JPH0331562Y2 - - Google Patents

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JPH0331562Y2
JPH0331562Y2 JP8066584U JP8066584U JPH0331562Y2 JP H0331562 Y2 JPH0331562 Y2 JP H0331562Y2 JP 8066584 U JP8066584 U JP 8066584U JP 8066584 U JP8066584 U JP 8066584U JP H0331562 Y2 JPH0331562 Y2 JP H0331562Y2
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ink
nozzle plate
recess
nozzle
air nozzle
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JP8066584U
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は微小インク滴の集合により任意の文
字・記号・図形等の画像を印写するインクジエツ
トプリンタに関する。
(ロ) 従来技術 直径1mm以下の微小なインク滴を噴射するイン
クヘツドとして特公昭53−45698号公報、特開昭
58−14757号公報等に開示された如きステンメ型
或いはメタルダイヤフラム型構造が知られてお
り、それ等のインクヘツドを備えたインクジエツ
トプリンタが存在する。
第1図は上記特開昭58−14757号公報に開示さ
れたメタルダイヤフラム型インクヘツドの噴射動
作時を示し、1は画素信号に同期してオンデマン
ド的に微小振動する圧電振動板、2は該振動板1
を大径部に配置しこの振動変位を増幅せしめるホ
ーン状の変位増幅室、3は該増幅室2の小径部に
固着され圧電振動板1の微小振動変位が増幅され
て加えられる小面積のパツシブ振動板、4は該パ
ツシブ振動板3の前方に位置し噴射すべきインク
を収容する1mm以下と肉薄なインク室、5は該イ
ンク室4の一側壁を形成すると共にその中心にイ
ンク柱を突出させるべきインクノズル6が形成さ
れたインクノズル板、7は該ノズル板5のインク
ノズル6と同軸的に空気室8を隔てて設けられた
空気ノズル9をその中心に備えた空気ノズル板
で、上記インクノズル6から突出したインク柱は
該インク柱に作用する運動エネルギ及び表面張力
と、上記空気室8に全周囲から中心に向つて付加
される空気流10とが相俟つてインク滴11とな
り、最終的にインクノズル6と同軸上の空気ノズ
ル9から噴射される。
上記パツシブ振動板3、インクノズル板5及び
空気ノズル板7は第2図に分解して示す如くヘツ
ドボデイ12に対して同一方向から接着固定され
る構造を有しており、従来から特開昭57−102365
号公報に示された如くパツシブ振動板3、インク
ノズル板5及び空気ノズル板7の被着部材は互い
にハツチングせる領域に於いてエポキシ系の接着
剤を介してヘツドボデイ12に被着されている。
即ち、インクノズル板5はヘツドボデイ12の凹
所を覆蓋すべく固着されることによつて、インク
が常時満されているインク室4を構成し、同じく
空気ノズル板7はヘツドボデイ12の凹所を覆蓋
して空気室8を形成している。
上記ヘツドボデイ12の凹所に空気室8を挟ん
で重畳被着されるインクノズル板5及び空気ノズ
ル板7は共にそのほぼ中心に整合したインク滴を
吐出すべきインクノズル6及び空気ノズル9を備
えている。斯るインクノズル6及び空気ノズル9
は吐出するインク滴の大きさを規制するために品
質の高い、換言すると解像度の高い画像印写を得
る場合、その開孔径は小さいとが要求される。例
えば、12トツド/mm或いは8トツド/mm程度の解
像度に対してインクノズル6の開孔径は約30μm
〜50μmが好適であり、また空気ノズル9のそれ
についてはインクノズル6の約2倍が要求され
る。
この様にインクノズル6及び空気ノズル9の開
孔径は極めて微細であり、この両ノズル6,9が
穿たれるインクノズル板5及び空気ノズル板7の
膜厚も上記両ノズル6,9の加工性から薄くなら
ざるを得ない。例えば円柱状の直孔を穿つ場合の
最小径は一般的には被加工板の膜厚と略等しいと
されており、空気ノズル9の開孔径が約100μmで
あるとすると、その膜厚も約100μmとなる。
一方、インクジエツトプリンタの欠点として非
印写動作時に於けるインクヘツドのノズル詰まり
が存在する。
斯るインクヘツドの目詰まりを防止する方法と
して特開昭58−14757号公報によれば、第3図の
如く非印写動作時インクヘツド13の空気ノズル
9をキヤツプ14により閉塞すると共に、インク
カートリツジ15からインクヘツド13のインク
室4に供給されるインクを、該インク室4から開
孔せるインクノズル6を介して空気室8に流出せ
しめ、インクノズル6をインク中に浸漬すること
によつて該インクノズル6の目詰まりを防止して
いる。即ち、空気ノズル9を閉塞するキヤツプ1
4はインクヘツド13と印写終了後移動するホー
ムポジシヨンに於いて第4図の如く間隔を隔てて
対向し、その後第5図のようにキヤツプ14がイ
ンクヘツド13の空気ノズル板7に向つて移動し
空気ノズル9を閉塞する構成となつている。
上記空気ノズル9の閉塞度合は上記キヤツプ1
4の押圧力に依存し、斯る押圧力が弱ければ第6
図の如く長期間の非印写動作時空気ノズル9を液
密的に閉塞することができず、インクの漏洩を招
く。従つて、キヤツプ14の押圧力を上昇せしめ
ることにより空気ノズル9を液密的に閉塞するこ
とができるものの、斯る押圧力の上昇は空気ノズ
ル板7が肉薄であるがために変形し易い構造とな
つており困難である。
(ハ) 考案の目的 本考案は斯る点に鑑みて為されたものであつ
て、その目的とするところはインク滴が吐出され
るノズルを、非印写動作時液密的に閉塞するとこ
ろにある。
(ニ) 考案の構成 本考案インクジエツトプリンタは、ノズル板の
ノズルを密閉するキヤツプの、ノズル板と対向す
る面に吸着する吸盤を備え、この吸盤はキヤツプ
によるノズルの密閉時、ノズル板を介して上記凹
所の周縁付近に吸着する構成にある。
(ホ) 実施例 第7図及び第8図は本考案の一実施例を状態別
に示している。即ち、第7図はインクヘツド13
がホームポジシヨンに復帰しキヤツプ20と間隙
を隔てて対向せる状態であり、第8図は覆蓋状態
である。
インクヘツド13自体の構造は従来例と同一で
あり、ヘツドボデイ12に形成された凹所にイン
クノズル板5及び空気ノズル板7が順次固着され
て常時インクが満されたインク室4と、非印写動
作時のみインクが満される空気室8と、を形成し
ており、印写動作時は両ノズル板5,7のノズル
6,9を通してインク滴11が吐出噴射される。
上記インクヘツド13の非印写動作時空気ノズ
ル板7の空気ノズル9を閉塞するキヤツプ20
は、上記空気ノズル板7と対向する対向面21
と、該対向面21に設けられた吸盤22と、該吸
盤22と相対向する対向面21の背面に形成され
た蛇腹状弾性部2と、上記対向面21乃至弾性部
23を支持する基部24と、から成り、それ等は
ゴム材により一体成型されている。
而して、ノズル板7は、凹所を覆蓋すべく凹所
の外周部(第2図に於いてハツチングにて示す領
域)に固定されると共に、吸盤22はノズル板7
を介して凹所の周縁付近に沿つて吸着する。より
具体的には第7図に示す如く半円テーパ状の吸盤
22は大径な環状外側突条25oと該外側突条2
5oと同心的に設けられた小径な環状内側突条2
5iとからなり、外側突条25oの外径Roはヘ
ツドボデイ12の空気室8を形成する凹所の内径
Rhより大きい関係にある。そして、この実施例
にあつては上記内側突条25iの内径Riは上記
凹所の内径Rhよりも小さく、更に吸盤22の中
心径Rcは上記Rhより僅かに大きい関係にある。
斯る寸法関係をまとめると下記の通りである。
Ro>Rc>Rh>Ri この様な寸法関係を有するキヤツプ20を第8
図の如く基部24が圧着された押圧レバー26を
介して待機状態にあるインクヘツド13に向つて
移動せしめると、該キヤツプ20はインクヘツド
13の空気ノズル板7に対し、先ず当接面から突
出した吸盤22の両突条25o,25iが当接
し、更に押圧されることによつて上記両突条25
o,25iが外側及び内側に弾性変形し、この状
態で押圧を停止せしめると、上記両突条25o,
25iは空気ノズル板7に吸着するに至る。斯る
吸着に至る過程に於いて留意すべきは、吸着する
両突条25o,25iの内、外側突条25oは空
気ノズル板7の凹所外周部に先ず当接し、その後
押圧により弾性変形することである。即ち、押圧
レバー26により付加される押圧力は外側突条2
5o及び内側突条25iに分散され、しかも内側
突条25iの当接箇所も空気ノズル板7の固着部
近傍であるために、斯る押圧力が強力であつて
も、空気ノズル板7は押圧時のみ僅かに変形する
だけで、この微小変形が空気ノズル板7に与える
影響は殆んどなく、また押圧を解除した後、吸盤
22は、凹所の外周部に吸着されるので、その吸
盤22が空気ノズル板7に変形力を与えることは
殆んどない。斯る吸着により該空気ノズル板7に
穿たれた空気ノズル9は外気に対し内側突条25
i及び外側突条25oにより2重に液密的に閉塞
される。
そして、最後はインクヘツド13の空気室8に
はインクが充填され、このインク充填により非印
写動作時に於けるインクノズル6の目詰まりが防
止されるが、この時当然のことながらキヤツプ2
0外部にはインクの漏洩は認められない。
(ヘ) 考案の効果 本考案インクジエツトプリンタは以上の説明か
ら明らかな如く、インクヘツドのノズルを密閉す
るキヤツプは、ノズル板と対向する面に吸盤を備
えると共に、該吸盤はキヤツプによるノズルの密
閉時、ノズル板を介して凹所の周縁付近に吸着
し、この吸着のための押圧時のみノズル板が僅か
に変形するだけで、吸着後、押圧を解除すると、
ノズル板は元に戻るので、その吸盤が空気ノズル
板に変形力を与えることは殆んどない。
【図面の簡単な説明】
第1図は典型的なインクヘツドの構造を示す断
面図、第2図はその分解斜視図、第3図はインク
ノズルの目詰まり防止を説明するために断面図、
第4図乃至第6図は従来例を状態別に示す断面
図、第7図及び第8図は本考案の一実施例を状態
別に示す断面図、である。 7……空気ノズル板、9……空気ノズル、12
……ヘツドボデイ、13……インクヘツド、20
……キヤツプ、21……対向面、22……吸盤、
25o,25i……外側及び内側突条。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ヘツドボデイと、該ヘツドボデイに形成された
    凹所と、該凹所を覆蓋すべく上記凹所の外周部に
    固着されると共にそのほぼ中心にインク滴を吐出
    するノズルが穿たれたノズル板と、を備えたイン
    クヘツド及び非印写動作時に上記ノズル板に当接
    され上記ノズルを密閉するキヤツプを具備するイ
    ンクジエツトプリンタに於いて、 上記キヤツプは、押圧されることによつて上記
    ノズル板に吸着する吸盤を、上記ノズル板と対向
    する面に備え、該吸盤は上記キヤツプによるノズ
    ルの密閉時、上記ノズル板を介して上記凹所の周
    縁付近に沿つて連続して延在するべく、上記凹所
    の周縁と略同形の環状に形成されていることを特
    徴とするインクジエツトプリンタ。
JP8066584U 1984-05-31 1984-05-31 インクジエツトプリンタ Granted JPS60191437U (ja)

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JPS60191437U JPS60191437U (ja) 1985-12-19
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