JPH04198702A - 走査型トンネル顕微鏡 - Google Patents

走査型トンネル顕微鏡

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JPH04198702A
JPH04198702A JP33217490A JP33217490A JPH04198702A JP H04198702 A JPH04198702 A JP H04198702A JP 33217490 A JP33217490 A JP 33217490A JP 33217490 A JP33217490 A JP 33217490A JP H04198702 A JPH04198702 A JP H04198702A
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JP
Japan
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axis
probe
section
axis displacement
sample
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Application number
JP33217490A
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English (en)
Inventor
Masatomo Kaino
正知 貝野
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、走査型トンネル顕微鏡に関する。
〈従来の技術〉 一般に、走査型トンネル顕微鏡は、試料とこれに対向配
置された探針との間に電圧を印加し、両者間に流れるト
ンネル電流か一定となるように探針を走査することによ
り試料表面の形状を原子レベルの高分解能で観察するも
のである。
このような従来の走査型トンネル顕微鏡I。は、第3図
に示すように、CPU2oからD/A変換器4a、4b
および増幅器6a、6bを介してY軸、Y軸の各変位手
段としてのピエゾ素子8x、8yに所定の電圧を印加し
て探針lOを試料12の表面に沿うY軸、Y軸の各方向
に変位させる一方、この走査とは独立して、探針lOと
試料12との間に流れるトンネル電流の大きさをI/V
変換器14て電圧値に変換し、その値と基準電圧のと差
をさらにコンデンサ、抵抗および反転増幅器(いずれも
図示省略)等からなる積分器16で積分する。
そして、その積分信号が増幅器6Cを介してZ軸変位手
段としてのピエゾ素子8Zにフィードバックして与える
。これにより、探針10が試料12に対して接としすぎ
ると、トンネル電流が多くなり、これに応じて積分器1
6からはピエゾ素子8Zを縮める電圧か出力され、逆に
トンネル電流が少なくなると積分器I6からはピエゾ素
子8Zを伸ばす電圧が出力される。このよう、にして、
第4図に示すように、探針lOは試料12との距離が常
に一定となるようにリアルタイムで制御される。
そして、Z軸方向の変位量を決める積分器16の出力電
圧がA/D変換器18で所定のサンプリング周期でもっ
てデジタル化され、CPU2.に試料12表面の画像デ
ータとして取り込まれるようになっている。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記のように、従来のものは、試料120表面に対して
探針10を走査しながら、トンネル電流を検出し、その
検出した積分器16の出力でもって探針lOのZ軸方向
の位置をフィードバック制御しているので、トンネル電
流を検出してから探針lOが実際にZ軸方向に移動する
まではタイムラグを生じる。そのため、試料12の表面
に大きな段差などがあると、フィードバック制御が間に
合わず、探針lOが試料12表面に接触して破損するな
どの不都合を生じる。
探針10のフィードバック制御に要する時間を短縮する
には、たとえば積分器16のCR時定数を小さく設定す
ることが考えられるが、このようにすると、応答か速く
なる分、探針10のハンチングか大きくなり、正確な測
定結果が得られない。
〈課題を解決するための手段〉 本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、探針が試料表面に接触して探針か破損するなどの不
都合を確実に回避するとともに、試料表面の情報か正確
に得られるようにするものである。
そのため、本発明は、試料に対して対向配置される探針
を試料の表面に対して直交するZ軸方向に変位させるZ
軸変位手段と、探針を試料表面に沿うY軸、Y軸の各方
向に変位させるY軸、Y軸の各変位手段と、Z軸変位手
段を駆動するZ軸変位信号を発生するZ軸変位信号発生
部と、Y軸、Y軸の両変位手段を駆動する走査信号を発
生する走査信号発生部と、Z軸変位信号発生部から出力
されているZ軸変位信号を記憶する記憶部とを備えた走
査型トンネル顕微鏡において、次の構成を採る。
すなわち、本発明では、探針と試料との間に流れるトン
ネル電流の大きさを予め設定されたしきい値とを比較す
る比較部と、 この比較部からトンネル電流の大きさがしき、い値を越
えた場合に出力される判別信号に応答して前記Z軸変位
信号発生部から出力されているZ軸変位信号を前記記憶
部に取り込むとともに、この判別信号の有無に応じて府
記ZM変位信号発生部と走査信号発生部とを交互に選択
的に起動するタイミング制御部と、 を備えている。
〈作用〉 上記構成において、タイミング制御部は、比較部から判
別信号が入力されないときに走査信号発生部を起動し、
これに応じて走査信号発生部は走査信号を出力するので
、これによりY軸、Y軸の各変位手段か駆動されて探針
が試料表面に沿ってY軸またはY軸方向に変位される。
探針がY軸あるいはY軸に沿って一定距離だけ変位する
と、タイミング制御部は走査信号発生部からの走査信号
出力を停止させる一方、Z軸変位信号発生部を起動して
Z軸変位信号を出力する。
これによりZ軸変位手段が駆動されて探針が試料表面に
接近する。その際に、探針と試料との間に流れるトンネ
ル電流の大きさが比較部によって予め設定されたしきい
値と比較される。トンネル電流の大きさがしきい値を越
えた場合には、比較部から判別信号が出力され、この判
別信号に応答してタイミング制御部は、その際にZ軸変
位信号発生部から出力されているZ軸変位信号の大きさ
を記憶部に取り込む。さらに、上記の判別信号に応答し
て、Z軸変位信号発生部22の出力が反転し、Z軸変位
手段が逆方向に駆動され、探針が試料表面から離間する
探針が試料表面から所定の距離だけ離れると、タイミン
グ制御部は、Z軸変位信号発生部からのZ軸変位信号出
力を停止させる一方、走査信号発生部を起動してZ軸変
位信号を出力させるので、これによりX軸またはY軸変
位手段が駆動されて探針が試料表面に対して再度変位さ
れる。
このように、X軸、Y軸方向に沿う探針の走査と、Z軸
方向に沿う探針の変位とが時分割で交互に切り換えられ
て制御される。そのため、探針が試料表面に接触するこ
とか確実に回避される。また、探針が試料表面に対して
常に一定の距離に近接したときのZ軸変位信号発生部か
ら出力されているZ軸変位信号の大きざか記憶部に取り
込まれるので、従来と比較すると量子化された不連続の
データとなるけれども、X軸、Y軸方向の1ピツチ当た
りの変位量を小さくすれば分解能も高くなるので、十分
な測定結果か得られる。
〈実施例〉 第1図は走査型トンネル顕微鏡の制御回路部分の構成図
であり、第3図に示した従来例に対応する部分には、同
一の符号を付す。
同図において、符号1は走査型トンネル顕微鏡の全体を
示し、2はCPU、4a−4cはD / 、A変換器、
6a〜6Cは増幅器、8Xは試料12に対して対向配置
される探針10を試料12の表面に対して直交するZ軸
方向に変位させるZ軸変位手段としてのピエゾ素子、8
×、8yは探針12を試料10表面に沿うX軸、Y軸の
各方向に変位させるX軸、Y軸の各変位手段としてのピ
エゾ素子である。13は探針lOと試料12との間に所
定の電圧を印加するためのバイアス電源、14はトンネ
ル電流をその大きさに対応する電圧値に変換するI/V
変換器、18はA/D変換器である。
上記のCPL12は、本例では、走査信号発生部20、
Z軸変位信号発生部22、比較部24、記憶部26およ
びタイミング制御部28を備えて構成される。走査信号
発生部20は、X軸、Y軸の両変位手段をそれぞれ駆動
する走査信号を発生するものであり、Z軸変位信号発生
部22は、Z軸変位手段8Zを駆動するZ軸変位信号を
発生するものである。また、記憶部26は、RAM等の
メモリで構成され、Z軸変位信号発生部22から出力さ
れているZ軸変位信号の大きさを記憶する。
比較部24は、探針lOと試料12との間に流れるトン
ネル電流の大きさを予め設定されたしきい値と比較し、
トンネル電流の大きさがしきい値を越えた場合に判別信
号を出力するものである。タイミング制御部28は、比
較部24からの判別信号に応答してZ軸変位信号発生部
22から出力されているZ軸変位信号を記憶部26に取
り込むとともに、この判別信号の有無に応じてZ軸変位
信号発生部22と走査信号発生部20とを交互に選択的
に起動するものである。
次に、上記構成の走査型トンネル顕微鏡1の動作につい
て説明する。
タイミング制御部28は、まず、走査信号発生部20を
起動し、これに応じて走査信号発生部20からD/A変
換器4a、4b、増幅器6a、6bを介してX軸、Y軸
のピエゾ素子8X、8yに対して走査信号をそれぞれ出
力するので、これによりX軸、Y軸の各ピエゾ素子8x
、8yが駆動されて探針10が試料12の表面に沿って
X軸方向あるいはY軸方向に変位される。
こうして、探針lOがたとえば第2図に示すように、X
軸あるいはY軸に沿って一定距離ρだけ変位すると、次
に、タイミング制御部28は走査信号発生部20の動作
を停止さ仕る一方、Z軸変位信号発生部22を起動し、
これに応じてZ軸変位信号発生部22からZ軸変位信号
がD/A変換器4c、増幅器6cを介してZ軸のピエゾ
素子8Zに出力される。これによりZ軸のピエゾ素子8
Zが駆動されて探針lOが試料12表面に接近する。
その際に、探針10と試料12との間に流れるトンネル
電流の大きさがI/V変換器14で電圧値に変換された
後、A/D変換器18でデジタル化されて比較部24に
入力されるので、比較部24はこのトンネル電流の大き
さを予め設定されたしきい値と比較する。トンネル電流
の大きさがしきい値を越えた場合には、比較部24から
判別信号が出力され、この判別信号がタイミング制御部
28とZ軸変位信号発生部22とに与えられる。この判
別信号に応答してタイミング制御部28は、その際にZ
軸変位信号発生部22から出力されているZ軸変位信号
の大きさを画像データとして記憶部26に取り込む。さ
らに、上記の判別信号に応答して、Z軸変位信号発生部
22の出力が反転するので、Z軸のピエゾ素子10が逆
方向に駆動され、探針lOが試料12の表面から離間す
る。
探針10が試料12の表面から予め設定された一定の距
離mだけ離れると、タイミング制御部28は、Z軸変位
信号発生部22の動作を停止する一方、走査信号発生部
20を再び起動してZ軸変位信号を出力させるので、こ
れによりZ軸またはY軸のピエゾ素子8x、8yが駆動
されて探針lOが試料12表面に対して再度変位される
このように、Z軸、Y軸方向に沿う探針10の走査と、
Z軸方向に沿う探針IOの変位とが時分割で交互に切り
換えられて制御されるので、探針lOが試料12表面に
接触することか確実に回避される。また、探針10が試
料12表面に対して常に一定の距離に近接したときにZ
軸変位信号発生部22から出力されているZ軸変位信号
の大きさが記憶部26に取り込まれるので、従来と比較
すると量子化された不連続のデータとなるけれども、X
M、Y軸方向の1ピツチ当たりの変位量を小さくすれば
分解能も高くなるため、十分な分解能をもつ測定結果が
得られる。
なお、この実施例では、探針10をZ軸方向に退避させ
る量を一定角としているが、たとえば、前回のデータの
微分値などから次のデータを有る程度予測させて、その
予測値から退避量を求めるようにしてもよい。
〈発明の効果〉 本発明によれば、探針は試料表面からZ軸方向に向けて
十分な距離だけ一旦退避した上で次にZ軸あるいはY軸
方向に変位されるので、探針が試料表面に接触して破損
するなどの不都合か確実に回避される。しかも、Z軸、
Y軸方向の1ピツチ当たりの変位量を小さくすれば十分
に高い分解能となるので、従来と同様に試料表面の情報
が正確に得られる等の優れた効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の実施例に係り、第1図は
走査型トンネル顕微鏡の制御回路部分の構成図、第2図
は探針の試料表面に対する動作の説明図である。 第3図および第4図は従来例に係り、第3図は走査型ト
ンネル顕微鏡の制御回路部分の構成図、第4図は探針の
試料表面に対する動作の説明図である。 1・・・走査型トンネル顕微鏡、2・・・CPU、8x
・・X軸変位手段、8y・・・Y軸変位手段、8Z・・
・Z軸変位手段、10・・・探針、12・・・試料、2
0・・・走査信号発生部、22・・Z軸変位信号発生部
、24・・・比較部、26・・記憶部、28・・・タイ
ミング制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)試料に対して対向配置される探針を前記試料の表
    面に対して直交するZ軸方向に変位させるZ軸変位手段
    (8z)と、 前記探針を試料表面に沿うX軸、Y軸の各方向に変位さ
    せるX軸、Y軸の各変位手段(8x)、(8y)と、 前記Z軸変位手段(8z)を駆動するZ軸変位信号を発
    生するZ軸変位信号発生部(22)と、前記X軸、Y軸
    の両変位手段を駆動する走査信号を発生する走査信号発
    生部(20)と、 前記Z軸変位信号発生部(22)から出力されているZ
    軸変位信号を記憶する記憶部(26)と、を備えた走査
    型トンネル顕微鏡において、 前記探針と試料との間に流れるトンネル電流の大きさを
    予め設定されたしきい値とを比較する比較部(24)と
    、 この比較部(24)からトンネル電流の大きさがしきい
    値を越えた場合に出力される判別信号に応答して前記Z
    軸変位信号発生部(22)から出力されているZ軸変位
    信号を前記記憶部(26)に取り込むとともに、この判
    別信号の有無に応じて前記Z軸変位信号発生部(22)
    と走査信号発生部(20)とを交互に選択的に起動する
    タイミング制御部(28)と、 を備えることを特徴とする走査型トンネル顕微鏡。
JP33217490A 1990-11-28 1990-11-28 走査型トンネル顕微鏡 Pending JPH04198702A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016102750A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 株式会社アドバンテスト 測定装置
JP2016102749A (ja) * 2014-11-28 2016-06-02 株式会社アドバンテスト 測定装置

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US10228362B2 (en) 2014-11-28 2019-03-12 Advantest Corporation Measurement apparatus
US10436822B2 (en) 2014-11-28 2019-10-08 Advantest Corporation Measurement apparatus

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