JPH04211295A - カラー画像表示方式 - Google Patents

カラー画像表示方式

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JPH04211295A
JPH04211295A JP3005003A JP500391A JPH04211295A JP H04211295 A JPH04211295 A JP H04211295A JP 3005003 A JP3005003 A JP 3005003A JP 500391 A JP500391 A JP 500391A JP H04211295 A JPH04211295 A JP H04211295A
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正巳 西田
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保 伊藤
Takashi Takeuchi
崇 竹内
Toshiyuki Oda
稔之 織田
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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はルックアップテーブル(
以下LUTと略す)を用いたコンピュータによるカラー
画像の表示に関し、特に2画面の表示の入替えの為のク
ロスフェードを良好に行うため、または単一画面上での
色彩の変更の処理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータにおけるカラー画面の表示
においては、極力少ないメモリ容量で、できるだけ自然
画に近い色表示を行うことが望ましい。
【0003】また、コンピュータの表示方法としては、
ビットマップ形式でドット単位に表示を行う方法がある
が、この方式で自然画に近い表示を行うとすると、R(
赤),G(緑),B(青)の各ディジタル情報のそれぞ
れに、8ビットなどの細かい階調を持つ必要がある。 しかし、この方式では一般的に1フレームが横640ド
ット,縦400ラインなどの場合に、各R,G,Bに8
ビット用いると、1フレームのデータ容量として640
×400×8×3の6144000ビットのメモリが必
要となる。
【0004】近年では、以上のような問題を解決するた
めに、LUTを用いた色情報の圧縮表示方式がある。こ
の方式では、一画面のうち同時に表示できる色の数は一
定であるが、もとの画像の色で頻度の高い順にその色情
報をLUTのメモリに入力しておき、頻度の低いものは
削除する。そして表示を行う場合は、各ドット単位にL
UTのメモリの内容を読みだすことにより、対応した色
情報が出力され、かなり自然画に近い表示ができる。ま
た、表示画面の色を替える場合も、LUTのメモリの内
容を替えるだけでよく、極めて有用である。
【0005】従来におけるこのような方式としては、例
えば特開昭64−84295号公報に記載のような形式
のものがある。
【0006】このLUTを用いた方式は、画面とLUT
のデータの内容とが一対一の対応であるため、複数の画
面を同時に表示しようとすると、画面用のフレームメモ
リとそれに対応したLUTがそれぞれ必要となり、さら
にそれらの画面を合成するための演算回路が必要である
。図15にその構成ブロック図を示す。図15において
151は第1の画面用の表示メモリ、152は第2の画
面用の表示メモリ、153は第1の表示メモリ151に
対応したLUT、154は第2の表示メモリ152に対
応したLUT、155は第1の画面と第2の画面を合成
するために、LUT153からの出力と、LUT154
からの出力との合成演算を行うための演算回路である。
【0007】また、図16は図15の表示システムの動
作を説明するための画面の図である。  例えば、図1
6(a)の画面と、図16(b)の画面とを合成して表
示する場合、第1の表示メモリ151に図16(a)の
画面のカラーコードデータを、第2の表示メモリ152
に図16(b)の画面カラーコードデータを入力する。 また、LUT153には外部制御回路(図示せず)より
図16(a)の画面に応じた色情報変換データを入力し
ておき、LUT154にも同様に図16(b)の画面に
応じた色情報変換データを入力しておく。そうすると、
LUT153からは図16(a)の画面に応じたR,G
,Bのデータが演算回路155に送られ、同様にLUT
154からは図16(b)の画面に応じたR,G,Bの
データが演算回路155に送られる。
【0008】演算回路155では、これらR,G,Bの
データでAND,OR,EXORなどの論理演算が行わ
れ、その結果図16(c)に示したような画面の色情報
データが出力される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一方、テレビや映画で
見られるように2つの画面を入れ替える方法として、一
方の画面を徐々に消去してゆき、他方の画面はその間オ
ーバーラップして徐々に現われてくると行った、いわゆ
るクロスフェードという方式がある。
【0010】しかし、上記従来技術は、LUTを用いて
複数画面を同時に表示するシステムにおいて、それらの
画面をクロスフェードする場合のように、アナログ的に
変化させる方式について考慮されておらず、また、複数
の画面を処理するために、回路規模が増大する点につい
ては考慮されていなかった。
【0011】さらに、単一画面の場合でもフェードイン
やフェードアウトなどのように画面の色彩を徐々に変化
させる方式についても考慮されていなかった。
【0012】本発明の目的は、LUTを用いて画面を表
示するシステムにおいて、1つの画面から別の画面に切
り換える時に、クロスフェードが行えるようにした表示
方式を提供することにある。
【0013】また、本発明の別の目的は、回路規模を大
幅に増大させることなく、上記クロスフェードが行える
方式を提供することにある。
【0014】さらに、本発明の別の目的は、単一画面の
表示において、色彩の変更を行える表示方式を提供する
ことにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、カラー表示装置にはLUTを1個だけ使用する。そ
して、2つ別々の画面である画面A(以降picAと略
す)と画面B(以降picBと略す)のクロスフェード
を実現させるのに、そのクロスフェード中で2つの画面
がオーバーラップしている期間、表示データであるカラ
ーコードデータを、あらかじめ作成しておいたpicA
のデータとpicBのデータが混在した画面のデータに
切り換える。また、picA表示期間中には、このとき
の表示データであるカラーコードデータに対応した色情
報変換データに対して、徐々にフェードアウトする演算
を、またpicB表示期間中には徐々にフェードインす
る演算を施して連続的にLUTへ書き込むようにした。
【0016】一方、オーバーラップの際の画面切り換え
の違和感をなくするために、オーバーラップ期間の前後
に徐々に画質を変化させる過程を設ける(以下、オーバ
ーラップ前の過程の期間をpicA減衰期間、オーバー
ラップ後の過程の期間をpicB回復期間と呼ぶ)。
【0017】さらに、単一画面の色彩を変化させる(例
えばカラーからモノクロに変化させる)場合も上記と同
様に、その単一画面の色情報変換データに対して、徐々
に色彩を変える演算を行い、その演算結果をLUTへ入
力する。
【0018】
【作用】クロスフェードの場合には、前記データの配置
及び演算によってpicAが消えて行くと同時にpic
Bが浮き上がってくる。またpicA減衰期間及びpi
cB回復期間を置くことで画面が滑らかに切り換わる。 それによって、回路規模の小さいLUT1個のカラー表
示回路でも、アナログ画面におけるクロスフェードと、
ほぼ同等の効果が得られる。
【0019】また、単一画面の場合も、上記演算と処理
を行うことにより、フェードインやフェードアウト,モ
ノクロからカラー,カラーからモノクロといった色彩や
輝度の変化の表現を滑らかに行うことができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明であるpicAとpicBとを
1個のLUTによりクロスフェードを行い、表示を切り
換えるための第一の実施例を図を用いて説明する。
【0021】説明の順序は、まず図1を用いてLUT1
個でクロスフェードを行うためのシステムの構成につい
て説明する。次に、図2,図3,図4,図5,図6、お
よび図7を用いてクロスフェードを行うため、前もって
必要なデータ及びその配置について説明する。その後で
、図8,図9,図10,図11,図12、および図13
を用いてクロスフェードを行う手順について説明するこ
とにする。
【0022】図1はLUT1個でクロスフェードを行う
、本発明によるシステム構成を示したものである。
【0023】10は表示画像のデータであるカラーコー
ドデータを記憶する表示メモリである。その内、10a
は第1の表示メモリバンク、10bは第2の表示メモリ
バンク、10cは第3の表示メモリバンク、10dは第
4の表示メモリバンク、および10eは第5の表示メモ
リバンクである。なお、第1の表示メモリバンク10a
にはクロスフェード前の画面であるpicAのカラーコ
ードデータが、第2の表示メモリバンク10bにはpi
cA減衰期間の画面のカラーコードデータが、第3の表
示メモリバンク10cにはオーバーラップ期間の画面の
カラーコードデータが、第4の表示メモリバンク10d
にはpicB回復期間の画面カラーコードデータが、第
5の表示メモリバンク10eにはクロスフェード後の画
面であるpicBのカラーコードデータが記憶される。
【0024】11は色情報メモリである。その内、11
aは第1の表示メモリバンク10aの内容に対応した色
情報変換データを記憶する第1の色情報メモリバンクで
ある。11bは第2の表示メモリバンク10bの内容に
対応した色情報変換データを記憶する第2の色情報メモ
リバンクである。11cは第3の表示メモリバンク10
cの内容に対応した色情報変換データを記憶する第3の
色情報メモリバンクである。11dは第4の表示メモリ
バンク10dの内容に対応した色情報変換データを記憶
する第4の色情報メモリバンクである。11eは第5の
表示メモリバンク10eの内容に対応した色情報変換デ
ータを記憶する第5の色情報メモリバンクである。
【0025】12は第1の色情報メモリバンク11a,
第2の色情報メモリバンク11b,第3の色情報メモリ
バンク11c,第4の色情報メモリバンク11d,第5
の色情報メモリバンク11eのいずれかから読みだされ
る色情報変換データを演算し、バッファメモリ13へ書
き込む演算部である。この演算を徐々に行うことにより
クロスフェードが実施される。なお、演算部12には演
算部回路を使用しても構わないし、図示していないが、
データバスを介してマイクロコンピュータなどの中央処
理装置につないで演算しても構わない。
【0026】13は演算部12によって演算が施された
色情報変換データを格納し、LUT14へ一括転送する
ためのバッファメモリである。もし、バッファメモリ1
3を介さないで演算部12からLUT14へすべての色
情報変換データを順次転送する動作が垂直ブランキング
中に完了できるのであれば、演算部12とLUT14を
直接つないで、バッファメモリ13を削除しても構わな
い。
【0027】14は表示メモリ10から読みだされるカ
ラーコードデータを実際に必要な三原色の色情報に変換
するLUTである。
【0028】15は表示メモリ10,色情報メモリ11
,演算部12,バッファメモリ13,LUT14を制御
する制御部である。
【0029】システム構成は以上である。
【0030】次に、クロスフェードを行うために前もっ
て用意しておかなければならないデータ及びその配置に
ついて説明する。
【0031】LUT14のカラーパレット数が256(
N=256)であったとして、前もって用意しなければ
ならないデータは以下に示すとおりである。
【0032】ここではN色(256色)で色圧縮された
picAのカラーコードデータ及び色情報変換データを
、クロスフェード前の画面のデータとして用意する(2
56より少ない色数で色圧縮されたデータでも構わない
)。
【0033】また、N/2色(128色)で色圧縮され
たpicAのカラーコードデータ及び色情報変換データ
を、picA減衰期間及びオーバーラップ期間に使用す
ることとし、一方、N/2色(128色)で色圧縮され
たpicBのカラーコードデータ及び色情報変換データ
をオーバーラップ期間及びpicB回復期間に使用する
ことにして、これらのデータを各々用意する。
【0034】なお、picA減衰期間,オーバーラップ
期間で用いるpicAに対応したカラーコードデータや
色情報変換データの数、およびpicB減衰期間,オー
バーラップ期間で用いるpicBに対応したカラーコー
ドデータや色情報変換データの数は、それぞれが必ずし
もN/2色(128色)である必要はなく、picAと
picBの両方のカラーコードデータの合計がN個(2
56色)であればよい。  N色(256色)で色圧縮
されたpicBのカラーコードデータ及び色情報変換デ
ータをクロスフェード後の画面のデータとして用意する
(256より少ない色数で色圧縮されたデータでも構わ
ない)。
【0035】本実施例では、LUT14のカラーパレッ
ト数を256としているがもちろん任意で構わない。
【0036】以上のデータを図2,図3,図4,図5,
図6、および図7に示すように配置する。
【0037】まず、色情報変換データの配置であるが、
一例を図2に示す。20は第1の色情報メモリ11a内
のデータ配置を、21は第2の色情報メモリ11b内の
データ配置を、22は第3の色情報メモリ11c内のデ
ータ配置を、23は第4の色情報メモリ11d内のデー
タ配置を、24は第5の色情報メモリ11e内のデータ
配置を表わす。picA減衰期間からpicB回復期間
にかけては、データ配置21,データ配置22,データ
配置23に示すとおり色情報メモリを二分し、更に、別
々の演算を施すことでクロスフェードの効果を得る。次
に、色情報メモリ11に配置するデータについて説明す
る。
【0038】第1の色情報メモリバンク11aにはデー
タ配置20で示すとおり、N色(256色)で色圧縮さ
れたpicAの色情報変換データをそのまま格納する。 第2の色情報メモリバンク11bにはデータ配置21で
示すとおり、色情報メモリのアドレスに対応したカラー
コードデータ0からn1(n1=N/2−1=127)
の間にN/2色(128色)で色圧縮されたpicAの
色情報変換データを格納し、カラーコードデータn2(
n2=N/2=128)からn3(n3=N−1=25
5)の間にも同じくN/2色(128色)で色圧縮され
たpicAの色情報変換データを格納する。第3の色情
報メモリバンク11cにはデータ配置22で示すとおり
、カラーコードデータ0からn1(=127)の間にN
/2色(128色)で色圧縮されたpicAの色情報変
換データを格納し、カラーコードデータn2(=128
)からn3(=255)の間にはN/2色(128色)
で色圧縮されたpicBの色情報変換データを格納する
。第4の色情報メモリバンク11dにはデータ配置23
で示すとおり、カラーコードデータ0からn1(=12
7)の間にN/2色(128色)で色圧縮されたpic
Bの色情報変換データを格納し、カラーコードデータn
2(=128)からn3(=255)の間にも同じくN
/2色(128色)で色圧縮されたpicBの色情報変
換データを格納する。第5の色情報メモリバンク11e
にはデータ配置24で示すとおり、N色(256色)で
色圧縮されたpicBの色情報変換データをそのまま格
納する。
【0039】次に、カラーコードデータの配置について
説明する。図3は第1の表示メモリバンク10aのデー
タフォーマットを、図4は第2の表示メモリバンク10
bのデータフォーマットを、図5は第3の表示メモリバ
ンク10cのデータフォーマットを、図6は第4の表示
メモリバンク10dのデータフォーマットを、図7は第
5の表示メモリバンク10eのデータフォーマットを現
わしたものである。
【0040】第1の表示メモリバンク10aには図3で
示すとおりN色(256色)で色圧縮されたpicAの
カラーコードデータをそのまま記憶させる。同様に、第
5の表示メモリバンク10eには図7に示すとおりN色
(256色)で色圧縮されたpicBのカラーコードデ
ータを記憶させる。
【0041】第3の表示メモリバンク10cにはN/2
色(128色)で色圧縮されたpicAのカラーコード
データとN/2色(128色)で色圧縮されたpicB
のカラーコードデータを第3の色情報メモリバンク11
cの内容と対応させて記憶させる。例えばpicBの原
画像データをN/2色(128色)で色圧縮した場合、
そのカラーコードデータは0からn1(=127)の範
囲の値で作成されるはずである。しかし、第3の色情報
メモリバンク11cのデータ配置22においてpicB
に割り当てられたカラーコードデータはn2(=128
)からn3(=255)であるから、これに対応させる
ためpicBのカラーコードデータの値をN/2(12
8)だけ加算してやらなければならない。また、カラー
コードデータの配置はpicAとpicBが視覚上で混
合してみえる構造にし、オーバーラップ効果をなすよう
にする。例えば、図5に示すようにpicAのデータと
picBのデータを画素ごとに交互に配置したり、図示
していないがライン交互に配置したりすればよい。
【0042】第2の表示メモリバンク10bにはN/2
色(128色)で色圧縮されたpicAのカラーコード
データを第2の色情報メモリバンク11bの内容と対応
させて記憶させる。第3の表示メモリバンク10cでは
picAとpicBの混合したデータの配置を行ったが
、これに対応させて第2の表示メモリバンク10bでは
図4に示すようにpicAのデータ同志で第3の表示メ
モリバンク10cと同様の配置を行う。図4はカラーコ
ード0からn1(=127)とカラーコードn2(=1
28)からn3(=255)のpicAの表示データを
画素ごとに交互に配置した第2の表示メモリバンク10
bのフォーマット例である。第4の表示メモリバンク1
0dにも第2の表示メモリバンク10bと同じ要領で、
図6に示すようにN/2色(128色)で色圧縮させた
picBのカラーコードデータを第4の色情報メモリバ
ンク11dの内容と対応させて記憶させる。
【0043】以上でクロスフェードを行うための準備が
終了した。
【0044】図8は第一の実施例においてのクロスフェ
ードの流れを示したものである。以下、クロスフェード
を行うための手順について図8に示すクロスフェード前
、picA減衰期間,オーバーラップ期間,picB回
復期間,クロスフェード後における動作を図9,図10
,図11,図12、および図13を用いて説明する。 最初にクロスフェード前の状態であるが、図9で示すと
おり、表示メモリ10には第1の表示メモリバンク10
aが、色情報メモリ11には第1の色情報メモリバンク
11aが選択されている。LUT14には第1の色情報
メモリバンク11aの内容が演算部12及びバッファメ
モリ13を通してそのまま転送され、picA減衰期間
に入るまで保持されている。画面には第1の表示メモリ
バンク10aに記憶されているカラーコードがLUT1
4を介して対応するR,G,Bの色情報に変換され、p
icAがN色(256色)で表示されている状態にある
。ここから図10で示すpicA減衰期間に入る。まず
、色情報メモリ11を第1の色情報メモリバンク11a
から第2の色情報メモリバンク11bに切り換えて、演
算部12で後から説明する演算を施しバッファメモリ1
3へ書き込む。これを垂直ブンキング中にLUT14へ
転送し、同時に表示メモリ10を第1の表示メモリバン
ク10aから第2の表示メモリバンク10bに切り換え
る。これで画面は、N色(256色)で表示されたpi
cAからN/2色(128色)で表示されたpicAに
切り換わる。以後演算部12での処理、LUT14への
転送を1フレームまたは数フレームごとに繰り返してい
くと、画面はpicAがN/2色(128色)で表示さ
れている状態から、画面の輝度あるいは彩度が徐々に低
下して行き、半減衰の状態まで変化する。このときの演
算部12での処理は以下のとおりである。カラーコード
データ0からn1(=127)の色情報変換データにつ
いてはその値をそのまま保持し、カラーコードn2(=
128)からn3(=255)の色情報変換データにつ
いては、その値を徐々に任意の一色であるcolorA
に近付けていく(フェードアウトを行う)。尚、フェー
ドアウトの演算式ついては後述する。ここでcolor
Aの任意の一色とは、picA減衰期間終わりの際の画
面がもとのpicAの画面にできるだけ近くなるような
色のことである。例えば、ブラック,ハーフグレー,p
icAの平均色,picAで使用頻度の最も高い色,p
icAで最も注目を集める部分の色等である。colo
rAに採用する色で、画面の変化も違ってくる。 例えば、colorAにブラックを採用して演算を行っ
たとすると、picAの輝度は徐々に減衰し、減衰期間
終わりの際、画面の輝度は半分まで落ちる。ハーフグレ
ーを採用した場合、画面全体の輝度の低下はブラックを
採用した場合に比べて改善されるが、画面全体の彩度が
低下する。picAの平均色を採用した場合にはハーフ
グレーに比べて輝度,彩度共に改善される。また、色情
報を変化させるドットの位置を図10に示すような配置
にすることにより、輝度あるいは彩度が画面全体で均一
に下がるように視覚的に感じる。
【0045】picA減衰期間が終了したところで、図
11に示すオーバーラップ期間に入る。picA減衰期
間と同様に、まず、色情報メモリ11を第2図の色情報
メモリバンク11bから第3の色情報メモリバンク11
cに切り換えて、演算部12で後から説明する演算を施
しバッファメモリ13へ書き込む。これを垂直ブランキ
ング中にLUT14へ転送し、同時に表示メモリ10を
第2の表示メモリバンク10bから第3の表示メモリバ
ンク10cに切り換える。最初、カラーコードデータn
2(=128)からn3(=255)までは演算により
すべてcolorAにされるので、画面にはpicA減
衰期間終了時と等しいN/2色(128色)で半減衰し
たpicAが表示される。以後演算部12での処理,L
UT14への転送を1フレームまたは数フレームごとに
繰り返していくと、画面N/2色(128色)で半減衰
したpicAの状態から徐々にpicBとオーバーラッ
プし、N/2色(128色)で半減衰したpicBの状
態まで変化する。このときの演算部12での処理は以下
のとおりである。カラーコードデータ0からn1(=1
27)の色情報変換データについては、その値を徐々に
任意の一色であるcolorBに近付けていく(フェー
ドアウトを行う)。カラーコードデータn2(=128
)からn3(=255)の色情報変換データについては
その値を最初すべてcolorAにしてLUT14へ書
き込み、徐々にpicBのN/2色(128色)に戻し
ていく(フェードインを行う)。尚、フェードアウトお
よびフェードインの演算式ついては後述する。ここで、
任意の一色であるcolorBとは、オーバーラップ期
間終わりの際の画面がもとのpicBの画面にできるだ
け近くなるような色のことである。例えば、color
A同様ブラック,ハーフグレー,picBの平均色,p
icBで使用頻度の最も高い色,picBで最も注目を
集める部分の色等である。
【0046】オーバーラップ期間が終了したところで、
図12に示すpicB回復期間に入る。picA減衰期
間と同様に、まず、色情報メモリ11を第3の色情報メ
モリバンク11cから第4の色情報メモリバンク11d
に切り換えて、演算部12で後から説明する演算を施し
バッファメモリ13へ色情報変換データを書き込む。こ
れを垂直ブランキング中にLUT14へ転送し、同時に
表示メモリ10を第3の表示メモリバンク10cから第
4の表示メモリバンク10dに切り換える。最初、カラ
ーコードデータ0からn1(=127)まではすべてc
olorBに演算されるので、画面にはオーバーラップ
期間終了時と等しいN/2色(128色)で半減衰した
picBが表示される。以後演算部12での処理、LU
T14への転送を1フレームまたは数フレームごとに繰
り返していくと、画面N/2色(128色)で半減衰し
たpicBの状態から輝度あるいは彩度が徐々に回復し
、N/2色(128色)で減衰していないpicBの状
態まで変化する。このときの演算部12での処理は以下
のとおりである。カラーコードデータ0からn1(=1
27)の色情報変換データについてはその値を最初すべ
てcolorBにしてLUT14へ書き込み、徐々にp
icBのN/2色(128色)に戻していく(フェード
インを行う)。カラーコードデータn2(=128)か
らn3(=255)の色情報変換データについてはその
値をそのまま保持する。尚、フェードインの演算式つい
ては後述する。
【0047】picB回復期間が終了したところで、色
情報メモリ11を第4の色情報メモリバンク11dから
第5の色情報メモリバンク11eに切り換えて、第5の
色情報メモリバンク11eの内容は演算部12を素通り
でそのままバッファメモリ13へ書き込む。これを垂直
ブランキング中にLUT14へ転送し、同時に表示メモ
リ10を10dから10eに切り換えて、画面にN色(
256色)のpicBを表示させてクロスフェードを終
了する。
【0048】次に、フェードイン及びフェード及びフェ
ードアウトの演算式を以下のように与える。
【0049】 RIu=k(t)Rme+{1−k(t)}RgvGI
u=k(t)Gme+{1−k(t)}GgvBIu=
k(t)Bme+{1−k(t)}BgvRIu,GI
u,BIuはLUT14へ書き込まれる色情報変換デー
タの値である。尚、小数点以下については、切捨て,四
捨五入,切上げなどの処理を行い整数化する。
【0050】Rme,Gme,Bmeは色情報メモリ1
1から読みだされる色情報変換データの値である。
【0051】Rgv,Ggv,Bgvはフェードインま
たはフェードアウトする任意の色である。
【0052】tはフェードインまたはフェードアウトが
始まってからの時間を表す。
【0053】k(t)はフェードインの際、値が0から
1へ、フェードアウトの際、値が1から0へと徐々に変
化する時間関数であり、フェードインの際、最も簡単な
ものは、 k(t)=t/T で、フェードアウトの際、最も簡単なものは、k(t)
=1−t/T である。
【0054】Tはフェードインあるいはフェードアウト
が始まってから終わるまでの時間である。
【0055】本実施例では色情報にR,G,Bの三原色
を用いているが、代りに輝度,色差等、別の色情報を用
いても構わない。
【0056】以上、LUT1個によるクロスフェードの
第1の実施例について説明したが、第2の実施例として
図14に示すように、表示メモリ1面,色情報メモリ1
面でのシステム構成について述べる。但し、この場合1
フレームを表示する間に表示メモリの内容を別の記憶装
置から読みだす必要がある。
【0057】図14において、140は表示画像のカラ
ーコードデータを記憶する表示メモリである。
【0058】141は色情報メモリである。
【0059】142は色情報メモリ141から読みださ
れる色情報変換データを演算し、バッファメモリ143
へ書き込む演算部である。この演算によりクロスフェー
ド効果がなされる。演算部142には演算回路を使用し
ても構わないし、図示していないがデータバスを介して
マイクロコンピュータなどの中央処理装置につないで演
算しても構わない。
【0060】143は演算部142によって演算が施さ
れた色情報変換データを格納し、LUT144へ一括転
送するためのバッファである。もし、バッファメモリ1
43を介さないで演算部142からLUT144へすべ
ての色情報変換データを順次転送する動作が垂直ブラン
キング中に完了できるのであれば、演算部142とLU
T144を直接つないで、バッファメモリ143を削除
しても構わない。
【0061】144は表示メモリから読みだされるカラ
ーコードデータを実際に必要な三原色の色情報に変換す
るLUTである。
【0062】145は表示する画像のカラーコードデー
タ及び色情報変換データを記憶する記憶装置である。記
憶装置145には図1において表示メモリ10及び色情
報メモリ11で記憶していた内容を記憶しておく。すな
わち例として図2のデータ配置20に示すフォーマット
で、クロスフェード前の画像の色情報を、またデータ配
置21に示すフォーマットでpicA減衰期間の色情報
変換データを、データ配置22に示すフォーマットでオ
ーバーラップ期間の色情報変換データを、データ配置2
3に示すフォーマットでpicB回復期間の色情報変換
データを、データ配置24に示すフォーマットでクロス
フェード後の画像色情報変換データを、また図3に示す
フォーマットでクロスフェード前の画像のカラーコード
データを、図4に示すフォーマットでpicA減衰期間
のカラーコードデータを、図5に示すフォーマットでオ
ーバーラップ期間のカラーコードデータを、図6に示す
フォーマットでpicB回復期間のカラーコードデータ
を、図7に示すフォーマットでクロスフェード後の画像
のカラーコードデータをそれぞれ記憶しておく。
【0063】146は表示メモリ140,色情報メモリ
141,演算部142,バッファメモリ143,LUT
144,記憶装置145を制御する制御部である。
【0064】動作については、第1の実施例において表
示メモリ及び色情報メモリのバンクの切り換えによって
画面切り換えを行っている部分を、記憶装置145から
表示メモリ及び色情報メモリへの高速データ転送によっ
て置き換えて行うだけである。  また、今までの実施
例においてpicAを任意の一色だけで作成を行えば、
フェードインの効果が、反対にpicBを任意の一色だ
けで作成を行えば、フェードアウトの効果が得られる。
【0065】ところで、図1に示すシステム構成を用い
てクロスフェードのほかに画面の色を滑らかに変化させ
るエフェクトが可能である。
【0066】一例として、カラー画面が徐々にモノクロ
へ変化するエフェクトを行うための方法について説明す
る。
【0067】まず、256色(LUT14のカラーパレ
ット数以下であれば構わない)で色圧縮された画面のカ
ラーコードデータ及び色情報変換データを用意し、その
カラーコードデータを第1図の表示メモリバンク10a
に、色情報変換データを第1の色情報メモリバンク11
aに格納して、第1の色情報メモリバンク11aの内容
をそのままLUT14へ転送してカラー画面を表示させ
ておく。
【0068】そして、演算部12では以下の演算式によ
り第1の色情報メモリバンク11aの内容を演算してバ
ッファメモリ13へ書き込む。
【0069】 Y=0.3Rme+0.59Gme+0.11BmeC
1=(Rme−Y)k(t) C2=(Bme−Y)k(t) RIu=Y+C1 GIu=Y−0.51C1−0.3C2BIu=Y+C
2 RIu,GIu,BIuはLUT14へ書き込まれる色
情報変換データの値である。なお、小数点以下について
は、切捨て,四捨五入,切上げなどの処理を行い整数化
する。
【0070】Rme,Gme,Bmeは第1の色情報メ
モリバンク11aから読みだされる色情報変換データの
値である。
【0071】k(t)は値が1から0へと徐々に変化す
る時間関数である。
【0072】Yは輝度を意味し、C1,C2は色差を意
味する。
【0073】この演算はもとのR,G,Bデータを輝度
(Y),色差(C1,C2)に変換し、色差(C1,C
2)を時間が経つにつれ徐々に0に近付けたものを再び
R,G,Bデータに変換するものである。
【0074】演算が終了した後で、バッファメモリ13
に蓄えられたデータを垂直ブランキング中にLUT14
へ転送する。この動作を1フレームまたは数フレームご
とに繰り返していくと画面の色が徐々にあせていき、モ
ノクロ画面となる。
【0075】尚、k(t)を値が0から1へ徐々に変化
する時間関数としてやれば、逆に画面はモノクロからカ
ラーへと変化する。
【0076】また、演算部12で行う演算式を変えるこ
とにより、この他にも画面の色が徐々に変化する種々の
画像エフェクトが実現できる。
【0077】次に、本発明であるpicAとpicBと
を1個のLUTによりクロスフェードを行い、表示を切
り換えるための第3の実施例を図17以下により説明す
る。なお、第3の実施例において、システム構成は第1
の実施例と同様であるが、使用する表示メモリバンク、
及び色情報メモリは3つずつで、少なくてすむ。
【0078】まず、第3の実施例で、クロスフェードを
行うために前もって用意しておかなければならないデー
タ及びその配置について図17,図3,図5,図7を用
いて説明する。
【0079】なお、LUT14のカラーパレット数の条
件は第1の実施例の場合と同じである。
【0080】N色(256色)で色圧縮されたpicA
のカラーコードデータ及び色情報変換データを、クロス
フェード前の画面のデータとして用意する(256より
少ない色数で色圧縮されたデータでも構わない)。
【0081】また、N/2色(128色)で色圧縮され
たpicAのカラーコードデータ及び色情報変換データ
、さらにN/2色(128色)で色圧縮されたpicB
のカラーコードデータ及び色情報変換データをオーバー
ラップ期間に使用するのに用意する。
【0082】なお、オーバーラップ期間で用いるpic
Aに対応したカラーコードデータや色情報変換データの
数、およびオーバーラップ期間で用いるpicBに対応
したカラーコードデータや色情報変換データの数は、そ
れぞれが必ずしもN/2色(128色)である必要はな
く、picAとpicBの両方のカラーコードデータの
合計がN(256)個であればよい。
【0083】N色(256色)で色圧縮されたpicB
のカラーコードデータ及び色情報変換データをクロスフ
ェード後の画面のデータとして用意する(256より少
ない色数で色圧縮されたデータでも構わない)。
【0084】第3の実施例でも、LUT14のカラーパ
レット数を256としているが任意で構わない。
【0085】以上のデータを図17,図3,図5,図7
で示すように配置する。
【0086】ここで、色情報変換データの配置であるが
、一例を図17に示す。20は第1の色情報メモリ11
a内のデータ配置を、22は第3の色情報メモリ11c
内のデータ配置を、24は第5の色情報メモリ11e内
のデータ配置を表す。
【0087】図17において、図2と同じ要素のものに
は、同一番号を記し、説明を省略する。
【0088】色情報メモリ11に配置するデータについ
て説明する。
【0089】第1の色情報メモリバンク11aにはデー
タ配置20で示すとおり、N色(256色)で色圧縮さ
れたpicAの色情報変換データをそのまま格納する。
【0090】第3の色情報メモリバンク11cにはデー
タ配置22で示すとおり、カラーコードデータ0からn
1(=127)の間にN/2色(128色)で色圧縮さ
れたpicAの色情報変換データを格納し、カラーコー
ドデータn2(=128)からn3(=255)の間に
はN/2色(128色)で色圧縮されたpicBの色情
報変換データを格納する。
【0091】第5の色情報メモリバンク11eにはデー
タ配置24で示すとおり、N色(256色)で色圧縮さ
れたpicBの色情報変換データをそのまま格納する。
【0092】次に、カラーコードデータの配置について
説明する。図3は第1の表示メモリバンク10aのデー
タフォーマットを、図5は第3の表示メモリバンク10
cのデータフォーマットを、図7は第5の表示メモリバ
ンク10eのデータフォーマットを表したものであり、
これら3つのデータの配置は、第1の実施例の場合と同
じである。
【0093】第1の表示メモリバンク10aには図3で
示すとおりN色(256色)で色圧縮されたpicAの
カラーコードデータをそのまま記憶させる。同様に、第
5の表示メモリバンク10eには図7に示すとおりN色
(256色)で色圧縮されたpicBのカラーコードデ
ータを記憶させる。
【0094】第3の表示メモリバンク10cにはN/2
色(128色)で色圧縮されたpicAのカラーコード
データとN/2色(128色)で色圧縮されたpicB
のカラーコードデータを第3の色情報メモリバンク11
cの内容と対応させて記憶させる。例えば、picBの
原画像データをN/2色(128色)で色圧縮した場合
、そのカラーコードデータは0からn1(=127)の
範囲の値で作成されるはずである。しかし、第3の色情
報メモリ11cのデータ配置22においてpicBに割
り当てられたカラーコードデータはn2(=128)か
らn3(=255)であるから、これに対応させるため
picBのカラーコードデータの値をN/2(128)
だけ加算してやらなければならない。また、カラーコー
ドデータの配置はpicAとpicBが視覚上で混合し
てみえる構造にし、オーバラップ効果をなすようにする
。例えば、図5に示すようにpicAのデータとpic
Bのデータを画素ごとに交互に配置したり、図示してい
ないがライン交互に配置したりすればよい。
【0095】以上が第3の実施例におけるクロスフェー
ドを行うための基本的な準備である。  図18は第3
の実施例における基本的なクロスフェードの流れ(以下
方式1と述べる)を示したものである。以下、クロスフ
ェードを行うための手順について図18に示すクロスフ
ェード前,オーバーラップ期間,クロスフェード後にお
ける動作を図9,図11,図13を用いて順次説明する
【0096】最初にクロスフェード前の状態であるが、
図9で示すとおり、表示メモリ10には第1の表示メモ
リバンク10aが、色情報メモリ11には第1の色情報
メモリバンク11aが選択されている。LUT14には
第1の色情報メモリバンク11aの内容が演算部12及
びバッファメモリ13を通してそのまま転送され、オー
バーラップ期間に入るまで保持されている。画面には第
1の表示メモリバンク10aに記憶されているカラーコ
ードがLUT14を介して対応するR,G,Bの色情報
に変換され、picAがN色(256色)で表示されて
いる状態にある。  ここから図11に示すオーバーラ
ップ期間に入る。これは第1の実施例でクロスフェード
前からオーバーラップ期間へ移る間のpicA減衰期間
を省いたモードとなる。従って第3の実施例では、図9
において右端の切り換え後はpicA減衰期間ではなく
、オーバーラップ期間となり、図11において左端の切
り換え前もpicA減衰期間ではなく、クロスフェード
前となる。
【0097】次に、オーバーラップ期間での処理である
が、まず色情報メモリ11を第1の色情報メモリバンク
11aから第3の色情報メモリバンク11cに切り換え
て、演算部12で後から説明する演算を施しバッファメ
モリ13へ書き込む。これを垂直ブランキング中にLU
T14へ転送し、同時に表示メモリ10を第1の表示メ
モリバンク10aから第3の表示メモリバンク10cに
切り換える。最初、カラーコードデータn2(=128
)からn3(=255)までは演算によりすべてpic
Aの任意の一色であるcolorAにされるので、画面
にはN/2色(128色)で半減衰したpicAが表示
される。なお、輝度,色彩の低下の仕方は、picAの
任意の一色として用いる色による。
【0098】以後演算部12での処理、LUT14への
転送を1フレームまたは数フレームごとに繰り返してい
くと、画面はN/2色(128色)で半減衰したpic
Aの状態から徐々にpicBとオーバーラップし、N/
2色(128色)で半減衰したpicBの状態まで変化
する。このときの演算部12での処理は以下のとおりで
ある。カラーコードデータ0からn1(=127)の色
情報変換データについては、その値を徐々にpicBの
任意の一色であるcolorBに近付けていく(フェー
ドアウトを行う)。カラーコードデータn2(=128
)からn3(=255)の色情報変換データについては
その値を最初すべてcolorAにしてLUT14へ書
き込み、徐々にpicBのN/2色(128色)に戻し
ていく(フェードインを行う)。尚、フェードアウトお
よびフェードインの演算式については第1の実施例の場
合と同様である。ここで、任意の一色であるcolor
Bとは、オーバーラップ期間終わりの際の画面がもとの
picBの画面にできるだけ近くなるような色のことで
ある。例えば、colorA同様ブラック,ハーフグレ
ー,picBの平均色,picBで使用頻度の最も高い
色,picBで最も注目を集める部分の色等である。
【0099】オーバーラッブ期間が終了したところで、
色情報メモリ11を第3の色情報メモリバンク11cか
ら第5の色情報メモリバンク11e切り換えて、第5の
色情報メモリバンク11eの内容は演算部12を素通り
でそのままバッファメモリ13へ書き込む。これを垂直
ブランキング中にLUT14へ転送し、同時に表示メモ
リ10を10dから10eに切り換えて、画面にN色(
256色)のpicBを表示させてクロスフェードを終
了する。
【0100】ここで、オーバーラップ期間からクロスフ
ェード後へ移るモードは、第1の実施例でオーバーラッ
プ期間からクロスフェード後へ移る間のpicB回復期
間を省いたモードとなる。従って第3の実施例では、図
11において右端の切り換え後はpicB回復期間では
なく、クロスフェード後となり、図13において左端の
切り換え前もpicB回復期間ではなく、オーバーラッ
プ期間となる。
【0101】以上が第3の実施例における方式1を用い
たクロスフェードの流れであるが、この方式だとクロス
フェード前からオーバーラップ期間への切り換え時点、
及びオーバーラップ期間からクロスフェード後への切り
換え時点において、滑らかなクロスフェードがなされな
い。この理由を示すために、画面の色の強度(輝度,色
彩度)の移り変わる状態を図18に示す。
【0102】図18において(1)はクロスフェード前
の各画素の並びと各画素の強度を示しており、その時の
画面全体の平均的な色の強度を図の下に示す。(2)は
オーバーラップ期間に入った直後の各画素の並びと各画
素の色の強度を示しており、その時の画面全体の平均的
な色の強度を図の下に示す。
【0103】(3)はオーバーラップ期間のちょうど中
間地点の各画素の並びと各画素の色の強度を示しており
、その時の画面全体の平均的な色の強度を図の下に示す
【0104】(4)はオーバーラップ期間の最後の切り
換え直前での各画素の並びと各画素の色の強度を示して
おり、その時の画面全体の平均的な色の強度を図の下に
示す。  (5)はクロスフェード後の各画素の並びと
各画素の色の強度を示しており、その時の画面全体の平
均的な色の強度を図の下に示す。
【0105】また、画面の色の強度の変化を(1)から
(5)の画面の切り換えに対応させて、各モードの画素
の並びを示した図の上に示す。
【0106】なお、(2)のpicBの画素において0
%はcolorA(picAの平均色)を示し、同様に
(4)のpicAの画素において0%はcolorB(
picBの平均色)を示す。
【0107】また、100%は各画素の原色の色の強度
を示す。
【0108】この図18から見てもわかるように、それ
ぞれの切り換え時において色の強度が100%から50
%へ、又は50%から100%に急激に変化する。また
、オーバーラップ期間の中間点においても色の強度が2
5%のpicAと色の強度が25%のpicBとの加算
となるため、色があせて見える。
【0109】これはオーバーラップ期間の画面の構成が
picAとpicBとの半分ずつの合成画面であるため
であり、この切り換え時の変化や色あせをなくするため
には、それぞれ切り換えP後、切り換えQ前の半分ずつ
となった画素のpicA又はpocBの色の強度を、そ
れぞれ切り換えP前,切り換えQ後の色の強度と同じレ
ベルにしてやれば良い。つまり、それぞれ切り換えP後
,切り換えQ前の半分ずつとなった画素のpicA又は
picBの色の強度を倍にする方式が考えられる。  
図18に示した第3の実施例における方式1に、上記の
改良を適用した場合(以下方式2と述べる)のそれぞれ
の色の強度の変化の状態を図9に示す。
【0110】図19における(6),(10)は図18
の(1),(5)と全く同じである。また、図19の(
7)は図18の(2)のpicAの画素だけの輝度,色
彩を含む色の強度を倍にしたもの、図19の(9)は図
18の(4)のpicBの画素だけの色の強度を倍にし
たもの、図19の(8)は図18の(3)のpicA及
びpicBの双方の画素の輝度,色彩を含む色の強度を
倍にしたものである。
【0111】このときのフェードイン及びフェードアウ
トの演算を以下に与える。
【0112】 RIu=k(t){α(Rme−Rgv)+Rrv}+
{1−k(t)}Rgv GIu=k(t){α(Gme−Ggv)+Cgv}+
{1−k(t)}Ggv BIu=k(t){α(Bme−Bgv)+Bgv}+
{1−k(t)}Bgv ここで、αは任意の定数であり、色の強度を倍にする場
合はα=2とする。また、その他の記号については第1
の実施例の場合同じである。
【0113】しかし、図19を見ればわかるように、切
り換えP及び切り換えQの地点で、切り換え前後の段差
が無くなったわけではない。これはたとえば本来RIu
,Rmeの値が最小0から最大63までの値をとり、ま
たRgvの値が63の半分である31(小数点以下きり
捨て)としたとき、Rmeのとりえる値は47以下でな
ければ、上記に示した式からわかるようにRIuの値の
最大値である63を越えてしまう。このとき、Rmeの
値で47を越える画素が含まれていた場合、RIuは最
大値63で保持されるので、演算結果のRIuが本来と
りえる値より小さくなるため、そういった画素が多く含
まれるほど切り換え点での段差が大きくなる。但し、4
7以下の部分では演算結果のRIuの値が63を越える
ことが無いので、リニアな関数で31まで落ちる(pi
cAのある画素のもとの値が55であった場合、この画
素に対して100%が55,0%が31,50%が55
と31との差分の半分である12に31を加算した43
という値にそれぞれ対応する)。
【0114】なお、以上からわかるようにx%,y%は
Rgvの値、及び演算結果が最大値63を越える画素の
数による。
【0115】また、以上は最大値に対する制限を示した
が、31を0%としていることから、最小値に対する問
題も同じであり、さらにそれぞれ最大値,最小値を越え
た画素の値は、その最大値,最小値の値を保持する。
【0116】上記方式2の説明で、切り換えP直後の色
情報変換データR、及び切り換えQ直前の色情報変換デ
ータSは、あらかじめ作成して色情報メモリに入力して
おき、色情報変換データRに対しては演算部において輝
度,色彩を下げる演算を徐々に行いながらバッファメモ
リ13を通してLUT14に送り、各画素のレベルが1
00%となったとろこで、色情報メモリから読みだすデ
ータを色情報変換データS切り換え、そのデータに対し
て同じく各画素のレベルが100%となる演算を行い、
以後徐々にもとの色情報変換データSに戻す演算を行い
ながら、バッファメモリ13を通してLUT14に送る
方式にしても良い。
【0117】以上のように方式2を用いることにより、
切り換え地点での段差の削減と、クロスフェード期間の
中間地点における色あせの改善は図られたが、なお切り
換え地点での段差の問題は残る。
【0118】この切り換え地点での段差を無くすために
は、オーバーラップ期間へ入った直後との色の強度の平
均をあわせるために、クロスフェード前において徐々に
色の強度を下げて行き、また、オーバーラップ期間から
出る直前の色の強度の平均をあわせるために、クロスフ
ェード後において切り換え前の色の強度から徐々にもと
のpicBの色の強度となるように戻して行けばよい。 この方式を以下方式3と示す。
【0119】方式3での色の強度の変化を図20を用い
て説明する。
【0120】図20においてR点までのクロスフェード
前では図19の(6)と同じであるが、R点から切り換
えP点の時点までは、picAの画素のまま画面全体の
色の強度がx%となる(11)の状態まで徐々に変化さ
せて行く。なお、(11)において85%となっている
のは(12)の色の強度と揃えるために、特に他の画素
よりももとの色の強度が高い画素を選択してその強度を
下げたもので、ここでは85%となっているが、x%の
値によって変化する。
【0121】以下切り換えPから切り換えQまでは図1
9の(7)から(9)までと同じであるが、画素によっ
ては方式2のところで述べたように本来200%までの
色の強度を上げるところを、もとの画素の色の強度が他
の画素よりも高いために、演算結果が最大値を越えるた
め、結果的に(12)に示したように170%とその最
大値となる割合となる。なお、以上述べたことからわか
るように、(11)と(12)の切り換え点Pにおける
画面全体の色の強度は双方ともx%と同じである。
【0122】また、このことは切り換えQの地点でもい
えることで、画素によっては方式2のところで述べたよ
うに本来200%までの色の強度を上げるところを、も
との画素の色の強度が他の画素よりも高いために、演算
結果が最大値を越えるため、結果的に(14)に示した
ように160%とその最大値となる割合となる。なお、
以上述べたことからわかるように、(11)と(12)
の切り換え点Pにおける画面全体の色の強度は双方とも
y%と同じである。
【0123】切り換えQの後はpicBとなるが、この
時の色の強度はy%であり、(11)の説明で述べたよ
うに画素によって色の強度が80%となっているのは、
画面の全体の色の強度をy%とするためである。
【0124】後は色の強度を徐々に上げていってpic
Bの本来の色の強度に戻してやれば良い。
【0125】次に、図20におけるR点から切り換えP
、及び切り換えQからS点までのフェードイン及びフェ
ードアウトの演算式を以下に与える。
【0126】 Rme>RIimaxの場合 RIu=Rme−k(t){Rme−RIimax}こ
こで、 RIimax=Rgv+(MAX[Rme]−Rgv)
/αMAX[Rme]:画面中の画素のもつ最大値また
、Rme<RIimanの場合 RIu=Rme−k(t){Rme−RIiman}こ
こで、 RIiman=Rgv+(MIN[Rme]−Rgv)
/αMIN[Rme]:画面中の画素のもつ最小値以上
は三原色R(赤),G(緑),B(青)のうち、Rにつ
いてのみ示したが、G,Bについても同様の式である。
【0127】但し、tはpicA減衰期間またはpic
B回復期間が始まってからの時間を表す。
【0128】k(t)はpicA減衰期間の際、値が0
から1へ、picB回復期間の際、値が1から0へと徐
々に変化する時間関数であり、picA減衰期間の際、
最も簡単なものは、 k(t)=t/T で、picB回復期間の際、最も簡単なものは、k(t
)=1−t/T である。
【0129】TはpicA減衰期間あるいはpicB回
復期間が始まってから終わるまでの時間である。
【0130】その他の記号については第1の実施例の場
合と同じである。
【0131】なお、オーバーラップ期間の式は方式2と
全く同じである。
【0132】また、第1の実施例同様、第3の実施例に
おいてもpicAを任意の一色だけで作成を行えば、フ
ェードインの効果が、反対にpicBを任意の一色だけ
で作成を行えば、フェードアウトの効果が得られる。
【0133】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によればLU
Tを用いて画面を表示するシステムにおいて、使用する
LUTが1個だけで2つの画面用のクロスフェードを、
アナログ画面におけるクロスフェードのように滑らかに
連続して変化させることができる。
【0134】特に使用するLUTは1個であるので、従
来のLUTを用いた表示システムをそのまま使用するこ
とができ、回路規模を増大させることなく、プログラム
で制御することによりクロスフェードが行える。
【0135】なお、クロスフェードだけでなく、フェー
ドインやフェードアウトなどのように徐々に画面の質を
変化させる処理もクロスフェードの場合と同様の方法に
より実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるLUTを用いた表示シス
テムブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例の動作を説明するための
色情報メモリのフォーマット図。
【図3】本発明の実施例の動作を説明するための表示メ
モリフォーマット図。
【図4】本発明の実施例の動作を説明するための表示メ
モリのフォーマット図。
【図5】本発明の実施例の動作を説明するための表示メ
モリのフォーマット図。
【図6】本発明の実施例の動作を説明するための表示メ
モリのフォーマット図。
【図7】本発明の実施例の動作を説明するための表示メ
モリのフォーマット図。
【図8】本発明の第1の実施例の時間的変化を示した説
明図。
【図9】第1の実施例におけるクロスフェード前におけ
る表示画面,表示メモリ,色情報メモリ,LUT出力の
時間的変化を示した説明図。
【図10】第1の実施例におけるクロスフェードを始め
た段階における表示画面,表示メモリ,色情報メモリ,
LUT出力の時間的変化を示した説明図。
【図11】第1の実施例におけるクロスフェード中のオ
ーバーラップ表示での表示画面,表示メモリ,色情報メ
モリ,LUT出力の時間的変化を示した説明図。
【図12】第1の実施例におけるクロスフェードを終え
る段階における表示画面,表示メモリ,色情報メモリ,
LUT出力の時間的変化を示した説明図。
【図13】第1の実施例におけるクロスフェード後にお
ける表示画面,表示メモリ,色情報メモリ,LUT出力
の時間的変化を示した説明図。
【図14】本発明の第2の実施例におけるLUTを用い
た表示システムのブロック図。
【図15】2画面を同時に表示する場合の従来例の表示
システムブロック図。
【図16】従来の表示システムの動作を説明するための
画面表示の図。
【図17】本発明の第3の実施例における動作説明のた
めの色情報メモリのフォーマット図。
【図18】第3の実施例の方式1におけるクロスフェー
ド時の各画素の色の強度変化図。
【図19】第3の実施例の方式2におけるクロスフェー
ド時の各画素の色の強度変化図。
【図20】第3の実施例の方式1におけるクロスフェー
ド時の各画素の色の強度変化図。
【符号の説明】
10.表示メモリ、 11.色情報メモリ、 12.演算部、 13.バッファメモリ、 14.LUT、 15.制御部、 140.表示メモリ、 141.色情報メモリ、 142.演算部、 143.バッファメモリ、 144.LUT、 145.記憶装置、 146.制御部。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示画面の各画素のカラーコードデータを
    保持する表示メモリ部と、表示画面の圧縮された色情報
    変換データを保持する色情報メモリ部と、上記色情報変
    換データを上記カラーコードデータに応じて色情報に変
    換するためのルックアップテーブルと、上記表示メモリ
    部,色情報メモリ部,ルックアップテーブルの入出力を
    制御する制御部と、該制御部と上記ルックアップテーブ
    ルとの間に位置する演算部とを有するカラー画像表示装
    置において、上記演算部で上記色情報変換データに対し
    、画面表示ごとに演算を施し、該演算を施した色情報変
    換データを順次上記ルックアップテーブルに入力するこ
    とを特徴とするカラー画像表示方式。
  2. 【請求項2】2つの画面である画面Aと画面B間のクロ
    スフェード表示を行うに際し、上記画面Aのカラーコー
    ドデータと上記画面Bのカラーコードデータを混合した
    画面C、及び該画面C用の色情報変換データVを上記画
    面Aのカラーコードデータに対応した色情報変換データ
    と、上記画面Bのカラーコードデータに対応した色情報
    変換データとを加算して作成しておき、上記画面Aから
    上記画面Bへクロスフェード表示を行うカラー画像表示
    装置において、上記画面Aのカラーコードデータと色情
    報変換データを上記ルックアップテーブルに入力し、該
    ルックアップテーブルから出力された色情報により上記
    画面Aを表示し、クロスフェード表示の開始時に、上記
    画面Cのカラーコードデータを上記ルックアップテーブ
    ルに入力し、同時に上記画面Cのうちの上記画面Bのカ
    ラーコードデータに対応した色情報変換データが上記画
    面Aに応じた特定の色Pとなるようあらかじめ演算され
    た色情報変換データVを上記ルックアップテーブルに入
    力し、上記色情報変換データVのうちの上記画面Bのカ
    ラーコードデータに対応した色情報変換データには、上
    記画面Bのもとの色彩となるような演算を、また、上記
    色情報変換データVのうちの上記画面Aのカラーコード
    データに対応した色情報変換データには、上記画面Bに
    応じた特定の色Qに変換する演算を上記制御部からの制
    御によりそれぞれ行いながら、上記ルックアップテーブ
    ルに上記演算した色情報変換データを入力し、上記処理
    により上記画面Aの部分が徐々に消え、上記画面Bの部
    分が徐々に表れてくるように表示画面の輝度,色彩を変
    えて行き、  上記演算が終了すると、上記画面Bのカ
    ラーコードデータ及び色情報変換データを上記ルックア
    ップテーブルに入力し、該ルックアップテーブルから出
    力された色情報により上記画面Bを表示することを特徴
    とする請求項1記載のカラー画像表示方式。
  3. 【請求項3】上記画面Cを用いて2つの画面である上記
    画面Aから上記画面Bへクロスフェード表示を行う場合
    、上記画面Aの表示から上記画面Cへの表示に切り換え
    る間に、画面A減衰期間として上記画面Aのカラーコー
    ドデータを2分したうちの一方のカラーコードデータに
    応じた色情報変換データに対し、上記演算部により上記
    画面Aに応じた特定の色Pに変換する演算を徐々に行い
    ながら、該演算したデータを制御部からの制御により上
    記ルックアップテーブルに入力し、上記処理により表示
    画面の輝度,色彩を変える表示期間を有することを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のカラー画像表示方
    式。
  4. 【請求項4】上記画面Cを用いて2つの画面である上記
    画面Aから上記画面Bへクロスフェード表示を行う場合
    、上記画面Cの表示から上記画面Bへの表示に切り換え
    る間に、画面Bの回復期間として上記画面Bのカラーコ
    ードデータを2分したうちの一方のカラーコードデータ
    に応じた色情報変換データに対し、切り換えた直後は上
    記演算部により画面Bに応じた特定の色Qに変換する演
    算を行ったデータを、上記ルックアップテーブルに入力
    し、該色情報変換データに対し、上記演算回路により画
    面Bに応じた特定の色Qから画面Bのもとの輝度,色彩
    となるように変換する演算を徐々に行いながら、上記ル
    ックアップテーブルに該演算したデータを送り、上記処
    理により表示画面の色彩を変える表示期間を有すること
    を特徴とする請求項1または請求項2記載のカラー画像
    表示方式。
  5. 【請求項5】上記画面Cを用いて2つの画面である上記
    画面Aから上記画面Bへクロスフェードを行う場合、上
    記画面Aのカラーコードデータと色情報変換データを上
    記ルックアップテーブルに入力し、該ルックアップテー
    ブルから出力された色情報により上記画面Aを表示し、
    クロスフェード表示開始時に、オーバーラップ期間とし
    てまず上記画面Cのカラーコードデータを上記ルックア
    ップテーブルに入力し、同時に上記画面Cのうちの上記
    画面Bの部分のカラーコードデータに対応した色情報変
    換データが、上記画面Aに応じた特定の色Pとなるよう
    演算を行っておき、また、上記画面C全体と上記画面A
    全体の輝度,色彩が等しくなるように、上記画面Cのう
    ちの上記画面Aの部分のカラーコードデータに対応した
    色情報変換データと、特定の色Pの色情報変換データと
    の差分に係数を掛け、その後に特定の色Pの色情報変換
    データを加算する演算を行い、上記演算の結果が色情報
    変換データの取りうる最大値又は最小値を超えた場合、
    上記演算結果の値をそれぞれ上記最大値又は上記最小値
    に置き換えた色情報変換データWを上記ルックアップテ
    ーブルに入力し、上記色情報変換データWのうちの上記
    画面Bのカラーコードデータに対応した色情報変換デー
    タには、上記画面C全体と上記画面B全体の輝度,色彩
    が等しくなるよう、上記画面Cのうちの上記画面Bの部
    分のカラーコードデータに対応した色情報変換データと
    特定の色Qの色情報変換データとの差分に係数を掛け、
    特定の色Qの色情報変換データを加算する演算を行い、
    上記演算の結果が色情報変換データの取りうる最大値又
    は最小値を超えた場合、上記演算結果の値をそれぞれ上
    記最大値又は上記最小値に置き換えた上記画面Bのもと
    の輝度,色彩となるような演算を、また、上記色情報変
    換データWのうちの上記画面Aのカラーコードデータに
    対応した色情報変換データには、上記画面Bに応じた特
    定の色Qに変換する演算を上記制御部からの制御により
    それぞれ行いながら、上記ルックアップテーブルに上記
    演算した色情報変換データを入力し、上記処理により上
    記画面Aの部分が徐々に消え、上記画面Bの部分が表れ
    てくるように表示画面の輝度,色彩を変えて行き、上記
    演算が終了すると、上記画面Bのカラーコードデータ及
    び色情報変換データを上記ルックアップテーブルに入力
    し、該ルックアップテーブルから出力された色情報によ
    り上記画面Bを表示することを特徴とする請求項1に記
    載のカラー画像表示方式。
  6. 【請求項6】上記画面Cを用いて、2つの画面である上
    記画面Aから上記画面Bへクロスフェードを行う場合、
    上記画面Aの表示から上記画面Cへの表示へ切り換える
    間に、画面A減衰期間として上記画面Aのカラーコード
    データに応じた色情報変換データに対し、上記演算部に
    よりもとの上記画面Aの状態から、上記Cに切り換えた
    直後の画面C全体の輝度,色彩となるように演算を行い
    ながら、該演算したデータを制御部からの制御により上
    記ルックアップテーブルに入力し、上記処理により表示
    画面の輝度,色彩を徐々に変える表示期間を有すること
    を特徴とする請求項1または請求項5に記載のカラー画
    像表示方式。
  7. 【請求項7】上記画面Cを用いて、2つの画面である上
    記画面Aから上記画面Bへクロスフェードを行う場合、
    上記画面Cの表示から上記画面Bへの表示へ切り換える
    間に、画面B回復期間として上記画面Bのカラーコード
    データに応じた色情報変換データに対し、切り換えた直
    後は上記演算部により、切り換える直前の上記画面Cの
    全体の輝度,色彩となるように変換する演算を行った色
    情報変換データを上記ルックアップテーブルに入力し、
    その後該色情報変換データに対し、上記演算回路により
    上記画面Bのもとの輝度,色彩となるように変換する演
    算を行いながら、上記ルックアップテーブルに該演算し
    たデータを送り、上記処理により表示画面の色彩を変え
    る表示期間を有するとを特徴とする請求項1または請求
    項5に記載のカラー画像表示方式。
  8. 【請求項8】上記画面Cのカラーコードデータにおいて
    、上記画面Aのカラーコードデータと、上記画面Bのカ
    ラーコードデータとを表示画面の縦横に対し、画素単位
    に交互に、または横方向のライン単位に交互に配置する
    請求項2,3,4,5,6、または7に記載のカラー画
    像表示方式。
  9. 【請求項9】上記特定の色Pとして、ブラック,ハーフ
    グレイ,上記画面Aの平均色、または上記画面Aで最も
    注目を集める色を用い、さらに、上記特定の色Qとして
    、ブラック,ハーフグレイ,上記画面Bの平均色、また
    は上記画面Bで最も注目を集める色を用いることを特徴
    とする請求項2,3,4,5,6、または7に記載のカ
    ラー画像表示方式。
  10. 【請求項10】単一画面Dに対し、該画面Dの本来の色
    彩から彩度を減少させるために、または低い彩度の画面
    Dから上記画面Dの本来の色彩に変化させるために、上
    記演算部で上記画面Dの色情報変換データに演算を施す
    請求項1に記載のカラー画像表示方式。
  11. 【請求項11】単一画面Dに対し、該画面Dの本来の色
    彩からある特定の単一色に、またはある特定の単一色か
    ら上記画面Dの本来の色彩に変化させる為に、上記演算
    部で上記画面Dの色情報変換データに演算を施す請求項
    1に記載のカラー画像表示方式。
  12. 【請求項12】画面表示中において、垂直ブラキング期
    間中にのみ上記ルックアップテーブルに色情報変換デー
    タを入力する請求項1,2,3,4,5,6,7,8,
    9,10、または11に記載のカラー画像表示方式。
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