JPH04208424A - インモールドコート方法 - Google Patents

インモールドコート方法

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JPH04208424A
JPH04208424A JP2339565A JP33956590A JPH04208424A JP H04208424 A JPH04208424 A JP H04208424A JP 2339565 A JP2339565 A JP 2339565A JP 33956590 A JP33956590 A JP 33956590A JP H04208424 A JPH04208424 A JP H04208424A
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Japan
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mold
coating
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pressure
viscosity
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Kazuhisa Fuji
和久 藤
Takami Nakamura
中村 隆美
Noritaka Tanaka
宣隆 田中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、金型内において成形材料を所定形状に成形し
た後、この金型を開くことなく該金型内で成形品の表面
にコーティングを施すインモールドコート方法に関する
ものである。
(従来の技術) 合成樹脂を素材とするシートモールデイングコンパウン
ド(SMC)等の成形材料を用いて成形した成形品は、
例えばボンネットやトランクリッドなど自動車の外板部
材等に適用した場合、従来の鋼板製のものに比べて車体
の軽量化を図ることができる。
しかしながら、上記成形品を最終製品に仕上げるために
該成形品の表面にコーティングを施す際、成形品の表面
および表面近傍に存在する気泡内のエアが、コーティン
グの乾燥工程で塗膜を破って塗膜表面から外部に放出さ
れるため、通常のコーティング方法では塗膜にピンホー
ルが生じ、良好な表面品質を得ることができないという
問題がある。
これに対し、従来、例えば特開昭61−273921号
公報に開示されているようなインモールドコート方法の
採用により上記問題解決を図る工夫がなされている。す
なわち、このインモールドコート方法は、成形材料を金
型内に配して型締めすることにより該成形材料を所定形
状に成形した後、この型締め状態にある金型内に塗料を
注入することにより上記成形により形成された成形品の
表面にコーティングを施すようにしたものであって、こ
れにより、成形品の表面および表面近傍の気泡内に塗料
を充填して塗膜上のピンホール発生を防止することが可
能となる。
上記塗料の粘度は、これを高く設定すると、ショートシ
ョットフローマーク等のコート性不良が発生する一方、
これを低く設定すると表面性状。
付着性等の塗膜性が低下することとなる。このため、従
来、塗料の粘度を高く設定しく具体的には210〜26
0ps)、これにより生ずるコート性不良に対してはイ
ンモールドコートの後工程において研磨を施すことによ
り対処していた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、コート性不良に対応するための研磨工程
を設けることは、生産能率向上の観点から好ましくなく
、特に、塗料の組成改良によりその付着性が向上してき
ている今日においては、上記塗料の粘度を従来どおり高
く設定しておく必要も薄れてきている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、成形品の表面にコーティングされた塗料のコート性
および塗膜性双方を共に満足できる水準とすることので
きるインモールドコート方法を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 本発明に係るインモールドコート方法は、近年の塗料の
付着性向上に鑑み、塗料の粘度を従来より低い所定範囲
に設定することにより、上記目的達成を図るようにした
ものである。
すなわち、成形材料を金型内に配して型締めすることに
より該成形材料を所定形状に成形した後、この型締め状
態にある金型内に塗料を注入することにより、前記成形
により形成された成形品の表面にコーティングを施すイ
ンモールドコート方法において、 前記塗料の粘度を110±30ポアズ(ps)に設定し
たことを特徴とするものである。
(発明の作用および効果) 上記構成に示すように、インモールドコートに用いられ
る塗料の粘度が110±30psに設定されているので
、成形品の表面にコーティングされた塗料のコート性お
よび塗膜性双方を共に満足できる水準とすることができ
る。
したがって、本発明によれば、表面品質に優れたインモ
ールドコート製品を得ることができる。
(実 施 例) 以下添付図面を参照しながら本発明の実施例について詳
述する。
第1図は、本発明に係るインモールドコート(IMC)
方法の一実施例を示す型締め圧力制御特性曲線図であっ
て、第2図は、本実施例に係るインモールドコート方法
の実施に使用されるインモールドコート装置を示す断面
図である。
本実施例に係るインモールドコート方法の工程の概要を
示すと以下のとおりである。
すなわち、第2図に示すように、成形材料たるSMC(
本実施例においては不飽和ポリエステル樹脂およびガラ
ス繊維からなるシート状のコンパウンド)2を、下型(
固定型) IOAおよび上型(可動型)IOBからなる
金型lOの上下両型10A 。
IOB間に配した後、上型駆動部12を駆動して型締め
を行う。この型締め圧力は、圧力制御部14を介して制
御ユニット1Bによって制御される。
第1図に示すように、型締め圧力は、これを所定圧Pl
 (例えば70KFJf /clj)まで上昇させ、こ
れによりSMCを金型lO内(キャビティ)の隅々まで
充填させて所定形状に成形した後、所定圧P3 (例え
ば35KIr /aj、)まで低下させて所定時間(例
えば20秒)保持し、その後、所定圧P2(例えば20
に、9f /li)までさらに低下させ、この状態で上
型10Bに設けられた塗料吐出ユニット18のノズル2
0から金型10内にインモールドコート用の塗料(熱硬
化塗料)4を高圧で注入する。その後、型締め圧力を再
び所定圧Pa  (Pa ”Pl)まで上昇させて塗料
4を上記成形により形成されたSMC成形品2′の表面
全体に押し拡げた後、所定圧P5 (P5〜P3)まで
低下させて所定時間保持する。これにより、インモール
ドコート製品が完成し、このインモールドコート製品は
、金型lOの型開きの後、取り出される。
上記工程において、塗料4の注入タイミング。
注入量は、塗料送出装置22および塗料吐出ユニット1
8を介して制御ユニット1Bによって制御される。
また、この制御ユニット1Bには、下型10Aおよび上
型10B間の変位を検出する変位センサ24からの変位
信号と、第3図に示すように、下型10Aのキャビティ
形成面に臨むようにして下型10Aに設けられた5つの
圧力センサ26a 、 28b 、 28c 、 26
d 。
26eからの圧力信号とが入力される。
上記工程において、型締め圧力を成形のための所定圧P
1から塗料注入のための所定圧P2まで一気に低下させ
ずに、途中で所定圧P3(P2<P3 <Pl )に所
定時間保持するようにしたのは、型締め圧力の急激な低
下によるSMC成形品2′の材料密度の不均一化を抑制
するためである。
第1表は、上記塗料4の組成を、従来の一般的な1MC
用塗料との対比で示す表である。
第  1  表 同表に示すように、塗料4には、架橋剤たるスチレンモ
ノマが粘度低下剤として添加されている。
第2表は、スチレンモノマの添加量を変化させることに
より塗料4の粘度を変化させた場合における、SMC成
形品2′の表面にコーティングされた塗料4のコート性
および塗膜性を示す表である。コート性はフローマーク
、塗膜性は付着性および表面性状としての肌の鮮映度(
PGD)について、目視による評価を行った。
第  2  表 上表から明らかなように、塗料4の粘度が16Qps以
上になるとフローマークの発生によりコート性の点で表
面品質を満足しない。一方、塗料4の粘度が72pS以
下になると付着性の点て表面品質を満足しない。また、
肌の鮮映度(PGD)については64ps以下になると
表面品質が急激に低下する。
以上のことから、塗料4の粘度を110±30psの範
囲に設定すれば、上記各評価項目すべてにおいて満足す
る結果が得られることがわかる。
すなわち、上記範囲に設定することにより、塗料4のコ
ート性および塗膜性双方を共に満足することができ、表
面品質に優れたインモールドコート製品を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るインモールドコート方法の一実
施例を示す型締め圧力制御特性曲線図、第2図は、本実
施例に係るインモールドコート方法の実施に使用される
インモールドコート装置を示す断面図、 第3図は、上記インモールドコート装置の部分平面図で
ある。 2・・・SMC(成形材料) 2′・・・SMC成形品(成形品) 4・・・塗料 10・・・金型        10A・・・下型10
B・・・上型 第1図 門開

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 成形材料を金型内に配して型締めすることにより該成形
    材料を所定形状に成形した後、この型締め状態にある金
    型内に塗料を注入することにより、前記成形により形成
    された成形品の表面にコーティングを施すインモールド
    コート方法において、前記塗料の粘度を110±30ポ
    アズ(ps)に設定したことを特徴とするインモールド
    コート方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002160256A (ja) * 2000-11-24 2002-06-04 Koito Mfg Co Ltd 合成樹脂製灯具構成部材の表面被膜形成方法および合成樹脂製灯具構成部材
JP2005153216A (ja) * 2003-11-21 2005-06-16 Toyoda Gosei Co Ltd 透光表示体及びその製造方法

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