JPH0344530Y2 - - Google Patents

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JPH0344530Y2
JPH0344530Y2 JP13809284U JP13809284U JPH0344530Y2 JP H0344530 Y2 JPH0344530 Y2 JP H0344530Y2 JP 13809284 U JP13809284 U JP 13809284U JP 13809284 U JP13809284 U JP 13809284U JP H0344530 Y2 JPH0344530 Y2 JP H0344530Y2
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ink
chamber
diaphragm
trap
pressure
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JP13809284U
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【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は微小なインク滴を噴射せしめるインク
ジエツトプリンタのインク用気泡トラツプ装置に
関する。
(ロ) 従来の技術 微小なインク滴を噴射せしめるインクジエツト
ヘツドを備えたインクジエツトプリンタは、ノン
インバクト方式のプリンタであつて、低騒音で記
録媒体として普通紙が使用でき、しかもカラー化
が容易に実現できる等の優れた特長点を有してい
る。
第2図は特開昭57−8163号等に開示されたイン
クジエツトヘツドを示し、1は画信号に応答して
湾曲振動する圧力変化手段としての圧電振動体、
2は該圧電振動体1を長径側の開口に配したホー
ン状の圧力室、3は該圧力室2の短径側に設けら
れ上記圧電振動体1による圧力変化を受けて振動
する薄板状の振動板、4は該振動板3の前面に形
成されたインク室、5は該インク室4を挾んで上
記振動板3と対峙する前面板、6は前面板5に於
ける振動板3の振動中心対向箇所に穿たれた微小
径のオリフイスである。8は圧電振動体1と共に
圧力室2を形成するヘツドボデイである。
斯る構成に於いて、上記圧電振動体1に画信号
が印加されると、該圧電振動体1はその厚み方向
に湾曲振動し圧力室2を加圧する。この加圧(圧
力変化)はホーン状の圧力室2内を伝播し上記小
径な振動板3を急激に大きく撓ませる。従つて、
上記振動板3の前面に位置するインク層4内のイ
ンクは対向箇所に穿たれたオリフイス6からイン
ク柱7として押し出され、その後の振動板3の逆
方向への振動による反作用と表面張力とによつて
微小なインク滴7′,7′となり飛翔する。
ところで、この種インクジエツトヘツドを備え
たインクジエツトプリンタの印写時における致命
的な欠陥である印字不能はインク系内に存在する
気泡が原因の一つであり、これが諸原因の中でも
最も主要なものである。すなわち、インクには非
常に微量なものではあるが空気溶存しており、こ
の溶存した空気がインクの配管系統において気泡
となると、前述したようにインクジエツトヘツド
のオリフイス等が非常に微小に形成されているた
め、その気泡によつてインクジエツトヘツドに目
づまりが生じる。そして、それ以後の印写が不可
能になる。
そこで、実公昭56−15626号公報等に開示され
ているように、インクジエツトヘツドのノズル部
に送られるインク中に空気の混入を防止するため
に、インクポンプと噴射ノズルとの間のインク通
路に上方に向けて形成されたインク停滞部と、こ
のインク停滞部の更に上側に記録時に閉じられ非
記録時に開かれる弁を介して設けられたインクを
収納する補助室とを具備したインク圧送装置があ
る。
上述した従来装置では、ノズル部すなわち、イ
ンクジエツトヘツドまで送られるインク経路内の
インクに、空気の混入するのを防止することがで
きる。しかしながら、インクジエツトヘツド内部
のオリフイスまでのインク経路で発生した気泡を
取り除くことはできず、やはり気泡による目づま
りなどの問題があつた。
上述した問題点に鑑み、第3図に示した如きイ
ンクジエツトヘツドがある。すなわち、インクジ
エツトヘツドに設けられたインク供給部9と連な
るインク貯留部13をヘツドボデイ8に設けると
共に、インク貯留部13の上側に気泡をトラツプ
するトラツプ室14を設けたものである。そし
て、トラツプ室14の頭部には、ネジ15が設け
られていると共に、O−リング16によつて、通
常の印写時等には、気密性を保つている。このト
ラツプ室14内にトラツプした気泡を排出する際
には、このネジ15を外して行われる。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上述した装置においては、トラ
ツプ室にトラツプした気泡を排出する時には、そ
の都度ネジ15を取外し、作業終了後再びネジ1
5を締め付けて気密性を保つ必要があり、作業性
が悪いなどの問題点がある。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は上述した問題点を解消するためになさ
れたものにして、インクジエツトヘツドに設けら
れるインク供給部に連接して設けられたインク用
気泡トラツプ装置であつて、気泡トラツプ装置
は、インク供給部と連なるインク貯留部と、この
インク貯留部の上側に設けられたトラツプ室とを
備え、このトラツプ室には外部と連通する排気孔
が形成されると共に、この排気孔をトラツプ室の
外周に配設した弾性ゴム体で封口したことを特徴
とする。
(ホ) 作用 本考案は、弾性ゴム体でトラツプ室の排気孔を
封口しているので、正圧、負圧のいずれの場合に
も弾性ゴム体が有効に働き、気密性を保持すると
共に、気泡は排気孔を経て気泡を排出することが
できる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の一実施例を第1図に従い説明す
る。
第1図はオンデマンド型に大別されるインクジ
エツトヘツドを示し、1は噴射信号に応答して湾
曲振動する圧力変化手段としての圧電振動体、2
はこの圧電振動体1の振動変位を増幅するホーン
状の圧力室、3はこの圧力室2を介して伝播して
きた振動に応答して湾曲振動する小径な振動板、
4はこの振動板3が側壁の一部を構成しインク供
給部9を介してインクが供給されるインク室、5
はインク室4を挾んで振動板3と対峙する前面
板、6はこの前面板5の上記振動板対向箇所に形
成されたオリフイス、10はこのオリフイス6の
前方に設けられた空気室、11は空気流供給口
(図示せず)から供給された空気流を噴出するオ
リフイス6と同軸的にノズル板12に形成された
噴出孔、8は圧電振動体1と共に圧力室2を形成
するヘツドボデイである。
更に、本考案は、インク供給部9と連なつて気
泡トラツプ装置20が設けられている。この気泡
トラツプ装置20は、インク供給部9と連なるイ
ンク貯留部13とこのインク貯留部13の上側に
設けられたトラツプ室14とで構成される。この
トラツプ室14には外部と連通する排気孔21が
形成されると共に、この排気孔21はトラツプ室
14の外周に取付けられた弾性ゴム体22で封口
されている。また、この気泡トラツプ装置20は
オリフイス6より高い位置エネルギを持つヘツド
ボデイ8の位置に配置している。従つて、インク
ジエツトヘツド内で発生した気泡は、インク供給
部9を介してインク貯留部13へ導かれ、気泡の
浮力によつてインク貯留部13で分離されトラツ
プ室14に気泡が封じ込まれる。依つて、インク
ジエツトヘツドの取付時にヘツド内部に空気が残
存していたとしても、トラツプ室14にその空気
を封じ込むことができるので、ヘツドの取付も容
易になる。
また、トラツプ室14内にトラツプされた気泡
はそれ以後インク供給管15から供給されるイン
クの流れに沿つてインクジエツトヘツドの内部へ
流れ込まないようにするため、気泡の浮力によつ
て、インク貯留部13内でインクと分離し、トラ
ツプ室14の頭部に充満させる様にするために、
位置エネルギ的に最高の位置に来るように配置さ
れている。
さて、インク供給部9およびインク貯留部13
へのインクの充填は、インク経路を真空ポンプ等
で減圧した後、インク供給管16よりインクを注
入する事によつて行う。すなわち、減圧した空間
にインクを注入するためにインク充填空間に完全
に密にインクを充填することができる。この際、
排気孔21を通して弾性ゴム体22に負圧がかか
ることになるが、弾性ゴム体22はその弾性力の
ために、この負圧に耐え、気泡トラツプ装置20
の気密状態を保持することができる。
次に、トラツプ室14にトラツプされた気泡の
排出は、インク貯留部13を加圧することによつ
て、排気孔21を経て外部に気泡を強制的に排出
する。また、通常弾性ゴム体22の持つ弾性の為
に、外部からの空気がインク層へ侵入するおそれ
はない。
(ト) 考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、気泡ト
ラツプ装置の気密性を保ちながら、トラツプ室に
トラツプされた気泡を外部へ排出することができ
ると共に、その作業性も従来に比して良好に行え
るなど、その実用的価値は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を適用したインクジエツト
ヘツドを示す断面図、第2図は従来のインクジエ
ツトヘツドを示す断面図、第3図は本考案の前提
となるインクジエツトヘツドを示す断面図であ
る。 4……インク室、6……オリフイス、8……ヘ
ツドボデイ、9……インク供給部、20……気泡
トラツプ装置、13……インク貯留部、14……
トラツプ室、21……排気孔、22……弾性ゴム
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 圧力変化手段が関連付けられた圧力室を有する
    ヘツドボデイと、圧力室の圧力変化を集中的に受
    けて振動部が振動すべくヘツドボデイに固着せし
    められた振動板と、この振動板の前面に形成され
    インク供給部を介してインクが供給されるインク
    室と、このインク室を隔てて前記振動板の対向箇
    所に配置されたオリフイスと、からなるインクジ
    エツトヘツドの前記インク供給部に連接して設け
    られるインク用気泡トラツプ装置であつて、前記
    気泡トラツプ装置は、前記インク供給部と連なる
    インク貯留部と、このインク貯留部の上側に設け
    られたトラツプ室とを備え、このトラツプ室に、
    外部と連通する排気孔が形成されると共に、この
    排気孔をトラツプ室の外周に配設した弾性ゴム体
    で封口したことを特徴とするインクジエツトプリ
    ンタのインク用気泡トラツプ装置。
JP13809284U 1984-09-12 1984-09-12 Expired JPH0344530Y2 (ja)

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JP13809284U JPH0344530Y2 (ja) 1984-09-12 1984-09-12

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JP13809284U JPH0344530Y2 (ja) 1984-09-12 1984-09-12

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Publication Number Publication Date
JPS6153142U JPS6153142U (ja) 1986-04-10
JPH0344530Y2 true JPH0344530Y2 (ja) 1991-09-19

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