JP2555006B2 - 回転ヘツド装置 - Google Patents

回転ヘツド装置

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JP2555006B2
JP2555006B2 JP59230170A JP23017084A JP2555006B2 JP 2555006 B2 JP2555006 B2 JP 2555006B2 JP 59230170 A JP59230170 A JP 59230170A JP 23017084 A JP23017084 A JP 23017084A JP 2555006 B2 JP2555006 B2 JP 2555006B2
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憲明 益田
明猷 寺田
政道 林
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、テープ面を走査する回転ヘッドのコンタク
ト性能を確保し安定した記録または再生が可能な回転ヘ
ッド装置の構成に係り、特にヘッド面の形状に関する。
〔発明の背景〕
磁気記録再生装置における十分な映像出力の確保の手
段として、実開昭53−41920号報に述べられているよう
に、ヘッドの記録トラック幅方向の曲率の曲率中心とト
ラック幅(ヘッドのギャップ部を指す)の中心とが偏位
したことを特徴としたビデオヘッド形状については知ら
れている。しかし、上記ヘッドは、剛性の大なる磁気デ
ィスクに対応できるものであり、VTRのような剛性の低
い磁気テープを使用する場合においては、最適な形状と
は言えない。
すなわち、ヘッドの曲率中心とトラック幅中心とが偏
心しているため、ヘッド曲率中心に対して、トラック幅
が非対称となり磁気テープのような低剛性媒体とヘッド
との接触圧力は不均一となる。その結果、ヘッド出力の
局部的な劣化をきたすことが実験的にも確められてい
る。
このため、低剛性なる磁気テープを使用するVTRにお
いて最適なヘッド形状を求める必要がある。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、ビデオヘッドの走査速度が大で、か
つ薄手メタルテープを使用する広帯域信号録再用VTRに
おいて、ビデオヘッドとテープの安定したコンタクトを
確保するとビデオヘッドを提供することにある。
〔発明の概要〕
剛性の低い薄手テープの走行とビデオヘッドの高速走
査において、ビデオヘッドのギャップとテープとの接触
を安定にし、十分な映像出力を得るため、テープ幅方向
の張力状態等を考慮し、ビデオヘッドの走査方向に垂直
な方向のヘッド形状を、固定下シリンダ側に、近いヘッ
ド端部を形成する曲率半径の中心が、ヘッドギャップ部
を形成する曲率半径の中心より上シリンダ側に位置する
ようにした曲率を有することによって、固定下シリンダ
側に近いヘッド端部の傾斜面の勾配が、大となるような
形状とする。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図〜第6図を用いて説
明する。最初に図の説明を行ない次に動作を説明する。
第1図は、磁気記録再生装置のテープ走行系の概略平面
図を示したものである。
1は、カセット.2は、供給リール.3は、巻き取りリー
ル.4は、供給リール台.5は、巻き取りリール台.6は、シ
リンダ.7は、固定ポスト(1).8は、テープテンション
ピン(回動アームは、図示しない。)9は、固定ポスト
(2)10は、消去ヘッド.11は、入側ガイドローラ.12は
入側傾斜ピン.13は、出側傾斜ピン.14は、出側ガイドロ
ーラ.15は、オーディオコントロールヘッド.16は、ピン
チローラ.17は、キャプスタン.18は、磁気テープを示し
たものである。第2図は、映像信号の磁気記録再生を行
なうシリンダ構造である。19は、回転軸20は、上回転シ
リンダ(以下回転シリンダとする).21は、固定下シリ
ンダ(以下、固定シリンダとする).22は、ヘッド(1
個のみ図示する。).23は、ヘッドベース.24は、ヘッド
ベース固定用ネジ.25は、ロータリー側トランス.26は、
ステータ側トランス.27は、ベアリング(図中2個示
す。).28は、ディスクを示したものである。
第3図は、ヘッドを含むシリンダ部の部分図を示した
ものであり、第4図は、第3図のA−A断面図を示した
ものである。
第5図は、従来のヘッドとテープの接触状態を示す図
であり、第6図は、本発明によるヘッド形状におけるテ
ープの接触状態を示した図である。
最初に、磁気記録再生装置の動作とシリンダ構成につ
いて説明を行なう。
磁気テープ18は、供給リール2に巻装され、各テープ
案内部材7,9,消去ヘッド10,入側ガイドローラ11,入側傾
斜ピン12,シリンダb,出側傾斜ピン13,出側ガイドローラ
14,オーディオコントロールヘッド15と接触摺動し、ピ
ンチローラ16とキャプスタン17によりB方向に駆動さ
れ、巻き取りリール3に収納される。供給リール2は、
供給リール台4と係合しており、供給リール台4には、
テープ安定走行化のためにテープバックテンション付加
用のブレーキがかけられる。(ブレーキ部は、図示しな
い。)上記ブレーキ力は、テープテンションピン8によ
り磁気テープのテンションを検知することによって制御
される。巻き取りリール3は、巻き取りリール台5と係
合し、巻き取りリール台5を駆動する駆動手段(図示し
ない)により巻き取られる。
又、上記した供給リール2と巻き取りリール3は、カ
セット1内に収納されている。磁気テープ18は、シリン
ダ6に約半周巻装されており、複数個のヘッド(第2図
においては、1個のみ示す)がA方向にスキャンするこ
とにより録再する。
次に、第2図によりシリンダ構造について説明する。
ヘッド22は、ヘッドベース23に固定されヘッドベース固
定用ネジ24により回転シリンダ20に固定される。回転シ
リンダ20は、ディスク28に固定ネジ6−a,6−bにより
固定される。ディスク28は、回転軸19に圧入又は接着さ
れており、モータらの駆動手段(図示せず)により軸受
27に軸支されて回転可能である。ヘッドへの映像信号伝
達手段は、ディスク28に接着されたロータリー側トラン
ス25と固定シリンダ21に接着されたステータ側トランス
26により行なわれる。次に、本発明に基くヘッド形状に
ついて説明する。
第3図から判かるように、ヘッド22は、ヘッドギャッ
プ部(図中、Lで示したのがトラック幅を形成するギャ
ップ部)を補強する非磁性材(例えばガラス材など)と
磁性材(ヘッドにおいて、補強材を除いた全て)とによ
り構成されており(ただし、ヘッドに巻かれる巻線は図
示しない)、ヘッドの前面22−aは、磁気テープと接触
摺動し、ギャップ部22−cにより磁気テープにトラック
幅のLだけ記録される。
第3図に示した磁気ヘッド22のA−A断面図を示した
第4図について説明する。
第4図からわかるように、ヘッドの走査方向に対し
て、垂直な方向のヘッド形状は、ヘッド端部の曲率半径
R2,R3とヘッドギャップ部を含んだギャップ近傍の形状
を形成する曲率半径R1とから構成される。
本発明は、特に固定シリンダ側(すなわちヘッドのテ
ープ侵入時において、テープに対して遠い方のヘッド
端)のヘッド端の曲率半径の曲率中心cが、ヘッドギャ
ップ近傍の形状を形成する曲率半径の曲率中心aより
も、回転シリンダ側(ヘッドのテープ侵入時において、
テープに対して近い方のヘッド端)に位置するような曲
率で形成されることを特徴としており、第4図から判か
るように、ヘッドギャップ面を形成する面(B1面)と固
定シリンダ側のギャップ面以外の面(ガラス部を含む)
(B3面)とから構成される。
本実施例においては、回転シリンダ側のヘッド端部を
形成する曲率部の曲率半径R2で形成されるヘッド面(B2
面)を示したが、ヘッドギャップ部を形成する曲率半径
R1の延長上でもよい。すなわち曲率半径R2で形成しなく
ても曲率半径R1の延長で形成してもよい。すなわち、ヘ
ッドギャップ部より固定シリンダ側のヘッド面B3は、勾
配の急な斜面となっている。
その理由について説明すると、第5図に示すような従
来のヘッド形状であると、例えば、ヘッドが磁気テープ
に対して高速に走査することにより、発生する空気膜の
増加が、低剛性薄手テープのヘッド22周りの変化を助長
し、特にB部において強く接触していることが実験によ
り確認された。
この挙動は、ヘッドギャップ部におけるテープとヘッ
ドのスペーシングを生じ、ヘッド出力の劣化が生ずる。
もう少し、上記現象を詳しく述べると次のようにな
る。磁気テープ18と回転シリンダ20とに形成される空気
膜厚30が増加すると、磁気テープ18は、B部を支点とし
て、図中反時計方向に変形するため、ヘッドギャップ部
と磁気テープ18との接触とが不安定となる。磁気テープ
が薄手厚となり、低剛性化すると上記現象は顕著とな
る。
以上説明した現像に対し、第4図に示すようなヘッド
形状とすると、第6図に示すように、磁気テープ18との
接触が均一化し、ギャップ部におけるテープとのスペー
シングは、低減でき安定したヘッド出力を得ることがで
きる。
本発明の効果を第7図、第8図を用いて説明する。
第7図は、3種のヘッド形状による映像出力の関係を
示したものである。
I;現状のヘッド形状(曲率中心a点) II;固定シリンダに近いヘッド端のヘッドの曲率半径の
曲率中心bが、曲率中心a点より固定シリンダ側に位置
しているヘッド形状。
III;固定シリンダに近いヘッド端のヘッドの曲率半径の
曲率中心bが、曲率中心a点より回転シリンダ側に位置
しているヘッド形状。
第8図は、I,II,IIIの3種のヘッド形状に対してそれ
ぞれテープとの接触状態を示したものである。
現状ヘッド形状に対し、IIで示したヘッド形状とする
と、B部におけるテープとヘッドとの強い接触が若干緩
和されるためヘッドギャップ部におけるスペーシングは
低減し映像出力は、若干増加の傾向を得る。
これに対し、本発明はヘッド形状IIIとなるように設
定したのでB部におけるテープとヘッドの強い接触は緩
和され、その結果、ヘッドギャップ部におけるスペーシ
ングは解消し、最大の映像出力を得る。
今後、使用テープは、10μm厚以下の極薄手テープが
考えられ、本発明によるヘッド形状IIIによって映像出
力の劣化を防止できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、ビデオヘッドと
テープとの安定したコンタクトを実現できるビデオヘッ
ドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、磁気記録再生装置の概略平面図、第2図は、
シリンダの縦断面図、第3図は、ヘッドを含むシリンダ
部の部分傾斜図、第4図は第3図のA−A線断面図、第
5図は、従来のヘッド周りの縦断面図、第6図は本発明
によるヘッド周りの縦断面図、第7図は、ヘッド形状と
映像出力との関係を示す特性図、第8図(a)、(b)
(c)は、ヘッド形状によるヘッド周りの縦断面図であ
る。 6……シリンダ、18……磁気テープ 20……回転シリンダ、21……固定シリンダ 22……ヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 政道 横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所家電研究所内 (56)参考文献 特公 昭46−11153(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ヘッドを搭載の回転シリンダに同軸に
    固定シリンダが配置された回転ヘッド装置において、 上記回転ヘッドは、走査方向に垂直な断面が、該走査方
    向のコア全厚にわたりほぼ一様な形状を有し、かつ該断
    面の外形部の上記固定シリンダに近い側のヘッド端部を
    形成する円弧の曲率中心が、ヘッドギャップを含むヘッ
    ド先端部の円弧の曲率中心よりも上記固定シリンダから
    垂直方向に離れた位置に配置されていることを特徴とす
    る回転ヘッド装置。
JP59230170A 1984-11-02 1984-11-02 回転ヘツド装置 Expired - Lifetime JP2555006B2 (ja)

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JPS61110314A JPS61110314A (ja) 1986-05-28
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JPS63104210A (ja) * 1986-10-21 1988-05-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気ヘツド

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JPS61110314A (ja) 1986-05-28

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