JP2502191B2 - コイル状鋼管の矯直方法 - Google Patents

コイル状鋼管の矯直方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、コイル状鋼管を巻きほどき直管として使用
する際、直管に矯直する方法に関するものである。
[従来の技術] 鋼管の矯直方法において、管に長手方向の真直度を付
与する従来の矯直方法としては、特開昭55−128318号公
報に開示されているようなクロスロール方式(第4図参
照)、或は第5図に示すような3点曲げ方式が知られて
いる。前者は前後のクロスロール11〜13にオフセットを
与え、管14に周方向の回転を与えつつ曲げ応力を発生さ
せて強直する方法であり、5〜15m程度の連続矯正方法
として用いられている。又、後者は管14の部分的曲がり
矯正を3点ロール15〜17にて行う方法である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来のクロスロールによる方
法は、管に周方向回転を発生させる方法であり、コイル
状鋼管を巻きほどきながら強直する場合、コイルをその
回転に同調させて回転させない限り適用不可能である。
また、従来の3点曲げによる方法は、ある平面の曲が
りを矯正するものであり、三次元の曲がりを有するコイ
ル状鋼管には効果がなく、かつコイルを巻きほどきなが
ら矯直する連続加工には不適切である。
又、コイルを巻きほどきながら管を矯直するのに適し
た方法では、被矯直コイル状鋼管に微少な三次元的曲が
りを生じている場合、水平ならびに垂直の矯正のみであ
るので、この微少な三次元的曲がりは矯正できないとい
う問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決して、数百mの長さの
コイル状鋼管に対しても、真直度を付与する方法を提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] この目的を達成する本発明のコイル状鋼管の矯直方法
は、コイル状鋼管を巻き戻しながら、連続水平ロール群
及び連続垂直ロール群を通過させてコイル状鋼管を矯直
する方法において、巻き戻した鋼管を鋼管コイル芯の方
向と同方向の軸を持つロール群に通過させた後、鋼管コ
イル芯の方向に垂直な方向の軸を持つロール群に通過さ
せ、該鋼管に両ロール群によって蛇行状の曲げモーメン
トを作用させるとともに、該両ロール群の入側および出
側に設けたピンチロールの周速を、入側から出側にかけ
て順次高めることによって、該鋼管に引張応力を作用さ
せながら矯直することを特徴とする。
[作用] 本発明の矯直方法においては、コイル状鋼管は巻き戻
されながら、鋼管コイル芯の方向と同方向の軸を持つロ
ール群を通過した後、鋼管コイル芯の方向に垂直な方向
の軸を持つロール群を通過することにより、両ロール群
によって蛇行状の曲げモーメントが付与されるととも
に、該両ロール群の入側および出側に設けたピンチロー
ルの周速を、入側から出側にかけて順次高めることによ
って、該鋼管に引張応力を付与されながら矯直されるた
め、優れた真直度の直管が得られると共に、管に回転モ
ーメントを付与することなく連続して矯直でき、管の変
形が生じない。また、ピンチロールは、コイル状鋼管の
真直度および真円度を損なわないようにカリバーの逃げ
角を鋼管径に応じて適宜適正化することにより、管の微
少な三次元的な曲がりを効果的に矯正することができ
る。
第1図は本発明を実施するための矯直設備の一例を示
すもので、1は鋼管パスライン4をはさんで複数個の竪
ロール1a〜1gを左右に交互に配列してなる連続垂直ロー
ル群、2は該垂直ロール群1の後段に設置した連続水平
ロール群であり、該水平ロール群2は同じく鋼管パスラ
イン4をはさんで上下で交互に配列した複数個の水平ロ
ール2a〜2eから構成される。このように本発明において
は、両ロール群1,2に鋼管を通すことによって該鋼管に
蛇行状の曲げモーメントを付与することができる。
これら各ロール群1,2を構成するロールは、鋼管を挟
持するに好適な如く、円弧状の孔型を有するロールとす
ることが好ましく、また通過する鋼管の径の変動や矯直
能力の変更等に対応して鋼管バスライン4をはさんで少
なくとも片側のロール位置を調整可能にしている。各ロ
ール群を構成するロール数は適宜増減することができ
る。
また、図において、3a,3b,3cは垂直ロール群1の鋼管
入側、該垂直ロール群1と水平ロール群2との中間、及
び水平ロール群2の出側にそれぞれ設置したピンチロー
ルであり、かつ、コイル状鋼管の真直度および真円度を
損なわないようにカリバーの逃げ角を鋼管径に応じて適
宜適正化し、各ピンチロールの周速は入側から出側にか
けて順次高めている。
なお、図示の例では垂直ロール群1を水平ロール群2
に先行して入側に配置しているが、これは鋼管コイル芯
が垂直の場合に適用される配列であり、この場合にはま
ず曲がりの大きい水平方向曲がりに垂直ロール群1を最
初に適用してこれを除去し、次に水平ロール群2を適用
して垂直方向曲がりを除去することが、鋼管全体の曲が
り除去に有効である理由による。従って、鋼管コイル芯
が水平の場合には、前記とは逆に、水平ロール群2を先
にしてまず垂直方向の曲がりを除去し、次いで垂直ロー
ル群1を通して水平方向曲がりを除去することになる。
[実施例] 第1図の装置を用い、ピンチロールに回転数差を与え
ずに、直径34.0mm,肉厚3.2mm,長さ60mmの鋼管を連続的
に矯直した後、5m毎に切断し、真直度を測定した結果を
第2図に示す。矯直後の真直度の平均値は0.53mm/mで
あり、JIS G 3452配管用炭素鋼鋼管の要求特性(機械的
性質等)を充分満足している。
第3図は、同一の装置を用い、今度はピンチロールを
作用させ、直径34.0mm,肉厚3.2mm,長さ60mmの鋼管を連
続的に矯直し、最出側のピンチロールの回転数を最入側
のピンチロールのそれの3%増とした。矯直後、5m毎に
切断し、真直度を測定した結果である。矯直後の真直度
の平均値Xは0.27mm/mであり、第2図のピンチロールの
逃げ角を15゜にして、回転数差を与えない場合の矯直後
の真直度の平均値0.53mm/mに比べ明らかに真直度が向
上していることがわかる。
[発明の効果] 以上説明した本発明の矯直方法によれば、管に回転モ
ーメントを発生させることなく連続的に曲がり矯正作業
が行え、たとえ数百mの長さのコイル状鋼管であって
も、巻戻しながら変形させることなく操業できる。従っ
て、長尺鋼管へのコイル状鋼管の適用が可能となり、溶
接箇所が最小で済む等、顕著な経済的効果が発揮でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるコイル状鋼管矯直機の
正面図、第2図はおよび第3図は本発明により矯直した
管の真直度を示す図、第4図および第5図は従来の矯直
方法を示す図である。 1……連続垂直ロール群、2……連続水平ロール群、3
……ピンチロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正之 山口県光市大字島田3434番地 新日本製 鐵株式会社光製鐵所内 (56)参考文献 特開 昭55−62155(JP,A) 特開 昭58−84614(JP,A) 特開 昭60−238036(JP,A) 実開 昭53−9343(JP,U) 実公 平2−25531(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイル状鋼管を巻き戻しながら、円弧状の
    孔型を持つ連続水平ロール群及び連続垂直ロール群を通
    過させてコイル状鋼管を矯直する方法において、巻き戻
    した鋼管を鋼管コイル芯の方向と同方向の軸を持つロー
    ル群に通過させた後、鋼管コイル芯の方向に垂直な方向
    の軸を持つロール群に通過させ、該鋼管に両ロール群に
    よって蛇行状の曲げモーメントを作用させるとともに、
    該両ロール群の入側および出側に設けたピンチロールの
    周速を、入側から出側にかけて順次高めることによっ
    て、該鋼管に引張応力を作用させながら矯直することを
    特徴とするコイル状鋼管の矯直方法。
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