JP2581312B2 - 動き適応型内挿回路 - Google Patents
動き適応型内挿回路Info
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- JP2581312B2 JP2581312B2 JP3167343A JP16734391A JP2581312B2 JP 2581312 B2 JP2581312 B2 JP 2581312B2 JP 3167343 A JP3167343 A JP 3167343A JP 16734391 A JP16734391 A JP 16734391A JP 2581312 B2 JP2581312 B2 JP 2581312B2
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- Japan
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- circuit
- input
- signal
- motion
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MUSE信号の受像装
置に関し、特にサンプリング伝送されてくるMUSE信
号の画像データにデータを内挿処理して映像信号を復元
する動き適応型内挿回路に関する。現在、ハイビジョン
放送に関しては実験放送が行われている最中であり、こ
の放送を受信するための受像装置の開発が進められてお
り、家庭用にハイビジョン放送受像装置を普及させるた
めには、価格が安く性能の良い装置を開発することが求
められている。
置に関し、特にサンプリング伝送されてくるMUSE信
号の画像データにデータを内挿処理して映像信号を復元
する動き適応型内挿回路に関する。現在、ハイビジョン
放送に関しては実験放送が行われている最中であり、こ
の放送を受信するための受像装置の開発が進められてお
り、家庭用にハイビジョン放送受像装置を普及させるた
めには、価格が安く性能の良い装置を開発することが求
められている。
【0002】
【従来の技術】従来のMUSE信号を受信する装置で
は、図3に示すようにディジタル信号に変換され抽出さ
れたMUSE信号を静止画領域処理回路4と、動画領域
処理回路5と、MUSE信号中に含まれている制御信号
を分離する制御信号分離回路2と、動き領域を検出する
動き検出回路3とに入力しており、静止画領域処理回路
4では画素データをフレーム間内挿を行って出力し混合
回路7に入力し、動画領域処理回路5では画素データを
フィールド内内挿を行って出力し混合回路7に入力し、
動き検出回路3では入力されたMUSE信号から動き領
域を検出して同検出信号を混合回路7に入力し、同検出
信号に基づき前記混合回路7では、静止画領域処理回路
4の出力と動画領域処理回路5の出力とを16段階で混
合して映像信号を復元していた。
は、図3に示すようにディジタル信号に変換され抽出さ
れたMUSE信号を静止画領域処理回路4と、動画領域
処理回路5と、MUSE信号中に含まれている制御信号
を分離する制御信号分離回路2と、動き領域を検出する
動き検出回路3とに入力しており、静止画領域処理回路
4では画素データをフレーム間内挿を行って出力し混合
回路7に入力し、動画領域処理回路5では画素データを
フィールド内内挿を行って出力し混合回路7に入力し、
動き検出回路3では入力されたMUSE信号から動き領
域を検出して同検出信号を混合回路7に入力し、同検出
信号に基づき前記混合回路7では、静止画領域処理回路
4の出力と動画領域処理回路5の出力とを16段階で混
合して映像信号を復元していた。
【0003】制御信号分離回路2ではMUSE信号中に
含まれている図2に示す制御信号のビット番号2〜8の
動きベクトル信号等を分離し、動き検出回路3と静止画
領域処理回路4に入力しており、静止画領域処理回路4
では前記動きベクトル信号の水平動きベクトル及び垂直
動きベクトルに値があれば各々の値を演算処理して調整
値を求め、フレームメモリのアドレスを同調整値で調整
して、現画像に1フレーム前の画像データの位置を動か
して重ね合わせてフレーム間内挿を行って混合回路7に
入力するようにしており、動き検出回路3は入力された
前記動きベクトル信号により動き検出信号を補正して混
合回路7に補正信号を入力しており、混合回路7からは
前記静止画領域処理回路4からの信号が出力されるよう
にしていた。
含まれている図2に示す制御信号のビット番号2〜8の
動きベクトル信号等を分離し、動き検出回路3と静止画
領域処理回路4に入力しており、静止画領域処理回路4
では前記動きベクトル信号の水平動きベクトル及び垂直
動きベクトルに値があれば各々の値を演算処理して調整
値を求め、フレームメモリのアドレスを同調整値で調整
して、現画像に1フレーム前の画像データの位置を動か
して重ね合わせてフレーム間内挿を行って混合回路7に
入力するようにしており、動き検出回路3は入力された
前記動きベクトル信号により動き検出信号を補正して混
合回路7に補正信号を入力しており、混合回路7からは
前記静止画領域処理回路4からの信号が出力されるよう
にしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、水平動きベク
トル及び垂直動きベクトルの値を演算処理して調整値を
求め、フレームメモリのアドレスを同調整値で調整し
て、現画像に1フレーム前の画像データの位置を動かし
て重ね合わせてフレーム間内挿する複雑な処理を行って
おり、回路規模が大きくなり、回路コストが高くなる
が、ハイビジョン用の小型ディスプレイや、現行テレビ
にMUSE信号を変換して映し出す場合等では、前記の
ような複雑な内挿処理を行っても効果が上がらないとい
った問題点があった。また、 動き検出回路3として1
フレームメモリを使用した簡易型の回路を使用した場
合、MUSE信号は画像データをサンプリング伝送して
いるため、1フレーム前の画素と現フレームの画素では
サンプリング点が異なり、画像の細部までの正確な動き
検出を行うことが困難であった。
トル及び垂直動きベクトルの値を演算処理して調整値を
求め、フレームメモリのアドレスを同調整値で調整し
て、現画像に1フレーム前の画像データの位置を動かし
て重ね合わせてフレーム間内挿する複雑な処理を行って
おり、回路規模が大きくなり、回路コストが高くなる
が、ハイビジョン用の小型ディスプレイや、現行テレビ
にMUSE信号を変換して映し出す場合等では、前記の
ような複雑な内挿処理を行っても効果が上がらないとい
った問題点があった。また、 動き検出回路3として1
フレームメモリを使用した簡易型の回路を使用した場
合、MUSE信号は画像データをサンプリング伝送して
いるため、1フレーム前の画素と現フレームの画素では
サンプリング点が異なり、画像の細部までの正確な動き
検出を行うことが困難であった。
【0005】従って、静止画を動画と判断して画像デー
タ処理をすることがあり、画像のぶれや、ぼやけが発生
し、再生画質を劣化させるといった問題点があった。本
発明は、MUSE信号の制御信号中に含まれている動き
情報の完全静止画、あるいは準静止画の情報を検出し同
検出信号により、混合回路7より静止画領域処理回路4
からの信号が出力されるようにして映像信号を復元する
ことにより、画像のぶれや、ぼやけの発生を防止し、前
記制御信号中に含まれている動きベクトル信号に値があ
れば、混合回路7からは動画領域処理回路5からの信号
が出力されるようにして映像信号を復元することによ
り、回路規模を小さくして回路を簡素化し回路コストを
低減させることを目的とする。
タ処理をすることがあり、画像のぶれや、ぼやけが発生
し、再生画質を劣化させるといった問題点があった。本
発明は、MUSE信号の制御信号中に含まれている動き
情報の完全静止画、あるいは準静止画の情報を検出し同
検出信号により、混合回路7より静止画領域処理回路4
からの信号が出力されるようにして映像信号を復元する
ことにより、画像のぶれや、ぼやけの発生を防止し、前
記制御信号中に含まれている動きベクトル信号に値があ
れば、混合回路7からは動画領域処理回路5からの信号
が出力されるようにして映像信号を復元することによ
り、回路規模を小さくして回路を簡素化し回路コストを
低減させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の一実施
例を示す動き適応型内挿回路の電気回路ブロック図であ
り、同図に示すように、ディジタル信号に変換されたM
USE信号の入力回路を分岐させて、同分岐させた第1
を制御信号分離回路2に、同分岐させた第2を動き検出
回路3に、同分岐させた第3を静止画処理回路4に、同
分岐させた第4を動画処理回路5に入力し、前記動画処
理回路5でフィールド内内挿して出力し混合回路7に入
力し、前記静止画処理回路4でフレーム間内挿して出力
し前記混合回路7に入力し、前記動き検出回路3で画素
データの動きを複数段階の動き検出信号として検出して
補正回路6を介して前記混合回路7に入力し、同入力に
基づき前記混合回路7で動画処理回路5からの入力と静
止画処理回路4からの入力とを混合して出力するように
し、前記制御信号分離回路2でMUSE信号の制御信号
中に含まれているビット番号2〜8の動きベクトル信号
を検出して、同動きベクトル信号に値があれば検出信号
を前記補正回路6に入力し、同補正回路6で前記複数段
階の動き検出信号を補正して出力し前記混合回路7に入
力し、同入力に基づき混合回路7から動画処理回路5よ
りの入力が出力されるようにし、前記制御信号分離回路
2でMUSE信号の制御信号中に含まれているビット番
号16〜18の動き情報を検出して、同動き情報が完全
静止画、あるいは準静止画の情報であれば検出信号を補
正回路6に入力して、同補正回路6で前記複数段階の動
き検出信号を補正することにより、静止画処理回路4か
らの入力が前記混合回路7から出力されるようにして映
像信号を復元するようにしている。
例を示す動き適応型内挿回路の電気回路ブロック図であ
り、同図に示すように、ディジタル信号に変換されたM
USE信号の入力回路を分岐させて、同分岐させた第1
を制御信号分離回路2に、同分岐させた第2を動き検出
回路3に、同分岐させた第3を静止画処理回路4に、同
分岐させた第4を動画処理回路5に入力し、前記動画処
理回路5でフィールド内内挿して出力し混合回路7に入
力し、前記静止画処理回路4でフレーム間内挿して出力
し前記混合回路7に入力し、前記動き検出回路3で画素
データの動きを複数段階の動き検出信号として検出して
補正回路6を介して前記混合回路7に入力し、同入力に
基づき前記混合回路7で動画処理回路5からの入力と静
止画処理回路4からの入力とを混合して出力するように
し、前記制御信号分離回路2でMUSE信号の制御信号
中に含まれているビット番号2〜8の動きベクトル信号
を検出して、同動きベクトル信号に値があれば検出信号
を前記補正回路6に入力し、同補正回路6で前記複数段
階の動き検出信号を補正して出力し前記混合回路7に入
力し、同入力に基づき混合回路7から動画処理回路5よ
りの入力が出力されるようにし、前記制御信号分離回路
2でMUSE信号の制御信号中に含まれているビット番
号16〜18の動き情報を検出して、同動き情報が完全
静止画、あるいは準静止画の情報であれば検出信号を補
正回路6に入力して、同補正回路6で前記複数段階の動
き検出信号を補正することにより、静止画処理回路4か
らの入力が前記混合回路7から出力されるようにして映
像信号を復元するようにしている。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、サンプリング伝
送されてくるMUSE信号の画像データにデータを内挿
処理して映像信号を復元するようにしており、ハイビジ
ョン用の小型ディスプレイや、現行テレビにMUSE信
号を変換して映し出す場合等では、ハイビジョン信号を
大型ディスプレイに再生する場合と異なり高い精細度が
要求されないため、水平動きベクトル及び垂直動きベク
トルの値を演算処理して調整値を求め、現画像に1フレ
ーム前の画像データの位置を前記調整値で動かして重ね
合わせてフレーム間内挿する複雑な処理を行う代わり
に、MUSE信号の制御信号中に含まれている動きベク
トル信号を検出し、同動きベクトルに値があれば、混合
回路7からフィールド内内挿された動画領域処理回路5
からの信号が出力されるようにして映像信号を復元する
ようにしても同等な画質のものが得られるため、回路規
模を小さくして回路を簡素化し回路コストを低減させる
ことができる。
送されてくるMUSE信号の画像データにデータを内挿
処理して映像信号を復元するようにしており、ハイビジ
ョン用の小型ディスプレイや、現行テレビにMUSE信
号を変換して映し出す場合等では、ハイビジョン信号を
大型ディスプレイに再生する場合と異なり高い精細度が
要求されないため、水平動きベクトル及び垂直動きベク
トルの値を演算処理して調整値を求め、現画像に1フレ
ーム前の画像データの位置を前記調整値で動かして重ね
合わせてフレーム間内挿する複雑な処理を行う代わり
に、MUSE信号の制御信号中に含まれている動きベク
トル信号を検出し、同動きベクトルに値があれば、混合
回路7からフィールド内内挿された動画領域処理回路5
からの信号が出力されるようにして映像信号を復元する
ようにしても同等な画質のものが得られるため、回路規
模を小さくして回路を簡素化し回路コストを低減させる
ことができる。
【0008】また、動き検出回路3として回路を簡素化
した1フレームメモリを用いたものを使用した場合、1
フレーム前の画素と現フレームの画素ではサンプリング
点が異なるため、静止画を動画と判定して動き検出回路
3から検出信号が出力されることがあるため、制御信号
分離回路2で図2に示すようなMUSE信号の制御信号
中に含まれているビット番号16〜18の動き情報を検
出して、動き検出回路3からの検出信号を補正して、混
合回路7を制御するようにして、動き検出回路3で誤検
出した場合を補正できるようにしている。動き情報が3
〜7の動きの程度を示す場合、混合回路7は動き検出回
路3で検出した複数段階の動き検出信号を基に、動画処
理回路5からの入力と静止画処理回路4からの入力とを
混合して出力するようにし、動き情報が1、あるいは2
の完全静止画、あるいは準静止画を示す場合、動き検出
回路3からの検出信号を補正して、静止画処理回路4か
らの入力が前記混合回路7から出力されるようにして映
像信号を復元するようにしており、静止画を動画と判断
して画像データ処理をすることにより発生する画像のぶ
れや、ぼやけを防止し、再生画質の品質をよくすること
ができる。
した1フレームメモリを用いたものを使用した場合、1
フレーム前の画素と現フレームの画素ではサンプリング
点が異なるため、静止画を動画と判定して動き検出回路
3から検出信号が出力されることがあるため、制御信号
分離回路2で図2に示すようなMUSE信号の制御信号
中に含まれているビット番号16〜18の動き情報を検
出して、動き検出回路3からの検出信号を補正して、混
合回路7を制御するようにして、動き検出回路3で誤検
出した場合を補正できるようにしている。動き情報が3
〜7の動きの程度を示す場合、混合回路7は動き検出回
路3で検出した複数段階の動き検出信号を基に、動画処
理回路5からの入力と静止画処理回路4からの入力とを
混合して出力するようにし、動き情報が1、あるいは2
の完全静止画、あるいは準静止画を示す場合、動き検出
回路3からの検出信号を補正して、静止画処理回路4か
らの入力が前記混合回路7から出力されるようにして映
像信号を復元するようにしており、静止画を動画と判断
して画像データ処理をすることにより発生する画像のぶ
れや、ぼやけを防止し、再生画質の品質をよくすること
ができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す動き適応型
内挿回路の電気回路ブロック図であり、1は入力端子で
あり、同入力端子1を介して入力されたディジタル信号
に変換されたMUSE信号を分岐させて、同分岐させた
第1を制御信号分離回路2に、同分岐させた第2を動き
検出回路3に、同分岐させた第3を静止画処理回路4
に、同分岐させた第4を動画処理回路5に入力してい
る。前記動画処理回路5では入力されたMUSE信号の
輝度信号に対して、画素データをフィールド内内挿して
出力し混合回路7に入力し、前記静止画処理回路4では
入力されたMUSE信号の輝度信号に対して、画素デー
タをフレーム間内挿して出力し前記混合回路7に入力し
ている。前記動き検出回路3としては、例えば本件出願
人が平成2年12月28日付けで出願した特許願に示す
ように、1フレームメモリを用いた簡易型の動き検出回
路3を使用し、入力されたMUSE信号の輝度信号に対
して、画素データの動きを0〜4迄の5段階の動き検出
信号として検出して補正回路6に入力するようにしても
良いし、あるいは、従来例に示すように16段階の動き
検出信号として検出するようにして補正回路6に入力す
るようにしても良い。
内挿回路の電気回路ブロック図であり、1は入力端子で
あり、同入力端子1を介して入力されたディジタル信号
に変換されたMUSE信号を分岐させて、同分岐させた
第1を制御信号分離回路2に、同分岐させた第2を動き
検出回路3に、同分岐させた第3を静止画処理回路4
に、同分岐させた第4を動画処理回路5に入力してい
る。前記動画処理回路5では入力されたMUSE信号の
輝度信号に対して、画素データをフィールド内内挿して
出力し混合回路7に入力し、前記静止画処理回路4では
入力されたMUSE信号の輝度信号に対して、画素デー
タをフレーム間内挿して出力し前記混合回路7に入力し
ている。前記動き検出回路3としては、例えば本件出願
人が平成2年12月28日付けで出願した特許願に示す
ように、1フレームメモリを用いた簡易型の動き検出回
路3を使用し、入力されたMUSE信号の輝度信号に対
して、画素データの動きを0〜4迄の5段階の動き検出
信号として検出して補正回路6に入力するようにしても
良いし、あるいは、従来例に示すように16段階の動き
検出信号として検出するようにして補正回路6に入力す
るようにしても良い。
【0010】小型ディスプレイや、現行テレビにMUS
E信号を変換して映し出す場合等では、回路規模を小さ
くして回路を簡素化し、回路コストを低減させることが
できるため、前者による方法をとることが望ましい。補
正回路6は動き検出回路3から入力された複数段階の動
き検出信号をそのまま混合回路7に入力し、同入力に基
づき、動画処理回路5からの入力と静止画処理回路4か
らの入力とを混合して出力するようにしている。図2
は、MUSE信号中に含まれている制御信号の制御内容
の説明図であり、同図に示すように32ビットの制御信
号中2〜8のビット番号に動きベクトル信号が含まれて
おり、その内2〜5は水平動きベクトル信号を表し、6
〜8は垂直動きベクトル信号を表すようにしている。制
御信号分離回路2では、図2に示すMUSE信号の制御
信号中に含まれているビット番号2〜8の動きベクトル
信号を検出して、同動きベクトル信号に値があれば、制
御信号分離回路2で動きベクトル信号を検出して補正回
路6に入力し、同補正回路6で前記複数段階の動き検出
信号を補正して出力し混合回路7に入力し、同混合回路
7から動画処理回路5からの入力が出力されるようにし
て映像信号を復元する。
E信号を変換して映し出す場合等では、回路規模を小さ
くして回路を簡素化し、回路コストを低減させることが
できるため、前者による方法をとることが望ましい。補
正回路6は動き検出回路3から入力された複数段階の動
き検出信号をそのまま混合回路7に入力し、同入力に基
づき、動画処理回路5からの入力と静止画処理回路4か
らの入力とを混合して出力するようにしている。図2
は、MUSE信号中に含まれている制御信号の制御内容
の説明図であり、同図に示すように32ビットの制御信
号中2〜8のビット番号に動きベクトル信号が含まれて
おり、その内2〜5は水平動きベクトル信号を表し、6
〜8は垂直動きベクトル信号を表すようにしている。制
御信号分離回路2では、図2に示すMUSE信号の制御
信号中に含まれているビット番号2〜8の動きベクトル
信号を検出して、同動きベクトル信号に値があれば、制
御信号分離回路2で動きベクトル信号を検出して補正回
路6に入力し、同補正回路6で前記複数段階の動き検出
信号を補正して出力し混合回路7に入力し、同混合回路
7から動画処理回路5からの入力が出力されるようにし
て映像信号を復元する。
【0011】図2の制御信号中、16〜18のビット番
号に動き情報が含まれており、0のときはノーマルを示
し、1のときは完全静止画を示し、2のときは準静止画
を示し、3〜7のときは動きの程度を表すようにしてい
る。制御信号分離回路2では、図2に示すMUSE信号
の制御信号中に含まれているビット番号16〜18の動
き情報を検出して、同検出信号を補正回路6に入力して
おり、動き情報が3〜7のときは補正回路6から複数段
階の動き検出信号をそのまま出力し混合回路7に入力し
て、同混合回路7で前記複数段階の動き検出信号に基づ
き、動画処理回路5からの入力と静止画処理回路4から
の入力とを混合して出力するようにしている。制御信号
分離回路2で検出する動き情報が、1の完全静止画のと
き、あるいは2の準静止画のときは、補正回路6で動き
検出回路3から入力された複数段階の動き検出信号を補
正して出力し混合回路7に入力し、同混合回路7から静
止画処理回路4からの入力が出力されるようにして、映
像信号を復元するようにしている。
号に動き情報が含まれており、0のときはノーマルを示
し、1のときは完全静止画を示し、2のときは準静止画
を示し、3〜7のときは動きの程度を表すようにしてい
る。制御信号分離回路2では、図2に示すMUSE信号
の制御信号中に含まれているビット番号16〜18の動
き情報を検出して、同検出信号を補正回路6に入力して
おり、動き情報が3〜7のときは補正回路6から複数段
階の動き検出信号をそのまま出力し混合回路7に入力し
て、同混合回路7で前記複数段階の動き検出信号に基づ
き、動画処理回路5からの入力と静止画処理回路4から
の入力とを混合して出力するようにしている。制御信号
分離回路2で検出する動き情報が、1の完全静止画のと
き、あるいは2の準静止画のときは、補正回路6で動き
検出回路3から入力された複数段階の動き検出信号を補
正して出力し混合回路7に入力し、同混合回路7から静
止画処理回路4からの入力が出力されるようにして、映
像信号を復元するようにしている。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ハイビジョン用の小型ディスプレイや、現行テレビにM
USE信号を変換して映し出す場合等においては、動き
ベクトルに値があるときには、現画像に1フレーム前の
画像データの位置を動かして重ね合わせてフレーム間内
挿する複雑な処理を行う代わりに、混合回路からフィー
ルド内内挿した動画領域処理回路からの信号が出力され
るようにして映像信号を復元するようにしても、略同等
な画質のものを得ることができ、また、動き検出回路と
して簡易型の回路を使用した場合、あるいは動き検出回
路で静止画を動画として誤検出した場合であっても、M
USE信号の制御信号中に含まれている動き情報を検出
して、同動き情報が完全静止画のとき、あるいは準静止
画のときは、フレーム間内挿処理を行っている静止画処
理回路の出力を復元する映像信号とすることにより、画
像のぶれや、ぼやけのない細部まではっきりとした画質
で再生することができ、従って回路規模を小さくして回
路を簡素化し、回路コストの安い動き適応型内挿回路を
提供することができる。
ハイビジョン用の小型ディスプレイや、現行テレビにM
USE信号を変換して映し出す場合等においては、動き
ベクトルに値があるときには、現画像に1フレーム前の
画像データの位置を動かして重ね合わせてフレーム間内
挿する複雑な処理を行う代わりに、混合回路からフィー
ルド内内挿した動画領域処理回路からの信号が出力され
るようにして映像信号を復元するようにしても、略同等
な画質のものを得ることができ、また、動き検出回路と
して簡易型の回路を使用した場合、あるいは動き検出回
路で静止画を動画として誤検出した場合であっても、M
USE信号の制御信号中に含まれている動き情報を検出
して、同動き情報が完全静止画のとき、あるいは準静止
画のときは、フレーム間内挿処理を行っている静止画処
理回路の出力を復元する映像信号とすることにより、画
像のぶれや、ぼやけのない細部まではっきりとした画質
で再生することができ、従って回路規模を小さくして回
路を簡素化し、回路コストの安い動き適応型内挿回路を
提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す動き適応型内挿回路の
電気回路ブロック図である。
電気回路ブロック図である。
【図2】MUSE信号中に含まれている制御信号の制御
内容の説明図である。
内容の説明図である。
【図3】従来例のMUSEデコーダの要部電気回路ブロ
ック図である。
ック図である。
1 入力端子 2 制御信号分離回路 3 動き検出回路 4 静止画処理回路 5 動画処理回路 6 補正回路 7 混合回路 8 出力端子
Claims (1)
- 【請求項1】 ディジタル信号に変換されたMUSE信
号の入力回路を分岐させて、同分岐させた第1を制御信
号分離回路に、同分岐させた第2を動き検出回路に、同
分岐させた第3を静止画処理回路に、同分岐させた第4
を動画処理回路に入力し、前記動画処理回路でフィール
ド内内挿して出力し混合回路に入力し、前記静止画処理
回路でフレーム間内挿して出力し前記混合回路に入力
し、前記動き検出回路で画素データの動きを複数段階の
動き検出信号として検出して補正回路を介して前記混合
回路に入力し、同入力に基づき同混合回路で前記動画処
理回路からの入力と前記静止画処理回路からの入力とを
混合して出力し、前記制御信号分離回路でMUSE信号
の制御信号中に含まれている動きベクトル信号、及び動
き情報を検出して、前記動きベクトル信号に値があれば
検出信号を前記補正回路に入力し、同補正回路で前記複
数段階の動き検出信号を補正して出力し前記混合回路に
入力して、同入力に基づき、動画処理回路からの入力を
前記混合回路から出力せしめ、前記動き情報が完全静止
画、あるいは準静止画の情報であれば、同検出信号を前
記補正回路に入力し、同補正回路で前記動き検出回路か
ら入力された複数段階の動き検出信号を補正して出力し
前記混合回路に入力して、同入力に基づき、静止画処理
回路からの入力を前記混合回路から出力せしめることを
特徴とする動き適応型内挿回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3167343A JP2581312B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 動き適応型内挿回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3167343A JP2581312B2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | 動き適応型内挿回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04328979A JPH04328979A (ja) | 1992-11-17 |
JP2581312B2 true JP2581312B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=15847973
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2581312B2 (ja) |
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Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH03240394A (ja) * | 1990-02-19 | 1991-10-25 | Sanyo Electric Co Ltd | Museデコーダ |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP3167343A patent/JP2581312B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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