JPH04202249A - ポリプロピレン樹脂組成物 - Google Patents

ポリプロピレン樹脂組成物

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Publication number
JPH04202249A
JPH04202249A JP33166090A JP33166090A JPH04202249A JP H04202249 A JPH04202249 A JP H04202249A JP 33166090 A JP33166090 A JP 33166090A JP 33166090 A JP33166090 A JP 33166090A JP H04202249 A JPH04202249 A JP H04202249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polypropylene resin
resin composition
thermoplastic polyester
examples
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33166090A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Tsutsumi
大輔 堤
Toru Yoshida
徹 吉田
Koji Sasaki
佐々木 鴻治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、優れた制振性能を存するポリプロピレン樹脂
組成物に関する。
〔従来技術〕
近年、自動車に関しては、燃費向上、軽量化という社会
的要請に応えて、その構成部品の一部が金属からプラス
チックに変換されつつあり、その実用化も進んでいる。
プラスチック材料のうちポリプロピレン樹脂は。
各種の物性バランスがとれた材料であり、かつ比較的安
価であるため自動車の内装用、外装用の部品に大量に使
用されている。そして、特にタルク。
ガラス繊維、炭酸カルシウム等の無機充填剤及びこれら
の混合物を、ボップロピレン樹脂に充填した強化ポリプ
ロピレン樹脂は2強度7耐熱性に優れているため、タイ
ミングへシトカバー1ブロワーケース、クーラーハウジ
ング、ダクト等に使用されている。
一方、最近では自動車に対して、軽量化の他に。
車室内の快適環境化を図るため、騒音の低減が強く望ま
れている。
騒音の対策法としては制振、遮音、防振、吸音等があり
、空調機器の騒音が固体伝搬音の寄与が大きいか、或い
は空気透過音の寄与が大きいかによって対策法が異なる
。そこで、材料置換によって騒音低減を図るためには2
材料の制振性能を向上させることが必要である。
従来5制振性能を向上させたポリプロピレン樹脂組成物
としては、特開昭62−43443号公報に記載された
発明がある。
〔解決しようとする課題] しかしながら、上記ポリプロピレン樹脂組成物は1例え
ば常温〜100°Cという比較的広い温度範囲において
使用する際には、その制振性能は未だ不十分である。
本発明は、上記問題点に鑑み鋭意研究を重ねた結果なさ
れたもので、低温から高温に至るまでの広い温度範囲で
優れた制振性能を発揮するポリプロピレン樹脂組成物を
提供しようとするものである。
〔課題の解決手段〕
本発明は、ポリプロピレン樹脂50〜95重量%と熱可
塑性ポリエステル5〜50重量%とを混合してなること
を特徴とするポリプロピレン樹脂組成物にある。
本発明において最も注目すべきことは、ポリプロピレン
樹脂と、上記熱可塑性ポリエステルとを上記割合に混合
して、ポリプロピレン樹脂組成物としたことである。
上記ポリプロピレン樹脂としては、結晶性ポリプロピレ
ン樹脂を用いることが好ましい。結晶性ポリプロピレン
樹脂としては、いわゆるポリプロピレン樹脂と変性ポリ
プロピレン樹脂とがある。
前者のポリプロピレン樹脂としては、ホモポリプロピレ
ンの他にプロピレン−エチレンランダム共重合体(エチ
レン含量20重量%以下)、プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体(エチレン含量20重量%以下)及びこれ
らの混合物が用いられる。また、後者の変性ポリプロピ
レン樹脂は。
ポリプロピレン樹脂と不飽和カルボン酸またはその誘導
体とを、有機過酸化物の存在下で変性したものである。
しかして、結晶性ポリプロピレン樹脂としては。
上記ポリプロピレン樹脂と変性ポリプロピレン樹脂とを
混合して用いることが好ましい。この際1変性ポリプロ
ピレン樹脂は、樹脂成分中に1〜20%(重量比、以下
同じ)含まれることが好ましい。また、結晶性ポリプロ
ピレン樹脂のメルトフローインデックスは5〜50が好
ましく、これらが5未満の場合には成形加工性及び成形
品の外観が悪くなり、50を越える場合は耐衝撃性の低
下が著しくなる。
また、上記熱可塑性ポリエステルは、少なくとも2種類
以上の脂肪族又は芳香族のジカルボン酸成分と、少なく
とも2種類以上のジオール成分又はポリアルキレンエー
テルグリコール成分とからなる。ランダム共重合ポリエ
ステルをいう。
また、脂肪族ジカルボン酸としては、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸1デカンジカルボン酸、アイコサ
ンジカルボン酸、ダイマー酸などがある。また、芳香族
ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸な
どがある。
また、上記ジオールとしては、エチレングリコール、1
.4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1.
9−ノナンジオールなどがある。
上記ポリアルキレンエーテルグリコールとしては。
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリテトラメチレングリコール、ポリへブタメチレング
リコール、ポリオクタメチレングリコール、ポリノナメ
チレングリコールなどがある。
上記ポリプロピレン樹脂は、50〜95%含有させる。
50%未満では機械的強度、耐熱性が低下し、一方95
%を越えると制振性能が低下する。
また、上記熱可塑性ポリエステルは、5〜50%含有さ
せる。5%未満では、制振性能が低く。
一方50%を越えると耐熱性及び機械的強度が低下する
おそれがある。
更に、ポリプロピレン樹脂は60〜90%、上記熱可塑
性ポリエステルは10=40%とすることが好ましい。
これにより、制振性能1機械的強度のバランスがとれた
材料が得られる。
次に、上記ポリプロピレン樹脂組成物は、−軸押出機、
二軸押出機、ニーダ−、プラベンダー。
バンバリーミキサ−等の通常の混練機を用いて製造する
ことができる。通常は、各配合成分を所定の割合にてタ
ンブラ−式プレングー。ヘンシェルミキサー、リボンミ
キサー等により混合し、その後押出機等で混練してベレ
ット状のコンパウンドとなし、その後タイミングベルト
カバー、ニアブロワ−ケース、ヒータハウジング等の所
望する成形品の形状に成形する。
また3本発明においては、前記成分以外に、無機充填剤
、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤1核荊
、顔料、難燃剤、増量剤、加工助剤等の添加剤を混合し
ても良い。上記無機充填剤としては、タルク、炭酸カル
シウム、ガラス繊維などがある。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、自動車のエンジ
ンルーム内の各種部品1 自動車用の内装品及び外装品
、或いはその他の電気部品1機械部品に使用することが
できる。また、特に自動車のエンジンルーム内において
振動騒音が発生する部品1例えばタイミングベルトカバ
ー、ギヤカバー。
エアクリーナーケース等、或いはエヤブロワ−ケース、
ダクト等の空調機器などに好適である。
また、きしみ音等の騒音が発生するおそれのある部品2
例えばインスツルメントパネル、ガーニッシュ類、クラ
スター類、コンソールボックスなどにも好適である。
〔作用及び効果〕
本発明は、前記組成によりポリプロピレン樹脂組成物を
構成している。
そのため1本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、従来
問題とされていた常温〜100°Cにおける制振性能に
関して、優れた性能(例えば1損失係数が0.04以上
)を有する。
以上のごとく1本発明によれば、低温から高温に至る広
い温度範囲において優れた制振性能を発揮するポリプロ
ピレン樹脂組成物を提供することができる。
〔実施例〕
以下9本発明のポリプロピレン樹脂組成物にかかる実施
例及び比較例につき説明する。
損失係数の測定は、以下の方法により行った。
また2表1における成分の配合割合、試験片の測定結果
は同表に示した。
損失係数; 縦、横がともに150m+、厚さ3namの正方形の平
板を射出成形にて作製し、室温から100°Cまで昇温
可能な恒温槽中で平板の中心部を0.1Gで加振させ5
伝達関数を測定した。そして、1次共振点から半値幅法
にて損失係数を計算した。
また、実施例、比較例に掲げる試験片の作製は。
所定割合に混合した組成物を長さL/直径Dり27an
n、30anの異方向回転2軸押出機で溶融混練しペレ
ットとした。次いで、このペレットを80°C13時間
乾燥した後、5oz射出成形機にて成形し、試験片を作
製した。
次に、各実施例1〜4.比較例につき1表1を用いて説
明する。なお、下記において、PPは結晶性ポリプロピ
レン樹脂を、TPEI、2.3は前記熱可塑性ポリエス
テルを示す。
また、上記ポリプロピレン樹脂としては、三井石油化学
■製のハイボール(登録商標)J800を用いた。
また、熱可塑性ポリエステルは、東洋紡■製のバイロン
(登録商標)を用いた。熱可塑性ポリエステルである上
記TPE1〜3については、グレード名、ガラス転移点
及び融点につき1表2に示した。
表−2 (バイロン;東洋紡■ 登録商標) 表1より知られるごとく1本発明にかかる実施例1〜4
は、いずれも高い損失係数を示していることが分る。一
方、TPEを添加していない比較例は、損失係数が低い
ことが分る。
なお、上記実施例1に示した組成物の場合には。
溶融混練時の引取性が非常に良好で、かつ射出成形品の
表面光沢も他の例に比して優れていた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ポリプロピレン樹脂50〜95重量%と熱可塑性ポリ
    エステル5〜50重量%とを混合してなることを特徴と
    するポリプロピレン樹脂組成物。
JP33166090A 1990-11-29 1990-11-29 ポリプロピレン樹脂組成物 Pending JPH04202249A (ja)

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JPH04202249A true JPH04202249A (ja) 1992-07-23

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ID=18246156

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997039057A1 (fr) * 1996-04-16 1997-10-23 Nippon Zeon Co., Ltd. Composition de resine a base d'olefine et articles moules
US6576699B2 (en) 1997-09-03 2003-06-10 Toyoda Gosei Co., Ltd. Damping resin composition and molded article using the same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997039057A1 (fr) * 1996-04-16 1997-10-23 Nippon Zeon Co., Ltd. Composition de resine a base d'olefine et articles moules
US6576699B2 (en) 1997-09-03 2003-06-10 Toyoda Gosei Co., Ltd. Damping resin composition and molded article using the same

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