JPH042051Y2 - - Google Patents

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JPH042051Y2
JPH042051Y2 JP1985144615U JP14461585U JPH042051Y2 JP H042051 Y2 JPH042051 Y2 JP H042051Y2 JP 1985144615 U JP1985144615 U JP 1985144615U JP 14461585 U JP14461585 U JP 14461585U JP H042051 Y2 JPH042051 Y2 JP H042051Y2
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ink
head
adhesive tape
ink head
adhesive
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JP1985144615U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は微小インク滴を噴射し所望な文字・図
形等の画像を印写するインクジエツト印写装置に
於けるインクヘツドの保存構造に関する。
(ロ) 従来の技術 インクジエツト印写装置は周知の如く約10〜
100μmの微小なインク滴をインクヘツドから印写
媒体に噴射し、その微小インク滴の集合でもつて
所望な文字・図形等の画像を印写する。斯るイン
ク滴の噴射は例えば圧電振動板の如き電気−機械
変換器の微小振動により行なわれ、インク滴の噴
射形態により連続噴射型とオンデマンド型とに大
別される。
第4図は上記オンデマンド型に大別されるイン
クヘツドを示し、1は噴射信号に応答して湾曲振
動する圧電振動板から成る大径な第1振動板、2
は該第1振動板1の振動変位を増幅するホーン状
の変位増幅室、3は該変位増幅室2を介して伝搬
してきた振動に応答して湾曲振動する小径な第2
振動板、4は該第2振動板3が側壁の一部を構成
しインク供給口5を介してインクが供給されるイ
ンク室、6は該インク室4の上記第2振動板対向
箇所に形成された第1インク滴噴射孔、7は該第
1インク滴噴射孔6の前方に設けられた空気室、
8は該空気室7に空気流9を供給する空気流供給
口、10は該空気流供給口8から供給された空気
流9を噴出する第1インク滴噴射孔6と同軸的に
形成された第2インク滴噴射孔である。
斯る構造のインクヘツド11自体は特開昭57−
8163号公報に開示されており公知であるので詳し
い説明を割愛するが、簡単にインク滴噴射動作に
ついて以下に記述する。
噴射記号に応答して第1振動板1が湾曲振動す
るとその振動変位は増幅されて第2振動板3に伝
搬する。従つて第2振動板3は大きく湾曲振動し
インク室4内のインクを第1インク滴噴射孔6か
ら空気室7内に押し出す。押し出されたインクは
周囲から中心に向つて流れる空気流9に包まれる
ようにして第2インク滴噴射孔10から微小なイ
ンク滴12として上記噴射信号に応答してオンデ
マンド的に噴射される。
この様にオンデマンド型のインクヘツド11は
インク滴12を第1・第2振動板1,3の微小変
位により噴射するためにその内部であるインク室
4内に気泡が存在すると、斯る気泡が上記微小変
位を吸収してしまいインク滴12の噴射を阻害す
る事故が発生する。
従つて、上記インクヘツド11にあつては組立
時、或いは補修交換時ただ単に該インクヘツド1
1を接続しただけではその内部に気泡が残留し、
上述の如きインク滴12が噴射されない事故が発
生する。そこで従来に於いては、予め加圧法若し
くは減圧法により内部に水等の保存液を充填した
後接続する方法が採られている。
そして、斯る保存液が一旦予備充填されたイン
クヘツド11のインク滴噴射孔を液密的に閉塞す
る封止用部材により封止している。この封止用部
材としては粘着テープを用いることが作業性など
の点からも有利である。
また、インクヘツドを装着する際には、粘着テ
ープからなる封止用部材を剥す必要がある。この
際粘着テープに塗布された接着剤の一部が、イン
ク滴噴射孔に残存すると、空気流及びインク滴噴
射方向の直進性がそこなわれたり、インク滴がひ
つかかりインク滴噴射孔を閉塞するなどの問題が
ある。
そこで、封止用部材として少なくともインク滴
噴射孔と接する箇所の接着剤を除去した粘着テー
プを用いることを特願昭59−152002号に示す如く
本出願人は先に提案した。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 封止用部材として、前述の粘着テープを用いる
と、第3図に示すように、粘着テープの非粘着部
にも液体が浸み込み、このテープを通して蒸発す
る蒸発量が非常に多い。
インクヘツドに液体を充填して長期間保存する
為には出来る限り、充填した液体の蒸発を防止す
る必要がある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、インク滴噴射孔から微小インク滴を
噴射するインクヘツドと、該インクヘツドの保存
時そのヘツド中に充填された保存液と、該保存液
を上記インクヘツド内に保持すべく充填後上記イ
ンク滴噴射孔及びこれ以外の開孔部を液密的に閉
塞する封止用部材とからなり、上記インク滴噴射
孔を封止する封止用部材は少なくともインク滴噴
射孔と接する箇所の接着剤を除去した粘着テープ
で構成すると共に、該粘着テープに蒸発防止用の
金属膜を配設したことを特徴とする。
(ホ) 作用 本考案によれば、金属の透過率はポリイミドな
どの透過率より非常に小さいため、粘着テープか
らの液体の蒸発が大巾に減少する。
(ヘ) 実施例 第1図は第4図に詳記したインクヘツドの保存
構造を示し、インクヘツド11の空気室7及びイ
ンク経路であるインク室4には保存液が加圧法又
は減圧法により充填される。このインクヘツド1
1内部に充填された保存液には、脱酸素剤又は/
および防腐裁菌剤を少量混入しても良い。そし
て、保存液を充填後、インク供給口5し空気流供
給口8とは上記保存液で満された一本の封止用チ
ユーブ13により連結されると共に、第2インク
滴噴射孔10は封止用の粘着テープ14により閉
塞され、インクヘツド11の内部は外部と液密的
に遮断された状態となる。
さて、本考案の特徴とするところは、粘着テー
プ14のインク滴の噴射孔10と接する箇所の接
着剤を除去すると共に、該粘着テープ14に蒸発
防止用の金属膜を配設することにあり、上記封止
用チユーブ13及び粘着テープ14がインクヘツ
ド11を液密的に封止する封止用部材を構成して
いる。
すなわち、第2図イないし第2図ヘに示すよう
に、粘着テープ14はベースフイルム14aに接
着剤14bを塗布して構成されている。そして、
インク滴噴射孔10と接する箇所の近傍には接着
剤14bが塗布されていない非接着部15が形成
されている。更にこの粘着テープ14にはこの非
接着部15と同一か又はそれ以上の大きさの金属
膜が形成されている。
第2図イに示す粘着テープ14はベースフイル
ム14aとして蒸発防止用の例えばアルミ薄膜2
0を用いその薄膜20の上に接着剤14bを塗布
し、且つ非接着部15は接着剤14bを除去して
形成されている。第2図ロに示すものはポリイミ
ド等からなるベースフイルム14aに蒸着により
金属膜20を形成した以外は第2図イのものと同
様に形成されている。第2図ハのものは第2図ロ
に示したものとベースフイルム14aと金属膜2
0との順序を逆に構成した以外は変りはない。ま
た第2図ニおよび第2図ホはベースフイルム14
aを複数の金属膜20で挾持したものである。
第2図ヘに示す粘着テープ14は接着剤の塗布
されていないアルミ金属膜20を接着剤14b表
面に取付けることにより、非接着部15と蒸発防
止用の金属膜とを兼用したものである。
このように粘着テープ14に蒸発防止用の金属
膜20を配設したものと、金属膜20を配設して
いない粘着テープ14との蒸発量を測定した。蒸
発防止用の金属膜20を配設した粘着テープ14
はテープからの蒸発量が金属膜20を設けていな
いものに比べて半分以上に減少した。また粘着テ
ープ14を剥す際にはインク滴噴射孔10に接着
剤が残留することもない。
そして、本実施例にあつては、この保存液を充
填した状態でインクヘツド11を放置すると、該
インクヘツド11はその内部に保存液が充填され
液密的に遮断され、且つ従来に比して蒸発量が極
めて少なくなつていると雖も僅かながら外部に保
存液が蒸発することがある。そこで、上記インク
ヘツド11を外周が液体17に覆われた収納体1
8の内部に収納される。斯る収納体18はナイロ
ン、塩化ビニリデン等のフイルム材料から成り、
インクヘツド11を収納した状態で、液体17が
注がれた外囲器19内に浸積されることにより、
上述の如く収納体18の外周に液体17が保持さ
れる。
この様にして、長期間保存されたインクヘツド
11は、インク供給口5及び空気流供給口8の
各々がインク供給源並びに空気流供給源に接続さ
れた状態で第5図に示す如く、第2インク噴射孔
10を開口し空気室7に空気流9を供給すると共
に、第1振動板1を連続的に振動せしめ第1及び
第2インク滴噴射孔6,10から保存液を強制的
に排出し、斯る保存液とインクとを置換して印写
可能状態に設定する。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、予めイ
ンクヘツド内に液体を充填すると共に、インクヘ
ツドのインク滴噴射孔及びこれ以外の開孔部を封
止用部材で液密的に封止することによつてインク
ヘツド外へのインクの蒸発並びにインクヘツド内
への気泡の混入防止ができる結果、 インクヘツドの組立時、補修交換時及び保存
時にそのインクヘツド内の気泡を除去する作業
を別途必要としない効果。
インクヘツド内の気泡による印写時のインク
滴が噴射されないといつた事故を防止できる効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図イないし第2図ヘは夫々本考案に用いられる粘
着テープを示す斜視図、第3図は本考案の前提と
なるインクヘツドの保存構造を示す断面図、第4
図は本考案に用いられるインクヘツドを示す断面
図、第5図は保存液の排出動作を説明するための
断面図である。 4……インク室、6,10……第1、第2イン
ク滴噴射孔、11……インクヘツド、13……封
止用チユーブ、14……粘着テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インク滴噴射孔から微小インク滴を噴射するイ
    ンクヘツドと、該インクヘツドの保存時そのヘツ
    ド中に充填された保存液と、該保存液を上記イン
    クヘツド内に保持すべく充填後上記インク滴噴射
    孔及びこれ以外の開孔部を液密的に閉塞する封止
    用部材とからなり、上記インク滴噴射孔を封止す
    る封止用部材は少なくともインク滴噴射孔と接す
    る箇所の接着剤を除去した粘着テープで構成する
    と共に、該粘着テープに蒸発防止用の金属膜を配
    設したことを特徴とするインクヘツドの保存構
    造。
JP1985144615U 1985-09-20 1985-09-20 Expired JPH042051Y2 (ja)

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JP1985144615U JPH042051Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

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JP1985144615U JPH042051Y2 (ja) 1985-09-20 1985-09-20

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JPS6253152U JPS6253152U (ja) 1987-04-02
JPH042051Y2 true JPH042051Y2 (ja) 1992-01-23

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ID=31055381

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