JPH05199546A - 線順次色信号同時化回路 - Google Patents

線順次色信号同時化回路

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JPH05199546A
JPH05199546A JP4010143A JP1014392A JPH05199546A JP H05199546 A JPH05199546 A JP H05199546A JP 4010143 A JP4010143 A JP 4010143A JP 1014392 A JP1014392 A JP 1014392A JP H05199546 A JPH05199546 A JP H05199546A
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JP
Japan
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circuit
signal
line
color signal
pixel
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JP4010143A
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Akihiko Yamashita
昭彦 山下
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MUSE信号の受信機において、色差信号
(色信号)の線順次色信号同時化回路(30)を垂直3タップ
の1次元FIRフィルタで構成し、一様に内挿すると、
静止画部においてフィ−ルド間内挿処理によって水平エ
ッジ部に生じたドット妨害を助長し、また、不要な色に
じみが発生する。 【構成】 本発明は、線順次色信号を同時化するため
に、色信号を周辺の画素(R1,R2)より補間する場合、こ
の混合の比率を、輝度信号より検出したエッジに応じて
適応的に切り替えて選択出力することを、特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サブサンプル方式によ
って、帯域圧縮処理が施されたテレビジョン信号の受信
装置の線順次色信号同時化回路に関し、特に、MUSE
信号受信機の線順次色信号同時化回路に関する。
【0002】
【従来の技術】高品位映像信号を帯域圧縮する技術とし
て、多重サブナイキストサンプリングエンコ−ド方式
(MUSE方式)(Multiple Sub-Nyquist Sampling Encod
ing)が、NHK(日本放送協会)により開発され、衛星放
送で放送が為されている。このMUSE方式は、帯域幅
27MHzの衛星放送の1チャンネルで、高品位映像信号を
伝送する為の帯域圧縮方式である。このMUSE方式で
は、高品位映像信号を帯域圧縮エンコ−ダでサブナイキ
ストサンプリグ処理を行い帯域幅8.1MHzの帯域圧縮信号
に変換する。
【0003】尚、MUSE方式に関しては、以下の文献
に紹介されている。 (A)NHK技術研究 昭和62年第39巻第2号 通巻172号
18(76)〜53(111)頁二宮,大塚,和泉,合志,岩館
著,「MUSE方式の開発」 (B)日経マグロウヒル社発行の雑誌「日経エレクトロニ
クス,1987年11月2日号、No.433」189頁〜212頁,二宮
著,「衛星を使うハイビジョン放送の伝送方式MUS
E」 図1に、MUSE信号受信機の一例の回路構成を示す。
【0004】図1において、(10)はMUSE信号入力端
子である。(12)はA/D変換器である。(14)はディエン
ファシス回路である。(16)は輝度信号静止画処理回路で
ある。(18)は輝度信号動画処理回路である。(20)は色差
信号静止画処理回路である。(22)は色差信号動画処理回
路である。(24)は動き検出回路である。(26)は輝度信号
の混合回路である。(28)は色差信号の混合回路である。
(30)は色差信号の線順次色信号同時化回路である。(32)
はY,R−Y,B−Y信号からRGB信号へ変換する為
のマトリクス回路である。(34)はD/A変換器である。
(36)は出力端子である。
【0005】このMUSE信号受信機の動作を簡単に説
明する。輝度信号静止画処理回路(16)と色差信号静止画
処理回路(20)では、時間軸方向の相関を利用して、フレ
−ム間・フィ−ルド間での内挿処理が行わる。輝度信号
動画処理回路(18)及び色差信号動画処理回路(22)では、
空間方向の相関性を利用してフィ−ルド内での内挿処理
が行われる。
【0006】静止画信号及び動画信号は、混合回路(26)
(28)において、動き量に応じて、画素単位で混合され
る。この動き量は、動き検出回路(24)で求められる。図
2に色差信号静止画処理回路(20)の一例を示す。図2に
おいて、(20a)は入力端子である。(38)は、フレ−ムオ
フセットサブサンプリングによって、間引かれた画素を
周辺画素を用いて内挿するためのフレ−ム間内挿回路で
ある。
【0007】(40)は、時間軸圧縮された信号を元に戻す
時間軸伸長回路である。(42)は、フィ−ルドオフセット
サブサンプリングによって、間引かれた画素を周辺画素
を用いて内挿するためのフィールド間内挿回路である。
(20b)は出力端子である。図3に線順次色信号同時化回
路(30)の一例を示す。
【0008】(30a)は入力端子である。(44)(46)は1水
平走査期間の遅延素子である。(48)は加算回路である。
(50)(52)は2入力(A,B)から1つを選択出力するマルチ
プレクサである。(30b)はR−Y信号出力端子である。
(30c)はB−Y信号出力端子である。(LS)はライン毎に
極性が反転するライン識別信号であり、この信号(LS)の
極性によりマルチプレクサ(44,46)の選択信号が変わ
る。
【0009】線順次色信号同時化回路(30)への入力信号
のサンプリングパターンは、図4のとおりとなってお
り、偶数ラインにB−Y信号、奇数ラインにR−Y信号
が多重されている。この信号を同時化する際、図3の構
成では、サンプリング点については、画素値をそのまま
使用し、非サンプル点はフィ−ルド内の真上と真下のラ
イン画素の平均値で補間する。
【0010】すなわち、図5において、ラインNO.44の
R−Y信号は、ラインNO.43及びNO.45の画素の平均値と
なる。これは、垂直3タップのFIRフィルタ動作であ
る。図4のfscは線順次色信号におけるサンプリング周
波数で、MUSE信号の場合、16.2MHzである。補足説
明として、図5に図3の各ポイント(イ,ロ,ハ,ニ,
ホ,ヘ)におけるタイムチャ−トを示す。図中、1Hと
あるのは、1水平走査期間に相当し、その1水平走査期
間の信号を1つの画素レベル(B0,R0等)で代表させて
いる。マルチプレクサ(50)(52)は、ライン識別信号(LS)
によって制御され、ここではライン識別信号(LS)がロ−
レベルの時にB入力をハイレベルの時にA側を選択出力
するものとしている。
【0011】色差信号処理において、静止画の場合、フ
ィールド間内挿処理で水平エッジ部にドット妨害が発生
し、線順次色信号同時化回路によって、助長される結果
となっている。これについて、図6を参照しつつ説明す
る。この図6のEの位置にエッジがあるとする。
【0012】図6(a)は、フィールド間内挿処理される
前のサンプリングパタ−ンで、図2の時間軸伸長回路(4
0)の出力の一方の色差信号に相当する。図6(b)は、図
2のフィールド間内挿回路(42)の一方の色差信号に相当
する。図6(c)は、図2の線順次色信号同時化回路(30)
の一方の色差信号に相当する。
【0013】尚、図6において、□は高いレベルを表
し、□の黒塗りは低レベルを表し、□の半分黒塗りは中
間レベルを表している。現行のフィールド間内挿回路
は、前フィールドの真上または真下の同一色差信号ライ
ンの画素をそのまま代入する構成となっている為、内挿
後は図6(b)のようになり、ドット妨害が発生する。さ
らに線順次色信号同時化回路によって内挿され図6(c)
のパタ−ンとなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く、MUSE
信号の受信機側において、色差信号(色信号)の線順次色
信号同時化回路(30)を垂直3タップの1次元FIRフィ
ルタで構成し、一様に内挿すると、静止画部においてフ
ィ−ルド間内挿処理によって水平エッジ部に生じたドッ
ト妨害を助長し、また、不要な色にじみが発生する。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明では、線順次色信
号を同時化するために、色信号が送信されないあるライ
ンの色信号(非サンプル点)を、同じ色の周辺の画素(R1,
R2)より補間する場合、この混合の比率を、輝度信号よ
り検出したエッジに応じて適応的に切り替えて選択出力
することを、特徴とする。
【0016】
【作用】例えば、非サンプル点(Rx)の内挿手段として、
平均値以外に、真上ラインの画素及び真下の画素をその
まま出力する回路を追加し、これら3つの出力信号を適
応的に選択出力する構成とする。即ち、図7において、
非サンプル点(Rx)は、以下のとおり内挿される。
【0017】境界(E0)にエッジがある場合 RX=R2 境界(E1)にエッジがある場合 RX=R1 境界(E0)にも境界(E1)にもエッジが無い場合 RX=1/2(R
1+R2) 境界(E0)にも境界(E1)にもエッジが有る場合 RX=1/2(R
1+R2) すなわち、境界(E0)もしくは境界(E1)のどちらか一方に
エッジが存在する場合には、相関の高い側の画素をその
まま代入するものである。
【0018】
【実施例】図8を参照しつつ、本発明の1実施例を説明
する。尚、図8において、図3と同一部分には、同一符
号を付して重複説明を省略する。(54)は、複数の入力(I
N1〜IN3)の同時化手段から1つを選択出力するためのマ
ルチプレクサである。
【0019】(30d)は、輝度信号入力端子である。尚、
この実施例の輝度信号は、輝度信号静止画処理回路(16)
でフレーム間内挿処理が施された輝度信号である。(56)
は、エッジ検出回路である。このエッジ検出回路(56)
は、2ビットのエッジ信号(YE0,YE1)が出力される。前
記マルチプレクサ(54)は、このエッジ信号(YE0,YE1)に
より、制御される。
【0020】エッジ検出回路(56)は、最も簡易動作の場
合、図9に示すように、E0の位置におけるエッジの有無
については、Y0とY1の画素の輝度レベルの差分絶対値を
求め、所定のしきい値を越える場合にはエッジ有りと
し、しきい値を越えない場合は、エッジ無しとする。E1
の位置におけるエッジの有無についてはY1とY2の画素の
輝度レベルについて同様の処理を行う。
【0021】輝度信号は、線順次信号ではないので、こ
の画素Y1,Y2,Y3は当然存在する。尚、この輝度信号とし
ては、輝度信号静止画処理回路(16)でフレ−ム間内挿処
理が行われ、フィ−ルド間内挿処理前の輝度信号を利用
した。又、図9におけるE0,E1は図7におけるものと同
様である。マルチプレクサ(54)の入力は、IN1が真上の
ラインの画素、IN2が真上のライントと真下のラインの
画素の平均値出力、IN3は真下のラインの画素である。
【0022】今、E0にエッジがある場合、YE0出力をハ
イレベル、エッジがない場合、ロ−レベル、またE1にエ
ッジがある場合、YE1出力をハイレベル、エッジがない
場合、ロ−レベルとすると、マルチプレクサ(54)の選択
動作は以下の通りとなる。 YE0=H,Y1E=Lのとき、 IN3を出力する。 YE0=L,YE1=Hのとき、 IN1を出力する。
【0023】上記以外 IN2を出力す
る。 輝度信号との位相関係は、Y1画素が内挿しようとする色
差信号の非サンプル点に対応するものである。本発明の
実施例を用いた場合のドット防害の影響を図10に示
す。これは、従来の図6に対応するものである。同図を
(c)を見ればドット防害の広がりを抑えられていること
が分かる。
【0024】本発明の特徴は、エッジの部分を輝度信号
によって検出し、このエッジに応じた同時化のための色
信号の補間を行うものである。よって、上記実施例以外
に、真上のライン画素レベルと真下ラインの画素レベル
を輝度信号のエッジ位置に応じて、出力するようにして
もよい。また、真上のライン画素レベルと真下ラインの
画素レベルを輝度信号のエッジ信号レベルに応じて所定
の混合比で混合されるように構成することもできる。
尚、人間の目は、色信号に関しては鋭敏でないため、こ
こまで改善するのは、業務用レベルのものとなる。
【0025】また、本実施例では、選択回路(54)をマル
チプレクサの如く、切り替え式のスイッチで構成した
が、これは、当然、混合回路の如く、エッジ検出回路の
出力により混合比を替える構成でもよいことは言うまで
もない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、静止画水平エッジ部に
生じたドット防害を軽減でき不要な色にじみをおさえる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来からのMUSE信号受信機の構成を示す図
である。
【図2】色差信号静止画処理回路の構成を示す図であ
る。
【図3】従来の線順次色信号同時化回路の構成を示す図
である。
【図4】色差信号サンプリングパターンを示す図であ
る。
【図5】従来の線順次色信号同時化処理のタイムチャー
トを示す図である。
【図6】ドット防害を説明するための図である。
【図7】図1の同時化処理を説明するための図である。
【図8】本発明の1実施例を示す図である。
【図9】輝度信号のエッジの検出を説明するための図で
ある。
【図10】本発明の実施例の動作を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
(20) 色差信号静止画処理回路(内挿回路) (30) 線順次色信号同時化回路 (54) マルチプレクサ(選択回路)、 (56) エッジ検出回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側で線順次処理されると共に、サブ
    サンプル処理されてた色信号を受信側で復調するために
    内挿回路(20)の後段に設けられた線順次色信号同時化回
    路(30)において、 少なくとも、非サンプル画素(Rx)の真上のラインの画素
    (R1)の色信号と、この非サンプル画素の真下のラインの
    画素(R2)の色信号とからこの非サンプル画素(Rx)の色信
    号を出力する選択回路(54)と、 輝度信号のエッジ部分(E0,E1)を検出し、この検出結果
    (YE0,YE1)により、前記選択回路(54)を制御するエッジ
    検出回路(56)と、 を備えることを特徴とする線順次色信号同時化回路。
  2. 【請求項2】 前記選択回路(54)は、非サンプル画素(R
    x)の真上のラインの画素(R1)の色信号と、この非サンプ
    ル画素の真下のラインの画素(R2)の色信号と、この両画
    素(R1,R2)の平均値の色信号とを、選択出力することを
    特徴とする請求項1の線順次色信号同時化回路。
  3. 【請求項3】 フレーム間内挿入処理とフィールド間内
    挿処理を行う色差信号静止画処理回路(20)の後段に設け
    られたMUSE信号受信機の線順次色信号同時化回路(3
    0)において、 少なくとも、非サンプル画素(Rx)の真上のラインの画素
    (R1)の色信号と、この非サンプル画素の真下のラインの
    画素(R2)の色信号とからこの非サンプル画素(Rx)の色信
    号を出力する選択回路(54)と、 輝度信号のエッジ部分(E0,E1)を検出し、この検出結果
    (YE0,YE1)により、前記選択回路(54)を制御するエッジ
    検出回路(56)と、 を備えることを特徴とする線順次色信号同時化回路。
JP4010143A 1992-01-23 1992-01-23 線順次色信号同時化回路 Pending JPH05199546A (ja)

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