JPH05336500A - 走査線変換回路 - Google Patents

走査線変換回路

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JPH05336500A
JPH05336500A JP4143801A JP14380192A JPH05336500A JP H05336500 A JPH05336500 A JP H05336500A JP 4143801 A JP4143801 A JP 4143801A JP 14380192 A JP14380192 A JP 14380192A JP H05336500 A JPH05336500 A JP H05336500A
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signal
supplied
television
scanning lines
scanning
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JP4143801A
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Inventor
Yasuo Takahashi
康夫 高橋
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】現行の家庭用VTRの再生信号等標準フォーマ
ットから外れた信号や、受信SN比が悪い信号を再生し
た場合等に画質の劣化が少ない走査線変換回路を提供す
る。 【構成】多重信号が正確に再生出来る信号であるか否か
を標準信号検出回路201により判定する。この判定結
果により垂直方向の補間を行った信号と垂直方向の補間
をしない信号をスイッチ203,204,205,21
0により切り換え、受像管148へ所定の倍率で表示さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイドアスペクト比
のテレビジョン信号を現行方式のテレビジョン受像機で
受像できるように変換および送信した信号を、ワイドア
スペクト比の映像信号に変換し受像する受像機における
走査線変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の走査線変換回路の例を、図
3から図7を参照しながら説明する。現在、現行の受信
機でもワイドアスペクト比のテレビジョン信号が受信で
きるように、ワイドアスペクト比のテレビジョン信号を
帯域圧縮および走査線変換して伝送し、受像機側で元の
ワイドアスペクト比の画面を再生する伝送システムが種
々開発されている。この伝送システムの一例にはレター
ボックス形式と呼ばれるシステムがあり、図5(a)に
示すアスペクト比16:9,有効走査線数480本,
1:1の順次走査の映像信号(以下、ワイドアスペクト
信号と記す)を、現行の受信機で受信したときに図5
(b)に示すように画面中心部に有効走査線数360本
の映像が表示されるように変換して伝送するものであ
る。このレターボックス形式を、図3を用いて詳細に説
明する。図3はエンコーダ、図4はデコーダである。
【0003】図3において、A/D変換器104には、
入力端子101,102,103を介してそれぞれR,
G,Bのアナログのワイドアスペクト信号が供給され、
デジタル信号に変換された後、それぞれマトリクス回路
105へ供給される。マトリクス回路105に供給され
たR,G,Bのデジタルのワイドアスペクト信号は、輝
度信号(以下、Y信号と記す)および色信号(以下、C
信号と記す)にマトリクス変換され、それぞれ垂直ロー
パスフィルタ(以下、垂直LPFと記す)106,10
7へ供給されると共に、Y信号は減算器108へ供給さ
れる。
【0004】垂直LPF106に供給されたY信号は、
360[TV本]以下に帯域制限された後、減算器10
8および4→3変換部110へ供給される。減算器10
8では、マトリクス回路105から供給された信号から
垂直LPF106から供給された信号が減算され、36
0〜480[TV本]のY信号の垂直高域成分が多重信
号処理部109へ供給される。多重信号処理部109に
供給されたY信号の垂直高域成分は、走査線数120本
分の図5(b)のAの部分(以下、上下マスク部とい
う)に多重できるように帯域圧縮、周波数変換されて変
換された後、混合器115へ供給される。
【0005】4→3変換部110に供給された信号は、
有効走査線数480本の映像信号が360本の映像信号
へと垂直方向に圧縮された後、静止画処理部112,動
画処理部113および動き検出部114へ供給される。
【0006】一方、垂直LPF107に供給されたC信
号は、180[TV本]以下に帯域制限された後、4→
3変換部111へ供給される。4→3変換部111に供
給された信号は、有効走査線数480本の映像信号が3
60本の映像信号へと垂直方向に圧縮された後、静止画
処理部112および動画処理部113へ供給される。静
止画処理部112では、供給されたY信号およびC信号
が図7(a)に示すスペクトルになるように帯域制限さ
れた後、混合器116へ供給される。動画処理部113
では、供給されたY信号およびC信号が図7(b)に示
すスペクトルになるように帯域制限されると共に順次走
査からインターレース走査に変換された後、混合器11
6へ供給される。また動画処理部113では、順次走査
からインターレース走査に変換が行われる際に失われる
垂直高域成分が抽出されると共に上下マスク部に多重で
きるように変換された後、混合器115へ供給される。
動き検出部114には4→3変換部110より信号が供
給され、検出された画像の動きに応じた動検信号が混合
器115および混合器116へ供給される。
【0007】混合器115では供給された動検信号に応
じて、上下マスク部に多重される多重信号処理部109
および動画処理部113からの信号が適応的に混合さ
れ、NTSCエンコーダ117へ供給される。また、混
合器116でも同様に、動き検出部114から供給され
た動検信号に応じて、静止画処理部112および動画処
理部113から供給されたY信号,C信号がそれぞれ混
合され、NTSCエンコーダ117へ供給される。
【0008】NTSCエンコーダ117では、混合器1
15からの信号が図5(b)に示すAの上下マスク部に
多重され、混合器116から供給されたC信号がNTS
Cフォーマットに従って変調されると共にY信号に多重
され、走査線数360本分の図5(b)に示すBの部分
(以下、センター部と記す)となり、通常のNTSC信
号と区別するための識別信号,同期信号,バースト信号
が付加された後、D/A変換器118へ供給される。D
/A変換器118へ供給されたデジタル信号はアナログ
信号に変換され出力端子119へ供給される。次に、図
4に示すデコーダについて詳細に説明する。
【0009】図4において、アナログのNTSCビデオ
信号は入力端子130を介してA/D変換器131およ
び同期分離回路138へ供給される。A/D変換器13
1に供給されたNTSCビデオ信号はデジタル信号に変
換された後、Y/C分離回路132,多重信号再生部1
33および多重信号再生部139へ供給される。Y/C
分離回路132では、A/D変換器131から供給され
た信号からセンター部のY信号とC信号が分離され、Y
信号は動画処理部134,静止画処理部135および動
き検出部136へ供給され、C信号は順次変換部137
へ供給される。多重信号再生部133ではA/D変換器
131から供給された信号から、エンコーダ側の動画処
理部113で順次走査からインターレース走査に変換し
た際に失われた垂直高域成分が再生され、動画処理部1
34へ供給される。
【0010】動画処理部134では、供給されたY信号
が多重信号再生部133より供給された信号と処理さ
れ、アスペクト比16:9、有効走査線数480本、
1:1の順次走査のワイドアスペクト信号となり、混合
器140へ供給される。静止画処理部135では、供給
されたY信号がフィールド間で補間処理されてアスペク
ト比16:9、有効走査線数480本、1:1の順次走
査のワイドアスペクト信号となり、混合器140へ供給
される。動き検出部136では、供給されたY信号から
画像の動きが検出され、この動きに応じた動検信号が混
合器140および係数器141へ供給される。
【0011】混合器140では、動き検出部136から
供給された動検信号に応じて、動画処理部134,静止
画処理部135から供給された信号が適応的に混合さ
れ、3→4変換部142へ供給される。3→4変換部1
42では、供給された有効走査線数360本のY信号が
垂直方向に補間され有効走査線数480本となり、加算
器145へ供給される。
【0012】多重信号再生部139では、A/D変換器
131から供給された信号から静止画時における360
〜480[TV本]の垂直高域成分が再生され、係数器
141へ供給される。係数器141では動き検出部13
6から供給された、静止画時に係数K=1,動画時に係
数K=0となる動検信号に応じた係数が乗算され、加算
器145へ供給される。加算器145では、係数器14
1からの信号と3→4変換部142からの信号とが加算
処理され、マトリクス部146へ供給される。また、順
次変換部137に供給されたC信号は、インターレース
信号から順次信号に変換された後、3→4変換部143
へ供給される。3→4変換部143に供給されたC信号
は、有効走査線数360本から有効走査線数480本へ
変換された後、マトリクス部146へ供給される。マト
リクス部146では、加算器145からのY信号および
3→4変換部143からのC信号がマトリクス変換され
R信号、G信号、B信号となり、それぞれビデオ出力回
路147を介して増幅されアスペクト比が16:9の受
像管148へ供給される。
【0013】同期分離回路138では、入力端子130
から供給された信号から水平および垂直同期信号が分離
され、偏向回路144へ供給される。偏向回路144で
は、供給された水平および垂直同期信号から水平偏向パ
ルスおよび垂直偏向パルスが生成され受像管148の偏
向コイルへ供給される。
【0014】受像管148では、偏向回路144からの
信号によりビデオ出力回路147からのR信号、G信
号、B信号が偏向され、アスペクト比16:9、有効走
査線数480本、1:1の順次走査の映像信号が、アス
ペクト比16:9の受像管148の画面へ映し出され
る。
【0015】このようなワイドアスペクトの映像を再生
する受像機においては、エンコードされたテレビ信号を
現行の家庭用VTRで記録・再生された信号が供給され
場合、色副搬送波と水平・垂直同期信号の関係がNTS
Cフォーマットから外れてしまうため、上下マスク部に
多重した垂直高域成分の信号を正確に再生することが出
来なかった。
【0016】また、家庭用VTRの再生信号は図6に示
すように水平ジッターがあり、垂直方向の演算で補間を
行う3→4変換部によって水平ジッター拡がってしまう
為、画質を更に劣化させてしまう。同様に受信SN比が
悪い場合にはノイズが垂直方向に拡がってしまうという
問題があった。
【0017】また、受信SN比が悪い場合等において
も、多重信号を再生するとかえって画質を劣化させてし
まう場合があり、多重信号の再生を中止する等の処置を
行う必要があった。
【0018】また、多重信号を再生する場合は高精細な
情報が加えられるので総合的に画質が向上するが、再生
しない場合は3→4変換部は基本的に補間フィルターで
あるため、垂直方向の帯域の劣化や折り返し等弊害の方
が大きくなり総合的に画質は劣化してしまうという問題
があった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の走査
線変換回路においては、エンコードされたテレビ信号を
現行の家庭用VTRで記録・再生された信号が供給され
場合、色副搬送波と水平・垂直同期信号の関係がNTS
Cフォーマットから外れてしまうため、上下マスク部に
多重した垂直高域成分の信号を正確に再生することが出
来ないという問題があった。また、家庭用VTRの再生
信号のように水平ジッターがある場合、垂直方向の演算
で補間を行う3→4変換部によって水平ジッター拡がっ
てしまい、受信SN比が悪い場合にはノイズが垂直方向
に拡がってしまうという問題があった。また、受信SN
比が悪い場合等においても、多重信号を再生するとかえ
って画質を劣化させてしまう場合があり、多重信号の再
生を中止する等の処置を行う必要があった。また、多重
信号を再生する場合は高精細な情報が加えられるので総
合的に画質が向上するが、再生しない場合は3→4変換
部は基本的に補間フィルターであるため、垂直方向の帯
域の劣化や折り返し等弊害の方が大きくなり総合的に画
質は劣化してしまうという問題があった。
【0020】この発明は上記のような従来技術の欠点を
除去し、現行の家庭用VTRの再生信号等標準フォーマ
ットから外れた信号や、受信SN比が悪い信号を再生し
た場合等に画質の劣化が少ない走査線変換回路を提供す
ることを目的とするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明においては、走査線数N本(Nは整数)
の第1のテレビジョン信号が走査線数M本(Mは整数)
に圧縮されると共に補償信号が多重信号に変換され残り
の走査線数(N−M)本に多重された第2のテレビジョ
ン信号が入力される入力端と、前記入力端から供給され
た信号から前記多重信号を分離する多重信号分離手段
と、この分離した多重信号を復調し前記補償信号を出力
する補償信号手段と、前記入力端から供給された前記走
査線数N本のテレビジョン信号を前記走査線数M本のテ
レビジョン信号へ変換して出力する走査線数変換手段
と、前記入力端から供給された信号の同期信号および色
副搬送波の関係から前記第2のテレビジョン信号がワイ
ドアスペクト比の標準信号であるか否かを判別し、この
判別結果を出力する判別手段と、前記判別結果が供給さ
れ、前記第2のテレビジョン信号が標準信号のときに前
記走査線数N本のテレビジョン信号を選択し、標準信号
でないときに前記走査線数M本のテレビジョン信号を選
択して表示装置へ出力する選択手段と、前記判別結果が
供給され、前記第2のテレビジョン信号が標準信号のと
きにN本の整数倍の走査線数を、標準信号でないときに
M本の整数倍の走査線数を有する信号を前記表示装置へ
出力する手段とを備えたことを特徴とする走査線変換回
路を提供する。
【0022】また、走査線数N本(Nは整数)の第1の
テレビジョン信号が走査線数M本(Mは整数)に圧縮さ
れると共に補償信号が多重信号に変換され残りの走査線
数(N−M)本に多重された第2のテレビジョン信号が
入力される入力端と、前記入力端から供給された信号か
ら前記多重信号を分離する多重信号分離手段と、この分
離した多重信号を復調し前記補償信号を出力する補償信
号手段と、前記入力端から供給された前記走査線数N本
のテレビジョン信号を前記走査線数M本のテレビジョン
信号へ変換して出力する走査線数変換手段と、前記入力
端から供給された信号のSN比を検出し、この検出結果
に応じたSN比信号を出力するSN比検出手段と、前記
SN比信号が供給され、前記第2のテレビジョン信号が
所定のSN比よりも高いときに前記走査線数N本のテレ
ビジョン信号を選択し、所定のSN比よりも低いときに
前記走査線数M本のテレビジョン信号を選択して表示装
置へ出力する選択手段と、前記SN比信号が供給され、
前記第2のテレビジョン信号が所定のSN比よりも高い
ときにN本の整数倍の走査線数を、所定のSN比よりも
低いときにM本の整数倍の走査線数を有する信号を前記
表示装置へ出力する手段とを備えたことを特徴とする走
査線変換回路を提供する。
【0023】
【作用】このように構成されたものにおいては、正確に
再生することが出来る多重信号であるか否かを判定する
手段の判定結果により、垂直方向の補間を行った信号と
垂直方向の補間をしない信号とが選択的に切り換えられ
て受像管へ表示されるので、画質の劣化を少なくするこ
とができる。
【0024】
【実施例】以下、この発明の実施例について、図1およ
び図2を参照して詳細に説明する。 第1の実施例
【0025】図1は、この発明に係る第1の実施例の走
査線変換回路を示す図である。尚、エンコーダ部は図3
と全く同一であり、図4と同じものについては同一番号
を付してある。
【0026】図1において、アナログのNTSCビデオ
信号は入力端子130を介してA/D変換器131およ
び同期分離回路138へ供給される。A/D変換器13
1では、入力端子130から供給されたアナログ信号が
デジタル信号へ変換され、Y/C分離回路132,多重
信号再生部133,多重信号再生部139および標準信
号検出回路201へ供給される。Y/C分離回路132
では、A/D変換器131から供給された信号からセン
ター部のY信号とC信号が分離され、Y信号は動画処理
部134,静止画処理部135および動き検出部136
へ供給され、C信号は順次変換部137へ供給される。
多重信号再生部133ではA/D変換器131から供給
された信号から、エンコーダ側の動画処理部113で順
次走査からインターレース走査に変換した際に失われた
垂直高域成分が再生され、スイッチ210へ供給され
る。スイッチ210は標準信号検出回路201から供給
された判定信号がワイドアスペクト比の標準信号である
ことを示すときにだけ接続状態となり、多重信号再生部
133からの信号が動画処理部134へ供給される。動
画処理部134では、供給されたY信号がスイッチ21
0より供給された信号と処理され、アスペクト比16:
9、有効走査線数480本、1:1の順次走査のワイド
アスペクト信号となり、混合器140へ供給される。静
止画処理部135では、供給されたY信号がフレーム内
で補間処理されてアスペクト比16:9、有効走査線数
480本、1:1の順次走査のワイドアスペクト信号と
なり、混合器140へ供給される。動き検出部136で
は、供給されたY信号から画像の動きが検出され、この
動きに応じた動検信号が混合器140および係数器14
1へ供給される。
【0027】混合器140では、動き検出部136から
供給された動検信号に応じて、動画処理部134,静止
画処理部135から供給された信号が適応的に混合さ
れ、3→4変換部142およびスイッチ204の一端へ
供給される。3→4変換部142では、供給された有効
走査線数360本のY信号が垂直方向に補間され有効走
査線数480本となり、スイッチ204の他端へ供給さ
れる。スイッチ204は標準信号検出回路201から供
給された判定信号により制御され、この判定信号が標準
信号であることを示すとき3→4変換部142からの信
号を選択し、標準信号でないことを示すとき混合器14
0からの信号を選択し、この選択した信号を加算器14
5へ供給する。混合器140および3→4変換部142
から供給された信号の内どちらか一方が選択され加算器
145へ供給される。
【0028】多重信号再生部139では、A/D変換器
131から供給された信号から静止画時における360
〜480[TV本]の垂直高域成分が再生され、係数器
141へ供給される。係数器141では動き検出部13
6から供給された、静止画時に係数K=1,動画時に係
数K=0となる動検信号に応じた係数が乗算され、スイ
ッチ203へ供給される。スイッチ203は標準信号検
出回路201から供給された判定信号が標準信号である
ことを示すときにだけ接続状態となり、係数器141か
らの信号が加算器145へ供給される。加算器145で
は、スイッチ203からの信号とスイッチ204からの
信号とが加算処理され、マトリクス部146へ供給され
る。
【0029】また、順次変換部137に供給されたC信
号は、インターレース信号から順次信号に変換された
後、3→4変換部143およびスイッチ205の一端へ
供給される。3→4変換部143に供給されたC信号
は、有効走査線数360本から有効走査線数480本へ
変換された後、スイッチ205の他端へ供給される。ス
イッチ205は標準信号検出回路201から供給された
判定信号により制御され、この判定信号が標準信号であ
ることを示すとき3→4変換部143からの信号を選択
し、標準信号でないことを示すとき順次変換部137か
らの信号を選択し、この選択した信号をマトリクス14
6へ供給する。マトリクス部146では、加算器145
からのY信号およびスイッチ205からのC信号がマト
リクス変換されR信号、G信号、B信号となり、それぞ
れビデオ出力回路147を介して増幅されアスペクト比
が16:9の受像管148へ供給される。
【0030】同期分離回路138では、入力端子130
から供給された信号から水平および垂直同期信号が分離
され、偏向回路144へ供給される。偏向回路144で
は、供給された水平および垂直同期信号から水平偏向パ
ルスおよび垂直偏向パルスが生成され受像管148の偏
向コイルへ供給される。
【0031】標準信号検出回路201では、色副搬送
波,水平同期信号,垂直同期信号の関係から基準信号で
あるか否かが判定され、この判定による判定信号がスイ
ッチ203,204,205,210および偏向回路1
44へ供給される。偏向回路144は標準信号検出回路
201からの判定信号により制御され、供給された水平
信号から水平偏向パルスを生成し受像管148の偏向コ
イルへ供給する。また偏向回路144は、標準信号検出
回路201からの判定信号が標準信号であることを示す
とき垂直方向に480本の走査線を表示するように垂直
同期信号から垂直偏向パルスを生成し、判定信号が標準
信号でないことを示すとき垂直方向に360本の走査線
を表示するように垂直同期信号から垂直偏向パルスを生
成し受像管148の偏向コイルへ供給する。この場合、
画面上の有効走査線数は360本となる。
【0032】受像管148では、偏向回路144からの
信号によりビデオ出力回路147からのR信号、G信
号、B信号が偏向され、標準信号のときにはアスペクト
比16:9、有効走査線数480本、1:1の順次走査
の映像信号が、標準信号でないときにはアスペクト比1
6:9、有効走査線数360本、1:1の順次走査の映
像信号がアスペクト比16:9の受像管148の画面へ
映し出される。 第2の実施例
【0033】図2は、この発明に係る第2の実施例の走
査線変換回路を示す図であり、図1と同じものについて
は同一番号を付し説明は省略し、異なる部分についての
み説明する。図2は、図1と比べて標準信号検出回路2
01がSN比検出回路301になっているところが異な
っている。
【0034】図2において、アナログのNTSCビデオ
信号は入力端子130を介してA/D変換器131,同
期分離回路138およびSN比検出回路301へ供給さ
れる。SN比検出回路301では、例えば水平同期期間
のノイズレベルが検出される。SN比検出回路301
は、このノイズレベルが高い場合はスイッチ203およ
び210をオープンとし、スイッチ204,205にそ
れぞれ混合器140,順次変換部137からの3→4変
換しない信号を選択させると共に、偏向回路202が3
60本の走査線を表示する垂直偏向パルスを出力するよ
うに制御する。また、SN比検出回路301は、このノ
イズレベルが低い場合はスイッチ203および210を
オン状態とし、スイッチ204,205にそれぞれ3→
4変換部142,3→4変換部143からの3→4変換
した信号を選択させると共に、偏向回路202が480
本の走査線を表示する垂直偏向パルスを出力するように
制御する。
【0035】この受信SN比の検出はAGC回路の制御
電圧から求めても良く、上下マスク部の多重信号の多重
されていない部分のノイズを積分して求めても同様の効
果を得ることが出来る。また、第1の実施例と第2の実
施例を組み合わせ、標準信号でない場合または受信SN
比が低い場合に3→4変換しない回路構成としても良
い。
【0036】
【発明の効果】この発明によれば、3→4変換による垂
直方向の演算が無いので、再生信号の水平ジッター等に
より発生した妨害が垂直方向に拡がらず、画質の劣化を
最小限に抑えることが出来る。また、3→4変換の補間
フィルター特性による垂直方向の帯域劣化も発生しな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る走査線変換回路の第1の実施例
のブロック図である。
【図2】この発明に係る走査線変換回路の第2の実施例
のブロック図である。
【図3】従来の、レターボックス形式のエンコーダを示
す図である。
【図4】従来の、レターボックス形式のデコーダを示す
図である。
【図5】レターボックス形式の画面を説明するための図
である。
【図6】家庭用VTRの再生信号に発生する水平ジッタ
ーの図である。
【図7】静止画処理部および動画処理部で帯域制限され
るスペクトルを示す図である。
【符号の説明】
130…入力端子、131…A/D変換器、132…Y
/C分離回路、133,139…多重信号再生部、13
4…動画処理部、135…静止画処理部、136…動き
検出部、137…順次変換部、138…同期分離回路、
140…混合器、141…係数器、142,143…3
→4変換部、144…偏向回路、146…マトリクス、
147…ビデオ出力回路、148…受像管、201…標
準信号検出回路、203,204,205,210…ス
イッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査線数N本(Nは整数)の第1のテレ
    ビジョン信号が走査線数M本(Mは整数)に圧縮される
    と共に補償信号が多重信号に変換され残りの走査線数
    (N−M)本に多重された第2のテレビジョン信号が入
    力される入力端と、 前記入力端から供給された信号から前記多重信号を分離
    する多重信号分離手段と、 この分離した多重信号を復調し前記補償信号を出力する
    補償信号手段と、 前記入力端から供給された前記走査線数N本のテレビジ
    ョン信号を前記走査線数M本のテレビジョン信号へ変換
    して出力する走査線数変換手段と、 前記入力端から供給された信号の同期信号および色副搬
    送波の関係から前記第2のテレビジョン信号がワイドア
    スペクト比の標準信号であるか否かを判別し、この判別
    結果を出力する判別手段と、 前記判別結果が供給され、前記第2のテレビジョン信号
    が標準信号のときに前記走査線数N本のテレビジョン信
    号を選択し、標準信号でないときに前記走査線数M本の
    テレビジョン信号を選択して表示装置へ出力する選択手
    段と、 前記判別結果が供給され、前記第2のテレビジョン信号
    が標準信号のときにN本の整数倍の走査線数を、標準信
    号でないときにM本の整数倍の走査線数を有する信号を
    前記表示装置へ出力する手段とを備えたことを特徴とす
    る走査線変換回路。
  2. 【請求項2】 走査線数N本(Nは整数)の第1のテレ
    ビジョン信号が走査線数M本(Mは整数)に圧縮される
    と共に補償信号が多重信号に変換され残りの走査線数
    (N−M)本に多重された第2のテレビジョン信号が入
    力される入力端と、 前記入力端から供給された信号から前記多重信号を分離
    する多重信号分離手段と、 この分離した多重信号を復調し前記補償信号を出力する
    補償信号手段と、 前記入力端から供給された前記走査線数N本のテレビジ
    ョン信号を前記走査線数M本のテレビジョン信号へ変換
    して出力する走査線数変換手段と、 前記入力端から供給された信号のSN比を検出し、この
    検出結果に応じたSN比信号を出力するSN比検出手段
    と、 前記SN比信号が供給され、前記第2のテレビジョン信
    号が所定のSN比よりも高いときに前記走査線数N本の
    テレビジョン信号を選択し、所定のSN比よりも低いと
    きに前記走査線数M本のテレビジョン信号を選択して表
    示装置へ出力する選択手段と、 前記SN比信号が供給され、前記第2のテレビジョン信
    号が所定のSN比よりも高いときにN本の整数倍の走査
    線数を、所定のSN比よりも低いときにM本の整数倍の
    走査線数を有する信号を前記表示装置へ出力する手段と
    を備えたことを特徴とする走査線変換回路。
JP4143801A 1992-06-04 1992-06-04 走査線変換回路 Pending JPH05336500A (ja)

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