JPH04211515A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH04211515A
JPH04211515A JP3029847A JP2984791A JPH04211515A JP H04211515 A JPH04211515 A JP H04211515A JP 3029847 A JP3029847 A JP 3029847A JP 2984791 A JP2984791 A JP 2984791A JP H04211515 A JPH04211515 A JP H04211515A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor device
signal
signal amplitude
input
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3029847A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3225524B2 (ja
Inventor
Yoshinobu Nakagome
儀延 中込
Kiyoo Ito
清男 伊藤
Miki Takeuchi
幹 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP02984791A priority Critical patent/JP3225524B2/ja
Publication of JPH04211515A publication Critical patent/JPH04211515A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3225524B2 publication Critical patent/JP3225524B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)
  • Dram (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置、特に微細素
子で構成された高速、高集積の半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路(LSI= Large
 Scale Integration)の高集積化は
、その構成素子であるMOSトランジスタの微細化によ
り進められてきた。素子の最小寸法が0.5 ミクロン
以下のいわゆるデイープサブミクロンLSIになると、
素子の耐圧の低下とともにLSIの消費する電力の増大
が問題になつてくる。このような問題に対しては、素子
の微細化にともなつて動作電源電圧を低下させることが
有効な手段であると考えられる。
【0003】現在のLSIの電源電圧としては5Vが主
流であるため、微細な素子でLSIを構成する手段とし
て、LSIチツプ上に外部電源電圧を降圧する電圧変換
回路を搭載する技術が、アイ・イー・イー・イー・ジヤ
ーナル・オブ・ソリツド・ステート・サーキツツ、第2
1巻、第5号、第605〜第611頁(1986)(I
EEE Jounal of Solid−State
 Circuits, vol.21, No.5, 
pp.605−611, October 1986 
)において論じられている。 この場合の外部電源電圧と内部電源電圧の値は、それぞ
れ5Vと3.5V である。このように、LSIの中で
も最高集積度のダイナミツクRAM(DRAM)で消費
電力の問題が顕在化しつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一方、物理的
な制約から電源電圧には下限が存在することが指摘され
ている。この制約については、アイ・イー・イー・イー
・ジヤーナル・オブ・ソリツド・ステート・サーキツツ
、第9巻、第5号、第256〜第267頁(1974)
( IEEE Jounal of Solid−St
ate Circuits, vol.9,No.5,
 pp.256−267, October 1974
 )において論じられている。この中に示されているよ
うに、MOS トランジスタの低電流特性は、ドレイン
電流がゲート電圧に対して指数関数的に減衰する、いわ
ゆるサブスレツシヨルド特性を有している。この係数は
サブスレツシヨルド係数(テーリング係数)と呼ばれ、
室温では80mV/1桁  程度の値である。したがつ
て、電源電圧の低下に比例してゲートしきい値電圧を低
下させると、トランジスタがカツトオフしている期間に
も微小な直流電流が流れ、待機時の消費電流を増大させ
るという問題を有する。このため、従来のCMOS回路
においては、電源電圧を低下させたとき、しきい値電圧
はある値以下には下げられないとされていた。その実用
上の下限については、プロシーデイングス・オブ・テク
ニカル・ペーパーズ・1989・インターナシヨナル・
シンポジウム・オン・ブイエルエスアイ・テクノロジー
・システム・アンド・アプリケーシヨンズ、第188〜
第192頁(1989)(Proceedings o
f Technical Papers,1989 I
nternational Symposium on
 VLSI Technology, Systems
 and Applications,  pp.18
8−192, May 1989)や、プロシーデイン
グス・オブ・ザ・シンポジウム・オン・ロウ・テンパレ
チヤー・エレクトロニクス・アンド・ハイ・テンパレチ
ヤー・スーパーコンダクターズ、第55〜第69頁(1
987) ( Proceedings of the
Symposium on Low Temperat
ure Electronics and High 
Temperature Superconducto
rs,  pp.55−69, Oct. 1987)
、において論じられている。その値はおよそ0.35〜
0.55V程度である。このときの電源電圧の下限は、
実用上1.5V 程度であり、さらに電圧を下げると、
遅延時間が著しく増大するという問題があつた。
【0005】本発明の目的は、こうした従来下限とされ
ていた電源電圧より小さい信号振幅でも高速に動作し、
かつ待機時の消費電流を増大させることのない半導体集
積回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、集積回路内
部の信号振幅を複数とし、主たる信号配線を小さな振幅
で駆動すること、および、小さな待機電流で小さな信号
振幅から大きな信号振幅に変換する振幅変換回路を設け
ることにより達成できる。
【0007】
【作用】各種集積回路の内部信号を低振幅化できるため
、信号配線(バス)の充放電電流を低減でき、低消費電
力化できる。また、ピーク電流を低減できるため、信号
配線の信頼性を向上すると共に、低雑音化が図れる。 また、信号配線(バス)の充放電時間を低減でき、高速
化を図ることができる。これにより、従来の回路方式で
問題になつている電源電圧の下限にとらわれずに、低消
費電力化が図れ、高集積度、高速性および低消費電力を
同時にみたすことができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明によるCMOS集積回路の基本
概念を説明する実施例である。同図において、CMOS
集積回路はBLK1、BLK2などの複数の回路ブロツ
クと、それらの間で信号を伝達する信号配線から構成さ
れる。この図の例では、BLK1の出力を信号配線SI
G1によりBLK2の入力に伝達している。各回路ブロ
ツクは、他の回路ブロツクからの小さな振幅の信号を受
けて大きな振幅の信号に変換する信号受信部(例えば、
図中REC2)、大きな振幅の信号を処理する信号処理
部(例えば、図中INV1、INV2)、小さな振幅の
信号を信号配線に出力する駆動回路(例えば、図中DR
V1)とから構成される。
【0009】これらのうち信号処理部は、電源電圧VC
CとVSSにより動作し、その信号振幅は(VCC−V
SS)となる。駆動回路DRV1はNチヤネルMOSト
ランジスタTN2およびPチヤネルMOS トランジス
タTP2により構成される。この駆動回路は電源電圧V
CLOおよびVSLOで動作し、信号線SIG1に振幅
(VCLO−VSLO)の信号を出力する。なお、これ
らの電源電圧の間にはVCC>VCLO>VSLO>V
SSなる関係が成り立つている。なお、この例ではTN
2のバツクゲートはVSSに、TP2のバツクゲートは
VCCに、それぞれ接続しているが、それぞれVSLO
、VCLOに接続してもかまわない。
【0010】信号受信部REC2は、転送ゲートを成す
NチヤネルMOSトランジスタTN3およびPチヤネル
MOSトランジスタTP3、互いのゲートとドレインが
交差接続されたNチヤネルMOSトランジスタ対TN4
とTN5およびPチヤネルMOSトランジスタ対TP4
とTP5から構成される。
【0011】また転送ゲートTN3のゲートには電圧V
CLIを、TP3のゲートには電圧VSLIをそれぞれ
印加している。なお、TN3のバツクゲートはVSSに
、TP3のバツクゲートはVCCに、それぞれ接続して
いるが、これらは、それぞれVSLO、VCLOであつ
てもかまわない。本実施例では、NチヤネルMOSトラ
ンジスタのゲートしきい値電圧は約0.5V 、Pチヤ
ネルMOSトランジスタのゲートしきい値電圧は約−0
.5V に設定している。
【0012】さて、この回路の動作を図2を用いて説明
する。この例では、VCC=1.5V、VSS=0V、
VCLO=1V、VSLO=0.5V、VCLI=1.
5V、VSLI=0Vの場合について説明するが、これ
らの値に限るものでなく、 VCC>VCLO>VSLO>VSS かつ、VCLI>VSLI が成り立つような電圧であれば効果がある。さて、今、
回路ブロツクBLK1内のインバータINV1の出力N
1が、時刻t0において1.5V から0Vに、時刻t
3において0Vから1.5V に変化する場合を考える
【0013】時刻t0の以前、すなわち端子N1が1.
5V の間は、トランジスタTN2のゲート・ソース間
電圧は1V、トランジスタTP2のゲート・ソース間電
圧は0.5V になるため、TN2が導通、TP2が非
導通となり、駆動回路の出力、すなわち信号線SIG1
にはVSLO=0.5V が出力される。同時に、受信
回路REC2を構成する転送ゲートTN3のゲート・ソ
ース間電圧は1V、トランジスタTP3のゲート・ソー
ス間電圧は−0.5V になるため、TN3が導通、T
P3が非導通となる。トランジスタTN3の駆動能力を
TP4に比べて充分大きく設計しているため、端子N2
は入力SIG1と等しい0.5V になつており、トラ
ンジスタTP5が導通している。一方、端子N3の電圧
は0.5V 以下になつているため、トランジスタTN
5は非導通となり、端子N4は1.5V になつている
。したがつて、トランジスタTN4は導通しており、端
子N3は結果的に0Vに設定されている。これらのトラ
ンジスタの中で、TP3のゲート・ソース間電圧は−0
.5V とゲートしきい値電圧に一致するため、サブス
レツシヨルド電流と呼ばれる微小な電流が流れるが、集
積回路全体のトランジスタに比べれば、このトランジス
タの占める割合は小さく、その電流は無視できるほど小
さい。さて、時刻t0において端子N1が、1.5V 
から0Vに変化する場合を考える。トランジスタTN2
のゲート・ソース間電圧は−0.5V 、トランジスタ
TP2のゲート・ソース間電圧は−1Vになるため、T
N2が非導通、TP2が導通となり、駆動回路の出力、
すなわち信号線SIG1にはVCLO=1Vが出力され
る。同時に、受信回路REC2を構成する転送ゲートT
N3のゲート・ソース間電圧は0.5V、トランジスタ
TP3のゲート・ソース間電圧は−1Vになるため、T
N3が非導通、TP3が導通となる。トランジスタTP
3の駆動能力をTN4 に比べて充分大きく設計するこ
とにより、端子N3は入力SIG1と等しい1Vになり
、トランジスタTN5が導通する。一方、端子N2の電
圧は約1Vまで上昇する。したがつてトランジスタTP
5は非導通となり、端子N4は0Vになる。その結果、
トランジスタTP4が導通し、端子N2は時刻t2にお
いて、1.5V まで引き上げられる。
【0014】時刻t3において端子N1が、0Vから1
.5Vに変化する場合にも、これと同様に信号線SIG
1は1Vから0.5Vに、端子N4は0Vから1.5V
へと変化する。
【0015】このように、回路ブロツクBLK1内の1
.5Vの信号振幅を0.5V の振幅を有する信号に変
換し、かつ、その信号を回路ブロツクBLK2で再び1
.5Vの信号振幅に変換することができる。一般に、集
積回路の消費電力の大部分は、回路ブロツク間で信号授
受を行なうために設けられた信号線(バス)の充放電で
費やされる。したがつて、この信号線の電圧振幅を小さ
くすることは集積回路全体の低消費電力化に極めて有効
である。また、集積回路ブロツク内の電圧振幅をバスの
信号振幅よりも大きくすることにより、ブロツク内の回
路群の動作速度を上げると同時に、バスを駆動するイン
バータ回路(ドライバ)のゲートをバスの振幅以上の大
きな振幅で駆動でき、バスのスイツチング速度も改善で
きるという利点も兼ね備えている。本実施例では、信号
線SIG1の負荷容量CWを一回充放電するのに要する
電荷量を  CW(VCC−VSS)  から、CW(
VCLO−VSLO)  へと約三分の一に減少させる
ことができる。これにより、消費電流および消費電力も
約三分の一に減少させることができる。また、同じ動作
速度で比較すると、信号線容量の充放電にともない発生
する信号線や電源線のピーク電流も約三分の一に減少さ
せることができ、信号線や電源線を構成する金属配線の
信頼性を向上させることもできる。さらには、電源線の
抵抗のために発生する電源の雑音も約三分の一に減少さ
せることができ、より動作が安定な集積回路を供するこ
とができる。このように、主たる信号線の信号振幅を小
さくすることにより、高速性を維持しながら、低消費電
力かつ低雑音の集積回路を実現することができる。
【0016】以上の説明では、6つの電源電圧VCC,
VSS,VCLO,VSLO,VCLI,VSLIを用
いて回路を構成する場合について説明した。これらの電
圧の一部は本実施例で示したように同じ電圧であつても
良い。これらは全て外部から供給しても良いし、VCC
とVSSを装置外部から与え、集積回路内部に設けた電
圧変換回路によりVCLO、VSLO,VCLI,VS
LIなどを発生しても構わない。
【0017】図3は本発明によるCMOS集積回路の他
の一実施例である。本実施例では、電源の種類を減らす
ために各導電型のMOSトランジスタのしきい値電圧の
種類を複数としている。同図において、図1の実施例と
異なる点は、駆動回路DRV3を構成するNチヤネルM
OSトランジスタTN6およびPチヤネルMOSトラン
ジスタTP6、および信号受信部REC4の転送ゲート
を成すNチヤネルMOSトランジスタTN7およびPチ
ヤネルMOSトランジスタTP7のゲートしきい値電圧
の絶対値を他の回路を構成するMOSトランジスタのゲ
ートしきい値電圧の絶対値よりも低くした事である。こ
れにより、駆動回路の電源電圧と転送ゲートのゲート印
加電圧をVCLおよびVSLに揃える事ができる。なお
、TN6とTN7のバツクゲートはVSSに、TP6と
TP7のバツクゲートはVCCに、それぞれ接続してい
るが、これらは、それぞれVSLおよびVCLであつて
もかまわない。本実施例では、NチヤネルMOSトラン
ジスタのゲートしきい値電圧は、高い方が約0.5V 
、低い方が約0V、PチヤネルMOSトランジスタのゲ
ートしきい値電圧は絶対値の高い方が約−0.5V 、
絶対値の低い方が約0Vである。
【0018】この回路の動作は図2に示した動作波形で
同様に説明される。ここでは、VCC=1.5V,VS
S=0V,VCL=1V,VSL=0.5Vの場合につ
いて説明するが、これらの値に限るものでないことは自
明である。
【0019】時刻t0の以前、すなわち端子N5が1.
5V の間は、トランジスタTN6のゲート・ソース間
電圧は1V、トランジスタTP6のゲート・ソース間電
圧は0.5V になるため、TN6が導通、TP6が非
導通となり、駆動回路の出力、すなわち信号線SIG2
にはVSL=0.5V が出力される。同時に、受信回
路REC4を構成する転送ゲートTN7のゲート・ソー
ス間電圧は0.5V、トランジスタTP7のゲート・ソ
ース間電圧は0Vになつているため、TN7が導通、T
P7が非導通となる。トランジスタTN7の駆動能力を
TP8に比べて充分大きく設計することにより、端子N
6は入力SIG2と等しい0.5V になつており、ト
ランジスタTP9が導通している。一方、端子N7の電
圧は0.5V 以下になつているため、トランジスタT
N9は非導通となつており、端子N8は1.5V にな
つている。したがつて、トランジスタTN8が導通し、
端子N7は結果的に0Vに設定される。これらのトラン
ジスタの中で、TP7のゲート・ソース間電圧は0Vと
なり、ゲートしきい値電圧に一致するため、サブスレツ
シヨルド電流と呼ばれる微小な電流が流れるが、集積回
路全体のトランジスタに比べれば、このトランジスタの
占める割合は小さく、その電流は無視できるほど小さい
【0020】その他の時刻における動作も図1に示した
例と同様である。このように、各導電型に対して二種類
のゲートしきい値電圧のMOSトランジスタを用いるこ
とで、4つの電源電圧VCC,VSS,VCL,VSL
により回路を構成することができる。これらは全て外部
から供給しても良いし、VCCとVSSを装置外部から
与え、集積回路内部に設けた電圧変換回路によりVCL
、VSLなどを発生しても構わない。なお、この実施例
によつても先の実施例で述べた効果と同等の効果を得こ
とができる。
【0021】次に、図5を用いて本発明の効果を具体的
に説明する。図4および図5は負荷容量(CL=2pF
)の駆動回路を従来の技術および本発明を用いて構成し
た例を示している。いずれの場合にも、振幅(VCL−
VSL)の信号を入力して、負荷を振幅(VCL−VS
L)で駆動するようにしている。従来のCMOS集積回
路では、図4に示すように複数段のCMOSインバータ
により駆動回路を構成している。CMOSインバータで
は電源電圧がそのまま信号振幅に等しくなるため、VC
LおよびVSLを電源として動作させている。一方本発
明では、図5に示すように入力信号の振幅を増幅するレ
ベル変換回路REC5と負荷を駆動するCMOSインバ
ータ回路DRV5とにより構成している。REC5は図
3中のREC4と、またDRV5は図3中のDRV3と
、それぞれ基本的に同じである。また、各トランジスタ
のゲートしきい値電圧も図3の説明で述べた値と同じで
ある。MOSトランジスタのゲート酸化膜厚は7nm(
ナノメータ)、また各トランジスタのゲート長Lならび
にゲート幅Wは以下のとおりである。
【0022】   これにより、従来回路と本発明の回路の待機時にお
ける消費電力は、ほぼ同じ程度になる。
【0023】図6は入力(IN)および出力(OUT)
の波形を示している。出力が10%から90%に達する
時間を出力立上り時間tr、90%から10%に達する
時間を出力立下り時間tf、入力が50%まで立ち上が
つてから出力が50%まで立ち上がるまでの時間を立上
り伝播遅延時間tpdr、入力が50%まで立ち下がつ
てから出力が50%まで立ち下がるまでの時間を立下り
伝播遅延時間tpdf、とそれぞれ定義する。
【0024】図7は出力立上り時間trの信号振幅(V
CL−VSL)依存性の計算機解析結果を示している。 従来のCMOSインバータによる駆動回路では信号振幅
が1.5V 以下で急激に立上り時間が増大する。信号
振幅と立上り時間の関係を代表的なものについて示すと
となる。速度性能の面からtr<2nsをひとつの目安
とすると、信号振幅の最小値は1.5Vとなる。一方、
本発明では信号振幅と立上り時間の関係はとなり、tr
<2nsをひとつの目安とすると、信号振幅の最小値は
約0.12Vとなる。この解析結果より、出力立上り時
間trを基準に考えると、本発明により、信号振幅を従
来の1.5Vから約0.12Vへと約1桁低減すること
ができる。なお、ここには出力立上り時間trの解析結
果を示したが、出力立下がり時間tfについても同様の
改善効果が得られる。
【0025】図8は立上り伝播遅延時間tpdrの信号
振幅(VCL−VSL)依存性の計算機解析結果を示し
ている。従来のCMOSインバータによる駆動回路では
、立上り時間と同様、信号振幅が1.5V以下で急激に
立上り伝播遅延時間が増大する。信号振幅と立上り伝播
遅延時間の関係を代表的なものについて示すととなる。 速度性能の面からtpdr<3nsをひとつの目安とす
ると、信号振幅の最小値は約1.2Vとなる。一方、本
発明では信号振幅と立上り伝播遅延時間の関係はとなり
、tpdr<3nsをひとつの目安とすると、信号振幅
の最小値は約0.31Vとなる。この解析結果より、立
上り伝播遅延時間tpdrを基準に考えると、本発明に
より、信号振幅を従来の約1.2Vから約0.31V 
へと約4分の1に低減することができる。なお、ここに
は立上り伝播遅延時間trの解析結果を示したが、立下
がり伝播遅延時間tfについても同様の改善効果が得ら
れる。
【0026】図9は本発明によるCMOS集積回路の他
の一実施例である。図1あるいは図3の実施例では、信
号が高レベルと低レベルの間で遷移する際に、信号受信
部から信号線に、または信号線から信号受信部に微小な
直流電流が流れる。信号線の寄生抵抗および寄生容量の
影響で信号の立上りあるいは立ち下がり時間が大きい場
合、さらには一つの信号線に多くの信号受信回路が接続
されるような場合には、この電流が少ない方が回路動作
上好ましい。図9は、この直流電流を流さないようにす
る構成の一例を示している。この例では、他の回路ブロ
ツクからの小さな振幅の信号を受けて、大きな振幅の信
号に変換する信号受信部をCMOSインバータによる受
信回路REC8A、およびレベル変換回路REC8Bと
により構成している。REC8Aのインバータ回路は、
図中の駆動回路DRV7のインバータ回路と同様、VC
L とVSLを電源として動作する。レベル変換回路R
EC8Bは、基本的に図3中のREC4と同じものであ
る。同図において、駆動回路DRV7を構成するNチヤ
ネルMOSトランジスタTN16およびPチヤネルMO
SトランジスタTP16、受信回路REC8Aのインバ
ータを成すNチヤネルMOSトランジスタTN17およ
びPチヤネルMOSトランジスタTP17、およびレベ
ル変換回路REC8Bの転送ゲートを成すNチヤネルM
OSトランジスタTN18およびPチヤネルMOSトラ
ンジスタTP18のゲートしきい値電圧の絶対値を他の
回路を構成するMOSトランジスタのゲートしきい値電
圧の絶対値よりも低くしている。なお、TN16、TN
17およびTN18のバツクゲートはVSSに、TP1
6、TP17およびTP18のバツクゲートはVCCに
、それぞれ接続しているが、これらは、それぞれVSL
およびVCLであつてもかまわない。図3の実施例と同
様、NチヤネルMOSトランジスタのゲートしきい値電
圧は、高い方が約0.5V 、低い方が約0V、Pチヤ
ネルMOSトランジスタのゲートしきい値電圧は絶対値
の高い方が約−0.5V 、絶対値の低い方が約0Vで
ある。
【0027】この回路の動作は図10に示した動作波形
で説明される。図3に示した例との相違は、レベル変換
回路REC8Bの入力を信号線で直接駆動する代わりに
、インバータで反転した出力で駆動する点にある。した
がつて、本実施例では端子N10の信号が端子N14で
反転しているが、基本的な動作に変わりはない。なお、
ここでは、VCC=1.5V,VSS=0V,VCL=
1V,VSL=0.5Vの場合について説明するが、こ
れらの値に限るものでないことは自明である。このよう
に、信号受信部をCMOSインバータとレベル変換回路
とで構成することにより、信号線から信号受信部への直
流電流の流入、あるいは信号受信部から信号線への直流
電流の流出を無くすことができる。なお、受信回路を構
成するCMOSインバータにおいて電源VCLからVS
Lに直流電流が流れる。しかし、インバータを構成する
素子数および寸法は、集積回路全体の素子数および寸法
に対して無視できるほど小さいので、この電流が集積回
路の消費電流に対して大きな影響を及ぼすことはない。
【0028】図11は本発明によるCMOS集積回路の
他の一実施例である。本実施例では、複数の小さな振幅
の信号を入力として、その論理演算結果を回路ブロツク
内部で使用する大きな信号振幅に変換するようにした信
号受信部を提供する。
【0029】この例では、信号受信部を、NANDゲー
トによる受信回路REC11A、およびレベル変換回路
REC11Bとにより構成している。REC11AのN
ANDゲートは、図9のREC8Aと同様、VCLとV
SLを電源として動作する。レベル変換回路REC11
Bは、基本的に図3中のREC4や図9中のREC8B
と同じものである。
【0030】通常のCMOS回路の場合と同様、2つの
直列接続されたNチヤネルMOSトランジスタTN32
、TN33と、2つの並列接続されたPチヤネルMOS
トランジスタTP32,TP33とからNANDゲート
を構成している。これに、他の回路ブロツクBLK9か
らの信号SIG4と、BLK10からの信号SIG5と
を入力し、そのNAND出力を端子N15に得ている。 NANDゲートを構成するMOSトランジスタには、図
9中のREC8Aの場合と同様、しきい値電圧の絶対値
の低いものを用いている。このような構成をとることに
より、複数の低振幅信号の論理演算結果を、大きな信号
として回路ブロツク内に取り込むことができる。ここで
は論理演算の例として、2入力のNANDの場合につい
て説明したが、その他の、例えば3入力以上のNAND
や、2入力以上のNORや、EOR(排他的論理和)な
ど、どのような論理演算についても同様に適用できるこ
とは自明である。
【0031】図12は、外部電源電圧VCC、VSSを
もとにして、チツプ内部で電源電圧VCL、VSLを発
生する回路の構成の一実施例である。
【0032】図中、DIVは3つの抵抗R1,R2,R
3により構成した分圧回路、OP1,OP2は差動増幅
回路、TP40はVCL駆動用のPチヤネルMOSトラ
ンジスタ、TN40はVSL駆動用のNチヤネルMOS
トランジスタ、R4とR5はバイアス用の抵抗、C1〜
C3は平滑用の容量である。この回路によりVCLとV
SLには、それぞれ VCL=(R2+R3)×(VCC−VSS)/(R1
+R2+R3) VSL=R3×(VCC−VSS)/(R1+R2+R
3) なる電圧が得られる。例えば、VCC=1.5V,VS
S=0V,R1=R2=R3の場合には、VCL=1V
,VSL=0.5Vが得られる。
【0033】図13は本発明による集積回路の他の一実
施例である。本実施例では、共通の電源VCL,VSL
を信号線の駆動回路に供給する代わりに、VCC,VS
Sを供給し、各駆動回路毎に信号振幅を低減するように
している。
【0034】図13において、CHP5は集積回路チツ
プ、BLK12やBLK13はチツプを構成する回路ブ
ロツク、SIG6はBLK12からBLK13に小さな
振幅の信号を伝達するための信号線、DRV12は信号
線の駆動回路、REC13は信号の受信回路である。駆
動回路DRV12を除けば、基本的な構成は、図3に示
したものと同様である。
【0035】駆動回路DRV12は、NチヤネルMOS
トランジスタTN40、PチヤネルMOSトランジスタ
TP40、NPN形バイポーラ・トランジスタQ1、P
NP形バイポーラ・トランジスタQ2、とから構成して
いる。2つのバイポーラ・トランジスタのコレクタ端子
は、それぞれ電源VCC、VSSに接続し、エミツタ端
子をCMOSインバータに接続している。各バイポーラ
・トランジスタのベース端子には、直流電圧VCLB,
VSLBを印加している。これらの値は、それぞれVC
LB=VCL+VBE VSLB=VSL−VBE である。ここに、VBEはバイポーラ・トランジスタの
ベース・エミツタ間の順方向電圧降下であり、約0.7
5V である。このような接続にすることにより、端子
N20にはVCLが、端子N21にはVSLが、それぞ
れ得られる。この回路方式によれば、VCLやVSLと
いつた電源は、図3の例ほど低インピーダンスにする必
要がない。したがつて、図12に示したような発生回路
も、大きな駆動能力を備える必要がなくなり、発生回路
自体の占有面積の増大や、消費電力の増大を招くことが
なくなる。なお、この例で用いたNPN形やPNP形の
バイポーラ・トランジスタの代わりに、それぞれNチヤ
ネルとPチヤネルのMOSトランジスタを用いても、同
様な効果を得ることができる。
【0036】図14は、外部電源電圧VCC、VSSを
もとにして、チツプ内部で電源電圧VCL、VSLおよ
びVCLB、VSLBを発生する回路の構成の一実施例
である。
【0037】図中、分圧回路は抵抗R10、R11、R
12とベースとエミツタを接続したNPN形およびPN
P形のバイポーラ・トランジスタQ3、Q4とにより構
成している。Q5はVCL駆動用のNPN形バイポーラ
・トランジスタ、Q6はVSL 駆動用のPNP形バイ
ポーラ・トランジスタ、R13はバイアス用の抵抗、C
10〜C12は平滑用の容量である。この回路によりV
CLとVSLには、それぞれ VCL =((R11+R12)×VCC+(R10−
R11−R12)×VBE)/(R10+R11+R1
2) VSL =(R12×VCC+(R10+R11−R1
2)×VBE)/(R10+R11+R12) なる電圧が得られる。ただし、ここではVSS=0Vと
仮定している。また、VBEはバイポーラ・トランジス
タのベース・エミツタ間の順方向電圧降下であり約0.
75V 程度である。例えば、VCC=3V、0.25
×R11=R10=R12の場合には、VCL=2V、
VSL=1Vが得られる。
【0038】図15は本発明による集積回路の他の一実
施例である。本実施例では、集積回路チツプ間の信号伝
達を低振幅の信号で行うようにしている。
【0039】同図において、CHP6とCHP7は集積
回路チツプ、SIG7はCHP6からCHP7に小さな
振幅の信号を伝達するための信号線、DRV16 は信
号線の駆動回路、REC17は信号の受信回路である。 駆動回路DRV16は図13中のDRV12に、受信回
路REC17は図13中のREC13に示したものと、
基本的に同じである。
【0040】このような構成にすることにより、容量の
大きなチツプ間の信号線を駆動するのに必要な電力を低
減することができる。また、信号線の充放電に伴つて発
生するピーク電流を低く抑えることができ、信号配線の
信頼性や、電源線の雑音を小さくすることができる。し
たがつて、マイクロプロセツサなどの信号線数の多い集
積回路では、特に効果が大きい。
【0041】また、集積回路チツプの従来の入力回路で
は、TTLレベル(例えば、LOW判定レベル最大値V
ILMAX=0.8V、HIGH判定レベル最小値VI
HMIN=2.4V)の入力に対して、CMOSインバ
ータに貫通電流が流れるため、待機時の電流を小さくで
きない、という問題があつたが、本発明の受信回路を用
いれば、この待機時電流を著しく小さくすることができ
るため、集積回路チツプの消費電流低減に極めて有効で
ある。
【0042】図16は本発明による集積回路の他の一実
施例である。本実施例では、図15と同様、集積回路間
の信号伝達を低振幅の信号で行うようにしている。
【0043】同図において、CHP8とCHP9は集積
回路チツプ、SIG8はCHP8からCHP9に小さな
振幅の信号を伝達するための信号線、DRV18 は信
号線の駆動回路、REC19は信号の受信回路である。 駆動回路DRV18はNPN形バイポーラ・トランジス
タQ20およびPNP形バイポーラ・トランジスタQ2
1による相補型インバータ回路、および、それらの入力
であるベース端子を駆動するように設けたCMOSイン
バータ回路から構成している。CMOSインバータ回路
の電源電圧には、VCLBおよびVSLBを与えて、相
補型インバータ回路の入力には高レベルとしてVCL+
VBE、低レベルとしてVSL−VBEを得るようにし
ている。これにより、信号線の振幅には、(VCL−V
SL)を得ることができる。
【0044】このような構成にすることにより、容量の
大きなチツプ間の信号線を駆動するのに必要な電力を低
減することができる。また、信号線の充放電に伴つて発
生するピーク電流を低く抑えることができ、信号配線の
信頼性や、電源線の雑音を小さくすることができる。特
に、出力回路が、バイポーラ・トランジスタのみで構成
されているため、図15の例に比べて、大きな負荷駆動
能力を得ることができる。
【0045】図17から図20は本発明によるCMOS
集積回路の他の実施例を示している。これらの実施例で
は、複数の小さな振幅の信号を入力として、その論理演
算結果を回路ブロック内部で使用する大きな信号振幅に
変換するようにした信号受信部の他の方式を示している
【0046】図17は2つの入力AとBの反転論理積(
NAND)の演算結果Qを出力するようにした信号受信
部の回路構成の一例である。すなわち、入力AとBが共
に高レベルのときに出力Qが低レベル、その他のときに
は出力Qが高レベルとなる。入力AとB、および信号B
の反転信号B−barの信号振幅は、図3の実施例と同
様、その低レベルがVSL、高レベルがVCLである。 反転信号B−barは、駆動回路によって発生させても
よいし、受信部にインバ−タを設けて、入力Bから発生
させてもよい。この回路は図3中のREC4において、
そのレベル変換機能をそのまま活かし、新たに論理演算
機能を持たせるため、転送ゲ−トを4つのトランジスタ
、TN70、TN71、TP70およびTP71により
構成し、入力数を増やすと共に転送ゲ−トのゲ−ト端子
にも直流電圧の代わりに信号を印加するようにした。
【0047】次にこの回路の動作を説明する。入力Bが
低レベルのとき、すなわち入力B−barが高レベルの
ときには、トランジスタTN70が非導通状態、TN7
1が導通状態となり、端子N40は低レベルとなる。ま
た、トランジスタTP70が非導通状態、TP71が導
通状態となり、端子N41も低レベルとなる。したがっ
て、入力Aのレベルによらずに、出力Qは高レベルにな
る。一方、入力Bが高レベルのときには、トランジスタ
TN70が導通状態、TN71が非導通状態となり、端
子N40は入力Aに等しいレベルとなる。また、トラン
ジスタTP70が導通状態、TP71が非導通状態とな
り、端子N41も入力Aに等しいレベルとなる。したが
って、出力Qには入力Aの反転出力が得られる。これら
より、入力AとBがともに高レベルのときのみ出力が低
レベルとなり、それ以外の組合せでは、出力は高レベル
となる。すなわち、AとBの反転論理積(NAND)の
演算結果が出力Qに得られる。
【0048】図18は2つの入力AとBの反転論理和(
NOR)の演算結果Qを出力するようにした信号受信部
の回路構成の一例である。すなわち、入力AとBが共に
低レベルのときに出力Qが高レベル、その他のときには
出力Qが低レベルとなる。入力Bが高レベルのとき、す
なわち入力B−barが低レベルのときには、トランジ
スタTN75が導通状態、TN76が非導通状態となり
、端子N45は高レベルとなる。また、トランジスタT
P75が導通状態、TP76が非導通状態となり、端子
N46も高レベルとなる。したがって、入力Aのレベル
によらずに、出力Qは低レベルになる。一方、入力Bが
低レベルのときには、トランジスタTN75が非導通状
態、TN76が導通状態となり、端子N45は入力Aに
等しいレベルとなる。また、トランジスタTP75が非
導通状態、TP76が導通状態となり、端子N46も入
力Aに等しいレベルとなる。したがって、出力Qには入
力Aの反転出力が得られる。これらより、入力AとBが
ともに低レベルのときのみ出力が高レベルとなり、それ
以外の組合せでは、出力は低レベルとなる。すなわち、
AとBの反転論理和(NOR)の演算結果が出力Qに得
られる。
【0049】図19は3つの入力A、BおよびCの反転
論理積(NAND)の演算結果Qを出力するようにした
信号受信部の回路構成の一例である。図17の実施例と
同様、入力A、BおよびCが共に高レベルのときに端子
N50および端子N51が高レベルとなる。これらより
、入力AとBおよびCがともに高レベルのときのみ出力
が低レベルとなり、それ以外の組合せでは、出力は高レ
ベルとなる。すなわち、A、BおよびCの反転論理積(
NAND)の演算結果が出力Qに得られる。
【0050】図20は2つの入力AとBの排他論理和(
Exclusive−OR=EOR)の演算結果Qを出
力するようにした信号受信部の回路構成の一例である。 すなわち、入力AとBが同じレベルのときに出力Qが低
レベル、その他のときには出力Qが高レベルとなる。入
力Bが高レベルのとき、すなわち入力B−barが低レ
ベルのときには、トランジスタTN85が導通状態、T
N86が非導通状態となり、端子N55は入力Aと同じ
レベルとなる。また、トランジスタTP85が導通状態
、TP86が非導通状態となり、端子N56も入力Aと
同じレベルとなる。したがって、出力Qは入力Aの反転
論理になる。一方、入力Bが低レベルのときには、トラ
ンジスタTN85が非導通状態、TN86が導通状態と
なり、端子N55は入力A−barと同じレベルとなる
。 また、トランジスタTP85が非導通状態、TP86が
導通状態となり、端子N56も入力A−barと同じレ
ベルとなる。したがって、出力Qは入力Aと同一論理に
なる。これらより、入力AとBの排他論理和(EOR)
の演算結果が出力Qに得られる。
【0051】以上の実施例に示したように、本発明によ
れば、小さな入力振幅を有する複数の信号から直接論理
演算を行うことが可能となるため、複数の入力を個々に
レベル変換した後に演算を行う場合に比べて、使用する
トランジスタの数を低減でき、さらに高集積の回路を構
成することが可能になる。また、本発明は以上の実施例
の他に、さらに多くの入力数や他のどのような論理演算
についても同様に適用できることは自明である。
【0052】図21から図23は本発明によるCMOS
集積回路の他の実施例を示している。これらの実施例で
は、小さな入力信号振幅に対しても論理レベルを正確に
判定することのできる入力回路に適用した例を示してい
る。一般に、CMOS集積回路のインタ−フェ−ス用信
号レベルとしては、CMOSレベルとTTLレベルの2
種類が広く用いられている。各インタ−フェ−ス用信号
レベルの出力高レベル(VOH)の最小値VOHmin
と出力低レベル(VOL)の最大値VOLmaxは、C
MOSレベルの場合、 VOHmin=VCC−0.1  (V)VOLmax
=0.1  (V) TTLレベルの場合、 VOHmin=2.4  (V) VOLmax=0.4  (V) という値が一般的である。これらの信号振幅は小さいほ
ど高速で、負荷容量の充放電電流も小さくできるという
メリットがあるが、一方、信号を受信する回路のノイズ
マ−ジンが低下するという欠点がある。これらより低振
幅のインタ−フェ−スとしては、バイポ−ラLSIやバ
イCMOSLSIで用いられるECLインタ−フェ−ス
が知られている。この場合には、 VOHmin≒−1.0  (V) VOLmax≒−1.6  (V) であり、信号振幅は約0.6Vと小さい。CMOS集積
回路の高集積化、1つの集積回路あたりの信号数(ピン
数)の増加に伴い、高速化と低雑音化が強く望まれるよ
うになってきている。ところが、従来のECLインタ−
フェ−スは、バイポ−ラトランジスタをベ−スにしてい
るためCMOS回路では実現が難しい、入力回路に多大
なバイアス電流を必要とするため、消費電力(とくにス
タンバイ状態での消費電力)が大きいという問題があっ
た。これらの問題を克服して、ノイズマ−ジンが広く安
定に動作し、かつCMOSの特徴である低消費電力性能
を維持できる低振幅インタ−フェ−スが望まれていた。 こうした新しいインタ−フェ−スは以下の条件を満たす
必要がある。
【0053】 (1)信号振幅が1V程度、あるいはそれ以下で、十分
なノイズマ−ジンを有すること。
【0054】 (2)スタンバイ状態(入力がVIHmin以上あるい
はVILmax以下)ではほとんど電流消費がないこと
【0055】こうした条件を満たすためには、小さな入
力信号振幅を確実に検出し、かつスタンバイ状態での電
流消費のない入力回路が必要とされる。このような入力
回路の例は、図15や図16に示したが、以下には他の
例を示す。
【0056】図21は本発明によるCMOS集積回路の
入力回路の一実施例を示している。本実施例は図15あ
るいは図16の2つの転送ゲ−トを4つのトランジスタ
TN90、TN91、TP90およびTP91で置き換
えたものである。TN90とTP91のゲ−トには、そ
れぞれ基準電圧VRNとVRPを印加している。VRN
とVRPは同図右に示すとおり、 VRN=VIH+VTN+VTP VRP=VIL−VTN−VTP なる値になるようにしている。ここに、VIHとVIL
は入力信号の高レベルと低レベル、VTNとVTPはN
チャネルトランジスタとPチャネルトランジスタのしき
い値電圧の絶対値である。
【0057】入力INの電圧がVILよりも低いときに
は、TN91とTP91が非導通状態、TN90とTP
90が導通状態となって、端子N60が低レベルとなる
。その結果、出力OUTは高レベルとなり、端子N61
は低レベルとなる。逆に、入力INの電圧がVIHより
も高いときには、TN91とTP91が導通状態、TN
90とTP90が非導通状態となって、端子N61が高
レベルとなる。その結果、出力OUTは低レベルとなり
、端子N60は高レベルとなる。このように、小さな入
力信号振幅に対しても、安定に応答する入力回路を構成
することができる。また、VCCからVSSにいたる直
流電流パスがないため、スタンバイ時の電流をほとんど
零にすることができる。
【0058】図22は本発明によるCMOS集積回路の
入力回路の他の一実施例を示している。ここでは、VI
L=0の場合の入力回路の構成例を示す。図中、TN1
00〜TN103はNチャネルトランジスタ、TP10
0〜TP102はPチャネルトランジスタである。TN
101のゲ−トには基準電圧VREF1を印加し、その
ソ−スにはTN100とTP100とからなるCMOS
インバ−タを接続している。また、入力はTN103に
、インバ−タで反転された出力はTN102に印加して
いる。これらTN102、TN103とTP101、T
P102とでレベル変換回路を構成している。基準電圧
VREF1の値は、VREF1=VIH+VTN+VT
Pなる値にしている。ここに、VIHは入力信号の高レ
ベル、VTNとVTPはNチャネルトランジスタとPチ
ャネルトランジスタのしきい値電圧の絶対値である。
【0059】入力INの電圧が0(V)のときには、イ
ンバ−タの出力N65は高レベルとなる。したがって、
TN103が非導通状態、TN102が導通状態となっ
て、端子N67が高レベル、端子N66が低レベルとな
る。その結果、出力OUTは高レベルとなる。逆に、入
力INの電圧がVIHよりも高いときには、インバ−タ
の出力N65は低レベルとなる。したがって、TN10
2が非導通状態、TN103が導通状態となって、端子
N66が高レベル、端子N67が低レベルとなる。その
結果、出力OUTは低レベルとなる。このように、小さ
な入力信号振幅に対しても、安定に応答する入力回路を
構成することができる。また、VCCからVSSにいた
る直流電流パスがないため、スタンバイ時の電流をほと
んど零にすることができる。
【0060】図23は本発明によるCMOS集積回路の
入力回路の他の一実施例を示している。ここでは、図2
2に示した例と同様、VIL=0の場合の入力回路の構
成例を示す。図中、TN110〜TN112はNチャネ
ルトランジスタ、TP110〜TP113はPチャネル
トランジスタである。TN111のゲ−トには基準電圧
VREF2を印加している。入力はTN110とTP1
10に印加し、TP110のソ−スとTN111のソ−
スが接続されている。ここでは、入力の反転信号をつく
る代わりに、TN111とTP110でNチャネルトラ
ンジスタとは相補の動作、すなわち入力が低レベルのと
きに導通し、高レベルのときに非導通になるような動作
を実現している。これらTN110、TN111および
TP110に、さらにTP111、TP112を組合せ
てレベル変換機能も兼ね備えるようにしている。基準電
圧VREF2の値は、 VREF2=VIH+VTN+VTP なる値にしている。ここに、VIHは入力信号の高レベ
ル、VTNとVTPはNチャネルトランジスタとPチャ
ネルトランジスタのしきい値電圧の絶対値である。
【0061】入力INの電圧が0(V)のときには、T
N110が非導通状態、TN111とTP110が導通
状態となって、端子N70が低レベル、出力OUTが高
レベルとなる。逆に、入力INの電圧がVIHよりも高
いときには、TN111とTP110が非導通状態、T
N110が導通状態となって、端子N70が高レベル、
出力OUTは低レベルとなる。このように、小さな入力
信号振幅に対しても、安定に応答する入力回路を構成す
ることができる。また、VCCからVSSにいたる直流
電流パスがないため、スタンバイ時の電流をほとんど零
にすることができる。
【0062】以上述べた入力回路を用いれば、十分なノ
イズマ−ジンを維持しながら、入力信号振幅を小さくす
ることができるため、信号の伝送を高速に行うことがで
きる。また、スイッチングに伴う過渡電流を低減できる
ため、電源電圧の変動を抑制でき、ノイズマ−ジンを大
きくすることができる。さらには、スタンバイ状態に直
流電流を消費しないため、低消費電力が要求される電池
動作への応用も可能となる。
【0063】以上、各実施例によつて本発明の詳細を説
明したが、本発明の適用範囲はこれらに限定されるもの
ではない。例えば、ここではCMOSトランジスタおよ
びバイポーラトランジスタによりLSIを構成する場合
を主に説明したが、接合型FETを用いたLSI、さら
にはシリコン以外の材料、例えばガリウム砒素などの基
板に素子を形成したLSIなどでも、そのまま適用でき
る。
【0064】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、電源電圧自
体を小さくすることなく、信号振幅を小さくすることが
できるため、高集積化に伴つて問題となる消費電力の増
大を招くことがないLSIを提供できる。更に本発明に
よれば遅延時間の増大しないLSIを提供できる。また
、本発明によれば高速に動作するLSIを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本概念を説明する実施例
【図2】図
1における電圧波形図
【図3】本発明の基本概念を説明する実施例
【図4】従
来の回路
【図5】図4の回路と比較するための本発明による回路
【図6】入出力波形の定義
【図7】本発明の効果を示すための図4と図5の回路で
の特性比較結果
【図8】本発明の効果を示すための図4と図5の回路で
の特性比較結果
【図9】本発明の基本概念を説明する他の実施例
【図1
0】図9における電圧波形図
【図11】本発明をNANDゲート回路に適用した具体
的実施例
【図12】本発明の内部電源電圧を発生する回路の具体
的実施例
【図13】バイポーラトランジスタを用いた本発明の基
本概念を説明する他の実施例
【図14】VCL,VSL,VCLB,VSLB発生回
路の一例
【図15】本発明をチツプ間の信号伝達に用いた他の実
施例
【図16】本発明をチツプ間の信号伝達に用いた他の実
施例
【図17】本発明を論理回路に用いた他の実施例
【図1
8】本発明を論理回路に用いた他の実施例
【図19】本
発明を論理回路に用いた他の実施例
【図20】本発明を
論理回路に用いた他の実施例
【図21】本発明を入力回
路に用いた他の実施例
【図22】本発明を入力回路に用
いた他の実施例
【図23】本発明を入力回路に用いた他
の実施例
【符号の説明】
CHP1〜CHP9…集積回路チツプ、BLK1〜BL
K13…集積回路ブロツク、INV1〜INV19…イ
ンバータ、DRV1〜DRV18…駆動回路、REC2
〜REC19…受信回路、R1〜R13…抵抗、Q1〜
Q21…バイポーラトランジスタ、OP1,OP2…差
動増幅回路、C1〜C12…平滑容量。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2の信号振幅で動作するCM
    OS回路をそれぞれ少なくとも含む半導体集積回路にお
    いて、第1の信号振幅の高レベルは第2の信号振幅の高
    レベルよりも大きく、かつ第1の信号振幅の低レベルは
    第2の信号振幅の低レベルよりも小さいことを特徴とす
    る半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体装置において、第2
    の信号振幅は1ボルト以下であることを特徴とする半導
    体装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の半導体装置において、第1
    の信号振幅は外部から供給する電源電圧の最大値と最小
    値の差に等しいことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3の何れかに記載の半
    導体装置において、待機時の消費電流が最大動作周波数
    での動作電流の100分の1以下であることを特徴とす
    る半導体装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4の何れかに記載の半
    導体装置において、第2の信号振幅を入力して第1の信
    号振幅を出力する手段は、入力にソース、第1の端子に
    ドレインが接続された第1導電形のMOSトランジスタ
    、入力にソース、第2の端子にドレインが接続された第
    2導電形のMOSトランジスタ、第1の端子にゲート、
    出力にドレインが接続された第2導電形のMOSトラン
    ジスタ、出力にゲート、第1の端子にドレインが接続さ
    れた第2導電形のMOSトランジスタ、第2の端子にゲ
    ート、出力にドレインが接続された第1導電形のMOS
     トランジスタ、出力にゲート、第2の端子にドレイン
    が接続された第1導電形のMOSトランジスタ、とを少
    なくとも含むことを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至請求項5の何れかに記載の半
    導体装置において、集積回路内部の主たる信号の振幅を
    第2の信号振幅としたことを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6の何れかに記載の半
    導体装置において、集積回路外部との信号授受を第2の
    信号振幅で行なうことを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】複数の集積回路ブロツクから構成された半
    導体装置において、該集積回路ブロツクは第2の信号振
    幅の入力信号をそれよりも高い第1の信号振幅に変換す
    る入力回路と、第1の信号振幅で信号処理を行なう処理
    回路と、該処理回路の第1の信号振幅で駆動され上記集
    積回路ブロツクの入力信号と等しい第2の信号振幅を有
    する信号を上記集積回路ブロツクの外部に出力する出力
    回路とを含むことを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の半導体装置において、上記
    第2の信号振幅は1ボルト以下であることを特徴とする
    半導体装置。
  10. 【請求項10】請求項8又は請求項9の何れかに記載の
    半導体装置において、上記第1の信号振幅は、外部から
    供給する電源電圧の最大値と最小値の差に等しいことを
    特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】請求項8乃至請求項10の何れかに記載
    の半導体装置において、上記半導体装置の待機時の消費
    電流が最大動作周波数での動作電流の100分の1以下
    であることを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】請求項8乃至請求項11の何れかに記載
    の半導体装置において、上記入力回路は、入力にソース
    、第1の端子にドレインが接続された第1導電形のMO
    Sトランジスタと、入力にソース、第2の端子にドレイ
    ンが接続された第2導電形のMOSトランジスタと、第
    1の端子にゲート、出力にドレインが接続された第2導
    電形のMOSトランジスタと、出力にゲート、第1の端
    子にドレインが接続された第2導電形のMOSトランジ
    スタと、第2の端子にゲート、出力にドレインが接続さ
    れた第1導電形のMOSトランジスタと、出力にゲート
    、第2の端子にドレインが接続された第1導電形のMO
    Sトランジスタとを少なくとも含むことを特徴とする半
    導体装置。
  13. 【請求項13】請求項8乃至請求項12の何れかに記載
    の半導体装置において、半導体装置内部の主たる信号の
    振幅を上記第2の信号振幅としたことを特徴とする半導
    体装置。
  14. 【請求項14】請求項8乃至請求項13の何れかに記載
    の半導体装置において、半導体装置外部との信号の授受
    を上記第2の信号振幅で行なうことを特徴とする半導体
    装置。
  15. 【請求項15】請求項8乃至請求項14の何れかに記載
    の半導体装置において、上記半導体装置は記憶装置であ
    ることを特徴とする半導体装置。
  16. 【請求項16】第1および第2の信号振幅で動作するC
    MOS回路をそれぞれ少なくとも含む半導体集積回路に
    おいて、その入力あるいは出力の信号振幅の一方が第2
    の信号振幅に等しく、第2の信号振幅は第1の信号振幅
    の1/2よりも小さいことを特徴とする半導体装置。
  17. 【請求項17】請求項16記載の半導体装置において、
    第1の信号振幅は外部から供給する電源電圧の最大値と
    最小値の差に等しいことを特徴とする半導体装置。
  18. 【請求項18】請求項17記載の半導体装置において、
    第2の信号振幅は1ボルト以下であることを特徴とする
    半導体装置。
  19. 【請求項19】請求項16乃至請求項18の何れかに記
    載の半導体装置において、待機時の消費電流が最大動作
    周波数での動作電流の100分の1以下であることを特
    徴とする半導体装置。
  20. 【請求項20】請求項16乃至請求項18の何れかに記
    載の半導体装置において、待機時の消費電流が1mA以
    下であることを特徴とする半導体装置。
JP02984791A 1990-03-28 1991-02-25 半導体装置 Expired - Lifetime JP3225524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02984791A JP3225524B2 (ja) 1990-03-28 1991-02-25 半導体装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-76880 1990-03-28
JP7688090 1990-03-28
JP02984791A JP3225524B2 (ja) 1990-03-28 1991-02-25 半導体装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001012613A Division JP3534396B2 (ja) 1990-03-28 2001-01-22 半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04211515A true JPH04211515A (ja) 1992-08-03
JP3225524B2 JP3225524B2 (ja) 2001-11-05

Family

ID=26368103

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02984791A Expired - Lifetime JP3225524B2 (ja) 1990-03-28 1991-02-25 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3225524B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5581506A (en) * 1994-06-03 1996-12-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Level-shifter, semiconductor integrated circuit, and control methods thereof
JPH09121151A (ja) * 1995-08-18 1997-05-06 Samsung Electron Co Ltd データ出力バッファ
WO2000003397A1 (en) * 1998-07-10 2000-01-20 Nec Corporation Integrated circuit
JP2003037492A (ja) * 2001-05-18 2003-02-07 Sharp Corp 信号処理回路、低電圧信号発生器およびそれを備えた画像表示装置
US6831483B2 (en) 2000-05-19 2004-12-14 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit having high-speed and low-power logic gates with common transistor substrate potentials, and design data recording medium therefor
JP2006310884A (ja) * 2001-01-18 2006-11-09 Toshiba Corp Nandゲート回路及びダイナミック回路

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5581506A (en) * 1994-06-03 1996-12-03 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Level-shifter, semiconductor integrated circuit, and control methods thereof
JPH09121151A (ja) * 1995-08-18 1997-05-06 Samsung Electron Co Ltd データ出力バッファ
WO2000003397A1 (en) * 1998-07-10 2000-01-20 Nec Corporation Integrated circuit
US6831483B2 (en) 2000-05-19 2004-12-14 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit having high-speed and low-power logic gates with common transistor substrate potentials, and design data recording medium therefor
US6842045B2 (en) 2000-05-19 2005-01-11 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit having high-speed and low-power logic gates with common transistor substrate potentials, design methods thereof, and related program recording medium
US6859917B2 (en) 2000-05-19 2005-02-22 Renesas Technology Corp. Semiconductor integrated circuit having high-speed and low-power logic gates with common transistor substrate potentials, design methods thereof, and related program recording medium
JP2006310884A (ja) * 2001-01-18 2006-11-09 Toshiba Corp Nandゲート回路及びダイナミック回路
JP2003037492A (ja) * 2001-05-18 2003-02-07 Sharp Corp 信号処理回路、低電圧信号発生器およびそれを備えた画像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3225524B2 (ja) 2001-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5266848A (en) CMOS circuit with reduced signal swing
US5811992A (en) Dynamic clocked inverter latch with reduced charged leakage and reduced body effect
JP2549743B2 (ja) 出力回路
JP3487723B2 (ja) インタフェース回路及び信号伝送方法
US6717448B2 (en) Data output method and data output circuit for applying reduced precharge level
KR100290725B1 (ko) 에미터 결합 로직-바이폴라 상보형 금속 산화물 반도체/상보형 금속 산화물 반도체 트랜슬레이터
JPH07106946A (ja) レベルシフタ
JP2982196B2 (ja) 異電源インターフェース回路
KR100246164B1 (ko) 고속에서 저전류 소모로 저진폭 입력 신호의 증폭이 가능한 입력버퍼 회로를 포함하는 반도체 소자
US6720794B2 (en) Output buffer circuit
KR100225833B1 (ko) 출력회로
JPH06104725A (ja) 半導体集積回路
JP3225524B2 (ja) 半導体装置
US6025792A (en) Analog compensation circuitry for integrated circuit input/output circuitry
JP3534396B2 (ja) 半導体装置
KR920001332B1 (ko) 반도체집적회로
JP3534399B2 (ja) 半導体装置
Kim et al. Low-voltage bootstrapped CMOS drivers with efficient conditional bootstrapping
JP3534398B2 (ja) 半導体装置
US11979155B2 (en) Semiconductor integrated circuit device and level shifter circuit
JP3283689B2 (ja) 駆動回路
JPH05335935A (ja) 半導体集積回路
KR960000899B1 (ko) 고전압 선택회로 및 그를 포함하는 데이타 출력버퍼
JP3436210B2 (ja) 半導体集積回路
JPH023328B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070831

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080831

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080831

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090831

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090831

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100831

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110831

Year of fee payment: 10