JPH04203033A - スタック弁型油圧制御装置 - Google Patents

スタック弁型油圧制御装置

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JPH04203033A
JPH04203033A JP2330061A JP33006190A JPH04203033A JP H04203033 A JPH04203033 A JP H04203033A JP 2330061 A JP2330061 A JP 2330061A JP 33006190 A JP33006190 A JP 33006190A JP H04203033 A JPH04203033 A JP H04203033A
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JP
Japan
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switching valve
passage
valve
hole
spool
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JP2330061A
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Inventor
Katsumi Ueno
勝美 上野
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/06Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with two or more servomotors
    • F15B13/08Assemblies of units, each for the control of a single servomotor only
    • F15B13/0803Modular units
    • F15B13/0832Modular valves
    • F15B13/0839Stacked plate type valves
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/22Hydraulic or pneumatic drives
    • E02F9/2221Control of flow rate; Load sensing arrangements
    • E02F9/2239Control of flow rate; Load sensing arrangements using two or more pumps with cross-assistance
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/06Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with two or more servomotors
    • F15B13/08Assemblies of units, each for the control of a single servomotor only
    • F15B13/0803Modular units
    • F15B13/0878Assembly of modular units
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はバックホーで代表される掘削系油圧建設機械に
好適なスタック弁型油圧制御装置に関する。
〔従来の技術及びその技術的課題〕
ショベル系掘削機械として、油圧ショベルのばかバック
ホーがある。このバックホーは周知のように、地上面よ
り低いところの掘削、ダンプ積み、整地作業を行うもの
であり、クローラ等を装備した走行体に掘削排土用の排
土板を設け、走行体上の旋回体に屈伸自在なフロント作
業機を設けたものである。
このようなバックホーは、アクチュエータとして、左右
走行用の油圧モータ、ブーム用、アーム用、パケット用
、排土用の各作業機用シリンダ、そして旋回体をフロン
ト作業機と運転席ごと走行体上で旋回させる旋回用モー
タ、フロント作業機を左右に揺動させるスイング用のシ
リンダ、さらに、必要に応してパケットを左右に移動さ
せるブームオフセット用のシリンダが用いられる。
油圧ショベルの油圧制御は従来一般に2ポンプ方式が採
られ、すなわち、切換弁を左走行モータを含む作業機用
アクチュエータに対する油圧切換弁群と、右走行用モー
タを含む作業機用アクチュエータに対する油圧切換弁群
の2つに分け、前記2つのポンプからの吐出油をそれら
2つの切換弁群に個別に供給していた。しかしこの方式
では、走行と作業を同時に行った場合に走行の直進性が
損なわれる。
この対策として、特開平1−320302号公報には、
油圧ショベルの油圧制御に関し、2つのメインポンプと
これと同時輛動されるパイロットポンプを用い、切換弁
を、最上流の走行用切換弁を含む第1の作業用切換弁グ
ループと、最上流の走行用切換弁を含む第2の作業用切
換弁グループに分け、2つのメインポンプの吐出油路に
シャトル弁からのパイロット油圧で切換え作動する走行
直進弁を設ける一方、それぞれの切換弁に連動する削切
換弁を設けたものが示されている。
この先行技術においては、走行用の切換弁あるいは作業
機用の切換弁のどちらか一方だけを操作したときには、
走行直進弁は非作動位置にあり、2つのメインポンプの
吐出油はそれぞれの切換弁グループに専用的に供給され
る。そして、走行用切換弁を操作し、同時に作業機用の
切換弁を操作したときに、当該切換弁と連動する削切換
弁、シャトル弁の作用で走行直進弁が切換え作動され、
一方のメインポンプの吐出油が2つの走行用切換弁に流
入し、他方のメインポンプの吐出油が作業機用の切換弁
に流入し、走行用モータと作業機用のアクチュエータを
独立して作動させるようにしている。
しかしながら、この先行技術では、第3のポンプが、作
業機用の切換弁を切り替えるリモートコントロール弁に
対する油圧源としてのほか、管路により削切換弁にタン
デムに接続され、走行用切換弁以外の切換弁が操作され
たときに、それを検出してシャトル弁を経由して走行直
進弁の受圧室にパイロット圧を送るためのパイロット油
圧源として機能するに止まっていた。このため、走行時
に作業機を操作すると、一方のメインポンプの吐出油が
走行用モータに流入するだけであるから、油量の絶対量
が減少し、直進性は保証されるものの走行速度が低下す
るという問題があった。
また、先行技術では、切換弁のグループを2つに分け、
片方のグループすなわち走行用とアーム用の切換弁を有
するグループ中に旋回用切換弁を組み込んでいた。しか
し、「旋回」は、運転席やフロント作業機等を含む旋回
体を走行体の垂直軸の周りに動かす動作であり、安全の
面から優先的に油が確保されることが要求される。した
がって旋回用の切換弁を他の作業機の切換弁とパラレル
にし、2ポンプの一方のメインポンプからの吐出油で作
動させることは制御性の面から問題があった。
さらに、上記と関連するが、この種の油圧機械では操作
するアクチュエータの種類や組合せ、たとえば、アーム
、パケットおよびブームと、旋回、スイングおよび走行
とでは速度と力とのウェイトを異にする。この力の大き
さ(圧力)はリリーフ弁で設定されるのが一般であり、
従来では、各ポンプの吐出管路(メイン流路)の最上流
に単一のリリーフ弁を設けて回路全体の圧力を設定して
いた。
このため、圧力設定の切換えを自由に行えず、高い圧力
が要求されないアクチュエータを動かす場合にも必要以
上に回路圧が高くされたり、高い圧力が要求されるアク
チュエータを動かす場合(たとえば傾斜地や不整地を登
はんするような場合)に、回路圧が低いため鮭動力が不
足しやすいという問題があった。
なお、バックホー専用の油圧回路において、排土板用と
スイング用のアクチュエータのため、第3の独立したポ
ンプを使用することは公知であるが、この方式では、第
3ポンプが他の切換弁グループと切り離されているため
、走行しつつブーム、パケット、アームのいずれかを同
時操作した場合に走行速度が低下することを避けられな
い点、また、旋回用の切換弁が第1、第2ポンプのいず
れかで作動される切換弁グループに属しているため、や
はりブーム上げと旋回とを行ったときに、速度にうまく
設定しにくい問題が生していた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は前記のような問題点を解消するために創案され
たもので、その第1の目的は、走行中に作業機を動かし
ても走行速度を低下させることなく直進走行を行うこと
ができ、かつ旋回等の安全性の要求される動作を安定し
た条件のもとで行うことができるスタック弁型油圧制御
装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、非走行時には相対的に低
い設定圧、走行時には相対的に高い回路圧で作動される
ように回路圧力を自動的に2段に切り換えることができ
、しかも、その回路圧2段切換えがスタック弁にコンパ
クトに組み込まれた実用性の高いスタック弁型油圧制御
装置を提供することにある。
また1本発明の第3の目的は、第1の目的を達成する条
件としての、走行用切換弁のスプール操作信号と走行以
外の作業機用切換弁のスプール操作信号を、外部配管を
要さずまた弁ハウジング内に複雑な油路な作らずに検出
できるスタック弁型油圧制御装置を提供することにある
上記第1の目的を達成するため、本発明は、バックホー
で代表される建設機械のための油圧制御装置において、
油圧制御装置が第1ないし第3の油圧ポンプとスタック
型切換弁を備え、前記スタック型切換弁が、第1油圧ポ
ンプの吐出路最上流に接続される左または右走行用切換
弁とこれとタンデムに接続される作業機用切換弁を有す
る第1切換弁グループと、第2油圧ポンプの吐出路最上
流に接続される右または左走行用切換弁とこれとタンデ
ムに接続される作業機用切換弁を有する第2切換弁グル
ープと、前記第1、第2の切換弁グループに属する作業
機と同時操作されない作業機用切換弁をパラレルに接続
した第3切換弁グループとを備え、かつ、前記第2切換
弁グループと第3切換弁グループの間にパイロット作動
式の直進制御弁および選択弁とがスタックされ、前記第
1切換弁グループと第2切換弁グループは、走行用切換
弁のスプール操作を検出する直列通路式の走行信号検出
路と、作業機用切換弁のスプール操作を検出する直列通
路式の作業信号検出路を備え、それら走行信号検出路と
作業信号検出路は外部からパイロット油圧が供給される
ようになっており、 直進制御弁は、第3切換弁グループの最下流にあって選
択弁からのパイロット信号を得て第3油圧ポンプの送り
通路と第1・第2切換弁グループにおける作業機用切換
弁への連通路とを断接する切換弁を具備し、 選択弁は、前記作業信号検出路の上流側と前記直進制御
弁作動用パイロット油路とを断接する切換弁を備え、そ
の切換弁のスプールは前記走行信号検出路に生じた信号
圧で作動するようになっており、 常態において第1切換弁グループと第2切換弁グループ
はそれぞれ第1油圧ポンプ、第2油圧ポンプからの吐呂
油で作動し、第3切換弁グループは第3油圧ポンプで作
動し、第1切換弁グループと第2切換弁グループの走行
用切換弁が操作されたときの走行信号検出路からの信号
で選択弁が作動し、この状態で第1切換弁グループと第
2切換弁グループいずれかまたは双方に属する作業機用
切換弁が操作されたときに作業信号検出路に圧力が立つ
ことで直進制御弁を介して第3油圧ポンプの吐出油を当
該操作された作業機用切換弁に流入させるようになって
いる。
また、第2の目的を達成するため本発明は、選択弁が、
常態において第1油圧ポンプと第2油圧ポンプの吐出油
が作用する高圧用と低圧用2つのリリーフ弁を備え、か
つ、選択弁には、走行信号検出路からの信号圧でスプー
ルが作動したときに、相対的に低圧側のリリーフ弁に対
する通路を遮断するスイッチング部を設けている。
さらに第3の目的を達成するため本発明は、第1切換弁
グループと第2切換弁グループに属する切換弁のハウジ
ングの同位置に、スプール軸線と直交する関係で2本の
平行な信号通路孔を穿設し、それら2本の信号通路孔の
最下流をタンク通路に接続する一方、一方の信号通路孔
の上流側を選択弁のスプール抑圧用受圧部と接続して走
行信号検出路とし、他方のパイロット孔の上流側登選択
弁に導いて作業信号検出路とし、それら走行信号検出路
と作業信号検出路に外部からパイロット油圧を導くよう
に構成し、走行信号検出路に対する走行用切換弁のスプ
ールにはリング溝を、各作業機切換弁のスプール穴には
スプールの位置いかんにかかわらず上流側と下流側をつ
なぐ環状溝を設け。
作業信号検出路に対する走行用切換弁のスプール穴には
スプールの位置いかんにかかわらず上流側と下流側をつ
なぐ環状溝を、各作業機切換弁のスプールにはリング溝
を設けた構成としている。
〔実 施 例〕
以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。
第1図は本発明によるスタック弁型油圧制御装置の回路
構成を示し、第2図と第3図はスタック型切換弁の全体
を示し、第4図ないし第19図はスタック型切換弁を構
成する各部分を示している。
第20図ないし第22図は直進制御弁の別の実施例を示
している。
第1図において、1は第1油圧ポンプ、2は第2油圧ポ
ンプ、3は第3油圧ポンプ、4はパイロット油圧源およ
びリモコン弁用油圧源としての低容量の補助ポンプであ
り、それら油圧ポンプは母機に搭載したエンジンにより
同期駆動されるようになっている。
第1図ないし第3図において、■は前記第1油圧ポンプ
1に接続された第1切換弁グループ、■は第2油圧ポン
プに接続された第2切換弁グループ、■は第3油圧ポン
プに接続された第3切換弁グループ、■は補助弁グルー
プであり、第2切換弁グループ■と第3切換弁グループ
■の間に介在されている。
第1切換弁グループIは、最上流に左または右の走行用
切換弁Bとこれにタンデムに接続される少なくとも一つ
の作業機用切換弁C,Dが属している。実施例では、上
流から下流(図面においては右から左)に向かって、コ
ネクションプレートA、走行用切換弁B、ブーム用切換
弁Cおよびパケット用切換弁りが配置されている。
第2切換弁グループ■は、最上流に右または左の走行用
切換弁Gとこれにタンデムに接続される少なくとも]一
つの作業機用切換弁Fが属している。
実施例では、上流から下流(図面において左から右)に
向かって、走行用切換弁G、アーム用切換弁Fが配置さ
れ、サブプレートEを介して第1切換弁グループIのパ
ケット用切換弁りと接している。
第3切換弁グループ■は、前記第1切換弁グループIお
よび第2切換弁グループ■に属する作業機と併用される
作業機に対する切換弁に、L、Mからなり、旋回用切換
弁を含み、その旋回用切換弁とその他の切換弁はパラレ
ルに接続されている。
実施例では、上流から下流(図面において左から右)に
向かって、コネクションプレートN、1回用切換弁M、
スイング用切換弁りおよび排土板用切換弁Kが配置され
ている。
補助弁グループ■は、直進制御弁Jと、要時に直進制御
弁Jを作動させて第3油圧ポンプの吐出油を第1切換弁
グループ■および第2切換弁グループ■に供給させるた
めの選択弁Hからなっており、直進制御弁Jが第3切換
弁グループ■の最下流の切換弁(この例では排土板用切
換弁K)に、選択弁Hが第2切換弁グループ■の最上流
の切換弁(この例では走行用切換弁G)にそれぞれ接す
るように配置されている。
前記第1切換弁グループ■、第2切換弁グループ■、補
助弁グループ■および第3切換弁グループ■は複数本の
スタックボルト5により締付は一体化されている。
それら第1切換弁グループI、第2切換弁グループ■、
補助弁グループ■および第3切換弁グループ■は、基本
的な回路として、まず両端のコネクションプレートA、
Nに到る共通のタンク通路6を持ち、そのタンク通路6
は両端のコネクションプレートA、NのタンクポートT
1、T3を介して外部のタンクに接続されている。また
、第1切換弁グループIはコネクションプレートAを導
入部とする共通の送り通路7を持ち、第2切換弁グルー
プ■は選択弁Hを導入部とする共通の送り通路8を持っ
ており、それら送り通路7,8は同一直線状にあり、サ
ブプレートEにおいて、合流通路14により前記タンク
通路6と接続されている。
第3切換弁グループ■はコネクションプレートNを導入
部とする共通の送り通路9を有し、該送り通路9は、補
助弁グループ■においてタンク通路6と接続されている
。また、送り通路9はコネクションプレートNにおいて
ポンプ通路10が分岐され、そのポンプ通路10は第3
切換弁グループ■を貫き、端末は補助弁グループ■との
合せ面または補助弁グループ■に属する2つの弁の合せ
面で閉じられている。
一方、第1切換弁グループIと第2切換弁グループ■に
は前記送り通路7と平行に共通のポンプ通路11を持ち
、そのポンプ通路11は、第1切換弁グループ■と第2
切換弁グループ■の作業機用切換弁C,D、Fの送り通
路入口側とチエツク弁21c、21d、21fを介して
接続されている。ポンプ通路11の両端はコネクション
プレートA、コネクションプレートNの各合せ面で閉じ
られている。
直進制御弁Jは、送り通路9の最下流に接続され、送り
通路9とタンク通路6とを断接するとともに、前記送り
通路9の分岐送り通路9′と第1・第2切換弁グループ
I、Itの作業機用切換弁C9D、Fへの連通路11と
を断接するためのものであり、第1図と第16図および
第17図に1つの例が示され、第20図ないし第22図
に別の例が示されているが、いずれも油圧パイロット作
動式のものである。前者の場合は単一の切換弁からなり
、後者は、2つの切換弁からなっている。すなわち、送
り通路9とタンク通路6とを断接する主切換弁J−1と
、主切換弁J−1の上流側からの分岐送り通路9′と前
記第1・第2切換弁グループI、Hの作業機用切換弁C
,D、Fへの連通路11とを断接する副切換弁J−2か
らなっている。
選択弁Hは、5ボ一ト2位置の切換え弁H−1と、2つ
のリリーフ弁すなわち、高圧用リリーフ弁H−h、低圧
用すリーフ弁H−ρとのコンビネーション弁からなり、
切換え弁H−1のスプール端の受圧室には第2切換弁グ
ループ■と第1切換弁グループIを貫く直列通路式の走
行信号検出路12の端部が接続されている。また、該走
行信号検出路12と平行に第2切換弁グループ■と第1
切換弁グループlを貫く作業信号検出路13が設けられ
、その作業信号検出路13の端部は切換え弁H−1のス
イッチングボートに到っている。走行信号検出路12と
作業信号検出路13には前記補助ポンプ4からバルブ内
の絞り15.16を介してパイロット油圧が供給される
ようになっている。
前記直進制御弁Jのスプール端の受圧室(第20図ない
し第22図の実施例では受圧室は2つある)は、パイロ
ット通路17により選択弁Hのスイッチングボートに通
じており、該パイロット通路17は、選択弁Hが非作動
状態のときには低圧通路18によりタンク通路6に接続
され、選択弁Hが作動したときに作業信号検出路13と
接続されるようになっている。
前記低圧用リリーフ弁H−1は切換え弁H−1の送り通
路19を介して、また高圧用リリーフ弁H−hは切換え
弁H−1の上流側で送り通路19から分岐された分岐路
20を介して、おのおの第1油圧ポンプ1と第2油圧ポ
ンプ2から吐出油が導かれるようになっている。
次に各切換弁の構造を説明する。
〔第1切換弁グループIについて〕 まず、コネクションプレートAは第4図に示されている
。このコネクションプレートAは、本体25の上面に開
口するポンプボートP1とタンクボートT□を有し、ポ
ンプポートP工は第1油圧ポンプ1と外部配管で接続さ
れ、タンクポートT1は外部配管でタンクTと接続され
る。本体中間部には次の走行用切換弁Bとの合せ面に到
る送り通路7aが凹設され、これにポンプボートP1が
通している。送り通路7aより下方にはタンク通路6a
が同様に合せ面に向かって設けられ、これにタンクポー
トT1が連通されている。
そして、タンクポートT1の一部には、外方側が盲とな
り次の走行用切換弁Bとの合せ面にだけ開孔する作業機
用の信号通路孔13aが穿設され、これと送り通路7a
を挟んで反対側には外方側が盲となり次の走行用切換弁
Bとの合せ面にだけ開孔する走行用の信号通路孔12a
が穿設されており、走行用の信号通路孔12aは送り通
路7aを横切らない連絡通路孔26によりタンクポート
T、と通じている。信号通路孔12aは後述する他の弁
の信号通路孔とで走行信号検出路12を構成する。信号
通路孔13aも後述する他の弁の信号通路孔とで走行信
号検出路13を構成する。
次に走行用切換弁Bは、第5図に示されている9走行用
切換弁Bは基本的に6ボ一ト3位置切換弁であり、本体
27に走行モータR1に接続される一対のアクチュエー
タボート28a、28bを設けるとともに、これと直交
するように手動操作式のスプール29を摺動自在に挿入
しており、アクチュエータボート28a、28bよりも
内側にはブリッジ通路30が、また、アクチュエータボ
ート28a、28bよりも外側には逆ブリッジ状の低圧
通路31が、さらにブリッジ通11130よりも内側の
スプール穴部分には、コネクションプレート側の合せ面
から入口中立通路32が、ブーム用切換弁との合せ面か
ら出口中立通路32a、32bが形成されている。前記
低圧通路31の中間部位には前記コネクションプレート
Aのタンク通路6aに連通ずる低圧通路孔6bが貫設さ
れている。
前記ブリッジ通路30と左右のアクチュエータボート2
8a、28b及び低圧通路31は、図示する中立状態か
らスプール29が摺動されたときにロンド部によりスイ
ッチングされ、また、入口中立通路32といずれかの出
口中立通路32a。
32bは中央のランド部により連通、遮断されるように
なっている。
そして、前記スプール穴とブリッジ通路30の間の部分
には、入口中立通路32とブリッジ通路30をむすぶ縦
穴33が設けられ、また、縦穴33の左側には両合せ面
に到る連通路孔11bが、右側にはブーム・アーム同時
操作用のサブポンプ通路24(第1図参照)の端末とし
ての通路孔24bが貫設されており、その通路孔24b
と前記連通路孔11bはコネクションプレートAとの合
せ面でそれぞれ閉じられている。
さらに1本体27には、ブリッジ通路30の立上りと出
口中立通路32a、32bとの間に相当する部位に、ス
プール穴と直交する関係で細径の2つの信号通路孔12
b、13bが両合せ面に達するように貫設されている。
それら信号通路孔12b、13bのうち、右側のもの1
2bが走行用であり、左側のもの13bが作業機用であ
り、それぞれ前記コネクションプレートAの信号通路孔
12a、13aと通じている。そして、スプール29に
は、信号通路孔12bに対応する部分に、幅狭のリング
溝290が形成されており、図示の中立状態のときに上
流側(ブーム用切換弁S)からのパイロット油を下流側
(コネクションプレートA側)に流通させるようになっ
ている。また、信号通路孔13bに対応する部位のスプ
ール穴にはスプール29がいずれの位置にあっても信号
通路孔13bの上流側と下流側を通じさせるための環1
“292′!′i″;In″rパ6・     //′ 次にブーム用切換弁Cは第6図に示されている。
このブーム用切換弁Cは、パイロット操作式の3位置切
換弁であり、スプール36の両端にパイロット室を有し
、前記した補助ポンプ4に接続したリモコン弁(図示せ
ず)により操作されるようになっている。これは後述す
るパケット用切換弁D、アーム用切換弁Fおよび旋回用
切換弁Mも同様である。
35は本体であり、37a、37bはブームシリンダW
1に接続されるアクチュエータボート、38はブリッジ
通路、39は低圧通路であり、走行用切換弁Bの低圧通
路孔32bと整合する低圧通路孔6cを有している。4
0は入口中立通路、40a、40bは出口中立通路であ
る。
このような構造は通常のものと同様であるが、本発明で
は、まず、ブリッジ通路38の下の部位すなわち前記走
行用切換弁Bの連通路孔11bと合致した位置に、両合
せ面に到る連通路孔11cを貫設するとともにこれを縦
穴41でブリッジ通路38とつなぎ、その縦穴41を本
体上面から挿入したチエツク弁21cで常態において閉
じるようにしている。また、前記走行用切換弁Bのサブ
ポンプ通路孔24bと合致する位置にサブポンプ通路孔
24cが貫設され、そのサブポンプ通路孔24cは、通
路穴43により入口中立通路40に通じる一方、縦穴4
2によりブリッジ通路38と連通され、かつ縦穴42は
、本体上面から挿入されたパラレル用のロードチエツク
弁44により常態において閉じられている。
さらに、走行用切換弁Bの走行用信号通路孔12bおよ
び作業機用信号通路孔13bに対応する位置には、スプ
ール穴と直交して走行用信号通路孔12C1作業機用信
号通路孔13cが貫設されている。しかし、このブーム
用切換弁Cでは、走行用信号通路孔12cに対応するス
プール穴に、スプール36がいずれの位置でも上流側と
下流側を通じさせるための環状溝362が形成され、作
業機用信号通路孔13cに対応するスプール部分にリン
グ溝360が形成されている。
第7図と第8図はパケット用切換弁りを示している。こ
のパケット用切換弁りもパイロット操作式3伎置切換弁
であり、45は本体、47a、47bはパケットシリン
ダW2に接続するアクチュエータポート、48はブリッ
ジ通路、49は低圧通路で低圧通路孔6dが貫設されて
いる。
前記ブーム用切換弁Cと同位置には連通路孔11dとポ
ンプ通路孔24dが貫設され、連通路孔11dは縦穴5
1によりブリッジ通路48と通じ、縦穴51はチエツク
弁21dにより常態において閉じられている。また、ポ
ンプ通路孔24dは縦穴52によりブリッジ通路48と
通じ、その縦穴52は絞り付きのチエツク弁により常態
において閉しられている。さらに、入口中立通路50は
、第8図のように屈曲状縦穴53によりブリッジ通路4
8に連通されており、その屈曲状縦穴53は中間部がブ
ーム用切換弁Cとの合せ面に通しる穴530を有し、こ
こにタンデム用のロードチエツク弁54が内挿され、入
口中立通路50を経て送られてきた第1油圧ポンプ1か
らの圧油をブリッジ通路48に流すようにしている。
また、前記ブーム用切換弁Cと同位置にスプール穴と直
交して走行用信号通路孔12dと作業機用信号通路孔1
3dが貫設されている。このパケット用切換弁りでは、
走行用信号通路孔12dに対応するスプール穴に、スプ
ール46がいずれの位置でも上流側と下流側を通じさせ
るための環状溝462が形成され、作業機用信号通路孔
13dに対応するスプール部分にリング溝460が形成
されている。この構成は後記するアーム用切換弁Fでも
同様であるから、符号のみを示す。
サブプレートEは第9図に示されている。このサブプレ
ートEは、本体55に、前記パケット用切換弁りの連通
路孔lidと整合する連通路孔11eが貫設され、また
、パケット用切換弁りのそれと同位置に走行用信号通路
孔12eと作業機用信号通路孔13eが貫設されている
。さらに、第1図における合流通路14として、走行用
信号通路孔12eと作業機用信号通路孔13eの間の両
合せ面には、それぞれ中立通路にほぼ対応した輪郭の凹
部140,141が形成され、それら凹部140.14
1は下部が両合せ面に到る低圧通路孔6eに通じている
。したがって、第1油圧ポンプ1からの圧油は、図示す
る中立状態において、第1切換弁グループIを通り、サ
ブプレートEの凹部]、4.0,141からタンク通路
6を経て左右のコネクションプレートA、Nのタンクポ
ートT2、T3からタンクに戻される・ 〔第2切換弁グループについて〕 この第2切換弁グループ■の最上流にある走行用切換弁
Gは第10図に示されており、前記第1切換弁グループ
Iのものと同じく手動操作式の3位置切換弁からなる。
65は本体、66はスプール、67a、67bは走行モ
ータR2に接続されるアクチュエータポートである。6
8はブリッジ通路、69は低圧通路孔6gを含む低圧通
路、70は隣接する選択弁Hを介して第2油圧ポンプ2
の吐出油が流入す葛入口中立通路、70a、70bは出
口中立通路である。
この走行用切換弁Gは、入口中立通路70が縦穴73に
よりブリッジ通路68と連通されており、縦穴73の左
側には両合せ面に達するように連通路孔11gが貫設さ
れ、右側には後で詳しく述へる選択弁Hにパイロット油
圧を供給するためのパイロット通路22が設けられてい
る。このパイロット通路22は選択弁Hに対する合せ面
にだけ開口した盲穴でもよいが、この実施例では貫通孔
としている。そして、パイロット通路22に対応する本
体65の上部には、前記補助ポンプ4に接続されるパイ
ロットボートSが形成され、このパイロットボートSに
は、パイロット通路22に通じる導孔640を穿ったプ
ラグ64がブリッジボート68を貫いて挿着されている
なお、勿論この走行用切換弁Gにもスプール穴と直交す
る関係で走行用信号通路孔12gと作業機用信号通路孔
13gが貫設されている。そして。
走行用信号通路孔12gに対応するスプール部分にリン
グ溝660が形成されている。作業機用信号通路孔13
gに対応する位置のスプール穴には、スプール66がい
ずれの位置でも上流側と下流側を通じさせるための環状
溝662が形成されている。
次にアーム用切換弁Fは第11図に示されている。この
切換弁はパイロット油圧操作式であり、75は本体、7
6はスプール、77a、77bはアームシリンダW3に
接続されるアクチュエータボート、78はブリッジ通路
、79は低圧通路孔6fを含む低圧通路、80は入口中
立通路、80a、80bは出口中立通路であり、それら
中立通路と低圧通路孔6fは、前記サブプレートEに設
けた凹部141により接続されている。
そして、前記走行用切換弁Gと同位置に連通路孔11f
が貫設され、その連通路孔11 fはブリッジ通路78
をつなぐ縦穴81に配したチエツク弁21fにより常態
において閉じられている。また、入口中立通路80はパ
ケット用切換弁りと同様にチエツク弁84を配した屈曲
状の縦穴83によりブリッジ通路78につながれている
また、アーム用切換弁Fは、前記走行用切換弁Gおよび
サブプレートEにおけるものと同じ位置にスプール穴と
直交する関係で走行用信号通路孔12fと作業機用信号
通路孔13fが貫設されており、走行用信号通路孔12
fに対応する位置のスプール穴には環状溝762が1作
業機用信号通路孔13fに対応する位置のスプールには
、リング溝760が形成されている。
〔第3切換弁グループについて〕 まず、端部のコネクションプレートNは第12図に示さ
れており、本体95に、第3油圧ポンプ3に接続するポ
ンプボートP3と、タンクに接続されるタンクボートT
3が形成されており、タンクボートT、は下部にタンク
通路6の最下流としての低圧通路孔6nが貫設され、か
つポンプボートP3とタンクボートT3は側部から挿着
されたリリーフ弁96を介して接続されている。本体中
央部には次の旋回用切換弁との合せ面にのみ開口する送
り通路穴9nが凹設され、ポンプボートP。
と通している。また、送り通路穴9nより上方のポンプ
ボートP、の途中には次の旋回用切換弁との合せ面にの
み開口するポンプ通路穴Ionが凹設されている。
旋回用切換弁Mは第13図に示されており、パイロット
操作式の3位置切換弁からなっている。
105は本体、106はスプール、107a、170b
は旋回モータW6と接続するアクチュエータポート、1
08はブリッジ通路、109は前記コネクションプレー
トNと同位置に低圧通路孔6mを貫設した低圧通路であ
る。そして、この弁ではブリッジ通路108に近い部位
に連通路孔11mが合せ面に到るように貫設され、コネ
クションプレートNの合せ面で閉しられるようになって
いる。また、前記コネクションプレートNのポンプ通路
穴Ionと同位置にポンプ通路孔10rnを貫設してお
り、そのポンプ通路孔10mは、チエツク弁111で常
態において閉じられた縦穴110を介してブリッジ通路
108と通じている。112はコネクションプレートN
と同位置に貫設した入口中立通路、112a、112b
は出口中立通路である。
スイング用切換弁りは第14図に示されており、手動操
作式であること、またアクチュエータポートl 17a
にメイクアップバルブ113が設けられていることを除
いて前記旋回用切換弁Mと同じ構造である。115は本
体、116はスプール、117a、117bはスイング
用シリンダW、に接続されるアクチュエータボート、1
18はブリッジ通路、119は低圧通路孔6Qを含む低
圧通路、10Qは旋回用切換弁Mのポンプ通路孔10m
と合致するポンプ通路孔で、縦穴120とチエツク弁1
21によりブリッジ通路118に通じて゛いる。11Q
は連通路孔である。また、122は入口中立通路、12
2a、122bは出口中立通路である。
排土用切換弁には第15図に示されており、手動切換弁
であること、アクチュエータポート127bにボートリ
リーフ弁123が設けられていることを除き旋回用切換
弁Mと同じ構造である。すなわち、125は本体、12
6はスプール、127a、127bはスイング用シリン
ダW5に接続されるアクチュエータポート、128はブ
リッジ通路、129は低圧通路孔6kを含む低圧通路、
10にはスイング用切換弁りのポンプ通路孔10Qと合
致するポンプ通路孔で、縦穴130とチエツク弁131
によりブリッジ通路128に通じている。llkは連通
路孔、132は入口中立通路、132a、132bは出
口中立通路である。
〔補助弁グループについて〕
第16図と第17図は直進弁Jを示している。
この直進弁Jは、本実施例では、スプリングオフセット
パイロット作動式の2位置切換弁からなっている。まず
、本体135のスプール穴にスプール136が摺動自在
に配され、スプール136の反スプリング側端部にはパ
イロット受圧室137が設けられている。本体↓35の
中央部には前記排土板用切換弁にの中立通路132と整
合する入口中立通路142が合せ面から形成される一方
、選択弁側の合せ面からは出口中立通路142a。
142bが形成されている。
そして、前記出口中立通路142bの隣のスプール穴部
位にはリング溝138が形成されており、そのリング溝
138の左側には正面略「状の立上り通路141が設け
られている。そしてリング溝138の上方部位には、排
土用切換弁にのそ九と整合する連通路孔11jが貫設さ
れており、この連通路孔11jに前記立上り通路141
の端部が連通している。リング溝138は選択弁Hとの
合せ面から穿設されたパイロット通路17としての細孔
先端が通じている。
また、前記リング溝138より左方のスプール穴には、
第1図における分岐送り通路9″として通路孔90は一
端が前記入口中立通路142に通じている。
スプール136には、前記パイロット受圧室137に望
む端面から軸線方向にパイロット圧導孔146が穿設さ
れており、また、スプール136は図示する中立位置か
ら動いたときに入口中立通路142を出口中立通路14
2a、142bと遮断する2つのランド部143,14
4を有している。左側のランド部144はリング溝13
8に到る長さを持ち、かつランド部144に続いてスプ
ール136がどの位置にあってもリング溝138と常時
通じるようにロンド部145が設けられていて、そのロ
ンド部145に前記パイロット圧導孔146に通じる半
径方向孔147が穿設されている。
スプール136には、前記ロンド部145の左側にラン
ド144′を介して今一つのロンド部145′が設けら
れており、前記立上り通路141はスプール中立位置に
おいてランド144′により通路孔90との連通が遮断
され、スプール136が右方に動いたときに通路孔90
と通じあい、入口中立通路142からポンプ圧油を連通
路孔11jへと導くようになっている。
なお、出口中立通路142aより上方部位には選択弁H
との合せ面で閉じられるポンプ通路孔10jが貫設され
ている。
第20図ないし第22図の直進制御弁Jは、先に述べた
ように主切換弁J−1と副切換弁J−2を有している。
主切換弁J−1はスプリングオフセットパイロット作動
式の2位置切換弁からなり、本体135の左端にパイロ
ット受圧室137が設けられ、本体135の中央部には
入口中立通路142と出口中立通路142a、142b
が設けられているが、第16図と第17図の場合と異な
り、立上り通路でなく、出口中立通路142a、142
bの両側にブリッジ通路141が設けられている。そし
て分岐送り通路9′として第22図のような屈曲状の穴
が設けられ、これが前記入口中立通路142に通じてい
る。
また、連通路孔11jは前記ブリッジ通路141の下方
に設けられ、この連通路孔11jが交差状の縦穴139
によりブリッジ通路141と結ばれている。縦穴139
は、拡大段付き穴139aとして本体135の上面に開
口する一方、連通路孔11jを過ぎて段付き穴139b
となり、段付き穴139bは、割切換弁J−2のパイロ
ット受圧室140としての細孔によりリング溝138と
通じている。そして、リング溝138には選択弁Hとの
合せ面から穿設されたパイロット通路17としての細孔
先端が連通している。
スプール136には前記第16図と第17図の実施例と
同様に、パイロット受圧室137に望む端面から軸線方
向にパイロット圧導孔146が穿設されている。一方、
スプール136は、これが移動したときに入口中立通路
142を出口中立通路142a、142bと遮断する2
つのランド143.144を有している。左側のランド
144はリング溝138に到る長さを有し、かつランド
144に続いてスプール136がどの位置でもリング溝
138と常時通じるようにロンド部145が設けられ、
そのロンド部145には前記パイロット圧導孔146と
通じる複数の半径方向孔147が穿設されている。
次に、割切換弁J−2は2位置切換弁であり、前記縦穴
139と拡大段付き穴139aおよび段付き穴139b
にわたって組み込まれている。すなわち、割切換弁J−
2は、スプール148と、これを下方すなわちリング溝
方向に付勢するスプリング149と、そのスプリング1
49の一端を支えるカバー150を備え、スプール14
8は、下端部に段付き穴139bに摺動自在に嵌まるガ
イド部148aを有し、中間には常態において縦穴13
9を閉しるランド部148Cを有し、ガイド部148a
とランド部148Cはロッド148bにより結ばれてい
る。
この第20図ないし第22図の直進制御弁は、2つの切
換弁を使用するが、スタック用切換弁本体構造を利用で
きるため、製作コストを安価にすることができる利点が
ある。
最後に、選択弁Hは、第18図と第19図に示されてい
る。該選択弁Hは、基本的には、スプリングオフセット
バイット操作式の5ポ一ト2位置切換弁H−1と、高圧
用リリーフ弁H−hおよび低圧用リリーフ弁H−Qとの
複合弁からなっている。
まず、切換弁H−1の本体151には、スプール穴15
2が貫設され、これにスプール153が摺動自在に挿入
されている。スプール穴152には入口中立通路154
と出口中立通路154a。
154bが形成されており、出口中立通路154a、1
54bは走行用切換弁Gとの合せ面に開口し、走行用切
換弁Gの入口中立通路70と連通ずるようになっている
。また、そのほか、直進制御弁との合せ面から合流用凹
部154Cが門人形成され、その合流用凹部154Cは
低圧通路孔6hに連通されている。
そして、入口中立通路154には本体151の上面から
穿ったポンプポートP2が連通され、そのポンプボート
P2は第2油圧ポンプ2に接続され、第2切換弁グルー
プ■に吐出油を供給するようになっている。また、スプ
ール穴152の下には、左側がスプール穴と交差して上
方に大きく立ち上がる異形り状の低圧通路155が形成
され、その低圧通路155は両合せ面に到る低圧通路孔
6hにより隣接する直進制御弁Jの低圧通路孔6jおよ
び走行用切換弁Gの低圧通路孔6gと連通している。
前記低圧通路155の右側端と出口中立通路154aの
間の領域には縦長の通路穴156が設けられており、該
通路穴156の上部は本体151の上面に開口するポン
プボートP 、 I に通じている。ポンプボートPよ
′は第1油圧ポンプ1からの分岐管路が接続されている
。そして、本体151には右側面から1通路穴156と
交差してポンプボートP工′に通じる横穴157と、通
路穴156と交差して前記ポンプボートP2の途中に連
通ずる横穴158とが穿設されており、それら横穴15
7.158には通路穴156側からの圧油の流れを阻止
するチエツク弁160,161が挿設され、チエツク弁
160,161は背部を端板159により支持されてい
る。
一方、ポンプボートP2と低圧通路155の左側立上り
部155′との間には、下端がスプール穴と交差しかつ
高さ(長さ)を異にする2本の平行縦穴162,163
が設けられており、右側の長い平行縦穴162と左側の
短い平行縦穴163の各上端は、本体左側面から左側立
上り部155′を貫くように穿った横穴164,165
に通じており、上側の横穴164には高圧用リリーフ弁
H−hが挿設され、下側の横穴165には低圧用リリー
フ弁H−Qが挿設されている。そして、長い平行縦穴1
62の途中には、本体右側面から前記横穴158と平行
でかつ本体厚さ方向では位相をずらして穿設した横穴1
66が連通されており、その横穴166はその径の一部
が前記通路穴156と交わることで形成された通孔16
7に介して通路穴156と連通されている。横穴166
が第1図における送り通路19を、また長い平行縦穴1
62と横穴164が第1図における分岐路20を構成す
る。
一方、前記本体151の走行用切換弁G側の合せ面から
は、走行用切換弁Gにおける走行用の信号通路孔12g
と整合する信号通路孔12hがスプール穴153に達す
るまで穿設されており、スプール穴153には信号通路
孔12hに対応する部位に環状溝168が形成されてい
る。他方、直進制御弁J側の合せ面からは、直進制御弁
Jのパイロット通路17と整合するパイロット通路孔1
70がスプール穴153に達するまで穿設されており、
これと平行に走行用切換弁Gとの合せ面からは、作業機
用の信号通路孔13hがスプール穴153に達するまで
穿設されており、パイロット通路孔170と信号通路孔
13hに対応するスプール穴部位には環状溝171,1
69がそれぞれ形成されている。
そして前記信号通路孔12hと信号通路孔13hにパイ
ロット油を供給するため、走行用切換弁Gとの合せ面に
は、一端が走行用切換弁Gのパイロット通路22の開口
面積内に含まれるように口状の分配溝172が凹設され
ており・その分配溝172の下端は環状溝168と16
9のレベルに伸び、合せ面から穿設した穴により環状溝
168と169に達している。そしてそれら穴にはプラ
グ状をなした絞り15.16が嵌挿され、パイロット油
の流量を制限して環状溝168,169に送り込むよう
になっている。
一方、スプール153は、中央のロッドの右側に出口中
立通路154aと環状溝168を遮断するランド部15
3aを介して細径部153bが形成されている。そして
、この細径部153bにはスプール153の右端から軸
線方向に穿った導孔174に通じる半径方向孔175が
穿設されており、これにより、パイロット油は、絞り1
5を介して環状溝168から信号通路孔]、 2 hに
送られる一方、導孔174からスプール153の右端側
に端板159を介して形成したパイロット受圧室173
に流入されるようになっている。なお、通常では信号通
路孔12hを通ったパイロット油は第1図のようにコネ
クションプレートへの連絡通路孔26を経てタンク通路
6に流れるため、パイロット受圧室173には圧力は立
たない。
他方、スプール153の中央ロッドの左側には、出口中
立通路154aと環状溝171を常時遮断する短ランド
153cと、スプール移動時に平行縦穴162,163
間の連通を遮断するスイッチング用ラント153dとが
形成され、そのスイッチング用ランド153dの左側に
は左端ランド153gが形成されている。スイッチング
用ランド153dは常態において環状溝169と環状溝
171間を遮断している。
短ランド153cとスイッチング用ランド153dの間
には、常態において環状溝171の領域に位置しスプー
ル作動時に隣の環状溝169にまたがる長さの細径部1
53eが設けられ、また、左端ランド153gには、常
態において低圧通路155の領域にありスプールの移動
時にスプール穴で塞がれるリング溝153fが設けられ
ている。
そして、スプールユ53の左端から細径部153eに達
するまで導孔176が穿設され、細径部153eには導
孔176に通じる半径方向孔177が穿設されている。
前記導孔176はスプール左端に取付けたボルト178
により閉じられ、かつ、リング溝153fには導孔17
6に通じる排出孔179が穿設されている。したがって
、スプール153の非作動時には、環状溝171,16
9がスイッチング用ランド153dで遮断されているた
め、補助ポンプ4からのパイロット油は直進制御弁J側
には流れず、信号通路孔12h、13hを介して走行用
切換弁G側にだけ流れる。そして、直進制御弁J側のパ
イロット受圧室の油は、スプール153の非作動時に半
径方向孔177→導孔176→排呂孔179のルートで
低圧通路155に流れ、低圧通路孔6hから低圧通路6
を経てタンクに戻される。これが第1図の低圧通路18
である。
なお1図示するものは本発明の一例であり、各切換弁の
スイッチング機構等は任意である。また。
第1切換弁グループエにおけるブーム用、パケット用の
切換弁C,Dや、第2切換弁グループ■の。
アーム用切換弁Fは順序、配置が変えられてもよい。ま
た、第3切換弁グループ■のスイン用切換弁りと排土用
切換弁には順序が逆でもよJ)。
〔実施例の作用〕
次に本発明による制御弁装置の作用を説明する。
図面はすべての弁が中立時の状態を示している。
エンジンの即動により第1油圧ポンプないし第3油圧ポ
ンプ1,2.3および補助ポンプ4が運転されると、第
1油圧ポンプユの吐出油は、コネクションプレートAの
ポンプボートP工に供給される、その吐出油は送り通路
7aから隣の走行用切換弁Bの入口中立通路32、出口
中立通路32a。
32bを経てブーム用切換弁Cの入口中立通路40に入
り、出口中立通路40a、40bからパケット用切換弁
りの入口中立通路50、出口中立通路50a、50bを
経てサブプレートEの合流通路14としての凹部140
に流入し、タンク通路6へと流れる。
第2油圧ポンプ2の吐出油は、選択弁Hに設けられてい
るポンプポートP2から入口中立通路154に流入し、
隣の走行用切換弁Gの入口中立通路70と出口中立通路
70a、70bを介してアーム用切換弁Fの入口中立通
路80に流入し、出口中立通路80a、80bを抜け、
サブプレートEの合流通路14としての凹部141に流
れ込んでタンク通路6へと抜ける。
また、第3油圧ポンプ3の吐出油は、コネクションプレ
ートNのポンプボートP3がら入り、ここで送り通g9
nとポンプ通路穴Ionに分岐する。送り通路9nに流
入した油は、送り通路9を抜けてタンク通路6に流れる
。すなわち、旋回用切換弁Mの入口中立通路112から
出口中立通路112a、112bを抜け、次のスイング
用切換弁りの入口中立通路122.出口中立通路122
a、122bを経てさらに次の排土用切換弁にの入口中
立通路132、出口中立通路132a、132bを通り
、直進制御弁Jの入口中立通路142と出口中立通路1
42a、142bを介して選択弁Hに入り、合流用凹部
154cを経て低圧通路6の一部である低圧用通路孔6
hに抜ける。また、直進制御弁Jの入口中立通路142
に入った油は、第16図と第17図に示す実施例では1
通路孔90に分岐するが、通路孔90がランド部144
′により立上り通路141と遮断されているため、連通
路孔11jには油が流れない。また。
第21図と第22図の実施例の場合は、入口中立通路1
42に入った油は縦穴9′を介してブリッジ通路141
に流入するが、削切換弁J−2のランド部148Cが縦
穴139を塞いでいるため、連通路孔11jには油が流
れない。
なお、ポンプ通路穴Ionに分岐した油は下流の旋回用
、スイング用、排土用の各切換弁M、L。
Kおよび直進制御弁Jに穿ったポンプ通路穴10m、I
OQ、10に、10jに流れ、ブリッジ通路108,1
18,128においてスプールのランドで止められてい
る。
補助ポンプ4からのパイロット油は、走行用切換弁Gに
設けられているパイロットボートSからパイロット通路
22に入り、第18図と第19図に示す分配溝172か
ら絞り15,16により流量を絞られて環状溝168,
169に流れ込む。
この環状溝168,169には走行用切換弁Gに向かっ
てスプール穴と直角方向に信号通路孔12h、13hが
穿っであるため、パイロット油は走行用切換弁Gの信号
通路孔12g、13gに流入する。
信号通路孔12hは走行操作検出路12の基端であり、
信号通路孔12gに流れたパイロット油は、スプール6
6の軸線と直角方向の信号通路孔12gに流れ、アーム
用切換弁Fの環状溝762と信号通路孔12f、サブプ
レートEの信号通路孔12e、パケット用切換弁りの環
状溝462と信号通路孔12d、ブーム用切換弁Cの環
状溝362と信号通路孔12cを抜け、第1切換弁グル
ープの走行用切換弁Bのスプール29に設けたリング溝
290を経てコネクションプレートAの信号通路孔12
aに到り、第4図の連絡通路孔26を介してタンク通路
6に流される。
また、信号通路孔13hは作業機操作検出路13の基端
であり、信号通路孔13gに流れたパイロット油は、ス
プール穴に形成した環状溝662を介して下流に抜け、
アーム用切換弁Fではスプール76のリング溝760を
介して下流の信号通路孔13fに流れ、サブプレートE
の信号通路孔13eを経てパケット用切換弁りの信号通
路孔13dに到り、スプール46のリング溝460から
下流の信号通路孔13d、さらにブーム用切換弁Cの信
号通路孔13cとスプール36のリング溝360から下
流の信号通路孔13cを通って走行用切換弁Bの信号通
路孔13bに達し、環状溝292と下流の信号通路孔1
3bを通って最下流のコネクションプレートAの信号通
路孔13aに到る。この信号通路孔13aはタンクボー
トT、に開口しているため、パイロット油はタンク通路
6に戻される。
前記のように選択弁Hに供給されたパイロット油は、第
18図における環状溝168から細径部153bの周り
にも流入し、半径方向孔175と導孔174を経てパイ
ロット受圧室173に流入するが、前記のように信号検
出路12はタンクに通じているためパイロット受圧室1
73の圧力は立っておらず、オフセットスプリングのば
ね力よりスプール153はオフセット位置におかれる。
また、環状溝169はスイッチング用ランド153dで
隣の環状溝171と遮断されているため、直進制御弁J
のパイロット受圧室137には流れない。第21図と第
22図の場合には、主切換弁J−1および削切換弁J−
2のパイロット受圧室137.140には流れない。パ
イロット受圧室137(または137,140)は、パ
イロット通路]−7と選択弁側のパイロット通路孔17
0を介して環状溝171に通じており、さらにこの環状
溝171に位置している細径部153eの半径方向孔1
77と導孔176および左端ラント153gのリング溝
153にある排出孔179を介して低圧通路155に通
じている。
なお、第1油圧ポンプ1の吐出油の一部は、第18図に
示すように、選択弁Hに設けられているポンプボートP
工′に供給され、横穴157に配されているチエツク弁
160を開いて通路穴156に流れ込む。また、第2油
圧ポンプ2の吐出油は前記のように第2切換弁グループ
■の走行切換弁Gに送られるほか、ポンプボートP2の
途中から分岐した横穴158を通り、チエツク弁161
を開弁じて通路穴156に流れ込む。ここで両方の吐出
油は合流し、通孔167から横穴166を経て平行縦穴
162に到り、高圧側リリーフ弁H−hに作用する。ま
た、選択弁Hがオフセット位置では平行縦穴162がス
プール穴を介して隣の平行縦穴163とも通じているた
め、低圧側リリーフ弁H−Qにも吐出油が作用する。
以上の状態から、いま走行用切換弁B、Gを操作したと
する。
すると、スプール29.66の操作により第1油圧ポン
プ1からの吐出油は縦穴33.73からブリッジ通路3
0.68を経て一方のアクチュエータポート28a(ま
たは28b)、67a(または67b)に送られ、走行
用モータR1、R2が作動する。
それとともに、スプール29.66の動きにより信号検
出通路12b、12gが遮断状態となる。
これにより第18図の選択弁Hにおけるパイロット受圧
室173には圧力が立ち、その圧力でスプール153は
左方に移動される。
このスプール153の移動で2つの環状溝169.17
1は通じあい、作業機用の信号通路孔13hがパイロッ
ト通路孔170と連通する。同時に排出孔179が左端
のスプール穴で閉じられるため、半径方向孔177から
導孔176に入ったパイロット油は閉じ込められる。す
なわち、第1図における低圧通路18が遮断される。し
かし、このときには、作業機用の切換弁は操作されてお
らず、走行用切換弁B、Gにおける作業機用の信号通路
孔13b、13gは環状溝292,662によりスプー
ルの移動にかかわりなく上流と下流を連通させている。
したがって、作業機操作検出路13は依然としてタンク
通路6に通じており圧力は立っていない。それゆえ、前
記のように作業機用の信号通路孔13hがパイロット通
路孔170と連通しても、直進制御弁Jのバロット受圧
室137(または137,140)にはオフセットスプ
リングに抗して開弁する圧力は立たない。
一方、選択弁Hのスプール153の移動により、スイッ
チング用ランド153dが平行縦穴162と163間の
連通を遮断する。したがって、第1油圧ポンプ1と第2
油圧ポンプ2の吐出油は専ら高圧側リリーフ弁H−hに
働き、この高圧側リリーフ弁H−hで第1・第2切換弁
グループ1.IIの回路圧が設定される。したがって、
急坂の登はんも円滑に行うことができる。
走行を行わず、第1切換弁グループI又は/及び第2切
換弁グループ■に属する作業機用の切換弁C,D、Fを
操作した場合にも、第1切換弁グループIの作業機用切
換弁C,Dには第1油圧ポンプ1から、第2切換弁グル
ープ■の作業機用切換弁Fには第2油圧ポンプ2から圧
油がおのおの個別に供給される。このとき、それら作業
機用切換弁C,D、Fのスプールが動いても、選択弁H
は作動しない。
すなわち、たとえば、ブーム用切換弁Cを操作したとす
ると、第6図の入口中立通路40から導入された第1油
圧ポンプ1の吐出油は、通路穴43からロードチエツク
弁44を押し開けてブリッジ通路38からアクチュエー
タポート37a(または37b)に送られ、ブームシリ
ンダからの戻り油がアクチュエータポート37b(また
は37a)から低圧通路39に流入する。このときスプ
ール36の動きで作業操作検出路13は遮断されて圧力
は立つ。しかし、走行用の信号通路孔12cは環状溝3
62と導通したままであり、したがって、走行操作検出
路12はタンク通路6に通じたままに保持され、圧力は
立たない。それゆえ、選択弁Hのパイロット受圧室17
3は低圧であり、スプール153は動かない。
このときには、選択弁Hにおいては、第1油圧ポンプ1
と第2油圧ポンプ2の分流した圧油は、平行縦穴162
,163が連通していることから高圧側と低圧側の両リ
リーフ弁H−h、H−Qに作用し、低圧側リリーフ弁H
−Qにより回路圧が設定される。すなわち、走行切換弁
B、Gが操作されない場合には回路圧は自動的に低圧に
設定され、したがって条件に適した圧力で運転すること
が出来る。
一方、第3切換弁グループ■に属する各切換弁に、L、
Mは前記第1第・2油圧ポンプ1,2と別の第3油圧ポ
ンプ3からの吐出油で動かされる。
このグループには旋回用切換弁Mが含まれているが、旋
回とブーム上げを同時に行っても、別なポンプを使用し
てそれぞれから圧油を供給するため、旋回用モータW6
に必要な油量と圧力を確実且つ安定して供給することが
出来る。
たとえば旋回用切換弁Mのスプール106を操作した場
合、圧油はポンプ通路10mからチエツク弁111を押
し開けてブリッジ通路108に流れ、アクチュエータボ
ート107a(または107b)から旋回用モータW、
に送られ、アクチュエータボート107b(または10
7 a )に戻る。なお、この第3切換弁グループ■に
属する各切換弁に、L。
Mを操作したときには、直進制御弁Jには第3油圧ポン
プ3からの圧油供給が遮断される。
そしていま、走行しながらフロント作業機の操作を行う
べく、第1切換弁グループI又は/及び第2切換弁グル
ープ■に属する作業機用の切換弁C,D、Fの少なくと
も一つを操作したとする。
このときには作業形態として旋回、スイング、排土は行
われないのが普通であるから、第3油圧ポンプ3の圧油
は直進制御弁Jに流れている。
この状態で先のような走行と作業機の同時操作を行うと
、走行だけの場合に説明したように、スプール29.6
6の移動にともない走行操作検出路12に圧力が立ち、
選択弁Hのパイロット受圧室173の圧力によりスプー
ル153が作動する。
これで作業機操作検出路13と直進制御弁Jのパイロッ
ト受圧室137(または137,140)が通し合う。
そして、作業機用切換弁のスプールが動かされると、先
にブーム用切換弁Cの単独操作として説明したように、
作業機操作検出路13にも圧力が立つ。これは直進制御
弁Jのパイロット受圧室137(または137,140
)の圧力が上昇することである。すなわち、パイロット
通路17からのパイロット油圧が、リング溝138から
半径方向孔147、パイロット導孔146を経てパイロ
ット受圧室137に流入し、スプール136を右側に押
動する。
このスプール136の移動により、ランド143.14
4で入口中立通路142と出口中立通路142a、14
2b間の連通が遮断される。このため、排土用切換弁に
の出口中立通路132a。
132bを通った第3油圧ポンプ3からの圧油は、第1
6図と第17図の実施例の場合には、専ら分岐送り通路
9′としての通路孔90から立上り通路141に流れ、
連通路孔11jに流入する。
一方、第21図と第22図の実施例においては、パイロ
ット受圧室137へのパイロット油圧で主切換弁J−1
のスプール136が右方に動く一方、リング溝138に
下端が通じている細孔140により副切換弁J−2のス
プール148が上方tこ押し上げられる。スプール13
6の移動により第3油圧ポンプ3からの圧油は分岐送り
通路9′からブリッジ通路141に流れる。そして、こ
のとき、スプール148の押し上げでランド部148が
ブリッジ通路141内に位置され、縦穴139を介して
ブリッジ通路141が連通路孔11jと連通する。
いずれの実施例においても、連通路孔11jは選択弁H
1走行用切換弁G、アーム用切換弁F。
サブプレートE、パケット用切換弁りおよびブーム用切
換弁Cの同位置に貫設した各連通路孔11h、l1g、
llf、le、lld、llcと合致して共通の連通路
11となっている。
したがって、第3油圧ポンプ3の吐出油は、前記連通路
11に流れ、操作している作業機用切換弁たとえばブー
ム用切換弁C、アーム用切換弁Fのチエツク弁21c、
21fを介してブリッジ通路38.78に流入し、アク
チュエータボートから当該作業機のアクチュエータに送
り込まれる。
この結果、走行用切換弁B、Gにはそれぞれ第1油圧ポ
ンプ1と第2油圧ポンプ2からの吐出油が個別的に供給
され、操作された作業機のアクチュエータには第3油圧
ポンプ3からの吐出油が供給されることになる。したが
って本発明によれば、走行と作業を併用しても、走行用
の油量が減少されることなく十分な量でしかも左右等量
供給されるため、走行速度が低下することなくフロント
作業機の姿勢制御を行うことが出来る。
なお、走行しつつ排土板を操作して整地や埋め戻しを行
ったり、走行しつつブームをスイングし 、てパケット
をオフセットするような場合には、排土用、スイング用
切換弁に、Lは第3油圧ポンプ3により、また、走行用
切換弁B、Gはおのおの第1、第2油圧ポンプ1,2で
動がされるため、やはり走行速度が低下することなく円
滑に作業を行うことが出来る。
〔発明の効果〕 以上説明した本発明の第1項によるときには、走行と作
業を同時に行っても、速度低下を起すことなく良好な直
進性を維持することができ、また、安全性の要求される
旋回等の作業を十分な油量を確保した条件で行うことが
出来るというすぐれた効果が得られる。
本発明の第2項によれば、走行を伴わない作業では回路
圧を相対的に低圧とし、走行を伴う場合には相対的に高
い回路圧に自動的に切り替え、走行記動力を高くするこ
とができ、しかも、そのための2つのリリーフ弁が外部
でなく第3油圧ポンプの吐出油の導入選択のための選択
弁に組み込まれているため、制御弁をコンパクトなもの
にすることができるというすぐれた効果が得られる。
さらに本発明の第3項によれば、選択弁と直進制御弁を
動かすために必要な走行用切換弁操作信号検出路と作業
機用切換弁操作信号検出路を、スタック弁本体とスプー
ルに直列状の2本の通路を設けることで実現しているた
め、外部配管の少ないコンパクトな装置とすることがで
きるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による制御弁装置の回路図、第2図はス
タック型切換弁の平面図、第3図は同じくその側面図、
第4図はコネクションプレートの断面図、第5図は走行
用切換弁の断面図、第6図はブーム用切換弁の断面図、
第7図はパケット用切換弁の断面図、第8図は同しくそ
の部分的側部断面図、第9図はサブプレートの断面図、
第10図は走行用切換弁の断面図、第11図はアーム用
切換弁の断面図、第12図はコネクションプレートの断
面図、第13図は旋回用切換弁の断面図、第14図はス
イング用切換弁の断面図、第15図は排土用切換弁の断
面図、第16図は直進制御弁の一実施例を示す縦断正面
図、第17図は同じくその横断面図、第18図は選択弁
の断面図、第19図は同じくその走行用切換弁側から見
た背面図、第20図は直進制御弁の別の実施例を示す油
圧回路図、第21図はその断面図、第22図は同じくそ
の部分的断面図である。 ■・・・第1切換弁グループ、■・・・第2切換弁グル
ープ、■・・・第3切換弁グループ、■・・・補助弁グ
ループ、1・・・第1油圧ポンプ、2・・・第2油圧ポ
ンプ、3・・第3油圧ポンプ、4・・・補助ポンプ、6
・・・タンク通路、7,8・・・送り通路、9′・・分
岐送り通路、10.11・・・連通路、12・・・走行
操作信号検出路、12a、12b、12c、12d、1
2e、12f、12g、12h・・・信号通路孔、13
・・・作業機操作信号検出路、13a、13b、13c
、13d 、 13 e 、 l 3 f 、 13 
g 、 13 h ・・・信号通路孔、17・・パイロ
ット油路、19・・送り通路、20・・分岐通路、22
・・パイロット通路、26・連絡通路孔、A・・コネク
ションプレート、B・・走行用切換弁、C・・ブーム用
切換弁、D・・パケット用切換弁、E・・・サブプレー
ト、F・・・アーム用切換弁、G・・走行用切換弁、H
・・・選択弁、H−1・・・切換弁、H−h・・・高圧
側リリーフ弁、H−1・・・低圧側リリーフ弁、J・・
・直進制御弁、J−1・・主切換弁、J−2副切換弁、
K・・・排土用切換弁、L・・スイング用切換弁、M・
・旋回用切換弁、N・・・コネクションプレート、15
3・・・選択弁のスプール、153d・・・スイッチン
グ用ランド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)バックホーで代表される建設機械のための油圧制
    御装置において、 油圧制御装置が第1ないし第3の油圧ポンプとスタック
    型切換弁とを備え、 前記スタック型切換弁が、第1油圧ポンプの吐出路最上
    流に接続される左または右走行用切換弁とこれとタンデ
    ムに接続される作業機用切換弁を有する第1切換弁グル
    ープと、第2油圧ポンプの吐出路最上流に接続される右
    または左走行用切換弁とこれとタンデムに接続される作
    業機用切換弁を有する第2切換弁グループと、前記第1
    、第2の切換弁グループに属する作業機以外の旋回用を
    含む作業機用切換弁をパラレルに接続した第3切換弁グ
    ループとを備え、かつ、前記第2切換弁グループと第3
    切換弁グループの間には、パイロット作動式の直進制御
    弁および選択弁とがスタックされており、 前記第1切換弁グループと第2切換弁グループは、走行
    用切換弁のスプール操作を検出する直列通路式の走行信
    号検出路と、作業機用切換弁のスプール操作を検出する
    直列通路式の作業信号検出路を備え、それら走行信号検
    出路と作業信号検出路は外部からパイロット油圧が供給
    されるようになっており、 直進制御弁は、第3切換弁グループの最下流にあって、
    選択弁からのパイロット信号を得て第3油圧ポンプの送
    り通路と第1・第2切換弁グループにおける作業機用切
    換弁への連通路とを断接する切換弁を具備し、 選択弁は、前記作業信号検出路と前記直進制御弁の切換
    弁作動用パイロット油路とを断接する切換弁を備え、そ
    の切換弁のスプールは前記走行信号検出路に生じた信号
    圧でパイロット作動するようになっており、 常態において第1切換弁グループと第2切換弁グループ
    はそれぞれ第1油圧ポンプ、第2油圧ポンプからの吐出
    油で作動し、第3切換弁グループは第3油圧ポンプで作
    動し、第1切換弁グループと第2切換弁グループの走行
    用切換弁が操作されたときの走行信号検出路からの信号
    で選択弁が作動し、この状態で第1切換弁グループと第
    2切換弁グループいずれかまたは双方に属する作業機用
    切換弁が操作されたときに作業信号検出路に圧力が立つ
    ことで直進制御弁を介して第3油圧ポンプの吐出油を当
    該操作された作業機用切換弁に流入させるようになって
    いることを特徴とするスタック弁型油圧制御装置。
  2. (2)選択弁が、常態において第1油圧ポンプと第2油
    圧ポンプの吐出油が作用する高圧用と低圧用の2つのリ
    リーフ弁を備え、かつ、選択弁には、走行信号検出路か
    らの信号圧でスプールが作動したときに、相対的に低圧
    側のリリーフ弁に対する通路を遮断するスイッチング部
    を設けている特許請求の範囲第1項記載のスタック弁型
    油圧制御装置。
  3. (3)第1切換弁グループと第2切換弁グループに属す
    る切換弁のハウジングの同位置に、スプール軸線と直交
    する関係で2本の平行な信号通路孔を穿設し、それら2
    本の信号通路孔の最下流をタンク通路に接続する一方、
    一方の信号通路孔の上流側を選択弁のスプール押圧用受
    圧部と接続して走行信号検出路とし、他方のパイロット
    孔の上流側を選択弁に導いて作業信号検出路とし、それ
    ら走行信号検出路と作業信号検出路に外部からパイロッ
    ト油圧を導くように構成し、走行信号検出路に対する走
    行用切換弁のスプールにはリング溝、各作業機切換弁の
    スプール穴にはスプールの位置いかんにかかわらず上流
    側と下流側をつなぐ環状溝を設け、作業信号検出路に対
    する走行用切換弁のスプール穴にはスプールの位置いか
    んにかかわらず上流側と下流側をつなぐ環状溝を、各作
    業機切換弁のスプールにはリング溝を設けている特許請
    求の範囲第1項記載のスタック弁型油圧制御装置。
  4. (4)直進制御弁が、第3油圧ポンプからの送り通路と
    タンク通路を断接する主切換弁と、主切換弁の上流側か
    ら分岐した分岐送り通路と第1・第2切換弁グループの
    作業機用切換弁への連通路とを断接する副切換弁を有し
    ているものを含む特許請求の範囲第1項ないし第4項い
    ずれかに記載のスタック弁型油圧制御装置。
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