JPH04209044A - データベース制御方式 - Google Patents
データベース制御方式Info
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- JPH04209044A JPH04209044A JP2404016A JP40401690A JPH04209044A JP H04209044 A JPH04209044 A JP H04209044A JP 2404016 A JP2404016 A JP 2404016A JP 40401690 A JP40401690 A JP 40401690A JP H04209044 A JPH04209044 A JP H04209044A
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- 238000011084 recovery Methods 0.000 claims abstract description 17
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 24
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
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- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
【産業上の利用分野】本発明は情報処理システムにおけ
るデータベース技術に関し、特にデータの更新、参照お
よび復旧の際の制御を行うデータベース制御方式に関す
る。 [0002]
るデータベース技術に関し、特にデータの更新、参照お
よび復旧の際の制御を行うデータベース制御方式に関す
る。 [0002]
【従来の技術】従来、この種のデータベース制御方式で
は、基準となるデータ(データの主体)を外部記憶装置
上のデータファイルに置く方式が採用されてきた。 [0003]最も古典的な方式(以下、 「従来の第1
の方式」という)は、次のような処理を行っていた。 [0004]データの更新または参照の際に、対象とな
るデータをデータファイルよりデータ記憶領域(高速ア
クセス可能で揮発性の記憶媒体)に読み出す。 [0005]データの更新に際して、更新終了時に更新
前のデータをジャーナルファイルに書き込む。その後、
データ記憶領域内の更新後のデータをデータファイルに
書き込み、その書き込みが完了した後にデータ更新終了
ジャーナルをジャーナルファイルに書き込む(したがっ
て、データ記憶領域の内容とデータファイルの内容とは
同一になる)。 [0006]障害発生時の復旧の際には、データ更新終
了ジャーナルを検出するまでジャーナルファイルを逆方
向に読みながら更新前のデータをデータファイルに書き
込むことによりデータファイルの復旧を行う。 [0007]この従来の第1の方式では、データの更新
終了時に更新後のデータを全てデータファイルに書き込
む必要があるので、データファイルとデータ記憶領域と
の間の入出力回数が増大するという欠点があった。 [0008]この欠点を改善するために、次に示すよう
な処理を行う方式(以下、 「従来の第2の方式」とい
う)が採用された(図8参照)。 [0009]データの更新の際における更新終了時には
、データ記憶領域内の更新後のデータのジャーナルファ
イルへの書き込み(「更新要求に基づく書き込み81」
)を行うだけで、データ記憶領域の内容をデータファイ
ルに反映すること(「バックアップ82」)は後に(チ
ェックポイント時に)−括して行う。 [00101データフアイルへのデータ記憶領域の内容
の反映を行う時点(チェックポイント時)には、バック
アップの開始および終了を示す情報(バックアップ開始
情報およびバックアップ終了情報)をジャーナルファイ
ルに記録しておく。 [00111障害発生時の復旧の際には、最新のチェッ
クポイント時点以降のジャーナルファイル内の更新後ジ
ャーナルをデータ記憶領域を介してデータファイルに書
き込むこと(「リカバリ83」)によりデータファイル
の復旧を行う。 [0012]この従来の第2の方式では、最新のチェッ
クポイント時以降のデータの更新量が多いと、更新後ジ
ャーナルをデータファイルに書き込む回数が増大し、障
害復旧に時間がかかるという欠点があった。 [0013]
は、基準となるデータ(データの主体)を外部記憶装置
上のデータファイルに置く方式が採用されてきた。 [0003]最も古典的な方式(以下、 「従来の第1
の方式」という)は、次のような処理を行っていた。 [0004]データの更新または参照の際に、対象とな
るデータをデータファイルよりデータ記憶領域(高速ア
クセス可能で揮発性の記憶媒体)に読み出す。 [0005]データの更新に際して、更新終了時に更新
前のデータをジャーナルファイルに書き込む。その後、
データ記憶領域内の更新後のデータをデータファイルに
書き込み、その書き込みが完了した後にデータ更新終了
ジャーナルをジャーナルファイルに書き込む(したがっ
て、データ記憶領域の内容とデータファイルの内容とは
同一になる)。 [0006]障害発生時の復旧の際には、データ更新終
了ジャーナルを検出するまでジャーナルファイルを逆方
向に読みながら更新前のデータをデータファイルに書き
込むことによりデータファイルの復旧を行う。 [0007]この従来の第1の方式では、データの更新
終了時に更新後のデータを全てデータファイルに書き込
む必要があるので、データファイルとデータ記憶領域と
の間の入出力回数が増大するという欠点があった。 [0008]この欠点を改善するために、次に示すよう
な処理を行う方式(以下、 「従来の第2の方式」とい
う)が採用された(図8参照)。 [0009]データの更新の際における更新終了時には
、データ記憶領域内の更新後のデータのジャーナルファ
イルへの書き込み(「更新要求に基づく書き込み81」
)を行うだけで、データ記憶領域の内容をデータファイ
ルに反映すること(「バックアップ82」)は後に(チ
ェックポイント時に)−括して行う。 [00101データフアイルへのデータ記憶領域の内容
の反映を行う時点(チェックポイント時)には、バック
アップの開始および終了を示す情報(バックアップ開始
情報およびバックアップ終了情報)をジャーナルファイ
ルに記録しておく。 [00111障害発生時の復旧の際には、最新のチェッ
クポイント時点以降のジャーナルファイル内の更新後ジ
ャーナルをデータ記憶領域を介してデータファイルに書
き込むこと(「リカバリ83」)によりデータファイル
の復旧を行う。 [0012]この従来の第2の方式では、最新のチェッ
クポイント時以降のデータの更新量が多いと、更新後ジ
ャーナルをデータファイルに書き込む回数が増大し、障
害復旧に時間がかかるという欠点があった。 [0013]
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデータ
ベース制御方式では、基準となるデータを外部記憶装置
上のデータファイルに置いているので、データの更新や
復旧の際にデータファイルの内容の変更が必要になり、
データファイルの存在する外部記憶装置に対する入出力
回数が増加するという欠点がある。 [00141本発明の目的は、上述の点に鑑み、高速ア
クセス可能で揮発性の記憶媒体に基準となるデータを置
き、外部記憶装置に対する入出力回数を削減することが
できるデータベース制御方式を提供することにある。 [0015]
ベース制御方式では、基準となるデータを外部記憶装置
上のデータファイルに置いているので、データの更新や
復旧の際にデータファイルの内容の変更が必要になり、
データファイルの存在する外部記憶装置に対する入出力
回数が増加するという欠点がある。 [00141本発明の目的は、上述の点に鑑み、高速ア
クセス可能で揮発性の記憶媒体に基準となるデータを置
き、外部記憶装置に対する入出力回数を削減することが
できるデータベース制御方式を提供することにある。 [0015]
【課題を解決するための手段】本発明のデータベース制
御方式は、高速アクセス可能で揮発性の記憶媒体であり
基準となるデータを記憶するデータ記憶領域と、履歴情
報を記憶するジャーナルファイルと、前記データ記憶領
域内のデータのバックアップ情報を記憶するデータファ
イルと、このデータファイルから前記データ記憶領域に
データを読み出すデータ読み出し手段と、データの更新
の際に更新後のデータを前記ジャーナルファイルに格納
し前記データ記憶領域のデータを更新するデータ更新手
段と、前記データ記憶領域内の前回のバックアップ開始
時以降に更新されたデータを前記データファイルに格納
するバックアップ手段と、チェックポイント時にバック
アップ開始情報を前記ジャーナルファイルに記録し前記
バックアップ手段を起動してバックアップを行わせその
バックアップの終了時にバックアップ終了情報を前記ジ
ャーナルファイルに記録するチェックポイント制御手段
と、障害の復旧の際に前記ジャーナルファイルから前記
データ記憶領域に履歴情報中のデータをロードして前記
データ記憶領域を復旧するリカバリ制御手段とを有する
。 [0016]
御方式は、高速アクセス可能で揮発性の記憶媒体であり
基準となるデータを記憶するデータ記憶領域と、履歴情
報を記憶するジャーナルファイルと、前記データ記憶領
域内のデータのバックアップ情報を記憶するデータファ
イルと、このデータファイルから前記データ記憶領域に
データを読み出すデータ読み出し手段と、データの更新
の際に更新後のデータを前記ジャーナルファイルに格納
し前記データ記憶領域のデータを更新するデータ更新手
段と、前記データ記憶領域内の前回のバックアップ開始
時以降に更新されたデータを前記データファイルに格納
するバックアップ手段と、チェックポイント時にバック
アップ開始情報を前記ジャーナルファイルに記録し前記
バックアップ手段を起動してバックアップを行わせその
バックアップの終了時にバックアップ終了情報を前記ジ
ャーナルファイルに記録するチェックポイント制御手段
と、障害の復旧の際に前記ジャーナルファイルから前記
データ記憶領域に履歴情報中のデータをロードして前記
データ記憶領域を復旧するリカバリ制御手段とを有する
。 [0016]
【作用】本発明のデータベース制御方式では、高速アク
セス可能で揮発性の記憶媒体であるデータ記憶領域が基
準となるデータを記憶し、ジャーナルファイルが履歴情
報を記憶し、データファイルがデータ記憶領域内のデー
タのバックアップ情報を記憶し、データ読み出し手段が
データファイルからデータ記憶領域にデータを読み出し
、データ更新手段がデータの更新の際に更新後のデータ
をジャーナルファイルに格納しデータ記憶領域のデータ
を更新し、バックアップ手段がデータ記憶領域内の前回
のバックアップ開始時以降に更新されたデータをデータ
ファイルに格納し、チェックポイント制御手段がチェッ
クポイント時にバックアップ開始情報をジャーナルファ
イルに記録しバックアップ手段を起動してバックアップ
を行わせそのバックアップの終了時にバックアップ終了
情報をジャーナルファイルに記録し、リカバリ制御手段
が障害の復旧の際にジャーナルファイルからデータ記憶
領域に履歴情報中のデータをロードしてデータ記憶領域
を復旧する。 [0017]
セス可能で揮発性の記憶媒体であるデータ記憶領域が基
準となるデータを記憶し、ジャーナルファイルが履歴情
報を記憶し、データファイルがデータ記憶領域内のデー
タのバックアップ情報を記憶し、データ読み出し手段が
データファイルからデータ記憶領域にデータを読み出し
、データ更新手段がデータの更新の際に更新後のデータ
をジャーナルファイルに格納しデータ記憶領域のデータ
を更新し、バックアップ手段がデータ記憶領域内の前回
のバックアップ開始時以降に更新されたデータをデータ
ファイルに格納し、チェックポイント制御手段がチェッ
クポイント時にバックアップ開始情報をジャーナルファ
イルに記録しバックアップ手段を起動してバックアップ
を行わせそのバックアップの終了時にバックアップ終了
情報をジャーナルファイルに記録し、リカバリ制御手段
が障害の復旧の際にジャーナルファイルからデータ記憶
領域に履歴情報中のデータをロードしてデータ記憶領域
を復旧する。 [0017]
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。 [0018]図1は1本発明のデータベース制御方式の
一実施例の構成を示すブロック図である。本実施例のデ
ータベース制御方式は、高速アクセス可能で揮発性の記
憶媒体であり基準となるデータを記憶するデータ記憶領
域1と、履歴情報(更新後のデータ、バックアップ開始
情報およびバックアップ終了情報等)を記憶するジャー
ナルファイル2と、データ記憶領域1内のデータのバッ
クアップ情報を記憶する外部記憶装置上のデータファイ
ル3と、必要に応じて(あるデータが更新や参照の対象
となっているがそのデータがデータ記憶領域1に存在し
ない場合等に)データファイル3からデータ記憶領域1
にデータを読み出すデータ読み出し手段4と、データの
更新の際に更新後のデータをジャーナルファイル2に格
納しデータ記憶領域1のデータを更新するデータ更新手
段5と、データ記憶領域1内の前回のバックアップ開始
時以降に更新されたデータをデータファイル3に格納す
るバックアップ手段6と、チェックポイント時にバック
アップ開始情報をジャーナルファイル2に記録しバック
アップ手段6を起動してバックアップを行わせそのバッ
クアップの終了時にバックアップ終了情報をジャーナル
ファイル2に記録するチェックポイント制御手段7と、
データの更新中に発生した障害の復旧の際にジャーナル
ファイル2からデータ記憶領域1にその更新に関する履
歴情報中のデータをロードしてデータ記憶領域1を復旧
するリカバリ制御手段8とを含んで構成されている。 [0019]図2は、本実施例のデータベース制御方式
の基本的な考え方を図8と対比させて示す図である。 [00201図3〜図7は、本実施例のデータベース制
御方式の具体的な動作を説明するための図である。 [00211次に、このように構成された本実施例のデ
ータベース制御方式の動作について説明する。 [0022]初めに、図2を参照して、本実施例のデー
タベース制御方式の基本的な考え方について説明する。 [00231本実施例のデータベース制御方式は、基準
となるデータをデータ記憶領域1に置き、ジャーナルフ
ァイル2およびデータファイル3をデータ記憶領域1の
バックアップ用として位置付けている。基準となるデー
タは、ジャーナルファイル2およびデータファイル3内
の履歴情報およびバックアップ情報を組み合わせること
で、必ずデータ記憶領域1に再現することができる。 [0024]これによって、更新要求に基づくデータ記
憶領域1内のデータの更新は、データ記憶領域1からジ
ャーナルファイル2への履歴情報の書き込みのみで可能
となる。また、障害発生時の復旧も、ジャーナルファイ
ル2からデータ記憶領域1への履歴情報のロードのみで
可能となる。したがって、データファイル3が存在する
外部記憶装置に対する入出力回数を削減することができ
る。 [0025]なお、データ記憶領域1内の更新後のデー
タを適宜データファイル3に出力すること(チェックポ
イント時のバックアップ)で、ジャーナルファイル2に
存在する履歴情報のデータ量を削減することができる。 [00261次に、図3〜図7を参照して、本実施例の
データベース制御方式による具体的な動作を説明する。 [00271図3〜図7には、更新や参照が行われる際
のデータ記憶領域1.ジャーナルファイル2およびデー
タファイル3の遷移状態が示されている。ここでは、デ
ータ記憶領域1およびデータファイル3がブロック(デ
ータ記憶領域1およびデータファイル3において対応す
る位置に同一のブロック番号(1)〜(24)が付され
ている)に分割され、データ記憶領域1およびデータフ
ァイル3における同じブロック番号のブロック内のデー
タが同一(更新の有無はあるカリのデータであるものと
する。また、これらの図中のデータ記憶領域1内の空白
のブロックは、本実施例が適用される計算機システムの
立上げ後にデータファイル3内のデータがロードされて
いないブロックを示す。また、データファイル3内の空
白のブロックは、図3の状態からデータの内容が変更さ
れていないブロックを示す。 [00281図3に示す状態から、ブロック番号(2)
のブロックのデータ(以下、 「データ(2)」という
。 他のブロックのデータについても同様)およびデータ(
5)が更新されたものとする。更新が終了した時点で、
データ更新手段5は、データ(2)および(5)の更新
後の内容をジャーナルファイル2に格納する。この時点
で、データ(2)および(5)は更新状態となる。 [0029]この後に、データ(8)の参照が発生した
とすると、データ読み出し手段4は、データ(8)をデ
ータファイル3から読み出してデータ記憶領域1に格納
する。 [00301図4は、以上のような処理が行われた後に
、データ更新手段5がデータ記憶領域1内のデータ(8
)および(20)の更新を終了し、ジャーナルファイル
2にそれらのデータを書き込んだ状態を示す図である。 この時点の更新状態のデータはデータ(2)。 (5)、 (8)および(20)である。なお、ここ
までの状態では、データファイル3への書き込みは発生
していない。 [00311図5は、図4の状態でチェックポイント時
となり、チェックポイント制御手段7がジャーナルファ
イル2内にバックアップ開始情報SCを記録し、チェッ
クポイント制御手段7により起動されたバックアップ手
段6が更新状態のデータの中でデータ(5)および(2
0)のバックアップを行った状態を示す図である。この
時点で障害が発生し復旧が必要になった場合には、リカ
バリ制御手段8は、ジャーナルファイル2内のバックア
ップ開始情報SCが記録された以前に書き込まれたデー
タの内容(更新イメージ)を利用して復旧を行う。 [0032]図6は、バックアップ手段6がデータ(2
)および(8)のバックアップを完了し、チェックポイ
ント制御手段7がバックアップ終了情報ECをジャーナ
ルファイル2に記録した状態を示す図である。なお、バ
ックアップ終了情報ECを記録する前にデータ記憶領域
1内のデータ(24)が更新され、ジャーナルファイル
2にその更新を示す履歴情報(更新後のデータ(24)
の内容)が書き込まれているものとする(この時点で、
データ(24)は更新状態である)。 [00331図6の状態で障害が発生し、データ記憶領
域1内のデータが全て失われたものとする。この場合に
、リカバリ制御手段8は、ジャーナルファイル2を参照
して、最新のバックアップ終了情報ECに対応するバッ
クアップ開始情報SCが記録された以降に書き込まれた
履歴情報(ここでは、更新後のデータ(24)の内容)
をデータ記憶領域1にロードする。このとき、同じ番号
のデータが複数存在すれば、先にロードされた内容に後
の内容が上書きされる。 [0034]図7は、リカバリ制御手段8が上述のよう
な復旧を終了した時点のデータ記憶領域1の状態を示す
図である。リカバリ制御手段8によって復旧されたデー
タ(24)は更新状態であるので、この後にバックアッ
プ手段6が起動されると、データ(24)はバックアッ
プの対象に加えられてデータファイル3にバックアップ
されることになる。 [0035]なお、図3〜図7の具体例ではデータ記憶
領域1とデータファイル3との大きさが等しいとして述
べたが、一般にデータ記憶領域1の大きさはデータファ
イル3よりも小さくデータ記憶領域1に入りきらないデ
ータが存在する(全てのデータ(基準となるデータでな
いデータを含むとしても)を記憶しているのはあくまで
もデータファイル3である)。そのようなデータ記憶領
域1に入りきらないデータについては、必要に応じてデ
ータファイル3内のデータをロードする必要がある。こ
のときに、ジャーナルファイル2側にそのデータの履歴
情報(そのデータの最新の更新後のデータ)が存在すれ
ばそちらを優先的にロードすることができ、データファ
イル3の存在する外部記憶装置に対する入出力回数を削
減することができる。データファイル3の存在する外部
記憶装置よりも比較的高速アクセス可能な記憶装置上に
ジャーナルファイル2が実現されるとすると、この入出
力回数の削減の意義は大きい。 [0036]
説明する。 [0018]図1は1本発明のデータベース制御方式の
一実施例の構成を示すブロック図である。本実施例のデ
ータベース制御方式は、高速アクセス可能で揮発性の記
憶媒体であり基準となるデータを記憶するデータ記憶領
域1と、履歴情報(更新後のデータ、バックアップ開始
情報およびバックアップ終了情報等)を記憶するジャー
ナルファイル2と、データ記憶領域1内のデータのバッ
クアップ情報を記憶する外部記憶装置上のデータファイ
ル3と、必要に応じて(あるデータが更新や参照の対象
となっているがそのデータがデータ記憶領域1に存在し
ない場合等に)データファイル3からデータ記憶領域1
にデータを読み出すデータ読み出し手段4と、データの
更新の際に更新後のデータをジャーナルファイル2に格
納しデータ記憶領域1のデータを更新するデータ更新手
段5と、データ記憶領域1内の前回のバックアップ開始
時以降に更新されたデータをデータファイル3に格納す
るバックアップ手段6と、チェックポイント時にバック
アップ開始情報をジャーナルファイル2に記録しバック
アップ手段6を起動してバックアップを行わせそのバッ
クアップの終了時にバックアップ終了情報をジャーナル
ファイル2に記録するチェックポイント制御手段7と、
データの更新中に発生した障害の復旧の際にジャーナル
ファイル2からデータ記憶領域1にその更新に関する履
歴情報中のデータをロードしてデータ記憶領域1を復旧
するリカバリ制御手段8とを含んで構成されている。 [0019]図2は、本実施例のデータベース制御方式
の基本的な考え方を図8と対比させて示す図である。 [00201図3〜図7は、本実施例のデータベース制
御方式の具体的な動作を説明するための図である。 [00211次に、このように構成された本実施例のデ
ータベース制御方式の動作について説明する。 [0022]初めに、図2を参照して、本実施例のデー
タベース制御方式の基本的な考え方について説明する。 [00231本実施例のデータベース制御方式は、基準
となるデータをデータ記憶領域1に置き、ジャーナルフ
ァイル2およびデータファイル3をデータ記憶領域1の
バックアップ用として位置付けている。基準となるデー
タは、ジャーナルファイル2およびデータファイル3内
の履歴情報およびバックアップ情報を組み合わせること
で、必ずデータ記憶領域1に再現することができる。 [0024]これによって、更新要求に基づくデータ記
憶領域1内のデータの更新は、データ記憶領域1からジ
ャーナルファイル2への履歴情報の書き込みのみで可能
となる。また、障害発生時の復旧も、ジャーナルファイ
ル2からデータ記憶領域1への履歴情報のロードのみで
可能となる。したがって、データファイル3が存在する
外部記憶装置に対する入出力回数を削減することができ
る。 [0025]なお、データ記憶領域1内の更新後のデー
タを適宜データファイル3に出力すること(チェックポ
イント時のバックアップ)で、ジャーナルファイル2に
存在する履歴情報のデータ量を削減することができる。 [00261次に、図3〜図7を参照して、本実施例の
データベース制御方式による具体的な動作を説明する。 [00271図3〜図7には、更新や参照が行われる際
のデータ記憶領域1.ジャーナルファイル2およびデー
タファイル3の遷移状態が示されている。ここでは、デ
ータ記憶領域1およびデータファイル3がブロック(デ
ータ記憶領域1およびデータファイル3において対応す
る位置に同一のブロック番号(1)〜(24)が付され
ている)に分割され、データ記憶領域1およびデータフ
ァイル3における同じブロック番号のブロック内のデー
タが同一(更新の有無はあるカリのデータであるものと
する。また、これらの図中のデータ記憶領域1内の空白
のブロックは、本実施例が適用される計算機システムの
立上げ後にデータファイル3内のデータがロードされて
いないブロックを示す。また、データファイル3内の空
白のブロックは、図3の状態からデータの内容が変更さ
れていないブロックを示す。 [00281図3に示す状態から、ブロック番号(2)
のブロックのデータ(以下、 「データ(2)」という
。 他のブロックのデータについても同様)およびデータ(
5)が更新されたものとする。更新が終了した時点で、
データ更新手段5は、データ(2)および(5)の更新
後の内容をジャーナルファイル2に格納する。この時点
で、データ(2)および(5)は更新状態となる。 [0029]この後に、データ(8)の参照が発生した
とすると、データ読み出し手段4は、データ(8)をデ
ータファイル3から読み出してデータ記憶領域1に格納
する。 [00301図4は、以上のような処理が行われた後に
、データ更新手段5がデータ記憶領域1内のデータ(8
)および(20)の更新を終了し、ジャーナルファイル
2にそれらのデータを書き込んだ状態を示す図である。 この時点の更新状態のデータはデータ(2)。 (5)、 (8)および(20)である。なお、ここ
までの状態では、データファイル3への書き込みは発生
していない。 [00311図5は、図4の状態でチェックポイント時
となり、チェックポイント制御手段7がジャーナルファ
イル2内にバックアップ開始情報SCを記録し、チェッ
クポイント制御手段7により起動されたバックアップ手
段6が更新状態のデータの中でデータ(5)および(2
0)のバックアップを行った状態を示す図である。この
時点で障害が発生し復旧が必要になった場合には、リカ
バリ制御手段8は、ジャーナルファイル2内のバックア
ップ開始情報SCが記録された以前に書き込まれたデー
タの内容(更新イメージ)を利用して復旧を行う。 [0032]図6は、バックアップ手段6がデータ(2
)および(8)のバックアップを完了し、チェックポイ
ント制御手段7がバックアップ終了情報ECをジャーナ
ルファイル2に記録した状態を示す図である。なお、バ
ックアップ終了情報ECを記録する前にデータ記憶領域
1内のデータ(24)が更新され、ジャーナルファイル
2にその更新を示す履歴情報(更新後のデータ(24)
の内容)が書き込まれているものとする(この時点で、
データ(24)は更新状態である)。 [00331図6の状態で障害が発生し、データ記憶領
域1内のデータが全て失われたものとする。この場合に
、リカバリ制御手段8は、ジャーナルファイル2を参照
して、最新のバックアップ終了情報ECに対応するバッ
クアップ開始情報SCが記録された以降に書き込まれた
履歴情報(ここでは、更新後のデータ(24)の内容)
をデータ記憶領域1にロードする。このとき、同じ番号
のデータが複数存在すれば、先にロードされた内容に後
の内容が上書きされる。 [0034]図7は、リカバリ制御手段8が上述のよう
な復旧を終了した時点のデータ記憶領域1の状態を示す
図である。リカバリ制御手段8によって復旧されたデー
タ(24)は更新状態であるので、この後にバックアッ
プ手段6が起動されると、データ(24)はバックアッ
プの対象に加えられてデータファイル3にバックアップ
されることになる。 [0035]なお、図3〜図7の具体例ではデータ記憶
領域1とデータファイル3との大きさが等しいとして述
べたが、一般にデータ記憶領域1の大きさはデータファ
イル3よりも小さくデータ記憶領域1に入りきらないデ
ータが存在する(全てのデータ(基準となるデータでな
いデータを含むとしても)を記憶しているのはあくまで
もデータファイル3である)。そのようなデータ記憶領
域1に入りきらないデータについては、必要に応じてデ
ータファイル3内のデータをロードする必要がある。こ
のときに、ジャーナルファイル2側にそのデータの履歴
情報(そのデータの最新の更新後のデータ)が存在すれ
ばそちらを優先的にロードすることができ、データファ
イル3の存在する外部記憶装置に対する入出力回数を削
減することができる。データファイル3の存在する外部
記憶装置よりも比較的高速アクセス可能な記憶装置上に
ジャーナルファイル2が実現されるとすると、この入出
力回数の削減の意義は大きい。 [0036]
【発明の効果】以上説明したように本発明は、データ記
憶領域に常に基準となるデータを置き、データの更新。 参照および復旧の全てをこのデータ記憶領域に対して行
うことにより、データの更新、参照および復旧等の際の
外部記憶装置に対する入出力回数を削減することができ
るという効果がある。 [0037]特に、従来の第1の方式と比較して考える
と、更新が特定のデータに集中する場合に、上述の効果
は顕著となる。 [0038]また、従来の第2の方式と比較して考える
と、チェックポイント制御手段が起動される間隔(チェ
ックポイント時の時隔)の間に更新されるデータ量が多
い場合に、上述の効果は顕著となる。
憶領域に常に基準となるデータを置き、データの更新。 参照および復旧の全てをこのデータ記憶領域に対して行
うことにより、データの更新、参照および復旧等の際の
外部記憶装置に対する入出力回数を削減することができ
るという効果がある。 [0037]特に、従来の第1の方式と比較して考える
と、更新が特定のデータに集中する場合に、上述の効果
は顕著となる。 [0038]また、従来の第2の方式と比較して考える
と、チェックポイント制御手段が起動される間隔(チェ
ックポイント時の時隔)の間に更新されるデータ量が多
い場合に、上述の効果は顕著となる。
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】図1に示すデータベース制御方式の基本的な考
え方を示す図である。
え方を示す図である。
【図3】図1に示すデータベース制御方式の具体的な動
作を説明するための図である。
作を説明するための図である。
【図4】図1に示すデータベース制御方式の具体的な動
作を説明するための図である。
作を説明するための図である。
【図5】図1に示すデータベース制御方式の具体的な動
作を説明するための図である。
作を説明するための図である。
【図6】図1に示すデータベース制御方式の具体的な動
作を説明するための図である。
作を説明するための図である。
【図7】図1に示すデータベース制御方式の具体的な動
作を説明するための図である。
作を説明するための図である。
【図8】従来のデータベース制御方式の基本的な考え方
を示す図である。
を示す図である。
【符号の説明】
1 データ記憶領域
ジャーナルファイル
データファイル
データ読み出し手段
データ更新手段
6 バックアップ手段
7 チェックポイント制御手段
8 リカバリ制御手段
【図7】
Claims (1)
- 【請求項1】高速アクセス可能で揮発性の記憶媒体であ
り基準となるデータを記憶するデータ記憶領域と、履歴
情報を記憶するジャーナルファイルと、前記データ記憶
領域内のデータのバックアップ情報を記憶するデータフ
ァイルと、このデータファイルから前記データ記憶領域
にデータを読み出すデータ読み出し手段と、データの更
新の際に更新後のデータを前記ジャーナルファイルに格
納し前記データ記憶領域のデータを更新するデータ更新
手段と、前記データ記憶領域内の前回のバックアップ開
始時以降に更新されたデータを前記データファイルに格
納するバックアップ手段と、チェックポイント時にバッ
クアップ開始情報を前記ジャーナルファイルに記録し前
記バックアップ手段を起動してバックアップを行わせそ
のバックアップの終了時にバックアップ終了情報を前記
ジャーナルファイルに記録するチェックポイント制御手
段と、障害の復旧の際に前記ジャーナルファイルから前
記データ記憶領域に履歴情報中のデータをロードして前
記データ記憶領域を復旧するリカバリ制御手段とを有す
ることを特徴とするデータベース制御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2404016A JPH04209044A (ja) | 1990-12-03 | 1990-12-03 | データベース制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2404016A JPH04209044A (ja) | 1990-12-03 | 1990-12-03 | データベース制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04209044A true JPH04209044A (ja) | 1992-07-30 |
Family
ID=18513711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2404016A Pending JPH04209044A (ja) | 1990-12-03 | 1990-12-03 | データベース制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04209044A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5724581A (en) * | 1993-12-20 | 1998-03-03 | Fujitsu Limited | Data base management system for recovering from an abnormal condition |
JP2012038004A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 加入者情報バックアップ方法及び加入者情報バックアップ装置 |
-
1990
- 1990-12-03 JP JP2404016A patent/JPH04209044A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5724581A (en) * | 1993-12-20 | 1998-03-03 | Fujitsu Limited | Data base management system for recovering from an abnormal condition |
JP2012038004A (ja) * | 2010-08-05 | 2012-02-23 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 加入者情報バックアップ方法及び加入者情報バックアップ装置 |
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