JP5107698B2 - ロールスクリーン - Google Patents

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Description

本発明は、両端を回転可能に支持された巻取パイプにスクリーンの上端を巻取り及び巻解き可能に連結し、スクリーンが自重で下降可能となったロールスクリーンに関する。
従来、スクリーンが自重で下降可能となったこの種のロールスクリーンの一例としては、特許文献1に記載されたものが知られている。このロールスクリーンでは、回転可能に支持されたプーリと、プーリに一端が巻取り及び巻解き可能に連結される操作部材と、操作部材を常時巻取る方向にプーリを付勢する付勢部材と、巻取パイプとプーリとの間に設けられ、プーリと巻取パイプとを連結及び連結解除可能で、プーリの回転を巻取パイプに伝達または非伝達とする第1クラッチ機構と、巻取パイプと固定体とを連結及び連結解除可能な第2クラッチ機構と、を備える。
操作部材の操作によってプーリが回転されることによって第1クラッチ機構を介して巻取パイプがスクリーン巻取り方向に回転することができ、これによってスクリーンの下端が上昇することができる。また、操作部材の操作によりプーリが所定角度だけ回転されて巻取パイプがスクリーン巻取り方向に回転することによって第2クラッチ機構が巻取パイプと固定体との連結を解除し、巻取パイプがスクリーン巻解き方向に回転することができ、これによってスクリーンが自重下降することができる。また、巻取パイプがスクリーン巻解き方向に回転中の操作部材の操作によってプーリが回転されて第1クラッチ機構または第2クラッチ機構の作動により巻取パイプが停止して、スクリーンが停止することができるようになっている。
また、自重下降する際の速度の上昇を抑えるために、巻取パイプの回転を減速させるブレーキ機構が設けられている。
特開2006−241692号公報
このようなロールスクリーンにおいて、スクリーンが停止している状態から(第2)クラッチ機構を解除して、スクリーンが自重下降可能になるためには、操作部材の操作によりプーリ及び巻取パイプを所定角度、スクリーン巻取り方向に回転する必要がある。
そのため、スクリーンが停止している状態からスクリーンを自重下降させるためには、スクリーンが巻取パイプに所定量巻き取られる必要があり、スクリーンの下端にあるウエイトバーが一旦上昇する。そのときに、特にスクリーンが最大限巻取られてスクリーンの下端が最上限の位置で停止していたときには、ウエイトバーが巻取パイプの上に載り上げた状態となり、ブレーキ機構の制動力が強い場合に巻取パイプのスクリーン巻取り方向への回転が制動されるために、スクリーンが自重下降することができなくなる事態に陥る虞があるという問題がある。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、自重下降するロールスクリーンにおいて、スクリーンの下端が停止しているときに、その自重下降を円滑に開始するようにすることができるロールスクリーンを提供することをその目的とする。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の発明は、両端を回転可能に支持された
巻取パイプにスクリーンの上端を巻取り及び巻解き可能に連結し、作動することによって
巻取パイプの回転を規制するとともに作動が解除されることによって巻取パイプの回転を
許容するストッパーを設け、操作部の操作によって巻取パイプをスクリーン巻取り方向に
所定量回転させることによって、ストッパーの作動を解除してスクリーンが自重で下降可
能となったロールスクリーンにおいて、
巻取パイプに制動力を付与するブレーキ機構と、ストッパーの作動が解除された時における巻取パイプの所定量の回転時にはブレーキ機構の作動を不能とする遅延作動機構とを設け、遅延作動機構によって、スクリーン下端に設けたウエイトバーが停止している状態から一旦上昇して所定量下降するまでの間は、ブレーキ機構が作動しないようにし
ブレーキ機構は、ハウジングと、巻取パイプと一体回転するロータと、ハウジングとロータとの相対回転によって摺動抵抗を与える抵抗要素とからなり、
遅延作動機構は、ストッパーの作動が解除された時における巻取パイプの所定量の回転時に、ロータとハウジングとを共に回転させることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1記載の前記遅延作動機構が、固定軸に固定された固定体と、固定体と所定角度相対回転可能であると共に前記ブレーキ機構のハウジングと一体回転可能となった従動体とからなり、
前記従動体は、固定体に対して所定角度相対回転した後、固定体によって回転が規制されると、ハウジングの回転を規制するものであり、ハウジングの回転が規制されると、ロータがハウジングに対して回転することによってブレーキ機構が作動することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項記載の前記固定体と従動体の相対回転可能な所定角度が、スクリーンの下端またはウエイトバーが最大限上昇した位置から巻取パイプの中心高さ以下となる位置までの移動距離に対応することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項または記載の前記固定体と従動体との間に一方向ク
ラッチ手段が設けられ、該一方向クラッチ手段によって、巻取パイプのスクリーン巻取り
方向の回転時には、従動体が固定体に対して常に相対回転可能であることを特徴とする。
本発明によれば、スクリーンが停止している状態から自重下降させるべくストッパーの作動を解除するために、スクリーンを巻取パイプに所定量巻取り、ウエイトバーが一旦上昇した際に巻取パイプに載置されても、所定量下降するまでの間は、遅延作動機構によってブレーキ機構が作動しないために巻取パイプに対して余計な負荷がかからず、スクリーンが確実に自重下降を開始することができる。特に、スクリーンの下端が最上限の位置に停止している場合にウエイトバーが巻取パイプの上に載り上げた状態になっても、スクリーンが確実に自重下降することができる。
このように遅延作動機構によってスクリーンが確実に自重下降することができるため、高い制動力を出すことができるブレーキ機構を使用することができる。
延作動機構が、ブレーキ機構のロータとハウジングを共に回転させることにより、ブレーキ機構が作動しないようにすることができる。
請求項記載の発明によれば、従動体が固定体に対して所定角度相対回転可能となっているために、その所定角度相対回転の間、ハウジングが従動体と共に回転することができて、ブレーキ機構が作動しないようにすることができる。
請求項記載の発明によれば、スクリーンの下端またはウエイトバーが巻取パイプの中
心高さ以下になることによって、ウエイトバーが巻取パイプに載り上げた状態を解消する
ことができて、ブレーキ機構が作動を開始した時には巻取パイプに制動力に勝る十分な回
転モーメントを発生させることができる。
請求項記載の発明によれば、巻取パイプのスクリーン巻取り方向の回転時には、従動
体が固定体に対して常時相対回転可能となっているために、その間、ハウジングが従動体
と共に回転することができて、ブレーキ機構が作動しないようにすることができる。よっ
て、高い制動力を出すことができるブレーキ機構を使用していても、スクリーン巻取り時
における操作トルクを軽減することができ、ブレーキ機構に対する負荷も軽減することが
できる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明のロールスクリーンの全体正面図である。ロールスクリーン10は、窓枠等の設定面にブラケット11によって固定されるセットフレーム12に取り付けられる一対の支持プレート14と、一対の支持プレート14に対して回転可能に支持された回転軸体である巻取パイプ16と、巻取パイプ16に一端が連結され、巻取パイプ16に巻取り・巻解き可能に吊り下げられるスクリーン18と、巻取パイプ16の一端部と一方の支持プレート14との間に設けられる操作部20と、を有しており、巻取パイプ16の一端は、支持プレート14から巻取パイプ16内に延びる支持軸22によって軸支される。スクリーン18の下端にはウエイトバー18aが取り付けられている。
操作部20は、操作によって巻取パイプ16を回転させるもので、その具体的な構成の一例としては、特許文献1の構成を採用することができ、図2に示したように、プーリ24と、プーリ24に一端が巻取り及び巻解き可能となった操作紐である操作部材26と、プーリ24を操作部材26を常時巻取る方向に付勢する付勢手段であるぜんまいバネ28と、を備えている。
巻取パイプ16の内部には、ストッパー30が設けられる。ストッパー30は、巻取パイプ16と操作部20との間に設けられ、作動することによって巻取パイプ16の回転を規制するとともに作動が解除されることによって巻取パイプ16のスクリーン巻解き方向の回転を許容するものであり、その具体的な構成の一例としては、特許文献1の第1クラッチ機構及び第2クラッチ機構からなる構成を採用することができる。即ち、図2に示したように、ストッパー30は、プーリ24と巻取パイプ16とを連結及び連結解除可能で、プーリ24の回転を巻取パイプ16に伝達または非伝達とする機能と、巻取パイプ16と支持軸22とを連結及び連結解除可能する機能とを持っているが、かかる構成は公知であるため、詳細説明は省略する。
支持軸22の先端には下限リミット機構32が連結される。下限リミット機構32は、図3に示したように、支持軸22の先端に一体的に連結されて雄ネジが形成されたネジ軸34と、ネジ軸34に螺合し巻取パイプ16と一体的に回転する移動コマ36とを備えている。下限リミット機構32は、スクリーン18の下端の最下限の位置を規定するためのもので、巻取パイプ16と一緒に回転する移動コマ36がネジ軸34上を軸方向に移動して、ネジ軸34に形成されたストッパー部34aに当接することで、巻取パイプ16の回転を停止させるものである。そのため、支持軸22及びネジ軸34は、最下限位置を調整する以外の通常の動作中は回転不能の固定であるので、本発明においては固定軸として扱う。
ブレーキ機構40は、図2〜図4に示したように、ブレーキ本体42と、巻取パイプ16と一体的に回転するように連結される回転ディスク44と、を備える。ブレーキ本体42は、オイルブレーキ、遠心ブレーキ等で構成することができ、ステータとなるハウジング42aと、図示しないロータと、ロータとステータとの相対回転によってロータに摺動抵抗を与えるオイルまたは羽根といった抵抗要素から構成することができる。回転ディスク44は、ブレーキ本体42のロータに一体的に回転するように連結され、ブレーキ本体42のロータとステータとの相対回転が発生したときに、抵抗要素から与えられる摺動抵抗により制動力を巻取パイプ16に付与する。
ブレーキ機構40とネジ軸34との間には、遅延作動機構50が配設される。遅延作動機構50は、図2〜5に示したように、ネジ軸34の一端に一体的に連結されて回転不能となった固定体52と、固定体52の周りに巻回されたクラッチバネ54と、固定体52及びクラッチバネ54の外周側に配設されるクラッチドラム56と、クラッチドラム56の外周側に配設されると共に、前記ブレーキ本体42のハウジング42aに一体的に連結される従動体58と、から構成される。クラッチバネ54は、クラッチドラム56の内周面に圧接されており、その一端54aが固定体52に挿入され、クラッチドラム56を固定体52に対して連結及び連結解除可能となっており、クラッチバネ54とクラッチドラム56とは一方向クラッチ手段を構成する。従動体58は、前記ネジ軸34の端部の非ネジ部において回転可能に軸支される。
図3、図5及び図6に示したように、クラッチドラム56は、一対の軸方向に突出する突出部56a、56aを備えており、従動体58の内周面には、該突出部56a、56aと係合可能となった一対の突出部58a、58aが内径方向に突出している。一対の突出部56a、56aと、一対の突出部58a、58aとが、それぞれ180度間隔で形成されているために、クラッチドラム56と従動体58とは、約180度の角度の範囲で相対回転可能となっている。
以上のように構成されるロールスクリーン10において、その作用を説明する。
今、図7(a)及び図8(a)に示すように、スクリーン18のウエイトバー18aが最上限の位置で停止しているものとする。このようにスクリーン18が停止している状態においては、スクリーン18及びそのウエイトバー18aからの重量が巻取パイプ16に作用し、巻取パイプ16はスクリーン巻解き方向に回転しようとするが、ストッパー30によって巻取パイプ16と支持軸22とが連結されており、回転はできない。
この停止状態において、遅延作動機構50では、図9(a)に示す状態にあり、従動体58の突出部58a、58aと、クラッチドラム56の突出部56a、56aとが当接している。
また、操作部20では、操作部材26がぜんまいバネ28によってプーリ24に巻取られている。
以上の停止状態からスクリーン18のウエイトバー18aを下降させるためには、ストッパー30を解除するために、操作部20の操作部材26を所定量引き出し、プーリ24を回転させる。プーリ24の回転はストッパー30に伝達して、巻取パイプ16がスクリーン巻取り方向に回転するため、ウエイトバー18aは一旦上昇して巻取パイプ16の上に載置される(図7(b)、図8(b))。そして、操作部材26を離すと、ストッパー30において作動が解除されて、巻取パイプ16のスクリーン巻解き方向の回転を許容する。
この一連の動作において、遅延作動機構50では、図9(a)に示す状態から、巻取パイプ16のスクリーン巻取り方向の回転に応じて、巻取パイプ16から回転ディスク44に回転が伝達し、回転はブレーキ本体42から従動体58に伝達する。そして、従動体58の突出部58aがクラッチドラム56の突出部56aから離れて反時計回りに回転して、図9(b)に示す状態となり、次いで、巻取パイプ16のスクリーン巻解き方向の回転に応じて、従動体58が反対方向の時計回りに回転する(図9(c))。このときには、従動体58が自由に回転することができるため、ブレーキ本体42は一体で回転し、そのハウジング42aとロータとが共に回転して、両者の間で相対回転は発生しない。よって、この状態では制動力は発生しない。
図9(d)に示すように従動体58の突出部58aがクラッチドラム56の突出部56aに再び当接すると、突出部58aが突出部56aを押圧するが、クラッチドラム56はクラッチバネ54により固定体52に連結されており、回転することができない。そのため、従動体58及びブレーキ本体のハウジング42aの回転が停止し、ブレーキ本体42のハウジング42aとロータとの間の相対回転が発生し、制動力が発生する。この制動力は巻取パイプ16に付与されるので、巻取パイプ16のスクリーン巻解き方向の回転が減速される。
こうして、巻取パイプ16が制動力を受けながらスクリーン巻解き方向に回転し、スクリーン18は自重により下降する。
以上の作用の中で、図9(d)に示す突出部58aが突出部56aに当接する時点が制動力の発生時点となる。この時点は、ウエイトバー18aが一旦上昇した後の任意の時点とすることができるが、好ましくは、スクリーン18の下端またはウエイトバー18aが、例えば、図7(c)、図8(c)に示すように、巻取パイプ16の中心高さ以下となっているとよい。つまり、図7(b)、図8(b)に示す状態から、図7(c)、図8(c)に示す状態までは、ウエイトバー18aが巻取パイプ16の上に一部載っており、ウエイトバー18aに作用する重力の一部を巻取パイプ16によって受けており、ウエイトバーによる回転モーメントが小さい。そのために、ブレーキ機構40からの制動力に打ち勝つことができず巻取パイプ16が回転することが困難になるが、遅延作動機構50によって図9(b)に示す状態から図9(c)に示す状態まで、ブレーキ機構40が作動しないために、自重下降が円滑に行われることになる。図7(d)、図8(d)に示す状態になると、ウエイトバー18aが巻取パイプ16に載り上げておらず、ブレーキ機構40を作動させても、ブレーキ機構40が作動を開始した時には巻取パイプ16に制動力に勝る十分な回転モーメントを発生させることができ、ウエイトバー18aを確実に下降させることができる。
スクリーン18を停止させるには、操作部20の操作部材26を再び引き出すと、巻取パイプ16はそれに応じてスクリーン巻取り方向に回転し、ストッパー30が巻取パイプ16と支持軸22とを連結するために、巻取パイプ16は停止し、スクリーン18はその位置を維持することができる。
この状態からスクリーン18の下端を上昇させる場合には、操作部20の操作部材26を再び引き出すと、巻取パイプ16はそれに応じてスクリーン巻取り方向に回転し、スクリーン18が巻き取られてその下端が上昇する。途中、操作部材26が完全にプーリ24から巻解かれた後、操作部材26を離すと、操作部材26はぜんまいバネ28によってプーリ24に巻取られる。このときに、ストッパー30は、プーリと巻取パイプ16とを非連結としており、また、巻取パイプ16は支持軸22と連結されるので、操作部材26のみが巻取られ、巻取パイプ16及びスクリーン18は停止している。操作部材26がプーリ24に巻取られた後、操作部材26の引き出しを繰り返す。
こうして、スクリーン18のウエイトバー18aが最大限上昇した位置に達したところで(図7(b)、図8(b))、操作部材26を離すと、巻取パイプ16は僅かにスクリーン巻解き方向に回転したところで、ストッパー30が巻取パイプ16と支持軸22とを連結するので、図7(a)、図8(a)に示す最上限の位置で停止する。
以上のスクリーン18の下端が上昇する際には、巻取パイプ16がスクリーン巻取り方向に主として回転するが、このとき、遅延作動機構50では、巻取パイプ16のスクリーン巻取り方向の回転に応じて、巻取パイプ16から回転ディスク44に回転が伝達し、回転はブレーキ本体42から従動体58に伝達する。従動体58の突出部58aはクラッチドラム56の突出部56aに当接して、突出部58aが突出部56aを押圧するが、クラッチバネ54が縮径して、クラッチドラム56は固定体52と連結解除されるので、従動体58と一緒に回転することができる。従って、ブレーキ本体42のステータとロータとの間で相対回転は発生せずに、ブレーキ本体42は一体で回転する。よって、スクリーン18が巻き取られるときには、制動力は発生せずに、スクリーン18の下端は円滑に上昇することができる。そのためスクリーン巻取り時における操作部20の操作トルクを軽減することができ、ブレーキ機構40に対する負荷も軽減することができる。
以上説明したように、スクリーン18のウエイトバー18aが巻取パイプ16上に載置された状態から、スクリーン18が巻取パイプ16から巻解かれて自重下降を開始するまでの間は、遅延作動機構50によってブレーキ機構40が作動しないので巻取パイプ16に対して余計な負荷がかからず、スクリーン18の自重下降を確実にすることができる。このように遅延作動機構50によってスクリーンが確実に自重下降することができるため、高い制動力を出すことができるブレーキ機構40を使用することができる。尚、スクリーン18の下端が最上限位置で停止しているのみならず、任意の地点で停止している所から自重下降させる場合にも、スクリーン18が円滑に下降するきっかけを得ることができ、自重下降を確実にすることができる。
以上の例は、操作部材26がぜんまいバネ28によって巻取られる一端が自由端となった形態をしていたが、これに限るものではなく、操作部20の操作部材は、図10に示すように、プーリに巻き取られるループ状のチェーンの形態をなすようにすることも可能である。そして、チェーンの操作方式は任意の構成とすることができ、スクリーンの巻取りとスクリーンの自重下降とを選択的に操作することができればよい。
図11は、参考形態を表す図である。この例では、遅延作動機構50の代わりに、付勢手段である板バネ60がセットフレーム12に固定されている。板バネ60は、スクリーン18のウエイトバー18aが最上限の位置で停止している状態から、ストッパー30を解除するために、巻取パイプ16がスクリーン巻取り方向に回転されて、ウエイトバー18aが一旦上昇して巻取パイプ16の上に載置されたときに、ウエイトバー18aが板バネ60に接触して、板バネ60を押圧する。そして、ストッパー30が解除されて、巻取パイプ16のスクリーン巻解き方向の回転が許容されると、ウエイトバー18aが板バネ60から離反するが、このときに、板バネ60の復元力によって、ウエイトバー18aが離反する方向へ、即ち下降する方向へと促進されて、スクリーン18の自重下降を確実にすることができる。
このように、付勢手段によっても、同様の作用・効果を果たすことができる。
本発明のロールスクリーンの全体正面図である。 図1のブラインドの内部構造を示す拡大部分断面図である。 図2のブラインドの内部構造の拡大部分断面図である。 ブレーキ機構及び遅延作動機構の斜視図及び分解斜視図である。 遅延作動機構の分解斜視図である。 図3の6−6線に沿って見た断面図である。 本発明のロールスクリーンの動作を示す横断面図である。 本発明のロールスクリーンの動作を示す側面図である。 本発明の遅延作動機構の動作を示す図3の6−6線に沿って見た断面図である。 本発明のロールスクリーンの変形例を表す全体正面図である。 本発明のロールスクリーンの参考形態の動作を表す横断面図である。
符号の説明
10 ロールスクリーン
16 巻取パイプ
18 スクリーン
18a ウエイトバー
22 支持軸(固定軸)
30 ストッパー
34 ネジ軸(固定軸)
40 ブレーキ機構
42a ハウジング
50 遅延作動機構
52 固定体
54 クラッチバネ(一方向クラッチ手段)
56 クラッチドラム(一方向クラッチ手段)
58 従動体
60 板バネ

Claims (4)

  1. 両端を回転可能に支持された巻取パイプ(16)にスクリーン(18)の上端を巻取り及び巻解き可能に連結し、作動することによって巻取パイプ(16)の回転を規制するとともに作動が解除されることによって巻取パイプ(16)の回転を許容するストッパー(30)を設け、操作部(20)の操作によって巻取パイプ(16)をスクリーン巻取り方向に所定量回転させることによって、ストッパー(30)の作動を解除してスクリーン(18)が自重で下降可能となったロールスクリーンにおいて、
    巻取パイプ(16)に制動力を付与するブレーキ機構(40)と、ストッパー(30)の作動が解除された時における巻取パイプ(16)の所定量の回転時にはブレーキ機構(40)の作動を不能とする遅延作動機構(50)とを設け、遅延作動機構(50)によって、スクリーン下端に設けたウエイトバー(18a)が停止している状態から一旦上昇して所定量下降するまでの間は、ブレーキ機構(40)が作動しないようにし
    ブレーキ機構(40)は、ハウジング(42a)と、巻取パイプ(16)と一体回転するロータと、ハウジングとロータとの相対回転によって摺動抵抗を与える抵抗要素とからなり、
    遅延作動機構(50)は、ストッパー(30)の作動が解除された時における巻取パイプ(16)の所定量の回転時に、ロータとハウジング(42a)とを共に回転させることを特徴とするロールスクリーン。
  2. 前記遅延作動機構(50)は、固定軸(34)に固定された固定体(52)と、固定体(52)と所定角度相対回転可能であると共に前記ブレーキ機構(40)のハウジング(42a)と一体回転可能となった従動体(58)とからなり、
    前記従動体(58)は、固定体(52)に対して所定角度相対回転した後、固定体(52)によって回転が規制されると、ハウジング(42a)の回転を規制するものであり、ハウジング(42a)の回転が規制されると、ロータがハウジング(42a)に対して回転することによってブレーキ機構(40)が作動することを特徴とする請求項1記載のロールスクリーン。
  3. 前記固定体(52)と従動体(58)の相対回転可能な所定角度は、スクリーン(18)の下端またはウエイトバー(18a)が最大限上昇した位置から巻取パイプ(16)の中心高さ以下となる位置までの移動距離に対応することを特徴とする請求項記載のロールスクリーン。
  4. 前記固定体(52)と従動体(58)との間に一方向クラッチ手段(54、56)が設けられ、該一方向クラッチ手段(54、56)によって、巻取パイプ(16)のスクリーン巻取り方向の回転時には、従動体(58)が固定体(52)に対して常に相対回転可能であることを特徴とする請求項または記載のロールスクリーン。
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