JPH04197525A - コイル状鋼管の矯直方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、コイル状鋼管を巻きほどき直管として使用す
る際、直管に矯直する方法に関するものである。

［従来の技術］ 鋼管の矯直方法において、管に長手方向の真直度を付与
する従来の矯直方法としては、特開昭５５−１２８３１
８号公報に開示されているようなりロスロール方式（第
４図参照）、或は第５図に示すような３点曲げ方式か知
らおている。前者は前後のクロスロール１１〜１３にオ
フセットを与え　管１４に周方向の回転を与えつつ曲げ
応力を発生させて強直する方法であり、５〜１５ｍ程度
の連続矯正方法として用いられている。又、後者は管Ｉ
４の部分的曲かり矯正を３点ロール１５〜１７にて行う
方法である。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上述した従来のクロスロールによる方法
は、管に周方向回転を発生させる方法であり、コイル状
鋼管を巻きほときながら強直する場合、コイルをその回
転に同調させて回転させない限り適用不可能である。

また、従来の３点曲げによる７５法は、ある平面の曲か
りを矯正するものであり、三次元の曲がりを存するコイ
ル状鋼管には効果がなく、かつコイルを巻きほどきなか
ら矯直する連続加工には不適切である。

又、コイルを巻きほどきなから管を矯直するのに適した
方法ては　被矯直コイル状鋼管に微少な三次元的曲がり
を生じている場合、水平ならびに垂直の矯正のみである
ので、この微少な三次元的曲がりは矯正できないという
問題かある。

本発明は、上記の問題点を解決して、数百ｍの長さのコ
イル状鋼管に対しても、真直度を付与する方法を提供す
ることを目的とするものである。

［課題を解決するための手段］ この目的を達成するための本発明の矯直方法は、コイル
状鋼管を巻きほどきつつ、該鋼管コイル芯に対応して連
続水平ロール群又は連続垂直ロール群のいずれかを先に
して両ロール群に鋼管を通過させ、両ロール群により鋼
管進行方向に垂直な平面内で互いに直交する方向に連続
曲げモーメントを鋼管に作用させることを特徴とする。

さらにこの矯直方法を効果的に行うために、コイル状鋼
管入側から出側の間に複数のピンチロールを配置し、か
つ、コイル状鋼管の真直度および真円度を損なわないよ
うにカリバーの逃げ角を鋼管径に応して適宜適正化し、
各々のピンチロール周速を入側から出側にかけて順次高
めることによって引張応力を作用させながら矯直するこ
とか好ましい。

［作用］ 本発明の矯直方法においては、コイル状鋼管は巻き戻さ
れなから鋼管進行方向に垂直な面内にて異なる方向から
二つのロール群により連続曲げモーメントを付与される
ため、優れた真直度の直管が得られると共に、管に回転
モーメントを付与することなく連続して矯直でき、管の
変形か生しない。また、ピンチロールを併設し、かつ、
コイル状鋼管の真直度および真円度を損なわないように
カリバーの逃げ角を鋼管径に応して適宜適正化すること
により、管に引張応力を作用させ、管の微少な三次元的
な曲かりを効果的に矯正することかできる。

第１図は本発明を実施するための矯直設備の一例を示す
もので、１は鋼管パスライン４をはさんて複数個の竪ロ
ールｌａ〜１ｇを交互に配列してなる連続垂直ロール群
、２は該垂直ロール群１の後段に設置した連続水平ロー
ル群であり、該水平ロール群２は同しく鋼管パスライン
４をはさんで上下に交互に配列１．た複数個の水平ロー
ル２８〜２ｅから構成される。このように本発明におい
ては、両ロール群１，２により鋼管進行方向に垂直な平
面内で互いに直交する方向に連続曲げモーメントを鋼管
に作用させるものである。

これら各ロール群１，２を構成するロールは、鋼管を挟
持するに好適な如く、円弧状の孔型を有するロールとす
ることが好ましく、また通過する鋼管の径の変動や矯直
能力の変更等に対応して鋼管パヌライン４をはさんで少
なくとも片側のロール位置を調整可能にし・ている。各
ロール群を構成するロール数は適宜増減することかでき
る。

また、図において、３ａ、３ｂ、３ｃは垂直ロール群１
の鋼管入側、該垂直ロール群１と水平ロール群２との中
間、及び水平ロール群２の出側にそれぞれ設置したピン
チロールてあり、がっ、コイル状鋼管の真直度および真
円度を損なわないようにカリバーの逃げ角を鋼管径に応
して適宜適正化し、各ピンチロールの周速は入側から出
側にかけて順次高めている。

なお、図示の例ては垂直ロール群１を水平ロール群２に
先行して入側に配置しているが、これは鋼管コイル芯か
垂直の場合に適用される配列であり、この場合にはまず
曲がりの大きい水平方向的かりに垂直ロール群１を最初
に適用してこれを除去し、次に水平ロール群２を適用し
て垂直方向的かりを除去することが、鋼管全体の曲かり
除去に有効である理由による。従って、鋼管コイル芯が
水平の場合には、前記とは逆に、水平ロール群２を先に
してまず垂直方向の曲がりを除去し、次いて垂直ロール
群１を通して水平方向的がりを除去することになる。

Ｅ実施例Ｊ 第１図の装置を用い、ピンチロールに回転数差を与えず
に、直径３４．Ｄｍｒｎ、肉厚３．２＋ｎｍ、長さ６ｏ
ｌ］］Ｉｎの鋼管を連続的に矯直１−だ後、５ｍ毎に切
断し、真直度を測定した結果を第２図に示す。矯直後の
真直度の平均値又は（１，５３１１１１１１／田であり
、　、ＪＩＳ　Ｇ　３４５２配管用炭素鋼鋼管の要求特
性（機械的性質等）を充分満足し・ている。

第３図は、同一への装置を用い、今度はピンチロールを
作用させ、直径３４０ｍｏｎ、肉厚３．２１１１（［１
，長さ６０ｍｍの鋼管を連続的に矯直し、酸比側のピン
チロールの回転数を最大側のピンチロールのそれの３％
増とした。矯直後、５ｍ毎に切断し、真直度を測定した
結果である。矯直後の真直度の平均値Ｘは０．２７ｍｍ
／ｍであり、第２図のピ〉チロールの逃げ角を１５°に
して、回転数差を与えない場合の矯直後の真直度の平均
値Ｘ　Ｏ、５３＋ｎｍ７’ｍに比べ明らかに真直度か向
上していることかわかる。

［発明の効果］ 以上説明した本発明の矯直方法によれば、管に回転モー
メントを発生させることなく連続的に曲かり矯正作業か
行え、たとλ数百ｍの長さのコイル状鋼管であっても１
巻戻しなから変形させることなく操業できる。従・って
、長尺鋼管へのコイル状鋼管の通用か可能となり、＠接
箇所か最小で済む等、顕著な経済的効果が発揮できろ２
゜

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるコイル状鋼管矯直機の
正面図、第２し１はおよ−び第３［＾１は本発即により
矯直した管の真直度を示す図、第４図おζび第５図は従
来の矯直が法を示す図である。 １・・・連続垂直ロール群、２−・一連続水平ロー）１
、群、３・・・ピンチロール

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、コイル状鋼管を巻きほどきつつ、該鋼管コイル芯に
   対応して連続水平ロール群又は連続垂直ロール群のいず
   れかを先にして両ロール群に鋼管を通過させ、両ロール
   群により鋼管進行方向に垂直な平面内で互いに直交する
   方向に連続曲げモーメントを鋼管に作用させることを特
   徴とするコイル状鋼管の矯直方法。 ２、コイル状鋼管入側から出側の間に複数のピンチロー
   ルを配置し、各々のピンチロール周速を入側から出側に
   かけて順次高めることによって引張応力を作用させなが
   ら強直することを特徴とする請求項１記載のコイル状鋼
   管の矯直方法。