JPS6397703A - 塔状構造物の防振構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は橋梁主塔等の塔状構造物の架設時における防振
対策に関する。

〔従来の技術〕

（ＩＪ　　従来、塔状構造物の耐風防振装置としては、
第１０図に示すように塔状構造物０１の頂部から地上へ
索０２を張る方式が主である。

なお、索０２の下端は滑車０３を経て重錘０４に連結さ
れ、重＠０４はすべり台０５上を摺動する。

（２）　　これに対し、索を張らない方法として、第１
１図に示すように、動吸振器０６ｔ−塔状構造物０１の
上部に設置する方式が最近提案されている。

動吸振器０６は１錘０７に連結されたダンパー０８及び
バネ０９から成立つ。

〔発明が解決しようとする問題点〕

前述のような従来の技術では、索を張る方式の場合、塔
状構造物を架設中、構造物の高さが増すごとに、その段
階での最上部ブロックと地上との間で、索を張り変えね
ばならず、かなりの手数を要してい穴。

索を張らないで、動吸振器を設置する場合も、塔上部の
余裕壁間のほとんどない狭い場所に、動吸振器を設置せ
ねばならず、動吸振器の設計に制限を受けるとともに、
設置後は作業スペースを占有するという問題点を有して
い次。

〔問題点を解決するための手段〕

塔状構造物の主柱材と、水平材又は斜材との接合部を屈
曲可能の構造にするとともに、該接合部に粘性ダンパー
等のエネルギ吸収機構を設ける。

〔作用〕

塔状構造物が振動して変形すると、主柱材と水平材又は
斜材との屈曲可能の接合部に屈曲が起こり、両部材間の
回転動によって粘性ダンパー等のエネルギ吸収機構が作
動して、振動エネルギを吸収し、構造物の振動を抑制す
る。

〔実施例〕

第１図乃至第４図は本発明を吊橋主塔に実施した例ごあ
り、同図において、１は主柱材、２は主柱材１の間をつ
なぐ斜材、３は主柱材ｌと斜材２の接合部であり、接合
部３は屈曲可能のプレート４と粘性ダンパー５とにより
構成される。

このような装置において、主柱材１に荷重が加わりプレ
ート４が屈曲すると、主柱材１と斜材２が鉛直軸回９に
回転する。

接合部３において、プレート４と粘性ダンパー５は、第
２図に示すように、対向する位置に装着されておジ、上
記の鉛直軸回り回転により粘性ダンパー５が動かされる
。

本実施例の構造は、鉛直軸回りに回転動が生ずるような
振動、特に捩れ振動に対してエネルギ吸収効果、即ち防
振効果が大きい。

第５図は第４図のプレート４の代りにヒンジ６を設けた
もので、作用効果は前述の実施例と同様である。

第６図は粘性ダンパー５の具体的構造を示し、同図にお
いて、７は主柱材１に突設されたダン、Ｊ−支持台、８
はダンパー支持台７に固定され比容器、９は容器８に収
納された粘性体、１０は容器８上を矢印Ｐ方向に摺動可
能のカッ（−１１１はカバー１０の下面に突設されたス
ライディングプレート、１２はカバー１０の上面に装着
されたユニバーサルジヨイント、１３は斜材２とユニバ
ーサルジヨイント１２とを連結するロッドである。

主柱材１と斜材２とが振動し、斜材２に連結されたスラ
イディングプレート１１と主柱材１に固定された容器８
とが相対運動すると、スライディングプレート１１と容
器８０ベースプレート８ａとの間に粘性体９が介在する
ので、粘性体９に生じる粘性せん断抵抗力が減衰力とし
て作用する。

なお、構造物からロッド１３の方向の力が作用した場合
に、カバー１０を回転させて浮き上らせようとするモー
メントが働くが、このモーメントは、スライディングプ
レート１１に働く粘性体の粘着力に比べて小さい几め、
カバー１１には浮き上り止め等をつけなくてもよい。ま
た、ユニバーサルジヨイント１２は、ロット“１３がカ
バー１０に対して傾斜する場合に、水平成分のみ作用し
、無理な浮き上υ力が作用しないように設けられている
。

第７図、第８図は斜張橋主塔における本発明の実施例で
あり、同図において、２本の主柱材２１とその間の水平
材２２との接合部２３に回転できるヒンジ２４と、粘性
ダンノー５が設置されている。本例では、回転は、水平
軸回りに起こるため、第９図に示すようなたわみ振動に
対して防振効果が大きい。

〔発明の効果〕

本発明によると、従来の索を張る方式や動吸振器を設置
する方式に比べて、索の張り替えの手間の問題や、作業
スペースの問題がなくなるとともに、構造物自体の変形
を利用するため、大きなエネルギ吸収ができ、防振効果
が大きい。

また従来方式でエネルギ吸収を大きくするためには、索
を非常に太くするか、動吸振器を非常に重たくする必要
があシ、現実的な、制限が大きかったが、本発明により
これらの課題が解決される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明塔状構造物の防振構造の実施例における
正面図、第２図は第１図の懐ケ部の拡大図、第３図は第
２図の平面図、第４図￥ｉ第３図のＡ−Ａ断面図、第５
図は本発明における接合部の他の形式を示す平面図、第
６図は粘性ダンパーの詳細断面図、第７図は本発明の他
の実施例の正面図、第８図は第７図の接合部の拡大図、
第９図は第７図構造の振動状！１を示す。 第１０図及び第１１図はそれぞれ従来方式を示し、第１
０図（ａｌは索を張る方式の全体図、第１０図（１）ｌ
は第１０色（ａＪのスライディングブロック部分の詳細
図、第１１図（ａ）は動吸振器を使用する方式の全体図
、第１１図（ｂｌは第１１図（ＩＬＩの動吸振器部分の
詳細図である。 １・・・主柱材　　　２・・・斜材　　　３・・・接合
部復代理人　５Ｐ理士　岡　本　重　文 外２名 第２図 ！・−主柱材 ２・・金子材 ３−・捧＋もｒ 第４図　　　　　第５図 第６図 ￥１０図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数の主柱材と之等の主柱材をつなぐ連結部材とを有す
   る塔状構造物において、前記主柱材と連結の接合部を屈
   曲可能部材と屈曲運動を減衰するエネルギ吸収部材とに
   より構成したことを特徴とする塔状構造物の防振構造。