JPH0420067Y2 - - Google Patents

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JPH0420067Y2
JPH0420067Y2 JP3067185U JP3067185U JPH0420067Y2 JP H0420067 Y2 JPH0420067 Y2 JP H0420067Y2 JP 3067185 U JP3067185 U JP 3067185U JP 3067185 U JP3067185 U JP 3067185U JP H0420067 Y2 JPH0420067 Y2 JP H0420067Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はケース内で印肉に接している印材を
捺印操作で半回転させる間にケース外に表出させ
て捺印を実行できる自動回転捺印器に関する。
[従来の技術] からくり機能の付いた自動回転捺印器はすでに
公知であり、その一例として、実公昭58−6694号
公報掲載のものがある。
この公報掲載の自動回転捺印器は、同心的に重
合嵌装した内筒と外筒とからなり、前記内筒は一
端に肉印パツド6を内装した印肉皿を有し、他端
に捺印案内環を備え、これら両者をラツク部付き
の連結片でコ字状に連結してなり、前記肉印パツ
ドに当接する印材を収容した印材皿の底板の中央
に立設した歯板に筒管を貫通固定してその両端を
前記底板から突出させ、前記筒管内に挿通する枢
軸で前記印材皿を前記外筒の下部に回転可能に枢
支し、前記内筒と外筒との間に内装したコイルば
ねで印肉パツドを印材に圧接させておき、外筒を
上記コイルばねの弾力に抗して押下することで歯
板を連結片の前記ラツク部に係合させて前記印材
皿を回転しつつ降下して捺印する構成のものであ
る。
[考案が解決しようとする課題] しかし、このような構成にあつては印材が円形
か同一半径の円弧に内装する多角形のものしか選
択使用できず、また印材皿と歯板等重要構成部材
はろう付け等の溶着とこの溶着位置決めとを必要
とし細かい部品なので加工性が悪いし故障し易い
という問題点が有る。
この考案の目的は前記問題点を解決し、加えて
細長い印材皿に突設した折曲片の折曲げにより歯
板と案内片とをコ字形に形成した2個の歯板枢支
片を印材皿に取付けることでその加工性を向上さ
せると共に、2枚の歯板同志を対接配置すること
で、その板厚を倍の厚みとなして歯板強度を大と
なし、その寿命と回転操作性を向上させ細長い印
材皿の回転動作時のガタ振れを比較的長尺の枢軸
で防ぐことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記したこの考案の目的は、扁平有底筒体の開
口部側を部分的に切除した外筒と、この外筒内に
嵌装した内筒とを有し、この内筒にはその開口部
側に捺印案内環を形成するとともに、幅広側板の
うちの一方の側板と細長側板との一部をそれぞれ
切除し、また他方の幅広側板の中央部内面にラツ
ク部を形成してなり、前記外筒の開口部に枢支す
る印材皿の底板の外面にはその中央部に対向突設
した2対の折曲片を折曲げることで枢支片と歯板
とを対設した2個の歯板枢支体を歯板同志の対接
状態で突設固定し、さらにこの印材皿内には印材
を収納するとともに、印材皿を前記枢支片と歯板
とに明けた枢支孔に枢軸を挿通して外筒の開口部
側の枢支孔に回動可能に枢支し、また前記印材の
印判面に前記内筒の底部内に納置した印肉パツド
を弾性部材で圧接することで達成できる。
[作用] 細長い印材皿に突設した折曲片の折曲げにより
歯板と枢支片とをコ字形に形成した2個の歯板枢
支体を印材皿に取付けることができる。
また2枚の歯板同志を対接配置したことで、そ
の板厚を倍の厚みとなして歯板強度を大きくでき
る。
細長い印材皿の回転動作時のガタ振れを比較的
長い枢軸で防ぐことができる。
この考案による自動回転捺印器で捺印する場合
には内筒の捺印案内環の下面を紙葉の捺印個所に
当て、外筒を弾撥部材の弾力に抗して押し下げる
と、ラツク部に歯板が係合し、歯板の回転力で印
材皿を下動させる間にその上下を反転させて印材
を捺印しようとする紙面側に向けてから印材の印
判面を紙面に圧接して捺印できる。
捺印の終了後は外筒を持ち上げるだけで弾撥部
材の弾力により内筒を外筒から押し出すことがで
き、この間に歯板が再びラツク部に係合して印材
皿を反転復帰させて印材の印判面を印肉パツドに
圧接させることができ、次の捺印のため印材の印
判面に印肉を付着させ得る。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
先ずこの考案の基本構成は第1図に示すように
金属等で作つた扁平有底筒体の開口部15側を部
分的に切除して外筒1を作りこの外筒1内に第3
図aに示すように内筒2を嵌装するのであるが、
この内筒2には第1図に示すようにその開口部2
6側に捺印案内環25を形成するとともに、幅広
側板23a,23bのうちの一方の側板23aと
細長側板22a,22bとの一部をそれぞれ切除
してある。
また他方の幅広側板23bの中央部内面に第1
図に示すように形成したラツク部27の前後両側
に第1図に示すようにそれぞれ印材皿3の起倒補
助用の突部28a〜28dを突設し、さらに前記
ラツク部27と平行に必要に応じて第1図に示す
ような長溝29a,29bを形成する。
そして前記外筒1の開口部15に第3図aに示
すように枢支する印材皿3の底板の外面にはその
中央部に第1図および第2図に示すように対向突
設した2対の折曲片33a,33bで枢支片37
と歯板38とを対設したコ字形の2個の歯板枢支
体35a,35bを歯板38,38同志の対接状
態で印材皿3の切欠34,34を通して突出し、
これらをその底辺36,36で第1図に示すよう
に印材皿3の底部に上記折曲辺33a,33bを
折り曲げることで挟み込んで突設固定する。
さらにこの印材皿3内には第4図b、第4図c
に示すように印材7を収納するとともに、印材皿
3を前記枢支片37と歯板38とに明けた枢支孔
39a,39bに第3図aに示すように枢軸4を
挿通して外筒1の開口部15側の枢支孔14a,
14b(第1図参照)に回動可能に枢支する。
また前記印材7の印判面に前記内筒2の底部2
1内に納置した印肉パツド6を第4図bおよび第
4図cに示すように弾性部材5で圧接してこの考
案による自動回転捺印器を構成する。
なお第1図において符号11で示す部分は外筒
1の底部、12a,12bは細長側板、13a,
13bは幅広側板、また第2図中32は開口、3
4は切欠、36は枢支体35a,35bの底辺を
それぞれ示す。
なお突部28a〜28dや案内溝29a,29
bは省略しても差しつかえない。
この考案の自動回転捺印器8は以上のように構
成してあり、内筒2、印材皿3および外筒1はそ
の捺印操作前にはそれぞれ第3図a、第4図aお
よび第4図aに示す状態にあり、捺印する場合に
は捺印案内環25の下面を紙葉の捺印個所に当
て、外筒1を弾性部材5の弾力に抗して押し下げ
ると、ラツク部27に歯板38が係合し、歯板3
8の回転力で印材皿3を第3図a、第4図aおよ
び第5図aに示す位置から第5図eに示す位置に
移動させる間に印材皿3の上下を第5図b、同図
c、同図dに示すように順次に反転させて印材7
を捺印しようとする紙面側に向けてから印材7の
印判面を紙面に圧接して捺印できる。
捺印の終了後は外筒1を持ち上げるだけで弾性
部材5の弾発作用で内筒2を外筒1から押し出す
ことができ、この間に歯板38が再びラツク部2
7に係合して印材皿3を反転復帰させて印材7の
印判面を印肉パツド6に圧接させることができ、
次の捺印のため印材7の印判面に印肉を付着させ
得る。
次に前述の捺印動作を第5図a〜eを用いてな
お詳細に説明する。
第5図aは印肉パツド6に弾性部材5の弾力で
印材7の印判面が圧接している捺印前の状態で、
内筒2の捺印案内環25で被捺印物9の捺印個所
を定め、次に第5図bに示すように弾性部材5の
弾発力に抗する力を外筒1に加えてこれを押し下
げ始めると、突部28a,28bが有る場合には
これら突部に印材皿3のa部が衝突してこれが内
筒2の開口方向に回動し始め、続いて歯板部38
のb部がラツク部27を構成する透孔27bに入
つて更に回動し、突部28a,28bと印材皿3
のa部との係合状態が外れるとそのあと突部27
aに歯板38のb部が衝突して回動を続行し歯板
38のc部が第5図cに示すようにラツク部27
の突部27a上に乗り上げてから前記突部27a
が歯板38のb部を押すように作用することで更
に回動し、歯板38のd部が透孔27cに入ると
突部28c,28dが有る場合にはこれら突部が
印材皿3のe部に衝突して第5図dに示すように
印材7の印判面が捺印案内環25側に向き、突部
28c,28dと印材皿3のe部との係合状態が
外れた時点で印材皿3は反転し、第5図eに示す
ように被捺印物9に印材7が対接して捺印が終了
する。
なお上記突部28a〜28dや透孔27d,2
7cがない場合にも歯板38とラツク部27とが
係合すれば印材皿3は反転する。
捺印が終つたらそのまま外筒1を持ち上げるこ
とにより内筒2を弾性部材5の弾発力で外筒1か
ら押し出すことができこの押し出しの際、第5図
eからaの順で再び印材皿3の歯板38に内筒2
のラツク部27が作用して、これを内筒2の開口
方向に回動させて第5図aに示すように印材7を
印肉パツド6に押し当てた状態に復帰し、次の捺
印操作に備える。
[考案の効果] この考案は以上説明したように構成したので、
以下に記載の効果を奏する。
印材皿に突設した折曲片の折り曲げにより歯板
と案内片とをコ字形に形成した2個の歯板枢支体
を印材皿に取付けることでその加工性が大きく向
上したので、良質な均等品質の印材皿部分を多量
提供でき、他の部品と合せて捺印器を安価に多量
提供できるという第1の効果が有る。
また印材皿の外面に2枚の歯板同志を対接配置
したので、その板厚を倍の厚みとなして歯板強度
を大となし、その寿命と回転操作性を向上させる
ことができたという第2の効果も有る。
さらに細長い印材皿3はその長さ方向で長尺の
枢軸4により外筒1に枢支してあるので、捺印時
における印材皿3のガタ振れを防いで美しい捺印
が可能であるといつた第3の効果も有る。
【図面の簡単な説明】
図はいずれもこの考案の一実施例を示し、第1
図は自動回転捺印器の分解斜視図、第2図は印材
皿の分解斜視図、第3図aおよび第3図bはそれ
ぞれ自動回転捺印器の2つの態様を示す斜視図、
第4図aは自動回転捺印器の捺印操作前の立面
図、第4図bは第4図aのA−A断線での縦断面
図、第4図cは第5図aのB−B断線での縦断立
面図、第5図aから第5図eまでの各図は第4図
aのC−C断線での断面をもつて示す動作説明図
である。 1……外筒、2……内筒、3……印材皿、4…
…枢軸、5……弾性部材、6……印肉パツド、7
……印材、14a,14b……枢支孔、15,2
6……開口部、21……底部、22a,22b…
…細長側板、23a,23b……幅広側板、25
……捺印案内環、27……ラツク部、33a,3
3b……折曲片、35a,35b……歯板枢支
片、37……枢支片、38……歯板、39a,3
9b……枢支孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扁平有底筒体の開口部15側を部分的に切除し
    た外筒1と、この外筒1内に嵌装した内筒2とを
    有し、この内筒2にはその開口部26側に捺印案
    内環25を形成するとともに、幅広側板23a,
    23bのうちの一方の側板23aと細長側板22
    a,22bとの一部をそれぞれ切除し、また他方
    の幅広側板23bの中央部内面にラツク部27を
    形成してなり、前記外筒1の開口部15に枢支す
    る印材皿3の底板の外面にはその中央部に対向突
    設した2対の折曲片33a,33bを折曲するこ
    とで枢支片37と歯板38とを対設した2個の歯
    板枢支体35a,35bを歯板38,38同志の
    対接状態で突設固定し、さらにこの印材皿3内に
    は印材7を収納するとともに、印材皿3を前記枢
    支片37と歯板38とに明けた枢支孔39a,3
    9bに枢軸4を挿通して外筒1の開口部15側の
    枢支孔14a,14bに回動可能に枢支し、また
    前記印材7の印判面に前記内筒2の底部21内に
    納置した印肉パツド6を弾性部材5で圧接してな
    る自動回転捺印器。
JP3067185U 1985-03-04 1985-03-04 Expired JPH0420067Y2 (ja)

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