2 等化フィルタ 3 基準信号抽出器 4 CPU 5 帯域圧縮信号復調回路 6 静止画判別回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯域圧縮された高品位テレビジョン信号
    を入力とし、入力信号をディジタル信号に変換するA/
    D変換器と、前記A/D変換器の出力を等化する等化フ
    ィルタと、前記等化フィルタの信号から波形等化用の基
    準信号を取り出す基準信号抽出器と、取り出した基準信
    号を期待値と比較して結果を前記等化フィルタにフィー
    ドバックするCPUからなる波形等化回路とを備えた高
    品位テレビジョン受信装置であって、入力信号が静止画
    であるか動画であるかを判別する判別回路を備え、前記
    判別回路の出力に応じて前記波形等化回路における処理
    を切り換え、入力信号が静止画である間は波形等化を行
    わないことを特徴とした高品位テレビジョン受信装置。
  2. 【請求項2】 帯域圧縮された高品位テレビジョン信号
    を入力とし、入力信号をディジタル信号に変換するA/
    D変換器と、前記A/D変換器の出力を等化する等化フ
    ィルタと、前記等化フィルタの信号から波形等化用の基
    準信号を取り出す基準信号抽出器と、取り出した基準信
    号を期待値と比較して結果を前記等化フィルタにフィー
    ドバックするCPUからなる波形等化回路とを備えた高
    品位テレビジョン受信装置であって、入力信号が静止画
    であるか動画であるかを判別する判別回路と、一定時間
    処理を待機させる手段とをを備え、前記判別回路の出力
    に応じて前記波形等化回路における処理を切り換え、入
    力信号が静止画である場合は一定時間待機後波形等化を
    行うことを特徴とした高品位テレビジョン受信装置。
  3. 【請求項3】 帯域圧縮された高品位テレビジョン信号
    を入力とし、入力信号をディジタル信号に変換するA/
    D変換器と、前記A/D変換器の出力を等化する等化フ
    ィルタと、前記等化フィルタの信号から波形等化用の基
    準信号を取り出す基準信号抽出器と、取り出した基準信
    号を期待値と比較して結果を前記等化フィルタにフィー
    ドバックするCPUからなる波形等化回路とを備えた高
    品位テレビジョン受信装置であって、静止画放送を行っ
    ていることを示す静止画フラグを入力信号から検出する
    静止画フラグ検出回路と、入力信号が静止画であるか動
    画であるかを判別する判別回路を備え、前記静止画フラ
    グ検出回路の検出結果および前記判別回路の出力に応じ
    て前記波形等化回路における処理を切り換え、入力信号
    が静止画放送である場合は通常の波形等化を行い、静止
    画放送以外で入力信号が静止画である場合はその間波形
    等化を行わないことを特徴とした高品位テレビジョン受
    信装置。
JP4088519A 1992-04-09 1992-04-09 高品位テレビジョン受信装置 Pending JPH05292474A (ja)

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JP (1) JPH05292474A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013214818A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Fujitsu Ten Ltd 受信装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013214818A (ja) * 2012-03-30 2013-10-17 Fujitsu Ten Ltd 受信装置

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