JPH04202009A - 結晶性層状珪酸の金属置換体及びその製造方法 - Google Patents

結晶性層状珪酸の金属置換体及びその製造方法

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JPH04202009A JP2330038A JP33003890A JPH04202009A JP H04202009 A JPH04202009 A JP H04202009A JP 2330038 A JP2330038 A JP 2330038A JP 33003890 A JP33003890 A JP 33003890A JP H04202009 A JPH04202009 A JP H04202009A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、結晶性層状珪酸の金属置換体及びその製造方
法に関し、更に詳しくは、カチオン交換性を有した層状
構造を有した結晶性珪酸を、プロトンと金属イオンをイ
オン交換した層状構造を有する結晶性珪酸の金属置換体
およびその工業的な製造方法である。
[従来技術] 結晶性珪酸としては、トリジマイト、クリストバライト
又はクォーツのごとき珪酸が代表的であるが、これとは
全く異なった層状構造布する珪酸も知られている。
更に、骨格構造を有する結晶性珪酸には、アルミニウム
を含まないか又はアルミニウム含量の少ないプロトン型
のゼオライト系の結晶性珪酸が知られている。
層状構造を有する結晶性珪酸は、結晶性アルカリ珪酸塩
の天然又は合成したものを酸や酸性電解質溶液で脱アル
カリ処理するすることにより得られる。例えば、特開昭
60−161319号公報には、所定のモル比S i 
20 / N a 20をもつ珪酸ナトリウム水溶液を
160〜250℃の温度で水熱反応することにより結晶
性層状珪酸ナトリウム、これを脱アルカリした結晶性珪
酸の製造方法が開示されている。
一方、最近2層状の結晶性珪酸のアルカリ型である固体
ジ珪酸ナトリウム(Na2S 1o5)が優れたカチオ
ン交換性を有しゼオライトAと同様硬水軟化剤として用
いることが知られている(特公平1−41116号公報
)。
[発明が解決しようとする課題] 前記特開昭60−161319号公報には、アルカリ金
属以外の他の陽イオンを含有する純粋な層状珪酸塩は、
ナトリウム塩からイオン交換によって、または対応する
遊離酸から中和によって得られることの記載があるが、
具体的な開示はしていない。
また、上記層状珪酸はH2S1xO□X+1(式中X−
15〜24の数)に係るものであって、ジ珪酸(H2S
 120.)とは異なるものである。
また、特公平1−41116号公報は、ジ珪酸ナトリウ
ムが硬水軟化剤としてMg”、Ca2+をNa+とイオ
ン交換すること開示しているが2これらの置換体はもち
ろん、他の金属置換体については開示が無い。
前記のように、ジ珪酸ナトリウムは優れたカチオン交換
能を持っているが、溶解度が比較的あるために他の金属
塩水溶液とイオン交換をしようとしても溶解した珪酸ナ
トリウム反応して微細な金属珪酸塩や加水分解に伴う微
細な不定形シリカなどの沈積が生じて、良質なナトリウ
ム以外のジ珪酸金属塩を得ることができ無い。
ジ珪酸ナトリウムは、工業的に安価に製造できるので、
これをイオン交換した他のジ珪酸金属塩を得ることは、
ジ珪酸塩のもつ特異な物性のゆえにゼオライトと同様に
種々の有用性を指摘することできる。
本発明者等は、上記の事実に鑑み、結晶性層状ジ珪酸金
属塩の製造につき鋭意研究を重ねたところ、ジ珪酸ナト
リウムのカチオン交換だけでなくジ珪酸のカチオン交換
を施すことにより、良質の金属置換体が得られることを
知見し2本発明を完成した。
即ち本発明は、結晶性層状珪酸の金属置換及びその製造
方法を提供することを目的とする物である。
[課題を解決するための手段及び作用コすなわち2本発
明が提供しようとする結晶性層状珪酸の金属置換体(以
下「金属置換ジ珪酸」という)は5層状構造を有するジ
珪酸をナトリウムイオン以外の金属イオンでイオン交換
した結晶性層状珪酸の金属置換体であって、残留ナトリ
ウムがNa2Oとして3 w t%以以下2径径10m
以下の粒度部分が80%以上であるような粒度分布を有
し、かつ比表面積が少なくとも100m2/g以上であ
ることを特徴とする結晶性層状珪酸の金属置換体に係る
ものであり、さらにその工業的製造方法を提供するもの
である。
以下2本発明について詳述する。
本発明に係る金属置換ジ珪酸は、上記のような結晶性ジ
珪酸のカチオン交換体であるが、その物性は本質的に置
換前のジ珪酸の物性に依拠し、実質的な変化はない。
これは1本発明に係る金属置換ジ珪酸が、ジ珪酸ナトリ
ウムのイオン交換体ではなく、これを−旦脱アルカリし
たジ珪酸のプロトンと金属イオンとのイオン交換による
特徴的なことであると言うことができよう。
原体であるジ珪酸は、後記するジ珪酸ナトリウムを脱ア
ルカリしたものであって、一般式HzSi 20s  
・n H20(式中nはO〜20の数を表す)の組成を
持つ白色粉末である。
このものは1層状の結晶構造を有し、X線回折が示す特
定のスペクトルにより容易に確認することができる。
本発明に係る金属置換ジ珪酸は、前記の結晶性層状珪酸
のプロトンがナトリウムイオン以外の他の金属イオンと
イオン交換により置換されたジ珪酸の金属置換体であり
、その基本的結晶の骨格構造も原体のジ珪酸と同じ層状
構造である。
かかる置換珪酸において置換すべき金属としては、結晶
性層状珪酸のプロトンとイオン交換能のあるナトリウム
イオン以外の他の金属イオンであれば特に限定される必
要はない。しかし、工業的または用途的な観点から自ず
と限定されるが2例えばカリウム、リチウム2銀などの
一価金属元素マグネシウム、カルシウム、ストロンチウ
ム、バリウム、亜鉛またはカドミウムの如き周期律表第
二族元素、他の元素として例えば、鉛、ニッケル、コバ
ルト、銅、チタン、ジルコニウム、マンガン、ゲルマニ
ウム、アルミニウム、鉄、クロム。
さらにはパラジウムまたは白金等の各金属イオンがあげ
られるが、それらは1種又は2種以上であって差し支え
はない。
金属イオンの置換量は、金属イオンの種類や金属置換体
の使用目的によっても変わるが、置換可能な理論量(交
換容量)に対して多くとも80%程度までであり、好ま
しくは5〜70%の範囲にある。ジ珪酸の交換容量近く
まで金属置換できない理由は、詳細には不明であるけれ
ども、ジ珪酸のプロトン型はジ珪酸ナトリウムのアルカ
リ型よりも層間距離が減少するためアルカリ型で貯えら
れた水の二重層がモルイヤー的に減少し脱アルカリによ
って形成されたOH基の間に強いH−架橋結合が存在す
ることによるものと考えられる。
本発明に係る金属置換ジ珪酸は、残留ナトリウムが少な
いことが特徴の一つになっており、前記のようにNa2
OとしてB w t%以下、好ましくは1wt%以下で
ある。
これは、金属置換ジ珪酸の機能を生じた使用上の点で有
利であり2本発明がジ珪酸ナトリウムではなく、ジ珪酸
の金属置換体に基づく特徴によるものである。
すなわち、後記のようにジ珪酸の生成において可及的に
脱アルカリすると共にイオン交換反応においても脱アル
カリが生じて非常に純度の高い金属置換体とすることが
できることによる。
次に本発明の他の特徴−つとして金属置換ジ珪酸は、前
記の様な粒子特性を持っている。すなわち2粒径10μ
m以下の粒度部分を80%以上あるような粒度分布と比
表面積が少なくとも100m2/g以上にある微粉末で
あり、また明確な一次粒子の形状は特定し難く、多くの
場合、アモルファス的な不特定粒子状態が電子顕微鏡に
より認められる。
このような粒子特性は、前記のようにジ珪酸のそれに基
ずくものであって金属置換体として実質的に変わらない
また、このような粒子特性を設定できることにより、金
属置換体は活性度の高いものとなって使用上その機能が
効果的に発揮できる。なお2本発明において粒度分布は
光透過式粒度測定法で、また比表面積はラングミュア−
法でそれぞれ求めた値をいう。
なお本発明に係る金属置換ジ珪酸は2通常は吸着水を若
干布しているが、焼成して無水物にしたものも含むもの
である。
本発明にかかる金属置換ジ珪酸は、脱臭剤、触媒担体、
吸着剤、成型助剤、無機顔料、樹脂添加剤として有用で
ある。例えば、マンガンイオン。
ニッケルイオン、亜鉛イオン等でイオン交換された金属
置換ジ珪酸は、脱臭剤、触媒担体として有効であり、コ
バルトイオンで交換された金属置換ジ珪酸は温度センサ
ーとして、あるいは銀や銅イオンで交換された金属置換
ジ珪酸は、殺菌剤や触媒担体に好適である。
本発明に係る金属置換ジ珪酸は2次の方法で工業的に有
利に製造できる すなわち2層状構造を有するジ珪酸ナトリウムを酸処理
して、ジ珪酸に転換する第一工程2次いでジ珪酸の水性
スラリーにナトリウムイオン以外の金属イオンを作用さ
せて金属イオンをイオン交換させる第二工程からなるこ
とを特徴とする方法である。
本発明に係る製造方法で原料として使用される結晶性ジ
珪酸ナトリウムは、白色粉末であり、SiO2/ N 
a 20のモル比2であり2組成はNa25ize5で
表される。結晶構造は1層状構造を有しており、イオン
交換性をもっている。結晶は、X線回折で確認すること
が出来るα型、β型、γ型、δ型等があり、特にδ型は
イオン交換能が優れ実用的であるが2本発明では、これ
に限定されるものではない。
なお、この結晶性ジ珪酸ナトリウムは、何れの方法で製
造されたものであっても問題はないが工業的な製造方法
としては1代表的なものはSi○2/Na2Oモル比2
近くの水ガラスを加熱脱水して得られる脱水物または同
組成のガラスを700〜800 ’Cの温度域で焼成し
結晶化することにより得られる。
第一工程は1層状構造を有するジ珪酸ナトリウムに無機
酸を作用させて脱アルカリする工程であり、その態様は
制限はないけれども本発明では特に希薄酸液の攪拌下、
ジ珪酸ナトリウムを添加する方法が有利である。この場
合、ジ珪酸ナトリウムの粒子が常に酸性側で接触するの
で、ナトリウムイオンとプロトンの交換反応が速やかに
進み。
ジ珪酸ナトリウムの加水分解や溶解が実質的に抑制され
てその構造を維持したままジ珪酸(Hasi205)へ
転換することによる。使用する無機酸は1例えば塩酸、
硝酸、硫酸等であり何れを使用してもさしつかえがなく
、無機酸の量は、 Na2Oに対して等モル以上であれ
ば良い。
また、添加終了後1反応を十分進めるために熟成が必要
であるが、1〜5時間程度攪拌すればよく、添加及び熟
成温度は特に限定する必要はないが、多くの場合20℃
から60’Cにおいて混合攪拌することにより行われる
上記脱アルカリ処理で得られるジ珪酸中の残留ナトリウ
ムは、Na○として8wt%以下、好ましくは1wt%
以下にすることである。この理由は、固体酸としてのジ
珪酸の特性を十分生かすためにあるが、残留ナトリウム
がNa2Oとして3wt%以上の場合1次のイオン交換
の際に金属イオンが一部加水分解によってイオン交換反
応と競合して金属の含水酸化物がジ珪酸の表面に沈積し
たり、または一部遊難した微粒子によって含有し易くな
って良質の金属置換体が得られなくなるからである。
次いで、脱アルカリしたジ珪酸スラリーは濾過により母
液を分離し、遊離アルカリが実質的に除去されるまで水
洗して濾過ケーキを得る。第二工程は、このジ珪酸と置
換すべき金属塩水溶液と接触させてイオン交換処理を行
うのであるが、この方法には幾つかの態様が可能である
例えば、前工程で得られたジ珪酸を水に散分散させて、
所定のスラリー濃度にし金属塩水溶液を該スラリーに添
加混合する方法、カラム型式にしてジ珪酸層へ金属塩水
溶液を連続または非連続に流通させる方法がある。本発
明では、何れの接触方法であっても差し支えない。なお
ジ珪酸は、多くの場合、洗浄ケーキをリパルプして用い
るのが普通であるが、必要に応じて乾燥または焼成後の
ものを水に再分散させて用いることもできる。
この工程において、イオン交換の条件は交換量、金属塩
の種類によって一様でないが、共通して重要なことは反
応係のpHは約4以上の弱酸ないし弱アルカリにすべき
であり、その他温度2時間またはスラリー濃度等は所望
の条件に設定できる0この理由は、約pH4以下の場合
には、ジ珪酸はの強いH−架橋結合によりイオン交換ス
ムーズに行われなくなるからであり、一方pHの上限は
イオン交換すべき金属塩水溶液によって異なり。
例えば水酸化物を生成し易いようなpH域での接触は効
率低下になるので選択する金属塩の性質等によって設定
すればよい。
本発明においては、スラリー濃度は多くとも30重量%
、好ましくは5〜20重量%のジ珪酸スラリーと金属塩
水溶液とを常温または加温状態で少なくとも10分以上
、好ましくは30分〜6時間、pH4以上において接触
させることによって所望の金属イオンとイオン交換させ
る。この場合バッチ処理においては、置換金属イオンに
よっては1回に限らず必要により2回以上の操作を繰り
返してもよい。
このような置換珪酸は、原体ジ珪酸とイオン交換すべき
金属の可溶性塩水溶液と充分に接触させることによって
得られるが、可溶性金属塩としては各金属の塩化物、硫
酸塩、硝酸塩、燐酸塩または有機酸塩等があげられる。
なお、イオン交換処理において、金属水酸化物が生成し
ないようにアミン錯体のような錯イオン化あるいはキレ
ート剤を添加してもよい。かくして、イオン交換処理し
た後、常法により乾燥および必要に応じ焼成を施した後
、粉砕して製品として仕上げる。
[実施例] 以下、実施例によって更に具体的に本発明を説明する。
実効1例」] Si○2/Na2Oのモル比を2に調整した珪酸ナトリ
ウム液をホットプレート上で蒸発乾固し粉末状の珪酸ナ
トリウムを作製する。この粉末状の珪酸ナトリウムを7
50℃に加熱した電気炉で1時間焼成した。
得られた固形物は、X線回折によりδ型Na2Si2O
5と小量ノα型、Na2S 1205 (7)混合物で
あった。分析値は、Na20=34.5wt%、5i2
0= 65 w t%、Ig、Ioss=0.5wt%
であった。
次に、水9kgに97wt%濃硫酸1152gを添加し
て希硫酸水溶液を作製した。この希硫酸水溶液を攪拌し
ながら、ジ珪酸ナトリウム2kgを少しずつ約1時間か
けて添加した。添加終了後、室温で2時間攪拌した。
次に脱アルカリしたジ珪酸のスラリーを濾過により母液
を分離し、遊離アルカリが除去されるまで充分に洗浄し
た後、120℃で12時間乾燥をした後、微粉砕した。
得られた生成物はX線回折により、結晶性層状ジ珪酸で
あることを確認したこの結晶性ジ珪酸は、Na2O含有
量0.6wt%、含水量11.3wt%、ラングミュア
−法による比表面積130m2/g、粒径10μm以下
のものは90.5wt%であった。
次に、濃度100g/lの塩化カルシウム水溶液40部
を濃度100g/lのジ珪酸スラリー100部に添加混
合した。この時のpHは4.5であり、温度を40°C
と常に一定にして約30分間イオン交換処理を行った。
更に、イオン交換処理したジ珪酸のスラリーを濾過によ
り母液を分離し、遊離アルカリが除去されるまで充分に
洗浄をした。120’Cで12時間乾燥した後、粉砕し
て粉末状のカルシウム置換ジ珪酸を得た。
得られたこの金属置換体の特性を調べるために粉末X線
回折、光透過式粒度測定法、化学分析をおこなったとこ
ろ第1表の結果が得られた。
爽息几λ 実施例1に於得られたジ珪酸を水に分散し、スラリー濃
度100g/lに調整した。ジ珪酸スラリー100部に
対しZ n C12濃度100g/lの水溶液40部を
添加混合した後、常温で30分攪拌してイオン交換した
。この時のpHは4.0であった。
次いで、これを水洗した後2分離したケーキを120℃
で乾燥後粉砕して亜鉛置換ジ珪酸を得た。その結果を表
1に示す。
支1九比 濃度100g/lのジ珪酸スラリー100部に対し、 
P b(No3)、100 g/ I O)水溶液10
0部−17= を添加混合した後、60’Cで30分攪拌してイオン交
換した。この時のpHは4.6であった。次いで、これ
を水洗した後2分離したケーキを100℃で乾燥後粉砕
して鉛置換ジ珪酸を得た。その結果を表1に示す。
爽り外下 濃度100g/lのジ珪酸スラリー100部に対し、C
oC12100g/lの水溶液4o部を添加混合した後
、60℃で3o分攪拌してイオン交換した。この時のp
Hは5.1であった。次いで、これを水洗した後2分離
したケーキを120℃で乾燥後、粉砕してコバルト置換
ジ珪酸を得た。その結果を表1に示す。
支L(社)i 濃度100g/lのジ珪酸スラリー100部に対し、 
Cu S 04 100 g/ lの水溶液45部を添
加混合した後60℃で30分攪拌してイオン交換した。
この時のpHは、4,9であった。次いで、これを水洗
した後1分離したケーキを乾燥後粉砕して銅置換ジ珪酸
を得た。その結果を表1に示す。
実」1帆毛− 濃度100g/lのジ珪酸スラリー100部に対し、 
Mn C12100g/ 1の水溶液45部を添加混合
した後60’Cで30分攪拌してイオン交換した。この
時のpHは5.1であった。次いで、これを水洗した後
分離したケーキを120℃で乾燥後粉砕してマンガン置
換ジ珪酸を得た。その結果を表1に示す。
比較例1 実施例1に於得られたジ珪酸ナトリウムを水に分散し、
スラリー100g/lに調整した。ジ珪酸ナトリウムス
ラリー100部に対し、ZnCl2濃度100g/lの
水溶液40部を添加混合した。この時のpHは9.5で
あった。次いでこれを、水洗した後分離したケーキを1
20℃で乾燥後粉砕した。その結果を表1に示す。
[発明の効果コ 本発明は1層状結晶の構造を有するジ珪酸をNa+以外
の金属イオンでイオン交換した結晶性層状珪酸の金属置
換体を提供することにある。
即ち2本発明に係る金属置換ジ珪酸は、置換する金属イ
オンによって、脱臭剤、触媒坦体、吸着剤、成型助剤、
無機顔料、樹脂添加剤等の用途が期待できる。
また1本発明によればこのような金属置換ジ珪酸の粉末
を工業的に量産できる方法として実施することができる
特許出願人 日本化学工業株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)層状結晶構造を有するジ珪酸をNa^+以外の金
    属イオンでイオン交換した結晶性層状珪酸の金属置換体
    であって、残留ナトリウムがNa、Oとして3wt%以
    下、粒径10μm以下の粒度部分が80%以下であるよ
    うな粒度分布、かつ比表面積が少なくとも100m^2
    /g以上あることを特徴とする結晶性層状珪酸の金属置
    換体
  2. (2)層状構造を有するジ珪酸ナトリウム(Na_2S
    i_2O_5)を酸処理してジ珪酸(H_2Si_2O
    _5)に転換する第一工程、次いでジ珪酸の水性スラリ
    ーに金属イオンを作用させてプロトンとイオン交換させ
    る第二工程からなることを特徴とする結晶性層状珪酸の
    金属置換体の製造方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2310849A (en) * 1996-03-08 1997-09-10 Procter & Gamble Crystalline layered silicate
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JP2008080313A (ja) * 2006-09-29 2008-04-10 Nichias Corp 金属酸化物触媒粉末、その製造方法、浄化フィルタ、揮発性有機溶媒の分解方法及び窒素酸化物の分解方法
CN109794249A (zh) * 2019-01-25 2019-05-24 太原理工大学 一种层状硅酸铜锌纳米片的制备方法

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