JPH0226149Y2 - - Google Patents

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JPH0226149Y2
JPH0226149Y2 JP1985123574U JP12357485U JPH0226149Y2 JP H0226149 Y2 JPH0226149 Y2 JP H0226149Y2 JP 1985123574 U JP1985123574 U JP 1985123574U JP 12357485 U JP12357485 U JP 12357485U JP H0226149 Y2 JPH0226149 Y2 JP H0226149Y2
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insulating case
lightning arrester
step surface
piece
plug
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、通信機器を異常サージから保護する
通信用保安装置に使用される避雷器に係り、詳し
くは、従来の通信用保安装置の装着構造を変更す
ることなく略矩形外形のままにして短絡機構を付
加させるものに関する。
(従来技術) 通信用保安装置、殊に電話用保安装置には、従
来から炭素避雷器が装着されていた。この炭素避
雷器は、差込のために略矩形体外形を呈し、その
上面には矩形長さ方向に亘つて長溝が設けられい
る構造であつた。この炭素避雷器に代わるガス入
放電管形2極避雷器は、釦形外形を有し、その上
面に長溝を要していないので、容易に既存の電話
用保安装置に装着できない欠点があつた。
そこで、ガス入放電管形避雷器を炭素避雷器外
形の矩形体ケースに収納するものとしては、実公
昭47−9694号、同47−9695号、同47−9696号及び
同47−9697号公報が公知である。上記いずれも上
部電極の湾曲変形が避けられないために、本考案
者は実開昭57−69146号の電話用避雷器を提供し
ている。さらに、本考案者は実開昭60−12287号
公報の差込形避雷器を提供して組立作業の簡素化
と絶縁ケースの成型容易性を図るようにしてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、前記絶縁ケースは通信用保安装置の
装着構造のために寸法制約があるので、特別な短
絡機構を付加することが考えられていなかつた。
しかしながら、持続波による継続放電によつて、
避雷器が加熱して開放破壊する危険性を回避する
必要があつた。
又、簡易な短絡機能を付加するとしても、特別
な組込構造を必要とすることなく、本考案者の上
記差込式組立構造を生かせるようにしなければな
らない。
本考案は、前述した実情に鑑みて考案されたも
のであつて、差込式組立構造を生かして簡素化し
たうえ短絡機構を付加できるようにしたことを、
その目的とするものである。
(考案の構成) 上記目的を解決するための本考案に係る差込式
通信用避雷器は、絶縁管に外側凹部を有する放電
電極を上下に対向配置して成る釦型ガス入放電管
形2極避雷器と、略矩形体外形を呈する枠状の絶
縁ケースと、絶縁ケース内部に上下方向から設け
られる収納孔と、絶縁ケース枠部に上下互い違い
方向から夫々設けられる係合段面と、これら係合
段面に係合する対の差込片を有し前記放電電極に
接続する下部電極と上部電極とを備え、これらを
絶縁ケースに上下一方方向から夫々差込組立し、
上部電極と絶縁ケースとで構成する上面には矩形
長さ方向に亘る押え溝が形成されて成るものであ
る。
そして、短絡機構付としたその特徴は、突起を
有する基板と、この両端を折曲する一対の挟着片
と、この挟着片の自由端を外方へ湾曲する案内部
と、上記挟着片を被覆する低溶融絶縁物の被覆層
とから短絡片が構成され、この短絡片が前記避雷
器の上下方向から被覆層による離間状態で両放電
電極間に押込みされるとともに突起が外側凹部に
係合され、 前記係合段面には押え溝の下位で収納孔より巾
狭で矩形長さ方向両側に設けられる第一の係合段
面と、この第一の係合段面に交差する巾方向両側
に上下から抜き成形される第三の係合段面とが備
えられ、上記第一の係合段面には上部電極の矩形
平板状の基部が抜け止めされ、上記第三の係合段
面には上記基板両端を折曲して略コ字形を呈する
一対の差込片が係合されていることにある。
(作用) 絶縁ケースを上下反転して載置し、絶縁ケース
の収納孔に上方から上部電極を差込みする。上部
電極は基板の矩形長手方向に亘つて両側を第一の
係合段面で抜け止め状態で支持され、一対の差込
片が第三の係合段面に係合することによつて位置
決めされる。
次に、避雷器への短絡片の装着は、避雷器の上
下方向から案内部をガイドとしつつ、挟着片をバ
ネ力に抗して拡開させて押込みすれば、放電電極
外側に被覆層で絶縁離間した状態で挟着される。
この場合に放電電極の外側凹部に基板の突起が係
入するので、正確に装着位置決めされる。斯る短
絡片を着した避雷器を上方から収納孔に押込む。
短絡片は予め収納した避雷器に押込みしても良
い。
その後、必要に応じてばねを入れ、下部電極を
押込めば、係合段面に係合して組立られる。
上記状態において、図示しない通信用保安装置
に装着することができ、持続波の印加により避雷
器の継続放電が起これば、発熱によつて低溶融絶
縁物を溶融して短絡片が電極間を短絡する。
(考案の実施例) 図面第1図乃至第3図は本考案に係る短絡機構
付差込式通信用避雷器を示す。
差込式通信用避雷器は、絶縁ケース1と、この
絶縁ケース1に収納されるガス入放電管形避雷器
(避雷器という)Eと、この避雷器Eに装着され
る短絡片2と、前記絶縁ケース1に取付される上
部電極3及び下部電極4と必要に応じて入れる押
えばね18とから成る。上記絶縁ケース1は、合
成樹脂を素材とする絶縁物にて略矩形体外形に一
体成型され、そのケース上面には矩形長さ方向に
亘つて押え溝としての長溝11が設けられ、ケー
ス下面から長溝11の溝底面に長溝11よりも巾
広の貫通孔12が抜き成形され、長溝11の下位
で第一の係合段面13が形成されている。上記貫
通孔12には、絶縁ケース1の下面から第一の係
合段面13まで径大の収納孔14が形成されてい
る。上記第一の係合段面13に直交する巾方向内
側には第三の係合段面17が上方から抜き成形さ
れている。
絶縁ケース1の巾方向外端面には、第二の係合
段面15が上方から抜き成形されている。即ち、
第二の係合段面15は、上方から凹欠され、その
下方に向けて傾斜状の案内面16が形成されてい
る。
又、前記短絡板2は、基板21とこの両端を折
曲する挟着片22,22とからコ字形状を呈す
る。上記挟着片22,22はその自由端に外方へ
湾曲した案内部23,23を形成し、これらに低
溶融絶縁物の被覆層24,24が設けられてい
る。図中25は基板21に形成される突起であ
る。
さらに、電極3,4は、略矩形平板状の基部3
1,41と、対の差込片32,42とから成る。
詳述すると、上部電極3は長溝11と略同巾で、
差込片32,32をやや外方へ傾斜させてバネ性
を保有されている。これに対して、下部電極4の
差込片42は、基部41の長さ方向両端から上方
に折曲され、その自由端には対向方向に係止片4
3が折曲されている。また差込片42は、その基
端から対向方向に僅かに接近されてバネ性が付与
される。
次に、上記構成に基づく作用を組立作業ととも
に説明する。
絶縁ケース1を反転してセツトする。
上部電極3の差込片32を上方にしてケース
内部へ押込みする。必要に応じて、押圧すれ
ば、差込片32,32が第三の係合段面17で
係合すると同時に基部31が第一の係合段面1
3で抜け止めされる。
次に、必要に応じて押えばね18をケース内
に入れた後、短絡片2を押込み装着した状態の
避雷器Eを上方から収納孔14に押込む。短絡
片2は避雷器Eを収納した後に押込みしても良
い。
いずれにしても、短絡片2は突起25が放電
電極E1の凹部E3と係合して位置決めされる
と同時に、被覆層24,24によつて絶縁離間
された状態で放電電極E1,E2間に挟着片2
2,22が位置している。
その後、下部電極4を押えばね18に抗して
押込む。下部電極4は係止片43,43が案内
面16を案内されて、係止片43,43が第二
の係合段面15とが係合される。このときに圧
縮された押えバネ18を介して、各電極3,4
とガス入放電管形避雷器Eの放電電極E1,E
2とが接続される。
以上説明したように、上記一実施例によれば、
ガス入放電管形避雷器Eの継続放電に対して、貫
通孔12から放電熱を放散できるうえ、被覆層2
4の溶融短絡によつてサージ放流できる。実験に
よれば、少なくとも30秒以内で短絡を行なえた。
絶縁ケース1は第2及び第三の係合段面15,
17を上方から、第一の係合段面13を下方から
夫々抜き成形することができるうえ、第1及び第
三の係合段面13,17によつて上部電極3を極
めて簡略化できる。
上記実施例において、押えバネ18は湾曲した
板状の外、上部電極3に又は下部電極4に一体に
設けたものであつても良い。又、板ばねのほかに
コイルばねでも良い。さらに被覆層24のほか
に、絶縁フイルムを挟む構造等でも良い。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば次の効果
がある。
短絡機構を構成する短絡片を、突起を有する
基板と、この両端を折曲する一対の挟着片と、
この挟着片の自由端を外方へ湾曲する案内部
と、上記挟着片を被覆する低溶融絶縁物の被覆
層とから構成したので、従来の差込式組立構造
を変更することなく短絡機構を付加することが
でき、特に上下一方向からの差込によつて自動
化工程で短絡機構を組立することができる。
基板の突起が放電電極の外側凹部に係合され
るので、避雷器に対して短絡片を正確に位置決
めして装着することができ、組立誤差に伴なう
短絡動作時間のバラツキを押えることができ
る。
ガス入放電管形避雷器を挟着する構造で且つ
挟んだばねで短絡する短絡片を用いたので、嵩
高とならずに絶縁ケース内にもそのまま装着す
ることができる。
差込式組立構造に避雷器において、上部電極
を基板と差込片とから略コ字形に簡略化するこ
とができ、この場合には第一と第三の係合段面
で簡単且つ確実に取付することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例に係る短絡機構付差込
式通信用避雷器を示し、第1図は反転した差込状
態を示す同分解斜視図、第2図組立状態を示す同
段面図、第3図は第2図の−線断面図であ
る。 1……絶縁ケース、2……短絡片、3……上部
電極、4……下部電極、13,15,17……係
合断面、14……収納孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 絶縁管に外側凹部を有する放電電極を上下に対
    向配置して成る釦型ガス入放電管形2極避雷器
    と、略矩形体外形を呈する枠状の絶縁ケースと、
    絶縁ケース内部に上下方向から設けられる収納孔
    と、絶縁ケース枠部に上下互い違い方向から夫々
    設けられる係合段面と、これら係合段面に係合す
    る対の差込片を有し前記放電電極に接続する下部
    電極と上部電極とを備え、これらを絶縁ケースに
    上下一方方向から夫々差込組立し、上部電極と絶
    縁ケースとで構成する上面には矩形長さ方向に亘
    る押え溝が形成されて成る差込式通信用避雷器に
    おいて、 突起を有する基板と、この両端を折曲する一対
    の挟着片と、この挟着片の自由端を外方へ湾曲す
    る案内部と、上記挟着片を被覆する低溶融絶縁物
    の被覆層とから短絡片が構成され、この短絡片が
    前記避雷器の上下方向から被覆層による離間状態
    で両放電電極間に押込みされるとともに突起が外
    側凹部に係合され、 前記係合段面には押え溝の下位で収納孔より巾
    狭で矩形長さ方向両側に設けられる第一の係合段
    面と、この第一の係合段面に交差する巾方向両側
    に上方から形成される第三の係合段面とが備えら
    れ、上記第一の係合段面には上部電極の矩形平板
    状の基部が抜け止めされ、上記第三の係合段面に
    は上記基板両端を折曲して略コ字形を呈する一対
    の差込片が係合されていることを特徴とする短絡
    機構付差込式通信用保安器。
JP1985123574U 1985-08-13 1985-08-13 Expired JPH0226149Y2 (ja)

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JPS6231889U JPS6231889U (ja) 1987-02-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55128281A (en) * 1979-03-21 1980-10-03 Siemens Ag Gas discharge arrester
JPS6012287B2 (ja) * 1976-04-23 1985-04-01 サン―ゴベン・インダストリ−ズ ガラスリボン取出し装置

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