JPH03137811A - 回転ヘッド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は回転ヘッド式の磁気記録再生装置に関するもの
であり、さらには磁気ヘッドの回転速度を切り替えて記
録再生を行う回転ヘッド装置に関するものである。

従来の技術 昨今では、磁気記録装置の発展はめざましく、回転ヘッ
ド式磁気記録再生装置においては新しい情報媒体の開発
とともに新しいテープフォーマットの提案が盛んである
。例えばＤＡＴ　（ディジタル・オーディオもテープレ
フーダ）におけるロングプレイモード等のようにモード
に応じて、シリンダの回転数とテープ速度をかえる方法
が使われている。また次世代の映像装置として高画質映
像装置の開発が盛んであるが、これらの高画質映像装置
のＶＴＲとしては磁気記録の高密度化が必須であるとと
もに、家庭用高画質ＶＴＲとして従来の映像装置のＶＴ
Ｒとの互換性が必要であり、１つのＶＴＲでそれを実現
しようとすると、記録する信号に応じてシリンダの回転
数とテープ速度をかえる必要がある等、磁気ヘッドの回
転速度を変えることにより同一のシリンダで複数の記録
再生モードを構成する装置の開発が行われている。

以下に、従来の回転ヘッド式磁気記録再生装置について
説明する。

従来の磁気記録再生装置としては、例えば特開昭８０−
４５９６８号公報に示されている。

第５図は従来の回転シリンダの外観を示す図であり、第
５図に示すように１は固定シリンダ、２は回転シリンダ
であり、回転シリンダ２には磁気ヘッド８が回転シリン
ダ外周面から一定量突き出して取り付けられており、固
定シリンダ１と同軸上で回転する。磁気テープ１６は固
定シリンダ１に設けられたリード１７に沿ってガイドポ
スト（図示せず）によってシリンダに対して斜めに所定
角度巻き付けられ走行する。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記したような従来の回転ヘッド装置の
構成では、シリンダの回転数とテープ速度を切り替えて
複数の記録再生モードを構成すると以下のような問題点
が生じる。

第６図は従来の回転ヘッド装置においてシリンダの回転
速度が通常（１８００Ｒ，Ｐ、Ｍ、）の場合とその３倍
で回転させたときのそれぞれのシリンダ上が上がると回
転シリンダ２と磁気テープ１６間の空気膜が厚くなり、
磁気テープ１６が回転シリンダ２の表面から浮き上がる
量が大きくなる。磁気ヘッド８は回転シリンダ２の表面
から一定量突き出して磁気テープと接触しているが磁気
テープ１６が回転シリンダ２の表面から浮き上がる量が
大きくなると磁気ヘッドと磁気テープの接触状態が悪く
なる。特にシリンダの回転が高速の場合、磁気ヘッドと
磁気テープの相対速度が大きくなり、記録密度は向上す
るが、記録する波長も小さくなり磁気ヘッドと磁気テー
プ間の隙間の影響がシリンダ回転の低い場合に比べて大
きくなる。

本発明は上記の課題を解決するもので、回転ヘッドの回
転数が変化しても常に適切な磁気ヘッドと磁気テープの
接触状態を保つ回転ヘッド装置を提供することを目的と
する。

課題を解決するための手段 この目的を達成するために、本発明の回転ヘッド装置は
固定シリンダと、固定シリンダと同軸上に回転自在に支
持された回転シリンダと、回転シリンダと固定シリンダ
の対向部分の隙間を固定シリンダと同軸上で磁気ヘッド
と一体に回転する回転板と、回転板の第１の回転速度に
応じた第１のテープ速度と、第２の回転速度に応じた第
２のテープ速度に切り替えるモード切替手段と、モード
切替手段からの信号に応じて、回転板の回転速度を切り
替える回転板速度制御手段と、回転シリンダを一定速度
で回転させる回転シリンダ駆動手段とを有する構成とな
っている。

作用 本発明は上記した構成により、磁気ヘッドの回転速度が
変わっても回転シリンダの回転速度は一定に保たれる。

実施例 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。

第１図は本発明の回転ヘッド装置の側断面図である。第
１図において、１は固定シリンダ、２は回転シリンダ、
３は回転板、４はシャフト、５および６は軸受、７はへ
ラドベース、８は磁気ヘッドである。１０はモータ用コ
イル、１１はモータマグネット、　１２はロータであり
、ロータ１２はシャフト４に取り付けられている。固定
シリンダ１はメカニズムのシャーシ（図示せず）に固定
されており、ヘッドベース７は回転板３に支持固定され
、磁気ヘッド８はへラドベース７に回転シリンダ２の外
周面より一定量突き出すように接着固定されている。回
転板３はシャフト４に嵌合されており固定シリンダ１の
中心軸に対して同軸上に軸受５に対してシャフト４と一
体に回転する。

磁気ヘッド８への信号の伝達はロータリトランス１３．
１４を介して行われる。

９はプーリ、１５は回転シリンダ抜は止め防止用ボスで
あり、回転シリンダ２は、中心軸をシャフト４と同軸上
に軸受θを介して回転自在に支持されており、回転シリ
ンダ２の軸方向の動きはボス１５で規制されている。

第２図は本発明の回転ヘッド装置の外観を示す図である
。

第２図で示すように、磁気テープ１６は固定シリンダ１
に設けられたリード１７に沿ってガイドポスト（図示せ
ず）によってシリンダに対して斜めに所定角度巻き付け
られ走行する。回転板が第１図で示した構成により回転
し、磁気ヘッド８により磁気テープ１６上に記録害虫が
行われる。回転シリンダ２はプーリにかけられたベルト
１８により回転シリンダ駆動用モータ（図示せず）によ
り、上記したようにシャフト４の回りに回転駆動される
。

本発明の回転ヘッド装置は回転板の回転速度とテープ速
度を切り替えることにより二つの記録再生モードを持つ
。二つのモードにおいてそれぞれ低速モードでは回転板
の回転数は１８００　ｒ、ｐ、ｍ。

でテープ速度は３３．３　ｍｍ／Ｓであり、高速モード
においては回転板の回転数は低速モードの３倍の５４０
０１’、ｐ、Ｉｌ＋、、テープ速度もほぼ３倍になる。

磁気ヘッドと磁気テープの相対速度は高速モードでは低
速モードの３倍となり、記録密度が向上する。

第３図は本発明のシステムブロック図である。

第３図で示すように、モードの切り替えはモード切替回
路３０からの信号に応じて回転板制御回路３１及びメカ
駆動回路３２を介して行われる。

第４図は高速モードにおける本発明の回転ヘッド装置で
のテープ幅方向での断面図である。

本発明の回転ヘッド装置ではモードが切り替わり、磁気
ヘッド８の回転速度が変わっても回転シリンダ２は別の
駆動モータで駆動されており回転シリンダ２の回転数は
一定速度（１８００ｒ、ｐ、ｍ、）に維持されるのでテ
ープ浮上量は増加しない。

発明の効果 以上述べてきたように本発明においては、固定シリンダ
と、固定シリンダと同軸上に回転自在に支持された回転
シリンダと、回転シリンダと固定シリンダの対向部分の
隙間を固定シリンダと同軸上で磁気ヘッドと一体に回転
する回転板と、回転板の第１の回転速度に応じた第１の
テープ速度と、第２の回転速度に応じた第２のテープ速
度に切り替えるモード切替手段と、モード切替手段から
の信号に応じて、回転板の回転速度を切り替える回転板
速度制御手段と、回転シリンダを一定速度で回転させる
回転シリンダ駆動手段を有する構成により、磁気ヘッド
の回転速度を上げた高速モードにおいても回転シリンダ
の回転を変える必要がないのでシリンダ上でのテープ浮
上量を常に適切に保つことができ、低速モードにおいて
も、高速モードにおいても良好なヘッドタッチを得るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の回転ヘッド装置の側断面図、第２図は
本発明の回転ヘッド装置の外観を示す図、第３図は本発
明のシステムブロック図、第４図は高速モードにおける
本発明の回転ヘッド装置でのテープ幅方向での断面図、
第５図は従来の回転シリンダの外観を示す図、第６図は
従来の回転ヘッド装置におけるシリンダ上での磁気テー
プの幅方向の断面図である。 １・・・固定シリンダ、　　２・・・回転シリンダ、　
　３・・・回転板、　　４・・・シャフト、　　８・・
・磁気ヘッド、１６・・・磁気テープ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. テープを案内する案内溝が設けられた固定シリンダと、
   前記固定シリンダと同軸上に回転自在に支持された回転
   シリンダと、前記回転シリンダと前記固定シリンダの対
   向部分の隙間で前記固定シリンダと同軸上で磁気ヘッド
   と一体に回転する回転板と、前記回転板の第１の回転速
   度に応じた第１のテープ速度と、第２の回転速度に応じ
   た第２のテープ速度に切り替えるモード切替手段と、前
   記モード切替手段からの信号に応じて、前記回転板の回
   転速度を切り替える回転板速度制御手段と、前記回転シ
   リンダを一定速度で回転させる回転シリンダ駆動手段と
   を具備したことを特徴とする回転ヘッド装置。