JPH05328308A - 高品位テレビジョン受信機 - Google Patents

高品位テレビジョン受信機

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JPH05328308A
JPH05328308A JP4132480A JP13248092A JPH05328308A JP H05328308 A JPH05328308 A JP H05328308A JP 4132480 A JP4132480 A JP 4132480A JP 13248092 A JP13248092 A JP 13248092A JP H05328308 A JPH05328308 A JP H05328308A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
image processing
circuit
moving image
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP4132480A
Other languages
English (en)
Inventor
Kohei Watanabe
浩平 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH05328308A publication Critical patent/JPH05328308A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ベクトル補正信号が伝送されてきたときの画質
の乱れを防止する。 【構成】A/D変換器2から出力されたデジタルMUS
E信号は、コントロール信号再生回路3、動き部分検出
回路4、静止画処理回路5、動画処理回路6に入力され
てそれぞれ処理される。静止画処理回路5、動画処理回
路6で処理された各信号は、混合器7で動き検出信号に
応じて混合されD/A変換器9に入力される。ここでコ
ントロール信号再生回路3で、ベクトル補正信号が検出
されると、選択回路8が制御され、動画処理回路6の出
力が、強制的にD/A変換器9に導入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MUSE(MULTIPLE
SUB-NYQUIST SAMPLING ENCODING )方式により伝送さ
れるMUSE信号を受信する高品位テレビジョン受信機
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、次世代の高品位テレビジョン方式
として、情報量を圧縮して伝送するMUSE方式が開発
されている。MUSE方式は、静止画部分では、ハイビ
ジョンの1画面を図3に示すように4種類の部分に分け
て、これを4フィールド分の時間をかけて伝送してい
る。受信側では、この4フィールド分の画面を重ね合わ
せて元の画面を再構成している。動画部分では、静止画
部分のように4フィールドで1画面を伝送すると、画像
動きが不自然になるために、最後に伝送された1フィー
ルド分の画面のみを用いて元の画面を再構成している。
従って、動画部分は、静止画部分に比べて情報量が少な
いために解像度が劣化するが、人間の目は動き部分の解
像度が低いために大きな問題とはならない。
【0003】上記のように。MUSE方式では人間の目
の性質を利用し、不自然を感じないように信号の帯域圧
縮を行っている。ところがカメラが上下左右に動いたと
きは画面全体が同じ方向に動く、全体的な動画となって
しまう。すると静画であるにもかかわらず、動画処理が
行われ解像度の低下が目立つことがある。このような不
具合を改善するために、MUSE方式ではベクトル補正
と呼ばれる動き補正方式を採用している。これは、エン
コーダ側で画面全体の動きの量、動きベクトルを検出し
これをデコーダ側にコントロール信号としてデジタル信
号で伝送するものである。エンコーダ及びデコーダで
は、動きベクトル信号をもとに前のフレームの信号に対
して位置補正を行うことにより、画面全体が動画となる
のを避けるようにしている。
【0004】ところで、MUSEデコーダでは、動画部
分と静画部分をそれぞれ別に処理しなければならないた
めに、伝送されてきた信号の動画部分を検出する必要が
ある。動画部分の検出は、原則的に現在伝送されている
サンプル値と、以前に伝送された同一点のサンプル値と
の差分を取ることにより行われる。MUSE方式では、
4フィールドで一巡するサンプル構造を持っているため
に、4フィールド(=2フレーム)前の値との差分を取
る必要がある。このようにして動き部分の検出を行うこ
とを2フレーム間動き検出と呼んでいる。
【0005】一方、MUSE方式では、4MHz以下の
成分については、どのフィールドでも同様な情報が伝送
されているために、この成分については2フィールド前
(1フレーム)との差分をとることにより動きを検出す
ることもできる。このようにして動き部分の検出を行う
ことを1フレーム間動き検出と呼んでいる。
【0006】MUSEデコーダでは、通常2フレーム間
動き検出を基本にしながら、1フレーム間動き検出を併
用して、最終的な動き検出を行っている。しかし、2フ
レーム間動き検出を行うには2フレーム分のフレームメ
モリが必要となるため、大量のメモリを必要とする。こ
のため安価なMUSEデコーダでは処理を簡略化して1
フレーム間動き検出のみで動きを検出することが考えら
れている。
【0007】図4は、従来のMUSEデコーダの構成を
示している。入力端子1から入力されたMUSE信号
は、アナログデジタル(A/D)変換器2でデジタル信
号に変換され、コントロール信号再生回路3、動き部分
検出回路4、静止画処理回路5、動画処理回路6にそれ
ぞれ供給される。コントロール信号再生回路3では、M
USE信号の垂直ブランキング中に多重されたコントロ
ール信号を再生する。コントロール信号は、MUSE信
号をデコードするのに必要な情報をデジタル信号の形で
含むもので、サブサンプル位相信号、ベクトル補正信
号、動き検出感度信号等が含まれている。従って、動き
部分検出回路4、静止画処理回路5、動画処理回路7で
は、デジタル信号に変換されたMUSE信号と、コント
ロール信号を用いて各々の処理を行う。動き部分検出回
路4では、現在の信号と1フレーム前の信号との差分の
絶対値をとり、動き検出信号として出力する。静止画処
理回路5では、MUSE信号の4フィールド分の信号を
重ね合わせて静止画処理を行い出力する。動画処理回路
6では、現在のフィールドの信号を用いて伝送されてい
ない部分の信号を作り出し出力する。混合器7では、静
止画処理された信号と、動画処理された信号を動き検出
信号が大きいときは動画処理された信号の比率が大きく
なるように混合する。混合器7の出力は、D/A変換器
9でアナログ信号に変換され、出力端子10から導出さ
れる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、MU
SE方式では、カメラが上下左右に動いたような場合、
ベクトル補正が行われている。しかしカメラの動きは、
ベクトル補正を行う最小単位(32MHz)の整数倍に
あることは少ない。このため、完全なベクトル補正を得
ることができず、画面全体にわたりエッジ部分に細かな
動き部分が生じる。このような動きの成分は、4MHz
以上の成分が多く、1フレーム間動き検出では動き部分
を正しく検出することができない。従って、1フレーム
間動き検出のみを行っているMUSEデコーダにおいて
は、画面全体のエッジ部分では、動画部分に対して静画
処理を行うことになる。MUSEデコーダにおいては、
動画部分に静画処理を行った場合、その妨害は大きく、
画面全体にわたって大きな妨害が発生するという問題が
ある。
【0009】そこでこの発明は、1フレーム間動き検出
のみを用いているMUSEデコーダにおいて、ベクトル
補正が行われているときにも良好な画面を得ることがで
きる高品位テレビジョン受信機を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、1フレーム
間差信号のみを用いて動き検出を行うMUSEデコーダ
において、ベクトル補正信号が伝送されてきたときに、
完全動画処理された信号を導出する手段を設けるように
したものである。
【0011】
【作用】上記の手段により、ベクトル補正が行われてい
る場合、自動的に完全動画処理された信号を導出するの
で、動画部分を静画として誤判断して画質を大きく乱す
ような要因をなくすことができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0013】図1(A)はこの発明の一実施例である。
入力端子1に導入されたMUSE信号は、A/D変換器
2でデジタル信号に変換される。デジタル化されたMU
SE信号は、コントロール信号再生回路3、動き部分検
出回路4、静止画処理回路5、動画処理回路7に入力さ
れる。コントロール信号再生回路3では、MUSE信号
の垂直ブランキング中に多重されたコントロール信号を
再生する。コントロール信号は、MUSE信号をデコー
ドするのに必要な情報をデジタル信号の形で含むもの
で、サブサンプル位相信号、ベクトル補正信号、動き検
出感度信号等が含まれている。従って、動き部分検出回
路4、静止画処理回路5、動画処理回路7では、デジタ
ル信号に変換されたMUSE信号と、コントロール信号
を用いて各々の処理を行う。動き部分検出回路4では、
現在の信号と1フレーム前の信号との差分の絶対値をと
り、動き検出信号として出力する。静止画処理回路5で
は、MUSE信号の4フィールド分の信号を重ね合わせ
て静止画処理を行い出力する。動画処理回路6では、現
在のフィールドの信号を用いて伝送されていない部分の
信号を作り出し出力する。混合器7では、静止画処理さ
れた信号と、動画処理された信号を動き検出信号が大き
いときは動画処理された信号の比率が大きくなるように
混合する。混合器7の出力は、D/A変換器9でアナロ
グ信号に変換され、出力端子10より導出される。
【0014】以上は、従来のシステムと変わりはない
が、このシステムでは、選択回路8が設けられ、混合器
7の出力または動画処理回路6の出力のいずれか一方を
選択してD/A変換器9に導入するように構成されてい
る。選択回路8は、通常は混合器7からの出力を選択し
ている。しかしながら、この選択回路8は、コントロー
ル信号再生回路3において、ベクトル補正信号が抽出さ
れた場合は、その検出信号により動画処理回路6の出力
を直接選択して導出するようになっている。このように
した場合、次のような作用を得ることができる。
【0015】例えばデコード側でカメラが上下左右に動
いたような場合、ベクトル補正が行われるが、カメラの
動きが、ベクトル補正を行う最小単位(32MHz)の
整数倍にないと完全なベクトル補正を行わないままのM
USE信号となっている。このような信号は、そのまま
の再生であると画面全体にわたりエッジ部分に細かな動
き部分を持っている。しかも、このような動きの成分
は、4MHz以上の成分が多く、1フレーム間動き検出
では正しく動き部分を検出することができない。従っ
て、1フレーム間動き検出のみを行っているMUSEデ
コーダにおいては、画面全体のエッジ部分では、動画部
分に対して静画処理を行うことになり、画質劣化を来す
ことになる。
【0016】しかし、このシステムにおいては、ベクト
ル補正信号が送られてきたときは、強制的に動画処理回
路6の出力を使用するので、このような画質劣化を生じ
ることがない。
【0017】図1(B)はこの発明の他の実施例であ
る。先の実施例は、混合器7とD/A変換器9との間に
選択回路8を設けたが、この実施例では動き部分検出回
路4と混合器7との間に選択回路8を設けている。通常
は、選択回路8は動き部分検出回路4からの動き検出信
号を混合器7に与えている、ベクトル補正信号がコント
ロール信号再生回路3で検出されると、選択回路8は、
端子11に与えられている固定信号を選択し、混合器7
が動画処理回路6の出力のみを選択して導出するように
制御している。この実施例においても、先の実施例と同
様な効果を得ることができる。
【0018】MUSEデコーダにおいては、動画部分に
静止画処理を行った場合に比べて、静止画部分に動画処
理行った場合の方が妨害がはるかに少ない。よってベク
トル補正信号が伝送されてきたときには、上記ような動
作を選択した方が妨害の少ない良好な画面を得ることが
できる。特に、1フレーム間動き検出のみを用いている
MUSEデコーダにおいて有効である。
【0019】なお、ベクトル補正は、静止画処理につい
てのみ有効なものであるから、ベクトル補正信号が伝送
されてきたときに、動画処理を行った信号のみを出力す
るこのシステムにおいては、ベクトル補正の回路を省略
することも可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
ベクトル補正信号が伝送されてきたときの画質の乱れを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例及び第2実施例を示すブ
ロック図。
【図2】MUSE方式の信号伝送方法の説明図。
【図3】従来のMUSEデコーダを示すブロック図。
【符号の説明】
2…A/D変換器、3…コントロール信号再生回路、4
…動き部分検出回路、5…静止画処理回路、6…動画処
理回路、7…混合器、8…選択回路、9…D/A変換
器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1フレーム間差信号のみを用いて動き検
    出を行うMUSEデコーダにおいて、 ベクトル補正信号が伝送されてきたときに、完全動画処
    理された信号を導出する手段を有することを特徴とする
    高品位テレビジョン受信機。
  2. 【請求項2】 MUSE信号が入力される、1フレーム
    間差信号のみを用いて動き検出を行う動き部分検出回
    路、静画処理を行う静止画処理回路、動画処理を行う動
    画処理回路、及びコントロール信号再生回路と、 前記
    静止画処理回路の出力と動画処理回路の出力とを、前記
    動き部分検出回路からの動き検出信号に応じて混合する
    混合器と、この混合器の出力をデジタルアナログ変換す
    るD/A変換器とを具備したMUSEデコーダにおい
    て、 前記コントロール信号再生回路が画面全体の動きを示す
    ベクトル補正信号を検出した場合に、その検出出力によ
    り制御され、前記動画処理回路の出力のみが前記D/A
    変換器に導入されるように制御する手段を具備したこと
    を特徴とする高品位テレビジョン受信機。
JP4132480A 1992-05-25 1992-05-25 高品位テレビジョン受信機 Pending JPH05328308A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1633130A1 (en) * 2003-06-10 2006-03-08 Sony Corporation Television receiver and image processing method

Cited By (3)

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EP1633130A4 (en) * 2003-06-10 2006-06-14 Sony Corp TELEVISION RECEIVER AND IMAGE PROCESSING METHOD
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