JPH04195714A - 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置 - Google Patents

磁気記録再生装置の回転ヘッド装置

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JPH04195714A
JPH04195714A JP2323646A JP32364690A JPH04195714A JP H04195714 A JPH04195714 A JP H04195714A JP 2323646 A JP2323646 A JP 2323646A JP 32364690 A JP32364690 A JP 32364690A JP H04195714 A JPH04195714 A JP H04195714A
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JP
Japan
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magnetic tape
annular groove
rotary head
sectional area
rotating
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JP2323646A
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Kimimasa Shibata
柴田 公正
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、主に咬傷信号を磁気テープに記録(または再
生)する磁気記録再生装置(以下VTRと称する。)の
回転ヘッド装置に関する。
従来の技術 近年VTRは多機能化が進行し、例えばNTSC映像信
号の記録やNTSCの2倍の水平走査線を有する高品位
信号及びNTSC映像信号をA/D変換して磁気テープ
にデジタル信号を同一のVTRで記録、再生する提案が
なされている。
これらの高品位信号やデジタル信号の記録では、従来の
信号に比較して高周波を記録、再生する必要があり、内
蔵される回転ヘッドは従来のVTRに対して3倍程度に
高速回転することが要求される。以下、従来例のVTR
について図面を用いて記述する。
第9図は従来例の回転ヘッド装置の断面図を示し、1は
回転ヘッドで、磁気テープ(図示せず)から記録信号を
再生可能である。2はへラドベースで先端に回転ヘッド
1を接着固定し、ビス3で回転ドラム4の下端に固定さ
れている。5は固定したドラムを示し、外周面には巻回
される磁気テープの走行高さ位置をヘリカル状に案内す
るテ−ブリード5a及び磁気テープ接触走行面5bが設
けられている。次に、6は回転ディスクで、中心部の回
転軸7に固定され、軸受け8.8′に支持されて回転自
在である。9は回転軸7の下端部にビス10で締め付は
固定されたスラスト止め具、11はスラスト止め具9に
ビス12で締め付は固定された電動機のロータ、13は
電動機のロータ11に接着固定されたマグネット、14
は電動機のステータコイルで、通電すればロータ11に
回転力が発生する。15は回転ディスク6と軸受け8と
の間のスペーサ、16は回転ドラム4を回転ディスク6
に締め付は固定するビス、17は回転ディスク6の下方
部に接着固定された回転トランスの一次側コアーで、回
転ヘッド1及び回転ヘッド1に対して180°離間して
設けられた回転ヘッド1′(図示せず)のそれぞれに記
録(又は再生)信号の伝達を行う一次巻線が溝部に設け
られている。18は回転トランスの一次側コアー17に
対向して固定下ドラム5の内部に接着固定された回転ト
ランスの二次側コアーで、溝部には二次巻線が設けられ
ている。19はスペーサ20を介してビス21で回転デ
ィスク6の上端部に締め付は固定されたスリップリング
取り付は具、22はスリップリングの電極23,24.
23e、24eを絶縁保持するスリップリング保持具で
、スリップリング取り付は具19に接着固定されている
25.26,25e、26eはスリ・ツブリングの電極
23,24,23e、24eに対応して接触しているブ
ラシ、27はブラシ25,26,25e。
2′6eを絶縁保持するブラシ保持具で、VTR本体の
ブラシ取り付は板28に接着固定されてしλる。29は
ビス30で回転ドラム4の上方部に固定された回路基板
、31は回路基板29に構成された前置増幅手段で、回
転ヘッド1,1゛からの再生信号を個々に増幅して、回
転トランスの一次側コアー17の一次巻線に加わる。
次に第10図は従来例の回転へ・ンド装置が内蔵された
VTRの要部平面図を示す。
32は磁気テープで、テープガイド33.消去ヘッド3
4.テープガイド351回転ヘッド1゜1′が内蔵され
た回転ドラム4と固定下ドラム5とで構成された回転ヘ
ッド装置、テープガイド36゜オーディオ・コントロー
ルヘッド37.キャプスタン38.のそれぞれに案内さ
れ、テープ走行バスを形成する。39はピンチローラを
示す。14aは記録及び再生する信号に対応して、モー
タを回転制御し、回転ドラム4の回転速度を切替える回
転ヘッド回転速度制御手段を示す。
例えば、記録(再生)信号が通常のNTSC映像信号で
あれば、1800r、p、m、の通常回転状態に、また
、記録(再生)信号が高品位信号やデジタル信号であれ
ば、5400r、p、m。
の高速回転状態にそれぞれ回転ドラム4の回転速度が回
転ヘッド回転速度制御手段14aによって制御されるよ
うに構成されている。
次に第9図、第10図の従来例の動作は、VTRを記録
状態にすれば、14の電動機ステータコイルが通電され
て、ロータ13に回転力が発生し、ロータ13にされた
スラスト止め具91回転軸7、回転ディスク6、回転ト
ランスの一次側コアー17.回転ドラム42回転ヘッド
1,1°等の回転軸に固定された部分が矢印40方向に
回転する。続いて、キャプスタン38を回転させ、これ
に磁気テープ32を挟んでピンチローラ39を押圧すれ
ば、キャプスタン38とピンチローラ39の共働作用で
磁気テープ32が矢印41方向に走行開始する。
そして、回転トランスを通じて記録信号を回転ヘッド1
,1゛に加えれば、磁気テープに新規な磁化トラックが
形成される。また、VTRが再生状態に至れば、スリッ
プリングの電極23.24に対して接触しているブラシ
25.26を通じて前置増幅手段31に+VccとGN
Dの電源が供給され、前置増幅手段31が動作状態に至
り、回転ヘッド1.1′からの再生信号を個々に増幅し
て、回転トランスの一次側コアー17の一次巻線に加わ
り、これに対応した二次側コアー18の二次巻線に出力
し、後続の信号処理回路に加わる。
発明が解決しようとする課題 以上、記述した従来例のVTRでは、回転ヘツドの回転
速度が通常のNTSC信号記録の180Orl)1程度
の通常回転に対して高品位信号やデジタル信号を記録す
る場合には5400rp−程度の高速回転に至る。
そして、高速回転状態での回転ヘッド1.l。
と磁気テープ32との接触状態は第11図に示す如く、
磁気テープ32の上側が回転ドラム4の外周面4aから
回転ヘッド1,1′の突出量1の先端を越えて浮上する
ことになる。
この原因は、通常のNTSC信号記録の回転ドラムに対
して回転速度が3倍程度に増大している理由で、回転ド
ラム4の外周面48周辺での移動空気層が増加し、回転
ドラム4の外周面4aと磁気テープ32との接触開始部
(第10図の矢印35aに示す。)に流入することにな
り、回転ドラム4の外周面4aからの磁気テープ32の
浮上量が増加する。その結果、第11図に示す磁気テー
プ32の接触状態に至り、回転ヘッド1,1゛先端の上
側には磁気テープ32との間に隙間りが発生する。従っ
て、回転ヘッド1.1′で記録された磁化トラックは第
12図の1aに示すが如く磁化開始部分に未記録部5b
が発生し、回転ヘッドからの再生信号は第13図に示す
如<5a部分でスペーシング損失による出力低下になり
、再生信号のS/N比が劣化する問題点があった。
この問題点を解決する手段としては回転ヘッドの高速回
転状態において磁気テープ32のテープテンションを増
大させ、第11図に示す回転ドラム4の外周面4aから
の磁気テープ32の浮上量を減少させる対策が考えられ
るが、磁気テープ32のテープテンションを増加させれ
ば、回転へ1.ド1.1′との接触圧力も増加し、磁気
テープ32及び回転ヘッド1,1′の磨耗を早める等の
新規な問題点発生に至っていた。
本発明は、従来の問題点を除去し、磁気テープのテンシ
ョンを増加することなく回転ヘッドの通常回転状態及び
高速回転状態のそれぞれについて、回転ヘッドと磁気テ
ープとの接触を安定状態に至らし、信頼性の高い再生信
号が得られる回転ヘッド装置を提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明の回転ヘッド装置は、
磁気テープを巻回する外周面の回転方向に、凹状の環状
溝を配設した回転ドラムと、回転ドラムに配設された凹
状の環状溝の断面積を減少させる如く配設された複数の
環状溝断面積減少部材と、凹状の環状溝に配設された複
数の環状溝断面積減少部材の間に臨んで回転ヘッドを配
設する回転ヘッド臨設窓と、回転ドラムの回転速度に連
動して複数の環状溝断面積減少部材を移動させ、凹状の
環状溝の断面積を所望の値に設定する環状溝断面積減少
部材の移動手段とで構成されている。
作   用 本発明は、前述の構成であるから、VTR動作状態にお
いて、磁気テープは回転している回転ドラムの磁気テー
プ巻回外周面に巻回されて走行開始する。
回転ドラムの磁気テープ巻回外周面に配設された凹状の
環状溝とその外側に巻回される磁気テープとの隙間は、
複数の環状溝断面積減少部材の外側で減少し、回転ヘッ
ドが配設されている回転ヘッド臨段窓の外側で拡大する
。そして、回転ドラムと磁気テープ巻回外周面周辺の移
動空気層は、その一部が凹状の環状溝部と磁気テープと
の隙間を通過することになる。
凹状の環状溝部と磁気テープとの隙間を通過する移動空
気層は、磁気テープとの隙間が減少した複数の環状溝面
積減少部材の外側に続いて、磁気テープとの隙間が拡大
している回転ヘッド臨設窓に至り、この部分で磁気テー
プとの隙間拡大に伴う負圧が発生する。この負圧の発生
は複数の環状溝断面積減少部材及び回転ヘッド臨段窓の
それぞれと外側に巻回される磁気テープとの隙間変化に
関係し、例えば回転ドラムが高速回転状態にあれば、複
数の環状溝断面積減少部材を内側に配設された環状溝断
面積減少部材の移動手段によって外周方向に移動させる
。そして、複数の環状溝断面積減少部材の外側に巻回さ
れた磁気テープとの隙間が回転ドラムの通常回転状態に
対して減少し、この部分を通過する移動空気層が圧力上
昇して、磁気テープとの隙間が拡大している回転ヘッド
臨設窓部に至り、回転ヘッド臨設窓での負圧が増加し、
磁気テープの外側の大気に対する圧力低下が増加するこ
とになる。この結果、回転ヘッド臨設窓部の外債に巻回
されている磁気テープの環状溝底面側への変形量が回転
ヘッドの通常回転状態に対して増加することになり、回
転ヘッドと磁気テープとが安定接触するように作用する
実施例 以下、本発明による回転ヘッド装置の一実施例を第1図
〜第6図を用いて説明する。なお、第7図〜第11図の
従来例と同一番号、同一符号で本発明と直接関係し無い
部分は、重複説明を省略する。
第3図は本発明による一実施例の回転ヘッド装置の側面
図を示し、43は°環状の回転ドラムで、外側に磁気テ
ープを巻回案内する第1の磁気テープ巻回外周面43a
が構成されている。44は第1の磁気テープ巻回外周面
43aの下側に設けられ1回転ドラム43とともに回転
する環状体を示す。環状体44の下端部には回転ドラム
43の第1の磁気テープ巻回外周面43aの外形Duと
ほぼ同一外径に構成され、外側に磁気テープを巻回案内
する第2の磁気テープ巻回外周面44aが設けられてい
る。
44bは第1の磁気テープ巻回外周面43aと第2の磁
気テープ巻回外局面44aとの間に幅広構成された第1
の凹状の環状溝を示す。45.46は第1の凹状の環状
溝44bの断面積を回転ヘッド1の近傍で減少させるよ
うに第1の凹状の環状溝44bの側面及び底面に密着し
て構成された凹状の環状溝断面積減少部材を示す。回転
ヘッド1に対して180°離間配置された回転ヘッド1
゛(図示せず。)の近傍にも同様に凹状の環状溝断面積
減少部材45.46に対して180°離間して凹状の環
状溝断面積減少部材45°、46゜(図示せず。)が配
置されている。47及び47に対して180°離間配置
された47′(図示せず。〉のそれぞれは回転ヘッド1
,1゛を臨設配置するための回転ヘッド臨設窓を示し、
第1の凹状の環状溝を凹状の環状溝断面積減少部材45
と46との間及び180°離間配置された45′と46
゛との間でそれぞれ間仕切りして構成されている。48
は磁気テープ巻回外局面43aの上側に設けられた第2
の環状溝を示す。49は固定下ドラムで、下側に磁気テ
ープの走行高さ位置をヘリカル状に規制するテープリー
ド50と回転ドラム43の第1の磁気テープ巻回外周面
43aの直径Duに対してやや小径の磁気テープ接触走
行面51が構成されている。固定下ドラム49のテープ
リード50は図示の如(、回転ドラム43に巻回される
磁気テープ32の巻回途中から磁気テープ32の下側エ
ツジに当接して、磁気テープ32の走行高さ位置を規制
する。テープガイド35から回転ドラム43に至る磁気
テープ巻回開始部分における磁気テープ32は図示の如
く、磁気テープ32の下側エツジ部32aが環状体44
に設けられた第2の磁気テープ巻回外周面44aに巻回
案内される。また、回転ドラム43からテープガイド3
6に至る磁気テープ巻回終了部分における磁気テープ3
2の上側エツジ部32bは第1の凹状の環状溝44bと
第2の環状溝48との間の磁気テープ巻回外周面43a
に巻回案内される。52は固定下ドラム49の低部に構
成され、回転ドラム43に回転を与えるモータを示す。
53.53’はへラドベースを示し、先端に回転ヘッド
1,1゛が接着固定されている。
第1図は本発明による一実施例の回転ヘッド装置の凹状
の環状溝断面積減少部材の断面図、第2図は本発明によ
る一実施例の回転ヘッド装置に180°離間配置された
凹状の環状溝断面積減少部材と回転ヘッドとの構成を示
す平面拡大図、第4図は本発明による一実施例の回転ヘ
ッド装置の回転ヘッド部の断面図をそれぞれ示し、次に
第1図、第2図及び第4図を用いて説明する。44cは
環状体44に構成された第1の凹状の環状溝44bの低
面を示す。45a、46aは凹状の環状溝断面積減少部
材45.46の外周面を示し、それぞれの外径D1およ
びDOは第2の磁気テープ巻回外周面44aの外径Du
に対して数10μm小径に設定されている。凹状の環状
溝断面積減少部材45.46の上平面45t、46tは
第1図に示す如く、回転ドラム43の下側低面43bに
密着規制される。45g、46gは凹状の環状溝断面積
減少部材45.46のへラドベース側を密着規制するよ
うに環状体44に固定された規制部材、45s、46s
は凹状の環状溝断面積減少部材45゜46と第1の凹状
の環状溝44bの低面44cとの間に密着して設けられ
た弾性部材を示す。54はへラドベース53を環状体4
4に締め付は固定するビス、55a、55bは凹状の環
状溝断面積減少部材45.46を環状体44に密着規制
するビス、第1図の55cはビス55a、55bのガイ
ド穴、56.57は回転ヘッド1に対向して凹状の環状
溝断面積減少部材45.46にそれぞれ配置されたビス
55a、55bの案内面を示す。
従って、凹状の環状溝断面積減少部材45.46は回転
ドラム43の下側低面43b、規制部材45g、46g
、環状体44のそれぞれに密着規制されて移動可能であ
り、回転ヘッド臨設窓47は第1の凹状の環状溝44b
を凹状の環状溝断面積減少部材45.46と弾性部材4
5s、46sとで間仕切りされる構成である。
そして、回転ヘッド1は回転ヘッド臨設窓47のほぼ中
間に配置され、回転ヘッド1の先端部は第4図に示す如
く、回転ドラム43の第1の磁気テープ巻回外周面43
aに対して距離1o内側に構成されている。
次に43e、44eは第1の磁気テープ巻回外局面43
aの下端及び第2の磁気テープ巻回外周面44aの上端
にそれぞれ構成された面取り部を示す。第4図の58は
環状体44を回転ドラム43の下側低面43bに締め付
は固定するビスを示す。
64は回転ドラム43の内側上面43cに固定された小
型ソレノイドで通電されればレバー65を介してリンク
されたビン66を矢印67方向に規制可能である。第1
図の68は引っ張バネでビン66を矢印67方向に規制
可能である。第1図の68は引っ張バネでビン66を矢
印67°方向に弾性附勢されている。69は両端部が凹
状の環状溝断面積減少部材45.46に固定されたビン
70a、70bにリンクされたレバーで、中央部にビン
66が固定されている。70cはビン70a70bのガ
イド穴を示す。
凹状の環状溝断面積減少部材45.46の外周面45a
、46aは通常状態において、第2図の二点破線71a
、71bに示される位置に、引っ張りバネ68の作用で
(第1図に示す矢印67′方向)規制されているが、小
型ソレノイド64が通電されればレバー65.ビン66
、レバー69゜ビン70a、70b介して矢印67方向
に移動し、第2図の実線位置に規制されることになる。
小型ソレノイド64.レバー65.ビン66゜レバー6
9.ビン70a、70bで環状溝断面積減少部材の移動
手段を構成している。
次に本発明の一実施例における回転ヘッド装置の動作を
第1図第8図を用いて説明する。
VTRが通常のNTSC信号を記録(再生)する場合に
は、回転ヘッド回転速度制御手段でモータ52を通常状
態に通電し、回転ドラム43を第2図の矢印40方向に
回転させれば1回転速度1800rp−の通常回転状態
になる。通常回転状態では小型ソレノイド64が通電停
止状態に制御され、凹状の環状溝断面積減少部材45.
46は引っ張りバネ68の作用で第1図に示す矢印67
゜方向に規制され、凹状の環状溝断面積減少部材45゜
46の外周面45a、46aが第2図の二点破線71a
、71b位置に規制されることになる。
そして、磁気テープ32を回転ヘッド装置に巻回し、走
行開始させれば第4図の一点破線で示す如く磁気テープ
32は上側がテープガイド35゜36それぞれのリミッ
タに、下側は固定下ドラム49のテープリード50に走
行高さ位置が規制されることになる。
回転している回転ドラム43の第1の磁気テープ巻回外
周面43a及び環状体44の第2の磁気テープ巻回外局
面44a周辺には回転に伴う移動空気層が発生し、磁気
テープ巻回開始部の磁気テ−ブ巻回外周面と磁気テープ
との隙間に流入する。そして、磁気テープ巻回外周面と
磁気テープとの隙間に流入した移動空気層は、その一部
が凹状の環状溝部と磁気テープとの隙間を通過すること
になる。
凹状の環状溝部と磁気テープとの隙間を通過する移動空
気層は、第2図の矢印59に示す如く、磁気テープ32
との隙間が減少している凹状の環状溝断面積減少部材4
5の外側に続いて、矢印60に示す如く、回転ヘッド臨
設窓47に移動する。
回転ヘッド臨段窓47では流入した移動空気層には磁気
テープ32と回転ヘッド臨設窓47との隙間が拡大する
ことに伴う負圧Piが発生し、磁気テープ32の外側の
大気圧Poに対して圧力低下することになる。この結果
、凹状の環状溝44bの外側に巻回されている磁気テー
プは回転ヘッド臨設窓47部で凹状の環状溝44bの底
面44c方向に変形することになり、回転ヘッド臨設窓
47のほぼ中間部に配設された回転ヘッド1と磁気テー
プ32とが接触し、磁気テープ32は回転ヘッド1を第
2図の破線61.62及び第2図、第4図にそれぞれ示
す如く変形する。
本発明一実施例VTRで高品位信号及びデジタル信号を
記録再生する場合には、回転ヘッド回転速度III御手
段でモータ52を高速状態に通電すれば、回転ドラム4
3は5400rpmの高速回転状態になる。高速回転状
態で小型ソレノイド64を通電すれば、凹状の環状溝断
面積減少部材45゜46の外周面45a、46aは第2
図の実線位置に規制されることになる。
そして、凹状の環状溝断面積減少部材45の外周面45
aの外側に巻回された磁気テープ32との隙間が回転ド
ラム43の通常回転状態に対して減少しているから、こ
の部分を通過する移動空気層が圧力上昇して、磁気テー
プ32との隙間が拡大している回転ヘッド臨設窓47に
至り、回転ヘッド臨設窓47での負圧が増加し、磁気テ
ープ32の外側の大気に対する圧力低下が増加すること
になる。
この結果、回転ヘッド臨設窓47の外債に巻回されてい
る磁気テープ32の凹状の環状溝低面44c側への変形
量が回転ヘッドの通常回転状態に対してさらに増加する
こよになり、回転ヘッド1と磁気テープ32とが安定接
触するように作用する。
本発明一実施例のVTRでは回転ドラム43の回転速度
が通常回転状態において、磁気テープ32と回転ヘッド
1との接触が隙間の無い安定状態に至る如く、第4図の
第1の磁気テープ巻回外周面43aと回転ヘッド1の先
端部との距離■0や凹状の環状溝断面積減少部材45.
46の外周面45a、46aの位置が設定されている。
また、回転ドラム43の回転速度が高速回転状態では、
凹状の環状溝断面積減少部材45.46の外周面45a
、46bの位置が設定されている。
従って、本発明一実施例のVTRでは、回転ドラム43
の回転速度が通常回転状態及び高速回転状態のそれぞれ
における磁気テープ32と回転ヘッドとの接触が隙間の
無い安定状態に至り1回転ヘッド1,1°で記録した磁
化トラックは第5図の10に示す如く、磁化開始部分の
未記録部が 、除去され、回転ヘッドからの再生信号は
第6図に示す如(出力低下の無い、安定状態に至る。
以上、記述した本発明一実施例の回転ヘッド装置では、
回転ドラムに回転ヘッドが固定され、−体回転する構成
であるが、本発明は中間部の回転ドラムに凹状の回転ヘ
ッド臨設窓を設けて、回転ヘッドを突出配置する構成の
中間ドラムの回転ヘッド装置や薄型磁気テープを使用す
る高密度記録型回転ヘッド装置に適用しても同様に作用
する。
発明の効果 以上述べたように、本発明によれば、回転ドラムの回転
速度が通常回転状態及び高速回転状態のそれぞれにおけ
る磁気テープと回転ヘッドとの接触が隙間の無い安定状
態にすることが可能になり、回転ドラムの通常及び高速
回転の双方ともに、安定な記録トラックパターンの形成
や再生信号のS/N比低下が減少することになり、この
種のVTRの信頼性向上、普及に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による一実施例の回転ヘッド装置の凹状
の環状溝断面積減少部材の断面図、第2図は同回転ヘッ
ド装置に180°離間配置された凹状の環状溝断面積減
少部材と回転ヘッドとの構成を示す平面拡大図、第3図
は同回転ヘッド装置の側面図、第4図は同回転ヘッド装
置の回転ヘッド部の断面図、第5図は同磁化トラックパ
ターン図、第6図は同回転ヘッドの再生信号波形図、第
7図は従来例の回転ヘッド装置の断面図、第8図は同回
転ヘッド装置が内蔵されたVTRの要部平面図、第9図
は同回転ヘッドと磁気テープとの接触状態図、第10図
は同磁化トラックパターン図、第11図は同回転ヘッド
の再生信号波形図である。 43・・・・・・回転ドラム、43a・・・・・・第1
の磁気テープ巻回外周面、44・・・・・・環状体、4
4a・・・・・・第2の磁気テープ巻回外周面、44.
 c・・・・・・第1の凹状の環状溝の低面、45・・
・・・・凹状の環状溝断面積減少部材、49・・・・・
・固定下ドラム、50・・・・・・テープリード、51
・・・・・・磁気テープ接触走行面、64・・・・・・
小型ソレノイド、65・・・・・・レバー、68、・・
・・・引っ張りバネ、69・・・・・・レバー、70a
・・・・・・ビン。 代理人の氏名 弁理士小鍜治 明ほか2名軒−−−ロイ
めT’l杼傭町i樗鄭静p41−−−11電、下Yラム C4゛−−ノ1\儒1゛ルノイy 6ト・−引っ5長−11ノで才 69−−−Lハ゛〜 第2図 第 3 図     ロ’−1:]転ヤ・1Yり2−i
ム1(ブーツ。 +3−m−回転Yう4 444・−芥2−石]―、翫テープ、蔓ト4にjqI加
<q−−−IB屓茎工Yフム 第4図 ggS図 第8図     第9図 第10図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 磁気テープを巻回する外周面の回転方向に、凹状の環状
    溝を配設した回転ドラムと、前記回転ドラムに配設され
    た凹状の環状溝の断面積を減少させる如く配設された複
    数の環状溝断面積減少部材と、前記凹状の環状溝に配設
    された複数の環状溝断面積減少部材の間に臨んで回転ヘ
    ッドを配設する回転ヘッド臨設窓と、前記回転ドラムの
    回転速度に連動して前記複数の環状溝断面積減少部材を
    移動させ、凹状の環状溝の断面積を所望の値に設定する
    環状溝断面積減少部材の移動手段とを具備したことを特
    徴とする磁気記録再生装置の回転ヘッド装置。
JP2323646A 1990-11-26 1990-11-26 磁気記録再生装置の回転ヘッド装置 Pending JPH04195714A (ja)

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