JPH04210039A - 内視鏡装置 - Google Patents
内視鏡装置Info
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- JPH04210039A JPH04210039A JP2400950A JP40095090A JPH04210039A JP H04210039 A JPH04210039 A JP H04210039A JP 2400950 A JP2400950 A JP 2400950A JP 40095090 A JP40095090 A JP 40095090A JP H04210039 A JPH04210039 A JP H04210039A
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Classifications
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/005—Flexible endoscopes
- A61B1/0051—Flexible endoscopes with controlled bending of insertion part
- A61B1/0052—Constructional details of control elements, e.g. handles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00002—Operational features of endoscopes
- A61B1/00039—Operational features of endoscopes provided with input arrangements for the user
- A61B1/00042—Operational features of endoscopes provided with input arrangements for the user for mechanical operation
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/00147—Holding or positioning arrangements
- A61B1/0016—Holding or positioning arrangements using motor drive units
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61B1/00—Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
- A61B1/005—Flexible endoscopes
- A61B1/0051—Flexible endoscopes with controlled bending of insertion part
- A61B1/0057—Constructional details of force transmission elements, e.g. control wires
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
【産業上の利用分野1本発明は、挿入部先端に設けた湾
曲部の湾曲状態をゆるやかに復帰させる内視鏡装置に関
する。 [0002] 【従来の技術】最近、例えば特開昭61−122619
号公報に開示されているように、内視鏡の湾曲操作部に
駆動手段であるモータを組込み、このモータで湾曲操作
用の牽引部材を牽引し、挿入部先端側に設けた湾曲部を
手元側で遠隔操作できるようにしたものがある。 [0003]このようなモータ駆動により湾曲操作する
内視鏡では湾曲状態をモータの動力を伝達するギヤなど
の比較的大きな減速比によって維持されているが、この
内視鏡を患者の体腔より抜き差しする場合、上記湾曲部
を一担フリーにして、この湾曲部を体腔内壁面に沿って
可撓自在にする必要がある。 [0004]例えば、特開昭53−39685号公報に
は、上記湾曲部を湾曲させる牽引手段の中途にクラッチ
手段を介装し、内視鏡挿入部を患者の体腔から抜き差し
する際に、上記クラッチ手段により上記牽引手段の中途
を離間し、上記挿入部先端側の湾曲部をフリーにする技
術が開示されている。 [0005]
曲部の湾曲状態をゆるやかに復帰させる内視鏡装置に関
する。 [0002] 【従来の技術】最近、例えば特開昭61−122619
号公報に開示されているように、内視鏡の湾曲操作部に
駆動手段であるモータを組込み、このモータで湾曲操作
用の牽引部材を牽引し、挿入部先端側に設けた湾曲部を
手元側で遠隔操作できるようにしたものがある。 [0003]このようなモータ駆動により湾曲操作する
内視鏡では湾曲状態をモータの動力を伝達するギヤなど
の比較的大きな減速比によって維持されているが、この
内視鏡を患者の体腔より抜き差しする場合、上記湾曲部
を一担フリーにして、この湾曲部を体腔内壁面に沿って
可撓自在にする必要がある。 [0004]例えば、特開昭53−39685号公報に
は、上記湾曲部を湾曲させる牽引手段の中途にクラッチ
手段を介装し、内視鏡挿入部を患者の体腔から抜き差し
する際に、上記クラッチ手段により上記牽引手段の中途
を離間し、上記挿入部先端側の湾曲部をフリーにする技
術が開示されている。 [0005]
【発明が解決しようとする課題】ところで、湾曲時の上
記湾曲部には復元力が反力として常時付勢されており、
上記クラッチ手段により上記牽引手段の中途を離間する
と、上記湾曲部が急激に復元しようとして上記体腔内壁
面の粘膜などに過大な負荷を印加してしまう可能性があ
る。 [00061本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、湾曲部の湾曲状態を解除すべく牽引手段の中途を離間
しても上記湾曲部が急激に復元動作することのない内視
鏡装置を提供することを目的としている。 [0007]
記湾曲部には復元力が反力として常時付勢されており、
上記クラッチ手段により上記牽引手段の中途を離間する
と、上記湾曲部が急激に復元しようとして上記体腔内壁
面の粘膜などに過大な負荷を印加してしまう可能性があ
る。 [00061本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
、湾曲部の湾曲状態を解除すべく牽引手段の中途を離間
しても上記湾曲部が急激に復元動作することのない内視
鏡装置を提供することを目的としている。 [0007]
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡装置
は、操作部に連設する挿入部の先端側に設けた湾曲部と
、上記湾曲部の湾曲動作を行う駆動手段と、この駆動手
段の駆動力を伝達し、上記湾曲部を湾曲させる牽引手段
と、この牽引手段の中途に設けて駆動力の伝達を解除す
るクラッチ手段と、上記クラッチ手段と上記湾曲部との
間の上記牽引手段に介装して、この牽引手段の動作を緩
慢にする調整手段とを備えるものである。 [0008]
は、操作部に連設する挿入部の先端側に設けた湾曲部と
、上記湾曲部の湾曲動作を行う駆動手段と、この駆動手
段の駆動力を伝達し、上記湾曲部を湾曲させる牽引手段
と、この牽引手段の中途に設けて駆動力の伝達を解除す
るクラッチ手段と、上記クラッチ手段と上記湾曲部との
間の上記牽引手段に介装して、この牽引手段の動作を緩
慢にする調整手段とを備えるものである。 [0008]
【作用】上記構成において、駆動手段により、この操作
部に連設する挿入部の先端側に設けた湾曲部を牽引手段
を介して湾曲させた後、この湾曲部を復元させるべく上
記牽引手段の中途に設けたクラッチ手段にて上記牽引手
段の動力伝達を解除すると、上記クラッチ手段と上記湾
曲部との間の上記牽引手段に介装した調整手段が上記湾
曲部の復元動作により移動しようとする上記牽引手段の
動作を抑制する。その結果、上記湾曲部の復元動作が緩
慢になる。 [0009]
部に連設する挿入部の先端側に設けた湾曲部を牽引手段
を介して湾曲させた後、この湾曲部を復元させるべく上
記牽引手段の中途に設けたクラッチ手段にて上記牽引手
段の動力伝達を解除すると、上記クラッチ手段と上記湾
曲部との間の上記牽引手段に介装した調整手段が上記湾
曲部の復元動作により移動しようとする上記牽引手段の
動作を抑制する。その結果、上記湾曲部の復元動作が緩
慢になる。 [0009]
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の詳細な説明す
る。 [00101図1〜図5は本発明の第一実施例を示し、
図1は操作部の縦断面図、図2は図1のII−II断面
図、図3は図1のIII矢視図、図4は図1のIV−I
V断面図、図5は内視鏡装置の概略図である。 [00111
る。 [00101図1〜図5は本発明の第一実施例を示し、
図1は操作部の縦断面図、図2は図1のII−II断面
図、図3は図1のIII矢視図、図4は図1のIV−I
V断面図、図5は内視鏡装置の概略図である。 [00111
【構成]図5に示すように、内視鏡装置1が固体撮像素
子などの撮像手段(図示せず)を内蔵した電子内視鏡2
と5この電子内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と
、上記電子内視鏡2からの出力信号を入力し、テレビ信
号に変換して出力するテレビ信号化回路手段を備えた信
号処理装置4と、この信号処理装置4のテレビ信号を映
像として表示するモニタ5とを備えている。 [0012]上記電子内視鏡2が細長の可撓性を有する
挿入部6と、この挿入部6の後端側に連設する操作部7
と、この操作部7から延出する2本のユニバーサルコー
ド8,9とを有し、一方のユニバーサルコード8の端部
に、上記信号処理装置4の前面に設けたコネクタ受け1
0に接続自在な信号用コネクタ11が設けられ、また、
他方のユニバーサルコード9の先端に、上記光源装置3
の前面に設けたコネクタ受け12に接続自在な光源用コ
ネクタ13が設けられている。 [0013]図1に示すように、上記操作部7が上記挿
入部6に連設する把持部14と、この把持部14の後端
に連設する操作部本体15とからなり、この操作部本体
15の頭部側端面に、スイッチボックス16を取付自在
な接続座17が設けられている。なお、このスイッチボ
ックス16には、湾曲操作釦(図示せず)が設けられて
いる。 [0014]この接続座17は筒状をなし、上記操作部
本体15の内側に配設する支持金具18にビス19、ナ
ツト20、および、このビス19を挿通する絶縁ブツシ
ュ21を介して挟着固定されている。 [0015]また、上記操作部7に湾曲操作装置22が
内蔵されている。この湾曲操作装置22のベースプレー
ト23が、上記操作部7のほぼ中心部分に、この操作部
7の延出方向に沿って配設され、このベースプレート2
3の一端に形成した固定座23aが、上記支持金具18
に曲げ形成したフランジ18aにネジ止めされている。 なお、このベースプレート23と上記接続座17とは絶
縁ブツシュ21を介して互いに絶縁され、また、上記操
作部14の上記操作部本体15側にある上記ベースプレ
ー23に軸体25を介してスプロケット26が軸装され
ており、このスプロケット26にクラッチ手段27を介
してドリブンギヤ28が対設され、このドリブンギヤ2
8が上記操作部本体15あるいは上記ベースプレート2
3に固設された駆動手段の一例であるモータ29のスピ
ンドル29aに軸着されたドライブギヤ36に噛合され
ている。 [0016]上記モータ29の回転力がクラッチ手段2
6などを介して上記スプロケット26に伝達されると、
このスプロケット26に巻装するチェーン31が牽引さ
れる。なお、このモータ29は上記操作部本体15に取
付けたスイッチボックス16に設けた湾曲操作釦(図示
せず)で操作する。 [0017]また、上記ベースプレート23の上記把持
部14に突出した側の上面に、断面U字状の隔壁部材2
2がその中間辺を介して押え板33により上記ベースプ
レート23の長手方向に沿って取付固定されている。さ
らに、上記隔壁部材32の両側辺に、断面U字状のガイ
ド部材34が対設され、このガイド部材34の一端が上
記ベースプレート23に立設した支柱35に固設され、
他端の中途部分がスペーサ36を介して上記ベースプレ
ート23に固定されている。 [0018]また、上記ベースプレート23上に、上記
隔壁部材32の両側辺と上記ガイド部材34との間、お
よび、上記軸体25に至るまでの区間が板部材37で覆
われており、この板部材37の中途が上記スペーサ36
、上記支柱35を介して上記ベースプレート23に共線
めされている。さらに、上記軸体25に軸支されたスプ
ロケット26が上記板部材37の端部に連続するととも
に、周辺を上記ベースプレート23に固設するスプロケ
ットカバー38で覆われている。なお、上記隔壁部材3
2、ガイド部材34、板部材37で上記ベースプレート
23上に牽引通路39が形成されている。 [0019]また、上記ベースプレート23の上記把持
部14側の端部に、上記隔壁部材32の端面に対向する
コイルパイプ受け40が曲げ形成されている。このコイ
ルパイプ受け40の上記牽引通路39に対向する部分に
パイプ支持部材41が嵌着固定されており、このパイプ
支持部材41にコイルパイプ42が装着固定されている
。 [00201このコイルパイプ42に湾曲操作ワイヤ4
3が挿通され、この湾曲操作ワイヤ43の先端が、上記
挿入部6の先端側に設けた湾曲部6aに組み込まれて、
この湾曲部6aを湾曲動作させる湾曲駒(図示せず)に
連結され、一方、上記牽引通路39へ導かれている上記
湾曲操作ワイヤ43の基端が、中途を上記スプロケット
26に嵌挿する上記チェーン31の端部に連結部材44
を介して連結されている。 [00211この連結部材44が上記牽引通路39にス
ライド自在に挿通されており、この連結部材44の幅方
向(図1の紙面奥行き方向)への移動が上記ベースプレ
ート23と上記板部材37との間で規制され、また、高
さ方向(図1の上下方向)への移動が上記隔壁部材32
の側辺と上記ガイド部材34の0字状に曲げ形成した側
端面との間で規制されている。なお、上記スピンドル2
9a、スプケ田ソト26.ドリブンギヤ28.ドライブ
ギヤ30.チェーン31.湾曲操作ワイヤ43.連結部
材44で牽引手段46が構成されている。 [0022]また、上記連結部材44の上記湾曲操作ワ
イヤ43側の端面に衝突部材45が併設されており、こ
の衝突部材45の一側に形成した衝突部45aが上記ガ
イド部材34の0字状に形成した溝に係入されている。 一方、上記ガイド部材34の図1の右方向に、上記衝突
部45aを係止するストッパ34aが曲げ形成されてお
り、この衝突部45aが上記ストッパ34aに係止され
た位置が上記湾曲部6aの最大湾曲角となる。 [0023]なお、通常の最大湾曲角は上記モータ29
の回転量によって制御するが一時的にこのモータ29が
暴走した場合などを考慮して上記衝突部材45およびス
トッパ34aを設けている。 [0024]また、符号47は調整手段で、この調整手
段47の半円形状に形成した押え板48が上記コイルパ
イプ受け40側の上記湾曲操作ワイヤ43を跨いで上記
ベースプレート23に固設され、この押え板49とベー
スプレート24とで上記湾曲操作ワイヤ43に挿通した
○リングなどの弾性部材49が挟持されている。 [0025]上記湾曲操作ワイヤ43を移動させる際に
、上記弾性部材49にて、この湾曲操作ワイヤ43に適
度な摩擦力が印加される。 [0026] 【作用】次に、上記構成による実施例の作用について説
明する。 [00271@子内視鏡2の挿入部6を体腔内に挿入し
、モニタ5の画像を観察しながら操作部7の操作部本体
15に取付けたスイッチボックス16の湾曲操作釦(図
示せず)を押すと、上記操作部本体15に内蔵したモー
タ29が回転し、このモータ29のスピンドル29aに
軸着されたドライブギヤ30に噛合するドリブンギヤ2
8、クラッチ手段27、スプロケット26を介してチェ
ーン31が輪転し、このチェーン31の両端に連結部材
44を介して連設する湾曲操作ワイヤ43の一方が牽引
され、他方が送り出される。 [0028]すると、上記湾曲操作ワイヤ43に連設す
る上記挿入部6の湾曲部6aに配設した湾曲駒(図示せ
ず)が上記湾曲操作ワイヤ43の牽引方向へ引かれ上記
湾曲部6aが同方向へ湾曲する。 [0029]このとき、例えば、上記モータ29の制御
系が一時的に暴走し制御不能となった場合でも、上記連
結部材44の上記湾曲操作ワイヤ43側の端面に併設す
る衝突部材45の衝突部45aが上記連結部材44をガ
イドする牽引通路39をなすガイド部材34に形成した
ストッパ34aに係止されて湾曲動作が停止されるため
、湾曲部6aが予め設定した最大湾曲角以上に湾曲する
ことはない。 [00301そして、所定部位を検査、あるいは、処置
した後、上記挿入部6を体腔内にて抜き差しする場合、
上記操作部本体15に設けたクラッチフリー釦(図示せ
ず)を押すと上記ドリブンギヤ28とスプロケット26
との間を連結するクラッチ手段27の接続が解かれ、上
記湾曲部6aが自己の復元作用によりニュートラルへ復
帰動作しようとする。 [00311すると、上記チェーン31の両端に連設す
る湾曲操作ワイヤ43が上記湾曲部6aの復元動作に伴
い相対移動するが、この湾曲操作ワイヤ43が上記操作
部7の把持部14側に設けたコイルパイプ受け40の近
傍に配設した調整部材47の弾性部材49に挟着されて
いるため、この弾性部材49の摩擦力で上記湾曲部6a
はゆっくりとニュートラルに復元する。 [0032]その結果、従来の如く急激な復元動作によ
り体腔内壁面の粘膜などに過大な付加が印加されてしま
うことがなくなり患者の負担が軽減される。 [0033] (第二実施例) 図6〜図8は本発明の第二実施例を示し、図6は電子内
視鏡の正面図、図7は図6の右側面図、図8は内視鏡装
置の要部拡大断面図である。 [0034]この実施例では、電子内視鏡51挿入部6
に設けた湾曲部6aを湾曲動作する駆動手段であるモー
タ29を外部の湾曲ユニット52に内蔵し、この湾曲ユ
ニット52と上記電子内視鏡51との接続、離間にてク
ラッチ手段53を構成するものである。 [0035]体腔内に上記電子内視鏡51の挿入部6を
フリーの状態で挿入した後、この挿入部6の湾曲部6a
を湾曲させようとする場合、まず、上記電子内視鏡51
の操作部54から延出するユニバーサルコード55の先
端の設けたコネクタ56から突出する接続部57aに設
けた伝達ロッド58を、上記湾曲ユニット52のガイド
孔52aに挿通する。なお、このコネクタ56には信号
処理装置4(図5参照)に接続する他の接続部57bが
設けられている。 [0036]すると、この伝達ロッド58の先端に形成
したラック58aが上記湾曲ユニット52に内蔵するモ
ータ29のスピンドル29aに軸着したビニオン59に
噛合し、また、上記接続部57の先端が上記湾曲ユニッ
ト52の凹部52bに係入し、かつ、この四部52bの
底面に設けたマグネット60に吸着されて着脱方向が位
置決め固定されるとともに、上記凹部52bの底面から
突出する位置決めビン52cが上記接続部57の先端に
穿設したビン受は部57cに係入して回転方向の移動が
規制さされる。 (0037]そして、上記操作部54に設けた湾曲操作
釦部61のU(上)釦61a、D(下)釦61b、L(
左)釦61c、R(右)釦61dを適宜押すと、この各
相61a〜61dの押圧操作に従って上記モータ29が
回転し、このモータ29のスピンドル29aに軸着する
ビニオン59に噛合する上記伝達ロッド58のラック5
8aを介して、この伝達ロッド58が上記接続部57a
を進退動作する。この伝達ロッド58が上記接続部57
aにOリング62を介して挿通されているため、上記伝
達ロッド58、上記接続部57a間の水密性は充分に保
証される。 [0038]上記伝達ロツド58が進退動作すると、こ
の伝達ロッド58に連設する湾曲操作ワイヤ43が動方
向へ移動し、前述した第一実施例と同様に上記挿入部6
の湾曲部6aが湾曲動作する。 [0039]そして、上記湾曲部6aが所望湾曲角度に
達したら上記湾曲操作釦部61の5TOP釦61eを押
し、上記モータ29の回転を停止させて湾曲状態を維持
する。 [00401その後、内視鏡観察部位の検査、あるいは
、処置を所定に終了した後、上記挿入部6を体腔内から
抜き差しする場合、上記接続部57aを上記湾曲ユニッ
ト52の凹部52aから外し、上記伝達ロッド58に形
成したラック58aと上記ビニオン59との噛合を解く
と、上記湾曲部6aの復元動作により、上記湾曲操作ワ
イヤ43が進退動作し、この湾曲操作ワイヤ43に連設
する上記伝達ロッド58が同方向へスライドする。 [00411その間、この伝達ロッド58上をOリング
62が相対摺動し、このOリング62の適度な摩擦力に
て上記湾曲部6aの復元力が緩慢となりゆっくりとニュ
ートラル位置へ戻される。 [0042]したがって、この実施例の場合、0リング
62が水密手段と調整手段を兼用する。また、上記ラッ
ク58aとビニオン59との噛合、解離にてクラッチ手
段53を構成し、さらに、スピンドル29a、ビニオン
59、伝達ロッド58、湾曲操作ワイヤ43で牽引手段
46を構成している。 [0043]なお、上記伝達ロッドの上記○リング62
を摺動する領域は上記接続部57aに覆われているので
、この領域が進退動作する際に傷付くことはなく、水密
性を長期的に保証することができる。 [0044]また、上記操作部54には、レリーズスイ
ッチ63、送気送水スイッチ64、吸引スイッチ65が
従来通り設けられている。 [0045]このように、この実施例では、伝達口ッド
58と接続部57aとの間の水密性を保持するOリング
62に調整手段を兼用させたため部品点数が低減され、
その分製造組立が容易になる。 (0046] (第三実施例) 図9〜図11は本発明の第三実施例を示し、図9は電子
内視鏡の正面図、図10は図9の右側面図、図11は内
視鏡装置の要部拡大断面図である。 [0047]この実施例では、クラッチ手段27を湾曲
ユニット52に内蔵したモータ29のスピンドル29a
に介装したものである。 [00481電子内視鏡51の操作部54から延出する
ユニバーサルコード55を上記湾曲ユニット52に接続
する場合、まず、上記ユニバーサルコード55の先端に
設けたコネクタ56に突設した接続部57aを上記湾曲
ユニット52に穿設した凹部52bに近接させると、上
記接続部57aから突出するガイドスリーブ71の先端
が上記凹部52bの底面に当接し、次いで、このガイド
スリーブ71が上記接続部57aに内装したリターンス
プリング72の付勢力に抗して相対的に後退する。 [0049]すると、このガイドスリーブ71に遊挿す
る伝達ロッド58が次第に露呈し、この伝達ロッド58
の先端に形成したラック58aが上記湾曲ユニット52
の凹部52bに穿設したガイド孔52aに挿通されて、
この湾曲ユニット52に内蔵するモータ29のスピンド
ル29aに軸着したピニオン59に噛合する。 [00501そして、上記接続部57aの先端部外周に
装着したCリング73が上記湾曲ユニット52の凹部5
2bの内周に環設したリング溝52cに係合されて、上
記接続部57aが上記湾曲ユニット52に固定される。 [00511その後、上記操作部54に設けた湾曲操作
釦部61を適宜押圧すると、この湾曲操作釦部61のU
、 D、 L、 Rの文字の下に各々配設したタク
トスイッチ(図示せず)の0N10FFに応じて上記モ
ータ29が回転し、上記スピンドル29aに軸着したピ
ニオン59がラック58aを介して上記伝達ロッド58
を進退勤作し、この伝達ロッド58に連設する湾曲操作
ワイヤ43が同方向へ移動し、前述した第一実施例と同
様に挿入部6の湾曲部6aが湾曲動作する。 [0052]そして、上記湾曲部6aが所望湾曲角度に
達したら上記湾曲操作釦部61の今回押圧した部位のタ
クトスイッチを再度押圧すると上記モータ29の回転が
停止し、上記湾曲部6aは所定湾曲状態を維持する。 [0053]一方、湾曲動作中に他のタクトスイッチを
押すと、上記湾曲部6aの湾曲動作が一担停止し、次い
で、新たに押圧されたタクトスイッチの指示方向へ湾曲
動作が開始する。 [0054]ところで、上記接続部57aと上記ガイド
スリーブ71との間、および、このガイドスリーブ71
と上記伝達ロッド58との間に0リング74a、74b
が介装されているため、この間の水密性を充分に保証す
ることかできる。 [0055]そして、体腔内観察部位の検査、あるいは
、処置を所定に終了した後、挿入部6を体腔内から抜き
差しする場合、上記操作部54に設けたクラッチフリー
釦(図示せず)を押すと、上記モータ29のスピンドル
29aに介装しクラッチ手段27が離間し、上記モータ
29による上記湾曲部6aの湾曲状態、保持力が解かれ
、この湾曲部6aが自己の復元力でニュートラル状態へ
復帰しようとする。すると、この湾曲部6aの復元動作
に伴い上記湾曲操作ワイヤ43が進退勤作し、この湾曲
操作ワイヤ43に連設する上記伝達ロッド58が上記O
リング74bを摺接し、このOリング74bの適度な摩
擦力で上記湾曲部6aはゆっくりとニュートラル状態へ
復帰される。したがって、前述した第二実施例と同様に
、上記0リング74bが調整手段を兼用する。 [0056]また、この実施例における牽引手段46は
スピンドル29a、ピニオン59.伝達ロッド58、お
よび、湾曲操作ワイヤ43で構成されている。 [0057]なお、上記伝達ロッド58の上記Oリング
74bに摺接する領域は上記ロッドカバー71に常に覆
われているので傷付くことがなく、耐久性が良い。 [0058]このように、この実施例では、モータ29
のスピンドル29aにクラッチ手段27を介装したので
、前述した第二実施例のように、接続部57aを湾曲ユ
ニット52から離脱させる必要がなく作業性が良い。 (0059] (第四実施例) 図129図13は本発明の第四実施例を示し、図12は
電子内視鏡の斜視図、第13図は電子内視鏡に設けた湾
曲駆動の要部断面図である。 [00601この実施例では、電子内視鏡81の操作部
82に内蔵した上下湾曲用モータ83と左右湾曲用モー
タ84とのスピンドル83a、84aにクラッチ手段2
7をそれぞれ介装したものである。 [00611この実施例における電子内視鏡81の概略
を説明すれば、86は上記操作部82に連設する挿入部
で、この挿入部86が根元側の軟性部86a、先端側の
湾曲部86b、および、硬性の先端部86cとからなっ
ている。この先端部86cには、照明窓87、観察窓8
8、処置具挿通口89が設けられている。 [0062]上記操作部82に設けた起立用レバー90
を回すと、図示しない起立用モータが回転し、上記処置
具挿通口89に設けた起立台91を牽引し、この処置具
挿通口89に挿通した処置具92の先端92aが起立す
る。 [0063]上記操作部82に設けた上下湾曲用スイッ
チノブ93と左右湾曲用スイッチノブ94の周側面に各
々設けた圧電素子などからなる駆動スイッチ93a、9
4aを選択的に押圧すると、この各スイッチ93a、9
4aに接続する上記上下湾曲用モータ83と上記左右湾
曲用モータ84とが選択的に回転し、この各モータ83
.84の回転力が、この各モータ83,84のスピンド
ル83a、84aに介装したクラッチ手段27から各歯
車列95a、95bを介して各ワイヤドラム9bが回転
し、この各ワイヤドラム96に巻装した湾曲操作ワイヤ
43が牽引されて、上記湾曲部86bが所望の方向へ湾
曲される。 [0064]また、上記各歯車列95a、95bが回転
すると、一方の歯車列95aの回転軸97と、この回転
軸97を遊挿する他方の歯車列95bの軸スリーブ98
にそれぞれ連設する上記湾曲用スイッチノブ93,94
が回転し、観察者は上記両ノブ93.94の回転角から
上記湾曲部86bの湾曲量を認識することができる。そ
して、上記駆動スイッチ93a、94aを再度押圧する
と上記モータ83,84の回転が停止し、上記湾曲部8
6bは湾曲状態を維持する。 [0065]上記軸スリーブ98と操作部本体82aと
の間、および、この軸スリーブ98と上記回転軸97と
の間に水密性を保持するOりング99a、99bが介装
されており、上記湾曲部86bの湾曲状態をニュートラ
ルへ戻すべく、上記モータ83,84のスピンドル83
a、84aに介装したクラッチ手段27の接続状態を上
記操作部82に設けたクラッチフリー釦(図示せず)に
より解くと、上記湾曲部86bが自己の復元力でニュー
トラルへ復帰しようとする。 [0066]すると、この湾曲部86bの復帰動作に伴
い上記湾曲操作ワイヤ43が進退動作し、この湾曲操作
ワイヤ43を介装するワイヤドラム96に連設する歯車
列95a、95bを介して上記回転軸97と上記軸スリ
ーブ98が上記Oリング99a、99bからの摩擦力を
受けて回転する。 [0067]その結果、上記湾曲部86bがOリング9
9a、99bと上記回転軸97、軸スリーブ98との間
の適度な摩擦力によってゆっくりとニュートラル状態へ
復帰される。したがって、この実施例においては上記O
リング99a、99bが調整手段を兼用する。 [0068]また、上記上下湾曲用モータ83に連設す
るスピンドル83a、歯車列95a、軸スリーブ98、
ワイヤドラム96、および、湾曲操作ワイヤ43で上下
湾曲用牽引手段46aを構成し、一方、上記左右湾曲用
モータ84に連設するスピンドル84a、歯車列95b
、回転軸97、ワイヤドラム96、および、湾曲操作ワ
イヤ43で左右湾曲用牽引手段46bを構成している。 (0069] (第五実施例) 図14は本発明の第五実施例による電子内視鏡に設けた
湾曲駆動系の要部断面図である。 [00701この実施例では調整手段としてフライホイ
ール104を採用している。 [00711図示しない電子内視鏡の操作部に設けた湾
曲操作用モータ29が回転すると、この湾曲操作用モー
タ29のスピンドル29aに連設する歯車列101とこ
の歯車列101に回転軸103を介して連設する他の歯
車列102とを経てワイヤドラム96が回転し、このワ
イヤドラム96に巻装する湾曲操作ワイヤ43が移動し
、この湾曲操作ワイヤ43に連設する上記電子内視鏡の
挿入部に設けた湾曲部が湾曲動作する。 [0072]一方、上記湾曲部の湾曲状態をニュートラ
ルへ戻す場合、上記操作部に設けたクラッチフリー釦(
図示せず)を押すと、上記回転軸103に介装したクラ
ッチ手段27の接続状態が解かれ、上記湾曲部が自己の
復元力により戻ろうとする。その結果、上記湾曲部に上
記湾曲操作ワイヤ43、ワイヤドラム96を介して連設
する歯車列102に、上記湾曲部の復元力に伴う回転力
が印加されて急激に回転しようとするが、上記回転軸1
03に連設する上記フライホイール104の慣性力にて
抑えられる。 [0073]したがって、上記湾曲部は上記フライホイ
ール104の慣性力によってゆっくりとニュートラル方
向へ復帰される。 [0074]なお、上記湾曲操作用モータ29のスピン
ドル29a、歯車列101,102、回転軸103、ワ
イヤドラム96、湾曲操作ワイヤ43で牽引手段46を
構成している。 [0075]このように、この実施例では調整手段とし
てフライホイール104を採用しているので、経時劣化
がなく高い信頼性を得ることができる。 (0076] (第六実施例) 図15は本発明の第六実施例による湾曲駆動系の要部断
面図である。 [0077]この実施例では調整手段としてエアーダン
パ111を採用している。 [0078]このエアダンパ111のシリンダ111a
が図示しない電子内視鏡の操作部に設けた操作部本体8
2aに固定されており、このシリンダ111aに嵌挿し
たピストン111bの両端に図示しない湾曲部に連設す
る牽引手段46の一部をなす湾曲操作ワイヤ43aと、
図示しない湾曲操作用モータにクラッチ手段を介して連
設する牽引手段の一部をなす他の湾曲操作ワイヤ43b
とが連設されている。湾曲部を一方(例えば、上方)へ
湾曲させるべく上記湾曲操作ワイヤ43bを図の右方向
へ引くと上記ピストン111bが同方向へ移動し、この
ピストン111bと上記シリンダ111aの底面との間
に形成されたダンパ室111cに上記シリンダ111a
の底面に穿設したリーク孔111dがら空気が流入され
る。 [0079]そして、上記湾曲部の湾曲状態をニュート
ラルへ戻すべく上記湾曲操作ワイヤ43bと上記湾曲操
作用モータとの間に介装したクラッチ手段(いずれも図
示せず)の接続状態を解くと、上記エアーダンパ111
bが上記湾曲部の復元動作により上記湾曲操作ワイヤ4
3aを介して図の左方向へ引かれる。 [008’0]すると、上記ピストン111bが上記ダ
ンパ室111cの空気を押圧し、この空気が上記リーク
孔111dから徐々に流出する。 [00811その結果、上記湾曲操作ワイヤ43aに連
設する上記湾曲部が上記ピストン111bの移動速度に
従ってゆっくりとニュートラル状態に復帰される。 [0082]また、上記湾曲部を他方(例えば、下方)
へ湾曲させる際に上記湾曲操作ワイヤ43bが図の左方
向へ引かれると、上記エアダンパ111のダンパ室11
1cの空気が上記ピストン111bに押圧されて上記リ
ーク孔111dから流出する。 [00831次いで、上記湾曲部の湾曲状態をニュート
ラルへ戻すべく上記クラッチ手段の接続を解くと、上記
ピストン111bが上記湾曲部の復元力により上記湾曲
操作ワイヤ43bを介して図の右方向へ引かれ、上記エ
アダンパ111のダンパ室111Cに上記リーク孔11
1dから空気が徐々に流入され、ピストン111bがゆ
っくりと同方向へ移動する。 [0084]その結果、上記湾曲部がニュートラルへゆ
っくりと復帰される。 [0085]このように、この実施例ではエアダンパ1
11を調整手段としているためリーク孔111dからの
空気のリーク量を調整することで湾曲部の復帰速度を任
意に設定することができる。 [0086]なお、この実施例における調整手段はエア
ダンパに限らず、オイルダンパ、あるいは、ばねダンパ
であってもよい。 [0087]
子などの撮像手段(図示せず)を内蔵した電子内視鏡2
と5この電子内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と
、上記電子内視鏡2からの出力信号を入力し、テレビ信
号に変換して出力するテレビ信号化回路手段を備えた信
号処理装置4と、この信号処理装置4のテレビ信号を映
像として表示するモニタ5とを備えている。 [0012]上記電子内視鏡2が細長の可撓性を有する
挿入部6と、この挿入部6の後端側に連設する操作部7
と、この操作部7から延出する2本のユニバーサルコー
ド8,9とを有し、一方のユニバーサルコード8の端部
に、上記信号処理装置4の前面に設けたコネクタ受け1
0に接続自在な信号用コネクタ11が設けられ、また、
他方のユニバーサルコード9の先端に、上記光源装置3
の前面に設けたコネクタ受け12に接続自在な光源用コ
ネクタ13が設けられている。 [0013]図1に示すように、上記操作部7が上記挿
入部6に連設する把持部14と、この把持部14の後端
に連設する操作部本体15とからなり、この操作部本体
15の頭部側端面に、スイッチボックス16を取付自在
な接続座17が設けられている。なお、このスイッチボ
ックス16には、湾曲操作釦(図示せず)が設けられて
いる。 [0014]この接続座17は筒状をなし、上記操作部
本体15の内側に配設する支持金具18にビス19、ナ
ツト20、および、このビス19を挿通する絶縁ブツシ
ュ21を介して挟着固定されている。 [0015]また、上記操作部7に湾曲操作装置22が
内蔵されている。この湾曲操作装置22のベースプレー
ト23が、上記操作部7のほぼ中心部分に、この操作部
7の延出方向に沿って配設され、このベースプレート2
3の一端に形成した固定座23aが、上記支持金具18
に曲げ形成したフランジ18aにネジ止めされている。 なお、このベースプレート23と上記接続座17とは絶
縁ブツシュ21を介して互いに絶縁され、また、上記操
作部14の上記操作部本体15側にある上記ベースプレ
ー23に軸体25を介してスプロケット26が軸装され
ており、このスプロケット26にクラッチ手段27を介
してドリブンギヤ28が対設され、このドリブンギヤ2
8が上記操作部本体15あるいは上記ベースプレート2
3に固設された駆動手段の一例であるモータ29のスピ
ンドル29aに軸着されたドライブギヤ36に噛合され
ている。 [0016]上記モータ29の回転力がクラッチ手段2
6などを介して上記スプロケット26に伝達されると、
このスプロケット26に巻装するチェーン31が牽引さ
れる。なお、このモータ29は上記操作部本体15に取
付けたスイッチボックス16に設けた湾曲操作釦(図示
せず)で操作する。 [0017]また、上記ベースプレート23の上記把持
部14に突出した側の上面に、断面U字状の隔壁部材2
2がその中間辺を介して押え板33により上記ベースプ
レート23の長手方向に沿って取付固定されている。さ
らに、上記隔壁部材32の両側辺に、断面U字状のガイ
ド部材34が対設され、このガイド部材34の一端が上
記ベースプレート23に立設した支柱35に固設され、
他端の中途部分がスペーサ36を介して上記ベースプレ
ート23に固定されている。 [0018]また、上記ベースプレート23上に、上記
隔壁部材32の両側辺と上記ガイド部材34との間、お
よび、上記軸体25に至るまでの区間が板部材37で覆
われており、この板部材37の中途が上記スペーサ36
、上記支柱35を介して上記ベースプレート23に共線
めされている。さらに、上記軸体25に軸支されたスプ
ロケット26が上記板部材37の端部に連続するととも
に、周辺を上記ベースプレート23に固設するスプロケ
ットカバー38で覆われている。なお、上記隔壁部材3
2、ガイド部材34、板部材37で上記ベースプレート
23上に牽引通路39が形成されている。 [0019]また、上記ベースプレート23の上記把持
部14側の端部に、上記隔壁部材32の端面に対向する
コイルパイプ受け40が曲げ形成されている。このコイ
ルパイプ受け40の上記牽引通路39に対向する部分に
パイプ支持部材41が嵌着固定されており、このパイプ
支持部材41にコイルパイプ42が装着固定されている
。 [00201このコイルパイプ42に湾曲操作ワイヤ4
3が挿通され、この湾曲操作ワイヤ43の先端が、上記
挿入部6の先端側に設けた湾曲部6aに組み込まれて、
この湾曲部6aを湾曲動作させる湾曲駒(図示せず)に
連結され、一方、上記牽引通路39へ導かれている上記
湾曲操作ワイヤ43の基端が、中途を上記スプロケット
26に嵌挿する上記チェーン31の端部に連結部材44
を介して連結されている。 [00211この連結部材44が上記牽引通路39にス
ライド自在に挿通されており、この連結部材44の幅方
向(図1の紙面奥行き方向)への移動が上記ベースプレ
ート23と上記板部材37との間で規制され、また、高
さ方向(図1の上下方向)への移動が上記隔壁部材32
の側辺と上記ガイド部材34の0字状に曲げ形成した側
端面との間で規制されている。なお、上記スピンドル2
9a、スプケ田ソト26.ドリブンギヤ28.ドライブ
ギヤ30.チェーン31.湾曲操作ワイヤ43.連結部
材44で牽引手段46が構成されている。 [0022]また、上記連結部材44の上記湾曲操作ワ
イヤ43側の端面に衝突部材45が併設されており、こ
の衝突部材45の一側に形成した衝突部45aが上記ガ
イド部材34の0字状に形成した溝に係入されている。 一方、上記ガイド部材34の図1の右方向に、上記衝突
部45aを係止するストッパ34aが曲げ形成されてお
り、この衝突部45aが上記ストッパ34aに係止され
た位置が上記湾曲部6aの最大湾曲角となる。 [0023]なお、通常の最大湾曲角は上記モータ29
の回転量によって制御するが一時的にこのモータ29が
暴走した場合などを考慮して上記衝突部材45およびス
トッパ34aを設けている。 [0024]また、符号47は調整手段で、この調整手
段47の半円形状に形成した押え板48が上記コイルパ
イプ受け40側の上記湾曲操作ワイヤ43を跨いで上記
ベースプレート23に固設され、この押え板49とベー
スプレート24とで上記湾曲操作ワイヤ43に挿通した
○リングなどの弾性部材49が挟持されている。 [0025]上記湾曲操作ワイヤ43を移動させる際に
、上記弾性部材49にて、この湾曲操作ワイヤ43に適
度な摩擦力が印加される。 [0026] 【作用】次に、上記構成による実施例の作用について説
明する。 [00271@子内視鏡2の挿入部6を体腔内に挿入し
、モニタ5の画像を観察しながら操作部7の操作部本体
15に取付けたスイッチボックス16の湾曲操作釦(図
示せず)を押すと、上記操作部本体15に内蔵したモー
タ29が回転し、このモータ29のスピンドル29aに
軸着されたドライブギヤ30に噛合するドリブンギヤ2
8、クラッチ手段27、スプロケット26を介してチェ
ーン31が輪転し、このチェーン31の両端に連結部材
44を介して連設する湾曲操作ワイヤ43の一方が牽引
され、他方が送り出される。 [0028]すると、上記湾曲操作ワイヤ43に連設す
る上記挿入部6の湾曲部6aに配設した湾曲駒(図示せ
ず)が上記湾曲操作ワイヤ43の牽引方向へ引かれ上記
湾曲部6aが同方向へ湾曲する。 [0029]このとき、例えば、上記モータ29の制御
系が一時的に暴走し制御不能となった場合でも、上記連
結部材44の上記湾曲操作ワイヤ43側の端面に併設す
る衝突部材45の衝突部45aが上記連結部材44をガ
イドする牽引通路39をなすガイド部材34に形成した
ストッパ34aに係止されて湾曲動作が停止されるため
、湾曲部6aが予め設定した最大湾曲角以上に湾曲する
ことはない。 [00301そして、所定部位を検査、あるいは、処置
した後、上記挿入部6を体腔内にて抜き差しする場合、
上記操作部本体15に設けたクラッチフリー釦(図示せ
ず)を押すと上記ドリブンギヤ28とスプロケット26
との間を連結するクラッチ手段27の接続が解かれ、上
記湾曲部6aが自己の復元作用によりニュートラルへ復
帰動作しようとする。 [00311すると、上記チェーン31の両端に連設す
る湾曲操作ワイヤ43が上記湾曲部6aの復元動作に伴
い相対移動するが、この湾曲操作ワイヤ43が上記操作
部7の把持部14側に設けたコイルパイプ受け40の近
傍に配設した調整部材47の弾性部材49に挟着されて
いるため、この弾性部材49の摩擦力で上記湾曲部6a
はゆっくりとニュートラルに復元する。 [0032]その結果、従来の如く急激な復元動作によ
り体腔内壁面の粘膜などに過大な付加が印加されてしま
うことがなくなり患者の負担が軽減される。 [0033] (第二実施例) 図6〜図8は本発明の第二実施例を示し、図6は電子内
視鏡の正面図、図7は図6の右側面図、図8は内視鏡装
置の要部拡大断面図である。 [0034]この実施例では、電子内視鏡51挿入部6
に設けた湾曲部6aを湾曲動作する駆動手段であるモー
タ29を外部の湾曲ユニット52に内蔵し、この湾曲ユ
ニット52と上記電子内視鏡51との接続、離間にてク
ラッチ手段53を構成するものである。 [0035]体腔内に上記電子内視鏡51の挿入部6を
フリーの状態で挿入した後、この挿入部6の湾曲部6a
を湾曲させようとする場合、まず、上記電子内視鏡51
の操作部54から延出するユニバーサルコード55の先
端の設けたコネクタ56から突出する接続部57aに設
けた伝達ロッド58を、上記湾曲ユニット52のガイド
孔52aに挿通する。なお、このコネクタ56には信号
処理装置4(図5参照)に接続する他の接続部57bが
設けられている。 [0036]すると、この伝達ロッド58の先端に形成
したラック58aが上記湾曲ユニット52に内蔵するモ
ータ29のスピンドル29aに軸着したビニオン59に
噛合し、また、上記接続部57の先端が上記湾曲ユニッ
ト52の凹部52bに係入し、かつ、この四部52bの
底面に設けたマグネット60に吸着されて着脱方向が位
置決め固定されるとともに、上記凹部52bの底面から
突出する位置決めビン52cが上記接続部57の先端に
穿設したビン受は部57cに係入して回転方向の移動が
規制さされる。 (0037]そして、上記操作部54に設けた湾曲操作
釦部61のU(上)釦61a、D(下)釦61b、L(
左)釦61c、R(右)釦61dを適宜押すと、この各
相61a〜61dの押圧操作に従って上記モータ29が
回転し、このモータ29のスピンドル29aに軸着する
ビニオン59に噛合する上記伝達ロッド58のラック5
8aを介して、この伝達ロッド58が上記接続部57a
を進退動作する。この伝達ロッド58が上記接続部57
aにOリング62を介して挿通されているため、上記伝
達ロッド58、上記接続部57a間の水密性は充分に保
証される。 [0038]上記伝達ロツド58が進退動作すると、こ
の伝達ロッド58に連設する湾曲操作ワイヤ43が動方
向へ移動し、前述した第一実施例と同様に上記挿入部6
の湾曲部6aが湾曲動作する。 [0039]そして、上記湾曲部6aが所望湾曲角度に
達したら上記湾曲操作釦部61の5TOP釦61eを押
し、上記モータ29の回転を停止させて湾曲状態を維持
する。 [00401その後、内視鏡観察部位の検査、あるいは
、処置を所定に終了した後、上記挿入部6を体腔内から
抜き差しする場合、上記接続部57aを上記湾曲ユニッ
ト52の凹部52aから外し、上記伝達ロッド58に形
成したラック58aと上記ビニオン59との噛合を解く
と、上記湾曲部6aの復元動作により、上記湾曲操作ワ
イヤ43が進退動作し、この湾曲操作ワイヤ43に連設
する上記伝達ロッド58が同方向へスライドする。 [00411その間、この伝達ロッド58上をOリング
62が相対摺動し、このOリング62の適度な摩擦力に
て上記湾曲部6aの復元力が緩慢となりゆっくりとニュ
ートラル位置へ戻される。 [0042]したがって、この実施例の場合、0リング
62が水密手段と調整手段を兼用する。また、上記ラッ
ク58aとビニオン59との噛合、解離にてクラッチ手
段53を構成し、さらに、スピンドル29a、ビニオン
59、伝達ロッド58、湾曲操作ワイヤ43で牽引手段
46を構成している。 [0043]なお、上記伝達ロッドの上記○リング62
を摺動する領域は上記接続部57aに覆われているので
、この領域が進退動作する際に傷付くことはなく、水密
性を長期的に保証することができる。 [0044]また、上記操作部54には、レリーズスイ
ッチ63、送気送水スイッチ64、吸引スイッチ65が
従来通り設けられている。 [0045]このように、この実施例では、伝達口ッド
58と接続部57aとの間の水密性を保持するOリング
62に調整手段を兼用させたため部品点数が低減され、
その分製造組立が容易になる。 (0046] (第三実施例) 図9〜図11は本発明の第三実施例を示し、図9は電子
内視鏡の正面図、図10は図9の右側面図、図11は内
視鏡装置の要部拡大断面図である。 [0047]この実施例では、クラッチ手段27を湾曲
ユニット52に内蔵したモータ29のスピンドル29a
に介装したものである。 [00481電子内視鏡51の操作部54から延出する
ユニバーサルコード55を上記湾曲ユニット52に接続
する場合、まず、上記ユニバーサルコード55の先端に
設けたコネクタ56に突設した接続部57aを上記湾曲
ユニット52に穿設した凹部52bに近接させると、上
記接続部57aから突出するガイドスリーブ71の先端
が上記凹部52bの底面に当接し、次いで、このガイド
スリーブ71が上記接続部57aに内装したリターンス
プリング72の付勢力に抗して相対的に後退する。 [0049]すると、このガイドスリーブ71に遊挿す
る伝達ロッド58が次第に露呈し、この伝達ロッド58
の先端に形成したラック58aが上記湾曲ユニット52
の凹部52bに穿設したガイド孔52aに挿通されて、
この湾曲ユニット52に内蔵するモータ29のスピンド
ル29aに軸着したピニオン59に噛合する。 [00501そして、上記接続部57aの先端部外周に
装着したCリング73が上記湾曲ユニット52の凹部5
2bの内周に環設したリング溝52cに係合されて、上
記接続部57aが上記湾曲ユニット52に固定される。 [00511その後、上記操作部54に設けた湾曲操作
釦部61を適宜押圧すると、この湾曲操作釦部61のU
、 D、 L、 Rの文字の下に各々配設したタク
トスイッチ(図示せず)の0N10FFに応じて上記モ
ータ29が回転し、上記スピンドル29aに軸着したピ
ニオン59がラック58aを介して上記伝達ロッド58
を進退勤作し、この伝達ロッド58に連設する湾曲操作
ワイヤ43が同方向へ移動し、前述した第一実施例と同
様に挿入部6の湾曲部6aが湾曲動作する。 [0052]そして、上記湾曲部6aが所望湾曲角度に
達したら上記湾曲操作釦部61の今回押圧した部位のタ
クトスイッチを再度押圧すると上記モータ29の回転が
停止し、上記湾曲部6aは所定湾曲状態を維持する。 [0053]一方、湾曲動作中に他のタクトスイッチを
押すと、上記湾曲部6aの湾曲動作が一担停止し、次い
で、新たに押圧されたタクトスイッチの指示方向へ湾曲
動作が開始する。 [0054]ところで、上記接続部57aと上記ガイド
スリーブ71との間、および、このガイドスリーブ71
と上記伝達ロッド58との間に0リング74a、74b
が介装されているため、この間の水密性を充分に保証す
ることかできる。 [0055]そして、体腔内観察部位の検査、あるいは
、処置を所定に終了した後、挿入部6を体腔内から抜き
差しする場合、上記操作部54に設けたクラッチフリー
釦(図示せず)を押すと、上記モータ29のスピンドル
29aに介装しクラッチ手段27が離間し、上記モータ
29による上記湾曲部6aの湾曲状態、保持力が解かれ
、この湾曲部6aが自己の復元力でニュートラル状態へ
復帰しようとする。すると、この湾曲部6aの復元動作
に伴い上記湾曲操作ワイヤ43が進退勤作し、この湾曲
操作ワイヤ43に連設する上記伝達ロッド58が上記O
リング74bを摺接し、このOリング74bの適度な摩
擦力で上記湾曲部6aはゆっくりとニュートラル状態へ
復帰される。したがって、前述した第二実施例と同様に
、上記0リング74bが調整手段を兼用する。 [0056]また、この実施例における牽引手段46は
スピンドル29a、ピニオン59.伝達ロッド58、お
よび、湾曲操作ワイヤ43で構成されている。 [0057]なお、上記伝達ロッド58の上記Oリング
74bに摺接する領域は上記ロッドカバー71に常に覆
われているので傷付くことがなく、耐久性が良い。 [0058]このように、この実施例では、モータ29
のスピンドル29aにクラッチ手段27を介装したので
、前述した第二実施例のように、接続部57aを湾曲ユ
ニット52から離脱させる必要がなく作業性が良い。 (0059] (第四実施例) 図129図13は本発明の第四実施例を示し、図12は
電子内視鏡の斜視図、第13図は電子内視鏡に設けた湾
曲駆動の要部断面図である。 [00601この実施例では、電子内視鏡81の操作部
82に内蔵した上下湾曲用モータ83と左右湾曲用モー
タ84とのスピンドル83a、84aにクラッチ手段2
7をそれぞれ介装したものである。 [00611この実施例における電子内視鏡81の概略
を説明すれば、86は上記操作部82に連設する挿入部
で、この挿入部86が根元側の軟性部86a、先端側の
湾曲部86b、および、硬性の先端部86cとからなっ
ている。この先端部86cには、照明窓87、観察窓8
8、処置具挿通口89が設けられている。 [0062]上記操作部82に設けた起立用レバー90
を回すと、図示しない起立用モータが回転し、上記処置
具挿通口89に設けた起立台91を牽引し、この処置具
挿通口89に挿通した処置具92の先端92aが起立す
る。 [0063]上記操作部82に設けた上下湾曲用スイッ
チノブ93と左右湾曲用スイッチノブ94の周側面に各
々設けた圧電素子などからなる駆動スイッチ93a、9
4aを選択的に押圧すると、この各スイッチ93a、9
4aに接続する上記上下湾曲用モータ83と上記左右湾
曲用モータ84とが選択的に回転し、この各モータ83
.84の回転力が、この各モータ83,84のスピンド
ル83a、84aに介装したクラッチ手段27から各歯
車列95a、95bを介して各ワイヤドラム9bが回転
し、この各ワイヤドラム96に巻装した湾曲操作ワイヤ
43が牽引されて、上記湾曲部86bが所望の方向へ湾
曲される。 [0064]また、上記各歯車列95a、95bが回転
すると、一方の歯車列95aの回転軸97と、この回転
軸97を遊挿する他方の歯車列95bの軸スリーブ98
にそれぞれ連設する上記湾曲用スイッチノブ93,94
が回転し、観察者は上記両ノブ93.94の回転角から
上記湾曲部86bの湾曲量を認識することができる。そ
して、上記駆動スイッチ93a、94aを再度押圧する
と上記モータ83,84の回転が停止し、上記湾曲部8
6bは湾曲状態を維持する。 [0065]上記軸スリーブ98と操作部本体82aと
の間、および、この軸スリーブ98と上記回転軸97と
の間に水密性を保持するOりング99a、99bが介装
されており、上記湾曲部86bの湾曲状態をニュートラ
ルへ戻すべく、上記モータ83,84のスピンドル83
a、84aに介装したクラッチ手段27の接続状態を上
記操作部82に設けたクラッチフリー釦(図示せず)に
より解くと、上記湾曲部86bが自己の復元力でニュー
トラルへ復帰しようとする。 [0066]すると、この湾曲部86bの復帰動作に伴
い上記湾曲操作ワイヤ43が進退動作し、この湾曲操作
ワイヤ43を介装するワイヤドラム96に連設する歯車
列95a、95bを介して上記回転軸97と上記軸スリ
ーブ98が上記Oリング99a、99bからの摩擦力を
受けて回転する。 [0067]その結果、上記湾曲部86bがOリング9
9a、99bと上記回転軸97、軸スリーブ98との間
の適度な摩擦力によってゆっくりとニュートラル状態へ
復帰される。したがって、この実施例においては上記O
リング99a、99bが調整手段を兼用する。 [0068]また、上記上下湾曲用モータ83に連設す
るスピンドル83a、歯車列95a、軸スリーブ98、
ワイヤドラム96、および、湾曲操作ワイヤ43で上下
湾曲用牽引手段46aを構成し、一方、上記左右湾曲用
モータ84に連設するスピンドル84a、歯車列95b
、回転軸97、ワイヤドラム96、および、湾曲操作ワ
イヤ43で左右湾曲用牽引手段46bを構成している。 (0069] (第五実施例) 図14は本発明の第五実施例による電子内視鏡に設けた
湾曲駆動系の要部断面図である。 [00701この実施例では調整手段としてフライホイ
ール104を採用している。 [00711図示しない電子内視鏡の操作部に設けた湾
曲操作用モータ29が回転すると、この湾曲操作用モー
タ29のスピンドル29aに連設する歯車列101とこ
の歯車列101に回転軸103を介して連設する他の歯
車列102とを経てワイヤドラム96が回転し、このワ
イヤドラム96に巻装する湾曲操作ワイヤ43が移動し
、この湾曲操作ワイヤ43に連設する上記電子内視鏡の
挿入部に設けた湾曲部が湾曲動作する。 [0072]一方、上記湾曲部の湾曲状態をニュートラ
ルへ戻す場合、上記操作部に設けたクラッチフリー釦(
図示せず)を押すと、上記回転軸103に介装したクラ
ッチ手段27の接続状態が解かれ、上記湾曲部が自己の
復元力により戻ろうとする。その結果、上記湾曲部に上
記湾曲操作ワイヤ43、ワイヤドラム96を介して連設
する歯車列102に、上記湾曲部の復元力に伴う回転力
が印加されて急激に回転しようとするが、上記回転軸1
03に連設する上記フライホイール104の慣性力にて
抑えられる。 [0073]したがって、上記湾曲部は上記フライホイ
ール104の慣性力によってゆっくりとニュートラル方
向へ復帰される。 [0074]なお、上記湾曲操作用モータ29のスピン
ドル29a、歯車列101,102、回転軸103、ワ
イヤドラム96、湾曲操作ワイヤ43で牽引手段46を
構成している。 [0075]このように、この実施例では調整手段とし
てフライホイール104を採用しているので、経時劣化
がなく高い信頼性を得ることができる。 (0076] (第六実施例) 図15は本発明の第六実施例による湾曲駆動系の要部断
面図である。 [0077]この実施例では調整手段としてエアーダン
パ111を採用している。 [0078]このエアダンパ111のシリンダ111a
が図示しない電子内視鏡の操作部に設けた操作部本体8
2aに固定されており、このシリンダ111aに嵌挿し
たピストン111bの両端に図示しない湾曲部に連設す
る牽引手段46の一部をなす湾曲操作ワイヤ43aと、
図示しない湾曲操作用モータにクラッチ手段を介して連
設する牽引手段の一部をなす他の湾曲操作ワイヤ43b
とが連設されている。湾曲部を一方(例えば、上方)へ
湾曲させるべく上記湾曲操作ワイヤ43bを図の右方向
へ引くと上記ピストン111bが同方向へ移動し、この
ピストン111bと上記シリンダ111aの底面との間
に形成されたダンパ室111cに上記シリンダ111a
の底面に穿設したリーク孔111dがら空気が流入され
る。 [0079]そして、上記湾曲部の湾曲状態をニュート
ラルへ戻すべく上記湾曲操作ワイヤ43bと上記湾曲操
作用モータとの間に介装したクラッチ手段(いずれも図
示せず)の接続状態を解くと、上記エアーダンパ111
bが上記湾曲部の復元動作により上記湾曲操作ワイヤ4
3aを介して図の左方向へ引かれる。 [008’0]すると、上記ピストン111bが上記ダ
ンパ室111cの空気を押圧し、この空気が上記リーク
孔111dから徐々に流出する。 [00811その結果、上記湾曲操作ワイヤ43aに連
設する上記湾曲部が上記ピストン111bの移動速度に
従ってゆっくりとニュートラル状態に復帰される。 [0082]また、上記湾曲部を他方(例えば、下方)
へ湾曲させる際に上記湾曲操作ワイヤ43bが図の左方
向へ引かれると、上記エアダンパ111のダンパ室11
1cの空気が上記ピストン111bに押圧されて上記リ
ーク孔111dから流出する。 [00831次いで、上記湾曲部の湾曲状態をニュート
ラルへ戻すべく上記クラッチ手段の接続を解くと、上記
ピストン111bが上記湾曲部の復元力により上記湾曲
操作ワイヤ43bを介して図の右方向へ引かれ、上記エ
アダンパ111のダンパ室111Cに上記リーク孔11
1dから空気が徐々に流入され、ピストン111bがゆ
っくりと同方向へ移動する。 [0084]その結果、上記湾曲部がニュートラルへゆ
っくりと復帰される。 [0085]このように、この実施例ではエアダンパ1
11を調整手段としているためリーク孔111dからの
空気のリーク量を調整することで湾曲部の復帰速度を任
意に設定することができる。 [0086]なお、この実施例における調整手段はエア
ダンパに限らず、オイルダンパ、あるいは、ばねダンパ
であってもよい。 [0087]
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
クラッチ手段と湾曲部との間の牽引手段に、この牽引手
段の動作を緩慢にする調整手段を介装したので、上記湾
曲部の湾曲状態をニュートラル状態へ戻すべく牽引手段
の中途を離間しても上記湾曲部が急激に復元動作するこ
とがなく体腔内壁面の粘膜などに過大な負荷を印加させ
るようなことがなくなる。
クラッチ手段と湾曲部との間の牽引手段に、この牽引手
段の動作を緩慢にする調整手段を介装したので、上記湾
曲部の湾曲状態をニュートラル状態へ戻すべく牽引手段
の中途を離間しても上記湾曲部が急激に復元動作するこ
とがなく体腔内壁面の粘膜などに過大な負荷を印加させ
るようなことがなくなる。
【図1】図1〜図5は本発明の一実施例を示し、図1は
操作部の縦断面図である。
操作部の縦断面図である。
【図2】図1のl5−It断面図である。
【図3】図1のIII矢視図である。
【図4】図1のIV−IV断面図である。
【図5】内視鏡装置の概略図である。
【図6】図6〜図8は本発明の第二実施例を示し、図6
は電子内視鏡の正面図である。
は電子内視鏡の正面図である。
【図7】図6の右側面図である。
【図8】内視鏡装置の要部拡大断面図である。
【図9】図9〜図11は本発明の第三実施例を示し、図
9は電子内視鏡の正面図である。
9は電子内視鏡の正面図である。
【図10】図9の右側面図である。
【図11】内視鏡装置の要部拡大断面図である。
【図12】図129図13は本発明の第四実施例を示し
、図12は電子内視鏡の斜視図である。
、図12は電子内視鏡の斜視図である。
【図13】内視鏡に設けた湾曲駆動の要部断面図である
。
。
【図14】本発明の第五実施例による電子内視鏡に設け
た湾曲駆動系の要部断面である。
た湾曲駆動系の要部断面である。
【図15】本発明の第六実施例による湾曲駆動系の要部
断面図である。
断面図である。
1・・・内視鏡装置
7、 54. 82・・・操作部
6.86・・・挿入部
6a、86b・・・湾曲部
29、 83.84・・・駆動手段
46.46a、46b−・・牽引手段
27、 53・・・クラッチ手段
47.62,74b、99a、99b、104,111
・・・調整手段
・・・調整手段
【図1】
【図5】
【図11】
Claims (1)
- 【請求項1】操作部に連設する挿入部の先端側に設けた
湾曲部と、上記湾曲部の湾曲動作を行う駆動手段と、こ
の駆動手段の駆動力を伝達し、上記湾曲部を湾曲させる
牽引手段と、この牽引手段の中途に設けて駆動力の伝達
を解除するクラッチ手段と、上記クラッチ手段と上記湾
曲部との間の上記牽引手段に介装して、この牽引手段の
動作を緩慢にする調整手段とを備えることを特徴とする
内視鏡装置。
Priority Applications (1)
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ID=18510808
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-
1990
- 1990-12-07 JP JP2400950A patent/JP2935475B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10194786B2 (en) | 2013-02-05 | 2019-02-05 | Olympus Corporation | Insertion device |
EP2862498A4 (en) * | 2013-02-07 | 2016-06-15 | Olympus Corp | ENDOSCOPE OPERATING UNIT STRUCTURE |
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