JPH0420456Y2 - - Google Patents

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JPH0420456Y2
JPH0420456Y2 JP4048483U JP4048483U JPH0420456Y2 JP H0420456 Y2 JPH0420456 Y2 JP H0420456Y2 JP 4048483 U JP4048483 U JP 4048483U JP 4048483 U JP4048483 U JP 4048483U JP H0420456 Y2 JPH0420456 Y2 JP H0420456Y2
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JP
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brake shoe
reel
drum
rotating shaft
fixed
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JP4048483U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば高層建築物や一般住宅家屋の
ベランダ、張出部分その他の床面に設置された金
属製折り畳み避難梯子に用いられる避難器具用緩
降装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来、金属製折り畳み避難梯子用の緩降装置と
しては、例えば特開昭56−80266号公報に開示さ
れたものが知られている。
即ち、前記緩降装置100は、第5図に示す如
く、ボツクス101、駆動軸102、ドラム10
3、ブレーキデイスク104、ブレーキシユー1
05、レバー106、錘107、バネ108及び
ワイヤロープ109等から構成されて居り、これ
は避難器具例えば伸縮自在な梯子(図示省略)の
上端部に取付けられ、ワイヤロープ109の遊端
を梯子の最下端に結んである。
而して、非使用時にはドラム103にワイヤロ
ープ109を巻き取つて梯子を短縮状態にしてい
る。又、避難時に梯子を自重により伸長降下させ
ると、ワイヤロープ109がドラム103から繰
り出されて駆動軸102を回転させ、このときの
遠心力によつてレバー106が拡開し、ブレーキ
デイスク104をブレーキシユー105に押圧し
てその摩擦により駆動軸102の回転速度が制御
され、その結果梯子の伸長降下速度が緩和される
ように為されている。
(考案が解決しようとする課題) 然し乍ら、前記緩降装置100にあつては、梯
子が自重により伸長し始めても直ぐには制動力が
働かず、該梯子は最初の数メートルだけ急激に伸
長すると云う問題がある。何故なら、駆動軸10
2の回転し始めにはレバー106に働く遠心力が
小さいのでレバー106はブレーキデイスク10
4をブレーキシユー105へ十分に押圧させるこ
とができず、然もブレーキデイスク104をレバ
ー106の拡開によつて駆動軸102に沿つて移
動させ、これをブレーキシユー105に押圧させ
ているので迅速なる作動が行えないからである。
特に、ブレーキデイスク104は駆動軸102に
摺動自在且つ回転不能に嵌装されているので駆動
軸102に沿つてスムースに移動しない虞れもあ
る。
従つて、前記緩降装置100を用いた場合、梯
子が伸長し始めるときにはその各部材の接合部に
大きな衝撃荷重が加わつて故障することがある。
又、緩降装置100は、ブレーキデイスク10
4を駆動軸102に摺動自在且つ回転不能に嵌装
し、これを駆動軸102に沿つて移動させ、ブレ
キシユー105に押圧させて制動力を得るように
している為、ブレーキデイスク104を移動させ
る為のレバー106等が必要になり、部品点数が
増えると云う問題もある。
本考案は、上記の問題点を解消する為に創案さ
れたものであり、その目的は制動能力を高めるこ
とができると共に、部品点数の削減を図れる緩降
装置を提供するにある。
(課題を解決する為の手段) 本考案は、支持ケース2と;支持ケース2に固
定され、ワイヤロープ8が挿通される長穴9を穿
設した円筒形のドラム3と;ドラム3に挿通さ
れ、該ドラム3の軸芯位置に回転自在に軸支され
た回転軸4と;ドラム3内に収納され、回転軸4
に嵌装固着されたリール5と;円弧状に彎曲せし
めた帯形鋼の基端部をほぼ90°ひねることにより
形成され、その基端部をリール5の側板と平行に
配設してこれに揺動自在に支持固定すると共に、
その先端側の外側面にブレーキライニング12を
固着したブレーキシユー6と;ブレーキシユー6
の先端部の内側面に固着した錘13と;回転軸4
若しくはリール5の何れか一方とブレーキシユー
6との間に介設され、該ブレーキシユー6の先端
をドラム3内周面から離間する方向へ附勢する弾
性体7と;一端がリール5に止結されると共に、
ドラム3の長穴9に挿通され、引伸し時にはブレ
ーキシユー6の基端側から先端方向にリール5を
回転してブレーキシユー6を作動すべく該リール
5に巻回されたワイヤロープ8とを考案の基本構
成とするものである。
(作用) 緩降装置は、避難器具例えば伸縮自在な梯子の
上端部等に取付けられて居り、ワイヤロープの遊
端部の梯子の最下端に結んである。
而して、非使用時にはリールにワイヤロープを
巻き取つて梯子を短縮状態にしている。
避難時に梯子を自重によつて伸長降下させる
と、ワイヤロープがリールから繰り出されてリー
ル及び回転軸を回転させ、この回転に伴つてブレ
ーキシユーが遠心力により弾性体の附勢力に抗し
て拡開し、その先端側の外周面がドラム内周面に
摺接して、ブレーキライニングとドラム内周面と
の摩擦により回転軸の回転速度が制御される。そ
の結果、梯子の伸長降下速度が緩和される。
尚、リールはブレーキシユーの基端側から先端
側方向へ回転している為、ブレーキシユーはドラ
ム内周面を突っ張りながら摺動することになる。
その結果、ブレーキシユーには遠心力の他に突っ
張り力も作用し、ブレーキシユーに働く遠心力が
小さくてもブレーキシユーとドラムとの間に生じ
る摩擦抵抗が大きくなつて制動能力を高めること
ができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
緩降装置1は、支持ケース2、ドラム3、回転
軸4、リール5、ブレーキシユー6、弾性体7及
びワイヤロープ8等からその主要部が構成されて
いる。
ドラム3は、一端が閉塞された円筒形を呈して
居り、開口側端部が支持ケース2に固着されてい
る。又、ドラム3の一部外周面にはワイヤロープ
8を挿通するための長穴9が穿設されている。
回転軸4は、ドラム3の軸芯位置で支持ケース
2及びドラム3に回転自在に且つ軸芯方向へ移動
不能に軸支されている。又、回転軸4の前記支持
ケース2により軸支した側には、側板5′を有す
るリール5が嵌装固着されて居り、該リール5は
ドラム3内に収納された状態となつている。
ブレーキシユー6は帯形鋼を円弧状に彎曲せし
めると共に、その基端部をほぼ90°ひねることに
より形成されており、第3図に示す如く、円弧形
状を呈している。このブレーキシユー6の基端側
は、捩られた状態でリール5の側板5′と平行に
配設されてこれに枢着されており、その先端側は
ドラム3内周面に摺動自在になつている。即ち、
ブレーキシユー6は、リール5の側板5′外面に
垂設したピン10にその基端部を嵌合し、該ピン
10の端部にナツト11を螺着することにより、
リール5に対して摺動自在に枢着される。
尚、本実施例に於いては、ブレーキシユー6の
先端側外周面にブレーキライニング12が貼着さ
れて居り、該ライニング12を介してブレーキシ
ユー6の先端側がドラム3内周面に摺接するよう
になつている。又、リール5の側板5′には一対
のブレーキシユー6が対向するように枢着されて
居り、夫々のブレーキシユー6の先端側内周面に
は遠心力を大きくするための錘13が取り付けら
れている。
前記回転軸4とブレーキシユー6との間には該
ブレーキシユー6の先端側をドラム3内周面から
離間する方向へ附勢する弾性体7(例えば引張バ
ネ)が介設されて居り、その附勢力はブレーキシ
ユー6に所定の遠心力が働いたときに該ブレーキ
シユー6の先端側がドラム3内周面に当接するよ
うに設定されている。
ワイヤロープ8は、その一端がリール5に止結
されると共に、ドラム3の長穴9に挿通されて居
り、その引伸し時にはリール5がブレーキシユー
6の基端側から先端側方向(第4図矢印イ方向)
に回転すべく該リール5に巻回されている。
尚、第1図及び第2図に於いて、ラチエツトギ
ヤ14は、支持ケース2より外方へ突出せしめた
回転軸4の端部に嵌装固着されている。また、操
作レバー15は、その先端部が支持ケース2に回
動自在に枢着16されていて、先端の爪15′が
ラチエツト14に係脱自在に噛合する。更に、コ
イルスプリング17は、支持ケース2と操作レバ
ー15との間に介設されていて、操作レバー15
を、その爪15′がラチエツトギヤ14に噛合す
る位置(第1図実線位置)と、噛合しない位置
(第1図鎖線位置)とに夫々保持する。
前記緩降装置1は、支持ケース2が高層建築物
のベランダ等に設置された金属製折り畳み避難梯
子(例えば実開昭56−130600号公報、実開昭56−
167200号公報及び実開昭57−77599号公報等)の
適宜の箇所例えば格納箱内や伸縮自在な梯子の上
端部に取付けられて居り、ワイヤロープ8の遊端
は伸縮自在な梯子の最下端に結んである。
而して、通常はワイヤロープ8をリール5一杯
に巻取つて操作レバー15の爪15′をラチエツ
トギヤ14と噛合させて回転軸4を一方向へ回転
不能とし、梯子を短縮状態で格納箱内へ収納して
ある。
避難時に操作レバー15の爪15′とラチエツ
トギヤ14の係合を解除すると、梯子は自重によ
り下方へ落下して伸び、同時にワイヤロープ8が
リール5から繰り出されて回転軸4及びリール5
を第4図矢印イ方向へ回転させる。この回転に伴
つてブレーキシユー6が遠心力により弾性体7の
附勢力に抗して拡開し、ブレーキシユー6に貼着
したブレーキライニング12がドラム3内周面に
摺接してその摩擦により回転軸4の回転速度が制
御される。その結果、梯子の伸長降下速度が弱め
られる。特に、リール5はブレーキシユー6の基
端側から先端側方向(第4図矢印イ方向)へ回転
している為、該ブレーキシユー6はドラム3内周
面を突っ張りながら摺動することになる。その
為、ブレーキシユー6には遠心力の他に突っ張り
力も作用し、ブレーキシユー6に働く遠心力が小
さくてもこれとドラム3の間に生じる摩擦抵抗が
十分に大きくなる。従つて、梯子が伸長し始める
と、直ぐに十分な制動力が働き、該梯子は伸長し
始めから緩降することになる。又、両者間の摩擦
力も大きくなる為、重たい梯子でも伸長降下速度
を確実に弱めることができる。
一方、使用後に梯子を短縮するには操作レバー
15の爪15′とラチエツトギヤ14を噛合させ、
回転軸4の端部に嵌合したハンドル(図示省略)
を回して回転軸4を回し、ワイヤロープ8をリー
ル5に巻取つて梯子を短縮させる。このとき、回
転軸4は極めてゆつくり回転するので、ブレーキ
シユー6が拡開してドラム3内周面に摺接するこ
とがなく、回転軸4の回転はスムースに行える。
又、操作レバー15の爪15′とラチエツトギヤ
14が噛合して回転軸は一方向のみに回転可能と
なつている為、梯子は下方へ落下することがな
い。
尚、上記実施例に於いては、回転軸4とブレー
キシユー6との間に弾性体7を介したが、他の実
施例に於いては、リール5の側板5′とブレーキ
シユー6との間に介設しても良い。
又、上記実施例に於いては、ブレーキシユー6
をリール5の側板5′に一対取付けたが、他の実
施例に於いては、これを三つ、四つ……取り付け
るようにしても良い。
(考案の効果) 上述の通り、本考案の緩降装置は、リールが回
転してブレーキシユーに遠心力が働くと、該ブレ
ーキシユーは拡開してその先端側がドラム内周面
を突っ張りながら摺動する構成とした為、ブレー
キシユーには遠心力の他に突っ張り力も作用し、
ブレーキシユーに働く遠心力が小さくてもブレー
キシユーとドラムとの間に生じる摩擦抵抗が大き
くなつて制動能力を高めることができる。然も、
ブレーキシユーが拡開してこれがドラム内周面に
直ぐに摺接する為、作動が迅速に行われる。
従つて、リールが回転し始めた際、ブレーキシ
ユーに働く遠心力が小さくても直ぐに十分な制動
力が働くことになる。延いては、避難器具例えば
伸縮自在な梯子は伸長し始めから緩降することに
なる。
また、本考案では、ブレーキシユーを、円弧状
に彎曲せしめた帯形鋼の基端部をほぼ90°ひねる
と共に、その先端側の外側面にブレーキライニン
グを固着した構成としているため、ブレーキシユ
ーの製造が簡単になり、その製造コストの引下げ
が可能となる。
更に、従来の緩降装置のようにブレーキ板を移
動させるレバー等を必要としない為、部品点数の
削減を図ることができる。その結果、緩降装置の
製造コストの低減を図れると共に構造及び組立が
簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す緩降装置の正面
図、第2図は同じく一部破断平面図、第3図は第
2図の−線断面図、第4図は作動状態を示す
第3図同様の断面図、第5図は従来の緩降装置を
示し、その横断平面図である。 1は緩降装置、2は支持ケース、3はドラム、
4は回転軸、5はリール、6はブレーキシユー、
7は弾性体、8はワイヤロープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持ケース2と;支持ケース2に固定され、ワ
    イヤロープ8が挿通される長穴9を穿設した円筒
    形のドラム3と;ドラム3に挿通され、該ドラム
    3の軸芯位置に回転自在に軸支された回転軸4
    と;ドラム3内に収納され、回転軸4に嵌装固着
    されたリール5と;円弧状に彎曲せしめた帯形鋼
    の基端部をほぼ90°ひねることにより形成され、
    その基端部をリール5の側板5′と平行に配設し
    てこれに揺動自在に支持固定すると共に、その先
    端側の外側面にブレーキライニング12を固着し
    たブレーキシユー6と;ブレーキシユー6の先端
    部の内側面に固着した錘13と;回転軸4若しく
    はリール5の何れか一方とブレーキシユー6との
    間に介設され、該ブレーキシユー6の先端をドラ
    ム3内周面から離間する方向へ附勢する弾性体7
    と;一端がリール5に止結されると共に、ドラム
    3の長穴9に挿通され、引伸し時にはブレーキシ
    ユー6の基端側から先端方向にリール5を回転し
    てブレーキシユー6を作動すべく該リール5に巻
    回されたワイヤロープ8とを具備した事を特徴と
    する金属製折り畳み避難梯子用緩降装置。
JP4048483U 1983-03-18 1983-03-18 避難器具用緩降装置 Granted JPS59145932U (ja)

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JP4048483U JPS59145932U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 避難器具用緩降装置

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JP4048483U JPS59145932U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 避難器具用緩降装置

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Publication Number Publication Date
JPS59145932U JPS59145932U (ja) 1984-09-29
JPH0420456Y2 true JPH0420456Y2 (ja) 1992-05-11

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ID=30171107

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JP4048483U Granted JPS59145932U (ja) 1983-03-18 1983-03-18 避難器具用緩降装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5660017B2 (ja) * 2011-12-08 2015-01-28 日本電気株式会社 磁気テープライブラリ装置
KR200477605Y1 (ko) * 2015-02-24 2015-06-30 박태호 화재현장 진입용 안전 장비

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JPS59145932U (ja) 1984-09-29

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