JPH06295503A - 磁気テープ記録および/または再生装置 - Google Patents

磁気テープ記録および/または再生装置

Info

Publication number
JPH06295503A
JPH06295503A JP5079589A JP7958993A JPH06295503A JP H06295503 A JPH06295503 A JP H06295503A JP 5079589 A JP5079589 A JP 5079589A JP 7958993 A JP7958993 A JP 7958993A JP H06295503 A JPH06295503 A JP H06295503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
tape
recording
inclined post
post
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5079589A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ando
昌弘 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP5079589A priority Critical patent/JPH06295503A/ja
Publication of JPH06295503A publication Critical patent/JPH06295503A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラム回転数の異なる複数の記録モードにお
いて、回転ドラムのリードへのテープの規制力が変ら
ず、ヘッドタッチが均一で書込み,読取りが安定に行え
る磁気テープ記録および/または再生装置を提供する。 【構成】 高速記録,再生時には、プランジャ7に通電
し、切り換え板23,レバー24,ドラム入口側傾斜ポ
スト台22を介して、ドラム入口側傾斜ポスト10を上
から見て時計方向に駆動する。これにより傾斜ポスト1
0のガイド面の、回転ドラムの回転軸に対する傾斜角度
が変化し、テープ2のガイド状態が(d)から(c)の
ように変るので、回転ドラムのリード(固定ドラムに刻
んだガイド帯)に対するテープ2の規制力が強くなり、
ヘッドタッチが低速記録,再生時と同様に良好となり、
書込み,読取りが安定に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転ヘッドドラム(以
下回転ドラムという)に磁気テープ(以下テープとい
う)を巻つけて記録,再生を行う、ヘリカルスキャンタ
イプの磁気テープ記録および/または再生装置に関する
もので、特に記録レートの異なる少なくとも2種類以上
の信号を記録,再生できる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハイビジョン(HD方式)信号を
記録するVTRが開発されつつあるが、現行放送(NT
SC方式)から、HD放送への移行期は、両方式が混在
する時期である。VTRとしても両方式が同一のVTR
で記録,再生できるものが望まれる。NTSC方式とH
D方式とでは、情報量で5倍ほどの差があり、当然記録
レートも変わってくる。
【0003】このように記録レートの異なる少なくとも
2種類以上の信号を同一のVTRで記録する場合、次の
ような2つの手法が考えられる。一つは回転ドラムの回
転数(以下ドラム回転数という)を一定として、記録す
るヘッド数とテープ送り速度を変える手法、もう一つは
ヘッド数は変えずに、ドラム回転数とテープ送り速度を
変える手法である。
【0004】この両者を比較すると、ヘッドのコスト,
ヘッドたたきによるテープ振動,装置の小型化に伴う回
転ドラムの小型化等から考えて、ヘッド数はなるべく少
ない方が良く、ヘッド数を増やさずにドラム回転数を上
げてレートの高い方の信号を記録する後者の手法の方が
得策である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】後者のようなVTRで
記録したテープには、高レートモードと低レートモード
の記録が一つのテープ上に混在することがある。そのよ
うなテープを再生する場合、再生中に記録モードが変わ
った時、ドラム回転数を変化させなければならないが、
従来のドラム入口側傾斜ポストは図5に示すようにガイ
ド面の傾きが固定されているので、回転ドラムの低回転
時と高回転時とでは、回転ドラムとテープの間のエアー
フィルムのでき方が異なり、回転ドラムのリード(固定
ドラム側に刻まれているテープガイド帯)に対してのテ
ープの押しつけ力が異なるようになる。つまり、リード
へのテープの押しつけ力が異なることは、記録,再生時
のトラックに対するリニアリティが変化し、またヘッド
タッチが変わり、テープからの信号を再生したり又テー
プに信号を記録したりする際悪影響を与え、デッキ間の
テープ互換性が悪くなり、再生時に信号が拾えなくなる
という場合も生じる。
【0006】本発明は、このような問題にかんがみてな
されたもので、ドラム回転数の異なる複数の記録モード
において、回転ドラムのリードへのテープの規制力が変
わらず、ヘッドタッチが均一で書込み,読取りが安定に
行える磁気テープ記録および/または再生装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、磁気テープ記録および/または再生装置を
次の(1)のとおりに構成する。
【0008】(1)ドラム回転数の異なる複数の記録モ
ードで記録および/または再生可能な磁気テープ記録お
よび/または再生装置であって、回転ヘッドドラムの入
口に設けたポストと、このポストにおける磁気テープ接
触面の、前記回転ヘッドドラムの回転軸に対する傾斜角
度を、前記記録モードに応じて変更する傾斜角度変更手
段とを備えた磁気テープ記録および/または再生装置。
【0009】
【作用】前記(1)の構成により、記録モードに応じ
て、回転ヘッドのドラムの入口に設けたポストにおけ
る、磁気テープ接触面の、回転ヘッドドラムの回転軸に
対する傾斜角度が変更される。
【0010】
【実施例】以下本発明を実施例により詳しく説明する。
【0011】(実施例1)図1は実施例1である“VT
R”のテープ走行系を示す図である。
【0012】図において、1は記録媒体であるところの
テープ2を収納するカセット、3はテープパスを形成す
る回転するガイドローラ、4はテープテンションをコン
トロールするテープテンションローラ、5は慣性モーメ
ントの大きい回転ローラであるインピーダンスローラ、
6は固定ヘッドである。
【0013】8はドラム入口側に配置され回転ローラ3
と傾斜ポスト10が乗っているドラム入口側スケート、
7はドラム入口側スケート8上にあり、傾斜ポスト10
を記録モードに応じて所定角度だけ回転させるプランジ
ャ、9はドラム入口側スケート8を受けとめて固定する
ドラム入口側キャッチャである。10は回転させること
により、テープ接触面の、回転ドラムの回転軸に対する
傾斜角度が変化するドラム入口側傾斜ポスト、11はも
どし用のバネである。
【0014】12はヘッドを有する回転ドラム、13は
ドラム出口側スケート15を受けとめるドラム出口側キ
ャッチャ、14は固定・傾斜ポストであるところのドラ
ム出口側傾斜ポスト、15はドラム出口側傾斜ポスト1
4と回転ローラ3が乗っているドラム出口側スケートで
ある。
【0015】16は固定ガイドで固定ポストであり、1
7はテープを送るキャプスタン、18はキャプスタン1
7とでテープを送るピンチローラ、19はキャプスタン
18を受けとめるピンチローラキャッチャである。
【0016】図1はテープパスを形成した状態の図であ
るが、この図において記録,再生時は、普通、テープ2
は矢印アの方向へ移動する。この時回転ドラム12の回
転方向は矢印イの方向である。
【0017】回転ドラム12が回転すると、回転ドラム
12とそれに巻ついているテープ2の間にエアーフィル
ムができるが、このエアーフィルムが回転ドラム12の
回転数によりでき方が異なり、又回転ドラム12で刻ま
れているリードに対して、このエアーフィルムの影響
で、テープ2端が押しつけられる力すなわち規制力が異
なってくる。つまり具体的には、高レート記録,再生時
は回転ドラム12は高速回転となり、エアーフィルムが
厚くなり、テープ規制力が減ってヘッドタッチが悪くな
り信号の書込み,読取りがしづらくなる。又、低レート
記録,再生時は回転ドラム12は低速回転となり、エア
ーフィルムが薄くなり、テープ規制力は適切な値とな
り、ヘッドタッチが良くなって信号の書込み,読取りが
しやすくなる。このため本実施例では、高速回転時にド
ラム入口に設けた傾斜ポスト10のテープ接触面(ガイ
ド面)の、回転ドラム12の回転軸に対する傾きを変化
させ、前述の不都合を解消する。
【0018】図2は、ドラム入口に設けたドラム入口側
傾斜ポスト10の説明図である。
【0019】図2(a)において、3は回転するガイド
ローラである。10は円柱の側面に切り欠き10aを設
けて下側を拡開し、底面をだ円形状にした異形の傾斜ポ
ストで、ドラム入口側傾斜ポスト台22に偏心させて取
り付けられており、矢印C方向へ回転することにより、
回転ドラム12の回転軸に対するガイド面の傾きが変化
するようになっている。レバー24は、ドラム入口側傾
斜ポスト台22と固定されており、レバー24を動かす
ことにより、ドラム入口に設けた傾斜ポスト10のガイ
ド面の傾斜が変化する。プランジャ7は、矢印B方向へ
動くことにより、切り換え板23が矢印B方向へ移動
し、レバー24を動かすことができる。つまり、プラン
ジャ7に図示しない手段により通電すると、プランジャ
7の芯は引きこみ、切り換え板23が引かれ、レバー2
4が時計方向に回転する。
【0020】これとは反対に、プランジャ7が通電され
なくなれば、もどしバネ11によりレバー24が反時計
方向へ回転する。
【0021】図2(b)は、ドラム入口側傾斜ポスト1
0を図2(a)の矢印Aの方向より見た矢視図であり、
レバー24の回動によりテープ2がどのような状態なる
かを少し誇張して示したのが、図2(c),(d)であ
る。(c)は高レート記録,再生時、つまり回転ドラム
12が高速回転時の状態を示しており、この場合はエア
ーフィルムが厚くなって浮きぎみのテープ2をつっぱっ
てリードへのテープ規制力を増し、ヘッドタッチを良く
している。また、(d)は低レート記録,再生時、つま
り回転ドラム12が低速回転時の状態を示しており、こ
の場合、ドラム12とテープ2間のエアーフィルムが薄
くなってリードへのテープ規制力が増しヘッドタッチが
良くなるので、通常のテープパスで、テープ2をまっす
ぐに走行させるために、ドラム入口側傾斜ポスト10の
ガイド面の傾斜を通常時の傾きとしている。
【0022】すなわち、(d)は、低レート記録,再生
時、ドラム回転数が低い時のテープパスを形成するため
に、ドラム入口でのテープ2は通常のテーパとなってい
るが、(c)では、高レート記録,再生時、つまりドラ
ム回転数が高い時に、回転ドラム12とテープ2の間の
エアーフィルムが厚くなってリードへの規制力が減り、
ヘッドタッチが悪くなるのを阻止するように、エアーフ
ィルムを薄くするようなテープパスを形成している。
【0023】図3は、高レート,低レート記録,再生時
の流れを示すフローチャートである。図示のように、高
レートの時、つまり回転ドラム12が高速回転となると
きに、テープパスを図2(c)の状態にするためにプラ
ンジャ7を通電してオンとしている。低速回転時はオフ
で図2(d)の状態となる。
【0024】このようにして、記録モードにかかわら
ず、回転ドラムのリードへの規制力が変わらずヘッドタ
ッチが均一化するので、書込み,読取りが安定に行え
る。
【0025】なお、本実施例では、異形の傾斜ポストを
用いているが、これに限らず、ポストの形状は円錐状,
円柱状等でもよく、ポストの立て方は垂直でもよい。要
は、記録モードにかかわらず、ヘッドタッチが均一にな
るよう、ガイド面の、回転ドラムの回転軸に対する傾斜
角度を変化できるものであればよい。
【0026】(実施例2)本実施例は、円柱状のドラム
入口側傾斜ポストを用いる例である。
【0027】図4は本実施例の要部であるドラム入口側
傾斜ポストの説明図である。
【0028】図4に示すように、ドラム入口側スケート
ベース25上に、傾斜ポストベース26がウ点を軸にし
て可動できるように載置されており、プランジャ7の通
電により矢印エ,オ方向へ傾斜ポストベース26を回転
させ、ストレート固定ポストである傾斜ポスト27を回
動する。またプランジャ7に通電されなくなると、板バ
ネ28により傾斜ポスト27がカの方向へもどる。この
構成において、高速記録,再生時には、このままでは回
転ドラム12とテープ2とのエアーフィルムが厚くなる
ので、プランジャ7をオフし、板バネ28により傾斜ポ
ストベース26を矢印カ方向に回動させることによりエ
アーフィルムが薄くなり、ヘッドタッチがよくなる。又
低速記録,再生時には、プランジャ7はオンとなり、傾
斜ポストベース26は矢印オ方向へ動き、通常時のテー
プパスとなり、ヘッドタッチがよくなる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ドラム回転数の異なる複数の記録モードにおいて、回転
ドラムのリードへのテープの規制力が変らず、ヘッドタ
ッチが均一となるので、書込み,読取りが安定に行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1におけるテープ走行系を示す図
【図2】 実施例1におけるドラム入口側傾斜ポストの
説明図
【図3】 実施例1の動作を示すフローチャート
【図4】 実施例2におけるドラム入口側傾斜ポストの
説明図
【図5】 従来例におけるドラム入口側傾斜ポストの説
明図
【符号の説明】
7 プランジャ 10 ドラム入口側傾斜ポスト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム回転数の異なる複数の記録モード
    で記録および/または再生可能な磁気テープ記録および
    /または再生装置であって、回転ヘッドドラムの入口に
    設けたポストと、このポストにおける磁気テープ接触面
    の、前記回転ヘッドドラムの回転軸に対する傾斜角度
    を、前記記録モードに応じて変更する傾斜角度変更手段
    とを備えたことを特徴とする磁気テープ記録および/ま
    たは再生装置。
JP5079589A 1993-04-06 1993-04-06 磁気テープ記録および/または再生装置 Withdrawn JPH06295503A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5079589A JPH06295503A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 磁気テープ記録および/または再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5079589A JPH06295503A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 磁気テープ記録および/または再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06295503A true JPH06295503A (ja) 1994-10-21

Family

ID=13694189

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5079589A Withdrawn JPH06295503A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 磁気テープ記録および/または再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06295503A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3013508B2 (ja) テープローディング装置
JP2904666B2 (ja) 磁気記録/再生装置
JPH09180314A (ja) 磁気テープ記録再生装置
JPH06295503A (ja) 磁気テープ記録および/または再生装置
EP0822548B1 (en) Magnetic recording/reproducing apparatus with tilting head drum for dynamic tracking
KR100206632B1 (ko) 테이프 가이드 드럼용 포지셔닝 메카니즘을 구비한 자기 기록 재생장치
JPS6151651A (ja) 磁気記録再生装置
JP2574760B2 (ja) テ−プ装架機構
JP2864102B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0320900Y2 (ja)
JPH07114784A (ja) テープカセット装置
JPH0351788Y2 (ja)
JPS63293716A (ja) 磁気記録再生装置
JP2538195B2 (ja) 磁気テ―プ装置
JPH0729272A (ja) 磁気記録再生装置
JPH02260270A (ja) 磁気記録再生装置
JPH06301902A (ja) 磁気テープ記録再生または再生装置
JPH06295501A (ja) 磁気記録再生装置
JP2004192758A (ja) 記録再生装置およびそのテープ状記録媒体の案内方法
JPS6364658A (ja) 磁気記録再生装置
JPH01102716A (ja) 磁気記録再生装置
JPH06309740A (ja) 磁気記録再生装置
JPH03137811A (ja) 回転ヘッド装置
JPS62219302A (ja) 磁気記録再生装置
US20060103985A1 (en) Head drum assembly and magnetic recording/reproducing apparatus having the same

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000704