JPH04194108A - リンク式ケーブル制振装置 - Google Patents
リンク式ケーブル制振装置Info
- Publication number
- JPH04194108A JPH04194108A JP32120990A JP32120990A JPH04194108A JP H04194108 A JPH04194108 A JP H04194108A JP 32120990 A JP32120990 A JP 32120990A JP 32120990 A JP32120990 A JP 32120990A JP H04194108 A JPH04194108 A JP H04194108A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- vibration
- oil damper
- damper
- link mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 17
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は斜張橋のケーブルに適用される割振装置に関す
る。
る。
［従来の技術］
第２図に斜張橋の概略図を示す。斜張橋は主堰５と橋桁
４の間で斜めに張られたケーブル３によって橋桁４を支
える構造である。この斜めに張られたケーブル３は第３
図に示すように、風、地震等の外力によっているいろな
振動を行なう。この振動を抑えるために、従来から用い
られている方法として、第４図に示すように、制振ワイ
ヤ６をケーブル３間に取り付ける方法、又は第５図に示
すように、制振用のオイルダンパ２を直接、ケーブル３
と橋桁４との間に設置する方法などがある。制振ワイヤ
６を用いる方法は、長さの異なるケーブル３を制振ワイ
ヤ６で結んでケーブル振動を抑える方法であり、この方
法では面内の振動の制振には有効に作用するものの、面
外の振動については制振効果が小さい欠点がある。又、
ケーブル３と橋桁４との間に直接オイルダンパ２を取り
付ける方法は、直交する二方向にダンパを設置すること
により、面外のいずれのケーブル振動に対しても有効な
制振効果を発揮する。しかし、ケーブル３の振動方向と
ダンパ２の作動方向は基本的には同一方向としなければ
ならなく、またダンパ２の作動量はケーブル３の振動量
以下となり、ダンパ２の選定及びダンパ２の取り付は位
置に制限が生じるという欠点がある。
４の間で斜めに張られたケーブル３によって橋桁４を支
える構造である。この斜めに張られたケーブル３は第３
図に示すように、風、地震等の外力によっているいろな
振動を行なう。この振動を抑えるために、従来から用い
られている方法として、第４図に示すように、制振ワイ
ヤ６をケーブル３間に取り付ける方法、又は第５図に示
すように、制振用のオイルダンパ２を直接、ケーブル３
と橋桁４との間に設置する方法などがある。制振ワイヤ
６を用いる方法は、長さの異なるケーブル３を制振ワイ
ヤ６で結んでケーブル振動を抑える方法であり、この方
法では面内の振動の制振には有効に作用するものの、面
外の振動については制振効果が小さい欠点がある。又、
ケーブル３と橋桁４との間に直接オイルダンパ２を取り
付ける方法は、直交する二方向にダンパを設置すること
により、面外のいずれのケーブル振動に対しても有効な
制振効果を発揮する。しかし、ケーブル３の振動方向と
ダンパ２の作動方向は基本的には同一方向としなければ
ならなく、またダンパ２の作動量はケーブル３の振動量
以下となり、ダンパ２の選定及びダンパ２の取り付は位
置に制限が生じるという欠点がある。
［発明が解決しようとする課Ｂコ
上述した従来の方法では、
（１）ケーブル３の面外方向振動に対する割振効果が小
さい（割振ワイヤ法）。
さい（割振ワイヤ法）。
（２）ケーブル３の振動方向とダンパ２の作動方向が基
本的には同一方向となるため、ダンパ２の作動量はケー
ブル３の振動量以下となり、作動範囲の大きなダンパ２
を使用することができないため、ダンパ２の選定及びダ
ンパ２の取り付は位置が制限される（ダンパ直接取り付
は法）。
本的には同一方向となるため、ダンパ２の作動量はケー
ブル３の振動量以下となり、作動範囲の大きなダンパ２
を使用することができないため、ダンパ２の選定及びダ
ンパ２の取り付は位置が制限される（ダンパ直接取り付
は法）。
などの欠点がある。
本発明のリンク式ケーブル制振装置はリンク機構を用い
ることによってケーブル３の振動方向とダンパ２の作動
方向を変え、ケーブル３の振動量の拡大あるいは縮小が
できるため、任意のダンパの選定が可能となり、取り付
は位置も制限を受けない。また、二方向にセットするこ
とにより、任意方向のケーブル振動にも対応することが
できる。
ることによってケーブル３の振動方向とダンパ２の作動
方向を変え、ケーブル３の振動量の拡大あるいは縮小が
できるため、任意のダンパの選定が可能となり、取り付
は位置も制限を受けない。また、二方向にセットするこ
とにより、任意方向のケーブル振動にも対応することが
できる。
［課題を解決するための手段及び作用］ケーブル振動の
拡大あるいは縮小、及び振動方向を変える機能をもった
ケーブル制振装置とするために、ケーブルと橋桁をリン
ク機構で連結し、ケーブルの制振を行なうためのオイル
ダンパをリンク機構の中途に配置した。
拡大あるいは縮小、及び振動方向を変える機能をもった
ケーブル制振装置とするために、ケーブルと橋桁をリン
ク機構で連結し、ケーブルの制振を行なうためのオイル
ダンパをリンク機構の中途に配置した。
ケーブル機構はケーブルと橋桁間のリンク機構によって
振動方向の変換および振動量の拡大あるいは縮小が行な
われ、リンク機構の中途に配置されたオイルダンパがリ
ンク機構とともに伸縮してケーブル振動の制振を行なう
。
振動方向の変換および振動量の拡大あるいは縮小が行な
われ、リンク機構の中途に配置されたオイルダンパがリ
ンク機構とともに伸縮してケーブル振動の制振を行なう
。
［実施例］
本発明によるリンク式ケーブル制振装置の一実施例を第
１図に示す。
１図に示す。
ケーブル３はリンク機構１によって橋桁４と連結されて
いる。リンク機構１の各頂点はピン結合とし、リンク機
構Ｊを構成している。各部材はビンの位置で自由に回転
できる。リンク機構１の中途にある２頂点にはオイルダ
ンパ２を配置し、このオイルダンパ２はリンク機構１と
共に伸縮する。
いる。リンク機構１の各頂点はピン結合とし、リンク機
構Ｊを構成している。各部材はビンの位置で自由に回転
できる。リンク機構１の中途にある２頂点にはオイルダ
ンパ２を配置し、このオイルダンパ２はリンク機構１と
共に伸縮する。
ケーブル３が矢印ａ方向に振動すると、リンク機構ｌは
矢印すの方向に伸縮し、振動方向の変換が行なわれる。
矢印すの方向に伸縮し、振動方向の変換が行なわれる。
このとき、ケーブル３の振動量は、リンク機構１によっ
て拡大あるいは縮小され、リンク機構１とともに作動す
るオイルダンパ２が伸縮する。ケーブル振動の制振は、
オイルダンパ２の伸縮時に生ずる粘性抵抗力によって行
なわれ、この粘性抵抗力はオイルダンパ２の伸縮速度の
関数として表わされる。従って、ケーブル３が一定の振
動数で揺れていると仮定すると、制振効果はオイルダン
パ２の伸縮量の関数となり、ケーブル振動量の拡大ある
いは縮小機能を有することは制振効果を良好に発揮する
ために有効な手段となる。
て拡大あるいは縮小され、リンク機構１とともに作動す
るオイルダンパ２が伸縮する。ケーブル振動の制振は、
オイルダンパ２の伸縮時に生ずる粘性抵抗力によって行
なわれ、この粘性抵抗力はオイルダンパ２の伸縮速度の
関数として表わされる。従って、ケーブル３が一定の振
動数で揺れていると仮定すると、制振効果はオイルダン
パ２の伸縮量の関数となり、ケーブル振動量の拡大ある
いは縮小機能を有することは制振効果を良好に発揮する
ために有効な手段となる。
［発明の効果］
本発明のリンク式ケーブル制振装置の効果は以下の通り
である。
である。
（１）リンク機構によってケーブルの振動振幅を拡大あ
るいは縮小することが可能なため、目的に適合するオイ
ルダンパの選定が的確に行なえる。
るいは縮小することが可能なため、目的に適合するオイ
ルダンパの選定が的確に行なえる。
（２）ケーブルの振動方向とオイルダンパの取り付は方
向が異なっているため、大型のオイルダンパの取り付け
が可能となる。
向が異なっているため、大型のオイルダンパの取り付け
が可能となる。
第１図は本発明の一実施例に係るリンク式ケーブル制振
装置の構成を示すブロック図、第２図は上記実施例に於
ける斜張橋の概略を示す図、第３図は上記実施例に於け
るケーブルの振動モードを示す図、第４図は従来方式の
制振ワイヤを用いた構造を示す図、第５図は従来方式の
オイルダンパを直接ケーブルに取り付けた方法を説明す
るための図である。 ｌ・・・リンク機構、２・・・オイルダンパ、３・・・
ケーブル、４・・・橋桁、５・・・主塔、６・・・制振
ワイヤ。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第２図
装置の構成を示すブロック図、第２図は上記実施例に於
ける斜張橋の概略を示す図、第３図は上記実施例に於け
るケーブルの振動モードを示す図、第４図は従来方式の
制振ワイヤを用いた構造を示す図、第５図は従来方式の
オイルダンパを直接ケーブルに取り付けた方法を説明す
るための図である。 ｌ・・・リンク機構、２・・・オイルダンパ、３・・・
ケーブル、４・・・橋桁、５・・・主塔、６・・・制振
ワイヤ。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第２図
Claims (1)
- 斜張橋などに用いられるケーブルの振動を抑える装置に
於いて、ケーブルと橋桁の間に設置され、ケーブル振動
を制振用オイルダンパに伝達するリンク機構、及びケー
ブル振動を制振するためにリンク機構の中途に設けられ
るオイルダンパから構成され、リンク機構によってケー
ブル振動の方向の変換及びケーブル振動量の拡大あるい
は縮小機能を有することを特徴とするケーブル制振装置
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32120990A JPH04194108A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | リンク式ケーブル制振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32120990A JPH04194108A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | リンク式ケーブル制振装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04194108A true JPH04194108A (ja) | 1992-07-14 |
Family
ID=18130023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32120990A Pending JPH04194108A (ja) | 1990-11-27 | 1990-11-27 | リンク式ケーブル制振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04194108A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06220814A (ja) * | 1992-12-21 | 1994-08-09 | Komai Tekko Inc | 斜張橋の耐風制振構造 |
| JP2016534257A (ja) * | 2013-10-23 | 2016-11-04 | ソレタンシュ フレシネＳｏｌｅｔａｎｃｈｅ Ｆｒｅｙｓｓｉｎｅｔ | ケーブルにおける揺れを減衰させるための装置 |
| CN112227179A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-15 | 中铁大桥局集团有限公司 | 一种斜拉索外置式阻尼器用的位移放大装置及斜拉桥 |
-
1990
- 1990-11-27 JP JP32120990A patent/JPH04194108A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06220814A (ja) * | 1992-12-21 | 1994-08-09 | Komai Tekko Inc | 斜張橋の耐風制振構造 |
| JP2016534257A (ja) * | 2013-10-23 | 2016-11-04 | ソレタンシュ フレシネＳｏｌｅｔａｎｃｈｅ Ｆｒｅｙｓｓｉｎｅｔ | ケーブルにおける揺れを減衰させるための装置 |
| CN112227179A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-15 | 中铁大桥局集团有限公司 | 一种斜拉索外置式阻尼器用的位移放大装置及斜拉桥 |
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