JPH11266440A - 画像信号の走査変換回路及び画像復号化装置 - Google Patents

画像信号の走査変換回路及び画像復号化装置

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JPH11266440A
JPH11266440A JP8796798A JP8796798A JPH11266440A JP H11266440 A JPH11266440 A JP H11266440A JP 8796798 A JP8796798 A JP 8796798A JP 8796798 A JP8796798 A JP 8796798A JP H11266440 A JPH11266440 A JP H11266440A
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image
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scanning line
interpolation
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JP8796798A
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Yasuhiro Hirano
裕弘 平野
Kazuo Ishikura
和夫 石倉
Masahito Sugiyama
雅人 杉山
Mitsuo Nakajima
満雄 中嶋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な回路で高解像度特性を実現可能な画像
信号の走査変換回路及び画像復号化装置を提供する。 【解決手段】 復号化部1は信号BTSから画像信号系
列VSと動きベクトル情報MVを復号する。ベクトル変
換部2と画素単位動きベクトル生成部3は動きベクトル
情報MVに基づいて画素単位の動きベクトルPVを生成
する。係数設定部4は画素単位の動きベクトルのスカラ
ー量|PV|に応じて、混合比率K,1−Kの値を設定
する。動画補間信号生成部5はフィールド内処理で信号
MSを、静止画補間信号生成部6はフィールド間処理で
信号SSを生成する。係数加重部7−1は混合比率K
を、7−2は1−Kを乗算し、加算部8で両者の信号を
加算し、出力に補間走査線信号IPを得る。多重部9は
画像信号系列VSと補間走査線信号IPの信号処理を行
い、出力に順次走査の画像信号系列VPを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は飛び越し走査の画像
信号を順次走査の画像信号に変換する走査変換回路に係
り、特に静止領域から動画領域までバランスの良い解像
度特性を実現するのに好適な画像信号の走査変換回路及
び画像復号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビ画像の高画質化を図るため、飛び
越し走査のテレビ信号を倍速走査変換の信号処理で順次
走査の信号に変換し、表示部では順次走査の形態で画像
を表示し、ラインフリッカなどのインターレース妨害を
除去する方法が知られている。
【0003】従来、この倍速走査変換では、動き適応型
の信号処理が行われている。これは、フィールド間処理
で生成する静止領域に適した補間走査線信号と、フィー
ルド内処理で生成する動画領域に適した補間走査線信号
とを、画像の動き情報に応じてその混合比率K(0≦K
≦1,静止時K=0)を変化させ、飛び越し走査で抜け
た走査線の信号を生成するものである。また、画像の動
き情報の検出は、1フレーム間の差分信号で行う。そし
て、混合比率Kの値は、差分信号成分の信号レベルが閾
値未満では0、閾値以上では信号レベルに比例して漸次
1まで増加する特性で設定する。このため、ゆっくりし
た動きでも差分信号成分の信号レベルが大きな領域では
K=1の激しい動きに相当する特性で補間走査線の信号
を生成する。
【0004】すなわち、従来の動き適応型の倍速走査変
換では、動き情報の検出をフレーム間の差分信号で行う
ため、混合比率Kで想定する動き量と画像の実際の動き
量との間では大きな隔たりが発生することが避けられな
い。このため、静止領域と動画領域との解像度特性がア
ンバランスとなり、自然観が損なわれるという問題を有
している。
【0005】この問題は、混合比率Kで想定する動き量
と画像の実際の動き量とがほぼ同じとなるような動き情
報の検出方法を採用することにより、解消することがで
きる。この動き情報の検出方法としては、ブロックマッ
チング処理による動きベクトルの検出が考えられる。例
えば特開平7−170496号公報には、注目ブロック
の動きベクトルおよび3つの隣接するブロックの動きベ
クトルを用いて、画素の動きベクトルを計算する方法が
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
動きベクトルの探索を用いた場合は、信号処理に膨大な
演算量が必要となる。このため、回路規模やコストの点
を考慮すると、従来の技術でこの検出機能を備えた倍速
走査変換回路を作製するのは現実的ではない。特に、こ
の種の回路のテレビジョン受像機などへの搭載は、その
実現が極めて困難である。
【0007】従って本発明の目的は、簡易な回路で高解
像度特性を実現可能な画像信号の走査変換回路及び画像
復号化装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、入力信号か
ら飛び越し走査の画像信号系列と動きベクトル情報とを
復号する復号化部と、動きベクトル情報より飛び越し走
査の画像信号系列のフレーム当たりの画素単位の動きベ
クトルを生成する動きベクトル生成部と、飛び越し走査
の画像信号系列のフィールド内信号処理で生成する動画
補間走査線信号とフィールド間信号処理で生成する静止
画補間走査線信号の混合比率の値を画素単位の動きベク
トルのスカラー量に応じて変化させて飛び越し走査で抜
けた走査線の信号を生成する補間走査線信号生成部とを
備えた画像信号の走査変換回路により、達成される。
【0009】具体的には、次に述べるような技術的手段
を採用する。すなわち、動きベクトルの生成は、デジタ
ル放送などで送られる動き補償予測符号化されたビデオ
符号化ビットシーケンス信号で得られる動きベクトル情
報をもとに行う。まず、復号処理で生成するPピクチ
ャ、Bピクチャの動きベクトルに対して簡単な演算処理
による変換を行い、復号した画像信号系列の1フレーム
当たりの動きベクトルBVを生成する。次に、現ブロッ
クと隣接ブロックとの動きベクトルBVを参照ベクトル
として、ミニブロック毎に動き補正誤差が最少となる動
きベクトルを算出し、これをミニブロック内の画素の動
きベクトルPVに割り当てる。最後に、画素の動きベク
トルのスカラー量|PV|を求め、これを動き量として
検出する。そして、|PV|の値に応じて混合比率Kを
設定する。
【0010】この技術的手段によれば、動きベクトルの
探索処理が省略できるため、極めて簡単な信号処理で画
像の動き量に一致した動き情報の検出が可能になる。ま
た、本発明においては、混合比率の設定方法として、
(1)動きベクトルのスカラー量|PV|単独、(2)
動きベクトルのスカラー量|PV|とフレーム差分信
号、(3)動きベクトルのスカラー量|PV|とエッジ
情報、(4)動きベクトルのスカラー量|PV|とフレ
ーム差分信号とエッジ情報、の4種類を採用する。この
ため、視覚特性に整合したよりきめ細かな混合比率Kの
設定が実現できる。
【0011】また、上記目的は、入力信号から飛び越し
走査の画像信号系列と動きベクトル情報とを復号する復
号化部と、動きベクトル情報より飛び越し走査の画像信
号系列のフレーム当たりの画素単位の動きベクトルを生
成する動きベクトル生成部と、飛び越し走査の画像信号
系列のフィールド内信号処理で生成する動画像補間走査
線信号とフィールド間信号処理で生成する静止画補間走
査線信号の混合比率を画素単位の動きベクトルのスカラ
ー量に応じて変化させて生成した動き適応補間信号と画
素単位の動きベクトルに基づいて生成した動き補正補間
信号とのいずれか一方の信号を選択して飛び越し走査で
抜けた走査線の信号を生成する補間走査線信号生成部と
を備える画像信号の走査変換回路により、達成される。
このような構成によれば、従来技術では実現困難な高い
垂直解像度特性を有する順次走査の画像信号を生成する
ことができる。
【0012】さらに、本発明に係る画像復号化装置で
は、飛び越し走査の画像信号系列のフレーム当たりの画
素単位の動きベクトルを生成し、画素単位の動きベクト
ルのスカラー量に応じて飛び越し走査の画像信号系列の
フィールド内信号処理で生成する動画補間走査線信号と
フィールド間信号処理で生成する静止画補間走査線信号
の混合比率の値を変化させて補間走査線信号を生成し、
この補間走査線信号を用いて順次走査の画像信号系列を
得るよう構成する。あるいは、この動画補間走査線信号
と静止画補間走査線信号の混合により得られる動き適応
補間信号、及び画素単位の動きベクトルに基づいて生成
した動き補正補間信号のうちの一方を選択して補間走査
線信号を生成し、この補間走査線信号を用いて順次走査
の画像信号系列を得るよう構成する。
【0013】このように構成することによって、簡易な
回路で高解像度特性を有する画像信号の走査変換回路及
び画像復号化装置を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施例のブロック
構成を図1に示す。図のように、復号化部1は、動き補
償予測符号化されたビデオ符号化ビットストリーム信号
BTSに対して所定の復号処理を行い、画像信号系列V
Sと動きベクトル情報MVを復号する。動きベクトル変
換部2は、動きベクトル情報MVをもとに画像信号系列
VSの1フレーム当たりの動きベクトルBVを生成す
る。画素単位動きベクトル生成部3は、動きベクトルB
Vを参照ベクトルとして画素単位の動きベクトルPVを
生成する。係数設定部4は、画素単位の動きベクトルの
スカラー量|PV|に応じて、混合比率K,1−Kの値
を設定する。動画補間信号生成部5は、フィールド内処
理で動画領域に適した補間走査線信号MSを生成する。
静止画補間信号生成部6は、フィールド間処理で静止領
域に適した補間走査線信号SSを生成する。係数加重部
7−1では補間走査線信号MSに対して混合比率Kを乗
算し、係数加重部7−2では補間走査線信号SSに対し
て混合比率1−Kを乗算する。そして、加算部8で、両
係数加重部の出力信号を加算し、出力に補間走査線信号
IPを得る。多重部9は、画像シーケンス信号VS及び
補間走査線信号IPの時間軸1/2圧縮処理及び時系列
多重処理を行い、出力に順次走査の画像信号系列VPを
得る。
【0015】以下、各ブロックの構成、動作について詳
述する。図2は、動きベクトル変換部2の一構成例を示
す図である。Pピクチャベクトル変換部10では、Pピ
クチャの復号に使用する動きベクトルMVpから1フレ
ーム期間での動きベクトルを生成する。この動作概略を
図3に示す。復号化部より得られる画像信号系列のうち
記号Pで示すPピクチャは、nフレームの間での動きベ
クトルMVpによる一方向の動き補償予測符号化とDC
T符号化が行われる。従って、この動きベクトルMVp
(図中のMVp1,MVp2,MVp3)をPピクチャ
間のフレーム数n(図ではn=3)で除して1フレーム
間の動きベクトルに変換し、動きベクトルBVp(図中
のMVp1/3,MVp2/3,MVp3/3)を生成
する。
【0016】Bピクチャベクトル変換部11では、Bピ
クチャの復号に使用する動きベクトルMVbから1フレ
ーム期間での動きベクトルを生成する。この動作概略を
図4に示す。復号化部より得られる画像信号系列のうち
記号Bで示すBピクチャは、動きベクトルMVbによる
双方向の動き補償予測符号化とDCT符号化が行われ
る。従って、この動きベクトルMVbのうちで1フレー
ム間の動きベクトル(図中のMVb11,MVb12,
MVb21,MVb22,MVb31,MVb32)を
選択し、動きベクトルBVbを生成する。
【0017】制御部12は、動きベクトル情報MVの符
号化パラメタ(I,P,Bピクチャの情報など)をもと
に、各部の動作に必要な制御信号CTを生成する。選択
部13は、動きベクトルBVp,BVbに対して、ブロ
ック毎に動き補正誤差値を算出し、この値が小さいベク
トルをブロック単位動きベクトルBVに出力する。
【0018】図5は、画素単位動きベクトル生成部3の
一構成例を示す図である。このうち補正誤差算出部14
は、図6に示す信号処理フローチャートの第1ステップ
の処理を行う。すなわち、画像信号系列VSの現フレー
ムの信号VSctと前フレームの信号VSprに対し
て、以下に示す動きベクトルBV(x成分BVx,y成
分BVy)による動き補正誤差ER=Σ|VSct
(x,y)−VSpr(x+BVx,Y+BVy)|を
算出する。参照ベクトル生成部15は、図5に示すよう
に、現ブロックの動きベクトルV0と、この周辺の参照
ブロックの動きベクトルV1,…,Vnを出力する。
【0019】制御部16は、補正誤差ERが閾値TH以
上か未満かに応じて、図6の第2ステップの信号処理に
必要な制御信号CTを生成する。ミニブロック誤差算出
部17−1,…,17−nは、現ブロックと参照ブロッ
クの動きベクトルに対して、図7に示したミニブロック
(例えば水平2画素X垂直2ライン)毎に、これを内包
する算出領域(例えば水平4画素X垂直4ライン)での
動き補正誤差ER1,ER2,…,ERnを算出する。
画素ベクトル設定部18は、ミニブロックの画素に対し
て、ERが閾値TH未満の場合は現ブロックの動きベク
トルV0を割り当て、閾値TH以上の場合は動き補正誤
差ERiが最少な動きベクトルViを割り当て、画素動
きベクトルPVを出力する。
【0020】図8は、係数設定部4の一特性例を示す図
である。図の横軸は動きベクトルのスカラー量|PV
|、すなわち、動き量である。また、縦軸は混合比率
(係数)Kである。係数Kは、|PV|が小さな値をと
るゆっくりした動きの領域では0に近い値を設定し、|
PV|の値が大きくなるにしたがって漸次増加し、通常
の動きに相当するPVm以上では1とする。
【0021】次に、補間走査線の生成について、図9乃
至図11で説明する。図9は、時間垂直領域における補
間走査線信号の概略図である。図の○印は飛び越し走査
で伝送される走査線Sa,Sb(現フィールド)及びS
c(前フィールド)を示し、●印は順次走査に変換する
ための補間走査線の信号を示す。
【0022】図10は、補間走査線信号生成の第1の構
成例を示す図で、従来技術でも広く採用されているもの
である。図において、動画補間信号生成部5では、図9
に示した現フィールドの走査線Saの信号と、これを1
H遅延部19で1走査線期間遅延させた走査線Sbの信
号を、加算平均部20で加算平均(Sa+Sb)/2し
て補間走査線信号MSを生成する。一方、静止画補間信
号生成部6では、263H遅延部21で1フィールド期
間遅延させた図9の走査線Scの信号で補間走査線信号
SSを生成する。
【0023】図11(a)、(b)は、補間走査線信号
生成の第2の構成例を示す図である。同図(a)に示す
構成において、動画補間信号生成部5は、図10と同じ
構成で実現する。一方、静止画補間信号生成部6は、サ
ブサンプル部22で2:1のサブサンプル処理を行い、
標本点数を1/2に削減した信号系列を生成する。そし
て、263H遅延部23でこれを1フィールド期間遅延
させた信号を生成する。ポストフィルタ24は、このサ
ブサンプルされた信号と、現フィールドの走査線Sa,
Sbの信号で、補間走査線信号SSを生成する。このイ
ンパルス応答を同図(b)に示す。この構成では、信号
処理に必要なメモリ容量を従来の1/2に削減できる利
点がある。
【0024】以上に述べた如く、本実施例によれば、画
像の動き量に一致した動き情報で混合比率を設定する。
このため、静止領域から動画領域までバランスの良い解
像度特性で自然観を保有する画像信号の倍速走査変換回
路が簡易な回路でかつ低コストで実現でき、デジタル放
送やDVDなどに用いる画像復号化装置の高画質化に顕
著な効果を得ることができる。
【0025】次に、本発明の第2の実施例のブロック構
成を図12に示す。本実施例は、混合比率をよりきめ細
かに設定するのに好適なもので、第1の実施例にフレー
ム差分検出部25を追加した構成で実現する。なお、図
中、復号化部1、動きベクトル変換部2、画素単位動き
ベクトル生成部3、動画補間信号生成部5、静止画補間
信号生成部6、係数加重部7、加算部8、多重部9は、
前述の第1の実施例と同一の構成、動作を行うものであ
り説明は省略する。
【0026】フレーム差分検出部25は、画像信号系列
VSの現フレームと前フレームの信号との減算処理で1
フレーム間の差分信号成分FDを検出する。
【0027】係数設定部26は、画素単位の動きベクト
ルPVと1フレーム間の差分信号成分FDをもとに混合
比率K,1−Kを設定する。この一特性例を図13に示
す。図の横軸は1フレーム間の差分信号成分の絶対値|
FD|、縦軸は混合比率(係数)Kである。そして、画
素単位の動きベクトルのスカラー量|PV|の大小に応
じて、複数種類の内の該当する特性で係数Kを設定す
る。すなわち、|PV|が小のゆっくりした動きの時は
緩い傾きの特性、|PV|が中の通常の動きの時は通常
の傾きの特性、|PV|が大の激しい動きの時は急峻な
傾きの特性を選択し、係数Kを設定する。これにより、
1フレーム間の差分信号成分の絶対値|FD|が同じ値
でも、|PV|が大きくなるほど混合比率Kの値は大き
くでき、画像の動き量に応じたよりきめの細かな特性で
係数Kを設定する。
【0028】以上に述べた如く、本実施例によれば、混
合比率の設定特性を画像の動き量に応じて選択する。こ
のため、視覚特性に整合した特性で自然観を保有する画
像信号の倍速走査変換回路が簡易な回路でかつ低コスト
で実現でき、デジタル放送やDVDなどに用いる画像復
号化装置の高画質化に顕著な効果を得ることができる。
【0029】次に、本発明の第3の実施例のブロック構
成を図14に示す。本実施例は、動画領域の垂直解像度
向上に好適なもので、第1の実施例にエッジ成分検出部
27を追加した構成で実現する。なお、図中、復号化部
1、動きベクトル変換部2、画素単位動きベクトル生成
部3、動画補間信号生成部5、静止画補間信号生成部
6、係数加重部7、加算部8、多重部9は、前述の第1
の実施例と同一の構成、動作を行うものであり説明は省
略する。
【0030】エッジ成分検出部27は、画像信号系列V
Sの同一フィールドの現走査線と前走査線の信号との減
算処理で垂直高周波成分を抽出する。そして、この成分
が検出される画像の水平エッジ領域では1を、成分の検
出されない領域では0を、エッジ領域信号EGに出力す
る。
【0031】係数設定部28は、画素単位の動きベクト
ルPVとエッジ領域信号EGをもとに混合比率K,1−
Kを設定する。この一特性例を図15に示す。図の横軸
は画素単位の動きベクトルのスカラー量|PV|、縦軸
は混合比率(係数)Kである。そして、エッジ領域信号
EGに応じて、係数Kの設定特性を選択する。すなわ
ち、EGが0の領域では通常の特性、例えば第1の実施
例における図8と同じ特性で、係数Kの値を設定する。
一方、EGが1の水平エッジ領域では、より緩い傾きの
特性で係数Kの値を設定する。そして、係数Kを通常よ
り小さな値に設定することで、垂直周波数高域特性の優
れた静止画補間信号の混合比率を相対的に高め、垂直解
像度向上を実現する。
【0032】以上に述べた如く、本実施例によれば、混
合比率の設定特性を画像のエッジ領域に応じで選択す
る。このため、視覚特性に整合して静止領域から動画領
域までバランスの良い解像度特性で自然観を保有する画
像信号の倍速走査変換回路が簡易な回路でかつ低コスト
で実現でき、デジタル放送やDVDなどに用いる画像復
号化装置の高画質化に顕著な効果を得ることができる。
【0033】次に、本発明の第4の実施例のブロック構
成を図16に示す。本実施例は、混合比率のよりきめ細
かな設定と動画領域の垂直解像度向上とに好適なもの
で、第1の実施例にフレーム差分検出部25とエッジ成
分検出部27を追加した構成で実現する。なお、図中、
復号化部1、動きベクトル変換部2、画素単位動きベク
トル生成部3、動画補間信号生成部5、静止画補間信号
生成部6、係数加重部7、加算部8、多重部9は、前述
の第1の実施例と同一の構成、動作を行うものであり説
明は省略する。
【0034】フレーム差分検出部25は、画像信号系列
VSの現フレームと前フレームの信号との減算処理で1
フレーム間の差分信号成分FDを検出する。エッジ成分
検出部27は、画像信号系列VSの同一フィールドの現
走査線と前走査線の信号との減算処理で垂直高周波成分
を抽出する。そして、この成分が検出される画像の水平
エッジ領域では1を、成分の検出されない領域では0
を、エッジ領域信号EGに出力する。
【0035】係数設定部29は、画素単位の動きベクト
ルPVとエッジ領域信号EGと1フレーム間の差分信号
成分FDをもとに混合比率K,1−Kを設定する。この
一特性例を図17に示す。図の横軸は1フレーム間の差
分信号成分の絶対値|FD|、縦軸は混合比率(係数)
Kである。そして、エッジ領域信号EGに応じて、係数
Kの設定特性を選択する。すなわち、EGが0の領域で
は、同図(a)に示す如く、第2の実施例における図1
3の特性と同様、画素単位の動きベクトルのスカラー量
|PV|の値の大小に応じて定まる特性で係数Kの値を
設定する。一方、EGが1の水平エッジ領域では、同図
(b)に示す如く、より緩い傾きの特性で係数Kの値を
設定する。そして、係数Kを通常より小さな値に設定す
ることで、垂直周波数高域特性の優れた静止画補間信号
の混合比率を相対的に高め、垂直解像度向上を実現す
る。
【0036】以上に述べた如く、本実施例によれば、混
合比率の設定特性を画像のエッジ領域と画素単位の動き
ベクトルのスカラー量に応じで選択する。このため、視
覚特性に整合して静止領域から動画領域までバランスの
良い解像度特性で自然観を保有する画像信号の倍速走査
変換回路が簡易な回路でかつ低コストで実現でき、デジ
タル放送やDVDなどに用いる画像復号化装置の高画質
化に顕著な効果を得ることができる。
【0037】次に、本発明の第5の実施例のブロック構
成を図18に示す。本実施例は、動き適応と動き補正の
補間処理で飛び越し走査で抜けた走査線の信号を生成す
るのに好適なもので、第1の実施例に動き補正補間信号
生成部30を追加した構成で実現する。なお、図中、復
号化部1、動きベクトル変換部2、画素単位動きベクト
ル生成部3、動画補間信号生成部5、静止画補間信号生
成部6、係数加重部7、加算部8、多重部9は、前述の
第1の実施例と同一の構成、動作を行うものであり説明
は省略する。
【0038】動き補正補間信号生成部30は、画素単位
の動きベクトルPVをもとに画像の位置を移動させた信
号で動き補正補間信号MCを生成する。図19(a)、
(b)はこの動作概略を説明するための図である。同図
(a)において、前,現,後フィールドの白丸の記号は
飛び越し走査系で送られる走査線の信号、現フィールド
の黒丸の記号は補間走査線の信号である。また、矢印の
記号は飛び越し走査系での前フィールドから後フィール
ドの1フレーム期間での画素単位の動きベクトルPVで
ある。この動きベクトルPVが垂直方向に2V(フレー
ム当たり上方に2走査線の動きに相当)の場合は、補間
走査線の信号は前フィールドの信号Sc−1で生成でき
る。また、PVが4V(フレーム当たり上方に4走査線
の動きに相当)の場合は、補間走査線の信号は前フィー
ルドの信号Sc−2で生成できる。一方、PVが−2V
(フレーム当たり下方に2走査線の動きに相当)の場合
は、前フィールドの信号Sc+1、−4V(フレーム当
たり下方に4走査線の動きに相当)の場合は信号Sc+
2で、補間走査線の信号が生成できる。同図(b)はこ
れをまとめて示したものである。一般的には、PVが垂
直方向に±2nVの場合には、この動きベクトルをもと
に垂直方向に位置を移動させた前フィールドの走査線の
信号Sc±nで、補間走査線の信号が生成できる。以上
に述べた動作で、動き補正補間信号MCを生成する。
【0039】係数設定部31は、画素単位の動きベクト
ルPVをもとに選択係数Kmaと混合比率K,1−Kを
設定する。すなわち、動き適応補間信号と動き補正補間
信号との選択制御を行う選択係数は、動きベクトルPV
が±2nVの場合に動き補正補間信号MCを選択するよ
うに選択係数Kmaを0に設定する。これ以外の場合
は、動き適応補間信号を選択するように選択係数Kma
を1に設定する。一方、混合比率(係数)Kは、第1の
実施例と同様の動作を行い、図8に示した特性で画素単
位の動きベクトルのスカラー量に応じて0〜1の値を設
定する。
【0040】係数加重部7−1、7−2はそれぞれ係数
Kma*K、Kma*(1−K)を、また係数加重部7
−3は係数1−Kmaを加重する。そして、これらの出
力を加算部8で加算し、補間走査線信号IPを生成す
る。
【0041】以上に述べた如く、本実施例によれば、動
きベクトルに応じて動き適応補間信号と動き補正補間信
号とを選択して補間走査線の信号を生成する。このた
め、静止画像から動画像までバランスの良い解像度特性
で自然観を保有する画像信号の倍速走査変換回路が実現
でき、デジタル放送やDVDなどに用いる画像復号化装
置の高画質化に顕著な効果を得ることができる。
【0042】次に、本発明の第6の実施例のブロック構
成を図20に示す。本実施例も、動き適応と動き補正の
補間処理で飛び越し走査で抜けた走査線の信号を生成す
るに好適なもので、第2の実施例(図12)に動き補正
補間信号生成部30を追加した構成で実現する。なお、
図中、復号化部1、動きベクトル変換部2、画素単位動
きベクトル生成部3、動画補間信号生成部5、静止画補
間信号生成部6、係数加重部7、加算部8、多重部9、
フレーム差分検出部25は、前述の第2の実施例と同一
の構成、動作を行うものであり説明は省略する。また、
動き補正補間信号生成部30は、第5の実施例と同様、
画素単位の動きベクトルPVをもとに画像の位置を移動
させた信号で動き補正補間信号MCを生成する。
【0043】係数設定部32は、画素単位の動きベクト
ルPVと1フレーム間の差分信号成分FDをもとに選択
係数Kmaと混合比率K,1−Kを設定する。すなわ
ち、動き適応補間信号と動き補正補間信号との選択制御
を行う選択係数は、動きベクトルPVが±2nVの場合
に動き補正補間信号MCを選択するように選択係数Km
aを0に設定する。これ以外の場合は、動き適応補間信
号を選択するように選択係数Kmaを1に設定する。一
方、混合比率(係数)Kに関しては、第2の実施例と同
様の動作を行い、図13に示した特性で0〜1の値を設
定する。
【0044】次に、本発明の第7の実施例のブロック構
成を図21に示す。本実施例も、動き適応と動き補正の
補間処理で飛び越し走査で抜けた走査線の信号を生成す
るに好適なもので、第3の実施例(図14)に動き補正
補間信号生成部30を追加した構成で実現する。なお、
図中、復号化部1、動きベクトル変換部2、画素単位動
きベクトル生成部3、動画補間信号生成部5、静止画補
間信号生成部6、係数加重部7、加算部8、多重部9、
エッジ成分検出部27は、前述の第3の実施例と同一の
構成、動作を行うものであり説明は省略する。また、動
き補正補間信号生成部30は、第5の実施例と同様、画
素単位の動きベクトルPVをもとに画像の位置を移動さ
せた信号で動き補正補間信号MCを生成する。
【0045】係数設定部33は、画素単位の動きベクト
ルPVとエッジ領域信号EGをもとに選択係数Kmaと
混合比率K,1−Kを設定する。すなわち、動き適応補
間信号と動き補正補間信号との選択制御を行う選択係数
は、動きベクトルPVが±2nVの場合に動き補正補間
信号MCを選択するように選択係数Kmaを0に設定す
る。これ以外の場合は、動き適応補間信号を選択するよ
うに選択係数Kmaを1に設定する。一方、混合比率
(係数)Kに関しては、第3の実施例と同様の動作を行
い、図15に示した特性で0〜1の値を設定する。
【0046】次に、本発明の第8の実施例のブロック構
成を図22に示す。本実施例も、動き適応と動き補正の
補間処理で飛び越し走査で抜けた走査線の信号を生成す
るのに好適なもので、第4の実施例(図16)に動き補
正補間信号生成部30を追加した構成で実現する。な
お、図中、復号化部1、動きベクトル変換部2、画素単
位動きベクトル生成部3、動画補間信号生成部5、静止
画補間信号生成部6、係数加重部7、加算部8、多重部
9、フレーム差分検出部25、エッジ成分検出部27
は、前述の第4の実施例と同一の構成、動作を行うもの
であり説明は省略する。また、動き補正補間信号生成部
30は、第5の実施例と同様、画素単位の動きベクトル
PVをもとに画像の位置を移動させた信号で動き補正補
間信号MCを生成する。
【0047】係数設定部34は、画素単位の動きベクト
ルPVと1フレーム間の差分信号成分FDとエッジ領域
信号EGをもとに選択係数Kmaと混合比率K,1−K
を設定する。すなわち、動き適応補間信号と動き補正補
間信号との選択制御を行う選択係数は、動きベクトルP
Vが±2nVの場合に動き補正補間信号MCを選択する
ように選択係数Kmaを0に設定する。これ以外の場合
は、動き適応補間信号を選択するように選択係数Kma
を1に設定する。一方、混合比率(係数)Kに関して
は、第4の実施例と同様の動作を行い、図17に示した
特性で0〜1の値を設定する。
【0048】以上に述べた如く、第6乃至第8の実施例
によれば、動きベクトルに応じて動き適応補間信号と動
き補正補間信号とを選択して補間走査線の信号を生成す
る。このため、静止画像から動画像までバランスの良い
解像度特性で自然観を保有する画像信号の倍速走査変換
回路が実現でき、デジタル放送やDVDなどに用いる画
像復号化装置の高画質化に顕著な効果を得ることができ
る。
【0049】なお、以上に述べた本発明の実施例は、画
像信号の輝度信号成分と色差信号成分の双方に適用して
補間走査線の信号を生成できる。また、回路の簡略化を
図るため、画像信号の輝度信号成分のみに本発明の実施
例を適用し、色差信号成分に関してはフィールド内処理
で補間走査線の信号を生成する形態で構成することも可
能である。
【0050】また、本発明の実施例は、国際標準規格に
準拠したMPEGビデオ符号化に限らず、動きベクトル
による動き補償予測符号化された信号に対しても適用可
能である。
【0051】このように本発明では、簡単な信号処理で
画像の動き量に一致した動き情報検出が可能となり、静
止画像から動画像までバランスの良い解像度特性で自然
観を保有する画像信号の倍速走査変換回路が簡易な回路
でかつ低コストで実現できる。このため、デジタル放送
やDVDなどに用いる画像復号化装置の高画質化に顕著
な効果を得ることができる。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、簡易な回路で高解像度
特性を実現可能な画像信号の走査変換回路及び画像復号
化装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック構成図であ
る。
【図2】動きベクトル変換部の一構成例を示す図であ
る。
【図3】Pピクチャベクトル変換部の動作概略図であ
る。
【図4】Bピクチャベクトル変換部の動作概略図であ
る。
【図5】画素単位動きベクトル生成部の一構成例を示す
図である。
【図6】画素単位動きベクトル生成のフローチャートで
ある。
【図7】参照ブロックとミニブロック補正誤差算出の概
略図である。
【図8】係数設定部の一特性例を示す図である。
【図9】時間垂直領域における補間走査線信号の概略図
である。
【図10】補間走査線信号生成の第1の構成例を示す図
である。
【図11】(a)は補間走査線信号生成の第2の構成例
を示す図、(b)はポストフィルタのインパルス応答特
性例を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例のブロック構成図であ
る。
【図13】係数設定部の一特性例を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施例のブロック構成図であ
る。
【図15】係数設定部の一特性例を示す図である。
【図16】本発明の第4の実施例のブロック構成図であ
る。
【図17】(a)、(b)はそれぞれEGが0、1の場
合の係数設定部の一特性例を示す図である。
【図18】本発明の第5の実施例のブロック構成図であ
る。
【図19】(a)、(b)はそれぞれ動き補正補間信号
生成の動作説明図である。
【図20】本発明の第6の実施例のブロック構成図であ
る。
【図21】本発明の第7の実施例のブロック構成図であ
る。
【図22】本発明の第8の実施例のブロック構成図であ
る。
【符号の説明】
1 復号化部 2 動きベクトル変換部 3 画素単位動きベクトル生成部 4,26,28,29,31,32,33,34 係数
設定部 5 動画補間信号生成部 6 静止画補間信号生成部 7 係数加重部 8 加算部 9 多重部 10 Pピクチャベクトル変換部 11 Bピクチャベクトル変換部 12,16 制御部 13 選択部 14 補正誤差算出部 15 参照ベクトル生成部 17 ミニブロック誤差算出部 18 画素ベクトル設定部 19 1H遅延部 20 加算平均部 21,23 263H遅延部 22 サブサンプル部 24 ポストフィルタ 25 フレーム差分検出部 27 エッジ成分検出部 30 動き補正補間信号生成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 雅人 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 中嶋 満雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号から飛び越し走査の画像信号系
    列と動きベクトル情報とを復号する復号化部と、上記動
    きベクトル情報より上記飛び越し走査の画像信号系列の
    フレーム当たりの画素単位の動きベクトルを生成する動
    きベクトル生成部と、上記飛び越し走査の画像信号系列
    のフィールド内信号処理で生成する動画補間走査線信号
    とフィールド間信号処理で生成する静止画補間走査線信
    号の混合比率の値を上記画素単位の動きベクトルのスカ
    ラー量に応じて変化させて飛び越し走査で抜けた走査線
    の信号を生成する補間走査線信号生成部とを備えたこと
    を特徴とする画像信号の走査変換回路。
  2. 【請求項2】 上記補間走査線信号生成部は、上記画素
    単位の動きベクトルのスカラー量が0から所定値までの
    領域では上記スカラー量に比例して上記混合比率の値を
    0から1まで漸次増加させ、上記スカラー量が所定値以
    上の領域では上記混合比率の値を1に設定することを特
    徴とする請求項1記載の画像信号の走査変換回路。
  3. 【請求項3】 上記混合比率の値を、上記飛び越し走査
    の画像信号系列の1フレーム間の絶対値差分信号成分の
    大きさに応じて変化させるよう構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の画像信号の走査変換回路。
  4. 【請求項4】 上記補間走査線信号生成部は、上記1フ
    レーム間の絶対値差分信号成分の大小に応じて上記混合
    比率の値を0から1まで変化させる複数種類の特性を備
    え、上記画素単位の動きベクトルのスカラー量に応じて
    定まる上記複数種類のいずれかの特性で上記混合比率の
    値を設定することを特徴とする請求項3記載の画像信号
    の走査変換回路。
  5. 【請求項5】 上記混合比率の値を、上記飛び越し走査
    の画像信号系列における画像の水平エッジ領域の状態に
    応じて変化させるよう構成したことを特徴とする請求項
    1記載の画像信号の走査変換回路。
  6. 【請求項6】 上記補間走査線信号生成部は、上記画素
    単位の動きベクトルのスカラー量が0から所定値までの
    領域では上記スカラー量に比例して上記混合比率の値を
    0から1まで漸次増加させる複数種類の特性を備え、上
    記水平エッジ領域の有無に応じて定まる上記複数種類の
    いずれかの特性で上記混合比率の値を設定することを特
    徴とする請求項5記載の画像信号の走査変換回路。
  7. 【請求項7】 上記混合比率の値を、上記飛び越し走査
    の画像信号系列の1フレーム間の絶対値差分信号成分の
    大きさ及び上記飛び越し走査の画像信号系列における画
    像の水平エッジ領域の状態に応じて変化させるよう構成
    したことを特徴とする請求項1記載の画像信号の走査変
    換回路。
  8. 【請求項8】 上記補間走査線信号生成部は、上記1フ
    レーム間の絶対値差分信号成分の大小に応じて上記混合
    比率の値を0から1まで変化させる複数種類の特性を備
    え、上記画素単位の動きベクトルのスカラー量及び上記
    水平エッジ領域の状態に応じて定まる上記複数種類のい
    ずれかの特性で上記混合比率の値を設定することを特徴
    とする請求項7記載の画像信号の走査変換回路。
  9. 【請求項9】 入力信号から飛び越し走査の画像信号系
    列と動きベクトル情報とを復号する復号化部と、上記動
    きベクトル情報より上記飛び越し走査の画像信号系列の
    フレーム当たりの画素単位の動きベクトルを生成する動
    きベクトル生成部と、上記飛び越し走査の画像信号系列
    のフィールド内信号処理で生成する動画像補間走査線信
    号とフィールド間信号処理で生成する静止画補間走査線
    信号の混合比率を上記画素単位の動きベクトルのスカラ
    ー量に応じて変化させて生成した動き適応補間信号と上
    記画素単位の動きベクトルに基づいて生成した動き補正
    補間信号とのいずれか一方の信号を選択して飛び越し走
    査で抜けた走査線の信号を生成する補間走査線信号生成
    部とを備えたことを特徴とする画像信号の走査変換回
    路。
  10. 【請求項10】 上記動き適応補間信号と動き補正補間
    信号のいずれか一方の信号の選択は、上記画素単位の動
    きベクトルの形態に応じて行われることを特徴とする請
    求項9記載の画像信号の走査変換回路。
  11. 【請求項11】 上記混合比率の値を、上記飛び越し走
    査の画像信号系列の1フレーム間の絶対値差分信号成分
    の大きさに応じて変化させるよう構成したことを特徴と
    する請求項9又は10記載の画像信号の走査変換回路。
  12. 【請求項12】 上記混合比率の値を、上記飛び越し走
    査の画像信号系列における画像の水平エッジ領域の状態
    に応じて変化させるよう構成したことを特徴とする請求
    項9乃至11のいずれかに記載の画像信号の走査変換回
    路。
  13. 【請求項13】 上記静止画補間走査線信号は、上記飛
    び越し走査の画像信号系列の現フィールドの信号及びサ
    ブサンプル信号処理で標本点数を1/2に削減した前フ
    ィールドの信号の演算処理で生成することを特徴とする
    請求項1乃至12のいずれかに記載の画像信号の走査変
    換回路。
  14. 【請求項14】 上記飛び越し走査で抜けた走査線の信
    号の輝度信号成分については上記補間走査線信号生成部
    の信号処理により生成し、上記飛び越し走査で抜けた走
    査線の信号の色差信号成分についてはフィールド内信号
    処理により生成することを特徴とする請求項1乃至13
    のいずれかに記載の画像信号の走査変換回路。
  15. 【請求項15】 上記入力信号は、国際標準規格のMP
    EGビデオ符号化に準拠した信号であることを特徴とす
    る請求項1乃至14のいずれかに記載の画像信号の走査
    変換回路。
  16. 【請求項16】 飛び越し走査の画像信号系列のフレー
    ム当たりの画素単位の動きベクトルを生成し、上記画素
    単位の動きベクトルのスカラー量に応じて上記飛び越し
    走査の画像信号系列のフィールド内信号処理で生成する
    動画補間走査線信号とフィールド間信号処理で生成する
    静止画補間走査線信号の混合比率の値を変化させて補間
    走査線信号を生成し、上記補間走査線信号を用いて順次
    走査の画像信号系列を得るよう構成したことを特徴とす
    る画像復号化装置。
  17. 【請求項17】 飛び越し走査の画像信号系列のフレー
    ム当たりの画素単位の動きベクトルを生成し、上記画素
    単位の動きベクトルのスカラー量に応じて上記飛び越し
    走査の画像信号系列のフィールド内信号処理で生成する
    動画補間走査線信号とフィールド間信号処理で生成する
    静止画補間走査線信号の混合比率の値を変化させて生成
    した動き適応補間信号及び上記画素単位の動きベクトル
    に基づいて生成した動き補正補間信号のうちの一方を選
    択して補間走査線信号を生成し、上記補間走査線信号を
    用いて順次走査の画像信号系列を得るよう構成したこと
    を特徴とする画像復号化装置。
  18. 【請求項18】 上記混合比率の値を、上記飛び越し走
    査の画像信号系列の1フレーム間の絶対値差分信号成分
    の大きさ及び上記飛び越し走査の画像信号系列における
    画像の水平エッジ領域の状態の少なくとも一つに応じて
    変化させるよう構成したことを特徴とする請求項16又
    は17記載の画像復号化装置。
JP8796798A 1998-03-17 1998-03-17 画像信号の走査変換回路及び画像復号化装置 Pending JPH11266440A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012253453A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Toshiba Corp 電子機器及び画像処理方法

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