JP2001220876A - 可動型手摺 - Google Patents
可動型手摺Info
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- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47K—SANITARY EQUIPMENT NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; TOILET ACCESSORIES
- A47K17/00—Other equipment, e.g. separate apparatus for deodorising, disinfecting or cleaning devices without flushing for toilet bowls, seats or covers; Holders for toilet brushes
- A47K17/02—Body supports, other than seats, for closets, e.g. handles, back-rests, foot-rests; Accessories for closets, e.g. reading tables
- A47K17/022—Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor
- A47K17/024—Wall mounted grab bars or handles, with or without support on the floor pivotally mounted on the wall
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- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Epidemiology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Toilet Supplies (AREA)
- Steps, Ramps, And Handrails (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 手摺ロッドが上下方向に変位可能な可動型手
摺において、手摺の使用位置から格納位置に持ち上げが
作業が、軽く容易に行うことができる可動型手摺を提供
する。 【解決手段】 手摺ロッド４の取り付け基部５に固着さ
れて支持部材３の左右のプレート２，２間に回動可能に
支持された水平基軸６の一方の端部に、格納位置からの
手摺ロッド４の降下時に圧縮されて水平基軸６に手摺ロ
ッド４の持ち上げ方向の復元弾力を付勢する渦巻きスプ
リング７を係合し、水平基軸６の他方の端部にディスク
ダンパー９を係合して、手摺ロッド４を使用位置から格
納位置に持ち上げる時、水平基軸６に付勢している上記
渦巻きスプリングの復元弾力、即ち、持ち上げ方向の復
元弾力の作用によって手摺ロッド４の持ち上げ労力が軽
減されるようになした。
摺において、手摺の使用位置から格納位置に持ち上げが
作業が、軽く容易に行うことができる可動型手摺を提供
する。 【解決手段】 手摺ロッド４の取り付け基部５に固着さ
れて支持部材３の左右のプレート２，２間に回動可能に
支持された水平基軸６の一方の端部に、格納位置からの
手摺ロッド４の降下時に圧縮されて水平基軸６に手摺ロ
ッド４の持ち上げ方向の復元弾力を付勢する渦巻きスプ
リング７を係合し、水平基軸６の他方の端部にディスク
ダンパー９を係合して、手摺ロッド４を使用位置から格
納位置に持ち上げる時、水平基軸６に付勢している上記
渦巻きスプリングの復元弾力、即ち、持ち上げ方向の復
元弾力の作用によって手摺ロッド４の持ち上げ労力が軽
減されるようになした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、老人や身体障害者
用として、トイレや浴室に設備される手摺、詳しくは、
使用時には水平状態（使用位置）に、そして不使用時に
は手摺ロッドが壁面に沿って垂直状態（格納位置）に円
弧回動することができる手摺に関するものである。
用として、トイレや浴室に設備される手摺、詳しくは、
使用時には水平状態（使用位置）に、そして不使用時に
は手摺ロッドが壁面に沿って垂直状態（格納位置）に円
弧回動することができる手摺に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、高齢化にともなって介護を必要と
する身体の不自由な老人が増加し、これらの老人や身体
障害者（以下、身体不自由者という）のために、病院や
介護施設においては、トイレや浴室に手摺が設備される
に至っている。そして近年これらの手摺も改善され、手
摺ロッドの固定タイプから不使用時には手摺ロッドを格
納位置まで回動変位させることができる可動タイプが提
供されている。
する身体の不自由な老人が増加し、これらの老人や身体
障害者（以下、身体不自由者という）のために、病院や
介護施設においては、トイレや浴室に手摺が設備される
に至っている。そして近年これらの手摺も改善され、手
摺ロッドの固定タイプから不使用時には手摺ロッドを格
納位置まで回動変位させることができる可動タイプが提
供されている。
【０００３】可動型手摺には、手摺ロッドを扉のように
水平方向に回動させるタイプと、手摺ロッドを遮断機の
ように上下方向に回動させるタイプとがあるが、前者は
使用時の状態から格納位置までの回動操作が容易であ
り、設備費も安価であるという利点を有しているが水平
方向のスペースが多く必要となる不都合がある。また後
者はトイレや浴室の上方空間を活用できスペース的に有
利であるが、前者に比べ使用後手摺ロッドが垂直方向と
なる格納位置まで手摺ロッドを持ち上げるという格納操
作にかなりの労力が必要となり、また格納位置から使用
位置への手摺ロッドの自重による予期せざる降下が危険
となるという難点を有している。しかしながら、前者の
タイプを設備するためのスペースが不足している既存の
トイレや浴室には、後者のタイプが適していることか
ら、後者のタイプの上記した操作上の難点の改善が要望
されるに至り、例えば、特開平９−２０９５３５号公報
にみられるように、手摺ロッドの回動速度を制動できる
可動手摺が提供されている。
水平方向に回動させるタイプと、手摺ロッドを遮断機の
ように上下方向に回動させるタイプとがあるが、前者は
使用時の状態から格納位置までの回動操作が容易であ
り、設備費も安価であるという利点を有しているが水平
方向のスペースが多く必要となる不都合がある。また後
者はトイレや浴室の上方空間を活用できスペース的に有
利であるが、前者に比べ使用後手摺ロッドが垂直方向と
なる格納位置まで手摺ロッドを持ち上げるという格納操
作にかなりの労力が必要となり、また格納位置から使用
位置への手摺ロッドの自重による予期せざる降下が危険
となるという難点を有している。しかしながら、前者の
タイプを設備するためのスペースが不足している既存の
トイレや浴室には、後者のタイプが適していることか
ら、後者のタイプの上記した操作上の難点の改善が要望
されるに至り、例えば、特開平９−２０９５３５号公報
にみられるように、手摺ロッドの回動速度を制動できる
可動手摺が提供されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが特開平９−２
０９５３５号公報に記載されているように、手摺ロッド
の回動速度を制動できる可動手摺においては、手摺ロッ
ドを格納位置から使用位置まで制動機構の作用により緩
やかに降下させることができ、手摺ロッドの自重により
不意に降下する危険がなく、使用時の安全性が確保でき
るという効果が得られ、この種の可動手摺の難点を解消
することができるが、使用位置から格納位置まで持ち上
げるとき、制動機構の抵抗の他に手摺ロッドの自重が加
わることになる。そのため使用後、手摺ロッドを格納位
置まで持ち上げて格納する際に多大の労力が必要とな
り、格納作業が煩わしくなって格納せずに使用状態のま
ま放置される場合が多くなり、制動機構付き可動手摺の
普及を阻害している要因の一つとなっていた。
０９５３５号公報に記載されているように、手摺ロッド
の回動速度を制動できる可動手摺においては、手摺ロッ
ドを格納位置から使用位置まで制動機構の作用により緩
やかに降下させることができ、手摺ロッドの自重により
不意に降下する危険がなく、使用時の安全性が確保でき
るという効果が得られ、この種の可動手摺の難点を解消
することができるが、使用位置から格納位置まで持ち上
げるとき、制動機構の抵抗の他に手摺ロッドの自重が加
わることになる。そのため使用後、手摺ロッドを格納位
置まで持ち上げて格納する際に多大の労力が必要とな
り、格納作業が煩わしくなって格納せずに使用状態のま
ま放置される場合が多くなり、制動機構付き可動手摺の
普及を阻害している要因の一つとなっていた。
【０００５】本発明は、上記した制動機構付き可動手摺
の持ち上げ時の不都合を改善することを目的としてなさ
れたものであつて、手摺ロッドを格納位置から使用位置
まで緩やかに降下させることができるばかりでなく、使
用位置から格納位置までの持ち上げ労力を軽減すること
ができる可動型手摺を提供するものである。
の持ち上げ時の不都合を改善することを目的としてなさ
れたものであつて、手摺ロッドを格納位置から使用位置
まで緩やかに降下させることができるばかりでなく、使
用位置から格納位置までの持ち上げ労力を軽減すること
ができる可動型手摺を提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、格納位置から
使用位置への手摺ロッドを降下時に、一方において手摺
ロッドの水平基軸を制動するとともに他方において渦巻
きスプリングを圧縮して水平基軸に手摺ロッドを持ち上
げる方向の復元弾力を蓄保させ、手摺ロッドの上げ時に
この渦巻きスプリングの復元弾力を持ち上げ方向に加勢
させるように構成することによって上記課題を解決し
た。即ち、本発明の可動型手摺は、手摺ロッドの取り付
け基部に水平基軸が固定され、この水平基軸が壁面に取
り付けられた左右のプレート間に回動可能に軸支されて
手摺ロッドがこの基軸を基点として水平状態の使用位置
から垂直状態となる格納位置まで上方に円弧回動可能な
可動型手摺であって、上記左右のプレート間に回動可能
に支持された水平基軸の一方の端部に、手摺ロッドの降
下時に手摺ロッドに持ち上げ方向の復元弾力が付与され
る渦巻きスプリングが係合され、他方の端部にディスク
ダンパーが係合されていることを特徴としているもので
ある。
使用位置への手摺ロッドを降下時に、一方において手摺
ロッドの水平基軸を制動するとともに他方において渦巻
きスプリングを圧縮して水平基軸に手摺ロッドを持ち上
げる方向の復元弾力を蓄保させ、手摺ロッドの上げ時に
この渦巻きスプリングの復元弾力を持ち上げ方向に加勢
させるように構成することによって上記課題を解決し
た。即ち、本発明の可動型手摺は、手摺ロッドの取り付
け基部に水平基軸が固定され、この水平基軸が壁面に取
り付けられた左右のプレート間に回動可能に軸支されて
手摺ロッドがこの基軸を基点として水平状態の使用位置
から垂直状態となる格納位置まで上方に円弧回動可能な
可動型手摺であって、上記左右のプレート間に回動可能
に支持された水平基軸の一方の端部に、手摺ロッドの降
下時に手摺ロッドに持ち上げ方向の復元弾力が付与され
る渦巻きスプリングが係合され、他方の端部にディスク
ダンパーが係合されていることを特徴としているもので
ある。
【０００７】左右のプレート間に回動可能に支持された
水平基軸の一方の端部に係合されて手摺ロッドの降下時
に手摺ロッドに持ち上げ方向の復元弾力を付与するため
の渦巻きスプリングとしては、手摺ロッドの降下時の水
平基軸の回動によってその中心部から巻き込まれると、
巻き戻し方向、即ち、手摺ロッドの持ち上げ方向への復
元弾力が蓄保できるような、例えば幅が４〜６ｍｍ程
度、厚さが２〜３ｍｍ程度の鋼線ワイヤーが無加重状態
において蚊取線香状となるように成形された渦巻きスプ
リングが好適である。
水平基軸の一方の端部に係合されて手摺ロッドの降下時
に手摺ロッドに持ち上げ方向の復元弾力を付与するため
の渦巻きスプリングとしては、手摺ロッドの降下時の水
平基軸の回動によってその中心部から巻き込まれると、
巻き戻し方向、即ち、手摺ロッドの持ち上げ方向への復
元弾力が蓄保できるような、例えば幅が４〜６ｍｍ程
度、厚さが２〜３ｍｍ程度の鋼線ワイヤーが無加重状態
において蚊取線香状となるように成形された渦巻きスプ
リングが好適である。
【０００８】水平基軸の一方の端部に係合されるディス
クダンパーとしては、正転時にも逆転時にも制動作用を
なす両方向性のいわゆるディスクダンパーが好ましく適
用することができる。ディスクダンパーの制動力（制動
トルク）は、格納位置を離れた手摺ロッドが、手摺ロッ
ド自体の自重により円弧を描いて急速に降下するのを妨
げ、手摺ロッドが制動機構の制動力に抗しながらゆっく
り降下するか、もしくは手を添えれば軽く降下する程度
に手摺ロッドの水平基軸を制動できるものであればよ
く、具体的には、手摺ロッドの自重による降下の水平基
軸の回動トルクとほぼ同等か、小さいものを適用すると
よい。
クダンパーとしては、正転時にも逆転時にも制動作用を
なす両方向性のいわゆるディスクダンパーが好ましく適
用することができる。ディスクダンパーの制動力（制動
トルク）は、格納位置を離れた手摺ロッドが、手摺ロッ
ド自体の自重により円弧を描いて急速に降下するのを妨
げ、手摺ロッドが制動機構の制動力に抗しながらゆっく
り降下するか、もしくは手を添えれば軽く降下する程度
に手摺ロッドの水平基軸を制動できるものであればよ
く、具体的には、手摺ロッドの自重による降下の水平基
軸の回動トルクとほぼ同等か、小さいものを適用すると
よい。
【０００９】上記した渦巻きスプリングの復元弾力は、
渦巻きスプリングが最大圧縮された状態において手摺ロ
ッドの水平基軸に付勢する巻き戻しトルクが、上記した
ディスクダンパーの制動力と手摺ロッドの自重による水
平基軸の回動トルクの和よりも小さく設定しておくとよ
い。
渦巻きスプリングが最大圧縮された状態において手摺ロ
ッドの水平基軸に付勢する巻き戻しトルクが、上記した
ディスクダンパーの制動力と手摺ロッドの自重による水
平基軸の回動トルクの和よりも小さく設定しておくとよ
い。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を実施例
を示した図面に基づいて説明すると、本発明の可動型手
摺は図１０に示しているように、例えば、トイレ室の後
壁面２０に、ベース１を介して左右に垂直方向のプレー
ト２を備えたコ字状の支持部材３が固定され、この支持
部材３の左右のプレート２の間に、横Ｕ字状の手摺ロッ
ド４の後部を固定保持し中央部に水平基軸６が貫通固着
されなる基部５を位置させるとともに、水平基軸６の両
端部を左右のプレート２に回転可能に支持させ、この水
平基軸６を支点として、手摺ロッド４を便器２１の側方
において水平状態となる使用位置から、破線で示してい
るように手摺ロッド４がトイレ室の後壁面２０に沿って
垂直な状態となる格納位置まで矢印Ｂ方向に持ち上げ回
動でき、使用時には手摺ロッド４を矢印Ａ方向に回動し
て実線で示した使用位置に停止させることができるよう
になした可動型手摺であって、図１および図２に示して
いるように、支持部材３の左右のプレート２，２の外側
に突出している水平基軸６の一方の端部に、渦巻きスプ
リング７を配してこの渦巻きスプリング７の中心部を水
平基軸６の端部に係合させるとともに渦巻きスプリング
７の外側端部をプレート２の立設したピン軸８に係合さ
せ、手摺ロッド４が格納位置から使用位置への回動操作
による水平基軸６の回動にともなって渦巻きスプリング
７が圧縮され、使用位置の手摺ロッド４に持ち上げ方向
の復元弾力が付勢されるようになしている。
を示した図面に基づいて説明すると、本発明の可動型手
摺は図１０に示しているように、例えば、トイレ室の後
壁面２０に、ベース１を介して左右に垂直方向のプレー
ト２を備えたコ字状の支持部材３が固定され、この支持
部材３の左右のプレート２の間に、横Ｕ字状の手摺ロッ
ド４の後部を固定保持し中央部に水平基軸６が貫通固着
されなる基部５を位置させるとともに、水平基軸６の両
端部を左右のプレート２に回転可能に支持させ、この水
平基軸６を支点として、手摺ロッド４を便器２１の側方
において水平状態となる使用位置から、破線で示してい
るように手摺ロッド４がトイレ室の後壁面２０に沿って
垂直な状態となる格納位置まで矢印Ｂ方向に持ち上げ回
動でき、使用時には手摺ロッド４を矢印Ａ方向に回動し
て実線で示した使用位置に停止させることができるよう
になした可動型手摺であって、図１および図２に示して
いるように、支持部材３の左右のプレート２，２の外側
に突出している水平基軸６の一方の端部に、渦巻きスプ
リング７を配してこの渦巻きスプリング７の中心部を水
平基軸６の端部に係合させるとともに渦巻きスプリング
７の外側端部をプレート２の立設したピン軸８に係合さ
せ、手摺ロッド４が格納位置から使用位置への回動操作
による水平基軸６の回動にともなって渦巻きスプリング
７が圧縮され、使用位置の手摺ロッド４に持ち上げ方向
の復元弾力が付勢されるようになしている。
【００１１】そして他側のプレート２から突出している
水平基軸６の他方の端部側には、ディスクダンパー９が
配されて水平基軸６の他方の端部がこのディスクダンパ
ー９の制動回転板１０の中心孔に係合され、手摺ロッド
４の格納位置から使用位置への急激な降下が抑制される
ようになっている。なお、本実施例においては、上記デ
ィスクダンパー９として、不二精器株式会社製の両方向
性のディスクダンパーＦＤＴ−５７Ａ（商品名）を使用
した。図１における１１は手摺ロッド４の使用位置を確
保するためのストッパーであり、図２の１２および１３
は、プレート２，２に取り付けられた渦巻きスプリング
７およびディスクダンパー９をその外側から被覆するた
めのカバーである。
水平基軸６の他方の端部側には、ディスクダンパー９が
配されて水平基軸６の他方の端部がこのディスクダンパ
ー９の制動回転板１０の中心孔に係合され、手摺ロッド
４の格納位置から使用位置への急激な降下が抑制される
ようになっている。なお、本実施例においては、上記デ
ィスクダンパー９として、不二精器株式会社製の両方向
性のディスクダンパーＦＤＴ−５７Ａ（商品名）を使用
した。図１における１１は手摺ロッド４の使用位置を確
保するためのストッパーであり、図２の１２および１３
は、プレート２，２に取り付けられた渦巻きスプリング
７およびディスクダンパー９をその外側から被覆するた
めのカバーである。
【００１２】本発明の実施例においては、図３および図
４に示しているように手摺ロッド４の水平基軸６の両端
部の中央には軸心方向のスリット１４，１５が形成さ
れ、渦巻きスプリング７の内側端部には図６に示してい
るように直線部７ａが形成されていて、水平基軸６の一
方のスリット１４にこの直線部７ａを挿入することによ
って水平基軸６の一端部と渦巻きスプリング７とが係合
され、またディスクダンパー９の制動回転板１０の中心
孔１７には、図７に示しているように直径方向のスポー
ク１８が設けられ、このスポーク１８を水平基軸６の他
方のスリット１５に嵌入することによって水平基軸６の
他端部とディスクダンパー９とが係合されている。そし
て水平基軸６の両端部にはそれぞれＣ型止め輪（図示せ
ず）の嵌入溝１９，１９が形成され、この溝１９，１９
にＣ型止め輪を嵌入することによって、水平基軸６の端
部にそれぞれ係合された渦巻きスプリング７とディスク
ダンパー９の位置が確保されるようになっている。
４に示しているように手摺ロッド４の水平基軸６の両端
部の中央には軸心方向のスリット１４，１５が形成さ
れ、渦巻きスプリング７の内側端部には図６に示してい
るように直線部７ａが形成されていて、水平基軸６の一
方のスリット１４にこの直線部７ａを挿入することによ
って水平基軸６の一端部と渦巻きスプリング７とが係合
され、またディスクダンパー９の制動回転板１０の中心
孔１７には、図７に示しているように直径方向のスポー
ク１８が設けられ、このスポーク１８を水平基軸６の他
方のスリット１５に嵌入することによって水平基軸６の
他端部とディスクダンパー９とが係合されている。そし
て水平基軸６の両端部にはそれぞれＣ型止め輪（図示せ
ず）の嵌入溝１９，１９が形成され、この溝１９，１９
にＣ型止め輪を嵌入することによって、水平基軸６の端
部にそれぞれ係合された渦巻きスプリング７とディスク
ダンパー９の位置が確保されるようになっている。
【００１３】水平基軸６の他端部とディスクダンパー９
とを係合する手段としては上記実施例に特定されるもの
ではなく、例えば、図８に示しているように、ディスク
ダンパー９の制動回転板１０の中心孔１７を角型となす
とともに水平基軸６の他端部を図９に示しているように
角軸６ａとなし、この角型の中心孔１７に水平基軸６の
角軸６ａを不抜状に嵌入して係合してもよく、またディ
スクダンパーとして、粘性流体の粘性抵抗を利用してケ
ース内において回動可能な回転板を制動するようにな
し、ディスクダンパーと同様な制動機能を備える両方向
性のロータリーダンパーや揺動ダンパーを適用してもよ
い。
とを係合する手段としては上記実施例に特定されるもの
ではなく、例えば、図８に示しているように、ディスク
ダンパー９の制動回転板１０の中心孔１７を角型となす
とともに水平基軸６の他端部を図９に示しているように
角軸６ａとなし、この角型の中心孔１７に水平基軸６の
角軸６ａを不抜状に嵌入して係合してもよく、またディ
スクダンパーとして、粘性流体の粘性抵抗を利用してケ
ース内において回動可能な回転板を制動するようにな
し、ディスクダンパーと同様な制動機能を備える両方向
性のロータリーダンパーや揺動ダンパーを適用してもよ
い。
【００１４】続いて上記のように構成してなる本発明の
可動型手摺の作用について説明すると、図１０の破線で
示した格納位置にある手摺ロッドを手でもって矢印Ａ方
向に力を加えながら使用位置に回動降下させると（この
操作は多くの場合、介護者によって行われる）、手摺ロ
ッド４の水平基軸６にディスクダンパー９の制動力が作
用して手摺ロッド４の自重による自由な降下が抑制さ
れ、さらに渦巻きスプリング７をその弾力に抗して巻き
込みながらゆっくりと降下し、手摺ロッド４を使用位置
まで静かに安全に誘導する。そして使用後には、手摺ロ
ッド４を格納すべく持ち上げると、降下時に圧縮された
渦巻きスプリング７の復元弾力が水平基軸６に手摺ロッ
ド４の持ち上げ方向に作用し、格納労力を軽減する。
可動型手摺の作用について説明すると、図１０の破線で
示した格納位置にある手摺ロッドを手でもって矢印Ａ方
向に力を加えながら使用位置に回動降下させると（この
操作は多くの場合、介護者によって行われる）、手摺ロ
ッド４の水平基軸６にディスクダンパー９の制動力が作
用して手摺ロッド４の自重による自由な降下が抑制さ
れ、さらに渦巻きスプリング７をその弾力に抗して巻き
込みながらゆっくりと降下し、手摺ロッド４を使用位置
まで静かに安全に誘導する。そして使用後には、手摺ロ
ッド４を格納すべく持ち上げると、降下時に圧縮された
渦巻きスプリング７の復元弾力が水平基軸６に手摺ロッ
ド４の持ち上げ方向に作用し、格納労力を軽減する。
【００１５】
【発明の効果】このように本発明の可動型手摺は、手摺
ロッド４の取り付け基部５に水平基軸６が固定され、こ
の水平基軸６が壁面に取り付けられた支持部材３の左右
のプレート２，２間に回動可能に軸支されて手摺ロッド
４がこの水平基軸６を支点として水平状態の使用位置か
ら垂直状態となる格納位置まで上方に円弧回動可能な可
動型手摺であって、上記左右のプレート２，２間に回動
可能に支持された水平基軸６の一方の端部に、手摺ロッ
ド４の降下時に手摺ロッド４に持ち上げ方向の復元弾力
が付与される渦巻きスプリング７が係合され、他方の端
部に水平基軸６を制動するためのディスクダンパー９が
係合されてなるものであるから、次のような効果を奏す
る。
ロッド４の取り付け基部５に水平基軸６が固定され、こ
の水平基軸６が壁面に取り付けられた支持部材３の左右
のプレート２，２間に回動可能に軸支されて手摺ロッド
４がこの水平基軸６を支点として水平状態の使用位置か
ら垂直状態となる格納位置まで上方に円弧回動可能な可
動型手摺であって、上記左右のプレート２，２間に回動
可能に支持された水平基軸６の一方の端部に、手摺ロッ
ド４の降下時に手摺ロッド４に持ち上げ方向の復元弾力
が付与される渦巻きスプリング７が係合され、他方の端
部に水平基軸６を制動するためのディスクダンパー９が
係合されてなるものであるから、次のような効果を奏す
る。
【００１６】格納位置から使用位置に向かって手摺ロッ
ド４を手前に倒しても、手摺ロッド４の水平基軸６にデ
ィスクダンパー９の制動力と渦巻きスプリング７の圧縮
抵抗が作用して手摺ロッド４の自由な降下が抑制され、
渦巻きスプリング７を圧縮しながら手摺ロッド４をゆっ
くりと使用位置に向かって降下させることができ、手摺
ロッド４の急激な降下による危険性を解消することがで
きる。
ド４を手前に倒しても、手摺ロッド４の水平基軸６にデ
ィスクダンパー９の制動力と渦巻きスプリング７の圧縮
抵抗が作用して手摺ロッド４の自由な降下が抑制され、
渦巻きスプリング７を圧縮しながら手摺ロッド４をゆっ
くりと使用位置に向かって降下させることができ、手摺
ロッド４の急激な降下による危険性を解消することがで
きる。
【００１７】また使用位置から格納位置に戻すべく手摺
ロッド４を持ち上げると、上記降下時に圧縮された渦巻
きスプリング７の復元弾力が水平基軸６に手摺ロッド４
を持ち上げ方向に作用するから、手摺りロッド４のディ
スクダンパーの制動力が軽減され、手摺ロッド４をスム
ーズに格納位置まで持ち上げることができ、手摺ロッド
４の格納操作が容易となる。そして手摺ロッド４が垂直
状態となった格納位置においては、ディスクダンパー９
の制動力と渦巻きスプリング７の圧縮抵抗が手摺ロッド
４の水平基軸６に常時作用しているから手摺ロッド４の
不測の降下が防止され、手摺ロッド４の格納位置を保持
することができる。格納位置におけるなお一層の安全性
を図るため、格納位置マグネットストッパーやボールス
トッパーあるいはバネクリップなどの離脱操作の容易な
係止手段を付加してもよいことは勿論である。
ロッド４を持ち上げると、上記降下時に圧縮された渦巻
きスプリング７の復元弾力が水平基軸６に手摺ロッド４
を持ち上げ方向に作用するから、手摺りロッド４のディ
スクダンパーの制動力が軽減され、手摺ロッド４をスム
ーズに格納位置まで持ち上げることができ、手摺ロッド
４の格納操作が容易となる。そして手摺ロッド４が垂直
状態となった格納位置においては、ディスクダンパー９
の制動力と渦巻きスプリング７の圧縮抵抗が手摺ロッド
４の水平基軸６に常時作用しているから手摺ロッド４の
不測の降下が防止され、手摺ロッド４の格納位置を保持
することができる。格納位置におけるなお一層の安全性
を図るため、格納位置マグネットストッパーやボールス
トッパーあるいはバネクリップなどの離脱操作の容易な
係止手段を付加してもよいことは勿論である。
【００１８】そして本発明の可動手摺は、手摺ロッド４
の上下方向の回動タイプであるから、水平方向の回動タ
イプに比べてスペース的に有利であり、病院や介護施設
に限らず、一般家庭にも採用することができる。
の上下方向の回動タイプであるから、水平方向の回動タ
イプに比べてスペース的に有利であり、病院や介護施設
に限らず、一般家庭にも採用することができる。
【図１】本発明の可動手摺の実施例を示した主要部の一
方の側面図である。
方の側面図である。
【図２】図１の正面図である。
【図３】水平基軸の正面図である。
【図４】図３の側面図である。
【図５】本発明の可動手摺の実施例を示した主要部の他
方の側面図である。
方の側面図である。
【図６】渦巻きスプリングの側面図である。
【図７】ディスクダンパーの側面図である。
【図８】中心孔が角型のディスクダンパーの側面図であ
る。
る。
【図９】図８のディスクダンパー用の水平基軸の正面図
である。
である。
【図１０】トイレ室に設置された上下方向に可動な可動
型手摺の側面図である。
型手摺の側面図である。
１ ベース ２ プレート ３ 支持部材 ４ 手摺ロッド ５ 基部 ６ 水平基軸 ７ 渦巻きスプリング ９ ディスクダンパー
Claims (1)
- 【請求項１】 手摺ロッドの取り付け基部に水平基軸が
固定され、この水平基軸が壁面に取り付けられた左右の
プレート間に回動可能に軸支されて手摺ロッドがこの基
軸を支点として水平状態の使用位置から垂直状態となる
格納位置まで上方に円弧回動可能な可動型手摺であっ
て、上記左右のプレート間に回動可能に支持された水平
基軸の一方の端部に、手摺ロッドの下降時に手摺ロッド
に持ち上げ方向の復元弾力が付与される渦巻きスプリン
グが係合され、他方の端部に水平基軸を制動するための
ディスクダンパーが係合されていることを特徴とする可
動型手摺。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000074906A JP2001220876A (ja) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | 可動型手摺 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000074906A JP2001220876A (ja) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | 可動型手摺 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001220876A true JP2001220876A (ja) | 2001-08-17 |
Family
ID=18592873
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000074906A Pending JP2001220876A (ja) | 2000-02-10 | 2000-02-10 | 可動型手摺 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001220876A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008285266A (ja) * | 2007-05-16 | 2008-11-27 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータかご上作業用安全装置 |
| JP2009264033A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Naka Ind Ltd | 縦可動手摺 |
| ITAN20100009A1 (it) * | 2010-02-04 | 2011-08-05 | Stefano Ciarpella | Dispositivo di supporto per l'utilizzo del wc o simili |
| JP2013002148A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Lixil Corp | 跳ね上げ式手摺り |
| JP2013002149A (ja) * | 2011-06-16 | 2013-01-07 | Lixil Corp | 跳ね上げ式手摺り |
| US10888261B2 (en) | 2014-10-14 | 2021-01-12 | Becton, Dickinson And Company | Blood sample management using open cell foam |
-
2000
- 2000-02-10 JP JP2000074906A patent/JP2001220876A/ja active Pending
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| US10888261B2 (en) | 2014-10-14 | 2021-01-12 | Becton, Dickinson And Company | Blood sample management using open cell foam |
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