JPH0419947Y2 - - Google Patents

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JPH0419947Y2
JPH0419947Y2 JP1987195753U JP19575387U JPH0419947Y2 JP H0419947 Y2 JPH0419947 Y2 JP H0419947Y2 JP 1987195753 U JP1987195753 U JP 1987195753U JP 19575387 U JP19575387 U JP 19575387U JP H0419947 Y2 JPH0419947 Y2 JP H0419947Y2
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lead wire
wire terminal
gas arrester
varistor
electrode
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、電源回路等に発生する異常高電圧を
吸収する、ガスアレスタとバリスタとからなるサ
ージ吸収器に関するものである。
【従来の技術】
従来のサージ吸収器は、第6図に示すように、
円板状のバリスタ30の一方の電極31にガスア
レスタ32の一方の電極33を半田付けし、ガス
アレスタ32の他方の電極34に金属板35を半
田付けするとともに、この金属板35及びバリス
タ30の他方の電極36にそれぞれリード線端子
37,38を半田付けあるいは溶接等で接続した
後に、この組立体を高温雰囲気中に置き、これに
高温液状の樹脂を吹き付けて、その外周に樹脂被
覆39を形成するものであつた。
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来のサージ吸収器は、ガスアレスタ
32の電極33,34の外側が凹部状に形成され
ており、この凹部状40,41は、完全に密閉さ
れることが要請されている。ガスアレスタ32の
電極33,34と、バリスタ30の一方の電極3
1及び金属板35とが、その接触部分の周囲全体
で完全に半田付けされていないと、前述のように
高温下で樹脂被覆39を施す際に、凹部状40,
41の空気が加熱膨張して半田付けの不十分な隙
間より吐出し、樹脂被覆32にピンホールを生じ
させる。この樹脂被覆39は、部品の外装仕上げ
の他、電気絶縁や防湿等の目的で施されるもので
あるが、ピンホールが生じると、外観上の体裁が
悪くなり、加えて電気的特性上の信頼性が低下す
る。 そこで、従来は、バリスタ30の一方の電極3
1とガスアレスタ32の一方の電極33、ガスア
レスタ32の他方の電極34と金属板35の半田
付接合は、ガスアレスタ32の電極33,34外
側の凹部状40,41が完全に密閉されるように
行うのであるが、このため半田付作業を注意深く
丁寧に行わなければならず、作業能率が悪く、製
品コストを高めるという問題があつた。 本考案は、従来の技術の有する上記の問題に鑑
みなされたものであり、その目的とするところ
は、ガスアレスタとバリスタの完全半田付け及び
その半田付けした全体への樹脂被覆をすることな
く、バリスタのみ樹脂被覆を施し、そのバリスタ
の一方のリード線端子が、ガスアレスタの一方の
電極と、電気接続するようにしたサージ吸収器を
提供することにある。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案のサージ吸
収器は、ガスアレスタとバリスタからなるサージ
吸収器において、 a 2個のリード線端子挿通孔を設けた絶縁ベー
スを具備し、その絶縁ベースを嵌合する下方開
口部を有し、内部を電気素子収容部とする絶縁
ケースと、 b 前記絶縁ケースの電気素子収容部の内部に絶
縁ケースと一体に下方開口を有する円筒体に形
成され、その円筒体の左右側壁に後記バリスタ
の一方のリード線端子を上下に案内する縦長案
内溝を有し、内部に前記一方のリード線端子を
介して上方に後記コイルばねを、下方に後記ガ
スアレスタをそれぞれ収容するガスアレスタ位
置決めガイドと、 c 前記絶縁ケースの電気素子収容部に収容さ
れ、樹脂被覆が施され、他方のリード線端子が
前記絶縁ベースのリード線端子挿通孔により外
方に挿通されるとともに、一方のリード線端子
が後記ガスアレスタの一方の電極に電気接続す
るバリスタと、 d 前記ガスアレスタ位置決めガイドに収容さ
れ、後記コイルばねにより押圧される前記バリ
スタの一方のリード線端子に電気接続する一方
の電極と、前記絶縁ベースの内面で、その絶縁
ベースの前記リード線端子挿通孔により外方に
挿通されるリード線端子と電気接続する他方の
電極を有するガスアレスタと、 e 前記ガスアレスタ位置決めガイドに収容さ
れ、前記バリスタの一方のリード線端子を前記
ガスアレスタの一方の電極に押圧するととも
に、前記ガスアレスタの他方の電極を前記絶縁
ベースの内面に押圧するコイルばねと、 からなるものである。
【作用】
a 本考案のサージ吸収器は、絶縁ケースと、そ
の絶縁ケース内の電気素子収容部に設けたガス
アレスタ位置決めガイドと、バリスタと、ガス
アレスタ及びコイルばねを組み合わせて構成さ
れる。 b 組立手順は、以下のとおりである。 (イ) アレスタ位置きめガイドのなかにコイルば
ねを収容する。 (ロ) 電気素子収容部にバリスタを収容するとと
もに、そのバリスタの一方のリード線端子
を、アレスタ位置きめガイドの円筒体の左右
側壁に設けた縦長案内溝により、上記コイル
ばねの下方に位置せしめる。 (ハ) ガスアレスタの一方の電極が、ガスアレス
タ位置きめガイド内のバリスタの一方のリー
ド線端子に電気接絶するように、ガスアレス
タを同ガイド内に収容する。 (ニ) 次いで、バリスタの他方のリード線端子及
びガスアレスタの他方のリード線端子を、そ
れぞれ絶縁ベースの2個のリード線端子挿通
孔により、外方に挿通し、その絶縁ベースを
絶縁ケースの開口部に嵌合する。 c 以上により、コイルばねが、バリスタの一方
のリード線端子をガスアレスタの一方の電極に
圧接して確実に電気接続が図られ、ガスアレス
タは、ガスアレスタ位置決めガイドで位置決め
された状態で、コイルばねの押圧作用によつて
絶縁ベースの内壁に押し付けられて絶縁ケース
内に固定され、バリスタは、その他方のリード
線端子が、絶縁ベースのリード線端子挿通孔に
挿通され、一方のリード線端子が、コイルばね
によつてガスアレスタの一方の電極を押圧し
て、絶縁ケース内に固定される。 d このようにして、ガスアレスタとバリスタの
完全半田付けが解消されるとともに、従来のこ
の完全半田付けのための諸問題が解決され、サ
ージ吸収器製造上の生産性と、電気的信頼性が
大幅に向上する。
【実施例】
第1図及び第2図は、本考案の実施例に係かる
サージ吸収器の縦断面図、第3図は、同じく横断
面図である。 これらの図において、1は、合成樹脂からなる
絶縁ケースであり、その底部に開口部1dが、内
部に電気素子収容部1eが形成され、この電気素
子収容部1e内に、絶縁ケース1と一体に下方開
口を有する円筒体が形成され、その円筒体の左右
側壁に後記バリスタ3の一方のリード線端子3a
を上下に案内する縦長案内溝2aを有し、内部に
上記一方のリード線端子3aを介して上方に後記
コイルばね5、下方に後記ガスアレスタ4を収容
するガスアレスタ位置決めガイド2が設けられて
いる。 1aは、合成樹脂からなる絶縁ベースであり、
第4図に示すように、リード線端子挿通孔1b,
1cがあけられ、両側方に突設された係止突起
8,8を絶縁ケース1の係止穴9,9に係合する
ことで、絶縁ケース1の開口部1dに嵌合するも
のである。 また、3は、バリスタであり、樹脂被覆3cが
施されており、他方のリード線端子3bは、直進
して絶縁ベース1aのリード線端子挿通孔1bに
挿通され、一方のリード線端子3aは、曲げ加工
してガスアレスタ位置決めガイド2に形成された
縦長案内溝2aに配設され、後記のガスアレスタ
4の一方の電極4aに接触している。 また、4は、ガスアレスタであり、その他方の
電極4bには、リード線端子4cが半田付け等に
より固定されており、そのリード線端子4cを絶
縁ベース1aのリード線端子挿通孔1cに挿通
し、その他方の電極4bを絶縁ベース1aの内面
1f側に向けて絶縁ケース1の位置決めガイド2
に収容されている。 5は、上記のガスアレスタ位置決めガイド2内
に収容するコイルばねであり、バリスタ3の一方
のリード線端子3aを、ガスアレスタ4の一方の
電極4aに圧接させ、かつ、ガスアレスタ4を絶
縁ベース1aに向けて押圧するものであり、絶縁
ケース1内でバリスタ3とガスアレスタ4を固定
保持するとともに、電気接続接触部の接触を確実
なものとするものである。 第4図は、本考案の実施例に係るサージ吸収器
の組み立て説明図であり、理解し易くするために
天地を逆にして説明するものである。絶縁ケース
1のガスアレスタ位置決めガイド2にコイルばね
5を収容し、絶縁ベース1aのリード線端子挿通
孔1b,1cにバリスタ3の他方のリード線端子
3bとガスアレスタ4の他方の電極4bに接合し
たリード線端子4cを挿通した状態で、バリスタ
3の一方のリード線端子3aをガスアレスタ4の
一方の電極4aの下に重ね、バリスタ3の一方の
リード線端子3aを、ガスアレスタ位置決めガイ
ド2の縦長案内溝2aに入れるとともに、ガスア
レスタ4をガスアレスタ位置決めガイド2に収容
し、かつバリスタ3を電気素子収容部3に収容す
るように、絶縁ベース1aを絶縁ケース1の開口
部1dに嵌合して取り付けすれば、組立が完了す
る。 なお、ガスアレスタ4のリード線端子4cにつ
いては、ガスアレスタ4に半田付け等するかわり
に、第5図に示すように、リード線端子4cの端
部に接触板4dを設けることもよい。
【考案の効果】
本考案は、以下のような顕著な効果を有する。 a 従来実施されていた熟練を要するガスアレス
タとバリスタの完全半田付け作業を解消し、サ
ージ吸収器生産を容易にならしめる。 b 上記の完全半田付けの必要がないので、バリ
スタの樹脂被覆のピンホールの発生が全くな
く、電気的信頼性が一段と向上する。 c サージ吸収器に必要とする部品を、総合的に
組み込むだけで組立が完了し、加工を必要とし
ないので、製造に当つては量産が可能であり、
製造コストが低減され、廉価なサージ吸収器が
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係るサージ吸収器
の縦断正面図、第2図は、同じく縦断側面図、第
3図は、同じく横断平面図、第4図は、理解を容
易にするために天地を逆に示した、同じく分解斜
視図、第5図は、他例のリード線端子の斜視図、
第6図は、従来サージ吸収器の縦断面図である。 1……絶縁ケース、2……ガスアレスタ位置決
めガイド、3……バリスタ、4……ガスアレス
タ、5……コイルばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ガスアレスタとバリスタからなるサージ吸収器
    において、 a 2個のリード線端子挿通孔1b,1cを設け
    た絶縁ベース1aを具備し、その絶縁ベース1
    aを嵌合する下方開口部1dを有し、内部を電
    気素子収容部1eとする絶縁ケース1と、 b 前記絶縁ケース1の電気素子収容部1eの内
    部に、絶縁ケース1と一体に下方開口を有する
    円筒体に形成され、その円筒体の左右側壁に後
    記バリスタ3の一方のリード線端子3aを上下
    に案内する縦長案内溝2aを有し、内部に前記
    一方のリード線端子3aを介して上方に後記コ
    イルばね5を、下方に後記ガスアレスタ4をそ
    れぞれ収容するガスアレスタ位置決めガイド2
    と、 c 前記絶縁ケース1の電気素子収容部1eに収
    容され、樹脂被覆3cが施され、他方のリード
    線端子3bが前記絶縁ベース1aのリード線端
    子挿通孔1bにより外方に挿通されるととも
    に、一方のリード線端子3aが後記ガスアレス
    タ4の一方の電極4aに電気接続するバリスタ
    3と、 d 前記ガスアレスタ位置決めガイド2に収容さ
    れ、後記コイルばね5により押圧される前記バ
    リスタ3の一方のリード線端子3aに電気接続
    する一方の電極4aと、前記絶縁ベース1aの
    内面1fで、その絶縁ベース1aの前記リード
    線端子挿通孔1cにより外方に挿通されるリー
    ド線端子4cと電気接続する他方の電極4bを
    有するガスアレスタ4と、 e 前記ガスアレスタ位置決めガイド2に収容さ
    れ、前記バリスタ3の一方のリード線端子3a
    を前記ガスアレスタ4の一方の電極4aに押圧
    するとともに、前記ガスアレスタ4の他方の電
    極4bを前記絶縁ベース1aの内面1fに押圧
    するコイルばね5と、 からなるサージ吸収器。
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