JPH04194942A - 着色画像形成用材料および着色画像の形成法 - Google Patents

着色画像形成用材料および着色画像の形成法

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JPH04194942A
JPH04194942A JP2327395A JP32739590A JPH04194942A JP H04194942 A JPH04194942 A JP H04194942A JP 2327395 A JP2327395 A JP 2327395A JP 32739590 A JP32739590 A JP 32739590A JP H04194942 A JPH04194942 A JP H04194942A
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JP
Japan
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colored image
pigment
acid
reaction product
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JP2327395A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kishiki
博志 岸木
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Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Optical Filters (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は着色画像形成用材料および着色画像の形成法に
関する。さらに詳しくは、カラーフィルターなど、光透
過性の着色画像形成用材料および着色画像の形成法に関
する。
[従来の技術] 従来、液晶表示素子、固体撮像素子などのカラーフィル
ターは、ゼラチン、カゼインなどの水溶性天然高分子を
用いてパターン形成し、これを染色する工程を、赤、緑
、青の各着色画像ごとに繰り返すことにより作成されて
いる(染色法)。
[発明が解決しようとする課題] この染色法により作成されたカラーフィルターは、被染
色層として天然萬分子を用い、色素として染料を用いる
ことから、耐熱性が悪いという問題があった。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、」1記問題を解決するため鋭意検討した
結果、光透過性で、耐熱性に優れた、カラーフィルター
などの着色画像を形成させる材料および着色画像の形成
法を見いたし、本発明に到達した。すなわち本発明は、
下記着色画像形成用材料(I)、 (II)および着色
画像の形成法(Z−1)、 (Z−2)により構成され
る。
着色画像形成用材料(■): ノボラック型エポキシ樹
脂と不飽和カルボン酸との反応物(イ)と、飽和まはた
不飽和の多塩基酸無水物(ロ)との反応物(A)、光重
合性単量体(B)、光重合開始剤(C)および顔料(D
)からなることを特徴とする着色画像形成用材料。
着色画像形成用材1 (II) :  ノボラック型エ
ポキシ樹脂と不飽和カルボン酸との反応物(イ)と、飽
和まはた不飽和の多塩基酸無水物(ロ)との反応物(A
)、光重合性単量体(B)、光重合開始剤(C)、顔料
(D)、エポキシ硬化剤(E)および分子中にエポキシ
基を少なくとも2個有するエポキシ化合物(F)を組み
合わせてなることを特徴とする着色画像形成用材料。
着色画像の形成法(Z−1):着色画像形成用材料(I
)を基板上に塗布後、所定部位のみに活性エネルギー線
を照射したものを、アルカリ性水溶液による現像処理に
より未硬化部分を除去し、必要により活性エネルギー線
の照射および/または加熱処理することを特徴とする着
色画像の形成法。
着色画像の形成法(Z−2):着色画像形成用材料(n
)を基板上に塗布後、所定部位のみに活性エネルギー線
を照射したものを、アルカリ性水溶液による現像処理に
より未硬化部分を除去した後、加熱処理することを特徴
とする着色画像の形成法。
本発明において、該反応物(A)はオルソクレゾールノ
ボラック型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポ
キシ樹脂、ハロゲン化フェノールノボラック型エポキシ
樹脂なとのノボラック型エポキシ樹脂からなる群より選
ばれる少なくとも1種の7ボラソク型エポキシ樹脂と不
飽和カルボン酸を反応させて得られる不飽和化合物(イ
)に、さらに飽和または不飽和の多塩基酸無水物(ロ)
を反応させるこきによって得るこ七ができる。
本発明に用いられるノボラック型エポキシ樹脂は、例え
ばオルソクレゾールノボラック樹脂、フェノールノボラ
ック樹脂、ハロゲン化フェノールノボラック樹脂などの
ノボラック樹脂とエピクロロヒドリンとをアルカリ存在
下で反応させることなどにより得ることができ、市販品
としても入手できる。市販のオルソクレゾールノボラッ
ク型エポキシ樹脂としては、例えば住友化学工業(株)
製スミエポキシESCN−195X、ESCN−220
、日本チバガイギー(株)製アラルダイトECNl27
3、ECN−1280、ECN−1299、日本火薬(
株)製EOCN−101,EOCN−102、EOCN
−103が挙げられ、フェノールノボラック型エポキシ
樹脂としては、例えば油化シェルエポキシ(株)製エピ
コート152、エピコート154、東部化成(株)製Y
DPN−[i0+、YDPN−[i02が挙げられ、ハ
ロゲン化フェノールノボラック型エポキシ樹脂としては
、例えば臭素化フェノールノボラック型エポキシ樹脂で
ある日本火薬(株)製BRENが挙げられる。
本発明に用いられる不飽和カルボン酸としては、アクリ
ル酸、メタクリル酸、クロトン酸、桂皮酸等が挙げられ
る。これらのうちアクリル酸またはメタクリル酸が好ま
しい。
本発明に用いられる飽和または不飽和の多塩基酸無水物
(ロ)としては脂環族多塩基酸無水物(テトラヒドロ無
水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラ
ヒドロ無水フタル酸、メチルへキサヒドロ無水フタル酸
など)、芳香族多塩基酸無水物(無水フタル酸、無水ト
リノ’Jト酸など)、脂肪族多塩基酸無水物(無水マレ
イン酸、無水コハク酸、無水イタコン酸など)などが挙
げられる。これらのうち脂環族多塩基酸無水物、無水フ
タル酸および無水マレイン酸が好ましい。
該反応物(A)&して好ましいものの具体例を構成単位
の組合せにより表示すると、フェノールノボラック型エ
ポキシ樹脂/アクリル酸/テトラヒドロ無水フタル酸(
酸当量/エポキシ当量比重〇 J−1,05、酸当量/
水酸基当量比= 0.2〜2.0)、フェノールノボラ
ック型エポキシ樹脂/アクリル酸/メチルへキサヒドロ
無水フタル酸(酸当量/エポキシ当量比重〇、3〜1.
05、酸当量/水酸基当量比=0.2〜2.0)、クレ
ゾールノボラック型エポキシ樹脂/アクリル酸/ヘキサ
ヒドロ無ホフタル酸(酸当量/エポキン当量比=0.3
〜1.05、酸当量/水酸基当量比=0.2〜2.0)
 、タレゾールノボラック型エボキン樹脂/アクリル酸
/無水フタル酸(酸当量/エポキシ当量比=0.3〜1
.o5、酸当量/水酸基当量比=0.2〜2.0)が挙
げられる。
該反応物(イ)の製法を例示すると、該飽和カルボン酸
と該ノボラック型エポキシ樹脂をイイ機溶剤中て、触媒
存在下、酸当量/エポキシ当量比0.3−1.05、好
ましくは0.5〜1.05ノ範囲で反応させることによ
り(イ)を得ることがてきる。上記有機溶剤としてはエ
ステル化合物(エチルセロソルブアセテート、メチルセ
ロソルブアセテ−1・、トリエチレングリコールジアク
リレー1−、ノナエチレングリコールジアクリレートな
と)、ケトン化合物(シクロヘキサノン、メチルイソブ
チルケトンなど)、芳香族化合物(トルエン、ギシレン
など)、などを用いることができる。また、上記触媒と
しては、ホスフィン化合物Cl−IJ フェニルホスフ
ィン、 トリシクロヘキシルホスフィン、トリーn−ヘ
キンルポスフィン、トリス(イーメチルフェニル)ホス
フィンなど];4級アンモニウム塩化合物(塩化ベンジ
ルトリメチルアンモニウム、塩化ベンジルトリエチルア
ンモニウム、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウムなと
);3級アミン化合物(トリエチルアミン、N、  N
−ジメチルベンジルアミン、N、  N−ジメチルアニ
リン、ジアザビシクロオクタンなど); イミダゾール
化合物(2−メチルイミダゾール、2−エチル−4−メ
チルイミダゾール、2〜フエニルイミダゾールなど)な
どを用いることができる。
この反応は通常、重合禁止剤(ハイドロキノン、ハイド
ロキノンモノメチルエーテルなど)の共存下で、行われ
る。また、反応条件としては、通常60〜130°C1
好ましくは70〜120°Cの反応温度において、通常
0.5〜30時間反応させる。
該反応物(A)の製法を例示すると、前記の反応終了後
、この反応液に多塩基酸無水物(ロ)を酸当量/水酸基
当量比0,2〜2,0、好ましくは0,5〜2.0の範
囲で加え、通常60〜130°C1好ましくは70〜1
20°Cの反応温度において、通常0.5〜30時間反
応させることにより(A)を得ることができる。
該反応物(A)は、該反応物(イ)中の2級水酸基が、
さらに酸無水物と反応したものであり、不飽和基とカル
ボキシル基を共に有する。
本発明において、該光重合性単量体(B)としては、例
えば、多価アルコール(トリエチレングリコール、テト
ラエチレングリコール、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、 トリメチロQ− −ルプロパン、ペンタエリスリトール、ネオペンチルグ
リコール、ジペンタエリスリトール、 トリス(2−ヒ
ドロキシエチル)インシアヌル酸なと)と(メタ)アク
リル酸とのエステル;単官能性単量体[単官能(メタ)
アクリル酸エステル(2−ヒドロキシエチルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、メトキシテ
トラエチレングリコールアクリレート、シクロへギシル
アクリレート、ブトキシエチルアクリレート、ブチルア
クリレート、ベンジルアクリレート、フェノキシエチル
アクリレートなど)、単官能アミド化合物(N−メチロ
ールアクリルアミド、N−メチロールメタクリルアミド
、アクリルアミド、メタクリルアミドなど)などコ; 
トリグリシジルイソシアヌレートと(メタ)アクリレー
トとのエステル化反応生成物[トリグリシジルイソシア
ヌレ−1・/アクリル酸(I/2のモル比)反応物、ト
リグリシジルイソシアヌレート/アクリル酸(1/3の
モル比)反応物などコが挙げられる。これらの単量体(
B)は単独でも2種以上の組合せても用いることができ
本発明において、該光重合開始剤(C)としては紫外線
、遠紫外線、電子線、可視光などの活性エネルギー線に
より不飽和化合物の重合を開始するいかなる開始剤も使
用できる。 (C)の具体例としては、ベンゾインまた
はそのアルキルエーテル類(ベンゾインイソブチルエー
テル、ベンゾインイソプロピルエーテルなど);  ア
セトフェノン類[2,2−ジメトキシ−2−フェニルア
セトフェノン、2,2−ジェトキシアセトフェノン、■
−ヒドロキシシクロへキシルフェニルケトン、α−ヒド
ロキシ−2−メチルフェニルプロパノン、I−ヒドロキ
シ−1−メチルエチル−(p−イソプロピルフェニル)
ケトン、1−ヒドロキシ−1−メチルエチル゛−(p−
ドデシルフェニル)ケトン、1,1.1− )リクロロ
メチル−(p−ブチルフェニル)ケトン、2−メチル−
(4’ −(メチルチオ)フェニル)−2−モルポリノ
ー1−プロパノンなど]; チオキサントン類[チオキ
サントン、2−エチルチオキサントン、2−イソプロピ
ルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4
−ジメチルチオキ→ノーン)・ン、2.4−ジエチルチ
オキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン [ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ジ(p−ジエチル
アミノフェニル)ケトンなど];アントラキノン類(2
−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、
2−t−ブチルアントラキノン、■ークロロアントラキ
ノンなど); ジアルキルアミノ安息香酸エステル類(
p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジエチルアミ
ノ安息香酸エチルなど);トリハロメチル−S−)リア
ジン類[2−(4−メトキシフェニル)−4,G−ビス
(トリクロロメチル)−S−)リアジン、2−(4−メ
トキシナフチル)−4.6ービス(トリクロロメチル)
−S−トリアジン、2−(4−エトキシナフチル)−4
、6ービス(トリクロロメチル)−S−)リアジン、2
−エトキシカルボニル−4− (4−工l・キシナフチ
ル)−6−)リクロロメチル−S−)リアジンなどコ;
アクリジン類[9−フェニルアクリジン、9−(p−メ
トキンフェニル)アクリジンなど]; フェナジン類(
9.10−ジメチルベンズフェナジンなど)などが挙げ
られる。これらの光重合開始剤(C)は単独でも2種以
上の組合せでも用いることができる。また、 (C)と
増感剤を併用してもよい。この増感剤としては、 トリ
エタノールアミン、メチルジェタノールアミン、エチル
ジェタノールアミン、2−(ジメチルアミノ)エチルメ
タクリレ−1−、2−(ジエチルアミノ)エチルメタク
リレート、2−(ジメチルアミノ)エチルアクリレート
、2−(ジエチルアミノ)エチルアクリレートなとが挙
げられる。
本発明において顔料(D)としては、前記の赤、緑、青
および黒色などの着色画像の形成に適した顔料が各々用
いられる。
赤色の着色画像形成には、赤色顔料、赤色顔料と黄色顔
料の混合物などが用いられ、色相調整などの目的で、赤
色顔料と黄色顔料の併用が好ましい。該赤色顔料の具体
例としては、カラーインデックス名で、ピグメントレッ
ド9、123、+55、I[i8、]77、+80、2
17、220、224が挙げられ、該黄色顔料の具体例
としてはカラーインデックス名で、ピグメントエロー2
0、24、83、93、109、lIO、II7、1 
25、1 39、+ 47、I 5 4が挙げられる。
これらの赤色顔料および黄色顔料はそれぞれ2種以」二
を混合して用いることができる。赤色顔料と黄色顔料を
併用する場合の黄色顔料の使用量は、赤色顔料に対して
0.5〜30重量%の範囲で用いることが色相調整の点
で好ましい。
緑色の着色画像形成には、緑色顔料、緑色顔料と黄色顔
料の混合物などが用いられ、色相調整などの目的で、緑
色顔料と黄色顔料の併用が好ましい。該緑色顔料の具体
例としては、フタロシアニン系顔料(カラーインデック
ス名で、ピグメントグリーン7、36、37など)が挙
げられ、該黄色顔料の具体例としてはカラーインデック
ス名で、ピグメントエロー20、24、83、93、1
09、110、117、125、139、147、15
4が挙げられる。これらの緑色顔料および黄色顔料はそ
れぞれ2種以上を混合して用いることができる。緑色顔
料と黄色顔料を併用する場合の黄色顔料の使用量は、緑
色顔料に対して0.5〜30重量%の範囲で用いること
が色相調整の点で好ましい。
青色の着色画像形成には、青色顔料、青色顔料と紫色顔
料の混合物などが用いられ、色相調整などの目的で、青
色顔料と紫色顔料の併用が好ましい。該青色顔料の具体
例としては、フタロシアニン系顔料(カラーインデック
ス名で、ピグメントブルー15、+5:3.15:4.
15:6など)、アントラキノン系顔料(カラーインデ
ックス名で、ピグメントブルー22.60など)が挙げ
られ、該紫色顔料の具体例としてはカラーインデックス
名で、ピグメントバイオレット19.23.29.37
.50が挙げられる。これらの青色顔料および紫色顔料
はそれぞれ2種以上を混合して用いることができる。青
色顔料と紫色顔料を併用する場合の紫色顔料の使用量は
、青色顔料に対して0.5〜30重量%の範囲で用いる
ことが色相調整の点で好ましい。
黒色の着色画像形成には、カーボンブラックなどの黒色
顔料が用いられる。
上記のフタロンアニン系顔料として、アルキル基、アル
キルオキシ基、アルキルオキシカルボニル基、アルキル
アミド基、アリールオキシ基などの置換基を有する溶剤
可溶性のもの[(1−ブチル)4PC−Cut  (n
−ヘキシルオキシ)4PCCui  なとコも使用する
ことができる。
また、固体撮像素子に用いられるカラーフィルターの場
合には、上記の赤、緑、青色の着色画像の代わりにイエ
ロー、マゼンタ、シアンの各着色画像の形成に適した顔
料を用いることができるなど、各々の用途に適した顔料
が選択される。
本発明において、該エポキシ硬化剤(E)としては、酸
無水物、ポリアミン、ポリフェノール、イミダゾール化
合物、3級アミン化合物、ジシアンジアミド、三フッ化
ホウ素−アミン錯体、ビグアニド化合物、有機酸ヒドラ
ジドなどが挙げられる。
酸無水物の具体例としては、芳香族酸無水物[無水フタ
ル酸、無水トリメリド酸、無水ピロメリト酸、ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸、エチレングリコールビス(ア
ンヒドロトリメリテー1− )、グリセロールトリス(
アンヒドロトリメリテート)などコ;脂環族酸無水物(
無水メチルナジック酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘ
キサヒドロ無水フタル酸、メチルテトラヒドロ無水フタ
ル酸、メチルへキザヒドロ無水フタル酸、無水クロレン
ディック酸、5− (2,5−ジオキソテトラヒドロフ
リル)−3−メチル−3−シクロヘキセン−1,2−ジ
カルボン酸無水物など);脂肪族酸無水物(ドデシル無
水コハク酸など)などが挙げられる。ポリアミンの具体
例としては、例えば、芳香族ポリアミン(メタキシレン
ジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフェ
ニルスルホン、m−フェニレンジアミンなど);脂環族
ポリアミン[ビス(4−アミノシクロヘキシル)メタン
、ビス(4−アミノ−3−メチルンクロヘキシル)メタ
ン、3,9−ビス(3−アミノプロピル)−2,4,8
,10−テトラオキサスピロ(5,5)ウンデカンアダ
クト、N−アミノエチルピペラジン、イソホロンジアミ
ン、メンセンジアミンなと];脂肪族ポリアミン(ジエ
チルアミンプロピルアミン、 トリエチレンテトラミン
、ジエチレントリアミンなど); ポリアミド=17− ポリアミン;並びに、これらのポリアミンの変性化合物
(エポキシ化合物付加ポリアミン、マイケル付加ポリア
ミン、マンニッヒ付加ポリアミン、チオ尿素付加ポリア
ミン、ケトン封鎖ポリアミン、エチレンオキサイド付加
ポリアミン、プロピレンオキサイド付加ポリアミンなど
)が挙げられる。
ポリフェノールの具体例としては、フェノールノボラッ
ク、タレゾールノボラック、ポリビニルフェノールなど
が挙げられる。イミダゾール化合物の具体例としては、
イミダゾール化合物[2−メチルイミダソール、2−エ
チル−4−メチルイミダゾール、2−ウンデシルイミダ
ゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、2−フェニル
イミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール
、1−シアンエチル−2−メチルイミダゾール、■−シ
アンエチルー2−エチルー4−メチルイミダゾール、1
−シアンエチル−2−ウンデシルイミダゾール、2,4
−ジアミノ−6−(2−メチルイミダゾリル−(+))
−エチル−8−トリアジン、2,4−ジアミノ−6−(
2−エチル−4−メチルイミダゾリル−(]))−エチ
ル−5−)リアジン、2,4−ジアミノ−6−(2−ウ
ンデシルイミダゾリル−(1))−エチル−8−トリア
ジン、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチ
ルイミダゾール、2−フェニル−4−ベンジル−5−ヒ
ドロキンメチルイミダゾール、2−フェニル−4,5−
ジヒドロキシメチルイミダゾール、■−シアンエチルー
2−フェニルー4,5−ジ(シアノエトキシメチル)イ
ミダゾール、■−ドデシルー2−メチルー3−ベンジル
イミダゾリウムクロリド、1,3−ジベンジル−2−メ
チルイミダゾリウムクロリドなどコ; イミダゾール化
合物のカルボン酸塩(1−シアノエチル−2−ウンデシ
ルイミダゾリウム−トリメリテート、1−シアノエチル
−2−フェニルイミダゾリウム−トリメリテートなど)
;イミダゾール化合物のイソシアヌル酸塩(2−メチル
イミダゾリウム−イソシアヌレート、2−フェニルイミ
ダゾリウム−イソシアヌレートなと);イミダゾール化
合物とモノあるいは多価フェノールとの塩(2−メチル
イミダゾールとアルキルフェノールとの塩、2−エチル
−4−メチルイミダゾ−ルとアルギルフェノールとの塩
など); イミダゾール化合物とモノエポキシ化合物あ
るいはエポキシ樹脂との付加物(2−メチルイミダゾー
ルとビスフェノールAジグリシジルエーテルとの付加物
、2−メチルイミダゾールとアルキルカルボン酸グリシ
ジルエーテルとの付加物など)などが挙げられる。3級
アミン化合物の具体例としては、ベンジルジメチルアミ
ン、2−(ジメチルアミンメチル)フェノール、2,4
.G−)リス(ジメチルアミノメチル)フェノールなど
が挙げられる。三フッ化ホウ素−アミン錯体の具体例と
しては、三フッ化ホウ素−モノエチルアミン錯体、三フ
ッ化ホウ素−ベンジルアミン錯体などが挙げられる。ビ
グアニド化合物の具体例としてはo−トリルビグアニド
、フェニルビグアニドなとが挙げられる。有機酸ヒドラ
ジド化合物の具体例としてはコハク酸ヒドラジド、アジ
ピン酸ヒドラジド、イソフタル酸ヒドラジドなとが挙げ
られる。これらのエポキシ硬化剤(E)のうち好ましい
ものは芳香族酸能゛水物、脂環族酸無水物、イミダゾー
ル化合物および芳香族ボリアミンである。これらのエポ
キシ硬化剤は単独でも2種以上の組合せでも用いること
ができ、例えば、共融混合物としての利用も有用である
本発明において該エポキシ化合物(F)としてはグリシ
ジルエステルエポキシ化合物、グリシジルエーテルエポ
キシ化合物、脂環族エポキシ化合物、フッ化エポキシ化
合物、グリシジルアミンエポキシ化合物、ヒダントイン
エポキシ化合物、トリグリシジルイソシアヌレートなど
が挙げられる。
グリシジルエステルエポキシ化合物の具体例としては、
ヘキサヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、テトラヒ
ドロフタル酸ジグリンジルエステル、4−メチルテトラ
ヒドロフタル酸ジグリシジルエステル、フタル酸ジグリ
シジルエステル、ダイマー酸グリシジルエステル、ジグ
リシジル−p−安息香酸などが挙げられる。グリシジル
エーテルエポキシ化合物の具体例としては、2,2−ビ
ス(4−グリシジルオキシシクロヘキシル)プロパン、
ビスフェノールAジグリンジルエーテル、ビスフェノー
ルAアルキレンオキシド付加物ジグリシジルエ−チル、
ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ポリヒドロキ
シアルカンのグリシジルエーテル、ビスフェノールSジ
グリシジルエーテル、エチレングリコールジグリシジル
エーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテ
ル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポリ
プロピレングリコールジグリシジルエーテル、シクロヘ
キサンジメタツールジグリシジルエーテルな七が挙げら
れる。脂環族エポキシ化合物の具体例としては、例えば
、2− (3,4−エポキシ)シクロへキシル−5,1
−スピロ(3,4−エポキシ)シクロへキンルーm−ジ
オキサン、ビス(3,4−エポキシ−〇−メヂルンクロ
ヘキシル)アジパー1−13.4−エポキシシクロヘキ
シルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキ
シレート、3I4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシ
ルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシ
レート、4′−ビニルシクロヘキセンジオキシド、1−
(1′ −メチル−1,2−エポキシエチル)−3,4
−エポキシ−3−メヂルンクロヘキサンなとのシクロヘ
キセンオキサイド基ををする脂環族エポキシ化合物; 
ジ(7,8−エポキシドす2,5 シクロ[4,3,1,0コデカ−3−イル)エーテル、
エチレングリコールジ(7,8−エボキシトリシクロエ
ボキシトリシクロ[4,3,1,0コデカ−3−イル)
−2’ 、3’ −エポキンプロピルエーテルなどのト
リシクロデセンオキサイド基を有する脂環族エポキシ化
合物なとが挙げられる。フッ化エポキシ化合物の具体例
としては、ビスフェノールへキサフルオロアセ)・ンジ
グリシジルエーテル、j、3−ビス(1−(2,3−エ
ポキシプロパン)−1−)リフルオロメチル−2,2,
2−トリフルオロエチル)ベンゼン、1.4−ビス(1
−(2,3−エポキシプロパン)−1=トリフルオロメ
チル−2,2,2−トリフルオロメチル)ベンゼン、4
,4−ビス(2,3−エボキンプロボキシ)オクタフル
オロビニニルなとが挙げられる。グリシジルアミンエボ
キン化合物の具体例としては、m−N+N−ジグリンジ
ルアミノフェニルグリシジルエーテル、N、  N−ジ
グリシジルアニリン、N、  N−ジグリシジル−〇−
トルイジン、N、  N。
N’、N’−テトラグリシジル−4,4′ −ジアミノ
ジフェニルメタン、ジグリシジルトリプロモアニリンな
どが挙げられる。ヒダントインエポキン化合物の具体例
としては、N、N’−ジグリシジル−5,5−ジメチル
ヒダントイン、1− (2,3−エポキシプロピル) 
−3−(2−(2,3−エポキシプロピルオキシ)プロ
ピル)−5,5−ジメチルヒダントイン、N、N’ −
ジグリシジル−5−アミル−5−メチルヒダントイン、
N、  N’ −ジグリシジル−5゜5−ペンタメチレ
ンヒダントインなどが挙げられる−これらのエポキシ化
合物(F)のうぢ好ましいものはグリシジルエステルエ
ポキシ化合物、グリシジルエステルエポキシ化合物、脂
環族エポキシ化合物であり、特に好ましいものは脂環族
エポキシ化合物である。これらのエポキシ化合物(F)
は単独ても2種以上の組合せでも用いることができる。
本発明の着色画像形成用材料(I)は、該反応物(A)
100重量部に対し、該光重合性単量体(B)を通常2
0〜400重量部、好ましくは30〜250重量部、該
光重合開始剤(C)を通常0.1〜30重量部、好まし
くは0.5〜20重量部、該顔料(D)を通常20〜2
50重量部、好ましくは30〜200重量部の範囲で用
いることが、耐熱性、解像度などに優れた着色画像層を
形成するうえで好ましい。
本発明の着色画像形成用材料(n)は、該反応物(A)
 Ioo重量部に対し、該光重合性単量体(B)を通常
20〜400重景部、好ましくは30〜250重量部、
該光重合開始剤(C)を通常0.1〜40重量部、好ま
しくは0.5〜30重量部、該顔料(D)を通常20〜
300重量部、好ましくは30〜250重量部、該エポ
キシ硬化剤(E)を通常0.01〜200重量部、好ま
しくは0.1〜150重量部、該エポキシ化合物(F)
を通常10〜300重量部、好ましくは20〜250重
量部の範囲で用いることが、耐熱性、解像度などに優れ
た着色画像層を形成するうえで好ましい。
本発明の着色画像形成用材料(I)および(II)には
、必要により、 (G)顔料分散剤[アニオン系顔料分
散剤(ポリカルボン酸型高分子活性剤、=25− ポリスルホン酸型高分子活性剤など)、ノニオン系顔料
分散剤(ポリオキシエチレン番ポリオキップロピレン拳
ブロックポリマーなど)、有機色素誘導体(フタロシア
ニン系、アントラキノン系、ペリレン系、キナクリドン
系などの有機色素の誘導体で、スルホンアミド基、カル
ボンアミド基、スルホン酸基、スルホン酸塩基、カルボ
キシル基、水酸基などの置換基を存するものなど)コ;
 (H)シランカップリング剤[γ−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシランなどのエポキシ
基含有シランカップリング剤、ビニルトリメトキシシラ
ン、γ−メタリロキシプロピルトリメトキシシランなど
のビニル基含有シランカップリング剤、γ−アミノプロ
ピルトリメトキシシランなどのアミノ基台をシランカッ
プリング剤、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ンなどのメルカプト基含有シランカップリング剤などコ
;(J)チタネートカップリング剤(イソプロピルトリ
イソステアロイルチタネート、イソプロピルイソステア
ロイルジアクリロイルチタネート、イソプロピルトリメ
タクリロイルチタネート、イソプロピルトリアクリロイ
ルチタネート、ジイソプロピルイソステアロイル−4−
アミノベンゾイルチタネートなと);(K)ポリシロキ
サン(ポリフェニルメチルシロキサン、ポリエーテル変
性ポリシロキサンなと);(L)酸化防止剤[2,6−
ジーt−ブチル−4−メチルフェノールなどのフェノー
ル系酸化防止剤、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェ
ニル)ホスファイトなどのリン系酸化防止剤、ジラウリ
ル−3,3−−チオジプロピオネートなどのイオウ系酸
化防止剤など];(M)紫外線吸収剤(ナリチル酸フェ
ニル系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、
ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、シアノアクリレー
ト系紫外線吸収剤、ベンゾエート系紫外線吸収剤など)
;(N)活性剤[フッ素系界面活性剤(パーフルオロア
ルキルスルホン酸アンモニウム塩、パーフルオロアルキ
ルスルホン酸アルカリ金属塩、パーフルオロアルキル4
級アンモニウムヨウ化物、フッ素化アルキル−27= エステルなど)、シリコン系界面活性剤、炭化水素系界
面活性剤など];  (P)熱重合禁止剤(ハイドロキ
ノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロー
ル、t−ブチルカテコール、フェノチアジンなど); 
 (Q)密着性付与剤(ベンゾトリアゾール、5−アミ
ノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、5−
メルカプト−IH−1,2,4−トリアゾールなど);
  (S)アルカリ水溶液に可溶性であり、かつ水に不
溶性である高分子結合剤(アクリル酸、メタクリル酸、
イタコン酸、クロトン酸、無水マレイン酸からなる群よ
り選ばれる少なくとも1種の不飽和カルボン酸または酸
無水物と、ビニル単量体との共重合物など);(T)ア
ミン樹脂(メラミン−ホルムアルデヒドアミン樹脂、尿
素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂など)などを併用するこ
とができる。
本発明の着色画像形成用材料(I)は、通常全成分を溶
剤中に溶解または分散させたものである。
溶剤としては、これらの成分を溶解または分散し、かつ
、反応しないものであれば特に限定されない。
この溶剤の具体例としてはエステル類(エチレンケリコ
ールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコー
ルモノエチルエーテルアセテート、エチルアセテート、
ブチルアセテート、イソブチルイソブチレート、ジエチ
レングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチ
レングリコールモノエチルエーテルアセテ−1・なと)
、エーテル類(エチレングリコールジメチルエーテル、
エチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチ
ルエーテル、ブチルエーテル、ジイソアミルエーテル、
ジエチレングリコール、エチレングリコールそ) メヂ
ルエーテルなキ)、ケトン類(メチルイソブチルケトン
、シクロヘキサノンナト)、ハロゲン化炭化水類(I、
2−エチレンジクロリド、ジクロロベンゼンなど)が挙
げられ、必要により2種以上の溶剤およびその混合物を
用いることができる。 (I)の濃度は、特に限定され
ず、使用目的および塗布方法により適宜選択されるが、
通常IO〜80重量%程度の希釈液とすることが使用上
好ましい。 (1)は使用時に前記に例示した溶剤でさ
らに希釈してもよい。
本発明の着色画像形成用材料(II)は、保存安定性の
問題がない場合は、全成分を溶剤中に溶解または分散さ
せたものでよい。また、保存安定性の向」二を必要とす
る場合は、例えば、エボギシ硬化剤(E)を含有する溶
液と、エポキシ化合物(F)を含有する溶液の2液とし
、 (■)を構成する。他の各成分は、この2液の何れ
かに配合するとよい。この場合、上記他の各成分は保存
中に反応しない方の液に配合することが要件となる。何
れの液に配合しても問題ない場合は、同じ成分の一部づ
つを両液中に分けて配合してもよい。」二記1液の場合
でも2液の場合でも用いる溶剤としては、前記に例示し
た(I)の場合と同様の溶剤を用いることができる。 
(If)の濃度は、特に限定されず、使用目的および塗
布方法により適宜選択されるが、通常10〜80重量%
程度の希釈液とすることが使用」二好ましい。 (II
)は使用時に前記に例示した溶剤でさらに希釈してもよ
い。
」1記の(I)、 (n)各々において各成分を溶解ま
たは分散する際には、公知の分散機を使用することがで
き、ボールミル、ロールミル、サンドミル、アトライタ
ー、デイシルバーその他の分散、混合装置などが用いら
れる。
着色画像の光透過性の点から、分散時の顔料の平均粒子
径は可視光波長(400〜700nm)以下であること
が好ましく、さらに好ましくは0.2μm以下である。
本発明の材料に用いられる該反応物(A)はカルボキシ
ル基を含むことからアニオン性の高分子型顔料分散剤と
しての性質を有する。
また、上記の分散時に各種の該顔料分散剤(G)を併用
することも有効である。
本発明において該基板さしては、例えば、光透過性基板
[白板ガラス(コーニング7059 祠なと)、青板ガ
ラス(ソーダガラス)、シリカコート青板ガラスなどの
ガラス基板、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエーテルスルホン樹脂なとの有機樹脂基板などコ、光
電変換素子ををする半導体基板なとが挙げられる。液晶
表示素子に用いられるカラーフィルターの基板としては
」1記光透過性基板が用いられ、固体撮像素子に用いら
れるカラーフィルターの基板としては」1記光透過性基
板または半導体基板が用いられる。
本発明の着色画像形成用H石を基板」二に塗布する方法
を例示すると、本発明の各着色画像形成用材料を、前記
の希釈液の状態でカラーフィルター上に、スピンコード
塗布、ロールコ−1・塗&  バーコーター塗布、スプ
レー塗布、印刷塗布などの方法により、通常、塗布膜厚
0.2〜30μmとなるように塗布する。
本発明の着色画像の形成法(Z−])においてはこの塗
膜に、例えば、フλトマスクを用いたパターン露光、該
活性エネルギー線の走査による直接描画などの方法によ
り該活性エネルギー線に対する露光部分(該所定部位)
と未露光部分が作成され、かつ、露光部分にのみ選択的
に硬化が進行する。該活性エネルギー線としては、例え
ば紫外線、遠紫外線、電子線、可視光が皐げられ、光源
としては超富圧水銀灯、面圧水銀灯、メタルハライドラ
ンプ、遠紫外線灯、可視光レーザーなどを用いることが
できる。未露光部分は、アルカリ水溶液(炭酸ナトリウ
ムなとのアルカリ金属炭酸塩、水酸化ナトリウムなどの
アルカリ金属水酸化物、テトラメチルアンモニウムハイ
ドロキサイドなどのを機アルカリなとの塩基の水溶液)
を用いて現像することにより溶解除去されるので、該所
定部位のみの塗膜からなる着色画像を形成することがで
きる。この後、着色画像の硬化を更に完全なものとする
必要がある場合は、上記に例示した活性エネルギー線の
再照射および/または加熱処理をしてもよい。加熱処理
には、循風炉、ホットプレート、赤外炉、遠赤外炉なと
を用いることができる。
該形成法(Z−2)においては、上記の形成法(Z−1
)と同様の方法により、塗布、露光、現像の操作により
該所定部位のみの塗膜からなる着色画像をまず形成する
。次いて、通常80〜250″Cの温度で、通常5分〜
120分間程度上記に例示した方法と同様にして加熱処
理し、硬化皮膜を熱重合と架橋によりさらに硬化させる
ことにより着色画像を形成することができる。
上記の形成法(Z−1)および(Z−2)において、塗
膜を酸素遮断膜(ポリビニルアルコール膜など)で被覆
するか、窒素雰囲気下での露光を行うことが硬化の促進
に有効である。また、露光時ないしは露光後に加熱処理
を行うことにより硬化が促進されるこきがある。
このようにして形成された着色画像はその組合せにより
カラーフィルターを形成することができる。カラーフィ
ルターの形成法を液晶表示素子を用いて例示すると、ガ
ラス基板」二に上記の材料および方法を各色毎に繰り返
して用いて、赤、緑、青色などの着色画像を形成したの
ち、この着色画像間の画像未形成部分に黒色の着色画像
をブラックマトリクスとして形成する方法、予め、クロ
ム薄膜のエツチング、」1記の黒色着色画像なとにより
ブラックマトリクス形成後、」1記の赤、緑、青色など
の着色画像を形成する方法かある。
[実施例] 以下、本発明を実施例により更に説明するが、本発明は
これに限定されない。
実施例1 エピコー1−152[油化シェルエポキシ(株)製、フ
ェノールノボラック型エポキシ樹脂、エポキシ当117
5] 175部、アクリル酸72部、ハイドロキノンモ
ノメチルエーテル0.2部、塩化ベンジルトリエチルア
ンモニウム05部をエチルセロソルブアセテ−1−10
0部に溶解し、100℃で10時間反応後50℃に冷却
し、テトラヒドロ無水フタル酸99部のエチルセロソル
ブアセテート50部溶液を加え、100°Cで10時間
反応し不揮発分70.5重量%、酸価74.5mgK 
OH/ gの反応物溶液(A−a)を得た。この反応物
溶液(A−a)49部、C,1,(カラーインデックス
)ピグメントレッド+77を25.7部、C9■、ピグ
メントエロー83を4.3部およびエチルセロソルブア
セテート180部を粗分散後、スチールビーズを用いた
サンドミルて1時間微分散した。この微分散液240部
に2−ヒドロキンエチルアクリレート10部、l−リメ
チロールプロパントリアクリレート10部、l−ヒドロ
キシシクロへキシルフェニルケト72部およびエチルセ
ロソルブアセテ−1・70部を混合して本発明の赤色の
着色画像形成用材料を得た。
ガラス基板」二に」二記着色画像形成用刊料をスピンコ
ードした後、80°Cて10分間ベークして塗布膜厚2
.0μmの塗布膜を得た。次いてネガマスクを通して超
窩圧水銀灯により500m j / c m2の露光を
行った後、1%炭酸ナトリウム水溶液を用いて30℃で
1分間スプレー現像後、水を用いて1分間スプレーリン
スを行い、基板」二の露光部位のみに着色画像を形成し
た。得られた着色画像を空気中200°Cx I lh
’7間ベータした後のテープqlIiliII密着性お
よび耐薬品性により、耐熱性を評価した結果を表−1に
示す。
実施例2 エピコートI54[油化シェルエポキシ(株)装、フェ
ノールノボラック型エポキシ樹脂、エポキシ当ffi+
78] 178部、アクリル酸72部、ハイドロキノン
モノメチルエーテル0.2部、塩化ベンジルトリエチル
アンモニウム0.5部をエチルセロソルブアセテ−1−
100部に溶解し、100°Cて10時間反反応後0°
Cに冷却し、ヘキサヒドロ無水フタル酸123.2部の
エチ=36− ルセロソルブアセテー)・50部溶液を加え、100℃
で10時間反応し不揮発分72.1重量%、酸価8G、
3mgK OH/ gの反応物溶液(A−b)を得た。
この反応物溶液(A−b)51部、C,1,ピグメント
グリーン36を25.7部、C,1,ピグメントエロー
83を4.3部およびエチルセロソルブアセテート18
0部を粗分散後、スチールビーズを用いたサンドミルて
1時間微分散した。この微分散液240部にトリメチロ
ールプロパントリアクリレート10部、ペンタエリスリ
ト−ルトリアクリレート10部、2−メチル−[4’ 
−(メチルチオ)フェニルツー2−モルホリノ−1−プ
ロパ2フ2部、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシ
シラン ルブアセテート70部を混合して本発明の緑色の着色画
像形成用材料を得た。上記着色画像形成用材料を用いて
実施例1と同様に塗布、露光、現像、リンスを行い基板
上の露光部位のみに着色画像を形成した。これを1 5
 0 ’Cで30分間加熱処理し着色画像を形成した。
得られた着色画像を空気中200°Cx1時間ベークし
た後のテープ剥離密着性および耐薬=37− 品性により、耐熱性を評価した結果を表−■に示す。
実施例3 実施例1で得られた反応物溶液(A−a)53部、C.
  1.  ピグメントブルー15を25.7部、C.
  I。
ピグメントバイオレット23を4.3部およびエチルセ
ロソルブアセテート180部を粗分散後、スチールビー
ズを用いたサンドミルて1時間微分散した。この微分散
液240部にペンタエリスリトールトリアクリレート1
5部、トリグリシジルイソシアヌレート/アクリル酸(
l/3のモル比)反応物5部、2.2−ジメトキシ−2
−フェニルアセトフェノン2部およびエチルセロソルブ
アセテート70部を混合して本発明の青色の着色画像形
成用材料を得た。これを実施例2と同様に評価した結果
を表−1に示す。
実施例4 実施例2で得られた反応物溶液(A−b)47部、カー
ボンブラック30部およびエチルセロソルブアセテート
180部を粗分散後、スチールビーズを用いたサンドミ
ルで1時間微分散した。この微分散液240部に2−ヒ
ドロキシエチルアクリレ−1−10部、トリグリシジル
イソシアヌレート/アクリル酸(1/3のモル比)反応
物10部、2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ビ
ス(トリクロロメチル)−8−トリアジン2部、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトギシシラン2部およびエチ
ルセロソルブアセテート70部を混合して本発明の黒色
の着色画像形成用材料を得た。ガラス基板上に上記着色
画像形成用材料をスピンコードした後、80″Cで10
分間ベークして塗布膜厚2.0μmの塗布膜を得た。次
いてネガマスクを通して超高圧水銀灯により500m 
j /cm2の露光を行った後、80°Cて10分間ベ
ータし、次いで実施例2と同様に現像、リンスおよび加
熱処理を行い着色画像を形成した。これを実施例1と同
様に評価した結果を表−1に示す。
実施例5 実施例2て得られた反応物溶液(A−b)52部、C,
1,ピグメントレッド177を37.7部、C,I。
ピグメントエロー83を6.3部およびエチルセロソル
ブアセテート220部を粗分散後、スチールピースを用
いたサンドミルて1時間微分散した。この微分散液29
0部にトリメチロールプロパントリアクリレートリル酸
(l/3のモル比)反応物5部、1−ヒドロキシシクロ
へギシルフェニルケトン2部、3.4−エポキシシクロ
ヘキシルメチル−3,4−エポキシシロヘキサンカルボ
キシレート30部、1−ベンジル−2−メチルイミダゾ
ール2部、γーグリシドギシプロピルトリメトキシシラ
ン2部およびエチルセロソルブアセテ−) 150部を
混合して本発明の赤色の着色画像形成用材料を得た。こ
れを実施例2と同様に評価した結果を表−1に示す。
実施例6 実施例1て得られた反応物溶液(A−a)48部、C.
  1.  ピグメントグリーン36を37.7部、C
.  I。
ピグメントエロー83を6.3部およびエチルセロソル
ブアセテート220部を粗分散後、スチールピースを用
いたサンドミルて1時間微分散した。この微分散液29
0部にl・リメチロールプロパントリアクリレート5部
、ペンタエリスリトールトリアクリレートlO部、2,
2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン2部、3
,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3、4−エポキ
シシクロヘキサンカルボキシレート30部、2−フェニ
ルイミダゾール2部、γーグリシドキシプロピルトリメ
トキシシラン2部およびエチルセロソルブアセテート1
50部を混合して本発明の緑色の着色画像形成用材料を
得た。これを実施例2と同様に評価した結果を表−1に
示す。
実施例7 実施例1て得られた反応物溶液(A−a)51部、C.
  1.  ピグメントブルー15を37.7部、C.
  I。
ピグメントバイオレット23を6.3部およびエチルセ
ロソルブアセテート220部を粗分散後、スチールビー
ズを用いたサンドミルて工時間微分散した。この微分散
液290部に2−ヒドロキシエチルアクリレート5部、
 トリグリシジルイソシアヌレート/アクリル酸(l/
3のモル比)反応物10部、2−メチル−[4’ −(
メチルチオ)フェニルツー2−モルホリノ−1−プロパ
フフ2部、ヘキザヒドロフタル酸ジグリシジルエステル
30部、無水トリメリド酸5部、ジエチレングリコール
ジメチルエーテル30部およびエチルセロソルブアセテ
−1−130部を混合して本発明の青色の着色画像形成
用材料を得た。これを実施例2と同様に評価した結果を
表−1に示す。
実施例8 実施例2で得られた反応物溶液(Ab)53部、カーボ
ンブラック44部およびエチルセロソルブアセテート2
20部を粗分散後、スチールビーズを用いたサンドミル
で1時間微分散した。この微分散液290部に2−ヒド
ロキシエチルアクリレート5部、ペンタエリスリトール
トリアクリレート (4−メトキシフェニル)−4,G−ビス(トリクロロ
メチル)−S−)リアジン2部、3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカ
ルボキシレート30部、無水トリメリド酸5部、γーグ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン2部、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテル30部およびエチルセロ
ソルブアセテート130部を混合して本発明の黒色の着
色画像形成用材料を得た。これを実施例4と同様に評価
した結果を表−lに示す。
比較例1 =42− ガラス基板上に、重クロム酸アンモニウムを含むゼラチ
ン水溶液をスピンコードした後、80′cで10分ベー
タして塗布膜厚2.0μmの塗布膜を得た。
次いて、ネガマスクを通して超高圧水銀灯により700
m j / c m2の露光を行った後、温水で現像を
行い、ガラス基板」二の露光部位のみに被染色層を形成
した。これをスミノール・ファストφレッドG[住友化
学(株)製コ2gs  酢酸3g1水]00gカらなる
染色浴中に60°C×15分間浸漬後、水洗し、さらに
120°Cx30分間乾燥し、赤色着色画像を得た。
この着色画像の耐熱製を実施例1と同様に評価した結果
を表−1に示す。
(木頁以下余白) 表−1 (注)評価方法: テープ剥離;  J I S  I)−0202耐薬品
性;a−35%塩酸水溶液、40°Cx15分b−10
%N a OII水溶液、40”Cx15分浸漬後の外
観変化 ○:変変化口 ×:剥離 =43− [発明の効果] 本発明の着色画像形成用材料を用いた本発明の方法は、
次のような顕著な硬化を奏する。
(1)耐熱性の優れた着色画像を形成することができ、
液晶表示素子、固体撮像素子などに用いられるカラーフ
ィルターの耐熱性を著しく向上することができる。
(2)耐薬品性、密着性に優れた着色画像を形成するこ
とができ、液晶表示素子、固体撮像素子などに用いられ
るカラーフィルターの耐薬品性、密着性を著しく向」ニ
することができる。
(3)顔料を微分散することができる。このことから染
料の利用と比べて熱および/または光による、退色、黄
変などの無い着色画像が得られるばかりでなく、光透過
性にも優れた着色画像を得ることができる。
(4)本発明の着色画像形成用材料から顔料を除いた組
成物は、耐熱性、耐薬品性、密着性なとの特性に優れた
樹脂組成物であり、カラーフィルターの保護、平坦化な
との目的で形成される保護膜材料として利用することが
できる。このことから、カラーフィルターの着色画素お
よび該保護膜を、類似の硬化樹脂材料で形成することが
でき、例えば、液晶表示素子作成時の透明電極膜作成(
ITO膜の蒸着など)、周辺部分のシール工程で発生す
る、各材料の熱膨張率の違いに起因する剥離など、積層
面における接着性の劣化を防止できる。
(5)露光、現像までの操作の繰り返したて2種以上の
着色画像を形成した後、加熱処理を行うことにより、カ
ラーフィルターなど2種以上の着色画像からなる画像の
作成工程を簡略化することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ノボラック型エポキシ樹脂と不飽和カルボン酸との
    反応物(イ)と、飽和または不飽和の多塩基酸無水物(
    ロ)との反応物(A)、光重合性単量体(B)、光重合
    開始剤(C)および顔料(D)からなることを特徴とす
    る着色画像形成用材料。 2、ノボラック型エポキシ樹脂と不飽和カルボン酸との
    反応物(イ)と、飽和まはた不飽和の多塩基酸無水物(
    ロ)との反応物(A)、光重合性単量体(B)、光重合
    開始剤(C)、顔料(D)、エポキシ硬化剤(E)およ
    び分子中にエポキシ基を少なくとも2個有するエポキシ
    化合物(F)を組み合わせてなることを特徴とする着色
    画像形成用材料。 3、請求項1記載の着色画像形成用材料を基板上に塗布
    後、所定部位のみに活性エネルギー線を照射したものを
    、アルカリ性水溶液による現像処理により未硬化部分を
    除去し、必要により活性エネルギー線の照射および/ま
    たは加熱処理することを特徴とする着色画像の形成法。 4、請求項2記載の着色画像形成用材料を基板上に塗布
    後、所定部位のみに活性エネルギー線を照射したものを
    、アルカリ性水溶液による現像処理により未硬化部分を
    除去した後、加熱処理することを特徴とする着色画像の
    形成法。
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