JPH0419639Y2 - - Google Patents

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JPH0419639Y2
JPH0419639Y2 JP1984185879U JP18587984U JPH0419639Y2 JP H0419639 Y2 JPH0419639 Y2 JP H0419639Y2 JP 1984185879 U JP1984185879 U JP 1984185879U JP 18587984 U JP18587984 U JP 18587984U JP H0419639 Y2 JPH0419639 Y2 JP H0419639Y2
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reference surface
molding
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tape cartridge
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、カートリツジケースの外表面に成
形される基準面に改善を加えたテープカートリツ
ジに関する。
〔従来の技術〕
テープカートリツジでは一般にレコーダ内で保
持、位置決めするための基準面を有する。例え
ば、ベータ型のビデオ用テープカートリツジでは
第6図に示すごとくカートリツジケース1の裏面
側の外表面に一定範囲の基準面2が4個所に設け
られている。VHS型のビデオ用テープカートリ
ツジにおいても、第7図に示すごとくカートリツ
ジケース1の裏面の4個所に一定範囲の基準面2
が同様に設けられている。
これらの基準面2は、平面精度が強く要求され
るが、もともと精度さえ満足されていれば、特に
他の面と区分する必要はなく、外観上も基準面2
の存在を明示するまでもないものである。
しかしながら、特に基準面2の平面精度を向上
させたい場合や、外観的に基準面2の精度を強調
させたい場合などにおいて、基準面2と他の面と
を寸法的、外観的に区分することがある。
テープカートリツジとくにビデオ用ではカート
リツジケース1の裏面に外観上の理由から放電加
工やエツチング等による様々なシボ模様をつける
ことが多い。しかし、凹凸の大きいシボなどをつ
ける場合、基準面2もそれと同一の面とするには
精度的に不適当であつたり、また精度的には問題
が無くとも外観上、基準面2の精度が悪い印象を
与えることがある。
そのため、従来では第8図および第9図に示す
ように基準面2を鏡面にする等して周囲のシボ面
3と区別することがあつた。この場合、一般に基
準面2は周囲のシボ面3と同一高さもしくは僅か
に突き出るよう設定することが必要である。
ところで、カートリツジケース1を射出成形金
型で成形する場合、シボ面3と異なる面を持つた
基準面2は金型上、シボ面3と同一の駒で成形す
るよりも第10図に示すように基準面2を成形す
る部分を基準面成型用入子4としてシボ面駒5と
区別した方が金型製作上容易であり、また基準面
2部分の金型が傷付いたときなどは入子4の交換
だけで修正できるなど有利な面を有する。そのた
め、一般にこの方法が多く採用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、かかる入子方式では、第11図に示す
ように基準面成型用入子4とシボ面駒5がすり合
わせとなつて基準面2の角部を成形しているた
め、基準面成型用入子4の角部が金型組付けの際
に崩れたり、成形中に樹脂から発生するガス等に
より腐食したりして隙間6aを生じることがあ
り、ここに樹脂が流入して第12図に示すように
バリ6bの発生につながつていた。基準面成型用
入子4とシボ面駒5のすり合わせ精度が悪い場合
にもバリを生じることがあつた。基準面2の外縁
がどうしてもエツジ状の角となるため、その角部
のだれやめくれが生じ易く、これらによつて基準
面2の精度が阻害されることがあつた。
この考案は上述した従来技術の欠点を解消し
て、基準面の精度や外観が優れたテープカートリ
ツジを提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、とくに第1図ないし第3図に示すご
とくカートリツジケース1の外表面上に一定範囲
の平坦な基準面2を突設してあり、該基準面2の
突設基部の外周に、これの周囲のカートリツジケ
ース1の外表面よりも低い凹溝7を周回状に設け
たものである。
〔考案の効果〕
かかる本考案によれば、基準面2の成形に際
し、該基準面2と、これの立ち上がり周側面と、
凹溝7の溝底とは、図示するごとき基準面成形入
子4にて一体に成形されることになる。従つて、
基準面2の外周縁にバリが発生することがなく、
基準面2を全体にわたつて高精度な平坦面に成形
できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図ないし第5図に
基づき説明する。
まず、第2図および第3図は本案テープカート
リツジにおける基準面2を含む要部を示してお
り、カートリツジケース1の外表面上には一定範
囲の基準面2と、この周囲のシボ面3との間に凹
溝7が設けられており、この凹溝7は基準面2お
よびシボ面3よりも低く設定したものとなつてい
る。
第1図において、凹溝7は金型側の基準面成型
用入子4の外縁部に一体に設けられた周囲凸部4
aによつて成形され、周囲凸部4aの外縁をシボ
面駒5とすり合わせてある。
これによれば、従来例に生じた基準面成型用入
子4の角の崩れや腐食は、周囲凸部4aとシボ面
駒5のすり合わせ部に生じることになる。しかし
ながら、かかる現象は第4図に示すごとく凹溝7
の底部で隙間8となつて現れるため、この隙間8
に樹脂が流入しても第5図に示すように凹溝7内
に余肉9を生じるだけであり、基準面2には何ら
影響を及ぼさない。すり合わせ精度が悪いことに
起因して発生するバリについても基準面2の範囲
外であるため悪影響を及ぼさない。従来例でエツ
ジとなつていた基準面2の外縁角部も、本実施例
では第4図に示すように基準面2の角部にRをつ
けることが可能となり、角部のだれやめくれに対
しても非常に有利な形となつた。
なお、図示例では基準面2が平面円形のため、
凹溝7もそれと同心円状のものとしたが、必ずし
も凹溝7は円形でなくともよく、楕円形もしくは
四角形等に変更しても同様の効果が得られること
は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案に係るテープカー
トリツジの一実施例を示しており、第1図はテー
プカートリツジの基準面を成形する金型構造の断
面図、第2図は成形時の基準面を含む要部の平面
図、第3図は第2図におけるA−A線断面図、第
4図は第1図におけるB部の拡大断面図、第5図
は成形後の基準面の一部拡大断面図である。第6
図はベータ型テープカートリツジにおける基準面
の有り様を示す平面図、第7図はVHS型テープ
カートリツジにおける基準面の有り様を示す平面
図である。第8図ないし第12図は従来例を示し
ており、第8図はテープカートリツジにおける成
形後の基準面を含む要部の平面図、第9図は第8
図におけるC−C線断面図、第10図は基準面を
成形する金型構造の断面図、第11図は第10図
におけるD部の拡大断面図、第12図は成形後の
基準面の一部拡大断面図である。 1……カートリツジケース、2……基準面、3
……シボ面、4……基準面成形用入子、4a……
周囲凸部、7……凹溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カートリツジケース1の外表面上に一定範囲の
    平坦な基準面2を突設してあり、 該基準面2の突設基部の外周に、これの周囲の
    カートリツジケース1の外表面より低い凹溝7を
    周回状に設けてあることを特徴とするテープカー
    トリツジ。
JP1984185879U 1984-12-06 1984-12-06 Expired JPH0419639Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984185879U JPH0419639Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

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JP1984185879U JPH0419639Y2 (ja) 1984-12-06 1984-12-06

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JPS61101875U JPS61101875U (ja) 1986-06-28
JPH0419639Y2 true JPH0419639Y2 (ja) 1992-05-06

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ID=30743339

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5387632U (ja) * 1976-12-20 1978-07-19

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JPS61101875U (ja) 1986-06-28

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