JPH04203463A

JPH04203463A - 内燃機関に使用されるピストン

Info

Publication number: JPH04203463A
Application number: JP33421490A
Authority: JP
Inventors: Hideki Otaka; 秀樹大高
Original assignee: Hino Motors Ltd
Current assignee: Hino Motors Ltd
Priority date: 1990-11-30
Filing date: 1990-11-30
Publication date: 1992-07-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、内燃機関に使用されるピストンに関する。

背景技術この種のピストンでは、熱負荷対策として、耐摩耗性中
空環がクラウンに鋳込まれ、そして、そのクラウンの裏
面からその中空環の内部に貫通されたオイル・リード穴
がそのクラウンに穴明けされ、オイル・ジェットをその
中空環内に導いてピストンの油冷却が行なわれてきた。

そして、そのオイル・リード穴が、通常、ドリルで穴明
けされるので、そのドリルの抜は際で、パリが生じると
、そのパリはその中空環の内部に残留し、そして、その
ピストン使用中に、そのパリは分裂され、脱落されて潤
滑油に混入される心配があった。

発明の目的・ｌｌ！題この発明の目的・課題は、クラウンに鋳込まれた耐摩耗
性中空環の内部に貫通される油穴をドリルで穴明けする
際、パリの発生が回避されるところの内燃機関に使用さ
れるピストンの提供にある。

目的・課題に係る発明の開示：請求する発明の内容上述の目的・課題に関連して、この発明の内燃１１間に
使用されるピストンは、外周面にリング溝を有してクラ
ウンに鋳込まれてある耐摩耗性中空５−。

環と、そのクラウンの裏面からその中空環に、あるいは
、その中空環に近接された位置に伸長され、そして、円
周方向に所定の間隔を置いて、そのクラウンに形成され
てある複数のオイル・リード穴と、内径がそのオイル・
リード穴のそれよりも細く、そして、そのクラウンにお
いて、そのオイル・リード穴の先端からその中空環の内
部に貫通されてある複数のオイル連通穴とを備え、先ず
、そのオイル・リード穴をドリル加工で穴明けし、次に
、そのオイル連通穴を放電加工で穴明けするところにあ
る。

具体例の説明以下、この発明の内燃機関に使用されるピストンの特定
された具体例について、図面を参照して説明する。

第１ないし４図は、ディーゼル・エンジンに適用された
この発明の内燃機関に使用されるピストンの具体例１０
、および、それの穴明は加工工程を示している。

そのピストンＩＯは、クラウン１１、そのクラウン１１
に一体的に形成されたスカート１２、そのクラウン１１
のリング地帯において、トップ・ランドおよびセコンド
・ランドに鋳込まれた耐摩耗性中空環１３、そのクラウ
ン１１の裏面からその中空環１３に近接された位置に伸
長され、そして、円周方向に所定の間隔を置いてそのク
ラウン１１に形成された２箇のオイル・リード穴１４゜
１５、および、内径がそのオイル・リード穴１４゜１５
のそれよりも細く、そして、そのクラウン１１において
、そのオイル・リード穴１４．１５の先端から中空環の
内部に貫通された２箇のオイル連通穴１６．１７を含ん
だ構造に製造された。

そのクラウン１１は、通常に、頂面に燃焼室１８を形成
し、そして、そのスカー）１２は、内周面にボスを向か
い合わせて突出させ、そこにピストン・ビンのためのボ
ア１９．１９を形成しである。

また、その中空環１３は、通常のように、外周面にリン
グ溝２０を形成している。

そのオイル・リード穴１４，１５、および、オイル連Ａ
穴１６　、　　ｌ　７は、次の加工工程でそのクラウン
１１に形成された。

そのオイル・リード穴１４．１５は、第３図に示された
ように、ドリル３０でそのクラウン１１の裏面からその
中空環１３に近接された位置に伸長されてそのクラウン
１１に穴明けされた。

そのオイル連通穴１６．１７は、そのオイル・リード穴
１４．１５がそのドリル３ｏで穴明けされた後で、第４
図に示されたように、電極３１を使用して放電加工され
、そのクラウン１１において、そのオイル・リード穴１
４．１５の先端からその中空環１３の内部に貫通された
。勿論、そのオイル連通穴１６．１７は、内径をそのオ
イル・リード穴１４．１５のそれよりも細くされた。そ
して、この場合、そのオイル連通穴１６．ＩＴの内径は
、その中空環１３およびオイル・リード穴１４．１５と
の関係でそのオイル゛連Ａ穴１６　、１７に流れ抵抗機
能を付与できる寸法である。

そのように、油大が、そのオイル・リード穴１４゜１５
およびオイル連通穴１６．１７からなり、上述の穴明は
加工法がとられるので、その中空環１３内にパリを残留
させることが回避され、加えて、その油入の大部分がそ
のオイル・リード穴１４゜１５で、そして、それらがド
リルで穴明は加工されるので、生産性が維持された。

そのピストン１０では、ディーゼル・エンジンにおいて
、ジェット・パイプ（図示せず）から噴射された潤滑油
が、そのオイル・リード穴１４およびオイル連通穴１６
を経てその中空環１３内に導かれ、そして、その中空環
１３内に流れてそのオイル連通穴１７およびオイル・リ
ード穴１５を経てオイル・パン（図示せず）に戻される
。

その中空環１３内においては、その潤滑油の流れおよび
流量は安定され、そのクラウン１１とその潤滑油との間
の熱伝達が向上され、冷却効果が向上された。

前述のピストン１０では、そのオイル・リード穴１４．
１５が、そのクラウン１１の裏面からその中空環１３に
近接された位置に伸長されてそのクラウン１１に穴明け
されたと説明したが、そのオイル・リード穴１４．１５
は、そのクラウン１１の裏面からその中空環１３に伸長
されてそのクラウン１■に穴明けされてもよい。

発明の利便・利益上述から理解されるように、この発明の内燃機関に使用
されるピストンは、外周面にリング溝を有してクラウン
に鋳込まれてある耐摩耗性中空環と、そのクラウンの裏
面からその中空環に、あるいは、その中空環に近接され
た位置に伸長され、そして、円周方向に所定の間隔を置
いて、そのクラウンに形成されてある複数のオイル・リ
ード穴と、内径がそのオイル・リード穴のそれよりも細
（、そして、そのクラウンにおいて、そのオイル・リー
ド穴の先端からその中空環の内部に貫通されてある複数
のオイル連通穴とを備えるところにあるので、この発明
の内燃機関に使用されるピストンでは、油入の大部分を
占めるそのオイル・リード穴がドリル加工されてそのオ
イル連通穴が放電加工可能になり、その結果、生産性が
維持されて穴明は加工の際、その中空環内にパリを残留
させることが回避され、加えて、その中空環およびオイ
ル・リード穴に関連してそのオイル連通穴に流れ抵抗機
能が付与され、その中空環内では、潤滑油の流れおよび
流量が安定され、そのクラウンとその潤滑油との間の熱
伝達が向上され、そして、冷却効果が向上されて実用的
になる。

発明と具体例との関係先のように、図面を参照しながら説明されたこの発明の
具体例からして、この発明の属する技術の分野における
通常の知識を有する者にとって、種々の設計的修正や変
更は容易に行われることであり、さらには、この発明の
内容が、その発明の課題を遂行ならしめる発明の成立に
必須であり、その発明の性質であるその発明の技術的本
質に由来し、そして、それを内在させると客観的に認め
られる態様に容易に置き換えられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、ディーゼル・エンジンに適用されたこの発明
の内燃機関に使用されるピストンの縦断面図、第２図は
、第１図に示されたピストンの部分拡大縦断面図、第３
図は、第１および２図に示されたピストンにおけるオイ
ル・リード穴のドリル加工工程を示す縦断面図、および
、第４図は、第１および２図に示されたピストンにおけ
るオイル連通穴の放電加工工程を示す縦断面図である。１３・・・耐摩耗性中空環、１４．１５・・・オイル・
リード穴、１６．１７・・・オイル連通穴。特許出願人　　日野自動車工業株式会社。代理人　弁理士　　山　　１）　治　　彌二エシ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）外周面にリング溝を有してクラウンに鋳込まれて
ある耐摩耗性中空環と、そのクラウンの裏面からその中空環に、あるいは、その
中空環に近接された位置に伸長され、そして、円周方向
に所定の間隔を置いて、そのクラウンに形成されてある
複数のオイル・リード穴と、内径がそのオイル・リード
穴のそれよりも細く、そして、そのクラウンにおいて、
そのオイル・リード穴の先端からその中空環の内部に貫
通されてある複数のオイル連通穴とを備える内燃機関に使用されるピストン。