JPH04201342A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH04201342A
JPH04201342A JP32952190A JP32952190A JPH04201342A JP H04201342 A JPH04201342 A JP H04201342A JP 32952190 A JP32952190 A JP 32952190A JP 32952190 A JP32952190 A JP 32952190A JP H04201342 A JPH04201342 A JP H04201342A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、被記録部材に記録後のインク滴を乾燥定着す
るインク乾燥定着装置を有するインクシェツト記録装置
に関する。
[従来の技術] 従来、インクジェット記録ヘッドより吐出されて被記録
部材表面に着弾したインク滴が乾燥せず擦られて印字汚
れとなるのを防ぐため、インク滴を強制的に加熱乾燥さ
せる方法として、例えば、熱風を被記録部材の記録面に
吹き付け、伝熱、対流により熱エネルギーを伝達し、イ
ンク乾燥を促進する方法等が提案されている。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら上記従来例では、インクに伝達される熱効
率が悪く、大半の熱エネルギーは被記録部材以外の部材
及び大気中に放出され、さらに、被記録部材に当った熱
風により被記録部材上にカルマン渦等か発生し、被記録
部材の搬送か安定しないという問題かあった。
本発明の目的は、被記録部材を安定してFj送I−・、
かつ、熱効率が高く高速なインク乾燥定着装置を有する
インフジエラ]・記録装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため本発明は、インクシェツト記録
ヘッドのノズルからインクを吐出させて被記録部材に記
録を行なうインクジェット記録装置において、 前記被記録部材の記録面を1一方に向けて搬送する被記
録部材搬送手段と、前記被記録部材の記録面に対向して
設けられ、前記被記録部材より高温で、前記被記録部材
と同一方向に移動する高温部材とを備えたインク乾燥定
着装置を有することを特徴とする。
そして、高温部材表面と被記録部材搬送手段表面とで形
成される隙間を被記録部材人口部では、被記録部材の最
大厚さと前記被記録部材上のインク滴の最大高さとを足
した高さ以上とすると共に、前記隙間が、被記録部材搬
送方向に向って勾配状に狭くなり、その最小隙間が被記
録部材の最大厚さと前記被記録部材上のインク滴の最大
高さより小さくすることが好ましい。また、被記録部材
搬送手段を被記録部材より高温とするだめの加熱手段を
有してもよい。
また、被記録部材搬送手段に多数の連通孔を形成し、該
被記録部材搬送手段裏面側に、被記録部材を吸着するた
めの吸引ファンを配置してもよい。 記録ヘッドは、被
記録部材の記録領域の全幅にわたって吐出口が形成され
ているフルラインタイプであってもよい。
また、前記インクジェット記録ヘッドは、熱エネルギー
を利用して吐出口からインクを吐出させるもので、該熱
エネルギーを発生させる手段として電気熱変換体を具備
したものでもよい。
[作用] 記録面を上方に向けて搬送されている被記録部材の記録
面に対向して高温部材を設けることで、高温部材からの
熱放射でインク滴の乾燥を行なうため、被記録部材にカ
ルマン渦等は発生せず、安定した被記録部材の搬送を行
なうことができる。
また、高温部材を被記録部材と同一方向に移動させるこ
とで、高温部材が被記録部材上の未定着のインク滴に接
触しても擦られて印字汚れとなることかないので、高温
部材を被記録部材に近接して設けることができ、高温部
材の熱を有効−利用することができる。
また、高温部材表面と被記録部材搬送手段表面とで形成
される隙間を、被記録部材入口部では被記録部材の最大
厚さと被記録部材上のインク滴の最大高さを足した高さ
以上にし、被記録部材出口部では前記高さより小さくな
るような勾配とすることで、インク滴の乾燥定着が進行
している被記録部材出口付近で、高温部材と被記録部材
上の未定着のインク滴との接触が行なわわ、インク滴の
乾燥が急激に行なわれるとともに、被記録部材と高温部
材とが接触しても未定着のインク滴は既に定着が完了し
た画素の中で広がるため画素をこわすことなく、画像劣
化か発生しない。
また、被記録部材搬送手段を被記録部材より高温にする
ための加熱手段を有することで、被記録部材搬送手段に
よる熱の伝導が被記録部材に行われ、より速く乾燥が進
行する。
さらに、被記録部材搬送手段に多数の連通孔を形成し、
該被記録部材搬送手段裏面側に、被記録部材を吸着する
ための吸引ファンを配置することで、被記録部材は被記
録部材搬送手段に吸着するため、高温部材との接触が被
記録部材出口部付近でより安定して起こり、画像劣化の
ない、より安定した記録を行なうことができる。
[実施例] 次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
(第1実施例) まず、本発明のインク乾燥定着装置が搭載されるインク
ジェット記録装置について、第1図及び第2図によって
説明する。第1図は本発明のインクジェット記録装置の
一例を示す要部斜視図、第2図はインクシェツト記録ヘ
ッドの一例を示す斜視図である。
本実施例のインクシェツト記録装置は、第1図および第
2図に示すように、吐出口面2Cを下に向けたインクジ
ェット記録ヘッド2および不図示のインクタンクを一体
化したインクシェツトヘッドカートリッジlが装着され
たキャリッジ3が、駆動モータ5の駆動力を伝達する駆
動ヘルド4の一部に連結されて、互いに平行に配設され
た2本のガイドシャフト6A、6Bに対して活動可能に
取付けられており、前記駆動モータ5の駆動力により、
前記インクジェット記録ヘッド2が、該インクジェット
記録ヘッド2の吐出口面2cに対向して配置されたプラ
テン7に、不図示の被記録部材給送装置から給送される
被記録部材の全幅にゎたフて往復運動して該被記録部材
への記録を行なう構成となっている。
また、本実施例のインクジェット記録装置は、インクジ
ェット記録ヘッド2の記録動作における往復運動の範囲
外で、ヘッド回復動作の際にインクジェット記録へラド
2が移動される位置(図中ガイドシャフト6Aの右端、
以下、「回復ポジション」と称す。)において、該イン
クジェット記録ヘッド2の吐出口面2Cに対向して伝動
機構11を介したクリーニング用モータ10の駆動力に
よって駆動され、前記インクジェット記録ヘッド2の吐
出口面2Cをキャッピングするキャップ部材8Aを備え
たヘッド回復装置8が設けられている。
このヘッド回復装置8は、ヘッド回復動作の際、キャッ
プ部材8Aによるインクジェット記録ヘッド2の吐出口
面2Cのキャッピングに関連して、適宜の吸引手段によ
るインク吸引もしくはインクジェット記録ヘッド2への
インク供給経路に設けた適宜の加圧手段によるインク圧
送を行ない、インクを吐出口2Dより強制的に排出させ
て吐出口2D内の増粘インクを除去する等のヘッド回復
動作を行なう。
さらに、ヘッド回復装置8の側面には、シリコンゴムで
形成されるワイピング部材としてのプレート9がブレー
ド保持部材9Aによってカンチレバー形態で保持され、
ヘッド回復装置8と同様、クリーニング用モータ10お
よび伝動機構11によって動作し、インクジェット記録
ヘッド2の吐出口面2Cとの係合が可能となる。こむに
より、ヘッド回復装置8を用いたヘッド回復動作後に、
プレート9をインクジェット記録ヘッド2の移動経路中
に突出させ、該インクジェット記録ヘッド2の移動動作
に伴なってインクジェット記録ヘッド2の吐出口面2C
における結露、濡れあるいは塵埃等をふきとる。
上述したインクジェット記録装置は、キーボード等の入
力装置から人力された文書情報、制御コマンド等のデー
タを印字制御部で受取って、該文書情報の一連の記録動
作および前述のヘッド回復動作等を行なう。
前述の記録ヘッド2は、第2図に示すように、液体を加
熱して液滴を吐出させるエネルギー発生手段として電気
熱変換体2oを用いたものである。
このインクジェット記録ヘッド2は、エツチング、蒸着
、スパッタリングなとの半導体製造プロセス工程を経て
基板21上に成膜された複数個の電気熱変換体20、複
数個の電極22、複数個のノズル壁23と1枚の天板2
4とを有している。
記録用のインクは、不図示のインクタンクから供給管2
5、供給管用のコネクタ26を介して基板21上の各ノ
ズル2Aの後方に設けられている共通液室2B内に供給
される。該共通液室2B内に供給されたインクは、毛管
現象により各ノズル2A内に供給され、該ノズル2A先
端の吐出口面2Cでメニスカスを形成することにより安
定に保持される。このとき、電極22により電気熱変換
体20に通電すると、該電気熱変換体20上のインクが
加熱され、発泡現象が発生し、該発泡のエネルギーによ
り吐出口2Dから液滴が吐出する。
ここで、前記ノズル2Aはノズル密度400D P I
といった高密度で形成されている。
次に、本実施例のインク乾燥定着装置について第3図に
よって説明する。第3図は本発明の第1実施例のインク
乾燥定着装置を示す概略側面図である。
吐出口2Dよりインク滴30を吐出することによって記
録が行なわれた被記録部材31は、一対の被記録部材搬
送ローラ32によってプラテン上を図示矢印A方向に搬
送され、反射板33.34で囲まれたインク乾燥定着装
置内へ入っていく。
ここで、反射板33.34はステンレス、アルミニウム
等、光に対して高反射率の材料が望ましい。
インク乾燥定着装置内には、被記録部材搬送手段である
ベルト35がベルト搬送ローラ36及びベルト駆動ロー
ラ37によフて張設されている。
ベルト搬送ローラ36と反射板33の内面との間には、
ばね38が張架されており、ベルト35に張力をかけて
いる。ベルト駆動ローラ37には不図示の駆動モータが
接続されており、該駆動モータの回転を被記録部材搬送
ローラ32の回転と同期させることにより、ヘルド35
は被記録部材31と同し速度で図示矢印A方向に移動し
、インク乾燥定着装置内での被記録部材31の搬送がス
ムーズに行なわれる。
また、被記録部材31の上方にも前述のベルト35と同
様に高温部材としての高温ベルト39がベルト搬送ロー
ラ40及びヘルド駆動ローラ41によりて張設されてい
る。ベルト搬送ローラ40と反射板34の内面との間に
は、ばね42が張架されており、高温ベルト39に張力
をかけている。ベルト駆動ローラ41には不図示の駆動
モータが接続されており、該駆動モータの回転を被記録
部材搬送ローラ32の回転と連動させ、高温ベルト39
の被記録部材31記録面と対向する面を図示矢印六方向
へ移動させる。さらに、高温ベルト39に囲まれた部分
には、ヒータ43が設けられており、ヒータ43からの
熱放射により高温ベルト39は昇温する。高温ベルト3
9の材質は、PET(ポリエステル)、PES (ポリ
エーテルスルホン)、PPA(ポリパラバンサン)、P
I(ポリイミド)、pps(ポリフェニレンサルファイ
ド)、PIA(ポリイミドアミド)、PBT(ポリブチ
レンテレフタレート)、PC(ポリカーホネイト)、P
EI (ポリエーテルイミド)等、結晶性ポリマーを1
軸または2軸延伸した高耐熱フィルムや、PFA(パー
フルオロアルコキシド)、PTFE(ポリテトラフルオ
ロエチレン)等、フッ素樹脂高耐熱フィルムが好ましい
。一般に、結晶性ポリマーでは高温下でのクリープ特性
が優れているため、高温ベルト39にかける張力を大き
くすることができ、機械的な安定が可能となる。フッ素
樹脂高耐熱フィルムは、インク滴30が接触しても固着
しにくい長所や、インク自身に含まれている薬品により
侵されにくく、インクの設計の自由度が増すという長所
がある。また、高温ベルト39の材質として、シリコン
ゴム、フッ素ゴム等の高耐熱ゴム等でもかまわない。
ベルト搬送ローラ40の中心より鉛直に下した線上にあ
って、高温ベルト39の表面と、ベルト350表面とで
形成される被記録部材人口部の隙間δは、被記録部材3
1の最大厚さとインク滴30の最大高さを足した高さよ
り大きくなるように設定されている。ここで、インク滴
30の最大高さの実測は困難であるため、インク滴30
の持つ表面張力が十分大きく、被記録部材31の記録面
の持つ表面活性エネルギーが十分小さい場合として、吐
出されたインク滴30が真珠の状態で被記録部材31の
記録面に着弾していると想定し、1回当りのインク吐出
体積をx [pj2]とするとインク滴30の最大高さ
H[μm]は、として計算した。実際には、インク滴3
0に働く重力の関係と、インク滴30に対する被記録部
材31との接触角が通常の材料では120°以下である
ことから、インク滴30の高さが前記のようになること
はないに等しいが、逆に前記の高さ以上になることはな
い。また、カラー記録や、モノクロ記録においても1ド
ツトの濃度階調を持たせるため、インク滴30を複数回
重ね打ちする場合がある。その場合のインク滴30の最
大高さHN[μm]は、1回当りのインク吐出体積をx
 [pIl] 、重ね打ちする回数をN回として、とし
て計算する。
さらに、高温ベルト39の表面とヘルド35の表面とで
形成される隙間は、被記録部材31の搬送方向に向って
勾配状に狭くなっていき、その隙間が最小となる、ベル
ト駆動ローラ41の中心より鉛直に下した線上にある被
記録部材出口部の隙間γは、被記録部材31の最大厚さ
と、前記インク滴30の最大高さとを足した高さより小
さく、かつ被記録部材31の最大厚さより大きくなるよ
うに設定されている。
ここで、被記録部材人口部の隙間δは2つのベルト搬送
ローラ36,40間の距離で調整し、被記録部材出口部
の隙間γは2つのヘルド駆動ローラ37,41間の距離
で調整すればよい。
次に、上述の構成により、被記録部材31上に吐出され
たインク滴30の乾燥定着の過程について以下に説明す
る。
まず、インクジェット記録ヘッド2の吐出口2Dより吐
出されたインク滴30は、被記録部材31上に着弾し、
被記録部材31とともに図示矢印六方向へ搬送され、被
記録部材人口部に達する。ここまででインク滴30は、
自然乾燥と被記録部材31への吸引作用によってわずか
に定着が進行する。
インク乾燥定着装置内へ入ったインク滴30は、ヒータ
43からの熱放射によって昇温した高温ヘルド39から
の熱放射により乾燥定着が進行する。また、高温ベルト
39は図示矢印A方向に移動しているため、被言己録部
材31の微小なうねり等により高温ベルト39とインク
滴30とか接触してもインク滴30は擦られず、汚れが
発生することはない。したがって、高温ベルト39を被
記録部材31に近接して設けることができ、効率良くイ
ンク滴30の乾燥を行なうことができる。
しかも、高温ヘルド39かインク滴30に接触すること
によってインク滴30は高温ベルト39からの熱伝導に
よって昇温するため、さらに急速に乾燥が進行する。
しかし、インク滴30の定着かあまり進行していない被
記録部材入口部付近において被記録部材31と高温ヘル
ド39か近接すると、画素をこわしてしまう可能性があ
る。 以下、その理由について第4図(A)、(B)及
び第5図(A)、(B)を用いて説明する。第4図(A
)は被記録部材入口部付近におけるインク滴の平面図、
第4図(B)はそのインク滴近傍部分の側面図、第5図
(A)は第4図(A)の状態において被記録部材が高温
ベルトに接触後のインク滴の平面図、第5図(B)はそ
のインク滴近傍部分の側面図を示す。第4図(A)にお
いてインク滴30からなる画素は理想的な形をしている
が、第5図(B)のように被記録部材31が高温ヘルド
39に接触することによって、第5図(A)のように未
定着のインク滴30′はつぶれて広がり、画素をこわし
てしまう。
これに対し、インク滴30の定着が進行している被記録
部材出口付近においては、被記録部材31が高温ベルト
39に接触しても画素をこわすことがない。以下、第6
図(A)、(B)及び第7図(A)、CB)を用いて説
明する。第6図(A)は定着が進行しているインク滴の
平面図、第6図(B)はそのインク滴近傍部分の側面図
、第7図(A)は第6図(A)の状態において被記録部
材が高温ベルトに接触後のインク滴の平面図、第7図(
B)はそのインク滴近傍部分の側面図を示す。第6図(
A)において未定着のインク滴30は、すでに定着が完
了したインク滴30Aの中心部に残るのみである。
この状態において第7図(B)のように被記録部材31
が高温ベルト39に接触すると、第7図(A)のように
未定着のインク滴30′はつぶれて広がるが、すでに定
着が完了したインク滴30A′の範囲内で広がるため、
画素をこわすことがない。
したがフて、被記録部材人口部の隙間δを被記録部材3
1の最大厚さと被記録部材31上のインク滴30の最大
高さとを足した高さ以上にし、被記録部材出口部の隙間
γを前記高さより小さく、かつ被記録部材31の最大厚
さより大きくすることによって、インク滴30の未定着
部の多い被記録部材入口部付近では、インク滴30と高
温ベルト39は接触せず、インク滴30の定着が進行し
ている被記録部材出口部付近においてインク滴30と高
温ベルト39を接触させ、より熱効率が良く、画像劣化
のないインク乾燥定着装置が実現できる。
(第2実施例) 本発明の第2実施例について、第8図によフて説明する
。第8図は本発明の第2実施例の概略側面図である。イ
ンクジェット記録ヘッド52、吐出口52D、プラテン
57、被記録部材搬送ローラ62、反射板63.64、
ベルト65、ベルト搬送ローラ66.70、ベルト駆動
ローラ67.71、ばね68.72、ヒータ73は第1
実施例と同様のものでよいので、その説明は省略し、以
下本実施例の特徴とする部分を説明する。
第2実施例は第1実施例と比べて、ベルト65に囲まれ
た部分にベルト65を加熱する手段であるヒータ74を
設けた点が異なる。この場合、ベルト65の材質は、ヒ
ータ74より放射されるエネルギーのうち被記録部材6
1が吸収しやすい波長を透過しやすい材質が好ましい。
上記の構成にすることによって、ヒータ74の熱放射に
よフてベルト65は昇温する。したかって、被記録部材
61上のインク滴60は、高温ベルト69からの熱放射
の他に、被記録部材61の裏面から、ベルト65からの
熱伝導及びヒータ74からの熱放射により、より速く乾
燥が進行する。
(第3実施例) 本発明の第3実施例について、第9図によフて説明する
。第9図は本発明の第3実施例の概略側面図である。イ
ンクジェット記録ヘッド82、吐出口82D、プラテン
87、被記録部材搬送ローラ92、反射板93.94、
ベルト搬送ローラ96.100、ベルト駆動ローラ97
.101、ばね98.102、ヒータ103は第1実施
例と同様のものでよいのて、その説明は省略し、以下本
実施例の特徴とする部分を説明する。
第3実施例は第1実施例と比へて、ベルト95に多数の
連通孔105を形成し、さらにヘルド95に囲まれた部
分に被記録部材を吸着するための吸引ファン104を取
付けた点が異なる。
上記の構成にすることによって、ベルト95上の被記録
部材91は吸引ファン104によってベルト95に吸着
されるため被記録部材91の浮き上がりがなく、被記録
部材91と高温ベルト99との接触をインク滴90の定
着がより進行している被記録部材91搬送方向のより下
流側で安定して起こすようにしたものである。したがっ
て、被記録部材91と高温ベルト90との接触による画
像劣化がより発生しにくくなる。
以上、各実施例では、被記録部材と高温ベルトとは同一
方向に移動するが、速度も等しくすることにより、高温
ベルトがインク滴に接触した際の汚れが発生しにくくな
り、より好ましい。またシリアルタイプのインクジェッ
ト記録装置につぃて述べたが、本発明はフルラインタイ
プのインクジェット記録装置についても有効である。
本発明は、特にインクジェット記録方式の中でもキャノ
ン■が提唱しているバブルシェツト方式のインクジェッ
ト記録ヘッド、記録装置に於いて、優れた効果をもたら
すものである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行なうものが
好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニ
ュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデ
マンド型の場合には、液体(インク)が保持されている
シートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に
、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上
昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加することに
よって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記
録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆動
信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡を形成出来
るので有効である。この気泡の成長、収縮により吐出用
開口を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも
一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とする
と、即時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に
応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より
好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特
許第4463359号明細書、同第4345262号明
細書に記載されているようなものが適している。尚、上
記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43
13124号明細書に記載されている条件を採用すると
、更に優れた記録を行なうことができる。
インクジェット記録ヘッドの構成としては、上述の各明
細書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換
体の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の
他に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。
加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリッ
トを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭
59年第123670号公報や熱エネルギーの圧力波を
吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開
昭59年第138461号公報に基づいた構成としても
本発明は有効である。
更に、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応し
た長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドとしては
、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘッ
ドの組み合わせによって、その長さを満たす構成や一体
的に形成された一個のインクジェット記録ヘッドとして
の構成のいずれでも良いが、本発明は、上述した効果を
一層有効に発揮することができる。
加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との電
気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる
交換自在のチップタイプのインクジェット記録ヘッド、
あるいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリ
ッジタイプのインクジェット記録ヘッドを用いた場合に
も本発明は有効である。
又、本発明の記録装置の構成として設けられる、インク
シェツト記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。こわらを具体的に挙げれば、
インクジェット記録ヘッドに対しての、キャビング手段
、クリーニング手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体
或はこれとは別の加熱素子或はこれらの組み合わせによ
る予備加熱手段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モ
ードを行なうことも安定した記録を行なうために有効で
ある。
更に、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色の
みの記録モードだけではなく、インクジェット記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー又は、混色によるフル
カラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極め
て有効である。
以上説明した本発明実施例においては、インクを液体と
して説明しているが、室温やそれ以下で固化するインク
であフて、室温で軟化もしくは液体或いは、上述のイン
クジェットではインク自体を30℃以−ヒ70℃以下の
範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲
にあるように温度制御するものが一般的であるから、使
用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば良
い。加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温をインク
の固形状態から液体状態への態度化のエネルギーとして
使用せしめることで防止するか又は、インクの蒸発防止
を目的として放置状態で固化するインクを用いるかして
、いずれにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与
によってインクが液化してインク液状として吐出するも
のや記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるも
の等のような、熱エネルギーによって初めて液化する性
質のインク使用も本発明には適用可能である。このよう
な場合インクは、特開昭54−56847号公報あるい
は特開昭60−71260号公報に記載されるような、
多孔質シート凹部又は貫通孔に液状又は固形物として保
持された状態で、電気熱変換体に対して対向するような
形態としても良い。本発明においては、上述した各イン
クに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実
行するものである。
[発明の効果] 本発明は、上述のとおり構成されているので、以下に記
載する効果を奏する。
記録面を上方に向けて搬送されている被記録部材の記録
面に対向して高温部材を設け、該高温部材を被記録部材
と同一方向に移動させることで、安定した被記録部材の
搬送が行なわれ、かつ熱を有効に利用し、高速にインク
滴の定着を行なうことができる。
−また、高温部材表面と被記録部材搬送手段表面とで形
成される隙間を、被記録部材入口部では被記録部材の最
大厚さと被記録部材上のインク滴の最大高さとを足した
高さ以上にし、被記録部材出口部では前記高さより小さ
くするような勾配とし、被記録部材出口部付近で被記録
部材と高温部材とを接触させることで、画素をこわすこ
となくより効率よくインク滴の定着を行なうことができ
る。
さらに、被記録部材搬送手段を被記録部材より高温にす
るための加熱手段を有することで、被記録部材からの熱
伝導でより速くインク滴の定着が行なわれる。
加えて、被記録部材搬送手段に多数の連通孔を形成し、
該被記録部材搬送手段裏面側に、被記録部材を吸着する
ための吸引ファンを配置することで、被記録部材と高温
部材との接触が被記録部材出口部付近でより安定して起
こり、画像劣化のない、より安定した記録を行なうこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のインクジェット記録装置の一例を示す
要部斜視図、第2図はインクジェット記録ヘッドの一例
を示す斜視図、第3図は本発明の第1実施例のインク乾
燥定着装置を示す概略側面図、第4図(A)は被記録部
材入口部付近におけるインク滴の平面図、第4図(B)
はそのインク滴近傍部分の側面図、第5図(A)は第4
図(A)の状態において被記録部材が高温ベルトに接触
後のインク滴の平面図、第5図(B)はそのインク滴近
傍部分の側面図、第6図(A)は定着が進行しているイ
ンク滴の平面図、第6図(B)はそのインク滴近傍部分
の側面図、第7図(A)は第6図(A)の状態において
被記録部材が高温ベルトに接触後のインク滴の平面図、
第7図(B)はそのインク滴近傍部分の側面図、第8図
は本発明の第2実施例の定着装置を示す概略側面図、第
9図は本発明の第3実施例の定着装置を示す概略側面図
である。 1−・インクジェットヘッドカートリッジ、2.52.
82−記録ヘッド、2A−ノズル、2B−共通液室、2
C−吐出口面、 2D、52D、82D−吐出口、3−キャリッジ、4−
・駆動ベルト、5−駆動モータ、 6A、6B−・・ガイドシャフト、 7.57.87−・プラテン、8−ヘッド回復装置、8
 A−・・キャップ部材、9−ブレード、9A−ブレー
ド保持部材、 10−・クリーニング用モータ、 11・・・伝達機構、20・−電気熱変換体、21・一
基板、22−・・電極、23・−ノズル壁、24−天板
、25−供給管、26−・・コネクタ、30.30°、
60.90−インク滴、30A、30A’−・・定着が
完了したインク、31.61.91−・被記録部材、 32.62.92−・被記録部材搬送ローラ、33.3
4,63,64,93.94−一反射板、35.65.
95−ベルト、 36.40,66.70,96,100−−ベルト搬送
ローラ、37.41.67.71,97,101−・・
ベルト駆動ローラ、3B、42.6B、72.9B、 
102−一ばね、39.69.99−高温ベルト、 43.73,74.103−−ヒータ、104−・吸引
ファン、105一連通孔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、インクジェット記録ヘッドのノズルからインクを吐
    出させて被記録部材に記録を行なうインクジェット記録
    装置において、 前記被記録部材の記録面を上方に向けて搬送する被記録
    部材搬送手段と、 前記被記録部材の記録面に対向して設けられ、前記被記
    録部材より高温で、前記被記録部材と同一方向に移動す
    る高温部材とを備えたインク乾燥定着装置を有すること
    を特徴とするインクジェット記録装置。 2、高温部材表面と被記録部材搬送手段表面とで形成さ
    れる被記録部材入口部の隙間が、被記録部材の最大厚さ
    と前記被記録部材上のインク滴の最大高さとを足した高
    さ以上となっている請求項1記載のインクジェット記録
    装置。 3、高温部材表面と被記録部材搬送手段表面とで形成さ
    れる隙間が、被記録部材搬送方向に向って勾配状に狭く
    なり、最小隙間が被記録部材の最大厚さと前記被記録部
    材上のインク滴の最大高さとを足した高さより小さい請
    求項1または2記載のインクジェット記録装置。 4、被記録部材搬送手段を被記録部材より高温とするた
    めの加熱手段を有する請求項1,2または3記載のイン
    クジェット記録装置。 5、被記録部材搬送手段に多数の連通孔が形成され、該
    被記録部材搬送手段裏面側に、被記録部材を吸着するた
    めの吸引ファンを設けた請求項1,2,3または4記載
    のインクジェット記録装置。 6、インクジェット記録ヘッドは、被記録部材の記録領
    域の全幅にわたって吐出口が形成されているフルライン
    タイプである請求項1,2,3,4または5項記載のイ
    ンクジェット記録装置。 7、インクジェット記録ヘッドは、熱エネルギーを利用
    して吐出口からインクを吐出させるもので、該熱エネル
    ギーを発生させる手段として電気熱変換体を具備してい
    る請求項1,2,3,4,5または6項記載のインクジ
    ェット記録装置。
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