JPH04207108A - 歩行型芝刈機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、刈り揃えた後の芝を駆動ローラで進行方向に
押し倒すようにした歩行型芝刈機に関するものである。

［従来の技術］ 刈り跡が美麗に映るように、回転刃の後方に駆動ローラ
が設けられ、刈り揃えた芝を一定方向に押し倒してゆく
ようにした歩行型芝刈機がある。

この種の歩行型芝刈機は、駆動ローラの駆動方法がロー
ラ取付軸の中間部に伝動するセンタドライブ式であり、
駆動ローラは適所で左ローラと右ローラに分けられ、左
右ローラの間隔部にローラ取付軸に伝動する伝動ケース
が配置されている。伝動ケースの１部はローラ上に露出
した入力部となり、側面視でローラ内に隠れた伝動ケー
スの下部にローラ取付軸が支承されている。また、伝動
ケースの下部には、外周面がローラと同心でローラの外
径と同じかもしくは若干小径に形成された鉄板が取り付
けられており、左右ローラの間隔部の芝をこの鉄板がロ
ーラの代りに鯖江してゆくようになっている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、伝動ケースまたは鉄板と左右口−ラとの
間には若干の隙間があるため、ここから小石や砂が中空
のローラ内に侵入し、アルミダイカスト等でできた伝動
ケースが摩耗や損傷するという問題があった。

［課題を解決するための手段］ 上記課題を解決するために、本発明は次のような構成と
した。

すなわち、本発明にかかる歩行型芝刈機は、回転刃の後
方に設けた伝動ケースの下部に両端部を該伝動ケースか
ら左右に突出させてローラ取付軸を支承し、このローラ
取付軸の左右両突出部に該取付軸側の内端面が開口する
中空のローラをそれぞれ取り付けた歩行型芝刈機であっ
て、前記左右ローラの下半部の内面部に、該ローラと伝
動ケースの間隙部を覆うローラ内径よりも小径の第１の
円弧状リブを伝動ケースに固定して設けるとともに、前
記左右ローラの上半部の外面部に、該ローラと伝動ケー
スの間隙部を覆うローラ外径よりも大径の第２の円弧状
リブを伝動ケースに固定して設けたことを特徴としてい
る。

［作　用コ 地面から跳ね上げられた小石、砂等が伝動ケースの下部
とローラの下部との隙間からローラ内に侵入するのが第
１の円弧状リブによって防止され、また上から降ってく
る小石、砂等が伝動ケースの側面とローラの上部との隙
間からローラ内に侵入するのが第２の円弧状リブによっ
て防止される。

［実施例］ 以下、図面にあられされた実施例について説明する。

この歩行型芝刈機ｌは、回転刃（ブレード）２を水平面
内で回転させて芝を刈るロータリ式芝刈機であって、ブ
レード２の上方および側方を覆うデツキ３の上にエンジ
ン５が設けられており、エンジン５の下部からデツキ３
内に突出する回転軸６にブレード２が取り付けられてい
る。ブレード２は第５図における矢印方向（平面視で右
回り）に回転する。刈り取られた草は、デツキ３の側板
の後部に形成された排草ロアに統〈シュート８を通って
集草箱９に送り込まれ、ここに収容される。

上記本体部は、デツキ３の前部側面に取り付けた左右一
対の転勤自在な前輪１０．１０と、デツキ３の後方に設
けた駆動ローラ１１によって支持される。これら前輪１
０　、ｔｏおよびローラ１１は取付高さ調節レバー１２
，１２，１３．１３で本体部に対する取付高さを調節す
ることが可能で、この取付高さを調節することにより芝
の刈り丈を任意に変えられる。

駆動ローラ１１は機体幅の左右中間部で分けられる左ロ
ーラＩＩＬと右ローラＩＩＲとからなり。

左右両ローラ１１（Ｌ、Ｒ）は両端部が支持板１５．１
５に支持されたローラ取付軸１６に取り付けられている
。そして、左右ローラ１１（Ｌ、Ｒ）の間隔部１７にロ
ーラ取付軸１６に伝動する伝動ケース１８が配置されて
いる。この伝動ケース１８には、エンジン５の後部に突
出するローラ駆動軸２０より伝動軸２１を介して回転動
力が伝えられる。

第３図に示すように、伝動ケース１８にはクラッチ軸２
３．カウンタ軸２４およびローラ取付軸１６が水平に設
けられ、前記伝動軸２１に接続した入力軸２５よりクラ
ッチ軸２３にベベルギヤ２７．２８を介して伝動される
とともに、クラッチ軸２３よりローラ取付軸１６に平ギ
ヤ３０，３１゜３２を介して伝動される。ベベルギヤ２
８はクラッチ軸２３に回転自在に嵌合しており、ベベル
ギヤ２８からクラッチ軸２３へはクラッチ軸２３に摺動
自在に嵌合するクラッチ筒体３４を経由して伝動される
。シフタ３５でクラッチ筒体３４をベベルギヤ２８から
離れる方向に摺動させ、両者の係合を解除することによ
り、ベベルギヤ２８からクラッチ軸２３への伝動が断た
れる。

伝動ケース１８は、クラッチ軸２３が収容されている上
部１８ａと、カウンタ軸２４が収容されている中間部１
８ｂと、ローラ取付軸１６が支承されている下部１８ｃ
とからなり、中間部１８ｂが背面視でくびれだ形状とな
っている。そして、この中間部１８ｂの両側で左右ロー
ラ１１（Ｌ。

Ｒ）の上部内端が対向している。したがって、上部１８
ａはローラ１１の上に露出し、下部１８ｃは左右ローラ
１１（Ｌ、Ｒ）の内端部に形成される空間部４０に位置
している。伝動ケースの下端部１８ｄも背面視で中間部
１８ｂと同じ幅に形成され、その下面に押圧用鉄板４２
が貼着されている。この芝刈機１は左右ローラの間隔部
１７の芝生面を伝動ケース１８の下面で鎮圧するように
なっているの↑、該伝動ケースを保護するために抑圧用
鉄板４２が貼着されているのである。この押圧用鉄板４
２は、その底面がローラ１１の底面よりも若干高くなる
ように設けておくのがよい。

なお、本実施例とは異なり、第６図に示すように、スプ
リング４３．・・・によって押圧用鉄板４２′を伝動ケ
ース１８′に上下に移動可能となるよう弾性的に取り付
けた構成とすると、鉄板４２′が地面の凹凸に容易に追
随することができるので。

走行が円滑になるとともに、押圧用鉄板が摩耗しにくく
なる。

さらに、第７図に示す実施例のように、押圧用鉄板４２
″をテーパ状の環状に成形し、これをローラ取付軸の中
心ａ−ａに対して傾斜させ、回転中心ｂ−ｂの回りに回
転自在に軸受４４にて支持するように構成すれば、鉄板
４２パが地面の石等を引きすることがなくなり、鉄板４
２″の摩耗を防げる。

左右ローラ１１（Ｌ、Ｒ）の内部には、前記空間部４０
と各ローラの中空部４５Ｌ、４５Ｒｔ″遮蔽するパーリ
ング４６Ｌ、４６Ｒが設けられている。なお、八−リン
グ４６の代りに、第８図に示すようなリブ４７とポス４
８を設けておいてもよい。

さらに、伝動ケース下端部１８ｄの左右両側面に、ロー
ラ１１の下半部内面よりも上方に位置しローラ内径より
も小径な第１の円弧状リブ５０゜５０が、左右ローラ１
１（Ｌ、Ｒ）の内端部よりも外方に張り出した状態で設
けられているとともに、伝動ケースの中間部１８ｂの左
右両側面に。

ローラ１１の上半部外面よりも上方に位置しローラ外径
よりも大径な第２の円弧状リブ５１，５１が、左右前ロ
ーラの内端部よりも外方に張り出した状態で設けられて
いる。これら第１および第２の円弧状リブ５０，５１に
よって、伝動ケース１８とローラ１１（Ｌ、Ｒ）との隙
間部から小石や砂、あるいはゴミ等が前記空間部４０に
侵入するのをある程度防止することができる。

デツキ３の後部から、平面視コ字形の下部ハンドル６０
が上向き後方に突設され、さらに該下部ハンドルの後端
部に角度調節可能に上部ハンドル６１が取り付けられて
いる。これら上下ハンドル６０．６１の適所に操作用の
レバーやスイッチが設けられている。

デツキ３の後部には、ローラ１１．伝動ケース１８等の
上方および後方を覆うリヤカバー６３と、側方を覆うサ
イドカバー６４．６４が設けられている。なお、前記集
草箱９はリヤカバー６３の背面部に取り付けられている
。また、左側の前輪ｌＯの後方に、回転刃２に飛ばされ
た小石などが地面や前輪に当たって跳ね上がるのを防止
するガードカバー６５が、デツキ３から外に張り出して
設けられている０図示例の芝刈機ｌは回転刃２が平面視
右回りに回転するようになっているので、デツキ３の左
前隅部や右後隅部から小石等の異物がデツキ外に飛び出
ることが多く、このため上記位置にガードカバー６５が
設けられているのである。

このガードカバー６５は、その外端部が前輪ｌＯの外端
部と揃う程度の幅で、デツキ３の底面とほぼ同じ高さに
設けておくのがよい、なお、デツキ３の後部にはりャカ
パー６３やサイドカバー６４が設けられているので、右
後隅部にはガードカバーは不要である。

デツキ３の下面側部に円弧状の保護板６６．６６が取り
付けられているが、この保護板のデツキへの固着方法と
しては次に示す方法が好ましい。

すなわち、第９図に示す方法は、デツキ３に段付きねじ
穴６７を設け１頭頂部に大径になったフランジ部６８を
有する六角穴付きポルト６９にて保護板６６を固着する
方法で、フランジ部６８の厚み分しか下方に突出しない
ので、第１０図に示すような通常のポルト７０を使用し
た固着方法に較べてポルトが地面に引掛かることが格段
に少なくなる。また、第１１図および第１２図に示す方
法は、保護板６６の下にガイド板７２を重ね合わせた状
態で両者を通常のボルト７０にてデツキ３に固着した後
、ガイド板７２の進行方向側の端部７２ａをポルト７０
の頭部の下側に折り返す方法で、進行方向Ｘに対しガイ
ド板の端部７２ａが斜めになるので、地面や障害物に接
触したときの引っ掛かりが少なくなる。

［発明の効果］ 以上の説明から明らかなように、本発明にかかる歩行型
芝刈機は、伝動ケースの側面に設けた第１および第２の
円弧状リブによって、伝動ケースと左右ローラの間隙部
から小石や砂あるいたゴミ等がローラの中空部に侵入す
るのを防Ｗできるようになった。

【図面の簡単な説明】

＠１図は本発明の１実施例である歩行型芝刈機の側面図
、第２図はその平面図、！３図はローラおよび伝動ケー
スの断面図、第４図は第３図におけるＣ−Ｃ段面図、第
５図はデツキの底面図である。第６図乃至第８図はいず
れも異なる実施例をあられし、第６図は伝動ケースの側
部断面図、第７図はローラおよび伝動ケースの断面図、
第８図はローラの要部の断面図である。また、第９図乃
至第１１図は保護板取付部の断面図、第１２図は保護板
取付部の斜視図である。 １・・・歩行用芝刈機、２・・・ブレード（回転刃）、
３・・・デツキ、５・・・エンジン、１１・・・ローラ
、１１Ｌ・・・左ローラ、ＩＬＲ・・・右ローラ、１８
・・・伝動ケース、５０・・・第１の円弧状リブ、５１
・・・第２の円弧状リブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）回転刃の後方に設けた伝動ケースの下部に両端部
   を該伝動ケースから左右に突出させてローラ取付軸を支
   承し、このローラ取付軸の左右両突出部に該取付軸側の
   内端面が開口する中空のローラをそれぞれ取り付けた歩
   行型芝刈機であって、前記左右ローラの下半部の内面部
   に、該ローラと伝動ケースの間隙部を覆うローラ内径よ
   りも小径の第１の円弧状リブを伝動ケースに固定して設
   けるとともに、前記左右ローラの上半部の外面部に、該
   ローラと伝動ケースの間隙部を覆うローラ外径よりも大
   径の第２の円弧状リブを伝動ケースに固定して設けたこ
   とを特徴とする歩行型芝刈機。