JPH09172620A - 圧縮高解像度ビデオ信号の補間装置および補間方法 - Google Patents
圧縮高解像度ビデオ信号の補間装置および補間方法Info
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- JPH09172620A JPH09172620A JP34883195A JP34883195A JPH09172620A JP H09172620 A JPH09172620 A JP H09172620A JP 34883195 A JP34883195 A JP 34883195A JP 34883195 A JP34883195 A JP 34883195A JP H09172620 A JPH09172620 A JP H09172620A
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Abstract
ータを正確に補間し、復号画像の画質を向上させる。 【構成】 動き部分・動き量検出回路53では、MUS
E信号と動きベクトルから動き部分および動き量が検出
される。フレーム間内挿回路51では、MUSE信号の
静止画像に動きベクトルを考慮したフレームが補間さ
れ、LPF54およびサンプリング周波数変換回路55
を介してフィールド間内挿回路56において、フィール
ド間にフィールドが補間される。クラス分類適応補間回
路52では、補間がなされる周辺画素のレベル分布のパ
ターンと動き量からクラス分類がなされ、読み出された
係数データを用いてフィールド内内挿および/またはフ
レーム内内挿の処理が行われ、サンプリング周波数変換
回路57を介して混合回路58へ供給される。混合回路
58では、動き部分・動き量に応じて比率が決定され、
静止画像と動き画像とが混合される。
Description
より伝送情報量を圧縮するような高解像度ビデオ信号の
デコーダ例えばハイビジョン信号の圧縮方式であるMU
SE方式のデコーダに適用される圧縮高解像度ビデオ信
号の補間装置および補間方法に関する。
する際の帯域圧縮あるいは情報量削減のための一つの方
法として、画素をサブサンプリングによって間引くこと
によって、伝送データ量を減少させるものがある。その
一例は、MUSE方式における多重サブナイキストサン
プリングエンコーディング方式である。このシステム
は、ハイビジョン信号を8MHz程度の帯域に圧縮する
ことができる。
は、エンコード時に、1回あるいは2回サブサンプリン
グされたデータをデコードする際に、補間のために2次
元の空間フィルタを用いている。しかしながら、MUS
E方式では、斜め方向の解像度が低いという視覚特性を
利用して伝送情報量を圧縮しているので、エンコード時
に失われた斜め方向の解像度を取り戻すことができない
問題点があった。
のデコーダに対して適用され、伝送された画素データ
と、検出された動き量とを用いてクラス分けを行うこと
によって、予め用意した最適な予測式より出力を予測す
るようにした高解像度ビデオ信号の補間装置および補間
方法を提供することにある。
は、サブサンプリングにより伝送情報量が圧縮されたデ
ィジタル高解像度ビデオ信号を受け取り、間引かれた画
素を補間するための高解像度ビデオ信号の補間装置にお
いて、補間対象としての注目画素の動き量を検出する動
き量検出手段と、補間対象となる複数の参照画素と動き
量から注目画素のクラスを決定するためのクラス分類手
段と、間引かれた画素の補間値を生成するために、予め
学習により獲得されたクラス毎の係数が格納されたメモ
リ手段と、メモリ手段と結合され、注目画素の空間的お
よび/または時間的に近傍の複数の画素と係数を線形1
次結合によって補間値を生成する補間値生成手段とから
なることを特徴とした圧縮高解像度ビデオ信号の補間装
置である。
プリングにより伝送情報量が圧縮されたディジタル高解
像度ビデオ信号を受け取り、間引かれた画素を補間する
ための高解像度ビデオ信号の補間方法において、補間対
象としての注目画素の動き量を検出するステップと、補
間対象となる複数の参照画素と動き量から注目画素のク
ラスを決定するためのステップと、間引かれた画素の補
間値を生成するために、予め学習により獲得されたクラ
ス毎の係数が格納されるステップと、注目画素の空間的
および/または時間的に近傍の複数の画素と係数を線形
1次結合によって補間値を生成するステップとからなる
ことを特徴とした圧縮高解像度ビデオ信号の補間方法で
ある。
り補間値を生成する。この係数を予め学習によって、ク
ラス毎に求める。このクラスは、周辺画素のレベル分布
のパターンと動き量を用いて表現される。学習時に、周
辺画素として、フィールド内のものおよびフレーム内の
ものをそれぞれ使用して第1および第2の係数を求め
る。補間時には、注目画素の静止判定を行ない、注目画
素が動きのときは、第1の係数とフィールド内の周辺画
素の値との線形1次結合により補間値を形成し、これが
静止のときは、第2の係数を使用する。この選択によっ
て、精度が高い補間を行なうことができ、復号画像の画
質を向上できる。
て図面を参照して説明する。まず、MUSE方式のエン
コーダの主要部を図1を参照して説明する。1で示す入
力端子からハイビジョン信号が入力され、入力されたハ
イビジョン信号は、白クリップ回路2へ供給される。白
クリップ回路2では、白レベルがクリップされ、〔−1
dB〕回路3において、−1dBの補正が行われる。逆
γ補正回路4では、γ補正の逆補正が供給された信号に
対してなされ、Y、Pr、Pb変換回路5において、マ
トリックス演算により、Y(輝度)信号、Pr(R−Y
成分)信号、Pb(B−Y成分)信号が形成される。
Y、Pr、Pb変換回路5において、変換されたY信号
は、フィールド間フィルタ6へ供給され、Pr信号は、
垂直LPF(ローパスフィルタ)21へ供給され、Pb
信号は、垂直LPF22へ供給される。
6に対して、フィールドオフセットサブサンプリング回
路7、LPF8およびサンプリング周波数変換回路9が
接続される。フィールドオフセットサブサンプリング回
路7は、フィールド間でサブサンプリングの位相が1画
素ずらされるもので、その出力がLPF10に供給され
る。原Y信号のサンプリング周波数は、48.6MHz
で、サブサンプリング回路7のサンプリング周波数が2
4.3MHzで、LPF10によって、12.15MH
z以上の周波数成分が除去されるとともに、データが内
挿されてサンプリング周波数が48.6MHzに戻され
る。
変換回路11が接続され、サンプリング周波数がサンプ
リング周波数変換回路11によって、32.4MHzに
変換される。この回路11の出力信号がTCI(Time Co
mpressed Integration) スイッチ12に供給される。サ
ブサンプリング回路7から変換回路11までの信号路
は、静止領域の処理のために設けられている。
グ周波数変換回路13が接続され、48.6MHzから
32.4MHzへサンプリング周波数が変換される。こ
の回路13の出力がTCIスイッチ14に供給される。
TCIスイッチ14からの信号が2次元サブサンプリン
グフィルタ18を介して混合(MIX)回路19に供給
される。LPF8から2次元サブサンプリングフィルタ
18に至る信号路が動き領域の処理のために設けられて
いる。混合回路19では、フィルタ18の出力信号とT
CIスイッチ12の出力信号とが混合される。
は、動きベクトル検出回路15が接続される。動きベク
トル検出回路15に対して、動きフィルタ16および動
き検出回路17が接続される。動きフィルタ16には、
サンプリング周波数変換回路13の出力信号も供給され
る。動きフィルタ16の出力が動き検出回路17に供給
される。動き検出回路17での検出結果(動き量)に基
づいて混合回路19の混合比を制御する制御信号が生成
される。
r、Pbが垂直LPF21、22をそれぞれ介して線順
次化回路23に供給される。線順次化回路23からの線
順次色信号がLPF24に供給され、7MHz以上の成
分が除去され、そして、フィールドオフセットサブサン
プリング回路26に供給される。線順次色信号が帯域制
限用のLPF25を介してフィールドオフセットサブサ
ンプリング回路27に供給される。サブサンプリング回
路27に対して時間圧縮回路28が接続される。
6は、静止領域用の処理回路であり、LPF25、サブ
サンプリング回路27および時間圧縮回路28は、動き
領域用の処理回路である。サブサンプリング回路26お
よび時間圧縮回路28の出力信号がTCIスイッチ12
および14へそれぞれ供給され、上述のように処理され
た輝度信号成分と時間軸多重化される。
ンオフセットサブサンプリング回路31に供給される。
ここでのサブサンプリングのパターンは、フレーム間お
よびライン間で反転され、また、サンプリング周波数が
16.2MHzとされる。サブサンプリング回路31の
出力信号が伝送用ガンマ補正回路32を介してMUSE
のフォーマット化回路33に供給される。図では省略さ
れているが、時間軸圧縮されたオーディオ信号、同期信
号、VIT信号等がフォーマット化回路33に加えら
れ、出力端子34に約8MHzのMUSE信号が取り出
される。
ングについて、図2を参照して概略的に説明する。静止
領域の処理が上側に示され、動き領域の処理が下側に示
されている。図1の各点の信号に関して、そのサンプリ
ング状態を図2に示す。また、C信号の処理は、Y信号
と同様であるため、その説明を省略する。フィールドオ
フセットサブサンプリング回路7の入力(A点)からデ
ィジタルY信号が供給され、フィールド毎にサンプリン
グ位相が1画素ずれたパターンでサブサンプリングされ
た出力信号がB点に発生する。
された信号(サンプリング周波数が48.6MHz)が発
生する。サンプリング周波数変換回路11の出力(D
点)もサンプリング周波数が32.4MHzに変換された
信号が現れる。
と同様のディジタルY信号が供給される。動き領域で
は、フィールドオフセットサブサンプリングがなされ
ず、サンプリング周波数回路13の出力(b点)には、
D点と同様のY信号が発生する。
を受けたY信号が混合回路19で混合され、混合回路1
9の出力がフレーム、ラインオフセットサブサンプリン
グ回路31に供給される。この回路31の出力(E点)
では、フレーム間およびライン間で水平方向に1画素の
オフセットを持つようにサンプリングされた出力信号が
発生する。
コーダの一部を示す。受信されたベースバンド信号に変
換され、ディジタル信号に変換されたMUSE信号がフ
レーム間内挿回路41、フィールド内内挿回路42およ
び動き部分検出回路43にそれぞれ供給される。動き部
分検出回路43によって、動き領域を検出し、動き領域
と静止領域との処理がそれぞれなされた信号の混合比が
制御される。
路41により1フレーム前の画像データを使用したフレ
ーム間内挿がなされる。但し、カメラのパニングのよう
に、画像の全体が動く時には、コントロール信号として
伝送される動きベクトルに応じて1フレーム前の画像を
動かして重ね合わせる処理がなされる。フレーム間内挿
回路41の出力信号がLPF44、サンプリング周波数
変換回路(32.4MHzから24.3MHzへ)45
およびフィールド間内挿回路46を介して混合回路48
に供給される。サブサンプリング周波数変換回路45か
らは、24.3MHzのサンプリング周波数の信号が得
られる。
よって、空間的内挿がなされる。内挿回路42に対し
て、32.4MHzから48.6MHzへのサンプリン
グ周波数変換回路47が接続され、その出力信号が混合
回路48に供給される。この混合回路48の混合比は、
動き部分検出回路43の出力信号により制御される。混
合回路48の出力信号が図示しないが、TCIデコーダ
に供給され、Y、Pr、Pbの各信号に分離される。さ
らに、D/A変換され、逆マトリクス演算され、ガンマ
補正がされてからR、G、B信号が得られる。
グパターンを参照して概略的に説明する。入力信号(E
点)のサンプリング状態は、上述のエンコーダの出力
(E点)と同一である。静止領域がフレーム間内挿回路
41を介され、その出力(F点)で間引き画素が内挿さ
れたビデオ信号が生じる。
では、サンプリング周波数が24.3MHzに変換された
ビデオ信号が現れる。そのビデオ信号は、フィールド毎
に1画素ずれたオフセットサンプリングがなされたもの
である。次のフィールド間内挿回路46の出力(H点)
に画素が内挿された信号が生じる。これが混合回路48
に供給される。
回路42の出力(f点)にフィールド内の画素により内
挿されたビデオ信号が発生する。サンプリング周波数変
換回路47によって、その出力(g点)には、48.6
MHzのサンプリング周波数のビデオ信号が発生する。
これが混合回路48に供給される。
に関して2回のサブサンプリングがなされ、2回の補間
がなされ、また、動き領域に関しては、1回のサブサン
プリングと補間がなされる。これらの補間のために、従
来では、フィルタを使用していたが、その結果、最初に
述べたように、斜め方向の解像度が失われる問題があっ
た。この問題点を解決するのがこの発明であり、従っ
て、この発明は、上述のMUSEデコーダにおけるフレ
ーム間内挿回路41、フィールド内内挿回路42および
フィールド間内挿回路46の何れに対しても適用でき
る。
対してこの発明を適用した一実施例を図5に示す。受信
されたベースバンド信号に変換され、ディジタル信号に
変換されたMUSE信号は、動き部分・動き量検出回路
53、フレーム間内挿回路51およびクラス分類適応補
間回路52へ供給される。動き部分・動き量検出回路5
3では、供給される画面全体の動きベクトルに基づい
て、供給された画像データの動き領域および動き量が検
出される。この動き部分・動き量検出回路53で検出さ
れる動き領域および動き量は、混合(MIX)回路58
において、静止領域と動き領域との画素毎の混合比の基
準となるものである。また、この動き部分・動き量検出
回路53で求められる動き量は、クラス分類適応補間回
路52へ供給される。同様に、検出された動き領域およ
び動き量は、混合回路58へ供給される。
内挿回路51により1フレーム前の画像データを使用し
たフレーム間内挿がなされる。但し、カメラのパニング
のように、画像の全体が動く時には、コントロール信号
として伝送される動きベクトルに応じて1フレーム前の
画像を動かして重ね合わせる処理がなされる。フレーム
間内挿回路51の出力信号がLPF54へ供給される。
LPF54では、供給された画像データに対して12M
Hzの帯域制限が施され、サンプリング周波数変換回路5
5では、画像データのサンプリング周波数が32.4M
Hzから24.3MHzへ周波数変換される。フィールド間
内挿回路56では、フレーム間内挿回路51と同様に、
1フィールド前の画像データを使用したフィールド間内
挿がなされる。フィールド間内挿回路56の出力信号
は、混合回路58へ供給される。
適応補間回路52により、動き部分・動き量検出回路5
3からの動き量と注目画素の周辺の画素とからクラス分
類が行われ、後述するように空間的内挿、すなわちフレ
ーム内内挿またはフィールド内内挿がなされる。クラス
分類適応補間回路52の出力信号がサンプリング周波数
変換回路57へ供給される。サンプリング周波数変換回
路57では、画像データのサンプリング周波数が32.
4MHzから48.6MHzへ周波数変換される。その出力
信号が混合回路58へ供給される。この混合回路58
は、動き部分・動き量検出回路53からの信号に基づい
て、静止画像と動き画像の混合比が制御される。この混
合回路53の出力信号は、図示しないがTCIデコーダ
に供給され、Y、Pr、Pbの各信号に分離される。さ
らに、D/A変化され、逆マトリクス演算され、γ補正
がなされた後、R、G、B信号が得られる。
3の詳細なブロック図を図6に示す。この動き部分・動
き量検出回路53に供給されるMUSE信号のフレーム
は、入力端子61から供給される。横線エッジ検出回路
62では、供給されたフレームから後述するように横線
となるエッジ、すなわち水平方向のエッジが検出され
る。検出された水平方向のエッジは、2フレーム検出エ
ッジ回路70へ供給される。縦線エッジ検出回路63で
は、供給されたフレームから後述するように縦線となる
エッジ、すなわち垂直方向のエッジが検出される。検出
された垂直方向のエッジは、2フレーム検出エッジ回路
70へ供給される。
されたフレームからエッジであると判断された部分に対
して、所定のレベルに重み付けがなされる。1フレーム
検出エッジ回路65では、供給されたフレームと、ノン
リニアエッジ検出回路64の出力と、横線エッジ検出回
路62からの水平方向のエッジとが加算される。ここで
は、横線エッジ検出回路62の出力が用いられている
が、縦線エッジ検出回路63からの垂直方向のエッジを
用いることも可能である。
数が4MHzであり、LPF66では、供給されたMUS
E信号のフレームが帯域制限され、LPF67では、1
フレーム前のMUSE信号のフレームが帯域制限され
る。帯域制限されたそれぞれの信号は、1フレーム差分
回路68へ供給される。1フレーム差分回路68では、
4MHzの帯域制限がなされた1フレーム間の差分が算出
される。算出された1フレーム差分は、感度設定回路6
9へ供給される。感度設定回路69では、供給された1
フレーム差分と、1フレーム検出エッジ回路65からの
出力によって、感度が設定される。この感度設定回路6
9では、エッジ部分では、フレーム差が大きくなるた
め、動き部分・動き量検出の感度が落とされる。
されたMUSE信号のフレームと、横線エッジ検出回路
62からの水平方向のエッジと、縦線エッジ検出回路6
3からの垂直方向のエッジとが加算される。加算結果
は、感度設定回路72へ供給される。2フレーム差分回
路71では、供給されたフレームと、2フレーム前のフ
レームとの2フレーム差分が算出される。感度設定回路
72では、供給された2フレーム差分と、2フレーム検
出エッジ回路70からの加算結果に基づいて感度の設定
が行われる。この感度設定回路72も感度設定回路69
と同様に動き部分・動き量検出の感度が落とされる。
レーム差分から孤立点の除去が行われる。フレーム補間
回路74では、孤立点が除去された2フレーム差分と、
1フレームディレイ回路75から1フレーム遅延がなさ
れた2フレーム差分とを用いて2フレーム差分の補間処
理がなされる。1フレームディレイ回路75では、フレ
ーム補間された2フレーム差分を1フレームの時間だけ
遅延が行われた後、保持された2フレーム差分は、フレ
ーム補間回路74へ供給される。2次元LPF76で
は、フレーム補間された2フレーム差分に対して2次元
の帯域制限が行われる。帯域制限が行われたフレーム
は、ミキシング回路77へ供給される。
9からの1フレーム差分と、2次元LPFからの2フレ
ーム差分とが加算される。フィールド補間回路78で
は、フィールド毎の合成フレーム差分が作られ、フィー
ルドの補間が行われる。フィールドの補間が行われた信
号は、しきい値処理回路79において、合成フレーム差
分に対してしきい値処理が行われ、16段階にて表現さ
れた動き量が得られる。この動き量は、出力端子80を
介してクラス分類適応補間回路52および混合回路58
へ供給される。
図7に示す。また、縦線エッジ検出回路63も同様の構
成である。81で示す入力端子からMUSE信号のフレ
ームが供給される。画素抽出回路82では、供給された
フレームから画素が抽出される。抽出された画素は、差
分検出回路831 〜833 において、差分が検出され
る。検出された差分は、最大差分検出回路84におい
て、絶対値へ変換され、最大となる差分絶対値が検出さ
れる。検出された差分絶対値は、エッジデータとして、
出力端子85を介して1フレーム検出エッジ回路65お
よび/または2フレーム検出エッジ回路70へ供給され
る。
す伝送された画素を用いて説明する。まず、図8は、水
平方向のエッジを検出する場合に抽出される画素のパタ
ーンを示す。さらに、図8Aは、注目画素が伝送された
画素eに相当する場合、差分検出回路831 では、抽出
された画素aと画素dの差分が検出され、差分検出回路
832 では、抽出された画素bと画素eの差分が検出さ
れ、差分検出回路833 では、抽出された画素cと画素
fの差分が検出される。最大差分検出回路84におい
て、検出されたこれら3つの差分が絶対値に変換され、
3つの差分絶対値から最大となる差分絶対値が検出され
る。検出された差分絶対値は、エッジデータとして伝送
される。
画素kの間にある場合、差分検出回路831 では、抽出
された画素gと画素jの差分が検出され、差分検出回路
832 では、抽出された画素hと画素kの差分が検出さ
れ、差分検出回路833 では、抽出された画素iと画素
lの差分が検出される。最大差分検出回路84におい
て、検出されたこれら3つの差分が絶対値に変換され、
3つの差分絶対値から最大となる差分絶対値が検出され
る。検出された差分絶対値は、エッジデータとして伝送
される。
る場合に抽出される画素のパターンを示す。図9Aは、
注目画素が伝送された画素pに相当する場合、差分検出
回路831 では、抽出された画素mと画素nの差分が検
出され、差分検出回路832では、抽出された画素oと
画素pの差分が検出され、差分検出回路833 では、抽
出された画素pと画素qの差分が検出される。最大差分
検出回路84において、検出されたこれら3つの差分が
絶対値に変換され、3つの差分絶対値から最大となる差
分絶対値が検出される。検出された差分絶対値は、エッ
ジデータとして伝送される。
画素vの間にある場合、差分検出回路831 では、抽出
された画素rと画素sの差分が検出され、差分検出回路
832 では、抽出された画素sと画素tの差分が検出さ
れ、差分検出回路833 では、抽出された画素uと画素
vの差分が検出される。最大差分検出回路84におい
て、検出されたこれら3つの差分が絶対値に変換され、
3つの差分絶対値から最大となる差分絶対値が検出され
る。検出された差分絶対値は、エッジデータとして伝送
される。
適応補間回路52の一例を図10に示す。入力端子91
から画像データの動き領域が供給される。この動き領域
は、レベル検出回路93および補間回路96へ供給され
る。レベル検出回路93では、供給された動き領域、例
えば3画素×3ライン(以下、(3×3)ブロックと称
する)毎のレベル分布のパターンが検出される。ブロッ
ク毎のレベル分布のパターンは、一例として(3×3)
ブロックの各画素のレベルを、例えばそのブロックの平
均値と比較することによって2値化し、さらに4ビット
へ圧縮され、検出される。
て動き部分・動き量検出回路53から供給される動き量
と、検出された(3×3)ブロック毎のレベル分布のパ
ターンとからクラスが作成される。具体的には、この一
例において、動き量は、上述したように16段階から表
現されているので、4ビットからなり、レベル分布のパ
ターン(4ビット)と共に合計8ビットでブロックのク
ラスが作成される。これらの8ビットからなるクラスが
クラス作成回路94から係数ROM95へ供給される。
アドレスとして、そのアドレスに対応する係数データが
読み出される。この係数データは、後述するように予め
演算により求められている。読み出された係数データ
は、係数ROM95から補間回路96へ供給される。補
間回路96では、供給された係数データから補間データ
を作成するために、例えば線形一次結合式が用いられ、
空間内内挿、すなわちフレーム内内挿またはフィールド
内内挿が行われる。補間が行われた画像データは、出力
端子97を介してサンプリング周波数変換回路57へ供
給される。
る係数データの学習の一例を図11のフローチャートを
用いて説明する。このフローチャートは、ステップS1
から学習処理の制御が始まり、ステップS1の学習デー
タ形成では、既知の画像に対応した学習データが形成さ
れる。フィールド内またはフレーム内の周辺画素の値が
学習データとして採用される。注目画素の真値と複数の
周辺画素の値とが一組の学習データである。
ダイナミックレンジが所定のしきい値より小さいもの
は、学習データとして扱わない制御がなされる。ダイナ
ミックレンジが小さいものは、ノイズの影響を受けやす
く、正確な学習結果が得られないおそれがあるからであ
る。ステップS2のデータ終了では、入力された全デー
タ、例えば1フレームのデータの処理が終了していれ
ば、ステップS5の予測係数決定へ制御が移り、終了し
ていなければ、ステップS3のクラス決定へ制御が移
る。
に、フィールド内またはフレーム内の所定の画素の値お
よび動き量に基づいたクラス決定がなされる。ステップ
S4の正規方程式生成では、後述する式(8)の正規方
程式が作成される。全データの処理が終了後、ステップ
S2のデータ終了から制御がステップS5に移る。この
ステップS5の予測係数決定では、この正規方程式を行
列解法を用いて解いて、予測係数を決める。ステップS
6の予測係数ストアで、予測係数をメモリにストアし、
この学習のフローチャートが終了する。
成)およびステップS5(予測係数決定)の処理をより
詳細に説明する。注目画素の真値をyとし、その推定値
をy´とし、その周囲の画素の値をx1 〜xn としたと
き、クラス毎に係数w1 〜wnによるnタップの線形1
次結合 y´=w1 x1 +w2 x2 +・・・+wn xn (1) を設定する。学習前は、wi が未定係数である。
データ数がmの場合、式(1)は、式(2)で表され
る。 yj ´=w1 xj1+w2 xj2+・・・+wn xjn (2) (但し、j=1,2,・・・,m)
まらないので、誤差ベクトルEの要素をそれぞれの学習
データxj1,xj2,・・・,xjn,yj における予測誤
差をej として、次の式(3)のごとく定義する。 ej =yj −(w1 xj1+w2 xj2+・・・+wn xjn) (3) (但し、j=1,2,・・・,m) 次に、式(4)を最小にする係数を求め、最小自乗法に
おける最適な予測係数w1 ,w2 ,・・・,wn を決定
する。
数を求めると、式(5)に示すようになる。式(5)で
(i=1,2,・・・,n)である。
ばよいから、
と呼ばれている。正規方程式は、丁度未知数がn個だけ
ある連立方程式である。これにより最確値たる各未定係
数w1 ,w2 ,・・・wn を求めることができる。具体
的には、一般的に式(8)の左辺の行列は、正定値対称
なので、コレスキー法という手法により式(8)の連立
方程式を解くことができ、未定係数wi が求まり、クラ
スコードをアドレスとして、この係数wi をメモリに格
納しておく。
ータの学習を概略的に説明する。図12Aに示すよう
に、例えば(3×3)ブロックの注目画素、すなわち間
引かれた注目画素yの周囲にある画素x1 〜x4 のレベ
ル方向および動き量を用いてクラスが生成される。画素
x1 〜x4 のレベル方向(図12B)に対して施す正規
化の一例として、4つの画素の平均と4つの画素との大
小関係が2値化され、表現される(図12C)。すなわ
ち、4つの画素の平均をしきい値として画素毎に大小の
判定が行われ、大きいと判断された場合、 `1' とし、
小さいと判断された場合、 `0' とする。この4つの画
素の判断結果、図12Cに示すように `0101' をクラス
とし、クラス分けが行われる。また、画素の値をそのま
ま、クラス分け用のビットとして用いることも可能であ
る。
1 〜x4 を用いて間引かれた画素を式(9)を用いて、
注目画素yの予測が行われる。 y=w1 ×x1 +w2 ×x2 +w3 ×x3 +w4 ×x4 (9) (ただし、w1 〜w4 は、係数データとする) この式(9)の各画素に係る係数データを上述した最小
自乗法によって求める。
データは、デコード時に各クラスに応じた出力を周囲の
画素から予測することができる。図13Aに示すよう
に、学習時と同じようにサブサンプリングされて間引か
れた画素の周辺データ(図13B)のレベル分布のパタ
ーンと動き量を用いてクラスが求められる。このように
して、式(10)に示すように、クラスと周辺画素のデ
コード値を求めることにより、補間値を予測することが
できる。
係数データとする)
組み合わせでも良い。さらに、正規化の方法は、この手
法以外にもビット数を増やす方法や、ADRCのように
エンコードしたものを用いる方法などが考えられる。
のレベル分布のパターンと動き量からクラスを生成する
ことで、予め学習によって決定された正確な値で補間す
ることができ、斜め方向の解像度を復元できる。然も、
この発明は、注目画素の静止判定を行い、動き画素の時
には、フィールド内の画素を補間に使用し、静止画素の
時には、フレーム内の画素を補間に使用しているので、
精度が高い補間を行うことができる。また、学習時に、
アクティビティーが低いデータを学習対象から除外して
いるので、精度の高い補間値を生成できる。
図である。
を説明するための略線図である。
の部分的なブロック図である。
ための略線図である。
ブロック図である。
示すブロック図である。
るエッジデータを検出する一例を示すブロック図であ
る。
略線図である。
略線図である。
クラス分類適応補間回路の一例を示すブロック図であ
る。
ローチャートである。
線図である。
ための略線図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 サブサンプリングにより伝送情報量が圧
縮されたディジタル高解像度ビデオ信号を受け取り、間
引かれた画素を補間するための高解像度ビデオ信号の補
間装置において、 補間対象としての注目画素の動き量を検出する動き量検
出手段と、 補間対象となる複数の参照画素と上記動き量から上記注
目画素のクラスを決定するためのクラス分類手段と、 上記間引かれた画素の補間値を生成するために、予め学
習により獲得された上記クラス毎の係数が格納されたメ
モリ手段と、 上記メモリ手段と結合され、上記注目画素の空間的およ
び/または時間的に近傍の複数の画素と上記係数を線形
1次結合によって補間値を生成する補間値生成手段とか
らなることを特徴とした圧縮高解像度ビデオ信号の補間
装置。 - 【請求項2】 サブサンプリングにより伝送情報量が圧
縮されたディジタル高解像度ビデオ信号を受け取り、間
引かれた画素を補間するための高解像度ビデオ信号の補
間方法において、 補間対象としての注目画素のを検出するステップと、 補間対象となる複数の参照画素と上記動き量から上記注
目画素のクラスを決定するためのステップと、 上記間引かれた画素の補間値を生成するために、予め学
習により獲得された上記クラス毎の係数が格納されるス
テップと、 上記注目画素の空間的および/または時間的に近傍の複
数の画素と上記係数を線形1次結合によって補間値を生
成するステップとからなることを特徴とした圧縮高解像
度ビデオ信号の補間方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34883195A JP3831960B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 圧縮高解像度ビデオ信号の補間装置および補間方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34883195A JP3831960B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 圧縮高解像度ビデオ信号の補間装置および補間方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09172620A true JPH09172620A (ja) | 1997-06-30 |
JP3831960B2 JP3831960B2 (ja) | 2006-10-11 |
Family
ID=18399677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34883195A Expired - Lifetime JP3831960B2 (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | 圧縮高解像度ビデオ信号の補間装置および補間方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3831960B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001285864A (ja) * | 2000-04-03 | 2001-10-12 | Sony Corp | エラー修整装置および方法 |
-
1995
- 1995-12-19 JP JP34883195A patent/JP3831960B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001285864A (ja) * | 2000-04-03 | 2001-10-12 | Sony Corp | エラー修整装置および方法 |
JP4552264B2 (ja) * | 2000-04-03 | 2010-09-29 | ソニー株式会社 | エラー修整装置および方法 |
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JP3831960B2 (ja) | 2006-10-11 |
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