JPH0448665Y2 - - Google Patents

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JPH0448665Y2
JPH0448665Y2 JP1986178578U JP17857886U JPH0448665Y2 JP H0448665 Y2 JPH0448665 Y2 JP H0448665Y2 JP 1986178578 U JP1986178578 U JP 1986178578U JP 17857886 U JP17857886 U JP 17857886U JP H0448665 Y2 JPH0448665 Y2 JP H0448665Y2
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JP
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cutting blade
blade housing
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lining plate
gap
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JP1986178578U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、刈刃を縦軸芯周りで回転駆動される
状態でアルミニウム製の刈刃ハウジングに内装し
た芝刈り機の刈刃ハウジング構造に関する。
〔従来の技術〕
上記芝刈り機は、刈刃ハウジングをアルミニウ
ムで作成することによつて、軽量化を図つたもの
である。しかしながら、この種の芝刈り機では、
高速で回転駆動される刈刃により飛ばされた石等
が刈刃ハウジングの内面に接当することがあるた
め、軽量ではあるが耐磨耗性、及び強度面では問
題のあるアルミニウム製の刈刃ハウジングは磨滅
したりひびが入ることがある。
このため、従来の芝刈り機では、刈刃が内装さ
れた刈刃ハウジングの内周面の全体にアルミニウ
ム製のこの刈刃ハウジングを保護する意味での硬
質のライニング板を装着していた。(例えば、実
開昭60−185425号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のような従来の芝刈り機では、前記の不都
合を解消するには有効であるが、その反面、次の
ような新たな問題が生じる。
すなわち、刈刃ハウジング内では、その刈刃ハ
ウジング内に入り込んできた芝の上部を刈刃の回
転に伴つて切断するものであるが、刈刃の回転軌
跡と刈刃ハウジングの内面があまりに接近し過ぎ
ていると、ハウジング内に入り込んだ芝が起立す
る間もなく刈刃が接触する状態となり、倒伏状態
に近い姿勢で刈刃に接した芝が切断され難く、刈
り残しとなつたり、芝を引きちぎるなどして傷め
る原因となりやすいものであつた。
また、逆に、刈刃の軌跡と刈刃ハウジング内面
とが十分に離れていると刈刃ハウジング内に入り
込んだ芝が起立姿勢に復元してから刈刃が接触す
るため、上述の場合のような問題は避けられるも
のの、その場合には、刈刃ハウジングの全体が大
型化するという不都合があることに加え、刈刃の
回転による旋回風が前記の刈刃の軌跡と刈刃ハウ
ジング内面との隙間から大量に外部に吹き出す傾
向があるため、刈刃によつて切断された後の刈芝
が前記旋回風に乗つて外部に飛散されてしまうと
いう問題があつた。
本考案の目的は、石等の接当による刈刃ハウジ
ングの摩滅や破損を、重量増大の抑制を図りなが
ら回避できるようにするために、硬質のライニン
グを用いるにあたり、芝の刈残しや傷みの少ない
状態での芝刈を行えるとともに、刈刃ハウジング
全体の大型化や刈芝の飛散を避けられるようにす
る点にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために講じた本考案の技術
手段は、刈刃を縦軸芯周りで回転駆動される状態
でアルミニウム製の刈刃ハウジングに内装した芝
刈り機の刈刃ハウジング構造において、前記刈刃
ハウジングの刈刃外周囲を覆う縦壁部の内面を、
内装される前記刈刃の回転中心を曲率中心とする
円弧状に形成するとともに、前記縦壁部の内面全
体に沿わせて硬質のライニング板を設け、かつ、
前記縦壁部のうちの機体進行方向での左右の縦壁
部と前記ライニング板との間に緩衝材を介装し
て、前記刈刃の回転軌跡の外周縁と前記ライニン
グ板との間に形成される隙間を、前記緩衝材が設
けられた左右の縦壁部側の隙間が前後の縦壁部4
A側の隙間よりも小さくなるように構成したこと
である。
〔作用〕
上記の技術手段を講じたことによる作用は次の
通りである。
a すなわち、機体を前進させながら作業する場
合には、石等は刈刃ハウジングに対してその前
方から入り込み、かつ、機体を後進させながら
する場合には、石等は刈刃ハウジングに対して
その後方から入り込むことと、刈刃の回転速度
は比較的高速であることとから、前後進時のい
ずれにおいても、飛ばされた石等は刈刃ハウジ
ングの右側あるいは左側の縦壁部分に接当し易
くなるのであるが、該箇所での衝突は緩衝材に
よつて緩衝され、ライニング板を比較的肉薄な
ものにしても、接当衝撃の刈刃ハウジングに対
する伝達の緩和ができる。
b そして、緩衝材を設ける範囲は、刈刃ハウジ
ングの内面全周にではなく、機体進行方向での
左右横側部だけであるため、この左右横側部で
は、刈刃の軌跡外周縁とハウジング内周面との
隙間は極力狭くしながら、機体進行方向での前
方側では、前記隙間をかなり大きくすることが
できて、刈芝等が衝突し易い刈刃ハウジングの
左右側壁部がわからの刈芝の外方への飛散を抑
制しながらも、機体進行方向では芝が刈刃ハウ
ジング内に入り込んで十分起立した状態での刈
り取りを行うことができる。
〔考案の効果〕
したがつて、石等が刈刃ハウジングに直接に接
当することを抑制するライニング板を比較的肉薄
なものに済ませ得ることに加え、刈刃ハウジング
の内面と刈刃軌跡との隙間を十分小さくしながら
も、芝が入り込んでくる進行方向つまり前後方向
での隙間を比較的大きくできるので、刈刃ハウジ
ングの全体の内面を刈刃軌跡に対して大きな隙間
を持つように大きくする場合に比べて、ハウジン
グ全体の重量増大を抑制できる利点がある。
また、刈刃ハウジング内面と刈刃軌跡との隙間
を前述のように設定することで、十分起立した状
態で刈り取れるので芝の刈り残しを解消できて、
かつ、芝の左右への飛散を制限できる点でも有利
である。
〔実施例〕
第5図に示すように、走行用の前車輪1及び後
車輪2を備え、かつ、縦軸芯周りで回転駆動され
る状態で刈刃3を内装したアルミニウム製の刈刃
ハウジング4の上部にエンジン5を取付け、この
エンジン5の出力を刈刃クラツチ6を介して前記
刈刃3に、かつ、前後向きの動力伝達軸7を介し
て前記後車輪2,2に夫々伝達するように構成
し、前記刈刃ハウジング4の後部に操縦ハンドル
9及び集草容器10を取付けて、歩行型芝刈り機
を構成してある。
前記刈刃ハウジング4において、第1図に示す
ように、回動する刈刃3により飛ばされた石等が
刈刃ハウジング4の刈刃外周囲を覆う縦壁部4A
の内面に直接に接当することを防止するための硬
質のライニング板の一例として鉄製ライニング板
11を取付けると共に、前記縦壁部4Aのうちの
横壁部分4a,4a夫々と鉄製ライニング11と
の間にゴム又は発泡樹脂から成る緩衝材12,1
2を設けて、石等の衝突に起因する刈刃ハウジン
グ4の破損防止を図つてある。
前記鉄製ライニング板11の取付け構造につい
て説明すれば、第1図乃至第4図に示すように、
鉄製ライニング板11の複数の折込み部11A…
…を刈刃ハウジング4の前方箇所及び左右箇所に
夫々嵌合させると共に、前記折込み部11A……
のうち左右の折込み部11A……を横向きのボル
ト13……により前記緩衝材12,12を刈刃ハ
ウジング4と鉄製ライニング板11との間に挟持
させた状態で前記刈刃ハウジング4に固定してあ
る。そして、前記刈刃ハウジング4の後方に対す
る鉄製ライニング板11の一方を横向きのボルト
14により刈刃ハウジング4に固定すると共に、
その他方を下向きのボルト15により前記刈刃ハ
ウジング4とそれの底板16との間に挟持させた
状態で前記刈刃ハウジング4に固定してある。
〔別実施例〕
本考案は、歩行型芝刈り機に適用できる他、乗
用型芝刈り機にも適用できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る芝刈り機の刈刃ハウジング
構造の実施例を示し、第1図は刈刃ハウジングの
底面図、第2図は第1図における−線断面
図、第3図は第1図における−線断面図、第
4図は鉄製ライニング板の斜視図、第5図は歩行
型芝刈り機の側面図である。 3……刈刃、4……刈刃ハウジング、4A……
縦壁部、4a,4b……横壁部分、11……ライ
ニング板、12……緩衝材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 刈刃3を縦軸芯周りで回転駆動される状態でア
    ルミニウム製の刈刃ハウジング4に内装した芝刈
    り機の刈刃ハウジング構造であつて、前記刈刃ハ
    ウジング4の刈刃外周囲を覆う縦壁部4Aの内面
    を、内装される前記刈刃3の回転中心を曲率中心
    とする円弧状に形成するとともに、前記縦壁部4
    Aの内面全体に沿わせて硬質のライニング板11
    を設け、かつ、前記縦壁部4Aのうちの機体進行
    方向での左右の縦壁部4Aと前記ライニング板1
    1との間に緩衝材12,12を介装して、前記刈
    刃3の回転軌跡の外周縁と前記ライニング板11
    との間に形成される隙間を、前記緩衝材12,1
    2が設けられた左右の縦壁部4A側の隙間が前後
    の縦壁部4A側の隙間よりも小さくなるように構
    成してある芝刈り機の刈刃ハウジング構造。
JP1986178578U 1986-11-20 1986-11-20 Expired JPH0448665Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986178578U JPH0448665Y2 (ja) 1986-11-20 1986-11-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986178578U JPH0448665Y2 (ja) 1986-11-20 1986-11-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6385033U JPS6385033U (ja) 1988-06-03
JPH0448665Y2 true JPH0448665Y2 (ja) 1992-11-17

Family

ID=31120842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986178578U Expired JPH0448665Y2 (ja) 1986-11-20 1986-11-20

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JP (1) JPH0448665Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60185425U (ja) * 1984-05-18 1985-12-09 ヤンマー農機株式会社 芝刈機の刈刃構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6385033U (ja) 1988-06-03

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