JPH04196967A - 無線ファクシミリ通信におけるアダプタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮栗上■剋朋公団 本発明は、電波を用いてファクシミリデータの送信を行
う無線ファクシミリ通信装置に係り、より詳細には、フ
ァクシミリからファクシミリデータが送出される転送速
度より遅い転送速度でもってファクシミリデータが送信
部に送出される無線ファクシミリ通信におけるアダプタ
装置に関する。

災米勿狡古 ファクシミリデータを電波を用いて通信する装置として
は、互いの側において、一般に提供されているファクシ
ミリが接続された送受信部からなる装置が使用されてい
て、ファクシミリより送出され、音声帯域信号に変換さ
れたファクシミリデータを、送信部に入力することによ
って電波として送信する。そして受信側では、受信部の
出力をファクシミリに接続することにより、ファクシミ
リデータをファクシミリに導く構成が採用されていた。

日が”しようとする１１ ファクシミリの伝送経路としては、比較的良好な伝送経
路が前提とされていることから、送信側と受信側とが遠
（離れていること等が原因となって、送信側からの電波
の受信状態が良好でない場合に上記装置を使用すると、
ファクシミリデータの転送速度を状況に応じて遅くする
ことができないため、伝送経路の悪化によりデータエラ
ーがしばしば生し、ファクシミリ間での通信を行うこと
ができないという問題が生じていた。

本発明は上記課題を解決するため創案されたものであり
、その目的は、送信側からの電波の受信状態が良好でな
い場合にも、ファクシミリ通信を行うことのできる無線
ファクシミリ通信におけるアダプタ装置を提供すること
にある。

課ｌ■」そ夾を擾□友佐印毛段 上記課題を解決するため本発明の無線ファクシミリ通信
におけるアダプタ装置は、 ファクシミリより送出されるファクシミリデータの転送
速度を第１の転送速度とし、第１の転送速度より遅い転
送速度を第２の転送速度とするとき、 ファクシミリより第１の転送速度でもって送出されるフ
ァクシミリデータを記憶するメモリと、このメモリに記
憶されていたファクシミリデータを第２の転送速度でも
って送信部に送出するデータ出力部とを備えた構成を採
用する。

また第２の転送速度でもって送信されたファクシミリデ
ータを受信する装置に適用し、ファクシミリデータがフ
ァクシミリに送出される転送速度であり、第２の転送速
度より速い転送速度を第３の転送速度とするとき、 受信部によって受信されたファクシミリデータを記憶す
るメモリと、 このメモリに記憶されたファクシミリデータを第３の転
送速度でもってファクシミリに送出するデータ入力部と
を備えた構成を用いる。

■ 伝送経路の悪化状態においてもデータエラーの生じ難い
第２の転送速度でもって、データ出力部を介し、送信部
にファクシミリデータを送出することによって、ファク
シミリデータを電波として送信する。しかし第２の転送
速度は、ファクシミリデータがファクシミリから送出さ
れる第１の転送速度より遅いので、ファクシミリからの
ファクシミリデータをメモリに記憶させると共にメモリ
に記憶されたファクシミリデータを、データ出力部を介
して送信部に送出することにより、その転送速度の差異
に対応する。

また第２の転送速度によって送信されたファクシミリデ
ータをメモリに記憶させた後、メモリに記憶されたファ
クシミリデータを、データ入力部を介して、第３の転送
速度でもってファクシミリに送出することにより、第２
の転送速度と第３の転送速度との速度の差異に対応する
。

裏施貫 第１図は、本発明の一実施例の電気的構成を示すブロッ
ク線図である。

図において、ファクシミリ１１と双方向性に接続された
回線インターフェイス部１２には、話し中であることを
示す話中音信号を生成する話中音生成部１５の出力、お
よび相手側を呼び出していることを示す呼出音信号を生
成する呼出音生成部１６の出力が導かれている。また回
線インターフェイス部１２と双方向性に接続されたモデ
ム１３には、初期設定信号生成部１４か双方向性に接続
されている。

回線インターフェイス部１２の出力が接続されたＤＴＭ
Ｆデコーダ２５の出力はＩＤコード生成部２６に送出さ
れ、ＩＤコード生成部２６の出力はモデム２２に与えら
れている。またモデム１３からの出力が導かれたデータ
処理部］７１の出力は、パラレルシリアル変換部１７２
を介して、モデム２２に導かれており、モデム２２から
の出力は、シリアルパラレル変換部１９２を介してデー
タ処理部１９１に送出されている。そしてデータ処理部
１９１の出力はモデム１３に与えられている。またデー
タ処理部１７１およびデータ処理部１９１は、共にメモ
リ１８に双方向性に接続されている。

ＩＤコード比較部２７にはモデム２２からの出力が与え
られており、ＩＤコード比較部２７の出力はデータ処理
部１９１に導かれている。またパラレルシリアル変換部
１７２、シリアルパラレル変換部１９２には、ボーレー
ト設定部２８からの出力が導入されており、データ処理
部１９１とボーレート設定部２８とには、外部に設けら
れたスイッチ（図示を省略）からの信号２８ａが与えら
れている。

モデム２２の出力は送信部２３に送出されており、受信
部２４の出力はモデム２２に導入されている。また送信
部２３の出力はアンテナ２９に導かれ、アンテナ２９の
出力は受信部２４に導かれている。そして話中音生成部
１５と呼出音生成部１６とには、送信部２３と受信部２
４とが別の用途（音声による通信）に使用されているか
どうかを示す信号１５ｂが接続されている。

以上の構成において、データ出力部１７は、データ処理
部１７１とパラレルシリアル変換部１７２とによって構
成され、データ入力部１９は、シリアルパラレル変換部
１９２とデータ処理部１９１とによる構成となっている
。

また回線インターフェイス部１２は、出力信号の極性の
切り換え回路、入力信号の極性の検出回路等からなるハ
ードウェアとそれらの制御を行うソフトウェアによって
構成されており、初期設定信号生成部１４、データ処理
部１７１、データ処理部１９１、ＩＤコード生成部２６
、ＩＤコート比較部２７、およびボーレート設定部２８
は、マイクロコンピュータによって実行されるソフトウ
ェアにより構成されている。

また送信部２３と受信部２４とには、一般に通信用に広
く提供されているトランシーバが使用されており、ファ
クシミリ１１もまた同様に一般に提供されている装置と
なっている。そしてファクシミリ１１、送信部２３、受
信部２４は、その内部に改造が施されていない。

第２図は、送信時の動作を示すフローチャート、第３図
は、受信時の動作を示すフローチャートである。

必要に応じて同図を参照しつつ、以下に本発明の一実施
例の動作について説明する。

ファクシミリ１１からの発呼要求があり、デュアルトー
ンマルチフレケンシ信号（以下ではＤＴＭＦ信号と称す
る）が送出されたとき、話中音生成部１５は、信号１５
ａにより、送信部２３、受信部２４が使用状態である（
音声通信に使われている）ことが示されると、回線イン
ターフェイス部１２を介して、話中音信号をファクシミ
リ１１に送出する。そのためファクシミリ月１はその動
作を停止する　（ステップＳｌｌ　、５１２．５２５）
。

また送信部２３、受信部２４が空きとなっていて使用可
能であるが示されたときには、ボーレート設定部２８は
、信号２８ａに従ってパラレルシリアル変換部１７２の
初期設定を行う。このとき信号２８ａによって示される
内容が、送信側から受信側までの距離が離れていて伝送
状態があまり良くなく、転送速度を低く設定する指示と
なっている場合には、ボーレート設定部２８は、パラレ
ルシリアル変換部１７２のビットレートを第２の転送速
度である１２００ｂｐｓ等に設定する　（ステップ５１
３）。

次いで、ＤＴＭＦ信号であるダイヤル信号が導かれたＤ
ＴＭＦデコーダ２５は、ＤＴＭＦ信号によって示された
データをＩＤコード生成部２６に送出する。そしてＩＤ
コード生成部２６は、ＤＴＭＦデコーダ２５の出力が示
すＩＤコードに対応したＩＤコードデータを生成し、モ
デム２２を介して送信部２３に送出する。そのためＩＤ
コードデータは送信部２３から電波として送信される。

また呼出音生成部１６は、呼出音信号を、回線インター
フェイス部１２を介してファクシミリ１１に送出する　
（ステップＳ１４．５１５）。

次に、呼出音生成部１６からの呼出音信号の送出が停止
され、回線インターフェイス部１２により送出される回
線接続信号によってファクシミ１月１との間における回
線の接続が行われる。そして回線の接続が完了したとき
には、初期設定信号生成部１４が動作を開始し、初期設
定信号をファクシミリ１１に送出することによって、フ
ァクシミリデータのファクシミリ１１からの転送速度を
、第１の転送速度である２４００ｂｐｓ等に設定すると
共にその他の初期設定を行う　（ステップ５１６．５１
７）。

以上で初期動作の完了となり、ファクシミリ１１は、第
１の転送速度でもって１頁分のデータの送出を開始する
。このファクシミリデータは、回線インターフェイス部
１２、モデム１３を介して、データ処理部１７１に導か
れ、メモリ１８に記憶される。

またメモリ１８に記憶されたファクシミリデータは、デ
ータ処理部１７１を介して直ちにパラレルシリアル変換
部１７２に送出され、モデム２２を介することにより、
第２の転送速度でもって送信部２３から電波として送信
される。

このときファクシミリ１１からは第１の転送速度でもっ
てファクシミリデータが送出され、パラレルシリアル変
換部１７２からは第２の転送速度でもってファクシミリ
データが送出される。そのためファクシミリ１１から送
出されるファクシミリデータの量は、パラレルシリアル
変換部１７２から送出されるファクシミリデータの量の
略２倍のデータ量となる。そのためメモリ１８には、そ
の差異に対応した量のデータが記憶されることとなる。

そして１頁分のファクシミリデータの受は取り（データ
処理部１７１によるメモリ１８への記憶）が終了したと
きには、初期設定信号生成部１４によって、ファクシミ
リ１１との間で再度の設定が行われた後、再びファクシ
ミ１月１からの１頁分のファクシミリデータの受は取り
（メモリ１８への記憶）が行われると共に、メモリ１８
に記憶されたファクシミリデータが、データ処理部１７
１、パラレルシリアル変換部１７２、モデム２２を介し
て、送信部２３から送信される　（ステップ５１８〜５
２１）。

そしてファクシミリ１１からのファクシミリデータの送
出が停止となったときには、ステップ５２０からステッ
プＳ２２へとその動作を移し、回線インターフェイス部
１２はファクシミリ１１との間の回線接続を遮断し、フ
ァクシミ１月１との間の通信が終了となる　（ステップ
５２２）。

またデータ処理部１７１は、メモリ１８内に残されてい
たファクシミリデータを、モデム２２を介して送信部２
３に送出することにより、ファクシミリデータの送信を
継続する。そしてファクシミリデータの送出が終了とな
ったときには、ファクシミリデータの送信の終了を示す
終了トーンをモデム２２を介して送信部２３から送信す
ることにより、その動作を終える（ステップＳ２３．５
２３）。

以上でファクシミリデータの送信時の動作についての説
明を終え、次にファクシミリデータの受信時の動作につ
いて説明する。

受信動作の開始時において、受信状態があまり良好でな
いことが信号２８ａによって示されるとき、ボーレート
設定部２８は、シリアルパラレル変換部１９２のビット
レートを、第２の転送速度である１２００　ｂｐｓ等に
設定する（ステップ５３１）。

また初期設定信号生成部１４によって設定されるファク
シミリ１１へのファクシミリデータの転送速度（第３の
転送速度）を３３とし、信号２８ａにより示される第２
の転送速度を８２とすると共に、受信可能に設定された
ファクシミリデータの最大頁数をＭとすると、データ処
理部１９１は、Ｎ＝Ｍｘ（１−３２／Ｓ３） なる値Ｎ（このときにはＮ＝Ｍ／２となる）を演算し、
演算結果をその内部に記憶する。但しこの。

値Ｎは、少数点以下に端数がある場合には切り上げされ
る　（ステップ５３２）。

以上で受信時の初期動作が終了する。そして受信部２４
にＩＤコードデータを示す電波が受信される。ＩＤコー
ドデータは、受信部２４、モデム２２を介してＩＤコー
ド比較部２７に導かれる。そしてこのＩＤコードは、Ｉ
Ｄコード比較部２７において、予めその内部に設定され
ていたコードと比較される。その比較結果が不一致であ
った場合には、他の受信装置に対する送信であるとして
、直ちに動作の終了となる（ステップＳ３３．５３４）
。

比較結果が一致を示す場合にはファクシミリデータの受
信が開始され、受信部２４より送出されるファクシミリ
データは、モデム２２、シリアルパラレル変換部１９２
、データ処理部１９１を介してメモリ１８に記憶される
。

そして受信されたファクシミリデータをメモリ１８に記
憶する動作を行っているとき、メモリ１８に記憶された
ファクシミリデータの量がＮ頁分の量となる以前に終了
トーンが検出され、ファクシミリデータの送信が停止と
なった場合には、動作がステップＳ３７からステップＳ
３８に移り、回線インターフェイス部１２によってファ
クシミリ１１の動作が起動される。またファクシミリ１
１に対するファクシミリデータの転送速度が第３の転送
速度である２４００ｂｐｓとなるように、初期設定信号
生成部１４はファクシミリ月１の設定を行う。

そして後には、データ処理部１９１により、メモリ１８
に記憶されていたファクシミリデータが、記憶された順
序に従って順次読み出され、モデム１３、回線インター
フェイス部１２を介して、ファクシミリ１１に送出され
る。そしてメモリ１８内のファクシミリデータが無くな
ったとき動作の終了となり、ファクシミリ１１との間の
回線が遮断される（ステップＳ３９．５４０）。

またステップ５３５〜Ｓ３７のファクシミリデータの受
信動作において、メモリ１８に記憶されたファクシミリ
データの量がＮ頁分の量となった場合、回線インターフ
ェイス部１２と初期設定信号生成部１４とによりファク
シミリ１１の起動と初期設定（転送速度は第３の転送速
度である２　４’　００ｂｐｓに設定される）とが行わ
れる（ステップ５４３）。

そして後には、受信したファクシミリデータをメモリ１
８に記憶すると共に、メモリ１８に既に記憶されていた
ファクシミリデータをファクシミリ１１に送出する動作
が始まる　（ステップＳ４２．５４３）。

そしてステップＳ４２　、Ｓ４３の　動作において終了
トーンを検出したときには、受信動作の終了となり、こ
の時以後は、メモリ１８に残っているファクシミリデー
タをファクシミリ１１に送出する動作のみが行われる　
（ステップ５３９）。そしてメモリ１８内のファクシミ
リデータが無くなるとファクシミリ１１との間の接続が
遮断され、動作を終了する　（ステップ５４０）。

なお本実施例では、ステップＳ３２において、Ｎ＝Ｍｘ
（１−３２／３３） なる値Ｎを演算し、ステップＳ３６においてＮ頁分のフ
ァクシミリデータがメモリ１８に記憶されたとき、ファ
クシミリデータをファクシミリ１１に送出し始める構成
となっていることから、送信されるファクシミリデータ
の真数が最大頁数（Ｍ頁）に等しくなった場合でも、フ
ァクシミリデータの受信速度がファクシミリ１１への送
出速度より遅いにも関わらず、ファクシミリ１１に送出
すべきファクシミリデータは、必ずメモリ１８にある。

そのためファクシミリ１１に送出するファクシミリデー
タが途中で途切れるという事態の発生を防止することが
可能になると共に、ファクシミリデータの受信の終了と
並行してファクシミリ１１へのファクシミリデータの送
出も終了するため、ファクシミリ通信に要する時間を最
も短くすることが可能となっている。

なお本発明は上記実施例に限定されず、第１〜第３の転
送速度については、２４００ｂｐｓ、１２００ｂｐｓ　
、２４００ｂｐｓとした場合について説明したが、第２
の転送速度については、その他の転送速度として、受信
状態に応して、例えば６００ｂｐｓ等とすることが可能
であり、第１の転送速度、および第３の転送速度につい
ても、その他の転送速度として、例えば４８００ｂｐｓ
等に設定することが可能である。

発凱勿四来 本発明に係る無線ファクシミリ通信におけるアダプタ装
置は、ファクシミリからファクシミリデータが送出され
る転送速度より遅い転送速度でもって送信部にファクシ
ミリデータを送出するデータ出力部を設けると共に、転
送速度の差異に対応するためのメモリを設けたこと、ま
た受信したファクシミリデータの転送速度より速い転送
速度でもってファクシミリにファクシミリデータを送出
するデータ入力部を設けると共に、転送速度の差異に対
応するメモリを設けたことから、電波によるファクシミ
リデータの転送速度を遅（することにより、送信側から
の電波の受信が良好でない場合にもファクシミリ通信を
行うことが可能になるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の電気的構成を示すブロッ
ク線図、 第２図は、送信時の動作を示すフローチャート、第３図
は、受信時の動作を示すフローチャートである。 １１・・・ファクシミリ １７・・・データ出力部 １７１・・・データ出力部を構成するデータ処理部 １７２・・・データ出力部を構成するパラレルシリアル
変換部 １８・・・メモリ １９・・・データ入力部 １９１・・・データ入力部を構成するデータ処理部 １９２・・・データ入力部を構成するシリアルパラレル
変換部 ２３・・・送信部 ２４・・・受信部 特許出願人　　古野電気株式会社 代理人　　　　弁理士　大西　孝治

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）ファクシミリより送出されるファクシミリデータ
   の転送速度を第１の転送速度とし、第１の転送速度より
   遅い転送速度を第２の転送速度とするとき、 ファクシミリより第１の転送速度でもって送出されるフ
   ァクシミリデータを記憶するメモリと、このメモリに記
   憶されていたファクシミリデータを第２の転送速度でも
   って送信部に送出するデータ出力部とを備えたことを特
   徴とする無線ファクシミリ通信におけるアダプタ装置。
2. （２）第２の転送速度でもって送信されたファクシミリ
   データを受信する装置において、ファクシミリデータが
   ファクシミリに送出される転送速度であり、第２の転送
   速度より速い転送速度を第３の転送速度とするとき、 受信部によって受信されたファクシミリデータを記憶す
   るメモリと、 このメモリに記憶されたファクシミリデータを第３の転
   送速度でもってファクシミリに送出するデータ入力部と
   を備えたことを特徴とする無線ファクシミリ通信におけ
   るアダプタ装置。
3. （３）受信可能に設定されたファクシミリデータの最大
   頁数をＭ頁とし、第２の転送速度をＳ２とし、第３の転
   送速度をＳ３とし、値Ｎを Ｎ＝Ｍ×（１−Ｓ２／Ｓ３） とするとき、 前記データ入力部は、前記メモリに少なくともＮ頁分の
   ファクシミリデータが記憶されたとき、前記ファクシミ
   リにファクシミリデータの送出を開始することを特徴と
   する請求項２記載の無線ファクシミリ通信におけるアダ
   プタ装置。