JPH04209243A - 張出式床装置の手すり基部構造 - Google Patents

張出式床装置の手すり基部構造

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JPH04209243A
JPH04209243A JP33971290A JP33971290A JPH04209243A JP H04209243 A JPH04209243 A JP H04209243A JP 33971290 A JP33971290 A JP 33971290A JP 33971290 A JP33971290 A JP 33971290A JP H04209243 A JPH04209243 A JP H04209243A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、張出式床装置の手すり基部構造に関し、2
階建てもしくは数階建て程度の比較的低層の集合住宅等
の階上部分において、建物本体から張り出して、屋外に
露出した状態で取り付けられる構造の廊下であり、廊下
の片側に建物本体の各居住区画の玄関扉もしくは各区画
部分への開口部が並ぶ、いわゆる片側廊下、あるいは、
バルコニーその他の張出式床装置において、張出床の屋
外側端辺に沿って取り付けられる手すりの基部構造に関
するものである。
〔従来の技術] 建物本体に対して張出式に取り付シナられる片側廊下の
構造は、比較的施工か簡単で設置スペースも狭くて済み
、経済性にも優れているなどの利点を有し、比較的低層
の集合住宅や事務所等の建設に広く利用されている。
具体的には、例えば、第1図に示すような2階建ての集
合住宅では、階上部分の各居住区画R1Rへの出入りの
ために、各居住区画R,Rの玄関5iDに面した部分に
、建物本体から張り出した片側廊下1が設置され、この
廊下1には地上に連絡する階段Sが取り付けられている
〔発明が解決しようとする課題〕
上記したような張出式廊下では、手すり2を廊下1に取
り付ける部分、すなわち手すり20基部構造(第1図の
A部分)が、地上から見上げたときにちょうど目立つ個
所に存在するので、この部分の仕上げを美麗で体裁の良
いものにしておくことが要求される。この手すり2の基
部個所は、廊下lの床面の先端すなわち軒先とも言える
部分である。
しかし、この種の張出式廊下が通用される集合住宅など
は、比較的工期が短く低コストで建築できることに利点
があるので、手すりの基部の仕上げを良好にするために
、構造が複雑になったり、施工に手間がかかったりして
は、実用性あるいは商品価値が無くなってしまう。
上記のような問題は、張出式片側廊下の場合だけでなく
、バルコニーその他の各種張出式床装置においても同様
である。
そこで、この発明の課題は、前記したような張出式床装
置において、手すりの基部構造を、外観的に体裁が良い
ものにできるとともに、その構造が簡単で施工も容易か
つ能率的に行える張出式床装置の手すり基部構造を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決する、この発明にがかる張出式床装置の
手すり基部構造は、建物本体の階上部分に建物本体の壁
面から張り出して設置され、屋外側端辺に沿って手すり
を備えた張出式床装置で、張出床の構造部材の屋外側端
辺に沿って下地枠材が取り付けられ、下地枠材の前面に
、手すりの側板が支持される手すり基部構造において、
下地枠材の前面に長手方向に沿って位置合わせ用凹溝が
設けられ、下地枠材同士の隣接個所で、両側の位置合わ
せ用凹溝にわたって連結部材が嵌入されるとともに、こ
の連結部材が、長手方向の途中に永年方向のみに屈曲可
能な屈曲部を備えている。
張出式床装置の基本的な構造は、通常の張出式片側廊下
などの床装置の場合と同様でよい。すなわち、形鋼材等
からなる構造部材を、建物本体の構造部材や地上に設置
された支持柱などで支持して、基本的な骨組を構成し、
この構造部材の上巳こ床面を構成する床材や、階下から
見上げた場合の外観を良くする天井材を取り付けたり、
張出床の建物本体側と反対の屋外側になる側端辺に沿っ
て手すり構造を取り付けたり、階下から張出床につづく
階段構造を取りつけたりする。上記した各構造の構成部
材を、一定の規格に合わせた寸法形状あるいは連結手段
で構成しておくこと二こよって、施工能率を向上させた
り、施工コストを低減することができる。
この発明では、上記のような基本的な張出式床装置に取
り付けられる手すりの基部構造として、まず、下地枠材
を用いる。下地枠材は、複雑な凹凸形状が加工し易いア
ルミ型材などからなり、張出式床装置の床面の梁を構成
する型鋼材などの構造部材の屋外側前面に、ボルト締結
などの手段で取付固定される。この下地枠材が、手すり
の下端部分と張出床との角部、いわゆる軒先部分を構成
する。下地枠材には、取り付は時に床構造部材の一部に
当接する突起状の位置決め部を設けておけば、床構造部
材に対する下地枠材の水平方向の位置決めを簡単確実に
行える。
下地枠材の前面には、側板支持手段が設けられる。側板
支持手段は、手すりの側板の下端部分を支持して、側板
の位置決めできるように、側板の下端あるいは下端裏面
に当接する面や突起を備えておけばよい。側板は、手す
りの枠を介して床の構造部材などに固定されるので、側
板支持手段では、側板の下端側の位置決めができるだけ
でよい。このような側板支持手段を備えていると、張出
床の外部空間側に取り付ける手すりの側板を、側板支持
手段で正確な位置に安定して支持した状態で、ねじ締結
などによる側板の取付固定作業が行える。
つぎに、下地枠材は、輸送保管や取り扱いの容易な定尺
に製造しておき、この定尺の下地枠材を長手方向に並べ
て、手すりの全長に設置する。手すりを取り付ける張出
床の屋外側端辺が屈曲している個所では、それぞれの方
向の端辺に沿う下地枠材が一定の角度をもって突き合わ
されることになる。
下地枠材の前面で、側板の支持個所よりも下方に、位置
合わせ用凹溝を設けておく。位置合わせ用凹溝としては
、下地枠材の前面に一対の突出片を設け、突出片の間に
構成される空間を利用することができる。この突出片は
、後述する見切りカバーの嵌合用となる嵌合片と兼用す
ることができる。
位置合わせ用凹溝には、連結部材が嵌入される。連結部
材は、アルミ等の金属あるいは合成樹脂など、下地枠材
の位置決めができる程度の剛性と、後述する屈曲部にお
ける屈曲が可能な程度の変形性を有する材料からなる。
手すりの取り付は個所で、隣接して配置された下地枠材
の左右の位置合わせ用凹溝にわたって連結部材が嵌入さ
れる。
連結部材は、全体が少なくとも垂直方向に剛性を有する
形状を備えているとともに、長手方向の途中に、水平方
向のみに屈曲可能な屈曲部を備えている。屈曲部は、剛
体状に形成された下地枠材の一部を、切り欠いたり、切
除したり、厚みを薄くしたすして、屈曲可能に形成して
おけばよい。但し、屈曲部は、下地枠材に連結部材を装
着して使用する際に、水平方向になる方向には屈曲可能
であるが、これと直交する垂直方向になる方向には屈曲
しないようにしておく。
連結部材の具体的構造を示せば、断面コ字形の型材から
なる連結部材の長手方向中央で、対向する上下の水平片
を、左右45°づつ合計90°の開き角度で切り欠いて
切欠部を形成すれば、切欠部の谷部分に垂直片のみが残
る。この部分の垂直片は、素材の可撓性により、面と直
交する水平方向には屈曲可能であるが、面と平行な垂直
方向には屈曲せず、前記したような屈曲部の機能が果た
せる。上記切欠部の開き角度が90”であれば、連結部
材を、互いに90°の角度をもって突き合う下地枠材同
士の連結部分に用いるのに便利である。但し、開き角度
は90°以外の任意の角度に設定することができる。
上記のようにして、連結部材で連結された下地枠材およ
び側板の前面を、見切りカバーで覆っておくと、外観的
に体裁が良くなる。
見切りカバーは、アルミ型材や合成樹脂の成形型材など
からなり、下地枠材に支持された側板の下端部分を体裁
良く覆うものである。見切りカバーは、背面に設けられ
た嵌合部を、下地枠材の前面に設けられた嵌合部に嵌合
取付するのが、取り付けが容易で好ましいが、ねじ締結
その他の取付手段を採用することもできる。但し、何れ
の取付手段でも、見切りカバーを下地枠材に取り付けた
ときに、取付手段が外部に露出しないものが好ましい。
見切りカバーを下地枠材に嵌合取付する場合、見切りカ
バーおよび下地枠材に設ける嵌合部の形状や構造は、通
常の各種建築材等で採用されている嵌合構造と同様のも
のが自由に用いられる。下地枠材の嵌合部として、前記
した連結部材の位置合わせ用凹溝を構成する一対の突出
片を、見切りカバーの嵌合部と嵌合する嵌合片に兼用す
れば、構造の簡略化を図れる。
下地枠材の背面には、天井材の支持手段を備えておくこ
とができる。天井材は、張出床の床面の裏側が地上もし
くは階下から見えるので、これを体裁良く塞いでおくも
のである。天井材の材料としては、通常の金属材料ある
いは無機材料などからなる天井板の材料が用いられ、例
えば、パンチングメタルなども使用できる。天井材の支
持手段としては、上記のような天井材を、嵌合支持でき
る嵌合溝その他の各種板材の支持構造が自由に採用でき
る。但し、天井材の端部や支持構造が、外観的に汚く目
立たないように、外部に露出する部分の体裁が良いもの
が好ましい。
上記のような手すりの基部構造のほか、手すりには、手
すり枠に対する側板の取付構造や、手すりの連結構造、
手すり上部を覆う笠木の構造、あるいは、手すりの廊下
に対する取付構造などが必要であるが、これらの構造は
、通常の張出式床装置における手すりの構造と同様でよ
い。
この発明における張出式床装置の手すり基部構造は、前
記した集合住宅の片側廊下のほか、同様の問題を有する
工場や事務所その他の任意の建築物における片側廊下あ
るいはバルコニーその他の張出式床装置に対して通用す
ることが可能である〔作  用〕 手すりの側板を支持する下地枠材に位置合わせ用凹溝が
設けられ、この位置合わせ周囲1に連結部材を嵌入する
ことによって、隣接配置される下地枠材同士の位置決め
が正確に行える。
すなわち、連結部材は、屈曲部により水平方向のみに屈
曲可能になっているので、隣接する下地枠材の位置合わ
せ用凹溝にわたって連結部材を嵌入装着すると、位置合
わせ用凹溝同士は、少な(とも垂直方向の高さ位置が正
確に合った状態になり、その結果、下地枠材同士の垂直
方向の位置合わせが正確に行えるのである。
さらに、連結部材が屈曲部で水平方向に屈曲可能になっ
ていると、張出床の隅角部分や曲がり部分で、手すりが
屈曲している個所でも、隣接する下地枠材同士の位置合
わせが行える。すなわち、手すりの屈曲個所では、手す
りの側板を支持する下地枠材は、屈曲個所の両側に配置
される下地枠材同士が、互いに角度を有した形で突き合
わされることになる。そこで、連結部材の屈曲部を、下
地枠材同士のなす角度に合わせて屈曲させた状態で、両
側の下地枠材の位置合わせ用凹溝に嵌入装着すれば、互
いに角度を有した形で突き合わされる下地枠材同士の位
置合わせが簡単かつ確実に行えるのである。
〔実 施 例〕
ついで、この発明の実施例を、図面を参照しながら以下
に説明する。
第1図は、この発明にがかる張出式床装置として、張出
式片側廊下を取り付けた集合住宅の全体構造を示してい
る。前記したように、2階建ての集合住宅の階上部分に
は、多数の居住区画Rが並んでおり、各居住区画Rの玄
関扉りに面して、−定の幅を有する張出床すなわち片側
廊下1が設置されている。片側廊下1には、地上につな
がる階段Sが取り付けられている。片側廊下1の屋外側
端辺には、手すり2が設けられている。
第2図は、手すり2の断面構造を示し、廊下1の屋外側
端辺に設置された梁となるコ字形の溝型鋼材からなる構
造部材10に取付固定されている。構造部材10の上辺
には、手すり2の下枠取付材23がポルl−Bで固定さ
れ、下枠取付材23には下枠22が嵌合取付される。下
枠22の長手方向に沿って一定間隔毎に垂直な有枠26
が小ねじbにより取付固定される。有枠26の上端には
、水平な上枠20が小ねじbで取付固定される。上記し
た、下枠取付材23、上下枠20.22および有枠26
は、アルミ型材などからなり、これらの部材で基本的な
格子状の手すり構造を構成する。上枠20の上部には、
合成樹脂などからなる笠木30が嵌合取付されており、
外観性および安全性を高めている。
構造部材10の下辺には、下地枠材40がボルトBで取
付固定される。下地枠材40もアルミ型材などからなる
。この下地枠材40の前面から、前記上枠取付材23、
下枠22および上枠20の前面を覆うように、金属、合
成樹脂あるいは無機ボードなどからなる矩形板状の側板
24が取り付けられる。図示しないが、側板24は、そ
の左右両端を有枠26に、ねじ締結あるいは嵌合により
固定される。側板24の上端は、笠木30と上枠20の
間に構成される隙間に挿入され、側板24の下端は、下
地枠材40に支持される。
第3図は、下地枠材40部分の詳細構造を示している。
下地枠材40は、概略鉤状をなし、水平片400をポル
トBで構造部材10に固定される。水平辺400の下面
途中には、構造部材IOの先端に当接する位置決め突起
402が設けられており、この位置決め突起402によ
り、構造部材10に対する下地枠材40の水平方向の取
付位置を正確に設定できる。
水平片400につづ(垂直片401の前面に側板24が
当接する。垂直片401の途中には、側板24を支持す
る支持突起406が設けられている。垂直片401の下
端近くには、見切りカバー42の取り付は用となる一対
の嵌合片403.403が設けられている。嵌合片40
3.403の外面側先端はやじり状に膨らんでいる。嵌
合片403.403の間に構成されるコ字形の空間が位
置合わせ用凹溝407となり、この位置合わせ周囲a4
07には、断面コ字形の型材からなる連結部材44が挿
入される。
見切りカバー42は、合成樹脂などからなり、下地枠材
40および側板24の下部を覆う。見切りカバー42の
背面には、下地枠材40の嵌合片403.403の外側
に嵌合する嵌合片421.422が設けられている。嵌
合片421.422の内面側先端はやしり状に膨らんで
おり、この嵌合片421.422と下地枠材40の嵌合
片403.403を弾性的に変形させて互いに嵌合する
と、前記やじり状の先端同士が噛み合うことになるので
、見切りカバー42が確実に固定される。
下側の嵌合片421の上面途中には位置決め突起423
が設けられている。この位置決め突起423が、下地枠
材40の嵌合片403の先端に当接することによって、
下地枠材40に対する見切りカバー42の取付位置が正
確に設定される。
見切りカバー42の上部には、側板24の前面を、一定
の隙間をあけて覆う覆い片426が設けられている。
下地枠材40の垂直片401の背面下部には、上下一対
の突出片404.405が設けられている。この突出片
404.4050間に、パンチングメタルなどからなる
天井材18が挿入取付される。パンチングメタルのよう
に屈曲可能な材料で天井材18が構成されている場合は
、天井材18の端部を屈曲させて突出片404.405
の隙間に挿入すれば、天井材18が弾性的に復元しよう
とする力で、天井材18を突出片404.405の間に
固定してお(ことができる。
第4図は、連結部材44の構造およびその取付部分を示
しており、断面コ字形の型材からなる連結部材44は、
長手方向の中央で、上下の対向片に三角形状の切込部4
42が形成されている。切込部442は、谷部分を中心
にして左右に45゜づつ合計90°の開き角度を有して
いる。切込部442の谷部分では、左右の連結部材44
が垂直片のみでつながっており、この垂直片の線状部分
が屈曲1lfI!440となる。
連結部材44は、下地枠材40同士が隣接する任意の個
所に取り付けられるが、第4図〜第7図に示すように、
下地枠材40同士が一定の間隔をあけて配置される個所
に設置すると、特に有効である。
第4図は、廊下1の構造部材として垂直方向の柱100
が設置される個所を示しており、この柱100部分で下
地枠材40のつながりが分断されるので、左右の下地枠
材40で高さ方向に食い違いが生じる可能性が高い。特
に、第5図るこ示すように、柱100の近くで水平方向
の構造部材(梁)10に締結用のボルトB。が取り付け
られている場合、このボルトB0を避けるために、下地
枠材40に切り欠き409が設けられていたり、下地枠
材40.40を構造部材10に固定するボルトBが、下
地枠材40の端部近くに取り付けられない場合には、下
地枠材40の端部が移動したり変形したりし易く、左右
の下地枠材40.40で位置ずれが起こり易い。そこで
、左右の下地枠材40.40の位置合わせ周囲i 40
7.407に、連結部材44のコ字形の垂直片が奥側に
なるようにして嵌入すると、垂直方向には変形しない連
結部材44により、左右の位置合わせ周囲1!407す
なわち下地枠材40の高さ方向の位置合わせが行われる
その後、第5図あるいは前記第3図に示すように、下地
枠材40の支持突起407に側板24を支持すれば、側
板24の高さ位置が正確に設定され、下地枠材40の前
面に見切りカバー42を嵌合取り付けすれば、見切りカ
バー42の高さ位置がずれることもなく、非常に美麗な
仕上がりが得られる。
上記実施例のように、下地枠材40同士が直線的につな
がっている個所であれば、連結部材44に屈曲部440
がなくても問題はないが、第6図および第7図の実施例
のように、下地枠材40同士が角度を有して突き合わさ
れる個所では、屈曲部440が必要になる。
第6図は、廊下lの曲がり個所などで、直角に屈曲して
配置された構造部材の梁10および柱100の曲がりの
内側になる隔部分に、下地枠材40.40が直角に突き
合わされた形でつながって配置されている場合を示して
いる。このような配置は、通常、大隅部と呼ばれている
個所である。
この場合には、連結部材44を、屈曲部440で直角に
折り曲げ、切欠部442が閉じた状態にして、左右の下
地枠材40.40に嵌入装着する。
このように、切欠部442を閉じた状態における連結部
材44の屈曲角度が、下地枠材40.40の配置角度に
一致していれば、連結部材44を正確に下地枠材40.
40の配置角度に合わせて装着することができ好ましい
。但し、切欠部442を閉じる方向に連結部材44を屈
曲する場合、切欠部442の開き角度に相当する角度ま
での任意の角−度で連結部材44を屈曲することが可能
である。
第7図は、第6図の実施例と異なり、直角に屈曲して配
置された構造部材の梁10および柱100の曲がりの外
側になる角部分に、下地枠材4゜、40が配置されてい
る。これは、いわゆる出隅部と呼ばれている個所である
。この場合、コ字形断面をなす連結部材44の垂直片が
位置合わせ用凹溝406の奥側に配置されるようにする
には、切欠部442が開く方向に屈曲部440を屈曲さ
せた状態で、下地枠材40に嵌入装着すればよい。但し
、第6図と同じように、切欠部442が閉じる方向に屈
曲させた状態で、連結部vj44の垂直片が位置合わせ
用凹溝406の開口側に配置されるようにして嵌入装着
することもできる。
廊下1は、前記した各部材のほか、通常の各種床材や、
前記構造部材10その他の構造部材あるいは床面の仕上
げ構造などを備えている。第2図にその一部が示されて
おり、手すり2の根元部分士、構造部材10と床材の排
水溝パネル12の間を、バンクアンプ材16や目地コー
キング14で埋めている。
手すり2の基部構造を施工する際には、廊下1の構造部
材10に、前記のような手順で連結部材44で位置合わ
せを行いながら、下地枠材40を取り付け、さらに、下
枠取付材23、下枠22、有枠26、上枠20等を順次
取り付けた後、側板24の下端を、下地枠材40の支持
突起406と垂直片401の前面にぴったりと当接する
ように位置決め支持させ、さらに、側板24の上部を、
下枠22や上枠20の前面に当てて、側板24の位置を
正確に決める。その後、側板24の左右端を有枠26に
ねじ締結するなどして固定すれば、側板24の取付施工
は完了する。
〔発明の効果〕
以上に述べた、この発明にがかる張出式床装置の手すり
基部構造によれば、手すりの側板を支持する下地枠材が
、位置合わせ用凹溝に嵌入する連結部材により、正確に
位置合わせされた状態で取り付けられるので、側板その
他の手すり構造全体が正確に位置合わせされた状態で施
工され、手すり全体の外観が良好で体裁の良い美麗な仕
上がりが得られる。連結部材を下地枠材の位置合わせ用
凹溝に嵌入するだけで自動的に位1合わせが行えるので
、下地枠材の位置をいちいち確かめながら取り付けるよ
うな面倒な作業が不要であり、作業能率の向上を図るこ
とができる。
さらに、連結部材には、水平方向のみに屈曲可能な屈曲
部を備えているので、下地枠材同士が角度を有して突き
合わされた状態で配置される個所にも、連結部材を屈曲
させることにより容易に対応することが可能になる。張
出床あるいは手すりの形態によって、直線的につながっ
たり、角度を有してつながったりする下地枠材の様々な
配置状態に、ひとつの連結部材で対応することかでき、
部品の共通化による管理の簡素化あるいは製造コストお
よび施工コストの削減にも貢献することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例にがかる張出式廊下を取り付
けた建築物の全体構造図、第2図は手すり部分の一部切
欠断面図、第3図は手すり基部構造を示す要部拡大断面
図、第4図は下地枠材の取付構造を示す斜視図、第5図
は水平断面図、第6図および第7図はそれぞれ別の使用
例を示す水平断面図である。 1・・・廊下(張出床)  10・・・梁 100・・
・柱2・・・手すり 24・・・側板 40・・・下地
枠材 400・・・水平片 401・・・垂直片 40
3・・・嵌合片406・・・支持突起 407・・・位
置合わせ用凹溝42・・・見切りカバー 44・・・連
結部材 440・・・屈曲部 442・・・切欠部 代理人 弁理士  松 本 武 彦 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 建物本体の階上部分に建物本体の壁面から張り出し
    て設置され、屋外側端辺に沿って手すりを備えた張出式
    床装置で、張出床の構造部材の屋外側端辺に沿って下地
    枠材が取り付けられ、下地枠材の前面に、手すりの側板
    が支持される手すり基部構造において、下地枠材の前面
    に長手方向に沿って位置合わせ用凹溝が設けられ、下地
    枠材同士の隣接個所で、両側の位置合わせ用凹溝にわた
    って連結部材が嵌入されるとともに、この連結部材が、
    長手方向の途中に水平方向のみに屈曲可能な屈曲部を備
    えていることを特徴とする張出式床装置の手すり基部構
    造。
JP33971290A 1990-11-30 1990-11-30 張出式床装置の手すり基部構造 Expired - Fee Related JP2802165B2 (ja)

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