JPH10164287A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JPH10164287A
JPH10164287A JP8315104A JP31510496A JPH10164287A JP H10164287 A JPH10164287 A JP H10164287A JP 8315104 A JP8315104 A JP 8315104A JP 31510496 A JP31510496 A JP 31510496A JP H10164287 A JPH10164287 A JP H10164287A
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Hiroshi Namikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 RAM7とモデム9との間におけるデータの
DMA転送を低コストで実現可能な通信端末装置を提供
すること。 【解決手段】 モデム9から割り込み信号としての送信
要求信号または受信要求信号を送出する。この送信要求
信号または受信要求信号がDMAコントローラ1aに入
力されると、CPU1がバスを開放してDMAコントロ
ーラ1aがバス12のバス・マスタとなる。DMAアド
レス指定部8は、モデム9の要求に基づくDMAコント
ローラ1aからの指令に応じて、アドレス生成部8aで
生成した送受信レジスタアドレスをアドレス切替部8b
で切替えてモデム9に送出する。従って、送信時にはR
AM7からモデム9の送信レジスタ9aに、受信時には
モデム9の受信レジスタ9bからRAM7に、バス12
を介して送受信データのDMA転送が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばファクシミ
リ装置等の通信端末装置に関し、詳しくはメモリとモデ
ムとの間において送受信データをDMA転送することが
可能な通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ファクシミリ装置には、電話回
線上に送出される画像データを変調するとともに、電話
回線から受信された画データを復調するためのモデムが
備えられている。画像メモリを備えたファクシミリ装置
では、送信時にはメモリ内の画データがモデムに転送さ
れて変調され、受信時には受信画データがモデムで復調
されてメモリに転送される。なお、メモリとモデムとの
間での送受信画データの転送は、一般的にCPUが予め
定められた制御プログラムに従ってデータ転送するプロ
グラム転送方式、1本のデータ線を使ってデータを1ビ
ットずつ転送するシリアル転送方式等により行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、社会
の情報化に伴い大量の文書データ等を高速に通信する必
要が生じてきている。このような要求に応じるべく、デ
ータを高速に通信することができるモデムが登場してき
ている。しかし、高速なモデムを使用するためには、そ
の通信速度に応じて、モデムとメモリとの間のデータ転
送速度も高速にする必要がある。
【0004】ところが、上記のシリアル転送方式では、
データ転送速度をそれほど速くすることができない。処
理速度の速い高価なCPU(Central Processing Uni
t)を用いれば、高速なプログラム転送を行うことがで
きる。しかし、通常のファクシミリ装置の制御には、こ
のような高速のCPUは必要とされず、ファクシミリ装
置自身が高価になってしまう。これを解決するため、モ
デムとメモリとの間でデータのDMA(Direct Memory
Access)転送を行わせることが考えられる。DMA転送
によれば、CPUに負担をかけることなく、モデムとメ
モリとの間で直接高速にデータ転送することができる。
このため、必要以上に高価なCPUを用いる必要がなく
なる。
【0005】しかしながら、通常のモデムは、DMA転
送のための機能を備えていない。すなわち、モデムは、
送受信データを格納するための送受信レジスタを備えて
いる。しかし、通常の汎用モデムは、ファクシミリ送受
信に際して画データのDMA転送を要求したとき、自身
で送受信レジスタのアドレスを指定する機能を備えてい
ない。このような機能を備えた専用モデムを製作すれば
良いが、それにはコストがかかる。
【0006】本発明の目的は、上記問題点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、メモリとモデ
ムとの間におけるデータのDMA転送を低コストで実現
可能な通信端末装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明においては、送信データの
変調及び受信データの復調を行う変復調手段と、送受信
データを記憶する記憶手段と、変復調手段からのデータ
転送要求に応じて、変復調手段と記憶手段との間でデー
タのDMA転送を行わせる制御手段と、制御手段からの
指令に応じて、変復調手段に対し受信データの読み出し
アドレスまたは送信データの書き込みアドレスを指定す
るアドレス指定手段とを備えた。
【0008】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明において、前記アドレス指定手段は、制
御手段からの指令に応じて、前記読み出しアドレスまた
は書き込みアドレスを生成するアドレス生成部と、制御
手段からの指令に応じて、変復調手段に対し指定すべき
アドレスを前記アドレス生成部で生成されたアドレスに
切り替えるアドレス切替部とを含む。
【0009】請求項3に記載の発明においては、請求項
2に記載の発明において、変復調手段は、送受信データ
を格納するための第1レジスタ、及び変復調手段の制御
用データを格納するための第2レジスタを有し、前記ア
ドレス生成部は、制御手段からの指令に応じて第1レジ
スタのアドレスを生成するものであり、前記アドレス切
替部は、制御手段からの指令に応じて、変復調手段に対
し指定すべきアドレスを、第2レジスタのアドレスから
前記アドレス生成部で生成されたアドレスに切り替える
ものである。
【0010】従って、請求項1に記載の発明によれば、
変復調手段からのデータ転送要求に応じて、制御手段は
変復調手段と記憶手段との間でデータのDMA転送を行
わせる。このとき、制御手段からの指令に応じて、アド
レス指定手段は、変復調手段に対し受信データの読み出
しアドレスまたは送信データの書き込みアドレスを指定
する。このため、変復調手段と記憶手段との間でデータ
のDMA転送が支障なく行われる。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の作用に加えて、前記アドレス指定手段
は、制御手段からの指令に応じて、前記読み出しアドレ
スまたは書き込みアドレスを生成する。アドレス切替部
は、制御手段からの指令に応じて、変復調手段に対し指
定すべきアドレスを前記アドレス生成部で生成されたア
ドレスに切り替える。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の作用に加えて、前記アドレス生成部は、
制御手段からの指令に応じて第1レジスタのアドレスを
生成し、前記アドレス切替部は、制御手段からの指令に
応じて、変復調手段に対し指定すべきアドレスを、第2
レジスタのアドレスから前記アドレス生成部で生成され
たアドレスに切り替える。従って、モデムにおいては、
DMA転送に際しては、送受信データを格納するための
第1レジスタを用いて、データの書き込み又は読み出し
が支障なく行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態について図面を用いて説明する。なお、本実施形態
では、通信端末装置としてファクシミリ装置Fに具体化
した場合について説明する。
【0014】図1に示すように、CPU(Central Proc
essing Unit)1は、バス12を介してファクシミリ装
置Fの各部を制御する。CPU1には、動作クロック
(CLK)として32MHzのクロック信号が付与され
ているが、CPU1の内部はこの32MHzを分周して
16MHzで動作している。
【0015】ROM(Read Only Memory)6は、ファク
シミリ装置Fの動作に必要なプログラムを記憶してい
る。記憶手段としてのRAM(Random Access Memory)
7は、SRAM(Static Random Access Memory)或い
はフラッシュメモリ(フラッシュEEPROM;Flash
Electrically Erasable Programmable Read Only Memor
y)等で構成され、プログラムの実行時に発生する一時
的なデータを記憶する。
【0016】変復調手段及び制御手段としてのモデム9
は、送受信データの変調及び復調を行う。モデム9は、
送信データを一時的に記憶するための第1レジスタとし
ての送信レジスタ9a、受信データを一時的に記憶する
ための第1レジスタとしての受信レジスタ9b、及び第
2レジスタとしての複数のシステムレジスタ9cを有し
ている。システムレジスタ9cは、モデム9の動作に必
要な各種の設定データを記憶するためのものである。N
CU(Network Control Unit)10は、電話回線Lの閉
結及び開放を行うとともに、相手先のファックス番号に
対応したダイヤルパルスの送出及び着信を検出する機能
等を備えている。
【0017】読取部2は、CCD(Charge Coupled Dev
ice)等によって原稿上の画像を読み取って、白黒2値
のイメージデータを出力する。記録部3は、電子写真方
式等のプリンタを備え、電話回線から受信したデータを
記録紙上に印字する。
【0018】CODEC(Coder+Decoderの略称:符号
化復号回路)11は、前記読取部2の読み取りによって
得られたイメージデータをMH(Modified Huffman)符
号化方式等により符号化する。また、CODEC11
は、モデム9で復調された符号化状態の画データをイメ
ージデータに復号する。
【0019】前記RAM7は画像メモリとしての機能も
有し、前記CODEC11で符号化された画データを記
憶するとともに、モデム9で復調された符号化状態の画
データを記憶する。
【0020】LCD(Liquid Crystal Display)等より
なる表示部4は、ファクシミリ装置Fの動作状態等の表
示を行う。操作部5は、ファクシミリ装置Fを操作する
のに必要なテンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダ
イヤルキー、各種のファンクションキー及びスタートキ
ー等を備えている。
【0021】CPU1には、制御手段としてのDMAコ
ントローラ1aが内蔵されている。DMAコントローラ
1aは、画データの送受信の際に、モデム9からの割り
込み信号(画データの転送を要求するための信号)の入
力に基づき、RAM7とモデム9との間で送受信データ
のDMA転送を行わせる。
【0022】アドレス指定手段としてのDMAアドレス
指定部8は、後述するアドレス生成部8aと、アドレス
切替部8bと、デコード部8cとから構成されている。
DMAアドレス指定部8は、DMAコントローラ1aの
指令に基づき、DMA転送に際し、モデムに対して送信
レジスタ9aのアドレスまたは受信レジスタ9bのアド
レスを指定する。
【0023】バス12は、上記各部1〜11を接続する
ためのアドレスバス、データバス、各種の制御線等から
構成されている。次に、DMA転送に関連する部分の構
成について図2を用いて説明する。
【0024】DMAコントローラ1aの「DRQTX」
端子及び「DRQRX」端子には、モデム9の「TXR
Q」端子及び「RXRQ」端子がバス12の制御線を介
して接続されている。
【0025】モデム9は画データの送信時には、RAM
7内から画データのDMA転送を要求すべく、「TXR
Q」端子から送出する割り込み信号としての送信要求信
号をLレベルからHレベルに立ち上げる。また、モデム
9は画データの受信時には、RAM7への画データの転
送を要求すべく、「RXRQ」端子から送出する割り込
み信号としての受信要求信号をLレベルからHレベルに
立ち上げる。
【0026】DMAコントローラ1aは、モデム9から
の送信要求信号がHレベルになると、「/DACKT
X」端子からDMAアドレス指定部8に送出する送信応
答信号(モデム9からの送信要求に対する応答信号)
を、HレベルからLレベルに立ち下げる。また、DMA
コントローラ1aは、モデム9からの受信要求信号がH
レベルになると、「/DACKRX」端子からDMAア
ドレス指定部8に送出する受信応答信号(モデム9から
の受信要求に対する応答信号)を、HレベルからLレベ
ルに立ち下げる。なお、DMAコントローラ1aからの
送信応答信号及び受信応答信号は、DMAアドレス指定
部8におけるアドレス生成部8a、アドレス切替部8b
及びデコード部8cにそれぞれ入力される。
【0027】アドレス生成部8aは、DMAコントロー
ラ1aからの送信応答信号がLレベルになるのに基づ
き、モデム9の送信レジスタ9aを指定するための書き
込みアドレスとしての送信レジスタアドレスを生成して
アドレス切替部8bに送出する。また、アドレス生成部
8aは、DMAコントローラ1aからの受信応答信号が
Lレベルになるのに基づき、モデム9の受信レジスタ9
bを指定するための読み出しアドレスとしての受信レジ
スタアドレスを生成してアドレス切替部8bに送出す
る。
【0028】アドレス切替部8bには、前記送信レジス
タアドレス及び受信レジスタアドレスに加えて、CPU
1からバス12を介してシステムアドレスが入力され
る。システムアドレスは、ファクシミリ装置Fの動作時
に、モデム9における複数のシステムレジスタ9c中か
ら所定のシステムレジスタ9cを指定するために、CP
U1から出力されるアドレスである。
【0029】そして、アドレス切替部8bは、DMAコ
ントローラ1aからの送信応答信号及び受信応答信号が
ともにHレベルの状態では、CPU1からのシステムア
ドレスをモデム9のレジスタ・アドレス端子(「RS0
〜RS4」端子)に送出する。この状態で、アドレス切
替部8bは、DMAコントローラ1aからの送信応答信
号がLレベルになると、モデム9のレジスタ・アドレス
端子に送出するアドレスを、アドレス生成部8aからの
送信レジスタアドレスに切り替える。さらに、アドレス
切替部8bは、DMAコントローラ1aからの受信応答
信号がLレベルになると、モデム9のレジスタ・アドレ
ス端子に送出するアドレスを、アドレス生成部8aから
の受信レジスタアドレスに切り替える。
【0030】AND回路よりなるデコード部8cには、
DMAコントローラ1aからの送信応答信号及び受信応
答信号に加えて、CPU1からチップセレクト信号が入
力される。なお、CPU1は、ファクシミリ装置Fの動
作時において、モデム9を能動状態にする場合には、デ
コード部8cに出力するチップセレクト信号をLレベル
にする。デコード部8cは、入力される3つの信号のう
ちの少なくとも1つがLレベルである場合にのみ、Lレ
ベルのモデムチップセレクト信号をモデム9の「/CS
MDM」端子に送出する。
【0031】DMAコントローラ1aは、モデムリード
信号をモデム9の「/IORD」端子に、メモリリード
信号をRAM7の「/MRD」端子にそれぞれ送出す
る。さらに、DMAコントローラ1aは、モデムライト
信号をモデム9の「/IOWR」端子に、メモリライト
信号をRAM7の「/MWR」端子にそれぞれ送出す
る。モデム9は、DMAコントローラ1aからのモデム
リード信号及びモデムライト信号がLレベルになるのに
基づき、データの読み出し及び書き込みを行う。RAM
7も同様に、DMAコントローラ1aからのメモリリー
ド信号及びメモリライト信号がLレベルになるのに基づ
き、データの読み出し及び書き込みを行う。
【0032】また、CPU1及びDMAコントローラ1
aは、RAM7の「/CSRAM」端子にメモリチップ
セレクト信号を送出する。CPU1及びDMAコントロ
ーラ1aは、ファクシミリ装置Fの動作時において、R
AM7を能動状態にする場合には、メモリチップセレク
ト信号をLレベルにする。
【0033】次に、RAM7とモデム9との間で行われ
るDMA転送動作について、図2を参照しつつ図3及び
図4に示すタイムチャートを用いて説明する。一般に、
DMAコントローラ1aがCPU1に対してバス要求信
号を送出すると、CPU1は、バス12を開放し、DM
Aコントローラ1aがバス12を制御することができる
ようになる。本実施形態では、モデム9からの送信要求
信号及び受信要求信号に基づき、DMAコントローラ1
aがCPU1に対してバス要求信号を送出するようにな
っている。
【0034】まず、ファクシミリ送信時におけるDMA
転送動作について、図2を参照しつつ図3に示すタイム
チャートを用いて説明する。まず、送信すべき相手の電
話番号を使用者が操作部5に備えられた短縮ダイヤルキ
ー、ワンタッチダイヤルキー或いはテンキー等を用いて
入力するとともに、スタートキーを押下すると、ファク
シミリ装置Fの原稿台(図示略)に載置された原稿が読
取部2で読み取られる。読み取りによって得られたイメ
ージデータは、CODEC11で符号化されるととも
に、その符号化されたデータがRAM7に一旦記憶され
る。
【0035】次に、先に入力した電話番号に基づき、発
呼が行われる。受信側との間で電話回線Lが接続される
と、モデム9により受信側との間で各種ファクシミリ手
順信号のやりとりが行われる。続いて、モデム9は、R
AM7内の送信データのDMA転送を要求すべく、「T
XRQ」端子から送出する送信要求信号をHレベルにす
る。すると、DMAコントローラ1aの「DRQTX」
端子もHレベルとなる。この状態になると、CPU1
は、バス12を開放してCPU1に内蔵されているDM
Aコントローラ1aがバス・マスタとなりバス12を制
御できるようになる。
【0036】DMAコントローラ1aの「DRQTX」
端子がHレベルになると、DMAコントローラ1aは、
RAM7に送出するメモリチップセレクト信号をLレベ
ルにする。すると、RAM7の「/CSRAM」端子も
Lレベルとなり、RAM7は、能動状態となる。
【0037】また、DMAコントローラ1aは、「DR
QTX」端子がHレベルになると、「/DACKTX」
端子から送出する送信応答信号をLレベルにする。する
と、DMAアドレス指定部8のアドレス生成部8aは、
送信レジスタアドレスを生成する。
【0038】一方、アドレス切替部8bは、DMAコン
トローラ1aの「/DACKTX」端子からの送信応答
信号がLレベルになると、モデム9の「RS0〜RS
4」端子に送出するアドレスをシステムアドレスからア
ドレス生成部8aで生成された送信レジスタアドレスに
切り替える。すると、モデム9は、アドレス切替部8b
からの送信レジスタアドレスに基づき、RAM7からの
送信データを書き込むべきレジスタとして送信レジスタ
9aを設定する。
【0039】一方、デコード部8cは、「/DACKT
X」端子からの送信応答信号がLレベルになると、モデ
ム9に送出するモデムチップセレクト信号をLレベルに
する。すると、モデム9の「/CSMDM」端子もLレ
ベルになり、モデム9が能動状態となる。また、モデム
9は「/CSMDM」端子がLレベルになると、「TX
RQ」端子からの送信要求信号をLレベルに戻す。
【0040】次に、DMAコントローラ1aは、RAM
7に送出するメモリリード信号をLレベルにする。する
と、RAM7の「/MRD」端子もLレベルとなり、R
AM7は、送信データをバス12内のデータバスに例え
ば1バイト分読み出す。なお、このときRAM7におい
て、送信データを読み出すアドレスは、バス12内のア
ドレスバスを介してDMAコントローラ1aによって指
定される。
【0041】続いて、DMAコントローラ1aは、モデ
ム9に送出するモデムライト信号をLレベルにする。す
ると、モデム9の「/IOWR」端子もLレベルにな
る。つまり、モデム9の送信レジスタ9aに送信データ
の書き込みが可能な状態になる。従って、先にRAM7
からデータバス上に送出された例えば1バイト分の送信
データが、モデム9の送信レジスタ9aに書き込まれ
る。
【0042】モデム9に送信データが書き込まれると、
モデム9に対するモデムライト信号がLレベルからHレ
ベルになる。続いて、DMAコントローラ1aからRA
M7に対するメモリリード信号、DMAコントローラ1
aからDMAアドレス指定部8に対する送信応答信号及
びRAM7に対するメモリチップセレクト信号がLレベ
ルからHレベルになる。そして、上記の動作が繰り返さ
れることによりRAM7内の送信データがモデム9に順
次DMA転送されるとともに、その送信データがモデム
9で変調され、NCU10を介して電話回線L上に送信
される。
【0043】次に、ファクシミリ受信時におけるDMA
転送動作について、図2を参照しつつ図4に示すタイム
チャートを用いて説明する。送信側からの着信がある
と、モデム9により送信側との間で各種ファクシミリ手
順信号のやりとりが行われた後、画データの受信が開始
される。このとき、モデム9は、RAM7への受信デー
タのDMA転送を要求すべく、「RXRQ」端子から送
出する受信要求信号をHレベルにする。すると、DMA
コントローラ1aの「DRQRX」端子もHレベルとな
る。この状態になると、CPU1は、バス12を開放し
てDMAコントローラ1aがバス・マスタとなりバス1
2を制御できるようになる。
【0044】DMAコントローラ1aの「DRQRX」
端子がHレベルになると、DMAコントローラ1aは、
RAM7に送出するメモリチップセレクト信号をLレベ
ルにする。すると、RAM7の「/CSRAM」端子も
Lレベルになり、RAM7が能動状態となる。
【0045】また、DMAコントローラ1aは、「DR
QRX」端子がHレベルになると、「/DACKRX」
端子から送出する受信応答信号をLレベルにする。する
と、DMAアドレス指定部8のアドレス生成部8aは、
受信レジスタアドレスを生成する。
【0046】一方、アドレス切替部8bは、DMAコン
トローラ1aの「/DACKRX」端子からの受信応答
信号がLレベルになると、モデム9の「RS0〜RS
4」端子に送出するアドレスをシステムアドレスからア
ドレス生成部8aで生成された受信レジスタアドレスに
切り替える。すると、モデム9は、アドレス切替部8b
からの受信レジスタアドレスに基づき、モデム9からの
受信データを書き込むべきレジスタとして受信レジスタ
9bを設定する。
【0047】一方、デコード部8cは、「/DACKR
X」端子からの受信応答信号がLレベルになると、モデ
ム9に送出するチップセレクト信号をLレベルにする。
すると、モデム9の「/CSMDM」端子もLレベルに
なり、モデム9が能動状態となる。また、モデム9の
「/CSMDM」端子がLレベルになると、「RXR
Q」端子からの受信要求信号をLレベルに戻す。
【0048】次に、DMAコントローラ1aは、モデム
9に送出するモデムリード信号をLレベルにする。する
と、モデム9の「/IORD」端子もLレベルとなり、
モデム9は、受信レジスタ9bに記憶された復調後の受
信データをバス12内のデータバスに例えば1バイト分
読み出す。
【0049】続いて、DMAコントローラ1aは、RA
M7に送出するメモリライト信号をLレベルにする。す
ると、RAM7の「/MWR」端子もLレベルになる。
つまり、モデム9の受信レジスタ9bからの受信データ
がRAM7に書き込み可能な状態なる。従って、先にモ
デム9の受信レジスタ9bからデータバス上に送出され
た例えば1バイト分の受信データが、RAM7に書き込
まれる。なお、このときRAM7において、受信データ
を書き込むアドレスは、バス12内のアドレスバスを介
してDMAコントローラ1aによって指定される。
【0050】RAM7に受信データが書き込まれると、
RAM7に対するメモリライト信号がLレベルからHレ
ベルになる。続いて、DMAコントローラ1aからモデ
ム9に対するモデムリード信号、DMAコントローラ1
aからDMAアドレス指定部8に対する受信応答信号及
びRAM7に対するメモリチップセレクト信号がLレベ
ルからHレベルになる。そして、上記の動作が繰り返さ
れることにより、電話回線Lからモデム9で受信された
受信データがモデム9で復調された後、RAM7に順次
DMA転送されて、RAM7に記憶される。
【0051】以上のように、本実施形態では次のような
作用、効果を得ることができる。 (1)モデム9からの送信及び受信要求信号があると、
DMAコントローラ1aは、RAM7とモデム9との間
でDMA転送を行わせる。このとき、DMAアドレス指
定部8は、DMAコントローラ1aの指令に基づき、モ
デム9に対して指定すべきアドレスをシステムアドレス
から送信レジスタ9aのアドレス又は受信レジスタ9b
のアドレスに切り替える。このため、モデム9自身が送
信レジスタ9aのアドレス又は受信レジスタ9bのアド
レスを指定する機能を備えていなくても、その機能をD
MAアドレス指定部8で行わせることができるため、D
MA転送を支障なく行うことができる。
【0052】(2)前記(1)により、市販されている
汎用モデムを使用してDMA転送をすることが可能とな
るため、CPU1に負担をかけることなく、また専用モ
デムを製作することなく、低コストな構成でDMA転送
を実現することができる。
【0053】なお、上記実施形態は以下のように変更し
てもよく、その場合でも少なくとも上記実施形態と同様
の作用、効果を得ることができる。 (a)1バイト転送するごとに次のDMA要求があるか
否かを調べて要求があれば連続してDMA転送を行うバ
ースト・モード、または必要なバイト数のDMA転送が
終了するまでCPU1に制御を返さないコンティニュア
ス・モードであっても良い。
【0054】さらに、上記実施形態より把握される請求
項以外の技術的思想について、以下にそれらの効果と共
に記載する。 [1]請求項1に記載の通信端末装置において、変復調
手段からのデータ転送要求は、割り込み信号によって行
う通信端末装置。
【0055】[2]請求項2に記載の通信端末装置にお
いて、前記アドレス指定手段は、送受信時に変復調手段
を能動状態にするためのデコード部を含む通信端末装
置。 [3]請求項3に記載の通信端末装置において、前記第
1レジスタは、送信データを格納するための送信レジス
タ及び受信データを格納するための受信レジスタを含
み、前記アドレス生成部は送信レジスタのアドレスまた
は受信レジスタのアドレスを発生する通信端末装置。
【0056】上記[1]〜[3]に記載の通信端末装置
では、上記実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明
によれば、記憶手段と変復調手段との間におけるデータ
のDMA転送を低コストで実現可能な通信端末装置を提
供することができる。
【0058】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、送受信時には、読み出し
アドレスまたは書き込みアドレスに確実に切り替えられ
るため、DMA転送を支障なく行うことができる。
【0059】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、変復調手段においては、
DMA転送に際しては、送受信データを格納するための
第1レジスタを用いて、データの書き込み又は読み出し
が支障なく行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態におけるファクシミリ装置のブロ
ック構成図。
【図2】 同じく、DMAアドレス指定部の構成を示し
た説明図。
【図3】 同じく、送信時におけるDMA転送動作を示
すタイムチャート。
【図4】 同じく、受信時におけるDMA転送動作を示
すタイムチャート。
【符号の説明】
1a…制御手段を構成するDMAコントローラ、7…記
憶手段を構成するRAM、8…アドレス指定手段として
のDMAアドレス指定部、9…変復調手段としてのモデ
ム、9a…第1レジスタとしての送信レジスタ、9b…
第1レジスタとしての受信レジスタ、9c…第2レジス
タとしてのシステムレジスタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信データの変調及び受信データの復調
    を行う変復調手段と、送受信データを記憶する記憶手段
    と、変復調手段からのデータ転送要求に応じて、変復調
    手段と記憶手段との間でデータのDMA転送を行わせる
    制御手段と、制御手段からの指令に応じて、変復調手段
    に対し受信データの読み出しアドレスまたは送信データ
    の書き込みアドレスを指定するアドレス指定手段とを備
    えた通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記アドレス指定手段は、制御手段から
    の指令に応じて、前記読み出しアドレスまたは書き込み
    アドレスを生成するアドレス生成部と、制御手段からの
    指令に応じて、変復調手段に対し指定すべきアドレスを
    前記アドレス生成部で生成されたアドレスに切り替える
    アドレス切替部とを含む請求項1に記載の通信端末装
    置。
  3. 【請求項3】 変復調手段は、送受信データを格納する
    ための第1レジスタ、及び変復調手段の制御用データを
    格納するための第2レジスタを有し、前記アドレス生成
    部は、制御手段からの指令に応じて第1レジスタのアド
    レスを生成するものであり、前記アドレス切替部は、制
    御手段からの指令に応じて、変復調手段に対し指定すべ
    きアドレスを、第2レジスタのアドレスから前記アドレ
    ス生成部で生成されたアドレスに切り替えるものである
    請求項2に記載の通信端末装置。
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